JP2808290B2 - 仮固定用接着剤組成物 - Google Patents

仮固定用接着剤組成物

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JP2808290B2 JP63295404A JP29540488A JP2808290B2 JP 2808290 B2 JP2808290 B2 JP 2808290B2 JP 63295404 A JP63295404 A JP 63295404A JP 29540488 A JP29540488 A JP 29540488A JP 2808290 B2 JP2808290 B2 JP 2808290B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 本発明は水晶、レンズ、金属、電気、電子部品あるい
は装備品等の物品を仮固定して所望の形状に機械加工す
る方法に係り、特に仮固定する際に使用される接着剤の
硬化物の吸水性による膨潤性が大きく、かつ水に対する
溶解度が大きく、このため、機械加工後の小物品を仮固
定から取り外す際に水中に浸漬するのみで容易に取り外
すことができ、しかも、硬化前の接着剤の粘度調整が容
易に行える仮固定用接着剤組成物に関する。
〔従来の技術〕
水晶振動子に前段階における種水晶、電気・電子部品
として用いられるフェライトコアあるいはプリンターヘ
ッドのコア、装備品として用いられるガラス、宝石ある
いは貝殻等、レンズ、金属等の各種物品は粗形状の材料
を接着剤により所望の手段で仮固定の後、切断、切削あ
るいは研磨等の機械加工を施すことにより製造される。
例えば、水晶振動子を製造する際には通常ホットメルト
接着剤を用いて、まず、種水晶をガラス板等に接着仮固
定するが、この際、仮固定後の水晶片への切断時の破損
防止のために、種水晶全体をモールドする形で接着仮固
定し、得られた仮固定物を所望の形状に切断加工した後
加熱して、各水晶片を仮固定から開放することにより製
造される。また、プリンターヘッドのコアを製造する際
には、研磨工程が入るが、研磨の際に発生するバリを防
止するためにホットメルト接着剤でヘッド内を充填し、
研磨後加熱してホットメルト接着剤を除去、洗浄して製
造される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、この種のホットメルト接着剤では、接着の際
に約150℃の加熱状態で接着作業を行わなければなら
ず、また、機械加工後の小片を仮固定からは外す際に加
熱を必要とし、その後さらにアルカリ剤ないしは有機溶
剤等による洗浄を必要とする。したがって、仮固定の取
り外し操作が厄介であるのみならず、作業環境が悪化
し、さらに加熱による小片の欠損が生じる。
また、水晶の切断、レンズ、装飾品等を研磨加工する
際に、シアノアクリレート系の瞬間接着剤で仮固定する
こともあるが、これら仮固定される物品には反っている
ものもあり、仮固定される台へ接着する際、物品と台と
の隙間が大きい場合はにはシアノアクリレート系の接着
剤では、流れ出てしまい、隙間を充填することはできな
い。また、プリンターヘッドの場合も同様に接着剤を充
填する隙間が大きいためシアノアクリレート系の瞬間接
着剤は適さない。さらにシアノアクリレート系の瞬間接
着剤も仮固定から物品を取り外す際に、熱をかけて衝撃
を加える等の処理が必要であり、加工物の破損が生じ
る。
しかして、本発明の目的は接着硬化物の吸水性が大き
いことから硬化物の膨潤性が大きく被着体からの剥がれ
性がよいこと。また、硬化物自体の水への溶解性が高い
こと、あるいはその両方の性質を有することにより、機
械加工後の小物品を仮固定から取り外す際に水中に浸漬
するのみで容易に取り外し得ることはもちろん、硬化前
の接着剤の粘度調整が容易であって、粘度を任意に調整
することにより物品の形状に応じてその隙間を充填し
得、前述の公知技術の欠点を改良した仮固定用接着剤組
成物を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
前述の目的を達成するため、本発明の請求項1によれ
ば、 (A)N−ビニル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルア
ミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート、N−メチルアミノエチ
ル(メタ)アクリレート、N−エチルアミノエチル(メ
タ)アクリレート、2−ビドロキシエチル(メタ)アク
リレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)
アクリレート、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミ
ド、N−メトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−
エトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−メチル
(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アク
リルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)ア
クリルアミド、N−ビニルオキサゾリドン、N−ビニル
スクシンイミド、N−ビニル−N−メチルホルムアミ
ド、N−ビニル−N−メチルアセトアミド、tert−ブチ
ル(メタ)アクリルアミドスルホン酸、(メタ)アクリ
ロイルモルホリン、アミノ(メタ)アクリレート、アミ
ノ(メタ)アクリレート類の4級塩及び(メタ)アクリ
ルアミド類の4級塩から選択される一種または複数種の
化合物 (B)分子内に重合可能なエチレン性二重結合を有せ
ず、かつ、N−ビニル−2−ピロリドンの単独重合体、
N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミドの単独重合体、
N−ビニル−2−ピロリドンとN,N−ジメチル(メタ)
アクリルアミドとの共重合体から選択される、水溶性も
しくは吸水による膨潤性を有する一種または複数種の高
分子物質 (C)重合開始剤 上記の成分(A)〜(C)からなる仮固定用接着剤組成
物により、また、請求項2では、前記仮固定用接着剤組
成物にさらに(D)シリカ系無機充填剤を添加すること
により前記課題を解決した。
次に、本発明に使用される仮固定用樹脂組成物を構成
する(A)〜(C)及びその他の成分について詳述す
る。
本発明に使用される成分(A)としては、N−ビニル
−2−ピロリドン、N,N−ジメチルアミノエチル(メ
タ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノエチル(メ
タ)アクリレート、N−メチルアミノエチル(メタ)ア
クリレート、N−エチルアミノエチル(メタ)アクリレ
ート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2
−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒド
ロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレー
ト、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N−メト
キシメチル(メタ)アクリルアミド、N−エトキシメチ
ル(メタ)アクリルアミド、N−メチル(メタ)アクリ
ルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N,
N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、
N−ビニルオキサゾリドン、N−ビニルスクシンイミ
ド、N−ビニル−N−メチルホルムアミド、N−ビニル
−N−メチルアセトアミド、tert−ブチル(メタ)アク
リルアミドスルホン酸、(メタ)アクリロイルモルホリ
ン、アミノ(メタ)アクリレート、アミノ(メタ)アク
リレート類の4級塩及び(メタ)アクリルアミド類の4
級塩から選択される一種または複数種の化合物が使用で
きる。
前述の成分(B)としては、分子内にエチレン性二重
結合を有せず、かつ、N−ビニル−2−ピロリドンの単
独重合体、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミドの単
独重合体、N−ビニル−2−ピロリドンとN,N−ジメチ
ル(メタ)アクリルアミドとの共重合体から選択され
る。水溶性もしくは吸水による膨潤性を有する一種また
は複数種の高分子物質が上げられる。
これらの成分(B)は、前記成分(A)に溶解するこ
とが好ましいが、全くあるいは部分的に不溶で成分
(A)中に分散していてもよい。尚、成分(B)は吸水
による膨潤性と水溶性の両方の性質を有する物質であっ
てもよく、いずれか単独の性質のものでもよい。
さらに、前記成分(C)は例えば光重合開始剤、レド
ックス系重合開始剤等であり、前記光重合開始剤として
具体的には、例えば、ベンゾフェノン、アセトフェノ
ン、2,2−ジエトキシアセトフェノン、ミヒラーズケト
ン、ベンジル、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテ
ル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインプロピルエ
ーテル、ベンゾインブチルエーテル、テトラメチルチウ
ラムスルフィド、チオキサントン、クロロチオキサント
ン、ジメチルチオキサントン、ジエチルチオキサント
ン、ベンジルジメチルケタール、メチルベンゾイルフォ
ーメート、ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン等
が上げられ、また、前述の光重合開始剤と併せて必要に
応じて、増感剤を用いることもできる。
前記レドックス系重合開始剤は有機過酸化物と還元剤
を含むレドックス系触媒で、例えば、メチルエチルケト
ンパーオキサイド、メチルシクロヘキサノンパーオキサ
イド等のケトンパーオキサイドと、ナフテン酸コバル
ト、ナフテン酸銅等の金属石鹸との組み合わせ、また
は、オクタノイルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキ
サイド等のジアシルパーオキサイドと、N,N−ジメチル
アニリン、N,N−ジメチル−p−トルイジン等の3級ア
ミンとの組み合わせ、または、クメンハイドロパーオキ
サイド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイ
ド等のハイドロパーオキサイドとチオ尿素、エチレンチ
オ尿素、アセチルチオ尿素等の有機チオ尿素との組み合
わせ等が挙げられる。尚、成分(C)は光重合開始剤と
レドックス系重合開始剤の併用も可能である。
前記成分(A)及び(B)の配合比率は任意である
が、粘度を高める場合には成分(B)を多く配合し、低
める場合には成分(B)を少なく配合し、成分(B)の
配合量を変化させることにより所望の粘度に調整され
る。例えば、隙間の大きな箇所への使用の場合、すなわ
ち、後述の実施例1のように反ったものへの適用には高
粘度に調整する。また、成分(C)の配合量は任意であ
るが、成分(A)に対して、A:C=100:1〜10(重量部)
の配合比率が適当である。
本発明は前記成分(A)、(B)及び(C)に加え
て、さらに無機充填剤(D)を含む場合がある。すなわ
ち、本発明は成分(D)を加えることにより、接着剤組
成物の粘度の調整が一層容易となり、また、接着剤組成
物への揺変性の付与が可能になり、接着剤を取り扱う際
の作業性を向上することができる。このような無機充填
剤としては、シリカ系充填剤等のような水に分散する充
填剤が好ましく、より好ましくは充填剤粒子表面の水酸
基が残留している充填剤が好適であるが、特に限定はさ
れない。この成分(D)の添加量は接着剤総量に対して
重量で0.1〜20%である。
本発明は、前記成分(A)〜(C)若しくは(A)〜
(D)を含む仮固定用接着剤組成物に対して、さらに50
℃から200℃程度で分解する発泡剤(E)を含むことに
より、接着硬化後の水、特に沸騰水における被着体の剥
離性が向上し、数分で取り外しが可能になる。このよう
な発泡剤として、例えば、アゾビスイソブチルニトリル
(AIBN)、p−トルエンスルホニルヒドラジド(TS
H)、ベンゼンスルホニルヒドラジド(BSH)、4,4′−
オキシピスベンゼンスルホニルヒドラジド(0BSH)、ア
ゾジカルボンアミド(ADCA)、ジニトロソペンタエチレ
ンテトラミン(DPT)等が挙げられ、さらに50℃から20
℃程度で気化する水及び/または有機溶剤が挙げられ
る。この発泡剤(D)の添加量は接着剤総量に対して、
重量で0.001%から10%、好ましくは0.1%から5%であ
る。
さらに、本発明は必要に応じて重合禁止剤、例えばハ
イドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、カ
テコール、ベンゾキノン、2,6−ジ−tert−ブチル−p
−クレゾール等を使用するとができる。
〔作用〕
前述の本発明の仮固定用接着剤組成物の成分(A)〜
(C)及び(A)〜(D)において、成分(B)の配合
によって組成物の粘度調整が可能となり、粘度を高める
ときには成分(B)を多く配合し、これにより隙間の大
きなものへの適用が可能となり、また、粘度を低めると
きには成分(B)を少なくし、これによって隙間の小さ
なものへの適用が可能となるとともに、成分(D)の無
機充填剤の添加により組成物中の粘度調整が一層容易と
なり、また接着剤組成物に揺変性が付与されることとな
る。
また、成分(E)発泡剤を含むことにより、接着硬化
後の水、特に沸騰水に浸漬すると発泡し、被着体の剥離
性が向上して数分で取り外しが可能となる。
〔実施例〕
以下実施例を用いて詳述する。
実施例1 N−ビニル−2−ピロリドン50部、平均分子
量約40,000のポリビニルピロリドン(PVP K−30 GAF社
製)50部、ベンゾインエチルエーテルを2部添加し、溶
解させて本発明の接着剤組成物を得た。粘度は25℃で約
40,000cpであった。この接着剤を用いて反った種水晶と
ガラス板とを接着、仮固定し、また種水晶を覆うように
モールドした。接着剤を硬化させるために、波長300〜4
00nmの紫外線を(紫外線照度180mW/cm2)を2分間照射
した。硬化後、種水晶とガラス板との隙間は接着剤で充
填されていた。この接着体への機械加工を施し、厚さ0.
4nmの小片に切断した。加工後、沸騰水中に浸漬すると
約30分で接着硬化物は溶解除去され、水晶の薄片を得る
ことができた。
実施例2 N−ビニル−2−ピロリドン50部、平均分子
量約40,000のポリビニルピロリドン(PVP K−30 GAF社
製)50部、ベンゾインエチルエーテルを2部添加し、さ
らにベンゼンスルホニルヒドラジド2部を添加し、溶解
させて本発明の接着剤組成物を得た。この接着剤を用い
て反った水晶とガラス板とを接着し、仮固定し、また種
水晶を覆うようにモールドした。接着剤を硬化させるた
めに、波長300〜400nmの紫外線を(紫外線照度180mW/cm
2)を2分間照射した。硬化後、種水晶とガラス板との
隙間は接着剤で充填されていた。この接着体への機械加
工を施し厚さ、0.4mmの小片に切断した。加工後、沸騰
水中に浸漬すると約5分ないし10分で接着剤硬化物は溶
解除去され、水晶の薄片を得ることができた。
実施例3 N−ビニル−2−ピロリドン50部、N,N−ジ
メチルアクリルアミド70部の混合溶液に平均分子量約4
0,000のポリビニルピロリドン(PVP K−30 GAF社製)50
部、ベンゾインエチルエーテルを4部添加し完全に溶解
させ、さらにシリカ系充填剤(アエロジル200 日本ア
エロジル社製)を12部添加し充分に分散させ、揺変性を
有する本発明の接着剤組成物を得た。粘度は25℃で約6
0,000cpであった。この接着剤をプリンターヘッドコア
内に充填し、前記接着剤を硬化させるために、波長300
〜400nmの紫外線を(紫外線照度180mW/cm2)を2分間照
射した。次いで、前記紫外線硬化性樹脂を硬化した後、
研磨加工を行った。加工後、沸騰水中に浸漬すると約10
分で接着剤硬化物は剥離し、ヘッドはバリもなく研磨さ
れ、同時に洗浄も行われていた。
比較例 反りのある種水晶とガラス板とを融点80℃のロ
ジン系ホットメルト接着剤を用いて150℃の加熱状態で
接着し、溶融したホットメルト接着剤をこの上から流し
て、モールドされた種水晶を仮固定物を作成した。これ
の機械加工を行い、厚さ0.4nmの小片に加工した。水晶
片の取り外しには、150℃の加熱炉中で15分を要した。
また、水晶片に付着した接着剤を洗い流すために、80℃
の5%水酸化ナトリウム温水溶液中に2時間浸漬し、さ
らに水による洗浄に10分間を要した。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明における仮固定用接着剤の硬化
物は、吸水による膨潤性または水に対する溶解性が大き
いため、機械加工後の物品を仮固定から取り外す際に、
水中、好ましくは沸騰水中に浸漬するだけで、被着体か
らの前記硬化物の剥離や除去が容易に行える。そのた
め、小物品が傷つくことなく取り出せるため、不良品の
発生を押さえることができる。
また、成分(B)あるいはさらに成分(D)を含むた
めに、接着剤組成物の粘度の調整及び揺変性を付与する
ことができ、低粘度の接着剤では流れ出してしまうよう
な隙間への充填や、接着剤自身による肉盛も可能とな
り、接着剤を取り扱う際の作業性を向上させることがで
きる。さらに、公知技術のように接着の際に加熱の必要
ない。このようなことから、作業が簡素化されるのみな
らず、作業環境も良好でありかつ部品を取り外す際に欠
損やバリが生じることがない。
さらに、本発明の成分(A)〜(D)を含む接着剤組
成物を用いて、例えばプリンターヘッドコア等の物品の
研磨加工を行った場合は、接着剤組成物の粘度が高く、
また、揺変性を有するため、バリの発生する部分(空
間)に接着剤の硬化物が流出することなく充填されてい
るので、研磨によって生じたバリがこの硬化物に埋没す
るようにして捕捉される。このため、研磨加工後のヘッ
ドコアを水中に浸漬して接着剤の硬化物を溶解除去する
ことにより、前記したバリも一緒に除去されるので、ヘ
ッドコア内部に研磨ガスが残留することがなく、かつ、
バリの発生も押さえられる。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)N−ビニル−2−ピロリドン、N,N
    −ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−
    ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N−メチ
    ルアミノエチル(メタ)アクリレート、N−エチルアミ
    ノエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル
    (メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メ
    タ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプ
    ロピル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチル(メタ)
    アクリルアミド、N−メトキシメチル(メタ)アクリル
    アミド、N−エトキシメチル(メタ)アクリルアミド、
    N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−メチロール
    (メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピ
    ル(メタ)アクリルアミド、N−ビニルオキサゾリド
    ン、N−ビニルスクシンイミド、N−ビニル−N−メチ
    ルホルムアミド、N−ビニル−N−メチルアセトアミ
    ド、tert−ブチル(メタ)アクリルアミドスルホン酸、
    (メタ)アクリロイルモルホリン、アミノ(メタ)アク
    リレート、アミノ(メタ)アクリレート類の4級塩及び
    (メタ)アクリルアミド類の4級塩から選択される一種
    または複数種の化合物 (B)分子内に重合可能なエチレン性二重結合を有せ
    ず、かつ、N−ビニル−2−ピロリドンの単独重合体、
    N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミドの単独重合体、
    N−ビニル−2−ピロリドンとN,N−ジメチル(メタ)
    アクリルアミドとの共重合体から選択される、水溶性も
    しくは吸水による膨潤性を有する一種または複数種の高
    分子物質 (C)重合開始剤 上記(A)〜(C)からなる、重合硬化後の硬化物が水
    溶性を有するか、もしくは吸水により容易に膨潤する仮
    固定用接着剤組成物。
  2. 【請求項2】前記成分(A)〜(C)からなる仮固定用
    接着剤組成物に、さらに(D)シリカ系無機充填剤を含
    む請求項1記載の仮固定用接着剤組成物。
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