JP2808150B2 - 感熱記録材料 - Google Patents
感熱記録材料Info
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- JP2808150B2 JP2808150B2 JP1316288A JP31628889A JP2808150B2 JP 2808150 B2 JP2808150 B2 JP 2808150B2 JP 1316288 A JP1316288 A JP 1316288A JP 31628889 A JP31628889 A JP 31628889A JP 2808150 B2 JP2808150 B2 JP 2808150B2
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- higher fatty
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は感熱記録材料に関し、詳しくは、増感剤とし
て、1,2−ビス(3,4−ジメチルフェニル)エタンおよび
高級脂肪酸アミド系化合物を配合することにより、高感
度化が達成され、また保存安定性の改善された感熱記録
材料に関する。
て、1,2−ビス(3,4−ジメチルフェニル)エタンおよび
高級脂肪酸アミド系化合物を配合することにより、高感
度化が達成され、また保存安定性の改善された感熱記録
材料に関する。
感熱記録材料は、紙、合成紙、樹脂フィルム等の支持
体上にロイコ染料等の通常無色ないし淡色の発色性物質
とこれを熱時に発色させる顕色剤とからなる発色系に、
増感剤、バインダー及びその他の添加剤を分散した感熱
発色層を設けたものであり、記録装置において、この記
録体にサーマルヘッドや熱ペン等の発熱素子が接触した
時に染料と顕色剤が反応して黒色等に発色し、記録され
る。
体上にロイコ染料等の通常無色ないし淡色の発色性物質
とこれを熱時に発色させる顕色剤とからなる発色系に、
増感剤、バインダー及びその他の添加剤を分散した感熱
発色層を設けたものであり、記録装置において、この記
録体にサーマルヘッドや熱ペン等の発熱素子が接触した
時に染料と顕色剤が反応して黒色等に発色し、記録され
る。
そして、感熱記録材料は、他の記録材料に比較して短
時間で記録が得られること、騒音の発生が少ないこと、
安価であること等の利点があるため、計測用記録計、コ
ンピューター、ファクシミリ、テレックス、乗車券自動
販売機等の記録材料として広く使用されている。
時間で記録が得られること、騒音の発生が少ないこと、
安価であること等の利点があるため、計測用記録計、コ
ンピューター、ファクシミリ、テレックス、乗車券自動
販売機等の記録材料として広く使用されている。
従来、無色ないし淡色の発色性物質としては、例えば
ラクトン、ラクタムまたはスピロピラン環を有するロイ
コ染料が用いられ、顕色剤としては、各種の酸性物質が
提案されており、特にフェノール系の化合物、例えば、
ビスフェノールA、p−ヒドロキシ安息香酸ベンジルエ
ステル等が単独で又は数種組み合わせて用いられていた
が、これらのフェノール類を用いた場合には、記録の高
速度化及び高密度が難しく、また、色むらが生じたりす
る欠点があった。
ラクトン、ラクタムまたはスピロピラン環を有するロイ
コ染料が用いられ、顕色剤としては、各種の酸性物質が
提案されており、特にフェノール系の化合物、例えば、
ビスフェノールA、p−ヒドロキシ安息香酸ベンジルエ
ステル等が単独で又は数種組み合わせて用いられていた
が、これらのフェノール類を用いた場合には、記録の高
速度化及び高密度が難しく、また、色むらが生じたりす
る欠点があった。
そこで発色性物質、顕色剤に第三物質である増感剤を
使用して、高感度化を達成しようとする試みがなされて
きた。例えば、各種ワックス類、ジメチルフタレート、
ステアリン酸アミド、安息香酸フェニル、ターフェニ
ル、ビス(ビニロキシエトキシベンゼン、p−アセチロ
キシビフェニル等が提案されている。
使用して、高感度化を達成しようとする試みがなされて
きた。例えば、各種ワックス類、ジメチルフタレート、
ステアリン酸アミド、安息香酸フェニル、ターフェニ
ル、ビス(ビニロキシエトキシベンゼン、p−アセチロ
キシビフェニル等が提案されている。
しかし、これらの増感剤は、多量に使用しないと効果
が十分に出ず、感熱記録材料の高感度化という要求を十
分に満足できるものではなく、しかもカブリが発生した
りあるいは保存中に発色したりする欠点があり、実用上
満足できるものではなかった。
が十分に出ず、感熱記録材料の高感度化という要求を十
分に満足できるものではなく、しかもカブリが発生した
りあるいは保存中に発色したりする欠点があり、実用上
満足できるものではなかった。
また、特公昭59−25674号公報には、融点60℃〜200℃
の置換ビフェニルアルカンを増感剤として用いることが
提案され、これらの増感剤を用いることにより、ステア
リン酸アミドを用いた場合と比較して発色感度が改善さ
れることが記載されている。そして、上記公報には、置
換ビフェニルアルカンの具体例として、1,2−ビス(2,4
−ジメチルフェニル)エタン、1,2−ビス(2,4,5−トリ
メチルフェニル)エタン等が好適な化合物として記載さ
れている。
の置換ビフェニルアルカンを増感剤として用いることが
提案され、これらの増感剤を用いることにより、ステア
リン酸アミドを用いた場合と比較して発色感度が改善さ
れることが記載されている。そして、上記公報には、置
換ビフェニルアルカンの具体例として、1,2−ビス(2,4
−ジメチルフェニル)エタン、1,2−ビス(2,4,5−トリ
メチルフェニル)エタン等が好適な化合物として記載さ
れている。
しかしながら、これらの置換ビフェニルアルカン化合
物を用いた場合にも、記録のより高速化に対応するため
の高感度化には不充分であるばかりでなく、過酷な使用
条件下における保存安定性の点で不充分であり、さらに
改良することが強く望まれていた。
物を用いた場合にも、記録のより高速化に対応するため
の高感度化には不充分であるばかりでなく、過酷な使用
条件下における保存安定性の点で不充分であり、さらに
改良することが強く望まれていた。
本発明者等は、上記現状に鑑み、高感度であり、ま
た、保存安定性の良好な増感剤を見出すべく鋭意検討を
重ねた結果、増感剤として用いられる置換ビフェニルア
ルカン化合物の中でも、特公昭59−25674号公報には具
体的に記載されていない1,2−ビス(3,4−ジメチルフェ
ニル)エタンが他の類似の置換ビフェニルアルカン化合
物よりも、その増感剤としての効果が著しく大きく、ま
た、この効果は高級脂肪酸アミド系化合物を用いること
により著しく増大できることを見出した。
た、保存安定性の良好な増感剤を見出すべく鋭意検討を
重ねた結果、増感剤として用いられる置換ビフェニルア
ルカン化合物の中でも、特公昭59−25674号公報には具
体的に記載されていない1,2−ビス(3,4−ジメチルフェ
ニル)エタンが他の類似の置換ビフェニルアルカン化合
物よりも、その増感剤としての効果が著しく大きく、ま
た、この効果は高級脂肪酸アミド系化合物を用いること
により著しく増大できることを見出した。
また、本発明者等は、1,2−ビス(3,4−ジメチルフェ
ニル)エタンと高級脂肪酸アミド系化合物とを同時に乳
化して用いるとその効果がより一層顕著に現れること、
更には、高級脂肪酸アミド系化合物として、90重量%以
上の単一の高級脂肪酸アミド系化合物を含有する高純度
の高級脂肪酸アミド系化合物を用いることによりその効
果がより一層顕著に現れることを見出した。
ニル)エタンと高級脂肪酸アミド系化合物とを同時に乳
化して用いるとその効果がより一層顕著に現れること、
更には、高級脂肪酸アミド系化合物として、90重量%以
上の単一の高級脂肪酸アミド系化合物を含有する高純度
の高級脂肪酸アミド系化合物を用いることによりその効
果がより一層顕著に現れることを見出した。
本発明は上記の知見に基づいてなされたものであり、
通常無色ないし淡色の発色性物質と、該物質を熱時発色
させる顕色剤とを含有する発色層を設けた感熱記録材料
において、上記発色層中に、下記式で表される1,2−ビ
ス(3,4−ジメチルフェニル)エタンおよび高級脂肪酸
アミド系化合物を含有させたことを特徴とする感熱記録
材料を提供するものである。
通常無色ないし淡色の発色性物質と、該物質を熱時発色
させる顕色剤とを含有する発色層を設けた感熱記録材料
において、上記発色層中に、下記式で表される1,2−ビ
ス(3,4−ジメチルフェニル)エタンおよび高級脂肪酸
アミド系化合物を含有させたことを特徴とする感熱記録
材料を提供するものである。
1,2−ビス(3,4−ジメチルフェニル)エタンと高級脂
肪酸アミド系化合物を併用することにより、その感度が
相乗的に増加する理由あるいは保存安定性が著しく改善
される理由は明らかではないが、1,2−ビス(3,4−ジメ
チルフェニル)エタンと高級脂肪酸アミド系化合物とを
同時に乳化することによってその効果がさらに改善され
ることから、両者が何らかのインタラクションにより、
低エネルギーによる発色作用(高感度化)を奏するとと
もに保存条件程度のエネルギーでの発色作用を防止(カ
ブリ防止)し、また、増感剤の揮散が防止されることに
よる保存安定性の改善が奏されているものと推定され
る。
肪酸アミド系化合物を併用することにより、その感度が
相乗的に増加する理由あるいは保存安定性が著しく改善
される理由は明らかではないが、1,2−ビス(3,4−ジメ
チルフェニル)エタンと高級脂肪酸アミド系化合物とを
同時に乳化することによってその効果がさらに改善され
ることから、両者が何らかのインタラクションにより、
低エネルギーによる発色作用(高感度化)を奏するとと
もに保存条件程度のエネルギーでの発色作用を防止(カ
ブリ防止)し、また、増感剤の揮散が防止されることに
よる保存安定性の改善が奏されているものと推定され
る。
以下、上記要旨をもってなる本願発明についてさらに
詳細に説明する。
詳細に説明する。
本発明において使用される、通常無色ないし淡色の発
色性物質としては各種の染料が周知であり、一般の感熱
記録紙あるいは感熱記録紙等に用いられているものであ
れば特に制限を受けない。
色性物質としては各種の染料が周知であり、一般の感熱
記録紙あるいは感熱記録紙等に用いられているものであ
れば特に制限を受けない。
これらの染料の具体例をあげると、(1)トリアリー
ルメタン系化合物;例えば、3,3−ビス(p−ジメチル
アミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド(通称
クリスタルバイオレットラクトン)、3−(p−ジメチ
ルアミノフェニル)−3−(1,2−ジメチル−3−イン
ドリル)フタリド、3−(p−ジメチルアミノフェニ
ル)−3−(2−フェニル−3−インドリル)フタリ
ド、3,3−ビス(9−エチル−3−カルバゾリル)−5
−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス(2−フェニル
−3−インドリル)−5−ジメチルアミノフタリド等、
(2)ジフェニルメタン系化合物;例えば、4,4−ビス
(ジメチルアミノ)ベンズヒドリンベンジルエーテル、
N−2,4,5−トリクロロフェニルロイコオーラミン等、
(3)キサンテン系化合物;例えば、ローダミン−β−
アニリノラクタム、3−メチルアミノ−7−メトキシフ
ルオラン、3−ジメチルアミノ−6−メトキシフルオラ
ン、3−ジメチルアミノ−7−クロロフルオラン、3−
ジエチルアミノ−7−メトキシフルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオラン、3−ジ
エチルアミノ−6,7−ジメチルフルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−7−メチルアミノフルオラン、3−ジエチル
アミノ−7−オクチルアミノフルオラン、3−ジエチル
アミノ−7−(2−クロロアニリノ)フルオラン、3−
ジエチルアミノ−6−クロロ−7−γ−クロロプロピル
アミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−
7−キシリジノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−
メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ
−6−クロロ−7−(β−エトキシエチルアミノ)フル
オラン、3−ジエチルアミノ−7−(2−カルボメトキ
シフェニルアミノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−
7−ジエチルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−
7−ジベンジルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ
−7−(N−アセチル−N−メチルアミノ)フルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−7−(N−メチル−N−クロ
ロエチルアミノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7
−(N−メチル−N−ベンジルアミノ)フルオラン、3
−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−ジブチルアミノ−7−(2−クロロアニリノ)
フルオラン、3−ジ−n−アミルアミノ−6−メチル−
7−アニリノフルオラン、3−(N−メチル−N−n−
アミルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−(N−メチル−N−n−ヘキシルアミノ)−6
−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−メチル
−N−シクロヘキシルアミノ)−6−メチル−7−アニ
リノフルオラン、3−(N−エチル−N−イソプロピル
アミノ)−6−エチル−7−アニリノフルオラン、3−
(N−エチル−N−n−アミルアミノ)−6−メチル−
7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−イソ
アミルアミノ)−6−エチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−(N−エチル−N−n−ヘキシルアミノ)−6
−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル
−N−β−エチルヘキシルルアミノ)−6−メチル−7
−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−p−トルイ
ジノ)−7−メチルフルオラン、3−ピペリジノ−6−
メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−
p−トルイジノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−(N−エチル−p−トルイジノ)−6−メチル
−7−(p−トルイジノ)フルオラン、3−ピロリジノ
−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ピロリジ
ノ−6−メチル−7−p−ブチルフェニルアミノフルオ
ラン等、(4)チアジン系化合物;例えば、ベンゾイル
ロイコメチレンブルー、p−ニトロベンゾイルロイコメ
チレンブルー等、(5)スピロ系化合物;例えば、3−
メチルスピロジナフトピラン、3−エチルスピロジナフ
トピラン、3−ベンジルスピロジナフトピラン、3−メ
チルナフト(3−メトキシベンゾ)スピロピラン等があ
げられ、又、これらの染料は数種類を混合して用いるこ
ともできる。
ルメタン系化合物;例えば、3,3−ビス(p−ジメチル
アミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド(通称
クリスタルバイオレットラクトン)、3−(p−ジメチ
ルアミノフェニル)−3−(1,2−ジメチル−3−イン
ドリル)フタリド、3−(p−ジメチルアミノフェニ
ル)−3−(2−フェニル−3−インドリル)フタリ
ド、3,3−ビス(9−エチル−3−カルバゾリル)−5
−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス(2−フェニル
−3−インドリル)−5−ジメチルアミノフタリド等、
(2)ジフェニルメタン系化合物;例えば、4,4−ビス
(ジメチルアミノ)ベンズヒドリンベンジルエーテル、
N−2,4,5−トリクロロフェニルロイコオーラミン等、
(3)キサンテン系化合物;例えば、ローダミン−β−
アニリノラクタム、3−メチルアミノ−7−メトキシフ
ルオラン、3−ジメチルアミノ−6−メトキシフルオラ
ン、3−ジメチルアミノ−7−クロロフルオラン、3−
ジエチルアミノ−7−メトキシフルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオラン、3−ジ
エチルアミノ−6,7−ジメチルフルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−7−メチルアミノフルオラン、3−ジエチル
アミノ−7−オクチルアミノフルオラン、3−ジエチル
アミノ−7−(2−クロロアニリノ)フルオラン、3−
ジエチルアミノ−6−クロロ−7−γ−クロロプロピル
アミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−
7−キシリジノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−
メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ
−6−クロロ−7−(β−エトキシエチルアミノ)フル
オラン、3−ジエチルアミノ−7−(2−カルボメトキ
シフェニルアミノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−
7−ジエチルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−
7−ジベンジルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ
−7−(N−アセチル−N−メチルアミノ)フルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−7−(N−メチル−N−クロ
ロエチルアミノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7
−(N−メチル−N−ベンジルアミノ)フルオラン、3
−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−ジブチルアミノ−7−(2−クロロアニリノ)
フルオラン、3−ジ−n−アミルアミノ−6−メチル−
7−アニリノフルオラン、3−(N−メチル−N−n−
アミルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−(N−メチル−N−n−ヘキシルアミノ)−6
−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−メチル
−N−シクロヘキシルアミノ)−6−メチル−7−アニ
リノフルオラン、3−(N−エチル−N−イソプロピル
アミノ)−6−エチル−7−アニリノフルオラン、3−
(N−エチル−N−n−アミルアミノ)−6−メチル−
7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−イソ
アミルアミノ)−6−エチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−(N−エチル−N−n−ヘキシルアミノ)−6
−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル
−N−β−エチルヘキシルルアミノ)−6−メチル−7
−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−p−トルイ
ジノ)−7−メチルフルオラン、3−ピペリジノ−6−
メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−
p−トルイジノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−(N−エチル−p−トルイジノ)−6−メチル
−7−(p−トルイジノ)フルオラン、3−ピロリジノ
−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ピロリジ
ノ−6−メチル−7−p−ブチルフェニルアミノフルオ
ラン等、(4)チアジン系化合物;例えば、ベンゾイル
ロイコメチレンブルー、p−ニトロベンゾイルロイコメ
チレンブルー等、(5)スピロ系化合物;例えば、3−
メチルスピロジナフトピラン、3−エチルスピロジナフ
トピラン、3−ベンジルスピロジナフトピラン、3−メ
チルナフト(3−メトキシベンゾ)スピロピラン等があ
げられ、又、これらの染料は数種類を混合して用いるこ
ともできる。
さらに本発明で使用される顕色剤としては、例えば、
p−オクチルフェノール、p−第三ブチルフェノール、
p−フェニルフェノール、p−ヒドロキシアセトフェノ
ン、α−ナフトール、β−ナフトール、p−第三オクチ
ルカテコール、2,2′−ジヒドロキシビフェニル、ビス
フェノールA、1,1−ビス(p−ヒドロキシフェニル)
ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘタ
ン、2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン、2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3,5−ジクロロ−
4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)スルホン、ビス(3,4−ジヒドロキシフ
ェニル)スルホン、ビス(3−アリル−4−ヒドロキシ
フェニル)スルホン、4−ヒドロキシ−4′−イソプロ
ポキシジフェニルスルホン、1,1−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)シクロヘキサン、ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)エーテル、p−ヒドロキシ安息香酸、p−ヒド
ロキシ安息香酸エチル、p−ヒドロキシ安息香酸ブチ
ル、p−ヒドロキシ安息香酸ベンジル、ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)酢酸ブチルエステル、1,1,3−リス
(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−第三ブチルフェニ
ル)ブタン、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロ
キシ−5−シクロヘキシルフェニル)ブタン、ビス〔2
−(4−ヒドロキシフェニルチオ)エトキシ〕メタン、
4−ヒドロキシフタル酸ジメチルエステル等のフェノー
ル類;シュウ酸、マレイン酸、酒石酸、クエン酸、コハ
ク酸、ステアリン酸、ベヘニン酸等の脂肪族カルボン
酸;安息香酸、第三ブチル安息香酸、フタル酸、没食子
酸、サリチル酸、イソプロピルサリチル酸、フェニルサ
リチル酸、3,5−ジ第三ブチルサリチル酸、3−メチル
−5−ベンジルサリチル酸、3,5−ジ(α−メチルベン
ジル)サリチル酸、3−フェニル−5−(α,α−ジメ
チルベンジル)サリチル酸等の芳香族カルボン酸及びこ
れらの芳香族カルボン酸の亜鉛、マグネシウム、アルミ
ニウム、カルシウム、チタン、マンガン、スズ、ニッケ
ル等の多価金属塩;酸性白土、活性白土、アタパルガイ
ト、ベントナイト、コロイダルシリカ、珪酸アルミニウ
ム、珪酸マグネシウム、珪酸亜鉛、珪酸スズ、焼成カオ
リン、タルク等の無機顕色剤等があげられる。
p−オクチルフェノール、p−第三ブチルフェノール、
p−フェニルフェノール、p−ヒドロキシアセトフェノ
ン、α−ナフトール、β−ナフトール、p−第三オクチ
ルカテコール、2,2′−ジヒドロキシビフェニル、ビス
フェノールA、1,1−ビス(p−ヒドロキシフェニル)
ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘタ
ン、2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン、2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3,5−ジクロロ−
4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)スルホン、ビス(3,4−ジヒドロキシフ
ェニル)スルホン、ビス(3−アリル−4−ヒドロキシ
フェニル)スルホン、4−ヒドロキシ−4′−イソプロ
ポキシジフェニルスルホン、1,1−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)シクロヘキサン、ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)エーテル、p−ヒドロキシ安息香酸、p−ヒド
ロキシ安息香酸エチル、p−ヒドロキシ安息香酸ブチ
ル、p−ヒドロキシ安息香酸ベンジル、ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)酢酸ブチルエステル、1,1,3−リス
(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−第三ブチルフェニ
ル)ブタン、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロ
キシ−5−シクロヘキシルフェニル)ブタン、ビス〔2
−(4−ヒドロキシフェニルチオ)エトキシ〕メタン、
4−ヒドロキシフタル酸ジメチルエステル等のフェノー
ル類;シュウ酸、マレイン酸、酒石酸、クエン酸、コハ
ク酸、ステアリン酸、ベヘニン酸等の脂肪族カルボン
酸;安息香酸、第三ブチル安息香酸、フタル酸、没食子
酸、サリチル酸、イソプロピルサリチル酸、フェニルサ
リチル酸、3,5−ジ第三ブチルサリチル酸、3−メチル
−5−ベンジルサリチル酸、3,5−ジ(α−メチルベン
ジル)サリチル酸、3−フェニル−5−(α,α−ジメ
チルベンジル)サリチル酸等の芳香族カルボン酸及びこ
れらの芳香族カルボン酸の亜鉛、マグネシウム、アルミ
ニウム、カルシウム、チタン、マンガン、スズ、ニッケ
ル等の多価金属塩;酸性白土、活性白土、アタパルガイ
ト、ベントナイト、コロイダルシリカ、珪酸アルミニウ
ム、珪酸マグネシウム、珪酸亜鉛、珪酸スズ、焼成カオ
リン、タルク等の無機顕色剤等があげられる。
本発明で用いられる高級脂肪酸アミド系化合物は炭素
原子数12〜30の高級脂肪酸のアミド化合物であり、例え
ば、高級脂肪酸アミド、N−アルキルまたはアルケニル
高級脂肪酸アミド、N−ヒドロキシアルキル高級脂肪酸
アミド、アルキレンまたはアリーレンビス(高級脂肪酸
アミド)があげられる。
原子数12〜30の高級脂肪酸のアミド化合物であり、例え
ば、高級脂肪酸アミド、N−アルキルまたはアルケニル
高級脂肪酸アミド、N−ヒドロキシアルキル高級脂肪酸
アミド、アルキレンまたはアリーレンビス(高級脂肪酸
アミド)があげられる。
具体的には、ラウリン酸アミド、ミリスチン酸アミ
ド、パルミチン酸アミド、ステアリン酸アミド、12−ヒ
ドロキシステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、リシ
ノール酸アミド、エルカ酸アミド、ベヘン酸アミド、N
−オレイルパルミチン酸アミド、N−ステアリルステア
リン酸アミド、N−オレイルステアリン酸アミド、N−
ステアリルオレイン酸アミド、N−オレイルオレイン酸
アミド、N−ステアリルエルカ酸アミド、N−ヒドロキ
シメチルステアリン酸アミド、N−ヒドロキシエチルス
テアリン酸アミド、N−ヒドロキシメチルベヘン酸アミ
ド、メチレンビス(ステアリン酸アミド)、エチレンビ
ス(ラウリン酸アミド)、エチレンビス(ミリスチン酸
アミド)、エチレンビス(ステアリン酸アミド)、エチ
レンビス(イソステアリン酸アミド)、エチレンビス
(オレイン酸アミド)、エチレンビス(12−ヒドロキシ
ステアリン酸アミド)、エチレンビス(ベヘン酸アミ
ド)、ヘキサメチレンビス(ステアリン酸アミド)、ヘ
キサメチレンビス(オレイン酸アミド)、ヘキサメチレ
ンビス(ベヘン酸アミド)、m−キシリレンビス(ステ
アリン酸アミド)等があげられる。
ド、パルミチン酸アミド、ステアリン酸アミド、12−ヒ
ドロキシステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、リシ
ノール酸アミド、エルカ酸アミド、ベヘン酸アミド、N
−オレイルパルミチン酸アミド、N−ステアリルステア
リン酸アミド、N−オレイルステアリン酸アミド、N−
ステアリルオレイン酸アミド、N−オレイルオレイン酸
アミド、N−ステアリルエルカ酸アミド、N−ヒドロキ
シメチルステアリン酸アミド、N−ヒドロキシエチルス
テアリン酸アミド、N−ヒドロキシメチルベヘン酸アミ
ド、メチレンビス(ステアリン酸アミド)、エチレンビ
ス(ラウリン酸アミド)、エチレンビス(ミリスチン酸
アミド)、エチレンビス(ステアリン酸アミド)、エチ
レンビス(イソステアリン酸アミド)、エチレンビス
(オレイン酸アミド)、エチレンビス(12−ヒドロキシ
ステアリン酸アミド)、エチレンビス(ベヘン酸アミ
ド)、ヘキサメチレンビス(ステアリン酸アミド)、ヘ
キサメチレンビス(オレイン酸アミド)、ヘキサメチレ
ンビス(ベヘン酸アミド)、m−キシリレンビス(ステ
アリン酸アミド)等があげられる。
本発明で用いられる、1,2−ビス(3,4−ジメチルフェ
ニル)エタン及び高級脂肪酸アミド系化合物は、ボール
ミル、アトライザー、サンドグラインダー等の磨砕機あ
るいは適当な乳化装置により、平均粒径が10ミクロン以
下、より好ましくは3ミクロン以下になるまで微粒化さ
れる。この場合、両者を別々に微粒化してもよいが、両
者を最初から同時に微粒化すること、あるいは、各々を
別々に微粒化した後両者を併せて再度微粒化することが
好ましい。
ニル)エタン及び高級脂肪酸アミド系化合物は、ボール
ミル、アトライザー、サンドグラインダー等の磨砕機あ
るいは適当な乳化装置により、平均粒径が10ミクロン以
下、より好ましくは3ミクロン以下になるまで微粒化さ
れる。この場合、両者を別々に微粒化してもよいが、両
者を最初から同時に微粒化すること、あるいは、各々を
別々に微粒化した後両者を併せて再度微粒化することが
好ましい。
さらに、発色性無色染料、顕色剤、その他必要に応じ
て各種の添加材料を同様な装置で微粒化し、これらを合
わせて塗液とする。
て各種の添加材料を同様な装置で微粒化し、これらを合
わせて塗液とする。
この塗液には、通常、ポリビニルアルコール、ヒドロ
キシエチルセルロース、メチルセルロース、ポリアクリ
ルアミド重合体、澱粉類、スチレン−無水マレイン酸共
重合体、酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合体、スチレ
ン−ブタジエン共重合体等あるいはこれらの変性物等の
結合剤、シラン、カオリン、珪藻土、タルク、二酸化チ
タン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化アル
ミニウム、メラミン等の充填剤が配合される。
キシエチルセルロース、メチルセルロース、ポリアクリ
ルアミド重合体、澱粉類、スチレン−無水マレイン酸共
重合体、酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合体、スチレ
ン−ブタジエン共重合体等あるいはこれらの変性物等の
結合剤、シラン、カオリン、珪藻土、タルク、二酸化チ
タン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化アル
ミニウム、メラミン等の充填剤が配合される。
更に、この他に金属石鹸類、ワックス類、光安定剤、
耐水化剤、分散剤、消泡剤等を使用することができる。
耐水化剤、分散剤、消泡剤等を使用することができる。
この塗液を紙及び各種フィルム類に塗布することによ
って目的とする感熱記録体が得られる。
って目的とする感熱記録体が得られる。
本発明で用いられる、1,2−ビス(3,4−ジメチルフェ
ニル)エタン及び高級脂肪酸アミド系化合物の量は、要
求される性能及び記録適性、あるいは用いられる発色性
無色染料、顕色剤等の他の添加剤の種類及び量によって
も変わるため、特に限定されるものではないが、通常発
色性染料1部に対して各々0.05〜10部が使用される。
ニル)エタン及び高級脂肪酸アミド系化合物の量は、要
求される性能及び記録適性、あるいは用いられる発色性
無色染料、顕色剤等の他の添加剤の種類及び量によって
も変わるため、特に限定されるものではないが、通常発
色性染料1部に対して各々0.05〜10部が使用される。
以下、実施例をもって本発明を更に詳細に説明する。
実施例−1 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフル
オラン20g及び10%ポリビニルアルコール水溶液100gを
充分に磨砕し、染料分散液(A液)を得た。
オラン20g及び10%ポリビニルアルコール水溶液100gを
充分に磨砕し、染料分散液(A液)を得た。
ビスフェノールA20g及び10%ポリビニルアルコール水
溶液100gを充分に磨砕し、顕色剤分散液(B液)を得
た。
溶液100gを充分に磨砕し、顕色剤分散液(B液)を得
た。
1,2−ビス(3,4−ジメチルフェニル)エタン20g、高
級脂肪酸アミド系化合物(一般グレードの市販品)3g及
び10%ポリビニルアルコール水溶液97gを充分に磨砕
し、増感剤/高級脂肪酸アミド系化合物(C−1液)を
得た。
級脂肪酸アミド系化合物(一般グレードの市販品)3g及
び10%ポリビニルアルコール水溶液97gを充分に磨砕
し、増感剤/高級脂肪酸アミド系化合物(C−1液)を
得た。
1,2−ビス(3,4−ジメチルフェニル)エタン20g及び1
0%ポリビニルアルコール水溶液100gを充分に磨砕し、
増感剤分散液(D−1液)を得た。
0%ポリビニルアルコール水溶液100gを充分に磨砕し、
増感剤分散液(D−1液)を得た。
また、比較のため、1,2−ビス(2,4−ジメチルフェニ
ル)エタン20g、高級脂肪酸アミド系化合物3g及び10%
ポリビニルアルコール水溶液97gを充分に磨砕し、比較
増感剤/高級脂肪酸アミド系化合物(C−2液)及び1,
2−ビス(2,4−ジメチルフェニル)エタン20g及び10%
ポリビニルアルコール水溶液100gを充分に磨砕し、比較
増感剤分散液(D−2液)を得た。
ル)エタン20g、高級脂肪酸アミド系化合物3g及び10%
ポリビニルアルコール水溶液97gを充分に磨砕し、比較
増感剤/高級脂肪酸アミド系化合物(C−2液)及び1,
2−ビス(2,4−ジメチルフェニル)エタン20g及び10%
ポリビニルアルコール水溶液100gを充分に磨砕し、比較
増感剤分散液(D−2液)を得た。
高級脂肪酸アミド系化合物20g及び10%ポリビニルア
ルコール水溶液100gを充分に磨砕し、アミド分散液(E
液)を得た。
ルコール水溶液100gを充分に磨砕し、アミド分散液(E
液)を得た。
ジアリールエタン増感剤と高級脂肪酸アミド系化合物
を同時に乳化・分散させた場合の効果をみるために、A1
液、B1液、C−1液またはC−2液及び微粉末状シリカ
を重量比1:2:2:0.5の割合で混合し、充分に分散させて
塗液を得た。
を同時に乳化・分散させた場合の効果をみるために、A1
液、B1液、C−1液またはC−2液及び微粉末状シリカ
を重量比1:2:2:0.5の割合で混合し、充分に分散させて
塗液を得た。
ジアリールエタン増感剤と高級脂肪酸アミド系化合物
を別々に乳化・分散させた場合の効果をみるために、A1
液、B1液、D−1液またはD−2液、E液及び微粉末状
シリカを重量比1:2:2:0.3:0.5の割合で混合し、充分に
分散させて塗液を得た。
を別々に乳化・分散させた場合の効果をみるために、A1
液、B1液、D−1液またはD−2液、E液及び微粉末状
シリカを重量比1:2:2:0.3:0.5の割合で混合し、充分に
分散させて塗液を得た。
50g/m2の基紙上に、上記の塗液を、各々厚さ28μmで
塗布、乾燥して感熱記録材料をつくった。
塗布、乾燥して感熱記録材料をつくった。
得られた感熱紙を用い、感熱印字装置(TH−PMD:株式
会社大倉電機製)を用いてパルス幅を変えて印字した記
録像の発色濃度をマクベス濃度計(マクベス社製RD−93
3型)により測定した。また、印字した感熱記録体を60
℃乾燥及び相対湿度90%の各雰囲気下で5時間保存した
ものについても同様に記録像の濃度を測定し、保存安定
性を判定した。
会社大倉電機製)を用いてパルス幅を変えて印字した記
録像の発色濃度をマクベス濃度計(マクベス社製RD−93
3型)により測定した。また、印字した感熱記録体を60
℃乾燥及び相対湿度90%の各雰囲気下で5時間保存した
ものについても同様に記録像の濃度を測定し、保存安定
性を判定した。
その結果を表−1に示す。
実施例−2 高級脂肪酸アミド系化合物の純度による影響をみるた
めに、純度の異なる高級脂肪酸アミド系化合物を用い、
次の操作により各分散液を調製した。
めに、純度の異なる高級脂肪酸アミド系化合物を用い、
次の操作により各分散液を調製した。
3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフル
オラン20g及び10%ポリビニルアルコール水溶液100gを
充分に磨砕し、染料分散液(A液)を得た。
オラン20g及び10%ポリビニルアルコール水溶液100gを
充分に磨砕し、染料分散液(A液)を得た。
ビスフェノールA20g及び10%ポリビニルアルコール水
溶液100gを充分に磨砕し、顕色剤分散液(B液)を得
た。
溶液100gを充分に磨砕し、顕色剤分散液(B液)を得
た。
1,2−ビス(3,4−ジメチルフェニル)エタン20g、純
度の異なるステアリ酸アミド3g及び10%ポリビニルアル
コール水溶液100gを充分に磨砕し、増感剤/高級脂肪酸
アミド分散液(C−3液)を得た。
度の異なるステアリ酸アミド3g及び10%ポリビニルアル
コール水溶液100gを充分に磨砕し、増感剤/高級脂肪酸
アミド分散液(C−3液)を得た。
A液、B液、C−3液及び微粉末状のシリカを重量比
1:2:2:0.5の割合で混合し、充分に分散させて塗液を得
た。
1:2:2:0.5の割合で混合し、充分に分散させて塗液を得
た。
この塗液を、50g/m2の基紙上に厚さ28μmで塗布、乾
燥して感熱記録材料をつくった。
燥して感熱記録材料をつくった。
得られた感熱紙を用い、実施例−1と同様の操作によ
り試験を行った。
り試験を行った。
その結果を表−2に示す。
尚、表中、ステアリン酸アミド−1は市販の一般グレ
ード品であり、C18飽和脂肪酸アミドを約70重量%含有
し、その他にC16飽和脂肪酸アミドを28重量%、C20飽和
脂肪酸アミドを2重量%含有するものであり、ステアリ
ン酸アミド−2はC18飽和脂肪酸アミドを94重量%、C16
飽和脂肪酸アミドを6重量%含有するものであり、ステ
アリン酸アミド−3はC18飽和脂肪酸アミドのみからな
る精製品である。
ード品であり、C18飽和脂肪酸アミドを約70重量%含有
し、その他にC16飽和脂肪酸アミドを28重量%、C20飽和
脂肪酸アミドを2重量%含有するものであり、ステアリ
ン酸アミド−2はC18飽和脂肪酸アミドを94重量%、C16
飽和脂肪酸アミドを6重量%含有するものであり、ステ
アリン酸アミド−3はC18飽和脂肪酸アミドのみからな
る精製品である。
表−1の結果から明らかなように、本発明の増感剤
(1,2−ビス(3,4−ジメチルフェニル)エタンと高級脂
肪酸アミド系化合物との組合せ)は、類似の構造の1,2
−ビス(2,4−ジメチルフェニル)エタンを用いた場合
と比較して、発色濃度が極めて大きいばかりでなく、地
肌カブリあるいは低エネルギーでの発色が少なく利点を
有しており、このため、保存時に地肌部が発色したりあ
るいは印字部が消色することを防止する効果が極めて大
きいので、高感度かつ保存安定性の良好な感熱記録材料
を得るのに極めて有用である。
(1,2−ビス(3,4−ジメチルフェニル)エタンと高級脂
肪酸アミド系化合物との組合せ)は、類似の構造の1,2
−ビス(2,4−ジメチルフェニル)エタンを用いた場合
と比較して、発色濃度が極めて大きいばかりでなく、地
肌カブリあるいは低エネルギーでの発色が少なく利点を
有しており、このため、保存時に地肌部が発色したりあ
るいは印字部が消色することを防止する効果が極めて大
きいので、高感度かつ保存安定性の良好な感熱記録材料
を得るのに極めて有用である。
特に、本発明の効果は、1,2−ビス(3,4−ジメチルフ
ェニル)エタンと高級脂肪酸アミド系化合物とを同時に
乳化・分散させた場合(表−1)あるいは90重量%以上
の単一の高級脂肪酸アミド系化合物を用いた場合(表−
2)に顕著である。
ェニル)エタンと高級脂肪酸アミド系化合物とを同時に
乳化・分散させた場合(表−1)あるいは90重量%以上
の単一の高級脂肪酸アミド系化合物を用いた場合(表−
2)に顕著である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大矢 桂二 埼玉県浦和市白幡5丁目2番13号 アデ カ・アーガス化学株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−121880(JP,A) 特開 平3−67687(JP,A) 特開 昭57−41993(JP,A) 特開 昭56−5791(JP,A) 特開 平1−275181(JP,A) 特公 昭59−25674(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41M 5/28 - 5/34
Claims (9)
- 【請求項1】通常無色ないし淡色の発色性物質と、該物
質を熱時発色させる顕色剤とを含有する発色層を設けた
感熱記録材料において、上記発色層中に、下記式で表さ
れる1,2−ビス(3,4−ジメチルフェニル)エタンおよび
高級脂肪酸アミド系化合物を含有せしめたことを特徴と
する感熱記録材料。 - 【請求項2】高級脂肪酸アミド系化合物が、炭素原子数
12〜30の高級脂肪酸のアミドである請求項1記載の感熱
記録材料。 - 【請求項3】高級脂肪酸アミド系化合物が、ステアリン
酸アミドである請求項1または2記載の感熱記録材料。 - 【請求項4】高級脂肪酸アミド系化合物が、12−ヒドロ
キシステアリン酸アミドである請求項1または2記載の
感熱記録材料。 - 【請求項5】高級脂肪酸アミド系化合物が、炭素原子数
12〜30の高級脂肪酸のN−ヒドロキシメチルアミドであ
る請求項1記載の感熱記録材料。 - 【請求項6】高級脂肪酸アミド系化合物が、N−ヒドロ
キシメチルステアリン酸アミドである請求項1または5
記載の感熱記録材料。 - 【請求項7】高級脂肪酸アミド系化合物が、アルキレン
ビス(高級脂肪酸アミド)である請求項1記載の感熱記
録材料。 - 【請求項8】1,2−ビス(3,4−ジメチルフェニル)エタ
ンおよび高級脂肪酸アミド系化合物を同時に乳化させた
後発色層中に含有せしめた請求項1乃至7記載の感熱記
録材料。 - 【請求項9】高級脂肪酸アミド系化合物が、90重量%以
上の単一の高級脂肪酸アミド系化合物を含有する請求項
1乃至8記載の感熱記録材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1316288A JP2808150B2 (ja) | 1989-12-05 | 1989-12-05 | 感熱記録材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1316288A JP2808150B2 (ja) | 1989-12-05 | 1989-12-05 | 感熱記録材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03176191A JPH03176191A (ja) | 1991-07-31 |
JP2808150B2 true JP2808150B2 (ja) | 1998-10-08 |
Family
ID=18075441
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1316288A Expired - Fee Related JP2808150B2 (ja) | 1989-12-05 | 1989-12-05 | 感熱記録材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2808150B2 (ja) |
-
1989
- 1989-12-05 JP JP1316288A patent/JP2808150B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03176191A (ja) | 1991-07-31 |
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