JP2807132B2 - 米飯用炊き上げ調味料及び炊飯方法 - Google Patents

米飯用炊き上げ調味料及び炊飯方法

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JP2807132B2 JP4213324A JP21332492A JP2807132B2 JP 2807132 B2 JP2807132 B2 JP 2807132B2 JP 4213324 A JP4213324 A JP 4213324A JP 21332492 A JP21332492 A JP 21332492A JP 2807132 B2 JP2807132 B2 JP 2807132B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、米飯用炊き上げ調味料
及び炊飯方法に関し、更に詳細には芯のない炊き込み御
飯を得ることができる米飯用炊き上げ調味料及び炊飯方
法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、炊き込み御飯を家庭でつくるための製品としては、
具材と調味液とをパウチに収納した炊き込み御飯の素が
市販に供されている。しかしながら、こうした製品に
は、炊飯方法によっては、得られる炊き込み御飯に芯が
残るとの問題点があった。すなわち、炊き込み御飯を炊
飯器でつくる方法としては、以下の3つがある。 洗米→水合わせ→水浸漬(25°C、30分間)→具
材・調味液の添加→炊き上げ→蒸らし 洗米→水合わせ→具材・調味液の添加→前炊き(25
〜50°C、15〜20分間保持)→炊き上げ→蒸らし 洗米→水合わせ→具材・調味液の添加→浸漬(25°
C、15〜30分間)→炊き上げ→蒸らし 本発明者等は、上記〜の方法のみならず、簡便性の
点から以下のの方法によっても炊き込み御飯をつくり
たいと考えた。 洗米→水合わせ→具材・調味液の添加→炊き上げ→蒸
らし そこで、上記した製品を用いて、〜の方法により炊
き込み御飯を得ようとしたところ、〜の方法により
得られた炊き込み御飯の米粒に芯が残るとの問題点に遭
遇したのである。
【0003】本発明者等は、上記した問題点を解決すべ
く鋭意研究を行った結果、以下の知見を得た。すなわ
ち、充分量の水を均一に含有する米粒を加熱することに
より、芯のない炊飯米を得ることができるのであるが、
炊き込み御飯においては、使用する調味液に醤油が含ま
れていることから短時間で米粒に均一に(すなわち米粒
の中心部分にまでも)吸水させることは困難であり、こ
れが得られる炊き込み御飯の米粒に芯が残ることの原因
であることを知った。更に、研究を進めた結果、意外に
も(a)クエン酸Na、(b)糖アルコールが、得られ
る炊き込み御飯の米粒に芯が残ることを防止でき、更
に、糖アルコールには、上記効果に加えて、得られる炊
き込み御飯のべたつきの発生を有効に防止し得ることを
知見したのである。また、(c)クエン酸Naとアルコ
ールとを併用することにより、得られる炊き込み御飯の
米粒に芯が残ることを防止できるのみならず、得られる
炊き込み御飯の米粒の表面のべたつきをより一層有効に
防止することができるとの知見をも併せ得たのである。
【0004】(尚、これらの物質を米飯に用いる技術に
ついては、特開昭51−73146号、特公昭52−3
1942号、特公昭54−16577号、特開昭61−
31050号、特開昭54−160762号、特開昭6
4−60341号等に開示があるが、これらはいずれも
得られる米飯の食味・食感を改善すること等を目的とす
るものであり、炊き込み御飯を得るに際して上記物質を
用いることにより、前記した種々の炊飯方法によっても
芯のない炊き込み御飯を得ることができることを教示乃
至示唆するものではない。)本発明は、種々の炊飯方法
によっても芯のない炊き込み御飯を得ることができる米
飯用炊き上げ調味料及び炊飯方法を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様は、
醤油を含有する調味液とクエン酸Naとを含むことを特
徴とする米飯用炊き上げ調味料である。また、本発明の
第2の態様は、醤油を含有する調味液とクエン酸Naと
アルコールとを含むことを特徴とする米飯用炊き上げ調
味料である。また、本発明の第3の態様は、醤油を含有
する調味液と糖アルコールとを含むことを特徴とする米
飯用炊き上げ調味料である。また、本発明の第4の態様
は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の米飯用炊き上
げ調味料を使用することを特徴とする炊飯方法である。
【0006】以下、本発明の内容を詳細に説明する。図
中1は、炊き込み御飯の素を示し、該炊き込み御飯の素
1は、具材2と第1調味料3とを収納する第1包装体4
と第2調味料5を収納する第2包装体6とから構成され
ている。先ず、上記第1包装体4について説明すると、
第1包装体4に収納する具材2としては、炊き込み御飯
に用いる具材であればすべて使用することができ、例え
ばゴボウ、ニンジン等の野菜類、小豆、エンドウ豆、大
豆等の豆類、油揚げ、豆腐等の大豆加工品、鮭、カニ、
イカ、タコ、エビ、アサリ等の魚介類、牛肉、豚肉、鶏
肉等の畜肉類等があり、その他にもショウガ、シメジ、
筍、椎茸、昆布、コンニャク等を使用することができ
る。
【0007】次に、第1調味料3は、液状を呈してお
り、上記具材2に下味を付けるため或いは第1包装体4
より上記具材2を取り出し易くするため等の理由から第
1包装体4に収納される。該第1調味料3は、水等の液
状物に、適宜食塩、醤油、だし、みりん、砂糖、油脂、
着色料、着香料等を加え、更に、(a)クエン酸Na、
(b)糖アルコール、(c)クエン酸Naとアルコー
ル、のいずれかを含有させている。これにより、種々の
炊飯方法によっても芯のない炊き込み御飯を得ることが
できる。尚、上記効果に加えて、得られる炊き込み御飯
のべたつきの発生を有効に防止することができる点から
は、(b)糖アルコール又は(c)クエン酸Naとアル
コールを採用することが望ましく、特に(c)クエン酸
Naとアルコールを採用することが最も好ましい。
【0008】上記糖アルコールとしては、ソルビトー
ル、マルチトール、キシリトール等がある。また、上記
アルコールとしては、アルコールをそのまま使用しても
良いし、アルコールを含む種々の酒類を使用することも
でき、中でも日本酒(清酒)を採用することが得られる
炊き込み御飯の風味の点で最も望ましい。使用量は、
(a)クエン酸Naの場合、生米100重量部に対して
0.2〜2重量部好ましくは0.2〜0.5重量部、
(b)糖アルコールの場合、生米100重量部に対して
固形換算で1.0〜6.0重量部好ましくは2.5〜
4.0重量部、(c)クエン酸Naとアルコールの場
合、生米100重量部に対してクエン酸Na0.2〜2
重量部、アルコール0.15〜1.5重量部、好ましく
は、クエン酸Na0.2〜0.5重量部、アルコール
0.15〜0.75重量部となるように設定することが
適当である。
【0009】また、上記具材2を収納した第1包装体4
に加圧加熱殺菌処理を施す場合には、褐変等を防止する
ために第1調味料3を、糖濃度が5g/dl未満、pH
4〜6好ましくはpH4.5〜5.5になるように調製
することが望ましい。次に、上記第1包装体4の形状
は、特に制限されず、例えばパウチ・トレー等があり、
また、上記第1包装体4の大きさも特に制限されず、実
施者において適宜決定すれば良い。更に、上記第1包装
体4の材質も特に制限されないが、第1包装体4に加熱
殺菌処理を施す場合には、耐熱性を有するものである必
要があり、その例として、ポリエステル/アルミ箔/ポ
リプロピレン等がある。上記1包装体4は、上記具材2
と第1調味料3とを充填密封した後、加熱殺菌処理を施
すことが望ましい。その条件は、具材の種類・形状・量
目等によって異なるが、例えば110〜135°Cで具
材の最も昇温の遅い部分のF0値が4以上となるように
設定すればよい。
【0010】次に、第2包装体6について説明すると、
第2包装体6に収納する第2調味料5は、得られる炊き
込み御飯の基本的な風味を決定するものであり、例えば
食塩、醤油、砂糖、みりん、だし、油脂等の他、着色
料、着香料等から調製することができる。上記第2調味
料5の形態は、例えば液状であっても良いし、粉末状或
いは固形状等であっても良く、特に制限されないが、液
状であることが使用時の簡便性の点等で望ましい。その
場合、上記第2調味料5の糖濃度は、特に制限されな
い。また、保存性の点でAw0.78以下になるように
調整することが望ましい。次に、第2包装体6の形状、
大きさ、材質等は、前記第1包装体4と同様に特に制限
されない。上記液状の第2調味料5を第2包装体6に充
填するに際しては、いわゆるホットパック充填を行うこ
とが望ましい。その条件としては、70〜95°C好ま
しくは75〜85°Cが例示できる。上記したように、
具材2と炊き込み御飯の基本的な風味を決定する第2調
味料5とを別納することにより、具材の風味の劣化を有
効に防止することができる。上記炊き込み御飯の素1の
他の態様としては、(a)クエン酸Na、(b)糖アル
コール、(c)クエン酸Naとアルコール、のいずれか
を第1包装体4に収納する第1調味料3に含有させる代
わりに、第2包装体6に収納する第2調味料5に含有さ
せるものがある。上記炊き込み御飯の素1の更に他の態
様としては、調味料を第1調味料と第2調味料とに分け
ず、一体としたものがある。
【0011】次に、上記した炊き込み御飯の素を用い炊
飯器によって炊き込み御飯を得る炊飯方法について説明
する。先ず、常法により生米を洗った後、得られた洗米
を浸漬後の米粒の水分が31〜34%となるように浸漬
処理を施す。その条件としては、例えば25°C、30
分間が例示できる。次に、炊飯器に所定量の浸漬米と所
定量の水を入れ、更に前記炊き込み御飯の素の具材と調
味料を添加する。続いて、常法通り炊き上げた後蒸らし
を行い、炊き込み御飯を得る。
【0012】他の方法としては、先ず、常法により生米
を洗った後、炊飯器に所定量の洗米と所定量の水を入
れ、続いて、前記を添加した。続いて、前炊き(25〜
50°C、15〜20分間保持し)後、常法通り炊き上
げ、その後、蒸らしを行い、炊き込み御飯を得る。更
に、他の方法としては、先ず、常法により生米を洗った
後、炊飯器に所定量の洗米と所定量の水を入れ、その
後、前記炊き込み御飯の素の具材と調味料を添加する。
次いで、洗米を浸漬後の米粒の水分が28〜31%とな
るように浸漬処理を施す。その条件としては、例えば2
5°C、30分間が例示できる。続いて、常法通り炊き
上げ、その後、蒸らしを行い、炊き込み御飯を得る。更
に、他の方法としては、先ず、常法により生米を洗った
後、炊飯器に所定量の洗米と所定量の水を入れ、その
後、前記炊き込み御飯の素の具材と調味料を添加する。
その後直ちに、常法通り炊き上げた後、蒸らしを行い、
炊き込み御飯を得る。上記いずれの炊飯方法によっても
芯のない炊き込み御飯を得ることができる。尚、本発明
を利用可能な炊き込み御飯は、和風のものにだけ限定さ
れるものではなく、例えばピラフ等の洋風のものや中華
風のもの等にも利用可能である。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、(a)クエン酸Na、
(b)糖アルコール、(c)クエン酸Naと日本酒、の
いずれかを含有する米飯用炊き上げ調味料を使用するこ
とにより、芯のない食感の良好な炊き込み御飯を得るこ
とができる。次に、本発明を実施例により説明する。
【0014】
【実施例】
【実施例1】食塩4g、だし(かつお、昆布)8g、み
りん15g、砂糖4g、化学調味料1g、水40g、ク
エン酸Na1gに、更に椎茸10g、油揚げ25g、人
参50g、ごぼう15g、こんにゃく10g、鶏肉25
g、胡麻5gを混合し、これをポリエステル/アルミ箔
/ポリプロピレン製の第1包装体(130mm×170
mm)に充填密封した後、121°C、1.5Kg/c
2、25分間の条件で加圧加熱殺菌処理を施した。一
方、食塩15重量部、だし10重量部、みりん80重量
部、醤油60重量部、食用油5重量部を85°Cで加熱
混合し、第2調味料(Aw0.76)を得た。得られた
第2調味料45gをポリエステル/アルミ箔/ポリエチ
レン製の第2包装体(90mm×110mm)に80°
C以上の条件でホットパック充填を行った。以上によ
り、第1包装体と第2包装体とからなる炊き込み御飯の
素を得た。次に、常法により生米480gを洗い、水切
りした後、得られた洗米と水とを、その合計が1160
gとなるように炊飯器に入れ、続いて、前記第1包装体
の具材と第1調味料、第2包装体の第2調味料を添加し
た。次いで、前炊き(25〜50°C、15〜20分間
保持し)後、常法通り炊き上げ、その後、蒸らしを行
い、炊き込み御飯を得た。得られた炊き込み御飯は、芯
がない美味しいものであった。また、得られた炊き込み
御飯の具材も美味しいものであった。
【0015】
【比較例1】クエン酸Naを使用しないことの他は、実
施例1と同様な方法で炊き込み御飯の素を得た。得られ
た炊き込み御飯の素を使用し、実施例1と同様な方法で
炊き込み御飯を得た。得られた炊き込み御飯は、芯があ
る不良な食味を呈するものであった。
【0016】
【実施例2】食塩4g、だし(かつお、昆布)8g、み
りん15g、砂糖4g、化学調味料1g、水40g、ソ
ルビトール(固形換算)3gに、更に椎茸10g、油揚
げ25g、人参50g、ごぼう15g、こんにゃく10
g、鶏肉25g、胡麻5gを混合し、これをポリエステ
ル/アルミ箔/ポリプロピレン製の第1包装体(130
mm×170mm)に充填密封した後、121°C、
1.5Kg/cm2、25分間の条件で加圧加熱殺菌処
理を施した。一方、食塩15重量部、だし10重量部、
みりん80重量部、醤油60重量部、食用油5重量部を
85°Cで加熱混合し、第2調味料(Aw0.76)を
得た。得られた第2調味料45gをポリエステル/アル
ミ箔/ポリエチレン製の第2包装体(90mm×110
mm)に80°C以上の条件でホットパック充填を行っ
た。以上により、第1包装体と第2包装体とからなる炊
き込み御飯の素を得た。次に、常法により生米480g
を洗米し、水切りした後、得られた洗米と水とを、その
合計が1160gとなるように炊飯器に入れ、続いて、
前記第1包装体の具材と第1調味料、第2包装体の第2
調味料を添加した。次いで、前炊き(25〜50°C、
15〜20分間保持し)後、常法通り炊き上げ、その
後、蒸らしを行い、炊き込み御飯を得た。得られた炊き
込み御飯は、芯がない美味しいものであった。また、得
られた炊き込み御飯の具材も美味しいものであった。
【0017】
【比較例2】ソルビトールを使用しないことの他は、実
施例2と同様な方法で炊き込み御飯の素を得た。得られ
た炊き込み御飯の素を使用し、実施例2と同様な方法で
炊き込み御飯を得た。得られた炊き込み御飯は、芯があ
ると共にべたつきのある不良な食味を呈するものであっ
た。
【0018】
【実施例3】食塩4g、だし(かつお、昆布)8g、み
りん15g、砂糖4g、化学調味料1g、水40g、ク
エン酸Na1g、日本酒(アルコール分15%)5g
に、更に椎茸10g、油揚げ25g、人参50g、ごぼ
う15g、こんにゃく10g、鶏肉25g、胡麻5gを
混合し、これをポリエステル/アルミ箔/ポリプロピレ
ン製の第1包装体(130mm×170mm)に充填密
封した後、121°C、1.5Kg/cm2、25分間
の条件で加圧加熱殺菌処理を施した。一方、食塩15重
量部、だし10重量部、みりん80重量部、醤油60重
量部、食用油5重量部を85°Cで加熱混合し、第2調
味料(Aw0.76)を得た。得られた第2調味料45
gをポリエステル/アルミ箔/ポリエチレン製の第2包
装体(98mm×110mm)に80°C以上の条件で
ホットパック充填を行った。以上により、第1包装体と
第2包装体とからなる炊き込み御飯の素を得た。次に、
常法により生米480gを洗い、水切りした後、得られ
た洗米と水とを、その合計が1160gとなるように炊
飯器に入れ、続いて、前記第1包装体の具材と第1調味
料、第2包装体の第2調味料を添加した。次いで、前炊
き(25〜50°C、15〜20分間保持し)後、常法
通り炊き上げ、その後、蒸らしを行い、炊き込み御飯を
得た。得られた炊き込み御飯は、芯がないと共にべたつ
きの発生が極めて有効に防止された美味しいものであっ
た。また、得られた炊き込み御飯の具材も美味しいもの
であった。
【0019】
【比較例3】クエン酸Na及び日本酒を使用しないこと
の他は、実施例3と同様な方法で炊き込み御飯の素を得
た。得られた炊き込み御飯の素を使用し、実施例3と同
様な方法で炊き込み御飯を得た。得られた炊き込み御飯
は、芯があると共にべたつきのある不良な食味を呈する
ものであった。
【0020】
【実施例4】先ず、常法により生米480gを洗った
後、得られた洗米を25°C、30分間の条件で水浸漬
処理を施す。水切りした後、得られた浸漬米と水とを、
その合計が1160gとなるように炊飯器に入れ、次
に、実施例3で得られた炊き込み御飯の素の第1包装体
の具材と第1調味液、第2包装体の第2調味料を添加す
る。続いて、常法通り炊き上げた後蒸らしを行い、炊き
込み御飯を得た。得られた炊き込み御飯は、芯がないと
共に、べたつきの発生が極めて有効に防止された美味し
いものであった。また、得られた炊き込み御飯の具材も
美味しいものであった。
【0021】
【実施例5】先ず、常法により生米480gを洗い、水
切りした後、得られた洗米と水とを、その合計が116
0gとなるように炊飯器に入れ、その後、前記実施例3
で得られた炊き込み御飯の素の第1包装体の具材と第1
調味液、第2包装体の第2調味料を添加した。次いで、
25°C、30分間の条件で浸漬処理を施す。続いて、
常法通り炊き上げ、その後、蒸らしを行い、炊き込み御
飯を得た。得られた炊き込み御飯は、芯がないと共に、
べたつきの発生が有効に防止された美味しいものであっ
た。また、得られた炊き込み御飯の具材も美味しいもの
であった。
【0022】
【実施例6】先ず、常法により生米480gを洗い、水
切りした後、得られた洗米と水とを、その合計が116
0gとなるように炊飯器に入れ、その後、前記実施例3
で得られた炊き込み御飯の素の第1包装体の具材と第1
調味液、第2包装体の第2調味料を添加した。その後直
ちに、常法通り炊き上げた後、蒸らしを行い、炊き込み
御飯を得た。得られた炊き込み御飯は、芯及びべたつき
の発生が有効に防止された美味しいものであった。ま
た、得られた炊き込み御飯の具材も美味しいものであっ
た。
【0023】
【実施例7】食塩4g、だし(かつお、昆布)8g、み
りん15g、砂糖4g、化学調味料1g、水40gに、
更に椎茸10g、油揚げ25g、人参50g、ごぼう1
5g、こんにゃく10g、鶏肉25g、胡麻5gを混合
し、これをポリエステル/アルミ箔/ポリプロピレン製
の第1包装体(130mm×170mm)に充填密封し
た後、121°C、1.5Kg/cm2、25分間の条
件で加圧加熱殺菌処理を施した。一方、食塩4重量部、
だし3重量部、みりん20重量部、醤油15重量部、食
用油1重量部、クエン酸Na1g、日本酒(アルコール
分15%)5gを85°Cで加熱混合し、第2調味料
(Aw0.76)を得た。得られた第2調味料45gを
ポリエステル/アルミ箔/ポリエチレンの第2包装体
(90mm×110mm)に80°C以上の条件でホッ
トパック充填を行った。以上により、第1包装体と第2
包装体とからなる炊き込み御飯の素を得た。次に、常法
により生米480gを洗米し、水切りした後、得られた
洗米と水とを、その合計が1160gとなるように炊飯
器に入れ、続いて、前記第1包装体の具材と第1調味
料、第2包装体の第2調味料を添加した。次いで、前炊
き(25〜50°C、15〜20分間保持し)後、常法
通り炊き上げ、その後、蒸らしを行い、炊き込み御飯を
得た。得られた炊き込み御飯は、芯がないと共にべたつ
きの発生が有効に防止された美味しいものであった。ま
た、得られた炊き込み御飯の具材も美味しいものであっ
た。
【0024】
【実施例8】食塩8g、醤油15g、だし(昆布、かつ
お)10g、みりん35g、砂糖4g、化学調味料1
g、水40g、食用油1g、クエン酸Na1g、日本酒
(アルコール分15%)5gに、更に椎茸10g、油揚
げ25g、人参50g、ごぼう15g、こんにゃく10
g、鶏肉25g、胡麻5gを混合し、これをポリエステ
ル/アルミ箔/ポリプロピレンの包装体(130mm×
170mm)に充填密封した後、121°C、1.5K
g/cm2、25分間の条件で加圧加熱殺菌処理を施し
た。以上により、炊き込み御飯の素を得た。次に、常法
により生米480gを洗米し、水切りした後、得られた
洗米と水とを、その合計が1160gとなるように炊飯
器に入れ、続いて、前記第1包装体の具材と第1調味
料、第2包装体の第2調味料を添加した。次いで、前炊
き(25〜50°C、15〜20分間保持し)後、常法
通り炊き上げ、その後、蒸らしを行い、炊き込み御飯を
得た。得られた炊き込み御飯は、芯がないと共にべたつ
きの発生が有効に防止された美味しいものであった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の炊き込み御飯の素を示した正
面図である。
【符号の説明】
1 炊き込み御飯の素 2 具材 3 第1調味料 4 第1包装体 5 第2調味料 6 第2包装体
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−176694(JP,A) 特開 平5−64557(JP,A) 特開 昭62−220162(JP,A) 特開 昭51−73146(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A23L 1/10 A23L 1/22

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 醤油を含有する調味液とクエン酸Naと
    を含むことを特徴とする米飯用炊き上げ調味料。
  2. 【請求項2】 醤油を含有する調味液とクエン酸Naと
    アルコールとを含むことを特徴とする米飯用炊き上げ調
    味料。
  3. 【請求項3】 醤油を含有する調味液と糖アルコールと
    を含むことを特徴とする米飯用炊き上げ調味料。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の米
    飯用炊き上げ調味料を使用することを特徴とする炊飯方
    法。
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