JP2806928B2 - 感光性樹脂層の形成法 - Google Patents

感光性樹脂層の形成法

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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カラーフィルター等に用いられる有機顔料
が分散されて成る感光性樹脂層の形成法に関する。 〔従来の技術〕 近年、液晶表示装置において、表示される画像のカラ
ー化に対する関心が高まっており、そのための1つの方
法として平行な一対の透明電極間に液晶材料を封入し、
透明電極上または下に赤・青・緑のいずれか1色から選
ばれた色を順次設ける方法が提案されている。微細な領
域を色相の異なる2種または3種以上の色を着色するに
はさまざまな方式が提案されている。 例えば、光の散乱による光透過率の低下を抑えられる
所定粒径分布を有する顔料を樹脂中に分散させた感光性
樹脂組成物を用いて着色画像を形成する方式が有る。こ
のような感光性樹脂組成物を用い、写真製版法により形
成した着色画像は、旧来から行なわれてきた感光性樹脂
を用いて写真製版法により被染色層を形成したのち、該
被染色層を染料を用いて所定の色に染色する染色法によ
る着色画像と比べ工程上では染色工程が省けるので、価
格・信頼性の面からも有利である。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、1μm以下、特に500Å以下の粒径を
有する有機顔料を分散させた感光性樹脂を基板に塗布
し、所定の条件でパターン露光し、現像して製版してカ
ラーフィルター等を得ようとすると非画線部に微粒子が
残存し、非画線領域の微粒子残存部分が着色し、このた
め非画線部の透過率が低下するという問題があった。 例えば、微噴霧ノズルを用いて物理的な圧力を与えつ
つ現像してもなおもわずかな顔料微粒子が非画線部に残
存し、顔料微粒子が付着していない基板の透過率を100
%とした場合、非画線部の顔料のボトム透過率部で98%
前後になる。これを浸漬法により現像すると非画線部の
透過率が85%以下となり甚しい着色が認められる。 これらの状況を走査型電子顕微鏡を用いて観察した結
果は第1図に示すようなものであった。この図において
1は基板2上に形成された着色画線部であり、ここには
多数の顔料微粒子3が感光性樹脂4中に分散され基板2
に付着している。一方非画線部5にも1μm以下特に50
0Å以下のわずかな顔料微粒子3が残存し、感光性樹脂
4を介して基板2に付着している。 このように基板に付着している非画線部微粒子は比較
的弱い力で吸着しているので物理的に除去する方法、た
とえば現像後柔かな布で拂拭したり、更には指で軽く擦
る簡単な方法が考えられる。 しかしながら、カラーフィルター等の様に微細なパタ
ーンにおいてはすべての領域内の非画線部の微粒子を完
全に拂拭することは不可能に近い。又量産性、信頼性の
面からも、このような除去法は不十分であった。 〔問題点を解決するための手段〕 かくて本発明は顔料微粒子を含む感光性樹脂を基板上
に塗布し、感光性樹脂層を形成してパターン焼付、現像
する方法において、非画線部に顔料微粒子を残存せしめ
ることなく、高精度に効率的に感光性樹脂製版しうる方
法を提供することを目的とするものであって、本発明者
の研究、実験によれば、現像した後、紫外線−オゾン処
理又は酸素プラズマ処理することによりかかる目的が達
成されることが見出されたのである。 従って、本発明は、粒径1μm以下の有機顔料の微粒
子が分散し、かつ、500Å以下の粒径の有機顔料の微粒
子を含む感光性樹脂組成物を基板上に塗布して感光性樹
脂層を形成し、パターンの焼付けを行ない現像すること
からなる方法において、現像した後紫外線−オゾン処理
又は酸素プラズマ処理することにより前記パターンの非
画線部に残存している有機顔料微粒子を分解除去するこ
とを特徴とする感光性樹脂層の形成法を提供するもので
ある。 本発明について詳しく説明する。 まず有機顔料微粒子を分散させた感光性樹脂組成物を
調製する。 感光性樹脂材料としてはゼラチン、カゼイン、グリュ
ーなどの動物性タンパク質を用いうるが、特にポリビニ
ルアルコール(PVA)等の合成水溶性高分子化合物が好
ましく、かかる材料にジアゾ化合物、ビスアジド化合
物、スチルバゾリウム化合物等の微量の光架橋剤を組合
わせ、これに有機顔料を加え、水とよく混合してえられ
る。特に水溶性の感光性樹脂組成物が好んで用いられ
る。 有機顔料としては1μm以下、特に500Å以下の粒径
を有する市販の有機顔料が用いられ、1種又は2種以上
の赤色顔料、緑色顔料、青色顔料等を重量で0.1〜5%
%含む、夫々の色に着色用の組成物がつくられる。 画線部を強固にするためには、露光を画像太りが生じ
ない範囲で十分に照射し、加熱等により未架橋部分を完
全に架橋させる必要がある。また、感光性樹脂の基板へ
の密着性を向上させるためには、基板に表面処理し例え
ば、シランカップラー塗布、プライマー塗布等)を行な
ったり或いは、感光性樹脂組成物中にシランカップラー
等の密着性向上剤を0.1〜1.0%添加する。 かかる感光性樹脂組成物を適宜大きさのガラス板等の
基材に塗布して感光性樹脂層を形成した後パターン露光
し、ついで現像する。 現像法は、所定現像液を用いて、浸漬法、スプレー法
等が適用し得るが、強い圧力を有する微噴霧ノズルを用
いて物理的な圧力を与えつつ現像することにより、非画
線部の微粒子の多くも除去し得る。 本発明では、現像後に紫外線で発生するオゾンまた
は、酸素プラズマを照射して、基板上の非画線部の1μ
m以下、特に500Å以下の有機顔料微粒子を分解除去す
るのである。 紫外線−オゾン処理は、紫外光によってイオン化、活
性化した有機物に、同時に酵素より発生したオゾンによ
って酸化、分解させる。 また、酸素プラズマは、プラズマによって発生した酸
素活性種により、酸化、分解させるものである。 これらの処理時間は、きわめて短時間でよく、いずれ
の場合も数分以内である。 本発明を実施する場合、非画線部の微粒子のみなら
ず、画線部も、酸化・分解を受けるが、画線部の膜厚
は、約1μmあるので、膜厚減少分は、数%にすぎず、
例えばフィルターについて、本発明の実施前後の色差Eu
をとったところ各画素共5以内で、特に問題にな
らなかった。 〔作 用〕 このように現像後、紫外線−オゾン処理又は酸素プラ
ズマ処理することによって、非画線部に残存付着してい
る粒径1μm以下、特に500Å以下の有機顔料微粒子
は、酸化分解するのでごく簡単な方法で、短時間にかか
る微粒子を除去することができる。 〔実施例〕 実施例1 100mm×100mm厚さ1.1mmtコーニング社7059材からなる
ガラス基板を酸洗浄、水洗、乾燥の後、表1に示す赤色
有機顔料を分散して成る感光性樹脂組成物をスピンナー
で厚さ1μmになる様に回転塗布し、90℃にて30分間乾
燥させた。 モザイク配列からなるカラーフィルター用パターンマ
スクを、超高圧水銀灯を用いたたアライナーで405nmで1
30mJ/cm2照射し、水で1分間浸漬法による現像し、水切
りの後、180℃にて30分間硬化させた。 冷却後、(株)E・H・C社UV/O3洗浄機Photocleane
rに1分間照射した。 更に表1に示す緑色、青色有機顔料を分散して成る感
光性樹脂組成物を前記条件と同様に塗布、乾燥し、それ
ぞれ1画素のピッチ分マスクをずらし、それぞれ300mJ/
cm2、100mJ/cm2の露光量で照射、前記と同様の条件で現
像、硬化、紫外線−オゾン処理を行ない、赤・緑、青か
ら成るカラーフィルターを得た。更に、未加工ガラスを
基準として、非画線部透過率を測定したところ、400〜7
00nmにおいて平坦な100%を示し、残留微粒子は認めら
れなかった。このカラーフィルターにITO膜付を行な
い、ポリイミド配向膜を塗布、硬化させ、ラビング処理
の後、TFTアレイを有する電極基板と組み合わせ、液晶
セルを作成し、液晶注入し液相表示装置を作成し、所定
信号を印加したところ良好な画像が得られた。 実施例2 実施例1と同様にガラス基板上に表1に示す各色有機
顔料を分散して成る感光性樹脂組成物を塗布、露光、現
像、硬化を行なった。 この工程後、BRANSON/IPC社プラズマアッシャー4000S
ERIESを30秒間照射した。 カラーフィルター形成後、未加工ガラスを基板とし
て、非画線部透過率を測定したところ、400〜700nmにお
いて平坦な100%を示し、残留微粒子は認められなかっ
た。 更にこのカラーフィルターを用いて、実施例1と同様
に液晶表示装置を作成し、所定信号を印加したところ、
良好な画像が得られた。 〔発明の効果〕 以上に詳記してきた様に、本発明によれば、感光性樹
脂製版時に残存する非画線部の有機顔料微粒子を簡単に
短時間で確実に除去して非画線部の透過率の低下を防止
することができる。 また、カラーフィルターの様に塗布をくり返す場合、
塗布前に処理するので、ガラス面の吸着有機物も除去さ
れ、感光性樹脂組成物のぬれ性改善などの派生的効果が
得られる。 かくて本発明は良好な感光性樹脂層を基板上に形成し
て高精度に効率的にしかも確実に感光性樹脂製版しうる
方法を提供するものであり、誠に有効である。
【図面の簡単な説明】 第1図は基板上に有機顔料が付着している様子を模式的
に示した説明図である。 1……着色画線部、2……基板、3……顔料微粒子、4
……感光性樹脂、5……非画線部。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.粒径1μm以下の有機顔料の微粒子が分散し、か
    つ、500Å以下の粒径の有機顔料の微粒子を含む感光性
    樹脂組成物を基板上に塗布して感光性樹脂層を形成し、
    パターンの焼付けを行ない現像することからなる方法に
    おいて、現像した後、紫外線−オゾン処理又は酸素プラ
    ズマ処理することにより前記パターンの非画線部に残存
    している有機顔料微粒子を分解除去することを特徴とす
    る感光性樹脂層の形成法。
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