JP2806490B2 - Dtmf発生回路 - Google Patents

Dtmf発生回路

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JP2806490B2 JP3095744A JP9574491A JP2806490B2 JP 2806490 B2 JP2806490 B2 JP 2806490B2 JP 3095744 A JP3095744 A JP 3095744A JP 9574491 A JP9574491 A JP 9574491A JP 2806490 B2 JP2806490 B2 JP 2806490B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電話のダイアルトーン
を発生するのに好適なDTMF発生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、キーボードを有する電話機にお
いて、使用者が任意のキーを押すと、そのキー入力に応
じて、第1の周波数帯域(例えば697Hz〜941H
z)の所定の正弦波と、第1の周波数帯域より高い第2
の周波数帯域(1209Hz〜1477Hz)の所定の
正弦波とを合成したダイアルトーンとしての合成波(D
TMF波)が、電話回線を介して交換機側に伝えられ、
この交換機側によって使用者が如何なるキーを操作した
のかが検出される様になっている。ここで、図5に示す
様に、キーボード(1)は4行X3列で配列された計1
2個のキーより構成され、前記4行には第1の周波数帯
域の4種類の正弦波R1、R2、R3、R4(例えば、
697Hz,770Hz,852Hz,941Hz)が
各々割り当てられ、前記3列には第2の周波数帯域の3
種類の正弦波(例えば1209Hz,1336Hz,1
477Hz)が各々割り当てられ、即ち12個のキーに
は前記7種類の正弦波がマトリクス状に各々割り当てら
れている。例えば、「1」のキーを操作すると、697
Hz及び1209Hzの正弦波の合成波が電話回線を介
して交換機側に伝えられる様になっているのである。
【0003】上記動作をマイクロコンピュータを用いて
処理する場合、該マイクロコンピュータ内部には、キー
入力に各々割り当てられた第1及び第2の周波数帯域の
正弦波を示すデータが記憶されたROMと、キーボード
(1)上のどのキーが操作されたのかを判別する入力判
別回路と、入力判別回路の判別出力に基づいて、ROM
から読み出された第1及び第2の周波数帯域の正弦波を
示すデータを加算演算するALUと、ALUのデジタル
加算結果をアナログ値に変換するDAコンバータとが設
けられており、DAコンバータの変換結果として、キー
入力に応じたダイアルトーンが得られる様になってい
る。
【0004】ここで、前記ROMへの正弦波データの記
憶方法について、以下に説明する。図4は、キー入力に
応じた第1又は第2の周波数帯域の所定の正弦波の1周
期を示す図である。図4において、横軸は時間の流れを
示し、縦軸はレベルを示している。更に、破線は前記所
定の正弦波(アナログ値)を示し、この正弦波は1周期
において例えば14分割(サンプリング)され、各サン
プリング期間における正弦波の平均レベルを示したのが
実線の階段波である。この階段波の各サンプリング期間
の平均レベルが前記ROMの各アドレスに書き込まれる
のである。具体的には、各サンプリング期間において、
ゼロレベルを基準としてプラス方向及びマイナス方向に
各々32のレベルを取れる様に、即ち全レベルとして6
4レベルを取れる様に設定すると、各サンプリング期間
における正弦波の平均レベルは6ビットで表されること
になり、この6ビットデータが前記ROMの所定のアド
レスに書き込まれることになる。特に、図4の例では、
1つの正弦波の1周期分、即ち、全サンプリング期間の
平均レベルに対応する6ビットデータを前記ROMに書
き込ませるには、前記ROMの14個のアドレスを使用
することになる。こうして、前記ROMには、7種類の
正弦波を示すデジタルデータが書き込まれており、前記
ROMの読み出し出力からダイアルトーンが得られるの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、ROMには、
キー入力に応じた第1及び第2の周波数帯域の正弦波を
示す1周期分のデータが記憶されており、各々の1周期
分のROMデータにおけるサンプリング単位の平均デー
タを読み出し加算演算して当該加算演算結果をアナログ
値に変換するという動作を、各サンプリング期間毎に繰
り返すことによりダイアルトーンを得ている。
【0006】ところで、電話回線に伝達すべきダイアル
トーンを構成する2種類の各正弦波の周期誤差は、交換
機側が要求する周期に対して、±1.5%以内と規格上
定められている。例えば、キーボード(1)状の「1」
のキーを操作した時に得られるべき第1の周波数帯域の
正弦波は、周波数が697Hz,周期が1.43msで
ある。この正弦波を示す1周期分のデータをROMに書
き込む場合、交換機側が要求する正弦波の周期に対して
DA変換後の正弦波の周期誤差を±0とするには、0.
01msのサンプリングを143回繰り返し、この結果
得られた143個のデータをROMに書き込まなければ
ならない。従って、1種類の正弦波を示す1周期分のデ
ータをROMに書き込むのに143アドレスもの膨大な
アドレス数を使用することになる。他のキー入力に応じ
て得られる正弦波データをROMに書き込む場合も同様
のことが言える。これより、ROM容量が極めて増大し
てコストアップを招き、更にROM内蔵マイクロコンピ
ュータにおいてはマイクロコンピュータ自体の大型化を
招く問題点があった。
【0007】そこで、本発明は、第1及び第2の周波数
帯域内の各々の正弦波周波数信号の周期が交換機側でD
TMFの所定の誤差範囲として認識できるという条件を
満たすと共に、メモリ手段に記憶される正弦波周波数信
号に対応するデジタルデータの数を少なくできるDTM
F発生回路を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決する為に成されたものであり、メモリ手段(2)を
有するDTMF発生回路であって、メモリ手段(2)
は、第1及び第2の周波数帯域内の各々の正弦波周波数
信号に対応するデジタルデータを記憶し、正弦波周波数
信号の周期を交換機側でDTMFの予め定められた誤差
範囲として認識できる様にする為に、所定の正弦波周波
数信号に対しては、所定のサンプリング周期に対応し
て、異なる周期を持つ2以上の正弦波周波数信号の組か
ら成る正弦波周波数信号に対応するデジタルデータを記
憶することを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明によれば、メモリ手段は第1及び第2の
周波数帯域内の各々の正弦波周波数信号に対応するデジ
タルデータを記憶するが、所定の正弦波周波数信号に対
しては、所定のサンプリング周期に対応して、異なる周
期を持つ2以上の正弦波周波数信号の組から成る正弦波
周波数信号に対応するデジタルデータを記憶する。従っ
て、サンプリング周期が従来より長くなることに伴い、
正弦波周波数信号に関するROMのデータ記憶容量が少
なくて済む。
【0010】
【実施例】本発明の詳細を図面に従って具体的に説明す
る。図1は本発明のDTMF発生回路を示すブロック図
であり、例えばマイクロコンピュータに設けられている
ものとする。尚、実線矢印は信号線及びデータ線、破線
矢印は制御線を示すものとする。電話機のキーボード上
におけるキー配置は、図5で先に述べた様に4行X3列
となっており、4行には各々第1の周波数帯域の4種類
の正弦波R1、R2、R3、R4が割り当てられ、ま
た、3列には各々第1の周波数帯域より高い第2の周波
数帯域の3種類の正弦波C1、C2、C3が割り当てら
れており、これらの7種類の正弦波をマトリクス状に配
置することにより、12個の個々のキーに対し相異なる
2つの正弦波の組み合わせが対応づけられている。
【0011】図1において、(2)はROM(メモリ手
段)であり、ROM(2)には、図1の各ブロックを動
作制御する為のプログラムデータ、及び、上記7種類の
正弦波を示すデジタルデータ(テーブルデータ)が記憶
される。具体的には、図3を用いて説明する。尚、RO
M(2)のブロックは、ROM(2)をアドレス指定す
るプログラムカウンタ機能を有しているものとする。図
3は図5と同様に、横軸は正弦波の時間の流れを示し、
縦軸は正弦波のレベルを示している。更に、破線は正弦
波を示し、この正弦波から各サンプリング期間毎に平均
値を取ったのが実線に示す階段波である。そして、各サ
ンプリング期間毎の正弦波の平均値を示すデータがRO
M(2)の各アドレスに記憶される。階段波のレベルは
ゼロレベルを基準としてプラス方向に32レベル及びマ
イナス方向に32レベルの合計64レベル取り得る様に
設定されているものとすると、階段波のレベルは6ビッ
トで表されることになる。つまり、ROM(2)の各ア
ドレスには、各サンプリング期間における階段波のレベ
ルを示す6ビットデータ(正弦波データ)が記憶され
る。
【0012】図3は、「1」のキー入力に応じた第1の
周波数帯域の正弦波R1を示すデータをROM(2)に
書き込む場合の例である。先に述べた様に、正弦波R1
の周波数は697Hz、周期は1.43msである。後
述のDAコンバータから得られる正弦波R1の周期を、
交換機側が要求する周期と等しくするには、ROM
(2)に正弦波データを書き込む為のサンプリング期間
を0.01msとすれば容易であるが、これはROM
(2)の記憶容量の増大という支障を来す問題がある。
そこで、正弦波R1を示すデータをROM(2)に記憶
させる場合、連続する1.4ms周期の2つの正弦波及
び1.5ms周期の1つの正弦波を従来より長い0.1
msでサンプリングし、各サンプリング期間毎の正弦波
の平均値を示すデータを正弦波R1を示すデータとして
ROM(2)に予め記憶させておけば良い。これより、
正弦波R1を示すデータをROM(2)に記憶させる際
に要するアドレス数は43アドレス(=14X2+1
5)となり、従来(周期誤差を±0とするには143ア
ドレスが必要)に比べて十分少なくなり、また、ROM
(2)から読み出される連続した3周期分の正弦波の平
均周期が4.3/3=1.43msとなって交換機側が
要求する正弦波の周期と等しくなる。この様子を示した
のが図2である。尚、交換機側は後述のDAコンバータ
から得られる正弦波の1周期づつを検出するのではな
く、連続する複数周期の平均周期を検出する為、何ら支
障はない。
【0013】正弦波R2の周波数は770Hz、周期は
1.30msである。正弦波R2を示すデータをROM
(2)に記憶させる場合、1.3ms周期の1つの正弦
波を0.1msでサンプリングし、各サンプリング期間
毎の正弦波の平均値を示すデータを正弦波R2を示すデ
ータとしてROM(2)に予め記憶させておけば良い。
これより、正弦波R2を示すデータをROM(2)に記
憶させる際に要するアドレス数は13アドレスとなり、
また、ROM(2)から読み出される正弦波の周期が交
換機側が要求する正弦波の周期と等しくなる。
【0014】正弦波R3の周波数は852Hz、周期は
1.17msである。正弦波R3を示すデータをROM
(2)に記憶させる場合、連続する1.1ms周期の1
つの正弦波及び1.2ms周期の2つの正弦波を0.1
msでサンプリングし、各サンプリング期間毎の正弦波
の平均値を示すデータを正弦波R3を示すデータとして
ROM(2)に予め記憶させておけば良い。これより、
正弦波R3を示すデータをROM(2)に記憶させる際
に要するアドレス数は35アドレス(=11+12X
2)となり、従来(周期誤差を±0とするには117ア
ドレスが必要)に比べて十分少なくなり、また、ROM
(2)から読み出される連続した3周期分の正弦波の平
均周期が3.5/3=1.17msとなって交換機側が
要求する正弦波の周期と等しくなる。
【0015】正弦波R4の周波数は941Hz、周期は
1.06msである。正弦波R4を示すデータをROM
(2)に記憶させる場合、連続する1.0ms周期の1
つの正弦波及び1.1ms周期の1つの正弦波を0.1
msでサンプリングし、各サンプリング期間毎の正弦波
の平均値を示すデータを正弦波R4を示すデータとして
ROM(2)に予め記憶させておけば良い。これより、
正弦波R4を示すデータをROM(2)に記憶させる際
に要するアドレス数は21アドレス(=10+11)と
なり、従来(周期誤差を±0とするには106アドレス
が必要)に比べて十分少なくなり、また、ROM(2)
から読み出される連続した2周期分の正弦波の平均周期
が2.1/2=1.05msとなり、交換機側が要求す
る正弦波の周期に対して誤差は許容範囲内の−1%とな
る。
【0016】正弦波C1の周波数は1209Hz、周期
は0.827msである。正弦波C1を示すデータをR
OM(2)に記憶させる場合、連続する0.8ms周期
の2つの正弦波及び0.9ms周期の1つの正弦波を
0.1msでサンプリングし、各サンプリング期間毎の
正弦波の平均値を示すデータを正弦波C1を示すデータ
としてROM(2)に予め記憶させておけば良い。これ
より、正弦波C1を示すデータをROM(2)に記憶さ
せる際に要するアドレス数は25アドレス(=8X2+
9)となり、従来(周期誤差を±0とするにはサンプリ
ング期間を0.001msとして827アドレスが必
要)に比べて十分少なくなり、また、ROM(2)から
読み出される連続した3周期分の正弦波の平均周期が
2.5/3=0.833msとなり、交換機側が要求す
る正弦波の周期に対して誤差は許容範囲内の+0.7%
となる。
【0017】正弦波C2の周波数は1336Hz、周期
は0.749msである。正弦波C2を示すデータをR
OM(2)に記憶させる場合、連続する0.7ms周期
の1つの正弦波及び0.8ms周期の1つの正弦波を
0.1msでサンプリングし、各サンプリング期間毎の
正弦波の平均値を示すデータを正弦波C2を示すデータ
としてROM(2)に予め記憶させておけば良い。これ
より、正弦波C2を示すデータをROM(2)に記憶さ
せる際に要するアドレス数は15アドレス(=7+8)
となり、従来(周期誤差を±0とするには749アドレ
スが必要)に比べて十分少なくなり、また、ROM
(2)から読み出される連続した2周期分の正弦波の平
均周期が1.5/2=0.75msとなり、交換機側が
要求する正弦波の周期に対して誤差は許容範囲内の+
0.1%となる。
【0018】正弦波C3の周波数は1477Hz、周期
は0.677msである。正弦波C3を示すデータをR
OM(2)に記憶させる場合、連続する0.6ms周期
の1つの正弦波及び0.7ms周期の3つの正弦波を
0.1msでサンプリングし、各サンプリング期間毎の
正弦波の平均値を示すデータを正弦波C3を示すデータ
としてROM(2)に予め記憶させておけば良い。これ
より、正弦波C3を示すデータをROM(2)に記憶さ
せる際に要するアドレス数は27アドレス(=6+7X
3)となり、従来(周期誤差を±0とするには677ア
ドレスが必要)に比べて十分少なくなり、また、ROM
(2)から読み出される連続した4周期分の正弦波の平
均周期が2.7/4=0.675msとなり、交換機側
が要求する正弦波の周期に対して誤差は許容範囲内の−
0.3%となる。
【0019】つまり、キー入力に応じた第1及び第2の
周波数帯域の正弦波を示すデータをROM(2)に記憶
させる際、1周期分のみの正弦波データを0.1msで
サンプリングしても、後述するDAコンバータから交換
機側が要求する誤差範囲内の周期の正弦波を得られない
場合、複数の相異なる周期の連続する正弦波データをキ
ー入力に応じた正弦波データとしてROM(2)に書き
込めば良い。これより、ROM(2)から第1及び第2
の周波数帯域の各々の正弦波データをサンプリング単位
で読み出し加算演算した後にDA変換するという動作を
繰り返すことにより、DA変換後の連続する正弦波の平
均周期は、確実に交換機側が要求する誤差範囲内とな
る。
【0020】(3)は入力位置検出回路であり、図5の
キーボード(1)上の各キーの操作位置を検出するもの
である。入力位置検出回路(3)は、各操作キーに対応
したアドレスデータをROM(2)に供給する。また、
入力位置検出回路(3)は、各操作キーに対応した位置
信号を制御用のデータ信号として後述の制御・演算回路
(ALU)に供給する。(5)は制御・演算回路(AL
U)であり、各操作キーに対応した位置信号に応じて図
1の各ブロックを制御すると共に加算演算を行うもので
ある。例えば、位置信号が「1」のキー操作を表す場
合、ROM(2)のアドレスデータは、正弦波R1及び
C1を示すデータを読み出す為のプログラムデータが記
憶されたROM(2)アドレス位置を表す値となる。R
OM(2)から読み出されたプログラムデータが制御・
演算回路(5)で解読されると、ROM(2)のアドレ
スデータは正弦波R1の最初のサンプリング期間のデー
タが記憶されたアドレス位置を表す値に変更される。こ
の時、ROM(2)から読み出された正弦波R1の最初
のサンプリング期間のデータはレジスタとして機能する
RAM(4)に一時保存される。その後、ROM(2)
のアドレスデータは正弦波C1の最初のサンプリング期
間のデータが記憶されたアドレス位置を表す値に変更さ
れる。この時、ROM(2)から読み出された正弦波C
1の最初のサンプリング期間のデータはRAM(4)に
保持された正弦波R1の最初のサンプリング期間のデー
タと共に制御・演算回路(5)に供給され、加算演算さ
れる。ここで、制御・演算回路(5)は計数機能を有し
ており、制御・演算回路(5)が正弦波R1及びC1の
最初のサンプリング期間におけるデータの加算演算を終
了した時点から0.1msの計数を開始する。DAコン
バータ(6)は、制御・演算回路(5)が0.1msを
計数している期間、正弦波R1及びC1の最初のサンプ
リング期間のデータを加算演算したデジタル値をアナロ
グ値に変換して、ダイアルトーンとして出力する。
【0021】この動作を正弦波R1及びC1の2番目の
サンプリング期間から最後のサンプリング期間まで繰り
返すことにより、「1」のキー入力に応じたダイアルト
ーンを得ることができる。尚、その他のキー入力に対し
ても、図1は同様に動作する。
【0022】以上より、キー入力に応じた第1及び第2
の周波数帯域の正弦波を示すデータをROM(2)に記
憶させる際、サンプリング周期を従来より長くして(例
えば0.1ms)1周期分の正弦波データをROM
(2)に記憶させても、DAコンバータ(6)から交換
機側が要求する誤差範囲内の周期のダイアルトーンを得
られない場合、複数の相異なる周期の連続する正弦波デ
ータ(0.1msのサンプリング単位)をキー入力に応
じた正弦波データとしてROM(2)に記憶させれば良
い。これより、前記サンプリング周期毎に、キー入力に
対応するROM(2)の各アドレスにおける正弦波デー
タの読み出し、加算、及びDA変換の一連の動作を繰り
返せば、DA変換後の連続する正弦波の平均周期は、確
実に交換機側が要求する周期誤差範囲内となる。従っ
て、サンプリング周期を従来より長くできる為、キー入
力に対応する正弦波に関するROM(2)の記憶容量が
少なくて済み(従来は2632アドレス必要であった
が、本実施例により179アドレスと大幅に削減でき
る)、ROM(2)の容量増大を防止できる。また、前
記サンプリング周期はマイクロコンピュータのマシンサ
イクル(数十μsec程度)に比べて長い為、マイクロ
コンピュータはROM(2)からの正弦波データの読み
出し以外の動作をソフトウエア処理で十分処理できるこ
とになる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、メモリ手段は第1及び
第2の周波数帯域内の各々の正弦波周波数信号に対応す
るデジタルデータを記憶するが、所定の正弦波周波数信
号に対しては、所定のサンプリング周期に対応して、異
なる周期を持つ2以上の正弦波周波数信号の組から成る
正弦波周波数信号に対応するデジタルデータを記憶す
る。従って、サンプリング周期を従来より長くできる
為、正弦波周波数信号に関するROMのデータ記憶容量
が少なくて済む、といった利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明はTMF発生回路を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明によって得られる正弦波周波数信号を示
す図である。
【図3】本発明に用いられる連続する階段波を示す波形
図である。
【図4】一般に用いられる階段波を示す波形図である。
【図5】電話機のキーボードを示す図である。
【符号の説明】
(2) ROM (3) 入力位置検出回路 (4) RAM (5) 制御・演算回路(ALU) (6) DAコンバータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新井 好将 守口市京阪本通2丁目18番地 三洋電機 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭54−22707(JP,A) 特開 昭61−166252(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリ手段(2)を有するDTMF発生
    回路であって、 メモリ手段(2)は、第1及び第2の周波数帯域内の各
    々の正弦波周波数信号に対応するデジタルデータを記憶
    し、正弦波周波数信号の周期を交換機側でDTMFの予
    め定められた誤差範囲として認識できる様にする為に、
    所定の正弦波周波数信号に対しては、所定のサンプリン
    グ周期に対応して、異なる周期を持つ2以上の正弦波周
    波数信号の組から成る正弦波周波数信号に対応するデジ
    タルデータを記憶する DTMF発生回路。
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