JP3087789B2 - 波形記録計の出力波形用フルスケールの設定方法 - Google Patents

波形記録計の出力波形用フルスケールの設定方法

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JP3087789B2 JP04034503A JP3450392A JP3087789B2 JP 3087789 B2 JP3087789 B2 JP 3087789B2 JP 04034503 A JP04034503 A JP 04034503A JP 3450392 A JP3450392 A JP 3450392A JP 3087789 B2 JP3087789 B2 JP 3087789B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は波形記録計の出力波形
用フルスケールの設定方法に係り、さらに詳しくは、ダ
イナミックレンジを最大限にまで活用するパターンと、
目盛単位を直ちに読み取ることができるパターンとにパ
ターン分けしてフルスケールを設定することができる波
形記録計の出力波形用フルスケールの設定方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】通常、波形記録計においては、ディスプ
レイやプリンタなどの出力手段の出力表示媒体に対し波
形を画像や印字として出力表示する場合、例えば横軸で
ある時間軸方向での一目盛(1DIV)を100μsと
したり、縦軸である電圧軸方向での一目盛(1DIV)
を50mVとすることでモード設定時の指標としたり、
出力波形のデータ値を読み取る際の目盛として利用する
必要から、図3に示すようにして出力波形2に重ね合わ
せて図中のXの範囲を縦軸方向でのフルスケールとして
格子状に区画された目盛3も同時に出力表示媒体1に出
力表示される例が多い(つまり、同図におけるフルスケ
ールは10DIVということになる)。
【0003】このような必要から格子状に区画されて出
力表示される前記目盛の数は、設定レンジ(例えば50
mV/DIV)から即座にフルスケールを計算すること
ができるように、縦軸方向に図示例のように10個とし
たり、あるいはそれ以外の区切りのよい適宜の数が選定
されることになる。
【0004】このことは、縦軸方向でのフルスケールを
百分率で示す場合にも当てはまり、例えばフルスケール
が「100%」を示している場合、目盛の数が上下方向
に10個あれば、一目盛が「10%」を示していること
を立ち所に看取することができることになる。
【0005】このような利用のされ方をする格子状に区
画された目盛は、A/D変換器を介して波形データを取
り込む際、当該A/D変換器のフルスケール(分解能)
を例えば10等分するなど、等分割してその一目盛分の
対応データ数が定められる場合が多い。
【0006】これを図4に示すように8ビットの分解能
を有するA/D変換器5を介して入力波形4が波形デー
タ9として取り込まれる場合を例に説明すれば、8ビッ
ト対応データ数6は256ドットであるから、出力表示
媒体1の側の縦軸方向でのフルスケールを「10DI
V」とするときは、例えば8ビット対応データ数6の近
似値である「250」を「10」で除した商「25」を
一目盛分対応データ数7として設定し、これが出力表示
媒体1の縦軸方向に10個に等分割されている目盛3に
おける一目盛8とすることができることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来のフルスケール設定方法によれば、縦軸方向での設定
レンジ表示や百分率表示とフルスケールとの間の相関関
係がとりやすい点で好ましいものではある。
【0008】しかし、ユーザー仕様などの関係で一目盛
分対応データ数7がA/D変換器5の分解能とは無関係
に予め定められているような場合にあっては、縦軸方向
でのフルスケールも「10」とか「20」といったよう
な区切りのよい数に設定することができなくなることも
ある。
【0009】このような場合にあっても、その際のフル
スケールを敢えて「10」や「20」といった区切りの
よい数のもとで設定しようとするときには、結果的にA
/D変換器5のダイナミックレンジを相当程度に無駄に
した状態のもとで出力波形2が出力表示媒体1に出力表
示されることになり、ダイナミックレンジの有効活用を
図ることができない不都合があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、従来手法の
上記課題に鑑みてなされたものであり、その構成上の特
徴は、入力波形を波形データにディジタル変換するA/
D変換器と、このA/D変換器を介して取り込まれた波
形データを格納するストレージRAMと、前記波形デー
タに基づく出力波形を格子状に区画された目盛と重ね合
わせて同時に出力表示媒体に対し出力表示する出力手段
と、操作部からの入力操作に従いこれらの構成各部を統
括制御する中央演算処理手段とを少なくとも備え、前記
出力表示媒体の縦軸方向での出力波形用フルスケールで
ある前記目盛の数は、縦軸方向での設定モードにおける
設定単位区分の数と一致する個数で設定する直読対応パ
ターンと、前記A/D変換器が具有する分解能をnビッ
トとするとき、整数2n の範囲内にあるnビット対応デ
ータ数aを前記目盛において予め定められている一目盛
分対応データ数bで除して得られる整数値をその個数と
して設定するダイナミックレンジ活用パターンとのいず
れかに前記操作部からの切替操作のもとで設定すること
にある。
【0011】
【作用】このため、出力手段の出力表示媒体に対し出力
波形を出力表示する場合、操作者は、操作部を操作する
ことにより縦軸方向の設定モードにおける設定単位区分
との関係で区切りよく読み取ることができる直読対応パ
ターンと、A/D変換器のダイナミックレンジを最大限
にまで活用したダイナミックレンジ活用パターンとの二
つにパターン分けして出力表示媒体の縦軸方向での出力
波形用フルスケールを臨機応変に設定することができ
る。
【0012】
【実施例】以下、図面を参酌してこの発明の実施例を説
明する。
【0013】図1は、この発明方法が適用される波形記
録計の一例としての概略構成図であり、図2は、図1に
示す波形記録計を用いて実現される出力波形用フルスケ
ールの設定パターンを模式的に示す説明図である。
【0014】これらの図によれば、入力波形11を波形
データ23にディジタル変換するA/D変換器12と、
当該A/D変換器12を介して取り込まれた波形データ
23を格納するためのストレージRAM15と、前記波
形データ23に基づく出力波形28を格子状に区画され
た目盛26に重ね合わせて出力表示媒体19に対し同時
に出力表示することができるディスプレイ17やプリン
タ18などからなる出力手段16と、操作部14からの
入力操作に従いこれらの構成各部を統括制御する中央演
算処理手段(I/Oポート、ROM、RAM等を含むC
PU)13とを少なくとも備えて構成されている。
【0015】図1に示す波形記録計を用いて実施される
この発明に係る出力波形用フルスケールの設定方法を図
2を参照してさらに詳しく説明する。すなわち、アナロ
グ信号としての入力波形11は、A/D変換器12を介
することでディジタル変換された波形データ23として
本体側に取り込まれる。
【0016】この場合、前記A/D変換器12が具有す
る分解能を仮にnビットとすれば、A/D変換器12の
フルスケールは整数2n であるnビット対応データ数2
0ということになる。
【0017】一方、ユーザー仕様などの関係で画像画面
や記録紙などの出力表示媒体19における縦軸方向での
一目盛分対応データ数(以下、DIV対応データ数とい
う)21がA/D変換器12のフルスケールであるnビ
ット対応データ数20とは無関係に予め定められている
場合には、そのダイナミックレンジを最大限に活用する
ためにnビット対応データ数20をDIV対応データ数
21で除して得られる商によりこれを等分割する必要が
ある。
【0018】図2におけるA/D変換器12のnビット
対応データ数20を示すフルスケールに書き込まれてい
るそれぞれの分割線22は、これを例示的に示している
ものであり、同図には10等分とか20等分というよう
な区切りのよい分割数ではなく、区切り悪く12等分さ
れた場合が示されている。
【0019】このような状況のもとで、前記出力表示媒
体19の縦軸方向での出力波形用フルスケールである前
記目盛26の数を設定しようとする場合には、前記操作
部14からの切替操作のもとで設定レンジによるフルス
ケール値の計算やフルスケールを100%とした場合の
一目盛27との対比が容易な直読対応パターン24と、
A/D変換器12のダイナミックレンジを最大限に活用
することができるダイナミックレンジ活用パターン25
とのうちのいずれかのパターンが適宜選択されることに
なる。
【0020】すなわち、出力表示媒体19の縦軸方向で
の出力波形用フルスケールを直読対応パターン24のも
とで設定しようとするときは、縦軸方向での設定モード
(例えば電圧の設定等)における設定単位区分の数(例
えば50mV刻みの設定単位が10区分)と一致する個
数の目盛26が設定されることになる。
【0021】一方、出力表示媒体19の縦軸方向での出
力波形用フルスケールをダイナミックレンジ活用パター
ン25のもとで設定しようとするときは、前記A/D変
換器12が具有する分解能をnビットとするとき、前記
目盛26において予め定められているb個のDIV対応
データ数21で整数2n の範囲内にあるa個のnビット
対応データ数20を除して得られる整数値の個数だけの
目盛26が設定されることになる。
【0022】このようなパターン分けをより具体的に説
明すれば、今仮にA/D変換器12が具有する分解能を
11ビットとするならば、11ビット対応データ数20
は整数211、つまりそのフルスケールは2048ドット
となり、しかも、縦方向でのDIV対応データ数21が
予め80ドットと定められているとする。
【0023】このような設定状況のもとで、出力表示媒
体19の縦軸方向に区切りのよいフルスケールを設定し
ようとするならば、20DIV×80ドット=1600
ドット、つまりA/D変換器12のダイナミックレンジ
を約78%利用して直読対応パターン24が設定される
ことになる。
【0024】また、出力表示媒体19の縦軸方向にA/
D変換器12のダイナミックレンジを最大限にまで活用
してフルスケールを設定しようとするときは、2048
ドット÷80ドット≒24DIV、つまりA/D変換器
12のダイナミックレンジを約93%強利用してしてダ
イナミックレンジ活用パターン25が設定されることに
なる。
【0025】この発明は上述したようにして構成されて
いるので、出力手段16における出力表示媒体19に対
し出力波形28を出力表示する場合、操作者は、操作部
14を操作することにより縦軸方向の設定モードにおけ
る設定単位区分との関係で区切りよく読み取ることがで
きる直読対応パターン24と、A/D変換器12のダイ
ナミックレンジを最大限にまで活用したダイナミックレ
ンジ活用パターン25との二つにパターン分けし、これ
らを操作者が切り替えて使用することにより出力表示媒
体19における縦軸方向での出力波形用フルスケールを
臨機応変に設定することができる。
【0026】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、出
力手段の出力表示媒体に対し出力波形を出力表示する場
合、操作者は、操作部を操作することにより縦軸方向の
設定モードにおける設定単位区分との関係で区切りよく
読み取ることができる直読対応パターンと、A/D変換
器のダイナミックレンジを最大限にまで活用したダイナ
ミックレンジ活用パターンとの二つにパターン分けして
出力表示媒体における縦軸方向での出力波形用フルスケ
ールを設定することでができるので、操作者の要請に柔
軟に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明方法が適用される波形記録計の一例と
しての概略構成図。
【図2】この発明方法により実現されるフルスケール設
定パターンを模式的に示す説明図。
【図3】従来から行われている出力波形の表示パターン
例を示す説明図。
【図4】従来方法によるフルスケール設定パターンを模
式的に示す説明図。
【符号の説明】
11 入力波形 12 A/D変換器 13 中央演算制御手段 14 操作部 15 スロレージRAM 16 出力手段 17 ディスプレイ 18 プリンタ 19 出力表示媒体 20 nビット対応データ数(フルスケール) 21 一目盛分対応データ数 22 分割線 23 波形データ 24 直読対応パターン 25 ダイナミックレンジ活用パターン 26 目盛 27 一目盛 28 出力波形

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力波形を波形データにディジタル変換
    するA/D変換器と、このA/D変換器を介して取り込
    まれた波形データを格納するストレージRAMと、前記
    波形データに基づく出力波形を格子状に区画された目盛
    と重ね合わせて同時に出力表示媒体に対し出力表示する
    出力手段と、操作部からの入力操作に従いこれらの構成
    各部を統括制御する中央演算処理手段とを少なくとも備
    え、前記出力表示媒体の縦軸方向での出力波形用フルス
    ケールである前記目盛の数は、縦軸方向での設定モード
    における設定単位区分の数と一致する個数で設定する直
    読対応パターンと、前記A/D変換器が具有する分解能
    をnビットとするとき、整数2n の範囲内にあるnビッ
    ト対応データ数aを前記目盛において予め定められてい
    る一目盛分対応データ数bで除して得られる整数値をそ
    の個数として設定するダイナミックレンジ活用パターン
    とのいずれかに前記操作部からの切替操作のもとで設定
    することを特徴とする波形記録計の出力波形用フルスケ
    ールの設定方法。
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