JP2806279B2 - フレキシブルプリント回路基板の半田付方法 - Google Patents

フレキシブルプリント回路基板の半田付方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、軟化点が230゜C
以下のフレキシブルプリント回路基板に形成されたラン
ドに対して端子を全体半田付法により半田付するフレキ
シブルプリント回路基板の半田付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレート(以下PE
Tという)から成る基板を備えたフレキシブルプリント
回路基板(以下FPCという)の場合、PETの軟化点
が220〜230゜Cと通常の半田の溶融温度と略同じ
であるため、通常の半田を用いた噴流半田付やリフロー
半田法等による全体半田付方法を適用することができな
い。
【0003】一方、200゜C以下の低融点半田を用い
て局部的に加熱して半田付することも考えられるが、半
田の融点を下げるために添加する材料の種類によってコ
スト,安全性の問題等が生じる。
【0004】そこで従来、低融点の半田を用いずにFP
Cのランドと端子を半田付する手法として、特開平5−
218632号公報に記載の半田付方法が提案されてお
り、これは図5に示すように、紙フェノール基板,紙エ
ポキシ基板,ガラスエポキシ基板等から成る断熱性ホル
ダ1に、FPC2のランド3及び端子4が覗くようにラ
ンド3と同じ大きさの開口5を形成し、この開口5内に
ランド3及び端子4が位置するように断熱性ホルダ1を
FPC2の基板の半田付着面側に当接し、この当接状態
を保持して全体半田付法を行うというものである。
【0005】このとき、半田の侵入を容易にするため
に、開口5の当接面側はランド3と同じ大きさで反対側
はランド3よりも大きく形成され、開口5の垂直断面形
状は台形状となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報に記
載の方法では、断熱性ホルダ1に形成される開口5がF
PC2のランド3と同じ大きさしかなく非常に小さいた
め、図6に示すように、断熱ホルダ1を下側にしてFP
C2を半田槽内の溶融した半田6に接触させて全体半田
付を行った場合に、溶融半田6の表面張力により半田6
がランド3にまで届かずに未半田状態になることがあ
る。
【0007】また、コネクタの端子のように多数の端子
を半田付する場合には、ランド数も端子と同数必要にな
り、各ランドに対応する開口の数も多くなるため、上記
したような断面台形状の開口を多数製造するのに、その
製造工数の増大及び製造コストの増加を招くことにな
る。
【0008】そこで、この発明は、上記のような問題点
を解消するためになされたもので、未半田の発生を簡単
に防止できるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、軟化点が2
30゜C以下のフレキシブルプリント回路基板に形成さ
れたランドに対して端子を全体半田付法により半田付す
るフレキシブルプリント回路基板の半田付方法におい
て、断熱フィルムに前記ランドとほぼ同じ大きさの透孔
を形成し、この透孔内に前記ランド及び端子が位置する
ように前記断熱フィルムを前記基板の半田付着面側に接
触して設け、断熱板に前記ランドより大きい開口を形成
し、この開口部分に前記ランド及び端子が位置するよう
に前記断熱板を前記断熱フィルムの前記基板側と反対面
側に当接して配設したことを特徴としている。
【0010】このとき、前記断熱板を前記断熱フィルム
に当接し前記断熱フィルムを前記基板に接触する方法と
して、請求項2記載のように、前記断熱フィルム及び前
記断熱板それぞれを粘着剤或いは接着剤により前記基板
及び前記断熱フィルムそれぞれに貼着し、請求項3記載
のように、前記断熱板の隅部に複数のガイドピンを設
け、前記基板及び前記断熱フィルムそれぞれに前記各ガ
イドピンの挿通孔を形成し、前記各挿通孔に前記各ガイ
ドピンそれぞれを挿通し、請求項4記載のように、前記
断熱板にガイド枠を形成し、前記ガイド枠内に前記基板
及び前記断熱フィルムを収容するとよい。
【0011】
【作用】この発明においては、断熱フィルムの透孔内に
ランド及び端子が位置するように断熱フィルムを基板の
半田付着面側に接触して設け、断熱板の開口部分に前記
ランド及び端子が位置するように断熱板を断熱フィルム
の基板側と反対面側に当接して配設するため、溶融半田
は開口,透孔内を通ってランドまで容易に達して未半田
の発生が防止される。
【0012】このとき、フレキシブルプリント回路基板
の基板と断熱板との間に断熱フィルムを設けることによ
って、断熱板が薄くても、断熱効果の低下を招くことな
く全体半田付法による半田付が可能になる。
【0013】ところで、断熱フィルム及び断熱板それぞ
れを粘着剤或いは接着剤により基板及び断熱フィルムそ
れぞれに貼着し、または断熱板の隅部に複数のガイドピ
ンを設け、基板及び断熱フィルムそれぞれに各ガイドピ
ンの挿通孔を形成して各挿通孔に各ガイドピンそれぞれ
を挿通し、または断熱板にガイド枠を形成し、ガイド枠
内に基板及び断熱フィルムを収容することによって、断
熱板が断熱フィルムに当接され断熱フィルムが基板に接
触される。
【0014】
【実施例】図1はこの発明の一実施例の断面図、図2は
分離斜視図である。
【0015】これらの図において、図5,図6と同一符
号は同一のもの若しくは相当するものを示し、図5,図
6と相違するのは、ポリイミド,ポリエチレンテレフタ
レート,ポリパルバン酸,アラミド,ポリアミド,ポリ
サルホン,ポリエーテルサルホン,ポリフェニレンサル
ファイド,ポリエーテル・エーテルケトン,ポリエーテ
ルイミド,ポリアリレート,ポリエチレンナフタレー
ト,フッ素酸樹脂等の耐熱性の高い材質から成る断熱フ
ィルム10にランド3とほぼ同じ大きさの透孔11を形
成し、この透孔11内にランド3及び端子4が位置する
ように断熱フィルム10をFPC2の半田付着面側に接
触して設け、紙フェノール基板、紙エポキシ基板、ガラ
スエポキシ基板等から成る断熱板13にランド3より大
きい開口14を形成し、この開口14の部分にランド3
及び端子4、更には透孔11が位置するように断熱板1
3を断熱フィルム10のFPC2側と反対面側に当接し
て配設したことである。
【0016】ところで、断熱板13を断熱フィルム10
に当接し断熱フィルム10をFPC2に接触するため
に、図2に示すように、断熱フィルム10及び断熱板1
3それぞれを粘着剤或いは接着剤によりFPC2及び断
熱フィルム10それぞれに貼着している。
【0017】従って、断熱フィルム10の透孔11内に
ランド3及び端子4が位置するように断熱フィルム10
を基板11の半田付着面側に接触して設け、断熱板13
の開口14の部分にランド3及び端子4が位置するよう
に断熱板13を断熱フィルム10のFPC2側と反対面
側に当接して配設するため、溶融半田6は開口14,透
孔11内を通ってランド3まで容易に達することがで
き、未半田の発生を防止でき、FPC2と断熱板13と
の間に断熱フィルム10を設けることによって、断熱板
13が薄くても、断熱効果の低下を招くことなく全体半
田付法による半田付が可能になる。
【0018】また、断熱フィルム10及び断熱板13そ
れぞれを粘着剤或いは接着剤によりFPC2及び断熱フ
ィルム10それぞれに貼着することによって、容易に断
熱板13を断熱フィルム10に当接し断熱フィルム10
をFPC2に接触することができる。
【0019】さらに、断熱フィルム10に上記したポリ
イミド,ポリエチレンテレフタレート,ポリパルバン
酸,アラミド,ポリアミド等の耐熱性の高い材質のもの
を使用したため、繰り返しの使用が可能になる。
【0020】なお、他の実施例として、図3に示すよう
に、断熱板13の四隅部にそれぞれガイドピン16を植
設し、FPC2及び断熱フィルム10それぞれに各ガイ
ドピン16の挿通孔17を透設し、各挿通孔17に各ガ
イドピン16それぞれを挿通することによって、断熱板
13を断熱フィルム10に当接し断熱フィルム10をF
PC2に接触してもよい。
【0021】また、更に他の実施例として、図4に示す
ように、断熱板13にガイド枠19を形成し、このガイ
ド枠19内にFPC2及び断熱フィルム10を収容する
ことによって、断熱板13を断熱フィルム10に当接し
断熱フィルム10をFPC2に接触するようにしてもよ
い。
【0022】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、断熱
フィルムを基板の半田付着面側に接触して設け、断熱板
を断熱フィルムの基板側と反対面側に当接して配設し、
フレキシブルプリント回路基板の基板と断熱板との間に
断熱フィルムを設けたため、断熱板が薄くても、断熱効
果の低下を招くことなく全体半田付法による半田付が可
能になり、しかも溶融半田は開口,透孔内を通ってラン
ドまで容易に達することができることから、未半田の発
生を防止することが可能になる。
【0023】ところで、断熱フィルム及び断熱板それぞ
れを粘着剤或いは接着剤により基板及び断熱フィルムそ
れぞれに貼着し、または断熱板の隅部に複数のガイドピ
ンを設け、基板及び断熱フィルムそれぞれに各ガイドピ
ンの挿通孔を形成して各挿通孔に各ガイドピンそれぞれ
を挿通し、または断熱板にガイド枠を形成し、ガイド枠
内に基板及び断熱フィルムを収容することによって、容
易に断熱板を断熱フィルムに当接し断熱フィルムを基板
に接触することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の断面図である。
【図2】一実施例の分離斜視図である。
【図3】他の実施例の分離斜視図である。
【図4】さらに他の実施例の分離斜視図である。
【図5】従来例の断面図である。
【図6】従来例の動作説明図である。
【符号の説明】
2 FPC(フレキシブルプリント回路基板) 3 ランド 4 端子 6 溶融半田 10 断熱フィルム 11 透孔 13 断熱板 14 開口 16 ガイドピン 17 挿通孔 19 ガイド枠

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟化点が230゜C以下のフレキシブル
    プリント回路基板に形成されたランドに対して端子を全
    体半田付法により半田付するフレキシブルプリント回路
    基板の半田付方法において、 断熱フィルムに前記ランドとほぼ同じ大きさの透孔を形
    成し、この透孔内に前記ランド及び端子が位置するよう
    に前記断熱フィルムを前記基板の半田付着面側に接触し
    て設け、断熱板に前記ランドより大きい開口を形成し、
    この開口部分に前記ランド及び端子が位置するように前
    記断熱板を前記断熱フィルムの前記基板側と反対面側に
    当接して配設したことを特徴とするフレキシブルプリン
    ト回路基板の半田付方法。
  2. 【請求項2】 前記断熱フィルム及び前記断熱板それぞ
    れを粘着剤或いは接着剤により前記基板及び前記断熱フ
    ィルムそれぞれに貼着したことを特徴とする請求項1記
    載のフレキシブルプリント回路基板の半田付方法。
  3. 【請求項3】 前記断熱板の隅部に複数のガイドピンを
    設け、前記基板及び前記断熱フィルムそれぞれに前記各
    ガイドピンの挿通孔を形成し、前記各挿通孔に前記各ガ
    イドピンそれぞれを挿通して前記断熱板を前記断熱フィ
    ルムに当接し前記断熱フィルムを前記基板に接触したこ
    とを特徴とする請求項1記載のフレキシブルプリント回
    路基板の半田付方法。
  4. 【請求項4】 前記断熱板にガイド枠を形成し、前記ガ
    イド枠内に前記基板及び前記断熱フィルムを収容して前
    記断熱板を前記断熱フィルムに当接し前記断熱フィルム
    を前記基板に接触したことを特徴とする請求項1記載の
    フレキシブルプリント回路基板の半田付方法。
  5. 【請求項5】 前記断熱フィルムがポリイミド,ポリエ
    チレンテレフタレート,ポリパルバン酸,アラミド,ポ
    リアミド,ポリサルホン,ポリエーテルサルホン,ポリ
    フェニレンサルファイド,ポリエーテル・エーテルケト
    ン,ポリエーテルイミド,ポリアリレート,ポリエチレ
    ンナフタレート,フッ素酸樹脂等から成ることを特徴と
    する請求項1記載のフレキシブルプリント回路基板の半
    田付方法。
  6. 【請求項6】 前記断熱板が紙フェノール基板、紙エポ
    キシ基板、ガラスエポキシ基板等から成ることを特徴と
    する請求項1記載のフレキシブルプリント回路基板の半
    田付方法。
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DE69514895T DE69514895T2 (de) 1994-11-25 1995-11-03 Verfahren zur Montage eines Anschlussstiftes in einer flexiblen Leiterplatte

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