JP2806177B2 - 高周波電力合成分配回路 - Google Patents

高周波電力合成分配回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はVHF,UHF帯で用い
るTV,FM放送機等の高周波電力部を並列動作させる
ために使用する合成分配回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高周波電力を合成、分配する際に
は、回路構成が簡単で低損失な点で有利なインピーダン
ス変成器型の合成回路又は分配回路(以下、合成分配回
路と称する)を使用している。図3(a)は従来のn合
成回路を示す。このn合成回路は、n個の入力端子31
〜3nが並列に接続される第1のλ/4インピーダンス
変成器11と、その出力を入力とする第2のλ/4イン
ピーダンス変成器12とを縦続接続し、その出力に出力
端子15を接続している。
【0003】このような合成回路においては、入出力イ
ンピーダンスがそれぞれZ1,Z2のものを2段変成器
で最大平坦特性で広帯域整合する場合、2段変成器の中
央の点14のインピーダンスZPは√(Z1・Z2)で
なければならないことが知られている。したがって、 Z1=Z0/n …(1) Z2=Z0 …(2) であるから、 ZP=Z0/√(n) …(3) となる。ここで、各λ/4インピーダンス変成器11,
12の特性インピーダンスをそれぞれZ01,Z02と
すると、 Z01=√(Z1・ZP)=√(Z0/n・Z0/√
(n))=Z0/(n)3/4 …(4) Z02=√(Z2・ZP)=√(Z0/n・Z0/√
(n))=Z0/(n)1/4 …(5) となる。ここで、Z0は入出力インピーダンスを示す。
【0004】また、図3(b)は従来の4合成回路にお
ける他の構成例であり、それぞれ入力端子3を有する4
個の第1のλ/4インピーダンス変成器11の出力を2
個づつ別の第2のλ/4インピーダンス変成器12に接
続し、各出力を出力端子15に接続したものであり、階
層構造とされている。この4合成回路では、前記最大平
坦特性を得るためには、第1及び第2のインピーダンス
変成器11,12の特性インピーダンスをZ01=Z0
2=23/4 ・Z0とすればよい。以上の説明は合成回路
に関してであるが、入出力端子を入れ替えることによ
り、分配回路にも適用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の合成
分配回路のうち、図3(a)に示した合成分配回路で
は、n個の入力端子31〜3bから第1のλ/4インピ
ーダンス変成器11の入力端までの接続線路を等しくす
る必要があるため、この経路をマイクロストリップ線路
で構成する場合には、合成数nが増すほど平面的な回路
構成が困難となる。また、入力側インピーダンスと出力
側インピーダンスの比が合成数nが増すほど狭帯域にな
るという問題がある。
【0006】一方、図3(b)の合成分配回路では、4
個の各入力端子31〜34と各第1のλ/4インピーダ
ンス変成器11との間をマイクロストリップ線路で構成
する場合でも、各経路を形成するための平面的な回路構
成が比較的容易である。しかしながら、その反面でイン
ピーダンス変成器の数が増すために、限られた面積で回
路を構成することが困難となり、小型化の障害となる。
本発明の目的は、平面回路構成が容易にできると共に、
小型化が容易な最大平面特性を有する合成分配回路を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、m個の第1の
λ/4インビーダンス変成器のそれぞれの一端にn個の
入力又は出力端子を備え、かつ各インピーダンス変成器
の他端を全て1個の第2のλ/4インピーダンス変成器
の一端に接続し、この第2のλ/4インピーダンス変成
器の他端を出力又は入力端子とし、更に第1及び第2の
λ/4インピーダンス変成器の特性インピーダンスを等
しく、かつm=nとする。
【0008】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の原理を示す等価回路図である。m個
の第1のλ/4インピーダンス変成器1の入力端にn個
の入力端子31〜3nを共通接続点6にて並列接続して
いる。また、これらm個の第1のλ/4インピーダンス
変成器1の出力端を共通接続点4にて1個の第2のλ/
4インピーダンス変成器2の入力端に接続している。こ
のλ/4インピーダンス変成器2の出力端には出力端子
5を接続している。
【0009】この構成によれば、前記m個の第1のλ/
4インピーダンス変成器1を1つのインピーダンス変成
器としてまとめてみれば、前記した最大平坦特性条件よ
り、共通接続点4におけインピーダンスZPは、Z0
/√(n)とおける。その上で、第1及び第2のλ/4
インピーダンス変成器1,2の特性インピーダンスZ0
1,Z02はそれぞれ、 Z01=√(Z0/n・m・ZP) …(6) Z02=√(Z0・ZP) …(7) で表される。特に、第1のλ/4インピーダンス変成器
1はm個が並列されているため、前記した共通接続点4
におけるインピーダンスZPを満たすためには、個々の
特性インピーダンスZ01はmを掛けたものとなる。
こで、m=nとすることにより、 Z01=Z02=Z0/n 1/4 …(8) が導かれる。
【0010】図2は本発明の一実施例を示しており、同
図(a)は本発明を4合成器に適用したときの概略構成
図であり、同図(b)はその等価回路図である。この4
合成器はマイクロストリップ線路による2段インピーダ
ンス変成器であり、2個の第1のλ/4インピーダンス
変成器1と、1個の第2のλ/4インピーダンス変成器
2は等しい特性インピーダンスで構成され、シャーシ7
内に一体的にかつ平面的に構成される。第1のλ/4イ
ンピーダンス変成器1のそれぞれの入力端にはそれぞれ
2個の入力端子31,32が対向配置され、各入力端子
31,32と第1のλ/4インピーダンス変成器1の入
力端を伝送線路8にて接続している。また、第2のλ/
4インピーダンス変成器2の出力端には出力端子5が対
向配置され、伝送線路9を通して接続されている。この
回路において、第1及び第2のλ/4インピーダンス変
成器1,2の特性インピーダンスZ01,Z02は、前
記式(8)にn=2を代入することによりZ0/2 1/4
となり、Z0を50Ωとすれば、42Ωとなる。
【0011】したがって、合計の端子数に対して第1の
λ/4インピーダンス変成器1のそれぞれに接続される
端子の数を1/mに低減でき、各端子とインピーダンス
変成器を接続する線路をマイクロ線路で構成する場合で
も平面回路構成を容易なものにできる。また、n×m個
の端子に対して第1のλ/4インピーダンス変成器1を
m個で構成でき、これと1個の第2のλ/4インピーダ
ンス変成器2で構成できるので、変成器の数を低減し、
小型化が容易になる。なお、前記実施例では本発明を合
成回路に適用した例を示しているが、入力端子と出力端
子とを逆にすることにより、分配回路として構成するこ
とができることは言うまでもない。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、m個の第
1のλ/4インピーダンス変成器の一端にn個の入力端
子を接続し、かつその他端を第2のλ/4インピーダン
ス変成器に接続し、各インピーダンス変成器の特性イン
ピーダンスを等しくし、かつm=nとしているので、平
面回路構成が容易で、λ/4インピーダンス変成器の数
が少なく、小型化が容易な最大平坦特性を有する合成分
配回路を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための等価回路図であ
る。
【図2】本発明の一実施例を示し、(a)は概略平面
図、(b)はその等価回路図である。
【図3】従来の分配合成回路の異なる例を示す等価回路
図である。
【符号の説明】
1 第1のλ/4インピーダンス変成器 2 第2のλ/4インピーダンス変成器 31〜3n 入力端子 4 接続点 5 出力端子

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 m個の第1のλ/4インビーダンス変成
    器のそれぞれの一端にn個の入力又は出力端子を備え、
    かつ各インピーダンス変成器の他端を全て1個の第2の
    λ/4インピーダンス変成器の一端に接続し、この第2
    のλ/4インピーダンス変成器の他端を出力又は入力端
    子とし、前記第1及び第2のλ/4インピーダンス変成
    器の特性インピーダンスを等しく、かつm=nとしたこ
    とを特徴とする高周波電力合成分配回路。
JP27671292A 1992-09-22 1992-09-22 高周波電力合成分配回路 Expired - Fee Related JP2806177B2 (ja)

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