JP2007201596A - 電力分配回路 - Google Patents

電力分配回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2007201596A
JP2007201596A JP2006014943A JP2006014943A JP2007201596A JP 2007201596 A JP2007201596 A JP 2007201596A JP 2006014943 A JP2006014943 A JP 2006014943A JP 2006014943 A JP2006014943 A JP 2006014943A JP 2007201596 A JP2007201596 A JP 2007201596A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power distribution
distribution circuit
branch line
terminal
line coupler
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006014943A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007201596A5 (ja
Inventor
Kiyoharu Kiyono
清春 清野
Toshiyuki Senba
俊行 筌場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2006014943A priority Critical patent/JP2007201596A/ja
Publication of JP2007201596A publication Critical patent/JP2007201596A/ja
Publication of JP2007201596A5 publication Critical patent/JP2007201596A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Amplifiers (AREA)

Abstract

【課題】 従来のブランチラインカップラ形の電力分配回路では比帯域が約10%と比較的狭いため、それ以上の帯域が要求される電力増幅器には適用できない課題がある。また、仮に帯域を複数個に分割し各帯域に対応した電力増幅器を製作するような場合、帯域の異なる数種類の電力増幅器の設計・製作が必要となり、低価格化が実現できない課題もあった。
【解決手段】 ブランチラインカップラを構成する4個の1/4波長線路の内、隣接する2個の1/4波長線路の接続点に、帯域の中心周波数ではブランチラインカップラ特性に影響を与えず、帯域の他の周波数にのみ影響するような直列共振回路を接続した。
【選択図】 図1

Description

この発明は、電力増幅器、フェズドアレーアンテナ等に使用される電力分配回路に関するものである。
レーダあるいは通信用の電力増幅器ではより高出力化の要求が強まってきており、FET,HEMTなどの複数個の半導体素子出力を合成して高出力化を図ることが一般的であり、これらの半導体素子に電力を分配するための電力分配回路が必要となる。
このような電力増幅器に用いられる電力分配回路の一例として、比較的小形で、製作が容易なブランチラインカップラ型の電力分配回路が知られている(特許文献1、非特許文献1参照。)。
特開平11-251952号公報(第1図) 藤澤和男著、書名:改版 マイクロ波回路、電子通信学会大学講座、第15巻、pp203 コロナ社
従来、電力増幅器として所要帯域内のチャネル毎に対応した比較的狭帯域なものが使用されてきたが、近年、電力増幅器の低価格化の要求が強まってきており、その解決策の1つとして電力増幅器の広帯域化が考えられる。これにより、電力増幅器の種類を減らし、共通化を図ることで低価格化が可能となる。これには電力増幅器に使用する電力分配回路の広帯域化が必要となる。
しかしブランチラインカップラ型の電力分配回路は比帯域10%程度と比較的狭いため、それ以上の帯域が要求される電力増幅器には使用できない課題があった。また、帯域を複数個に分割し各帯域に対応した電力増幅器を製作するような場合、帯域の異なる数種類の電力増幅器を設計・製作する必要があり、低価格化が実現できない課題もあった。
さらに、比帯域が10%程度の電力増幅器に適用するような場合、電力分配回路の製造バラツキにより電力分配回路の帯域がずれ、電力増幅器の帯域端での電気性能が著しく劣化してしまう課題もあった。
この発明は上記のような課題を解消するためになされたもので、従来のブランチラインカップラの機能を維持し、広帯域な電力分配回路を得ることを目的としている。
第1の発明の電力分配回路は、リング状に接続された4個の1/4波長線路と、上記隣接する1/4波長線路の接続点にそれぞれ設けられた4個の端子と、上記接続点と端子間にそれぞれ設けられたインダクタとキャパシタとからなる直列共振回路と、上記4個の端子の内、1個の端子に終端器と、
を具備したものである。
第2の発明の電力分配回路は、リング状に接続された4個の1/4波長線路と、上記隣接する1/4波長線路の接続点にそれぞれ設けられた4個の端子と、上記接続点と端子間にそれぞれ設けられた1/2波長の高インピーダンス線路と、上記4個の端子の内、1個の端子に終端器とを具備したものである。
第1の発明によれば、ブランチラインカップラを構成する4個の1/4波長線路の内、隣接する2個の1/4波長線路の接続点に、直列共振回路を接続することによって、当該共振回路を接続しない従来のブランチラインカップラに比べ、帯域を約2倍に広帯域化を図ることが可能であるため、従来のブランチラインカップラ以上の広帯域な電力増幅器にも対応でき、電力増幅器の共通化が可能となり電力増幅器の低価格化を図ることができるとういう効果がある。
第2の発明によれば、ブランチラインカップラを構成する4個の1/4波長線路の内、隣接する2個の1/4波長線路の接続点に、高インピーダンス線路を接続することによって、ブランチラインカップラに比べ、帯域を約2倍に広帯域化を図ることが可能であるため、ブランチラインカップラ以上の広帯域な電力増幅器にも対応でき、電力増幅器の共通化が可能となり電力増幅器の低価格化を図ることができるとともに、マイクロ波集積回路技術を用いることにより、一枚の誘電体基板上にブランチラインカップラと一体形成が可能となり、安価にできる利点もあるとういう効果がある。
実施の形態1.
図1は実施の形態1による電力分配回路の構成を示す図であり、1〜4はそれぞれ1/4波長線路、5〜8はそれぞれ接続点、9〜12はそれぞれ端子、13〜16は直列共振回路、17は終端器である。
この電力分配回路は帯域の中心周波数で1/4波長の長さを有する4個の1/4波長線路1〜4をリング状に接続し、隣接する1/4波長線路1と4との接続点5と端子9間に直列共振回路13を、1/4波長線路1と2との接続点6と端子10間に直列共振回路14を、1/4波長線路2と3との接続点7と端子11間に直列共振回路15を、1/4波長線路3と4との接続点8と端子12間に直列共振回路16をそれぞれ設け、端子12には終端器17が接続された構成となっている。
即ち、4個の1/4波長線路1〜4をリング状に接続し、隣接する1/4波長線路1〜4の各接続点5〜8にそれぞれ端子9〜12を接続して構成されるブランチラインカップラに、直列共振回路13〜16および終端器17を付加したものである。
ここで、電源および負荷の特性インピーダンスをZ0とした場合、それぞれ1/4波長線路1,3の特性インピーダンスZ1はZ0/√2に、伝送線路2、4の特性インピーダンスZ2はZ0に選ばれ、また、終端器17の抵抗値RはZ0に選ばれる。通常、Z0は50オームである。
さらに、直列共振回路13〜16を構成するインダクタとキャパシタは使用周波数帯域の中心周波数で直列共振するような定数に選ばれている。
図2は実施の形態1による電力分配回路のインピーダンス軌跡を示すものである。
図中、実線はこの発明の電力分配回路のインピーダンス軌跡、破線は一般的なブランチラインカップラのインピーダンス軌跡であり、これらのインピーダンス軌跡はスミスチャート上に示してある。
ここでは一例として端子9から接続点5側を見たインピーダンス軌跡を示している。
一般的なブランチラインカップラのインピーダンス軌跡は破線で示すように、帯域の中心周波数f0でスミスチャートの中心を通り、帯域の低域側の周波数f1から高域側の周波数f2に向かってコンダクタンス一定の線上を時計方向に大きく回転する。
これに対して、この発明の電力分配回路に用いている直列共振回路13は中心周波数f0でインピーダンスが0Ω、f1では等価的にキャパシタ、f2ではインダクタとなる。このため、端子9と接続点5間にはf0で何も接続されず、f1ではキャパシタ、f2ではインダクタが接続されたものと見なすことができる。
従って、図2の実線で示すようにこの発明の電力分配回路のインピーダンス軌跡はf0でスミスチャートの中心を通り、f1では抵抗一定の線上を時計方向に、また、f2では抵抗一定の線上を反時計方向に回転する。
この結果、帯域のf1〜f2に渡ってインピーダンスがスミスチャートの中心近傍に集まるようになる。即ち、広帯域にわたってインピーダンス整合が取れたことになる。
図3に実施の形態1による電力分配回路のリターンロス特性の一例を示す。
図中、実線はこの発明の電力分配回路の特性、破線は一般的なブランチラインカップラの特性である。リターンロスが20dB以上となる比帯域は一般的なブランチラインカップラでは約10%であるのに対してこの発明のものでは約20%と2倍の帯域が得られるようになる。
なお、上述では直列共振回路13の働きについて説明したが、他の直列共振回路14〜16も同様である。
次に動作について説明する。
この発明の電力分配回路では上述のような構成となっているため、例えば端子9から入力されたマイクロ波信号は端子10と11とにそれぞれ位相が90°異なるものの等振幅で分配される。
また、端子12はアイソレーション端子となっているため、この端子12には信号が出力されない。これは一般的なブランチラインカップラと動作は同じである。
従って、この発明の電力分配器の端子10と11にそれぞれ半導体素子を接続することにより、端子9から入力されたマイクロ波信号を各半導体素子に等振幅で供給することができる。
なお、端子10と11に接続される半導体素子のインピーダンスと、端子10および端子11における電力分配回路のインピーダンスが一致しない場合、分配されたマイクロ波信号の一部が端子10、11で反射される。
この反射されたマイクロ波信号は接続点5で逆相、接続点8で同相となるため、端子9には出力されず全て端子12に接続された終端器17で吸収されるようになる。
以上のように、この発明の電力分配回路では一般的なブランチラインカップラの機能を損なうことなく、ブランチラインカップラに比べ、帯域を約2倍に広帯域化を図ることが可能である。
このため、ブランチラインカップラ以上の広帯域な電力増幅器にも対応でき、電力増幅器の共通化が可能となり電力増幅器の低価格化を図ることができる効果がある。
また、電力分配回路の製造バラツキにより帯域が多少ずれても必要帯域をカバーでき、電力増幅器の特性劣化が発生することもない効果がある。
実施の形態2.
図4は実施の形態2による電力分配回路の構成を示す図である。
この電力分配回路は図1に示す実施の形態1の直列共振回路13〜16の変わりに長さが1/2波長を有する高インピーダンス線路18〜21を接続したものである。
これらの高インピーダンス線路18〜21の特性インピーダンスZ3はZ0の約1.4〜1.8倍、即ち70〜90Ω程度に選ばれている。
このように高インピーダンス線路18〜21の長さを1/2波長に選ぶことにより、帯域の中心周波数f0ではブランチラインカップラのインピーダンスに影響を与えることなく、帯域の他の周波数にのみ影響するようになる。即ち、この高インピーダンス線路18〜21は帯域の低域側の周波数f1では等価的にキャパシタ、高域側の周波数f2ではインダクタとなり、中心周波数では何も接続されないものと見なすことができる。
このため、等価回路的には実施の形態1で示した直列共振回路13〜16と同じになる。等価的
なキャパシタおよびインダクタは高インピーダンス線路18〜21の特性インピーダンスに依存し、インピーダンスが高いほどこれらの値が大きくなる。特性インピーダンスを80Ω程度に選ぶことにより、比帯域20%程度の電力分配回路が得られるキャパシタおよびインダクタとなる。
以上のように、端子9と接続点5、端子10と接続点6、端子11と接続点7および端子12と接続点8間にそれぞれ高インピーダンス線路18〜21を接続することにより、等価的に直列共振回路13〜16を接続したものと見なすことができ、実施の形態1で説明したように電力分配回路の広帯域化を図ることができる。
従って、この発明の電力分配回路においてもブランチラインカップラの機能を損なうことなく、ブランチラインカップラに比べ、帯域を約2倍に広帯域化を図ることが可能である。
このため、実施の形態1と同様の効果がある。
また、実施の形態2で用いた高インピーダンス線路18〜21はマイクロ波集積回路技術を用いることにより、一枚の誘電体基板上にブランチラインカップラと一体形成が可能となり、実施の形態1のものに比べ安価にできる利点もある。
この発明による実施の形態1の電力分配回路の構成を示す図である。 この発明による実施の形態1の電力分配回路インピーダンス軌跡を示す図である。 この発明による実施の形態1の電力分配回路のリターンロス特性を示す図である。 この発明による実施の形態2の電力分配回路の構成を示す図である。
符号の説明
1〜4 1/4波長線路
5〜8 接続点
9〜12 端子
13〜16 直列共振回路
17 終端器
18〜21 1/2波長の高インピーダンス線路。

Claims (2)

  1. リング状に接続された4個の1/4波長線路と、
    隣接する上記1/4波長線路の接続点にそれぞれ設けられた4個の端子と、
    上記接続点と端子間にそれぞれ設けられたインダクタとキャパシタとからなる直列共振回路と、
    上記4個の端子の内、1個の端子に接続された終端器と、
    を具備したことを特徴とする電力分配回路。
  2. リング状に接続された4個の1/4波長線路と、
    隣接する上記1/4波長線路の接続点にそれぞれ設けられた4個の端子と、
    上記接続点と端子間にそれぞれ設けられた1/2波長の高インピーダンス線路と、
    上記4個の端子の内、1個の端子に接続された終端器と、
    を具備したことを特徴とする電力分配回路。
JP2006014943A 2006-01-24 2006-01-24 電力分配回路 Pending JP2007201596A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006014943A JP2007201596A (ja) 2006-01-24 2006-01-24 電力分配回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006014943A JP2007201596A (ja) 2006-01-24 2006-01-24 電力分配回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007201596A true JP2007201596A (ja) 2007-08-09
JP2007201596A5 JP2007201596A5 (ja) 2009-01-29

Family

ID=38455762

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006014943A Pending JP2007201596A (ja) 2006-01-24 2006-01-24 電力分配回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007201596A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112424994A (zh) * 2018-07-06 2021-02-26 华为技术有限公司 分支线耦合器
JP7463033B2 (ja) 2020-06-02 2024-04-08 日本アンテナ株式会社 ハイブリッドリング回路

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61123202A (ja) * 1984-11-20 1986-06-11 Fujitsu Ltd 90゜ハイブリツド回路
JPH1093310A (ja) * 1996-09-13 1998-04-10 Mitsubishi Electric Corp 信号合成回路

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61123202A (ja) * 1984-11-20 1986-06-11 Fujitsu Ltd 90゜ハイブリツド回路
JPH1093310A (ja) * 1996-09-13 1998-04-10 Mitsubishi Electric Corp 信号合成回路

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112424994A (zh) * 2018-07-06 2021-02-26 华为技术有限公司 分支线耦合器
CN112424994B (zh) * 2018-07-06 2022-07-12 华为技术有限公司 分支线耦合器及有源天线系统
JP7463033B2 (ja) 2020-06-02 2024-04-08 日本アンテナ株式会社 ハイブリッドリング回路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8487703B2 (en) Radiofrequency amplifier
US7623006B2 (en) Power combiner/splitter
US9008603B2 (en) Integrated circuit comprising an integrated transformer of the “BALUN” type with several input and output channels
US10003318B2 (en) Circuit
US6005454A (en) Radio frequency power divider/combiner circuit having conductive lines and lumped circuits
JP6403801B2 (ja) 電力増幅器
JP2009278618A (ja) 伝送線路により実装される反射負荷を有する反射型位相シフタ、及び位相配列受信機/送信機
US10284165B2 (en) Variable phase shifter, variable phase shift circuit, RF front-end circuit, and communication apparatus
GB2408150A (en) Ultra-wideband pseudo-self-complementary antenna
JPH09321509A (ja) 分配器/合成器
US6794953B2 (en) Radio frequency amplifying circuit
US20080231359A1 (en) Power divider/combiner and power dividing/combining method using the same
US7667556B2 (en) Integrated power combiner/splitter
JP5689841B2 (ja) 方向性結合型ミキサー回路
JPWO2015052838A1 (ja) 減結合回路
US20180145395A1 (en) Microwave power combiner
JP2007201596A (ja) 電力分配回路
JP6308920B2 (ja) 広帯域増幅器
JP5287286B2 (ja) バイアス回路
WO2018138919A1 (ja) 合成・分配器
JP6125886B2 (ja) 不平衡平衡変換器
Roy et al. Analysis and Design of Concurrent Dual-band Distributed Baluns
KR20190096041A (ko) 광대역 대전력 결합기
EP1209756B1 (en) A radio frequency amplifying circuit
US20220255210A1 (en) Wilkinson power divider, wilkinson power combiner, and amplifier

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081209

A621 Written request for application examination

Effective date: 20081209

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20091124

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100330

A02 Decision of refusal

Effective date: 20100817

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02