JPH048648Y2 - - Google Patents

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JPH048648Y2
JPH048648Y2 JP1984172120U JP17212084U JPH048648Y2 JP H048648 Y2 JPH048648 Y2 JP H048648Y2 JP 1984172120 U JP1984172120 U JP 1984172120U JP 17212084 U JP17212084 U JP 17212084U JP H048648 Y2 JPH048648 Y2 JP H048648Y2
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terminals
coupler
terminal
conductor
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JP1984172120U
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JPS6188305U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は、テレビ放送機やFM放送機の電力
増幅ユニツトの出力合成部に用いられる3dBカツ
プラに関する。
〔考案の技術的背景〕
一般に、全固体化テレビ・FM送信機において
は、半導体素子を用いた電力増幅ユニツトを数台
並列運転する方法が用いられている。定格出力を
得るには電力増幅ユニツトの出力を合成する必要
があるが、電力増幅ユニツトの高電力化に伴つ
て、大電力容量の合成回路が必要となり、従来よ
り分布結合線路よりなる3dBカツプラがよく用い
られている。
第8図は、従来の3dBカツプラの一例を示す斜
視図である。この第8図において、1〜4は端子
であり、これら端子は、導体ケース5内に収納さ
れた分布結合線路10,11に直接に接続されて
いる。この分布結合線路10,11の形状寸法
は、3dBカツプラとして動作する最適寸法に選定
される。この分布結合線路10,11の結合部の
長さLは、原理上中心周波数の1/4波長または1/4
波長の奇数倍でなければならない。この3dBカツ
プラを用いた合成回路の原理図を第9図に示す。
第8図と同一分には、同一符号を付している。端
子1と端子2に印加した高周波電力20,21が
同振幅で端子1の位相が端子2より90°遅れてい
るとき、電力は、負荷30にのみあらわれ、端子
31にはあらわれない。すなわち、高周波電力2
0,21は合成されて負荷30に供給される。合
成数が、2以上の場合は、第9図の合成出力を同
様に合成する。
いま、FM放送波帯(76MHz〜90MHz)、TV−
Leh(90MHz〜108MHz)について考えると、分布
結合線路10,11の結合部の長さLは導体ケー
ス5内の媒質が空気の場合、約700mm〜約1000mm
となる。
〔背景技術の問題点〕
一方、通常の電力増幅ユニツトの幅は150〜200
mmであり、第8図の3dBカツプラによつて合成回
路を構成すると、分布結合線路長から決定される
長さLと端子1〜4が互いに離れているために、
電力増幅ユニツトの出力端子と、3dBカツプラの
入力端子を接続するルートが複雑になる。さら
に、高出力電力増幅ユニツトの出力端子は、電力
容量の点から外径約40mmの同軸鋼管が使用される
ため、接続ルートが複雑になると、鋼管および
3dBカツプラ自体を収納する筐体も大形となる欠
点があつた。第10図は、従来の3dBカツプラを
用いた2合成回路の鋼管による接続の例を示し、
20,21は、電力増幅ユニツトを示す。40,
41は接続鋼管を示し、接続ルートが複雑とな
る。
〔考案の目的〕
この考案は上記従来の欠点を除去するためにな
されたもので、電力増幅ユニツトとの接続を簡単
にし、収納スペースを小形、簡略化することがで
きる3dBカツプラを提供することを目的とする。
〔考案の概要〕
この考案の3dBカツプラは、導体ケースの端面
に二対の端子を取り付け、この導体ケース内にほ
ぼ中心周波数の1/4波長の奇数倍の長さの二つの
平行導体を長さ方向に、かつ二つの平行導体のそ
れぞれの幅に等しい曲率半径になるように「U」
字形等に折り曲げて形成された1対の分布結合線
路を収納し、この1対の分布結合線路の両端をそ
れぞれ入力インピーダンスに等しい特性インピー
ダンスを有するように端子部を形成し、この各端
子部を各端子に接続して構成したものである。
〔考案の実施例〕
以下、この考案の3dBカツプラの実施例につい
て図面に基づき説明する。第1図はその一実施例
の構成を示す斜視図であり、第2図は平面図、第
3図は側面図である。この第1図ないし第3図に
おいて、第4図と同一部分には同一符号を付して
述べる。
この第1図に示すように、導体ケース5は
「T」字形に形成され、その端面にはつば部5a,
5bを有している。この導体ケース5の端面に
は、端子(同軸の端子)1〜4が設けられてい
る。この端子1〜4のうち、端子2と3には分布
結合線路10が接続され、端子1と4には分布結
合線路11が接続されている。
分布結合線路10,11はほぼ中心周波数の1/
4波長の奇数倍の長さを有し「U」字形に折り曲
げて形成され、互いに平行して対面する様にそれ
ぞれ導体ケース5内に収納される。分布結合線路
10,11の折り曲げ部は第4図の10′,1
1′に示される様に、10,11の幅に等しい曲
率半径にて滑らかに折り曲げ、この部分に不要な
電界集中等を発生して電気的性能が劣化しない様
考慮されている。分布結合線路10,11の幅、
間隔は、3dBカツプラとして動作する様調整され
る。分布結合線路10の両端には端子部10a,
10bがそれぞれその線路軸方向と直角に折り曲
げて形成されており、この端子部10a,10b
がそれぞれ端子3,2に接続されている。
同様にして、分布結合線路11の両端もその線
路軸方向と直角に折り曲げて、端子部11a,1
1bが形成され、端子1,4にそれぞれ接続され
ている。端子10a,10b,11a,11bの
特性インピーダンスは入力インピーダンスに等し
く設定される。
端子1と3間において、この両者の隣接部に微
調用ポスト6が導体ケース5の端面に形成されて
いる。同様にして、端子4と2間において、この
両者の隣接部に微調用ポスト7が設けられてい
る。これらの微調用ポスト6,7は端子1〜4に
おけるインピーダンスの微調整用のものである。
このように構成することにより、分布結合線路
10,11を電気的特性を劣化させる事なく
「U」字形に折り曲げることにより、全体の長さ
が従来の約1/3になる。
また、端子1〜4を導体ケース5の端面におい
て同一平面内に配置することにより、電力増幅ユ
ニツトとの接続が非常に簡単になる。
たとえば、端子部10a,10b,11a,1
1bの特性インピーダンスが入力インピーダンス
と同一となつているので、端子1,3および2,
4の間隔は任意でよく、この間隔を電力増幅ユニ
ツトの幅に一致させることにより、直接、電力増
幅ユニツトに接続できる。
〔考案の他の実施例〕
また、端子部10a,10b,11a,11b
の形成により他の機器との接続に対し、端子1〜
4は第1図に示す様に同一平面内に配置すること
なく第5図に示す如く端子1,2と端子3,4を
互に逆方向に配置してもよい。
さらに、第6図に示す様に分布結合線路10,
11の中間部を「U」字形に折り曲げ、それらの
両端を互に異る方向に延長して各端子1,4及び
3,2に接続するよう構成してもよい。第7図
は、本考案による第5図の実施例の3dBカツプラ
により、電力増幅ユニツトの2合成回路を構成し
た実施例を示す。従来の実施例である第10図と
比較すれば、合成回路の小形化は明らかである。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案の3dBカツプラによれ
ば、導体ケースの端面に2対の端子を取り付け、
この導体ケース内に中心周波数の1/4波長のほぼ
奇数倍の長さの二つの平行導体を長さ方向に、か
つ二つの平行導体のそれぞれの幅に等しい曲率半
径になるように折り曲げて形成される1対の分布
結合線路を収納し、この1対の分布結合線路の両
端を入力インピーダンスに等しい特性インピーダ
ンスを有する端子部として形成し、この各端子部
を各端子に接続して構成したので、TV、FM送
信機の出力合成回路を小形化でき、電力増幅ユニ
ツト等との接続を容易にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の3dBカツプラの一実施例の
斜視図、第2図は第1図の平面図、第3図は第1
図の側面図、第4図は第1図の分布結合線路を示
す斜視図、第5図、第6図はこの考案の他の実施
例を示す斜視図、第7図はこの考案による合成回
路の実体配線図、第8図は従来の3dBカツプラの
斜視図、第9図は、3dBカツプラの合成回路の原
理図、第10図は従来の3dBカツプラを用いた合
成回路の実体配線図である。 1〜4……端子、5……導体ケース、6,7…
…微調用ポスト、10a,10b,11a,11
b……端子部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 導体ケースの端面に取り付けられた2対の端子
    と、上記導体ケース内に収納されほぼ中心周波数
    の1/4波長の奇数倍の長さの二つの平行導体を長
    さ方向に、かつ二つの平行導体のそれぞれの幅に
    等しい曲率半径になるように折り曲げて形成され
    た1対の分布結合線路と、この1対の分布結合線
    路の両端部をそれぞれ入力インピーダンスに等し
    い特性インピーダンスを有するように形成し、上
    記各端子に接続された端子部とよりなる3dBカツ
    プラ。
JP1984172120U 1984-11-13 1984-11-13 Expired JPH048648Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1984172120U JPH048648Y2 (ja) 1984-11-13 1984-11-13

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JP1984172120U JPH048648Y2 (ja) 1984-11-13 1984-11-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6188305U JPS6188305U (ja) 1986-06-09
JPH048648Y2 true JPH048648Y2 (ja) 1992-03-04

Family

ID=30729795

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JP1984172120U Expired JPH048648Y2 (ja) 1984-11-13 1984-11-13

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5247394U (ja) * 1975-10-01 1977-04-04
JPS54132154A (en) * 1978-04-06 1979-10-13 Hitachi Cable Ltd Directional coupler

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5247394U (ja) * 1975-10-01 1977-04-04
JPS54132154A (en) * 1978-04-06 1979-10-13 Hitachi Cable Ltd Directional coupler

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Publication number Publication date
JPS6188305U (ja) 1986-06-09

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