JP2805721B2 - 魚釣用スピニングリール - Google Patents
魚釣用スピニングリールInfo
- Publication number
- JP2805721B2 JP2805721B2 JP21348193A JP21348193A JP2805721B2 JP 2805721 B2 JP2805721 B2 JP 2805721B2 JP 21348193 A JP21348193 A JP 21348193A JP 21348193 A JP21348193 A JP 21348193A JP 2805721 B2 JP2805721 B2 JP 2805721B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fishing
- arm
- arm portion
- drive shaft
- rotary handle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は魚釣用リール特にスピニ
ングリールにおける釣糸を捲取る回転ハンドルの改良に
関する。
ングリールにおける釣糸を捲取る回転ハンドルの改良に
関する。
【０００２】
【従来の技術】魚釣用スピニングリールの回転ハンドル
は、リール本体に設けられた捲取り駆動軸の装着基部か
ら半径方向に屈曲延設するアーム部と、該アーム部の外
端部に設けられた摘み部とからなるクランク型ハンドル
を使用しているのが普通であるが、このようなクランク
型ハンドルでは回転ハンドルの重量がアームの屈曲側に
偏寄し回転バランスを崩し捲取り回転操作を軽快かつ円
滑にできない欠陥がある。そこでこの回転ハンドルのア
ンバランスを改善するために、実開平４ー９４９６号公
報に見られるように、両軸受型リールの回転ハンドルの
ように捲取り駆動軸に対して摘み部を有するアーム部を
対向して設けることが知られている。
は、リール本体に設けられた捲取り駆動軸の装着基部か
ら半径方向に屈曲延設するアーム部と、該アーム部の外
端部に設けられた摘み部とからなるクランク型ハンドル
を使用しているのが普通であるが、このようなクランク
型ハンドルでは回転ハンドルの重量がアームの屈曲側に
偏寄し回転バランスを崩し捲取り回転操作を軽快かつ円
滑にできない欠陥がある。そこでこの回転ハンドルのア
ンバランスを改善するために、実開平４ー９４９６号公
報に見られるように、両軸受型リールの回転ハンドルの
ように捲取り駆動軸に対して摘み部を有するアーム部を
対向して設けることが知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記対向
アーム方式は魚釣り操作時に握っていない側のアーム部
が出っ張っているためにハンドル部分が大型し魚釣り操
作の邪魔になって釣糸が纒絡し易かったり、釣糸放出操
作が円滑迅速にできなかったりすると共に携帯時にコン
パクトに収納できない等の問題点がある。本発明はこれ
らの問題点を改善して、魚釣り操作に支障を来すことの
ない小型コンパクトな回転ハンドルを有する魚釣用スピ
ニングリールを提供することを目的とするものである。
アーム方式は魚釣り操作時に握っていない側のアーム部
が出っ張っているためにハンドル部分が大型し魚釣り操
作の邪魔になって釣糸が纒絡し易かったり、釣糸放出操
作が円滑迅速にできなかったりすると共に携帯時にコン
パクトに収納できない等の問題点がある。本発明はこれ
らの問題点を改善して、魚釣り操作に支障を来すことの
ない小型コンパクトな回転ハンドルを有する魚釣用スピ
ニングリールを提供することを目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、リール本体の捲取り駆動軸に略直交した方
向に回転ハンドルのアーム部を設けると共に該アーム部
の取付部におけるアーム部と略相対向する側に回転ハン
ドルの回転による遠心力作用で外方に移動可能にバラン
ス部材を設けたことを特徴とするものであり、特に前記
バランス部材をアーム部方向にバネで付勢しておくとき
は捲取り作用を一層軽快かつ円滑に行なうことができる
と共に携帯も便利である。
するために、リール本体の捲取り駆動軸に略直交した方
向に回転ハンドルのアーム部を設けると共に該アーム部
の取付部におけるアーム部と略相対向する側に回転ハン
ドルの回転による遠心力作用で外方に移動可能にバラン
ス部材を設けたことを特徴とするものであり、特に前記
バランス部材をアーム部方向にバネで付勢しておくとき
は捲取り作用を一層軽快かつ円滑に行なうことができる
と共に携帯も便利である。
【０００５】
【作用】回転ハンドルを回転すると、その回転作用によ
る遠心力でバランス部材はアーム部と反対側に遠心力の
大きさに応じて移動して回転ハンドルの重量は捲取り駆
動軸に対してバランスが保持され、捲取り作用を円滑に
する。
る遠心力でバランス部材はアーム部と反対側に遠心力の
大きさに応じて移動して回転ハンドルの重量は捲取り駆
動軸に対してバランスが保持され、捲取り作用を円滑に
する。
【０００６】
【実施例】本発明の実施例を図面について説明すると、
スピニングリールのリール本体１に支持された捲取り駆
動軸２には図示されていないが公知の如く、ローター３
を回転させる駆動歯車が設けられると共にその外端部に
は略直交方向に回転ハンドル４のアーム部５が固着さ
れ、該アーム部５の先端部には摘み部６が設けられてい
る。また前記アーム部５の固着部にはアーム部５と反対
側には一体に係止ピン７を張架した支持筒８が突設さ
れ、該支持筒８内には前記係止ピン７の嵌合する長孔９
・９を設けた鉛、真鍮、その他からなるバランサー１０
が摺動可能に嵌挿されると共に該バランサー１０内の内
底部と係止ピン７間に該バランサー１０をアーム部５側
に付勢するバネ１１が内装されており、更に前記支持筒
８の外側に保護筒１２が螺着され、回転ハンドル４を捲
取り駆動軸２に着脱自在に構成されている。
スピニングリールのリール本体１に支持された捲取り駆
動軸２には図示されていないが公知の如く、ローター３
を回転させる駆動歯車が設けられると共にその外端部に
は略直交方向に回転ハンドル４のアーム部５が固着さ
れ、該アーム部５の先端部には摘み部６が設けられてい
る。また前記アーム部５の固着部にはアーム部５と反対
側には一体に係止ピン７を張架した支持筒８が突設さ
れ、該支持筒８内には前記係止ピン７の嵌合する長孔９
・９を設けた鉛、真鍮、その他からなるバランサー１０
が摺動可能に嵌挿されると共に該バランサー１０内の内
底部と係止ピン７間に該バランサー１０をアーム部５側
に付勢するバネ１１が内装されており、更に前記支持筒
８の外側に保護筒１２が螺着され、回転ハンドル４を捲
取り駆動軸２に着脱自在に構成されている。
【０００７】本発明の実施例は上記のように構成されて
いるから、回転ハンドル４を摘み部６を握って回転し捲
取り駆動軸２を回転してローター３で釣糸を捲取ると、
その捲取り回転作用による遠心力でバランサー１０はバ
ネ１１に抗してアーム部５と反対方向に移動して捲取り
駆動軸２に対する回転ハンドル４の重量のバランスを図
り回転ハンドル４の捲取り操作を円滑かつ軽快に行なう
ものである。
いるから、回転ハンドル４を摘み部６を握って回転し捲
取り駆動軸２を回転してローター３で釣糸を捲取ると、
その捲取り回転作用による遠心力でバランサー１０はバ
ネ１１に抗してアーム部５と反対方向に移動して捲取り
駆動軸２に対する回転ハンドル４の重量のバランスを図
り回転ハンドル４の捲取り操作を円滑かつ軽快に行なう
ものである。
【０００８】図４に示す実施例は、バランス部材を一体
的かつユニット化して、捲取り駆動軸２に装着固定した
ものであり、バランサー１０を有する支持筒８に捲取り
駆動軸２に嵌着できる装着筒８′を一体に形成して止め
ビス８″で固定してバランサー１０を回転ハンドル４の
アーム部５と略相対向する側に設けると共に回転ハンド
ル４を捲取り駆動軸２に一体に形成したものである。な
お前記実施例は何れもバランサー１０を付勢するバネ１
１を設けて操作性及び携帯に便利にしているが付勢バネ
は必ずしも必要としない。
的かつユニット化して、捲取り駆動軸２に装着固定した
ものであり、バランサー１０を有する支持筒８に捲取り
駆動軸２に嵌着できる装着筒８′を一体に形成して止め
ビス８″で固定してバランサー１０を回転ハンドル４の
アーム部５と略相対向する側に設けると共に回転ハンド
ル４を捲取り駆動軸２に一体に形成したものである。な
お前記実施例は何れもバランサー１０を付勢するバネ１
１を設けて操作性及び携帯に便利にしているが付勢バネ
は必ずしも必要としない。
【０００９】
【発明の効果】本発明は回転ハンドルの回転操作時の遠
心力を利用してバランス部材の移動により回転ハンドル
のバランス化を図るようにしたので、ハンドルの大型化
及び重量化を極力防止しながら釣糸の捲取り作用を円滑
かつ軽快に行なうことができ、魚釣り操作及びリールの
携帯を容易にする優れた特徴を有するものである。また
本発明においてバランス部材をアーム部側方向にバネで
付勢するときは携帯時、使用時におけるバランス部材の
揺動を防止でき、捲取り操作及び携帯に便利である。
心力を利用してバランス部材の移動により回転ハンドル
のバランス化を図るようにしたので、ハンドルの大型化
及び重量化を極力防止しながら釣糸の捲取り作用を円滑
かつ軽快に行なうことができ、魚釣り操作及びリールの
携帯を容易にする優れた特徴を有するものである。また
本発明においてバランス部材をアーム部側方向にバネで
付勢するときは携帯時、使用時におけるバランス部材の
揺動を防止でき、捲取り操作及び携帯に便利である。
【図１】本発明の一部切欠正面図。
【図２】同要部の縦断側面図。
【図３】同作動状態の縦断側面図。
【図４】本発明の別実施例の要部の縦断側面図。
１ リール本体 ２ 捲取り駆動軸 ４ 回転ハンドル ５ アーム部 １０ バランサー １１ バネ
Claims (2)
- 【請求項１】 リール本体の捲取り駆動軸に略直交した
方向に回転ハンドルのアーム部を設けると共に該アーム
部の取付部におけるアーム部と略相対向する側に回転ハ
ンドルの回転による遠心力作用で外方に移動可能にバラ
ンス部材を設けたことを特徴とする魚釣用スピニングリ
ール。 - 【請求項２】 バランス部材をアーム部側方向にバネで
付勢した請求項１記載の魚釣用スピニングリール。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21348193A JP2805721B2 (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | 魚釣用スピニングリール |
| US08/145,854 US5538198A (en) | 1992-11-05 | 1993-11-05 | Handle for fishing reel |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21348193A JP2805721B2 (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | 魚釣用スピニングリール |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0746952A JPH0746952A (ja) | 1995-02-21 |
| JP2805721B2 true JP2805721B2 (ja) | 1998-09-30 |
Family
ID=16639918
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21348193A Expired - Lifetime JP2805721B2 (ja) | 1992-11-05 | 1993-08-06 | 魚釣用スピニングリール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2805721B2 (ja) |
-
1993
- 1993-08-06 JP JP21348193A patent/JP2805721B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0746952A (ja) | 1995-02-21 |
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