JPH08205723A - スピニングリール - Google Patents

スピニングリール

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JPH08205723A
JPH08205723A JP7016225A JP1622595A JPH08205723A JP H08205723 A JPH08205723 A JP H08205723A JP 7016225 A JP7016225 A JP 7016225A JP 1622595 A JP1622595 A JP 1622595A JP H08205723 A JPH08205723 A JP H08205723A
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spool
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pinion gear
gear
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハンドルによる巻き上げ操作力を軽減する。 【構成】 このスピニングリールは、竿取付部2bを有
するリール本体2と、リール本体2に回転自在に支持さ
れたハンドル軸10と、スプール4と、ロータ3と、フ
ェースギア11と、ピニオンギア12と、レベルワイン
ド機構6とを備えている。フェースギア11は、円盤状
の本体11aと、本体11aの一方の側壁外周部に形成
された歯部11bとを有している。ピニオンギア12
は、フェースギア11に噛み合うとともに、ロータ3に
連結されている。レベルワインド機構6は、ピニオンギ
ア12によって回転させられる螺軸21を含んでいる。
そして、ハンドル軸10の軸芯から竿取付部2bの取付
面2cまでの脚距離が85mm以下で、かつ脚距離に対す
るフェースギア11の外直径が40%以上である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スピニングリール、特
に、スプールを往復動させるために螺軸を備えたスピニ
ングリールに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にスピニングリールは、リール本体
と、リール本体に回転自在に支持されたロータと、外周
に釣り糸が巻かれるスプールとを有している。リール本
体にはロータを回転させるためのハンドル及びハンドル
軸が装着されており、ハンドル軸にはフェースギアが固
定されている。このフェースギアにはピニオンギアが噛
み合っており、ピニオンギアの先端はロータに固定され
ている。一方、リール本体にはロータの回転軸芯に沿っ
て螺軸が設けられており、この螺軸の一旦に中間ギアが
固定されている。そして、中間ギアはピニオンギアに噛
み合っている。さらに、螺軸にはスプール軸に固定され
たスライダーが係止しており、螺軸が回転することによ
りスライダーがスプール軸とともに往復動するようにな
っている。また、ロータは1対のアーム部を有してお
り、両アーム部の間には、釣り糸をスプール外周に案内
するためのベール及びラインローラが設けられている。
【0003】このようなスピニングリールでは、ハンド
ルの回転操作に伴ってロータを回転させるとともにスプ
ールを往復動させることにより、スプール外周に釣り糸
が均一に巻かれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のような螺軸を用
いたスプールの往復動機構では、フェースギアを大型化
することなくスプールの前後のストロークを大きくする
ことが可能である。したがって、リール本体の小型化の
ためにフェースギアの直径は小さく抑えられている。し
かし、フェースギアの直径が小さい場合にはハンドル操
作が重たくなるという問題がある。特に小型のリールに
おいては、フェースギアを小径化しており、さらにハン
ドル長さを十分長くとれないので、前述のような操作力
の問題が顕著になる。
【0005】また、一般に、ピニオンギアの後端部を支
持するための軸受部はフェースギアの内部に配置される
が、前述のような螺軸を用いてフェースギアを小径化し
た構造では軸受部のためのスペースが小さい。このた
め、軸受部に転がり軸受を採用することが困難である。
本発明の目的は、巻き上げの効率を高めることでハンド
ルによる巻き上げ操作力を軽減することにある。
【0006】本発明の別の目的は、ピニオンギアの後端
部を転がり軸受で支持するのに十分なスペースを確保す
ることができるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明1に係るスピニング
リールは、釣り竿に装着される竿取付部を有するリール
本体と、リール本体に回転自在に支持されたハンドル軸
と、リール本体に往復動自在に支持され外周に釣り糸が
巻かれるスプールと、ロータと、フェースギアと、ピニ
オンギアと、往復動機構とを備えている。ロータは、リ
ール本体に回転自在に支持され、スプール外周に釣り糸
を案内する。フェースギアは、ハンドル軸に固定された
円盤状の本体と、本体の一方の側壁外周部にハンドル軸
の軸方向に突出するように形成された歯部とを有してい
る。ピニオンギアは、フェースギアに噛み合うととも
に、ロータに連結されている。往復動機構は、ピニオン
ギアによって回転させられる螺軸を含み、スプールを往
復動させるための機構である。そして、前記ハンドル軸
の軸芯から前記竿取付部の取付面までの脚距離が85mm
以下で、かつ前記脚距離に対するフェースギアの外直径
が40%以上である。
【0008】発明2に係るスピニングリールは、発明1
のスピニングリールにおいて、前記ピニオンギアは前記
フェースギアに対してオフセットされており、このオフ
セット量に対する前記フェースギアの歯部の内径の比が
4.0以上である。発明3に係るスピニングリールは、
発明1又は2のスピニングリールにおいて、前記ピニオ
ンギアの後端部は転がり軸受を介して前記リール本体に
支持されている。
【0009】
【作用】発明1に係るスピニングリールでは、ハンドル
軸が回転させられると、その回転力はフェースギア及び
ピニオンギアを介してロータに伝達される。また、ピニ
オンギアの回転は螺軸に伝達され、この螺軸を含む往復
動機構によってスプールが前後方向に往復動される。
【0010】ここで、ハンドル軸の軸芯からリール本体
の竿取付部の取付面までの脚距離は、リールからの釣り
糸繰り出し時にサミング操作が容易なように85mm以下
となっている。しかも、このような小型のリールである
にもかかわらず、脚距離に対するフェースギアの外直径
が40%以上となっているので、ハンドルによる巻き上
げ操作力が軽減される。
【0011】発明2に係るスピニングリールでは、ピニ
オンギアはフェースギアに対してオフセットされてお
り、オフセット量に対するフェースギアの歯部の内径の
比が4.0以上であるので、ピニオンギアの後端部に対
応するフェースギアの内部のスペースが広い。したがっ
てピニオンギア後端部を転がり軸受で支持できるだけの
スペースが確保できる。
【0012】発明3に係るスピニングリールでは、ピニ
オンギアの後端部が転がり軸受によりリール本体に支持
されており、このため確実にかつ抵抗の少ない状態で精
度よく支持することができる。
【0013】
【実施例】
〔全体構成及びリール本体の構成〕図1〜図3に示す本
発明の一実施例によるスピニングリールは、ハンドル1
を備えたリール本体2と、リール本体2の前部に回転自
在に支持されたロータ3と、ロータ3の前部に配置され
釣り糸を巻き取るスプール4とを備えている。
【0014】リール本体2はボディ2aを有しており、
その上部にはスピニングリールを釣り竿に取りつけるた
めの取付部2bが形成されている。図2に示すように、
取付部2bの上面は釣り竿に密着する取付面2cとなっ
ており、取付面2cの中央部のハンドル軸10からの距
離(脚距離)はLとなっている。ボディ2aの内部に
は、ロータ3を回転させるためのロータ駆動機構5と、
スプール4を回転軸芯Xに沿って前後方向に移動させて
スプール4に釣り糸を均一に巻き取るためのレベルワイ
ンド機構6(往復動機構)とが設けられている。
【0015】ロータ駆動機構5は、ハンドル1が固定さ
れたハンドル軸10とともに回転するフェースギア11
と、このフェースギア11に噛み合うピニオンギア12
とを有している。ハンドル軸10はリール本体2に回転
自在に支持されている。また、フェースギア11は、図
1及び図4に示すように、ハンドル軸11と一体形成さ
れた円盤状の本体11aと、本体11aの一方の側壁外
周部に形成された歯部11bとを有している。歯部11
bはハンドル軸10の軸方向に突出している。ピニオン
ギア12は筒状に形成されており、その前部12aはロ
ータ3の中心部を貫通してスプール4側に延びている。
そして、その先端にはねじ部が形成されている。ピニオ
ンギア12は、図1及び図4から明らかなように、フェ
ースギア11に対して下方にEだけオフセットされて配
置されており、その軸方向の中間部と後端部とは、それ
ぞれ転がり軸受13,14を介してリール本体2に回転
自在に支持されている。なお、ピニオンギア12の後端
部を支持する転がり軸受14は、フェースギア11の本
体の内部に位置している。
【0016】ここで、本実施例のスピニングリールで
は、脚距離Lは72mmであり、またフェースギア11の
外直径Dは32.0mmとなっている。すなわち、脚距離
Lに対するフェースギア11の外直径Dの比(D/L)
は44.44%となっている。なお、脚距離Lが85mm
を越える場合は、釣り竿を持ちながらサミング操作を行
うことが困難になる。また、前記脚距離に対するフェー
スギア11の外直径の比D/Lは40%以上であること
が好ましい。40%未満の場合は、ハンドル1での巻き
上げ操作力を軽減することが困難になる。
【0017】また、ピニオンギア12のフェースギア1
1からのオフセット量Eに対するフェースギア11の歯
部11bの内径dの比(d/E)は4.23となってい
る。このオフセット量Eに対するフェースギア11の歯
部11bの内径の比d/Eは4.0以上であることが好
ましい。4.0未満の場合は、ピニオンギア12の後端
部を転がり軸受を用いて支持するための十分なスペース
をフェースギア11の内部に確保することが困難にな
る。
【0018】レベルワインド機構6は、スプール4の中
心部に固定されたスプール軸20を前後方向に移動させ
てスプール4を同方向に移動させるための機構である。
レベルワインド機構6は、スプール軸20の下方に配置
された螺軸21と、螺軸21に沿って前後方向に移動す
るスライダー22と、螺軸21の先端に固定された中間
ギア23とを有している。螺軸21は、スプール軸20
と平行に配置されており、ボディ2aに回転自在に支持
されている。また、螺軸21の外周部には螺旋状の溝2
1aが形成されている。スライダー22にはスプール軸
20の後端が固定されている。また、中間ギア23はピ
ニオンギア12に噛み合っている。
【0019】〔スライダーの構造〕スライダー22は、
図4及び図5に示すように、スライダー本体25と、ス
ライダー本体25内に収納された係合部材26とを有し
ている。スライダー本体25は、スプール軸20と平行
に配置された2本のガイド軸28,29に摺動自在に装
着されている。また、スライダー本体25には螺軸21
と直交するように横方向の孔25aが形成されており、
この孔25aに係合部材26が摺動自在に挿入されてい
る。係合部材26は、孔25aの内部に挿入された支持
筒27とともにばね28によって螺軸21に向けて付勢
されているが、孔25aには段差部25bが形成されて
おり、この段差部25bによって係合部材26の螺軸2
1側への飛び出しが規制されている。係合部材26の先
端には螺軸21の溝21aに噛み合う係合部26aが形
成されているが、前述のように、係合部材26の螺軸側
への飛び出しが段差部25bによって規制されているの
で、係合部26aの先端と螺軸21の溝21aの底部分
とは接触しない。このため、係合部材26の係合部26
aと溝21aの底部分とが接触しないので、摩擦抵抗が
減少し、かつ異音や振動の発生を抑えることができる。
なお、スライダー本体25の孔25aの一端には蓋部材
24が固定されている。
【0020】〔ロータの構成〕ロータ3は、円筒部30
と、円筒部30の側方に互いに対向して設けられた第1
アーム部31及び第2アーム部32とを有している。円
筒部30と両アーム部31,32とは一体成形されてい
る。円筒部30の前部には前壁33が形成されており、
前壁33の中央部にはボス33aが形成されている。ボ
ス33aの中心部には貫通孔が形成されており、この貫
通孔をピニオンギア12の前部12a及びスプール軸2
0が貫通している。前壁33の前方側にはナット34が
配置されており、このナット34がピニオンギア12の
先端ねじ部に螺合している。ナット34の内周部には、
スプール軸20を回転自在に支持する軸受35が配置さ
れている。
【0021】第1アーム部31の先端の内周側には、第
1ベール支持部材40が揺動自在に取り付けられてい
る。第1ベール支持部材40の先端には、釣り糸をスプ
ール4に案内するためのラインローラ41が装着されて
いる。また、第2アーム部32の先端の内周側には、第
2ベール支持部材42が揺動自在に装着されている。第
1ベール支持部材40先端のラインローラ41と第2ベ
ール支持部材42との間には、ベール43が設けられて
いる。このように、第1ベール支持部材40を第1アー
ム部31の内周側に装着することにより、第1ベール支
持部材40の回転半径が小さくなり、釣り竿を持つ手に
当たりにくくなる。したがって、スプールと釣り竿とを
近づけることができ、全体として小型化が可能となる。
【0022】また、各アーム部31,32の外周側に
は、カバー44,45が取り付けられている。このカバ
ー44,45の表面は、前後方向にかつ円周方向に滑ら
かに連続する形状となっており、このため、釣り糸の引
っ掛かりを防止できる。ここで、両ベール支持部材4
0,42は、一本の揺動軸Mを中心に揺動自在である。
そして、揺動軸Mと第1アーム部31の第1ベール支持
部材取り付け面とが交差する点を揺動中心C1とし、揺
動軸Mと第2アーム部32の第2ベール支持部材取り付
け面とが交差する点を揺動中心C2とした場合、揺動中
心C2は揺動中心C1に比較して前方側に位置してい
る。すなわち、揺動軸Mは回転軸芯Xに対して傾いてい
る。また、各ベール支持部材40,42は、それらの揺
動面が揺動軸Mに対して直交するように配置されてい
る。
【0023】また、図6及び図7に示すように、第1ア
ーム部31は、リール本体側の後部が回転軸芯Xよりも
糸巻取り姿勢のベール側に偏位している。そして、軸方
向中央部から前方側にかけては、逆側(糸解放姿勢のベ
ール側)に傾斜している。このように、後部が糸巻取り
姿勢のベール側に偏位していることによって、図6の一
点鎖線で示すように、ベール43を糸解放姿勢側に倒し
た際に、ベール43と第1アーム部31との干渉が少な
くなる。また、第1ベール支持部材40及びラインロー
ラ等に起因する回転時のアンバランスを抑えることがで
きる。一方、第2アーム部32は、図7に示すように、
全体がほぼ直線状に延びている。さらに、第1及び第2
ベール支持部材40,42の揺動中心は、回転軸芯Xか
ら糸解放姿勢のベール側にDだけ偏位している。これに
より、ベール43に起因する回転時のアンバランスを抑
えられる。
【0024】なお、ロータ3の円筒部30の内部には、
ロータ3の逆転防止機構50が配置されている。逆転防
止機構50は、ローラ型のワンウェイクラッチと、この
ワンウェイクラッチを操作するための操作機構を有して
いる。操作機構は、図1に示すように、操作ロッド62
と、操作ロッド62の後端に連結された操作レバー64
とを有している。
【0025】〔スプールの構成〕スプール4は、ロータ
3の第1アーム部31と第2アーム部32との間に配置
されており、スプール軸20の先端にドラグ機構70を
介して装着されている。スプール4は、外周の釣り糸が
巻かれる糸巻胴部4aと、糸巻胴部4aの後部に一体で
形成されたスカート部4bと、糸巻胴部4aの前端に固
定されたフランジ板4cとを有している。フランジ板4
cは、ステンレス製の板材で形成されており、ねじによ
って糸巻胴部4aに装着されている。
【0026】ドラグ機構70は、スプール4の内部前端
面に押し付けられる押し付け部材71と、ドラグ力を調
整するための調整つまみ72と、押し付け部材71と調
整つまみ72との間に配置された押圧ばね73と、押し
付け部材71とスプール4との間に配置された複数のク
ラッチ板75とを有している。このような構成では、調
整つまみ72の締め付け量を調整することにより、押し
付け部材71のスプール4に対する押圧力を調整でき、
ドラグ力を調整可能である。
【0027】また、ドラグ機構70にはクリック音発生
機構が設けられている。この機構は、押し付け部材71
の前端面に形成された複数の溝71a(図8参照)と、
調整つまみ72に軸方向に沿って摺動自在に設けられた
1対のピン76と、1対のピン76を溝71aに付勢す
るためのばね74とを有している。図8に詳細に示すよ
うに、複数の溝71aは所定のピッチで形成されてお
り、1対のピン76は、互いの間隔が溝71aのピッチ
角度の整数倍から半ピッチ分ずれるように配置されてい
る。このようなクリック音発生機構では、調整つまみ7
2を回転させることによって使用者にクリック感を与え
ることができる。また、特に、1対のピン76のピッチ
と溝71aのピッチとが半ピッチ分ずれているので、溝
71aの角度ピッチを2分の1にしたのと同様になり、
単位操作量を溝ピッチの半分にでき、より細かなドラグ
力の調整が可能になる。
【0028】〔その他の構成〕ここで、ハンドル1の握
り部分、ベール支持部材40,42逆転防止機構の操作
レバー64及びドラグ調整つまみ72は蓄光材料で形成
されている。このため、夜間における釣り操作がしやす
くなる。 〔リールの操作及び動作〕キャスティング時には、ベー
ル43を糸開放姿勢側に倒す。そして釣り竿を振り出す
ことにより、スプール4の外周に巻かれた釣り糸は繰り
出される。
【0029】釣り糸巻き上げ時には、ベール43を糸巻
取り姿勢側に倒す。この状態でハンドル1を回転させる
と、この回転力はハンドル軸10及びフェイスギア11
を介してピニオンギア12に伝達される。このピニオン
ギア12に伝達された回転力は、ピニオンギア前部12
aを介してロータ3に伝達される。一方、ピニオンギア
12に噛み合う中間ギア23によって螺軸21が回転
し、この螺軸21の溝21aに噛み合うスライダ22が
ガイド軸28,29に案内されて前後方向に移動する。
このため、スプール軸20及びスプール4が回転軸芯X
に沿って前後方向に往復動し、ベール45及びラインロ
ーラ41によってスプール4に案内された釣り糸は、ス
プール4の外周に前後方向に均一に巻き取られる。ここ
で、脚距離Lに対するフェースギア11の外直径Dを4
0%以上にしているので、ハンドル1の巻き上げ操作力
が軽減される。
【0030】〔実験例〕ハンドル操作力に関する実験例
を図9に示す。本件実施品は、図9の表に示すように、
比D/Lは40%以上であり、また比d/Eは4.0以
上である。この実施品では、フェースギア11の内部に
ピニオンギア後端部を転がり軸受で支持するだけの十分
なスペースを確保できる。したがって、ピニオンギアは
図1の実施例と同様に1対の転がり軸受で支持されてい
る。また、ハンドル軸10の両端もそれぞれ転がり軸受
で支持されている。
【0031】実施品におけるハンドル操作力は評価が
「○」となっている。ここで、「○」は、ハンドルがい
ずれの方向にも回転できるように逆転防止装置を解除
し、ハンドルをリールの前方に向けて水平にした状態か
ら手を離した際に、ハンドルが3〜5回振れた後にハン
ドルが下方に向いた状態で停止したことを示している。
これに対して、従来品は、比D/Lは37.78であ
り、また比d/Eは3.49である。この従来品では、
フェースギアの内部にピニオンギア後端部を転がり軸受
で支持するだけのスペースが確保できず、ブッシュによ
って支持している。この従来品におけるハンドル操作力
は評価が「×」となっている。この「×」は、前記同様
に、ハンドルがいずれの方向にも回転できるように逆転
防止装置を解除し、ハンドルをリールの前方に向けて水
平にした状態から手を離した際に、ハンドルが水平位置
に停止したままであるか、ハンドルが最下方まで移動し
た後停止あるいは1回振れた後に停止したことを示して
いる。
【0032】また参考例を示しているが、この参考例の
製品は、脚距離Lが90.5で85mmを越えている。こ
の場合、評価は本件実施品と同様に「○」であるが、脚
距離Lが大きいものは、フェースギアの直径が大きく、
ハンドルの回転半径も大きくしても問題がないので、本
発明の課題自体が発生しない。
【0033】
【発明の効果】以上のように発明1に係るスピニングリ
ールでは、ハンドル軸の軸芯からリール本体の竿取付部
の取付面までの脚距離が85mm以下であるので、サミン
グ操作が容易に行える。しかも、このような小型のリー
ルであるにもかかわらず、脚距離に対するフェースギア
の外直径が40%以上となっているので、ハンドルによ
る巻き上げ操作力が軽減される。
【0034】発明2に係るスピニングリールでは、ピニ
オンギアのフェースギアからのオフセット量に対するフ
ェースギアの歯部の内径の比が4.0以上であるので、
ピニオンギアの後端部に対応するフェースギアの内部の
スペースが広く、ピニオンギア後端部を転がり軸受で支
持できるだけのスペースが確保できる。発明3に係るス
ピニングリールでは、ピニオンギアの後端部が転がり軸
受によりリール本体に支持されているので、確実にかつ
抵抗の少ない状態で精度よく支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるスピニングリールの断
面正面図。
【図2】前記スピニングリールの釣り竿取付部を示す
図。
【図3】前記スピニングリールの断面平面図。
【図4】前記スピニングリールの断面背面図。
【図5】スライダーの一部断面構成図。
【図6】ロータの一側面図。
【図7】ロータの他側面図。
【図8】ドラグ機構に設けられたクリック音発生機構の
一部構成図。
【図9】ハンドル操作力の評価を示すデータを表した
図。
【符号の発明】
1 ハンドル 2 リール本体 2b 竿取付部 3 ロータ 4 スプール 6 レベルワインド機構 10 ハンドル軸 11 フェースギア 11a 本体 11b 歯部 12 ピニオンギア 14 転がり軸受 20 スプール軸 21 螺軸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】釣り竿に装着される竿取付部を有するリー
    ル本体と、 前記リール本体に回転自在に支持されたハンドル軸と、 前記リール本体に往復動自在に支持され外周に釣り糸が
    巻かれるスプールと、 前記リール本体に回転自在に支持され、前記スプール外
    周に釣り糸を案内するロータと、 前記ハンドル軸に固定された円盤状の本体と前記本体の
    一方の側壁外周部に前記ハンドル軸の軸方向に突出する
    ように形成された歯部とを有するフェースギアと、 前記フェースギアに噛み合うとともに、前記ロータに連
    結されたピニオンギアと、 前記ピニオンギアによって回転させられる螺軸を含み、
    前記スプールを往復動させるための往復動機構とを備
    え、 前記ハンドル軸の軸芯から前記竿取付部の取付面までの
    脚距離が85mm以下で、かつ前記脚距離に対するフェー
    スギアの外直径が40%以上である、スピニングリー
    ル。
  2. 【請求項2】前記ピニオンギアは前記フェースギアに対
    してオフセットされており、このオフセット量に対する
    前記フェースギアの歯部の内径の比が4.0以上であ
    る、請求項1に記載のスピニングリール。
  3. 【請求項3】前記ピニオンギアの後端部は転がり軸受を
    介して前記リール本体に支持されている、請求項1又は
    2に記載のスピニングリール。
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