JP2805482B2 - 自動二輪車の排気装置 - Google Patents

自動二輪車の排気装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は多気筒エンジンを搭載した自動二輪車の排気
装置に関する。
〔従来技術〕 多気筒エンジンを搭載した自動二輪車では、多数本の
排気管によってエンジン排気口から車体後部に設置した
消音器までの間を連結するようにしている。このように
連結された排気管は非常に長尺なものとなっているた
め、その前後両端部を固定しただけでは中間部に振れを
生じ、走行中にフートレスト等の他部品と干渉する等の
問題を生ずる。
しかし、排気管の中間部を車体に支持固定するように
すると、製作上不可避的に発生する寸法誤差によって排
気管の組付性を悪くし、その組付性の悪化から生産性を
低下してしまう。特に、多気筒エンジンのように、排気
管の数が多くなればなるほど組付作業は繁雑になり、こ
の問題を大きくすることになる。また、排気管の中間部
を支持ステーで固定するようにすると、排気管の途中に
配設されたフートレストやブレーキレバーのレイアウト
範囲を制約したり、またブレーキレバーの操作範囲を制
約したりするなどの問題もある。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、上述した従来の問題を解消し、多気
筒エンジンにおける排気管の組付性を向上しながら、し
かも排気管の振れ防止を可能にし、また他部品のレイア
ウトを制約しないようにする自動二輪車の排気装置を提
供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成する本発明は、多気筒エンジンの排気
口から車体の片側当たり少なくとも2本の排気管を車体
側部に通し、車体後部の消音器に連結するようにした自
動二輪車において、前記少なくとも2本の排気管を、エ
ンジン排気口に対する接続部から消音器に対する接続部
までの間を支持フリーの状態にし、この支持フリーの中
間部を車体側部において上下に配置すると共に、互いに
隣接する排気管同士を中空の連結部材で連結するように
したことを特徴とするものである。
〔実施例〕
以下、本発明を図に示す実施例によって説明する。
第1図は本発明の排気装置を装備した自動二輪車を示
し、1は並列2気筒のエンジン、2はエンジン1の各気
筒毎に設けられた排気管、3は車体後部の片側に固定さ
れた消音器である。2本の排気管2,2は、それぞれ前端
部2fをエンジン排気口に連結し、車体の片側から車体側
部を通り、後端部2eを上記消音器3に連結するようにし
ている。そして、中間部は支持ステーなどによって車体
に固定されることなくフリー状態になっている。すなわ
ち、各排気管2はエンジン排気口と消音器3とに前後端
部2f,2eを連結するだけで、その中間部は支持フリーの
状態になっている。
4は足を載せるためのフートレストで、排気管2,2の
外側に位置するが、支持アームは排気管2,2の下側を潜
って車体フレームに固定されている。5はフートレスト
4の外側に配置されたブレーキレバーである。これらフ
ートレスト4とブレーキレバー5の前後に、排気管2,2
の外側を覆うようにしたプロテクタ7,8が配置されてい
る。9はタンデムフートレストである。
第2図および第3図に詳細を示すように、2本の排気
管2,2は、車体側部に相当する中間部を上下に配置し、
それによって車体幅を拡げないようにしている。また、
この上下の排気管2,2は、それらの中間部を連結部材6
によって互いに連結している。この連結部材6の連結に
より、排気管2,2同士は互いに他方を拘束し合い、排気
管全体として大きな剛性を発揮し、中間部が支持フリー
でありながら振れを発生することがないようになってい
る。
第4図に示すように、上記連結部材6は、二つの板金
が最中状に合体して中空構造になっており、この中空構
造によって2本の排気管2,2の内部同士を互いに連通す
るようにしている。また、図示の実施例では、連結部材
6の中空横断面積が排気管2のそれと実質的に同一にな
るようにしてある。すなわち、連結部材6の内径Dmと排
気管2の内径Deとが実質的に同一になっている。このよ
うに2本の排気管2,2が互いに連通した状態となってい
ることにより、一方の排気管の脈動波が他方の排気管に
及び、いわゆる脈動効果によるエンジンの出力向上をも
たらすようにしている。
上述したように、上記自動二輪車に装備された排気装
置は、車体の片側当たり少なくとも2本配置するように
した排気管2,2を、エンジン排気口と車体後部の消音器
3とに連結するだけで、中間部を支持フリーの状態にし
ているので、その適度の撓みを利用することによってエ
ンジン排気口と消音器に対する組付性を容易にすること
ができる。また、中間部を支持フリーにして車体との間
に特別の支持ステーを設けないので、フートレストやブ
レーキレバーなどの他部品のレイアウト範囲を制約した
り、あるいはブレーキレバーの操作範囲を制約したりす
ることがない。
また、2本の排気管は車体側部で上下に配設されてい
るので、車体幅を拡げることがなく、コンパクトな構造
にすることができる。
また、排気管の中間部を支持フリーの状態にしてあっ
ても、その中間部を連結部材で互いに連結しているた
め、排気管同士の相互の拘束によって剛性を発揮し、中
間部に振れを発生しないようにしている。また、連結部
材を中空構造にし、排気管の内部同士を連通する関係に
しているので、排気脈動波の脈動効果によってエンジン
の出力向上をもたらすこともできる。
〔発明の効果〕
上述したように本発明は、多気筒エンジンの排気口か
ら車体の片側当たり少なくとも2本の排気管を車体側部
に通し、車体後部の消音器に連結するようにした自動二
輪車において、前記少なくとも2本の排気管を、エンジ
ン排気口に対する接続部から消音器に対する接続部まで
の間を支持フリーの状態にし、この支持フリーの中間部
を車体側部において上下に配置すると共に、互いに隣接
する排気管同士を中空の連結部材で連結するようにした
ので、排気管の組付性を向上しながら、しかも排気管の
振れを防止することができる。また、他部品のレイアウ
トや操作範囲を制約することもない。
また、複数の排気管を設けながら、車体幅をコンパク
トにすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の排気装置を装備した自動二輪車を示す
側面図、第2図は同自動二輪車の車体の片側に配置され
た排気装置の側面図、第3図は同排気装置の平面図、第
4図は同排気装置の排気管中間部の連結部材部分を断面
にして示す拡大図である。 1……エンジン、2……排気管、3……消音器、6……
連結部材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多気筒エンジンの排気口から車体の片側当
    たり少なくとも2本の排気管を車体側部に通し、車体後
    部の消音器に連結するようにした自動二輪車において、
    前記少なくとも2本の排気管を、エンジン排気口に対す
    る接続部から消音器に対する接続部までの間を支持フリ
    ーの状態にし、この支持フリーの中間部を車体側部にお
    いて上下に配置すると共に、互いに隣接する排気管同士
    を中空の連結部材で連結するようにした自動二輪車の排
    気装置。
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