JP2706125B2 - 車両の排気装置 - Google Patents
車両の排気装置Info
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- JP2706125B2 JP2706125B2 JP2550889A JP2550889A JP2706125B2 JP 2706125 B2 JP2706125 B2 JP 2706125B2 JP 2550889 A JP2550889 A JP 2550889A JP 2550889 A JP2550889 A JP 2550889A JP 2706125 B2 JP2706125 B2 JP 2706125B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、エンジンを車体の中央寄りに搭載して二系
統の排気管を備えるミッドシップ車両の排気装置、特に
排気管及びマフラーの配置構造に関するものである。
統の排気管を備えるミッドシップ車両の排気装置、特に
排気管及びマフラーの配置構造に関するものである。
[従来の技術] V型縦置きのエンジンを車体の中央寄りに搭載したミ
ッドシップ車両において、左側気筒用と右側気筒用の両
排気管を、エンジンの両外側方へ夫々延出してから、前
方で夫々屈曲して延出し、その前方にマフラーを夫々設
けるようにしたものが特開昭63−247120号公報にて公知
となっている。
ッドシップ車両において、左側気筒用と右側気筒用の両
排気管を、エンジンの両外側方へ夫々延出してから、前
方で夫々屈曲して延出し、その前方にマフラーを夫々設
けるようにしたものが特開昭63−247120号公報にて公知
となっている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、各マフラーをエンジン前方で車体の左
右側部に夫々設けることは、車室内を狭めることにな
り、また車室内が排気音の影響を受け易い等の問題があ
り、そして車室内スペース確保の観点からは十分なる排
気管長及びマフラー容量の確保が難しいものとなってい
た。
右側部に夫々設けることは、車室内を狭めることにな
り、また車室内が排気音の影響を受け易い等の問題があ
り、そして車室内スペース確保の観点からは十分なる排
気管長及びマフラー容量の確保が難しいものとなってい
た。
そこで本発明の目的は、エンジンを車体の中央寄りに
搭載して二系統の排気管を備えるミッドシップ車両にお
いて、車室内を狭くしたり、排気音の影響等を及ぼすこ
となく、エンジン後方に両排気管を配置しながら、排気
管長とマフラー容量を十分に確保するようにした排気装
置を提供することにある。
搭載して二系統の排気管を備えるミッドシップ車両にお
いて、車室内を狭くしたり、排気音の影響等を及ぼすこ
となく、エンジン後方に両排気管を配置しながら、排気
管長とマフラー容量を十分に確保するようにした排気装
置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 以上の課題を達成すべく本発明は、エンジンを車体の
中央寄りに搭載して二系統の排気管を備えるミッドシッ
プ車両において、両排気管を、エンジン後方で左右に離
間する部分より夫々後方へ延出してから、車幅中央へ向
けて夫々屈曲し、更に車幅中央より互いに離間する左右
両側方へ夫々延出するとともに、その延出端前方に左右
のマフラーを夫々設けたことを特徴とする。
中央寄りに搭載して二系統の排気管を備えるミッドシッ
プ車両において、両排気管を、エンジン後方で左右に離
間する部分より夫々後方へ延出してから、車幅中央へ向
けて夫々屈曲し、更に車幅中央より互いに離間する左右
両側方へ夫々延出するとともに、その延出端前方に左右
のマフラーを夫々設けたことを特徴とする。
そして両マフラーは前後二点で車体に夫々支持され、
エンジン後方の排気管から両マフラーまでの排気系重心
が、両マフラーの車体支持点を夫々結ぶ線分の内方であ
って車幅中央近傍に位置している。
エンジン後方の排気管から両マフラーまでの排気系重心
が、両マフラーの車体支持点を夫々結ぶ線分の内方であ
って車幅中央近傍に位置している。
また両排気管は車幅中央で左右より対向集合してから
再び左右に対向分岐している。
再び左右に対向分岐している。
[作用] ミッドシップエンジンの両排気管は、エンジン後方で
左右に離間する部分より夫々後方へ延出してから、車幅
中央へ向け夫々屈曲し、更に車幅中央より互いに離間す
る左右両側方へ夫々延出しており、その延出端前方に左
右夫々のマフラーを設けているので、車室内へのスペー
ス的及び騒音等の影響をなくしてエンジン後方に両排気
管を配置しながら、排気管長が十分に確保された両排気
管構造であるとともに、マフラー容量も十分に確保され
た左右のマフラー配置となっている。
左右に離間する部分より夫々後方へ延出してから、車幅
中央へ向け夫々屈曲し、更に車幅中央より互いに離間す
る左右両側方へ夫々延出しており、その延出端前方に左
右夫々のマフラーを設けているので、車室内へのスペー
ス的及び騒音等の影響をなくしてエンジン後方に両排気
管を配置しながら、排気管長が十分に確保された両排気
管構造であるとともに、マフラー容量も十分に確保され
た左右のマフラー配置となっている。
[実施例] 以下に添付図面を基に実施例を説明する。
本発明を適用した排気装置を備える車両後部内を透視
して示す第1図において、1はV型横置きミッドシップ
エンジン、6はリヤバンパー、Cは車幅中央ライン、S
は左右両側のボディラインである。エンジン1はシリン
ダブロック2上の前後に第2図の如くV型に起設した三
気筒づつの気筒列3,4を備え、エンジン1の側方には一
体のミッションケース5が備えられている。このエンジ
ン1は第1図の如く車室Rの後部を画成するバルクヘッ
ドHの後方であって車幅中央ラインCよりも車体右側に
寄せて配置されており、ミッションとの重量バランスの
均一化を図っている。
して示す第1図において、1はV型横置きミッドシップ
エンジン、6はリヤバンパー、Cは車幅中央ライン、S
は左右両側のボディラインである。エンジン1はシリン
ダブロック2上の前後に第2図の如くV型に起設した三
気筒づつの気筒列3,4を備え、エンジン1の側方には一
体のミッションケース5が備えられている。このエンジ
ン1は第1図の如く車室Rの後部を画成するバルクヘッ
ドHの後方であって車幅中央ラインCよりも車体右側に
寄せて配置されており、ミッションとの重量バランスの
均一化を図っている。
第1図中、Eはエンジンルームライン、Tは左右のスト
ラットタワー、Wは左右の後輪である。
ラットタワー、Wは左右の後輪である。
以上の如きV型横置きエンジン1を車体の中央寄りに
搭載したミッドシップ車両において、前側気筒列3の前
傾する前壁に三本の気筒に接続する排気マニホルド11が
設けられ、この排気マニホルド11の中央下方の集合部12
に第1排気管13が接続されている。第1排気管13の後部
に熱膨張吸収用のフレキシブルな第2排気管14が接続さ
れ、これら第1及び第2の両排気管13,14は直状で、エ
ンジン1下方を通り、且つ第1図のように車幅中央ライ
ンCの右側近傍に沿って配設されている。第2排気管14
の後部には短い第3排気管15が接続され、この第3排気
管15後部の車幅中央ラインC側へ若干屈曲した端部にキ
ャタライザ16が接続されている。
搭載したミッドシップ車両において、前側気筒列3の前
傾する前壁に三本の気筒に接続する排気マニホルド11が
設けられ、この排気マニホルド11の中央下方の集合部12
に第1排気管13が接続されている。第1排気管13の後部
に熱膨張吸収用のフレキシブルな第2排気管14が接続さ
れ、これら第1及び第2の両排気管13,14は直状で、エ
ンジン1下方を通り、且つ第1図のように車幅中央ライ
ンCの右側近傍に沿って配設されている。第2排気管14
の後部には短い第3排気管15が接続され、この第3排気
管15後部の車幅中央ラインC側へ若干屈曲した端部にキ
ャタライザ16が接続されている。
キャタライザ16はボリュームを十分に大きくして既知
の如く排気浄化用の触媒を内蔵したもので、このキャタ
ライザ16はエンジン1の後方に位置して車幅中央ライン
C上に配置されている。キャタライザ16の車幅中央ライ
ンCを越えて左側に突出した端部に第4排気管17が接続
され、第4排気管17は車体左側へ向かい延びるとともに
後方へ屈曲している。第4排気管17の後方へ屈曲した端
部に5排気管18が接続され、第5排気管18は車幅中央ラ
インCに向かい反転して屈曲している。
の如く排気浄化用の触媒を内蔵したもので、このキャタ
ライザ16はエンジン1の後方に位置して車幅中央ライン
C上に配置されている。キャタライザ16の車幅中央ライ
ンCを越えて左側に突出した端部に第4排気管17が接続
され、第4排気管17は車体左側へ向かい延びるとともに
後方へ屈曲している。第4排気管17の後方へ屈曲した端
部に5排気管18が接続され、第5排気管18は車幅中央ラ
インCに向かい反転して屈曲している。
一方、後側気筒列4の後傾する後壁にも三本の気筒に
接続する排気マニホルド21が設けられ、この排気マニホ
ルド21の車幅中央ラインCまで延びた側方の集合部22に
第1排気管23が接続されている。第1排気管23は車幅中
央ラインCから車体左側へ延びる直状のもので、第1排
気管23左端部に第2排気管24が接続されている。第2排
気管24は車幅中央ラインCに向かい反転して屈曲してお
り、更に熱膨張吸収用のフレキシブルな第3排気管25が
接続されている。この第3排気管25の車幅中央ラインC
まで延びた端部にキャタライザ26が接続されている。
接続する排気マニホルド21が設けられ、この排気マニホ
ルド21の車幅中央ラインCまで延びた側方の集合部22に
第1排気管23が接続されている。第1排気管23は車幅中
央ラインCから車体左側へ延びる直状のもので、第1排
気管23左端部に第2排気管24が接続されている。第2排
気管24は車幅中央ラインCに向かい反転して屈曲してお
り、更に熱膨張吸収用のフレキシブルな第3排気管25が
接続されている。この第3排気管25の車幅中央ラインC
まで延びた端部にキャタライザ26が接続されている。
このキャタライザ26もエンジン1後方に位置するが、
車幅中央ラインCから右側に向かい延びており、且つ前
記キャタライザ16よりも上方に配置されている。更にキ
ャタライザ26の後方へ若干屈曲した右端部に第4排気管
27が接続されており、後方へ若干屈曲する短い第4排気
管27の後端部に第5排気管28接続され、第5排気管28は
車幅中央ラインCに向かい反転して屈曲している。
車幅中央ラインCから右側に向かい延びており、且つ前
記キャタライザ16よりも上方に配置されている。更にキ
ャタライザ26の後方へ若干屈曲した右端部に第4排気管
27が接続されており、後方へ若干屈曲する短い第4排気
管27の後端部に第5排気管28接続され、第5排気管28は
車幅中央ラインCに向かい反転して屈曲している。
そして前記両第5排気管18,28の内端部は車幅中央ラ
インCに配置した集合チャンバ31の前部左右に第4図の
ようにして接続されており、集合チャンバ31の後部左右
に第6排気管32,33が夫々接続されている、図示の如く
車体外側方へ向かい延びる第6排気管32,33の前方へ若
干屈曲した外端部にマフラー41,45が夫々接続されてい
る。両マフラー41,45は図示の如く左右夫々の前記第4
及び第5の各排気管17,18、27,28の外側に位置するもの
で、各マフラー41,45の後面には前記リヤバンパー6の
左右下方に臨む夫々二本づつのテールパイプ42,42、46,
46が設けられている。
インCに配置した集合チャンバ31の前部左右に第4図の
ようにして接続されており、集合チャンバ31の後部左右
に第6排気管32,33が夫々接続されている、図示の如く
車体外側方へ向かい延びる第6排気管32,33の前方へ若
干屈曲した外端部にマフラー41,45が夫々接続されてい
る。両マフラー41,45は図示の如く左右夫々の前記第4
及び第5の各排気管17,18、27,28の外側に位置するもの
で、各マフラー41,45の後面には前記リヤバンパー6の
左右下方に臨む夫々二本づつのテールパイプ42,42、46,
46が設けられている。
排気装置全体の斜視図を第3図に示した。
以上の配置構造による排気装置は、前側気筒列3から
の排気マニホルド11を含む第1〜第3の各排気管13,14,
15を介してキャタライザ16までの排気管長と、同様に後
側気筒列4から排気マニホルド21を含む第1〜第3の各
排気管23,24,25を介してキャタライザ26までの排気管長
とを等長に設定してある。
の排気マニホルド11を含む第1〜第3の各排気管13,14,
15を介してキャタライザ16までの排気管長と、同様に後
側気筒列4から排気マニホルド21を含む第1〜第3の各
排気管23,24,25を介してキャタライザ26までの排気管長
とを等長に設定してある。
更にキャタライザ16以降の前側気筒用の第4及び第5
の両排気管17,18による排気管長と、同様にキャタライ
ザ26以降の前側気筒用の第4及び第5の両排気管27,28
による排気管長とを等長に設定してあり、加えて集合チ
ャンバ31以降の左右の両第6の排気管32,33の排気管長
も等長に設定してある。
の両排気管17,18による排気管長と、同様にキャタライ
ザ26以降の前側気筒用の第4及び第5の両排気管27,28
による排気管長とを等長に設定してあり、加えて集合チ
ャンバ31以降の左右の両第6の排気管32,33の排気管長
も等長に設定してある。
また左右の両マフラー41,45は図示のように平面視方
形をなす容量の大きいものである。
形をなす容量の大きいものである。
尚、第2図に示される如く前後の各排気マニホルド1
1,21の夫々にO2センサ8,9が設けられ、前側気筒用排気
マニホルド11には上面を覆うマニホルドカバー51が設け
られており、また後側気筒用排気マニホルド21には周囲
を覆うマニホルドカバー52が設けられている。
1,21の夫々にO2センサ8,9が設けられ、前側気筒用排気
マニホルド11には上面を覆うマニホルドカバー51が設け
られており、また後側気筒用排気マニホルド21には周囲
を覆うマニホルドカバー52が設けられている。
更に第1図に示される如くエンジン1のVバンク内右
側にACG55が配設され、後側気筒列の左側方にはエキス
パンションタンク56,オイルクーラー57及びエミッショ
ンコントロールボックス58が近接して配設されている。
側にACG55が配設され、後側気筒列の左側方にはエキス
パンションタンク56,オイルクーラー57及びエミッショ
ンコントロールボックス58が近接して配設されている。
前記のように後側気筒用排気マニホルド21に設けた周
囲を覆うマニホルドカバー7によってエンジン1の後方
(図示では且つ左側方)に配置される熱交換器(オイル
クーラー57)やエキスパンションタンク56(エンジン冷
却水の気液分離装置)等の補機類に対する遮熱対策が施
されている。
囲を覆うマニホルドカバー7によってエンジン1の後方
(図示では且つ左側方)に配置される熱交換器(オイル
クーラー57)やエキスパンションタンク56(エンジン冷
却水の気液分離装置)等の補機類に対する遮熱対策が施
されている。
更に下方のキャタライザ16はその前方の第3排気管15
前端のステイ61を介して車体にマウントされ、上方のキ
ャタライザ26はその右端のステイ62を介して車体にマウ
ントされている。
前端のステイ61を介して車体にマウントされ、上方のキ
ャタライザ26はその右端のステイ62を介して車体にマウ
ントされている。
そして左右の各マフラー41,45は夫々前後のステイ43,
44,47,48を介して車体にマウントされており、これらに
よる各車体支持点a,b,c,dを第1図のように夫々結ぶ線
分の内方に、両キャタライザ16,26以降の各排気管17,1
8,27,28,32,33及び集合チャンバ31を含み両マフラー41,
45までの排気系重心Gが配置している。しかも排気系重
心Gは車幅中央マフラーCの右側に近接して位置してい
る。
44,47,48を介して車体にマウントされており、これらに
よる各車体支持点a,b,c,dを第1図のように夫々結ぶ線
分の内方に、両キャタライザ16,26以降の各排気管17,1
8,27,28,32,33及び集合チャンバ31を含み両マフラー41,
45までの排気系重心Gが配置している。しかも排気系重
心Gは車幅中央マフラーCの右側に近接して位置してい
る。
以上のように実施例では、V型横置きエンジン1を車
体の中央寄りに搭載したミッドシップ車両において、前
側気筒列3からの排気を浄化するキャタライザ16と後側
気筒列4からの排気を浄化するキャタライザ26とを別個
に設け、両キャタライザ16,26をエンジン1の後方に配
置し、前後の両気筒列3,4の夫々から各キャタライザ16,
26までの両排気管長が等長であり、また各マフラー41,4
5も更に後方配置となっているので、前後の各気筒列か
らの排気音のバラツキを抑えながらも、車室内のスペー
スに影響を与えず、騒音等の問題もない。
体の中央寄りに搭載したミッドシップ車両において、前
側気筒列3からの排気を浄化するキャタライザ16と後側
気筒列4からの排気を浄化するキャタライザ26とを別個
に設け、両キャタライザ16,26をエンジン1の後方に配
置し、前後の両気筒列3,4の夫々から各キャタライザ16,
26までの両排気管長が等長であり、また各マフラー41,4
5も更に後方配置となっているので、前後の各気筒列か
らの排気音のバラツキを抑えながらも、車室内のスペー
スに影響を与えず、騒音等の問題もない。
そして車幅中央ラインCよりも右側に寄せて配置した
エンジン1とし、前側気筒列3からキャタライザ16まで
の排気マニホルド11を含む排気管13,14,15を車幅中央ラ
インCの右側近傍に沿わせる一方、後側気筒列4からキ
ャタライザ26までの排気マニホルド21を含む排気管23,2
4,25を車幅中央ラインCより左側へ突出し、反転して再
び車幅中央ラインCに戻すとともに、前側気筒用キャタ
ライザ16を車幅中央ラインCを乗り越えて左側に向け、
且つその上方で後側気筒用キャタライザ26を車幅中央ラ
インCから右側へ配置したことで、キャタライザまでの
排気系重量を車幅中央ラインCに近づけて左右の均等配
分が行えるとともに、車両の重量バランスも良い。即ち
両キャタライザまでの排気系重量が車体ロールに与える
影響を抑えられる。
エンジン1とし、前側気筒列3からキャタライザ16まで
の排気マニホルド11を含む排気管13,14,15を車幅中央ラ
インCの右側近傍に沿わせる一方、後側気筒列4からキ
ャタライザ26までの排気マニホルド21を含む排気管23,2
4,25を車幅中央ラインCより左側へ突出し、反転して再
び車幅中央ラインCに戻すとともに、前側気筒用キャタ
ライザ16を車幅中央ラインCを乗り越えて左側に向け、
且つその上方で後側気筒用キャタライザ26を車幅中央ラ
インCから右側へ配置したことで、キャタライザまでの
排気系重量を車幅中央ラインCに近づけて左右の均等配
分が行えるとともに、車両の重量バランスも良い。即ち
両キャタライザまでの排気系重量が車体ロールに与える
影響を抑えられる。
特に両キャタライザ16,26以降の本発明に係る排気装
置は、各キャタライザ16,26の外側端に夫々接続した第
4排気管17,27を後方へ夫々延出し、その後端に夫々接
続した第5排気管18,28を車幅中央ラインCへ向け夫々
屈曲し、これらを車幅中央ラインC上の集合チャンバ31
に接続した後、更にその左右夫々の第6排気管32,33を
互いに離間する外側方へ夫々延出しているため、両排気
管長を十分に確保することができる。
置は、各キャタライザ16,26の外側端に夫々接続した第
4排気管17,27を後方へ夫々延出し、その後端に夫々接
続した第5排気管18,28を車幅中央ラインCへ向け夫々
屈曲し、これらを車幅中央ラインC上の集合チャンバ31
に接続した後、更にその左右夫々の第6排気管32,33を
互いに離間する外側方へ夫々延出しているため、両排気
管長を十分に確保することができる。
そして各第6排気管32,33の前方へ屈曲する外側端に
夫々のマフラー41,45を接続し、両マフラー41,45を左右
夫々の第4及び第5の各排気管17,18、27,28の外側で左
右のボディラインS,Sとの間に確保したスペースに配置
した構造のため、両マフラー容量も十分に確保すること
ができる。
夫々のマフラー41,45を接続し、両マフラー41,45を左右
夫々の第4及び第5の各排気管17,18、27,28の外側で左
右のボディラインS,Sとの間に確保したスペースに配置
した構造のため、両マフラー容量も十分に確保すること
ができる。
また左右の両第5排気管18,28を集合チャンバ31内に
相対向させて接続した構造のため、極めて小さなスペー
スで各々三気筒づつの排気脈動を集合チャンバ31内にて
互いに干渉させ、三気筒特有の排気音を打ち消し、六気
筒エンジンの連続的な排気音にすることができる。
相対向させて接続した構造のため、極めて小さなスペー
スで各々三気筒づつの排気脈動を集合チャンバ31内にて
互いに干渉させ、三気筒特有の排気音を打ち消し、六気
筒エンジンの連続的な排気音にすることができる。
尚、実施例ではV型六気筒エンジンとしたが、八気筒
等、気筒数は任意である。
等、気筒数は任意である。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、ミッドシップエンジン
の両排気管を、エンジン後方で左右に離間する部分より
夫々後方へ延出してから、車幅中央へ向け夫々屈曲し、
更に車幅中央より互いに離間する左右両側方へ夫々延出
して、その延出端前方に左右夫々のマフラーを設けたた
め、車室内へのスペース的及び騒音等の影響をなくして
エンジン後方に両排気管を配置しながら、排気管長を十
分に確保することができるとともに、マフラー容量も十
分に確保することができる。
の両排気管を、エンジン後方で左右に離間する部分より
夫々後方へ延出してから、車幅中央へ向け夫々屈曲し、
更に車幅中央より互いに離間する左右両側方へ夫々延出
して、その延出端前方に左右夫々のマフラーを設けたた
め、車室内へのスペース的及び騒音等の影響をなくして
エンジン後方に両排気管を配置しながら、排気管長を十
分に確保することができるとともに、マフラー容量も十
分に確保することができる。
第1図は本発明に係るミッドシップエンジン用排気装置
を備える車両後部内の透視的平面図、第2図は同排気装
置の側面図、第3図は同斜視図、第4着は排気集合部の
拡大横断面図である。 尚、図面中、1はミッドシップエンジン、3,4は気筒
列、17,18,27,28,32,33はエンジン後方からの排気管、3
1は集合チャンバ、41,45はマフラー、Cは車幅中央ライ
ン、Gはエンジン後方からの排気系重心である。
を備える車両後部内の透視的平面図、第2図は同排気装
置の側面図、第3図は同斜視図、第4着は排気集合部の
拡大横断面図である。 尚、図面中、1はミッドシップエンジン、3,4は気筒
列、17,18,27,28,32,33はエンジン後方からの排気管、3
1は集合チャンバ、41,45はマフラー、Cは車幅中央ライ
ン、Gはエンジン後方からの排気系重心である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−247120(JP,A) 実開 平2−59215(JP,U) 実開 昭60−66819(JP,U)
Claims (3)
- 【請求項1】エンジンを車体の中央寄りに搭載して二系
統の排気管を備えるミッドシップ車両において、 両排気管を、エンジン後方で左右に離間する部分より夫
々後方へ延出してから、車幅中央へ向け夫々屈曲し、更
に車幅中央より互いに離間する左右両側方へ夫々延出す
るとともに、その延出端前方に左右のマフラーを夫々設
けたことを特徴とする車両の排気装置。 - 【請求項2】前記両マフラーは前後二点で車体に夫々支
持され、前記エンジン後方の前記排気管から前記両マフ
ラーまでの排気系重心が、前記両マフラーの車体支持点
を夫々結ぶ線分の内方であって前記車幅中央近傍に位置
している請求項1記載の車両の排気装置。 - 【請求項3】前記両排気管は前記車幅中央で左右より対
向集合してから再び左右に対向分岐している請求項1記
載の車両の排気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2550889A JP2706125B2 (ja) | 1989-02-03 | 1989-02-03 | 車両の排気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2550889A JP2706125B2 (ja) | 1989-02-03 | 1989-02-03 | 車両の排気装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02207123A JPH02207123A (ja) | 1990-08-16 |
JP2706125B2 true JP2706125B2 (ja) | 1998-01-28 |
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ID=12168004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2550889A Expired - Fee Related JP2706125B2 (ja) | 1989-02-03 | 1989-02-03 | 車両の排気装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2706125B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105065102A (zh) * | 2015-07-21 | 2015-11-18 | 力帆实业(集团)股份有限公司 | 排气管安装结构以及摩托车 |
-
1989
- 1989-02-03 JP JP2550889A patent/JP2706125B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN105065102A (zh) * | 2015-07-21 | 2015-11-18 | 力帆实业(集团)股份有限公司 | 排气管安装结构以及摩托车 |
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Publication number | Publication date |
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JPH02207123A (ja) | 1990-08-16 |
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