JP6227049B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンからの排気ガスを浄化する触媒部及び消音器を備える鞍乗り型車両に関する。
従来から、車体フレームと、エンジンと、消音器とを備える自動二輪車等の鞍乗り型車両が知られている。エンジンは、車体フレームに固定されている。消音器は、排気管を介してエンジンに接続されており、排気ガスを排出する際の排気音を低減する。
二気筒以上の複数の気筒を有するエンジンを備える鞍乗り型車両においては、車体の左右に排気流路が分けられて配置される構成が知られている。特許文献1の排気流路の途中には、サイズの小さな触媒ユニットが設けられている(特許文献1参照)。
特許第4727503号公報
鞍乗り型車両においては、触媒ユニットは運転者シートの下方に位置している。このような位置では、運転者が停車時等に足をステップから離し、地面に足を着いたときに、脚が触媒ユニットの側方にくる。ここで、触媒ユニットのサイズが大きい等のような場合には、例えば、車体の左右方向における触媒ユニットの側方に、遮熱プロテクタを設ける等の対策を施す必要な場合がある。しかしながら、触媒ユニットの側方にプロテクタを配すると、停車時、運転者の脚が車体から離れてしまい足つき性に影響を与える。
本発明は、左右の排気流路中に触媒装置が設けられるものにおいて、触媒のサイズが大きくても、触媒装置の足つき性への影響を抑制できる鞍乗り型車両を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、車幅方向に左右のVバンクが配置されたV型エンジンにより構成される多気筒エンジンに接続され、車体の左側と右側とに独立してそれぞれの側で複数配置される排気流路と、左側の排気流路の途中に設けられる第1触媒装置と、右側の排気流路の途中に設けられる第2触媒装置とを備え、前記第1触媒装置及び第2触媒装置よりも、前記排気流路の下流にそれぞれ接続される独立した左側の消音器と右側の消音器とを備える鞍乗り型車両において、前記第1触媒装置と前記第2触媒装置とが、鞍乗り型車両の前後方向に沿わせて隣り合うように並んで配され、前記第1触媒装置は、中空の第1触媒チャンバと、前記第1触媒チャンバ内に前後方向に沿うように配置された第1触媒本体とからなり、前記第2触媒装置は、中空の第2触媒チャンバと、前記第2触媒チャンバ内に前後方向に沿うように配置された第2触媒本体とからなり、左右それぞれの側の複数の前記排気流路を形成する排気管は、前記多気筒エンジンの接続部より、前記車体の後方に、平面視で左右に並列に配置されて延出した後に、前記それぞれの側の触媒装置の前方で、屈曲することで、前記それぞれの側の複数の排気管は、平面視で上下に重なるように配置を変えたのち、左側の前記第1触媒チャンバの側面の部分、右側の前記第2触媒チャンバの側面の部分にそれぞれ上下方向に並べて接続し、前記それぞれの触媒チャンバの触媒本体より上流の空間に直接複数の前記排気流路を集合させることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前記車体は、車体フレームを有し、前記鞍乗り型車両は、前記車体フレームにセンタースタンドが取り付けられ、車体下部に格納できるものであって、前記センタースタンドは、格納された位置において、前記第1触媒装置、前記第2触媒装置と平面視で重なる部分を有するとともに、前記格納されたセンタースタンドより前方で、それぞれの側の排気管が屈曲することで、前記それぞれの側の複数の排気管は、平面視で上下に重なるように配置を変えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、前記それぞれ独立した排気流路をもつ前記第1触媒チャンバと前記第2触媒チャンバは、前後方向において、前端と後端が一致し、前記それぞれの側の排気管は、左右の側が同じ位置で、屈曲することで、前記それぞれの側の複数の排気管は、平面視で上下に重なるように配置を変えることを特徴とする。
請求項1〜請求項3に記載の発明によれば、第1触媒装置と第2触媒装置とが、スイングアームの下方で並んで配されており、第1触媒装置及び第2触媒装置をスイングアーム下方のデッドスペースにコンパクトに配することができる。このため、第1触媒装置及び第2触媒装置を、鞍乗り型車両の運転者の停車時に路面に着く足の位置から離し、且つ、足つき性を良好に保つことができる。
また、第1触媒装置、第2触媒装置、及び排気流路を、簡素な構造とすることができる。更に、第1触媒装置及び第2触媒装置を、スイングアーム下のような比較的狭い空間でもコンパクトに2つ配置することができる。
また、鞍乗り型車両の前後方向における消音器の前端側に、接続管が無い構成とすることができるため、停車時の運転者の脚を配置させるスペースを、より確保しやすくすることができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、複数の排気管内の排気流が、触媒チャンバに上下に並べて側面から入るため、触媒チャンバの筒状空間で回転するような流れが生じる。排気流は、その後に触媒に入ることとなる。従って、排気流が触媒本体の一部に偏って流れ込むことが抑止され、触媒本体全体を効率よく使うことができる。
また、請求項1〜請求項3に記載の発明によれば、左右の触媒本体と消音器とがスイングアーム下方を通る排気流路で接続されて、左右方向にオフセットされて配置されるので、装置全体をコンパクトにすることができる。
本発明の実施形態に係る鞍乗り型車両としての自動二輪車1を示す左側面図である。 図1に示す自動二輪車1の拡大左側面図である。 図1に示す自動二輪車1の拡大底面図である。 図1に示す自動二輪車1の拡大前方視断面図である。 図1に示す自動二輪車1の第1触媒装置31、第2触媒装置32、及び消音器33、34等を示す平面図である。 図1に示す自動二輪車の第1触媒装置31、及び第2触媒装置32等を示す斜視図である。 図1に示す自動二輪車の消音器33を示す拡大左側面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
先ず、図1〜図7を参照しながら、本発明の実施形態に係る鞍乗り型車両としての自動二輪車1の全体構成について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る鞍乗り型車両としての自動二輪車1を示す左側面図である。図2は、図1に示す自動二輪車1の拡大左側面図である。図3は、図1に示す自動二輪車1の拡大底面図である。図4は、図1に示す自動二輪車1の拡大前方視断面図である。図5は、図1に示す自動二輪車1の第1触媒装置31、第2触媒装置32、及び消音器33、34等を示す平面図である。図6は、図1に示す自動二輪車の第1触媒装置31、及び第2触媒装置32等を示す斜視図である。図7は、図1に示す自動二輪車の消音器33を示す拡大左側面図である。
以下の説明において、前後、左右及び上下の各方向については、特に断りがない限り、自動二輪車1に乗車する乗員(運転者P)から見た方向に従う。また、図中、矢印FRは車両の前方を示し、矢印LHは車両の左側を示し、矢印RHは車両の右側を示し、矢印UPは車両の上方を示す。
図1に示すように、本実施形態の自動二輪車1は、車体フレーム3と、前輪13と、後輪35と、エンジン29と、消音器33、34(図)と、燃料タンク38と、センタースタンドSとを主体として構成される。
車体フレーム3は、ヘッドパイプ5と、メインチューブ6と、センターチューブ7と、ダウンチューブ8と、アンダーチューブ9と、シートレール11とを備えている。メインチューブ6は、左右に一対設けられて、ヘッドパイプ5から斜め後方に延出する。センターチューブ7は、メインチューブ6の後端から下方に延出する。シートレール11は、メインチューブ6から後方に延出する。
また、ダウンチューブ8は、左右に一対設けられている。一対のダウンチューブ8は、メインチューブ6の下方に配置されている。一対のダウンチューブ8は、側面視で、前端部においてヘッドパイプ5に連結されている。一対のダウンチューブ8の後端部側は、ヘッドパイプ5から斜め下後方に向けて延びている。
アンダーチューブ9は、左右に一対設けられている。一対のアンダーチューブ9の前端部は、一対のダウンチューブ8の下端に連結されている。一対のアンダーチューブ9の後端部は、一対のダウンチューブ8から後方に向けて延びている。また、車体フレーム3には、ステップSTが設けられている。
図1〜図3において二点鎖線で示すように、センタースタンドSは、センターチューブ7の下端部に、取り付けられている。センタースタンドSは、車体下部に格納できるように、また、図1〜図3において実線で示すように、地面に立てることができるように、起伏自在にセンターチューブ7に支持されている。センタースタンドSは、起立させられることにより、車体フレーム3を支持可能である。
前輪13は、アウターチューブ15とインナーチューブ17からなる左右のフロントフォーク19,19により軸支されている。各インナーチューブ17の上部は、トップブリッジ21とボトムブリッジ23により支持されている。各インナーチューブ17の上部において、ヘッドパイプ5には、ステアリングステム25が挿通されている。ステアリングステム25は、トップブリッジ21とボトムブリッジ23に連結されている。トップブリッジ21上に設けられたハンドル27により、前輪13を操舵可能である。
エンジン29は、鞍乗り型車両としての自動二輪車1の前後方向に対する幅方向、即ち左右方向にVバンクが配置された、V型4気筒の多気筒エンジンにより構成されている。エンジン29は、メインチューブ6及びセンターチューブ7により支持されている。センターチューブ7には、スイングアーム36(図3参照)が接続されている。スイングアーム36は、図3に示すように、左右方向に対をなしてセンターチューブ7から後方向へ延びており、後輪35を揺動自在に且つ回転可能に支持する。後輪35は、エンジン29の動力により、ドライブシャフト(図示せず)を介して、駆動される。
メインチューブ6上には、燃料タンク38が固定されている。シートレール11上には、シート39が固定されている。エンジン29の斜め前方であって、フロントフォーク19,19の後方には、ラジエータ(図示せず)が車体フレーム3側に固定されて設けられている。
また、自動二輪車1は、フロントカウル(カウリング)43と、ウインドスクリーン(スクリーン)45と、サイドカウル47と、シートカウル49と、フロントフェンダ51と、リヤフェンダ53とを備えている。フロントカウル(カウリング)43は、自動二輪車1の前部に配置され、本体フレームの前部等を覆っている。ウインドスクリーン(スクリーン)45は、フロントカウル43の上部に取り付けられている。サイドカウル47は、自動二輪車1の側部に配置され、エンジン29等を覆っている。シートカウル49は、自動二輪車1においてシート39の下方の部分を覆っている。フロントフェンダ51は、前輪13の上部を覆っている。リヤフェンダ53は、後輪35の上部を覆っている。自動二輪車1は、フルカウリング形式の二輪車である。
フロントカウル43の左右には、それぞれバックミラー(図示せず)を覆い、且つウインカ57を備えた一対のミラーカバー59が取り付けられている。フロントカウル43の上縁部には、走行風を後方上部に案内する導風板(図示せず)が取り付けられている。導風板の後方には、メーターバイザー(図示せず)が取り付けられている。
次に、自動二輪車1の排気系部品の構成の詳細について説明する。図5に示すように、排気系部品は、第1前側排気管291と、第2前側排気管292と、第1上流側排気管295、296と、第2上流側排気管297、298と、第1触媒装置31と、第2触媒装置32と、接続管316、317と、消音器33、34とを有しており、これらにより、車体の左側と右側とに独立して配置された排気流路が形成されている。
第1前側排気管291は、取付け部291Aと、前シリンダ排気管291Bと、後シリンダ排気管291Cとを有している。エンジン29の左側面の2つのシリンダのシリンダヘッドの排気ポートには、取付け部291Aによって、排気管の入り口である前シリンダ排気管291Bの一端部と、後シリンダ排気管291Cの一端部とが、それぞれ取付けられている。前シリンダ排気管291Bの他端部及び後シリンダ排気管291Cの他端部は、第1上流側排気管295、296の前端部にそれぞれ接合される。
第2前側排気管292は、取付け部292Aと、前シリンダ排気管292Bと、後シリンダ排気管292Cとを有している。エンジン29の右側面の2つのシリンダのシリンダヘッドの排気ポートには、取付け部292Aによって、排気管の入り口である前シリンダ排気管292Bの一端部と、後シリンダ排気管292Cの一端部とが、それぞれ取付けられている。前シリンダ排気管292Bの他端部及び後シリンダ排気管292Cの他端部は、第2上流側排気管297、298の前端部にそれぞれ接合されている。
第1触媒装置31は、車体の左側の排気流路の途中に設けられている。第2触媒装置32は、車体の右側の排気流路の途中に設けられている。図2〜図4に示すように、第1触媒装置31と第2触媒装置32とは、スイングアーム36の下方で並んで配置されている。
より具体的には、図3に示すように、第1触媒装置31と第2触媒装置32とは、第1触媒装置31の長手方向と第2触媒装置32の長手方向とが、前後方向に沿うように、左右方向において隣合って配置されている。そして、第1触媒装置31及び第2触媒装置32は、鞍乗り型車両としての自動二輪車1の前後方向に対する幅方向、即ち、左右方向におけるスイングアーム36の幅の範囲内に配されて位置している。具体的には、図3に示すように、第1触媒装置31及び第2触媒装置32は、底面視(又は平面視)で、スイングアーム36の一方のアーム部361と他方のアーム部362との間に配置されている。
第1触媒装置31と消音器33とは、図2等に示すように、側面視で重なる位置関係で配置されている。また、第1触媒装置31と消音器33とは、図3に示すように、底面視(又は平面視)で、スイングアーム36の一方のアーム部361を挟む位置関係で配置されている。同様に、第2触媒装置32と消音器34とは、側面視で重なる位置関係で配置されている。また、第2触媒装置32と消音器34とは、図3に示すように、底面視(又は平面視)で、スイングアーム36の他方のアーム部362を挟む位置関係で配置されている。
第1触媒装置31は、触媒チャンバ311と触媒本体312とからなる。同様に、第2触媒装置32は、触媒チャンバ321と触媒本体322とからなる。触媒チャンバ311、321は、それぞれ中空円筒状を有している。触媒チャンバ311、321の軸方向である長手方向は、それぞれ前後方向に平行である。前後方向において、触媒チャンバ311、321の前端は一致し、且つ、触媒チャンバ311、321の後端は一致している。
触媒チャンバ311と触媒チャンバ321とは、図5、図6に示すように、ステー部313により互いに接合されて一体化されている。ステー部313は、第1ステー部314と、第2ステー部315とを有する。第1ステー部314は、触媒チャンバ311に接合され、第2ステー部315は、触媒チャンバ321に接合されている。第1ステー部314と、第2ステー部315とは、ネジにより互いに固定されて一体とされている。
触媒本体312、322は、触媒チャンバ311、321の内部空間の前側の部分であって、触媒チャンバ311、321の前端から上流側排気管295、296、297、298の管径程度の長さ分後方の位置にそれぞれ配置されている。触媒本体312、322の長手方向が前後方向に沿うように、触媒本体312、322は、配置されている。
触媒本体312、322は、白金やロジウム等により構成される触媒(図5参照)を有している。触媒により、触媒チャンバ311、321内を通過する排気ガスを浄化することができる。触媒チャンバ311の側面には、第1触媒装置31よりも上流側の排気管の部分である第1上流側排気管295、296の後端部がそれぞれ接合されている。同様に、触媒チャンバ321の側面には、第2触媒装置32よりも上流側の排気管の部分である第2上流側排気管297、298の後端部がそれぞれ接合されている。この接合位置は、より具体的には、触媒チャンバ311、321の部分であって、触媒本体312、322の前端よりも前側の部分の位置である。
また、第1上流側排気管295、296は触媒チャンバ311の左側面に接合される。また、第2上流側排気管297、298は触媒チャンバ321の右側面に接合される。
図5等に示すように、消音器33、34は、前述のように接続管316、317により第1触媒装置31、第2触媒装置32にそれぞれ接続されている。即ち、消音器33は、第1触媒装置31よりも、左側の排気流路の下流に設けられている。また、消音器34は、第2触媒装置32よりも、右側の排気流路の下流に設けられている。
具体的には、触媒チャンバ311、321は接続管316、317を介して消音器33、34に接続されている。
接続管316の一端部は、第1触媒装置31の外側に面する部分、即ち、第1触媒装置31の左側面の後部に接続されている。接続管317の一端部は、第2触媒装置32の外側に面する部分、即ち、側面の右側面の後部に接続されている。
接続管316、317の他端部は、消音器33、34の車幅方向内側側面に、それぞれ接続されている。
より具体的には、接続管316の他端部は、消音器33右側面の前部に接続される。接続管316の他端部は、消音器33の内部の空間に至るまで延びている。接続管317の他端部は、消音器34左側面の前部に接続される。接続管317の他端部は、消音器34の内部の空間に至るまで延びている。
接続管316、317の他端は、閉塞されている。図7に示すように、消音器33、34の内部の空間に位置する接続管316、317の側面には、接続管316、317の内部と外部とを連通する複数の連通穴318、319が形成されている。
消音器33、34は、自動二輪車1の車体の左右方向における中央に関して左右対称の位置関係を有している。従って、以下、左側の消音器33についてのみ説明し、右側の消音器34についての説明は省略する。
消音器33は、中空の円筒状を有している。消音器33の軸方向における両端は、閉塞されている。消音器33内の空間に、消音器33の後端には、排出管331が設けられている。排出管331は、前端が閉塞され、後端が開口している。排出管331は、消音器33の後端を閉塞している蓋部材334を貫通している。排出管331の前半分は、消音器33の内部の空間に位置し、排出管331の後半分は、消音器33の外部に露出している。排出管331の前半分の部分の側面には、複数の連通穴332が形成されている。
消音器33は、図7に示すように、支持部333を備えている。支持部333の一端部は、消音器33に接合されており、他端部は、図2に示すように、車体フレーム3に固定されたピニオンステップブラケット28に、ネジ止めされて固定されている。従って、消音器33、34は、支持部333及びピニオンステップブラケット28を介して、車体フレーム3に取り付けられている。
本発明の実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
第1触媒装置31と第2触媒装置32とは、スイングアーム36の下方で並んで配されるため、大きな触媒本体312、322を有する第1触媒装置31及び第2触媒装置32をスイングアーム36の下方のデッドスペースにコンパクトに配することができる。このため、図1、図4に二点鎖線で示すように、自動二輪車1の停車時に、自動二輪車1の運転者Pが停車時等に足F1をステップから離し、足F2が路面に着いたときに、第1触媒装置31及び第2触媒装置32を、自動二輪車1の運転者Pの脚Lの位置から離すことができ、且つ、足つき性を良好に保つことができる。
また、第1触媒装置31の長手方向と第2触媒装置32の長手方向とが、自動二輪車1の前後方向に沿うように、第1触媒装置31と第2触媒装置32とが、隣合って配置されているため、第1触媒装置31、第2触媒装置32、及び排気流路を、簡素な構造とすることができる。更に、第1触媒装置31及び第2触媒装置32を、スイングアーム36の下のような比較的狭い空間でもコンパクトに2つ配置することができる。
また、第1触媒装置31及び第2触媒装置32は、自動二輪車1の前後方向に対する幅方向(左右方向)におけるスイングアーム36の幅の範囲内に位置しているため、停車時等における運転者Pの脚Lが、スイングアーム36よりも触媒装置側に近づくことをほぼ防ぐことができる。
また、多気筒エンジンは、自動二輪車1の前後方向に対する幅方向(左右方向)にVバンクが配置されたV型エンジン29により構成され、排気流路は、排気管により形成され、左側の排気流路を形成する排気管の入り口は、多気筒エンジンの左側面に取り付けられ、右側の排気流路を形成する排気管の入り口は、多気筒エンジンの右側面に取り付けられ、車体は車体フレーム3を有し、消音器33、34は、それぞれ車体フレーム3に取り付けられ、自動二輪車1としての自動二輪車1は、第1触媒装置31と第2触媒装置32とを接合するステー部313を備える。
エンジン29が縦置きV型エンジンであると、左右の排気系部品のうち、左側の排気管(第1前側排気管291、第1上流側排気管295、第1上流側排気管296、接続管316)、及び消音器33は、それぞれエンジン29の左側面と車体の左側部とに取り付けられ、エンジン29と消音器33との間に設けられた第1触媒装置31は、排気管を介して車体中央側に配される。同様に、第2触媒装置32、右側の排気管(第2前側排気管292、第2上流側排気管297、第2上流側排気管298、接続管317)、及び消音器34は、それぞれエンジン29の右側面と車体の右側部とに取り付けられ、エンジン29と消音器34との間に設けられた第2触媒装置32は、排気管を介して車体中央側に配される。
即ち、第1触媒装置31又は第2触媒装置32が、片持ち梁状に取り付けられることとなるため、第1触媒装置31又は第2触媒装置32は、排気系部品の車体側取り付け部を支点として上下方向に振動しやすい構造となる。そこで、隣り合う第1触媒装置31及び第2触媒装置32をステー部313でお互いに固定することにより、第1触媒装置31及び第2触媒装置32の上下の振れを容易に抑えることができる。従って、簡素な構成で左右の排気系部品を、高い支持剛性で取り付けることができるようになる。
また、第1触媒装置31及び第2触媒装置32の側面の部分であって、自動二輪車1の前後方向に対する幅方向(左右方向)における自動二輪車1の外側に面する部分と、消音器33、34の側面の部分であって、自動二輪車1の前後方向に対する幅方向(左右方向)における自動二輪車1の内側に面する部分とを接続する接続管316、317が設けられている。
このため、自動二輪車1の前後方向における消音器33、34の前端側に、接続管316、317が無い構成とすることができる。これにより、前後方向において、消音器33、34とステップとの間の、停車時に運転者Pの足F2が路面に着いたときに、運転者Pの脚Lを配置させるスペースを、より確保しやすくすることができる。
また、第1触媒装置31及び第2触媒装置32は、中空筒状の触媒チャンバ311、321と、触媒チャンバ311、321内に前後方向に沿うように配置された触媒本体312、322とからなり、第1触媒装置31及び第2触媒装置32よりも上流側の排気管は、触媒チャンバ311、321の側面の部分であって、自動二輪車1の前後方向に対する幅方向(左右方向)における自動二輪車1の外側に面する部分に接続されている。
このため、排気管内の排気流は、筒状の触媒チャンバ311、321に側面から入るため、触媒チャンバ311、321の筒状空間で回転するような流れが生じる。排気流は、その後に触媒に入ることとなる。従って、排気流が触媒本体312、322の一部に偏って流れ込むことが抑止され、触媒本体312、322全体を効率よく使うことができる。
また、第1触媒装置31と消音器33とは、側面視で重なる位置関係で、且つ、平面視でアーム部361を挟む位置関係で配置されている。また、第2触媒装置32と消音器34とは、側面視で重なる位置関係で、且つ、平面視で他方のアーム部362を挟む位置関係で配置されている。
このため、第1触媒装置31と消音器33とが車両の左右方向においてオフセットされて配置されるか、又は、第2触媒装置32と消音器34とが車両の左右方向においてオフセットされて配置されるので、装置全体をコンパクトにすることができる。
<変形例>
尚、上記の実施形態では、本発明を自動二輪車1に適用して説明したが、本発明は、二輪車に限定されるものでなく、三輪車に適用することも、それ以外の鞍乗り型車両に適用することも可能である。
また、第1触媒装置31及び第2触媒装置32の側面の部分であって、自動二輪車1の前後方向に対する幅方向(左右方向)における自動二輪車1の外側に面する部分には、接続管316、317が接続されていたが、これに限定されない。第1触媒装置31と第2触媒装置32との少なくとも一方に接続管が接続されていてもよい。
また、消音器33、34の側面の部分であって、自動二輪車1の前後方向に対する幅方向(左右方向)における自動二輪車1の内側に面する部分に接続管316、317が接続されていたが、これに限定されない。消音器33、34のいずれか一方において、自動二輪車1の内側に面する部分に接続管が接続されていてもよい。
また、第1触媒装置31及び第2触媒装置32は、中空筒状の触媒チャンバ311、321と、触媒チャンバ311、321内に前後方向に沿うように配置された触媒本体312、322とを備えていたが、これに限定されない。第1触媒装置31と第2触媒装置32とのうちのいずれか一方が、触媒チャンバと触媒本体とを備えていてもよい。
また、第1触媒装置31と消音器33とは、側面視で重なる位置関係で、且つ、平面視で一方のアーム部361を挟む位置関係で配置されていた。更に、第2触媒装置32と消音器34とは、側面視で重なる位置関係で、且つ、平面視で他方のアーム部362を挟む位置関係で配置されていた。しかし、このように一方のアーム部361と他方のアーム部362との両方において、このような位置関係になっていなくてもよい。少なくも一方のアーム部において、このような位置関係になっていればよい。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
3 車体フレーム
29 V型エンジン(多気筒エンジン)
31 第1触媒装置
32 第2触媒装置
33、34 消音器
36 スイングアーム
291 第1前側排気管(排気管)
291B 前シリンダ排気管(排気管)
291C 後シリンダ排気管(排気管)
292 第2前側排気管(排気管)
292B 前シリンダ排気管(排気管)
292C 後シリンダ排気管(排気管)
295、296 第1上流側排気管(排気管)
297、298 第2上流側排気管(排気管)
311、321 触媒チャンバ
312、322 触媒本体
313 ステー部
316、317 接続管
361、362 アーム部

Claims (3)

  1. 車幅方向に左右のVバンクが配置されたV型エンジンにより構成される多気筒エンジンに接続され、車体の左側と右側とに独立してそれぞれの側で複数配置される排気流路と、
    左側の排気流路の途中に設けられる第1触媒装置(31)と、
    右側の排気流路の途中に設けられる第2触媒装置(32)とを備え、
    前記第1触媒装置(31)及び第2触媒装置(32)よりも、前記排気流路の下流にそれぞれ接続される独立した左側の消音器(33)と右側の消音器(34)とを備える鞍乗り型車両において、
    前記第1触媒装置(31)と前記第2触媒装置(32)とが、鞍乗り型車両の前後方向に沿わせて隣り合うように並んで配され、
    前記第1触媒装置(31)は、中空の第1触媒チャンバ(311)と、前記第1触媒チャンバ(311)内に前後方向に沿うように配置された第1触媒本体(312)とからなり、
    前記第2触媒装置(32)は、中空の第2触媒チャンバ(321)と、前記第2触媒チャンバ(321)内に前後方向に沿うように配置された第2触媒本体(322)とからなり、
    左右それぞれの側の複数の前記排気流路を形成する排気管は、前記多気筒エンジンの接続部より、前記車体の後方に、平面視で左右に並列に配置されて延出した後に、前記それぞれの側の触媒装置の前方で、屈曲することで、前記それぞれの側の複数の排気管は、平面視で上下に重なるように配置を変えたのち、
    左側の前記第1触媒チャンバ(311)の側面の部分、右側の前記第2触媒チャンバ(321)の側面の部分にそれぞれ上下方向に並べて接続し、前記それぞれの触媒チャンバの触媒本体より上流の空間に直接複数の前記排気流路を集合させることを特徴とする、鞍乗り型車両。
  2. 前記車体は、車体フレームを有し、
    前記鞍乗り型車両は、前記車体フレームにセンタースタンド(S)が取り付けられ、
    車体下部に格納できるものであって、
    前記センタースタンドは、格納された位置において、前記第1触媒装置(31)、前記第2触媒装置(32)と平面視で重なる部分を有するとともに、
    前記格納されたセンタースタンドより前方で、
    それぞれの側の排気管が屈曲することで、前記それぞれの側の複数の排気管は、平面視で上下に重なるように配置を変えることを特徴とする、請求項1に記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記それぞれ独立した排気流路をもつ前記第1触媒チャンバと前記第2触媒チャンバは、前後方向において、前端と後端が一致し、
    前記それぞれの側の排気管は、左右の側が同じ位置で、屈曲することで、前記それぞれの側の複数の排気管は、平面視で上下に重なるように配置を変えることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
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