JP2805309B2 - 画像形成方法 - Google Patents

画像形成方法

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JP2805309B2
JP2805309B2 JP63077464A JP7746488A JP2805309B2 JP 2805309 B2 JP2805309 B2 JP 2805309B2 JP 63077464 A JP63077464 A JP 63077464A JP 7746488 A JP7746488 A JP 7746488A JP 2805309 B2 JP2805309 B2 JP 2805309B2
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    • G03G5/02Charge-receiving layers
    • G03G5/04Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
    • G03G5/05Organic bonding materials; Methods for coating a substrate with a photoconductive layer; Inert supplements for use in photoconductive layers
    • G03G5/0528Macromolecular bonding materials
    • G03G5/0557Macromolecular bonding materials obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsatured bonds
    • G03G5/0564Polycarbonates

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、レーザプリンタ等の画像形成装置に採用さ
れる反転現像による画像形成方法に関する。
〔従来の技術〕
レーザプリンタ等の画像形成装置ではレーザ光の照射
による露光走査時に、原稿面の非画像部分に対しては露
光を中断し、露光によって低電位となった画像部分に対
して、表面電位よりやや低い現像バイアスを印加して反
転現像を行い、それによって前述の非画像部分を含めて
原稿像に対応した正規のトナー画像を得る画像形成方法
がとられている。
この画像形成方法によるとレーザ光の無用な照射時間
をカット出来るので画像読取り部の機内温度が低く抑え
られ、レーザ光源の寿命を長く保持し、さらに非画像部
分の露光照射によって発生する走査の「カゲ」を防止す
ることも出来る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながらこの反転現像は前述したように低電位と
なった画像部分にトナーを付着させることとなるため感
光層自体に欠陥がある場合には帯電を受けた非画像部分
は本来は高電位であるが局所的に低電位のままとなって
いて、反転現像により局部的な欠陥箇所にトナーが付着
していわゆる白地に「黒ポチ」を生ずる原因となる。特
に従来使用されているビスフェノールA型のポリカーボ
ネート(以下BPAと記す)より成る感光層を有する感光
体ではBPAをバインダー樹脂として用いているため配列
の不均一等が基因して「黒ポチ」を生ずることが多い。
このような感光層の欠陥を解消するため感光層の厚さ
を増加する等の提案もなされているが、之をもってして
も充分ではなく、従来のBPA感光層をもった感光体では
反転現像によっては、高品質の画像を得ることは困難と
されていた。
本発明はこの点を解決して改良した結果、反転現像処
理によっても「黒ポチ」等の画像欠陥がなく正規の現像
処理により場合と同様容易に高画質の画像を得ることの
出来る画像形成方法の提供を目的としたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、表面層に前記一般式で表される構造単位
を主要繰り返し単位として有するポリカーボネート(以
下本発明に係るポリカーボネートと記す)を含有する感
光体に対し帯電を付与したのち、露光により静電潜像を
形成し、ついで前記帯電と同符号のバイアス電圧を印加
して反転現像を行うことを特徴とする画像形成方法によ
って達成される。
〔発明の構成の説明〕
ここで本発明の画像形成方法において使用する感光体
は導電性のドラム上に有機光導電性感光層を設けたもの
であるので之について説明を行う。
有機光導電性感光層は、通常有機光導電性物質が本発
明に係るポリカーボネートバインダー樹脂中に分散含有
されて構成され、その厚さは例えば約10〜30μm程度で
ある。この有機光導電性感光層は一層構成であってもよ
いし、またキャリアの発生とその輸送とを別個の層で分
担するいわゆる機能分離型の二層構成であってもよい。
二層構成とする場合においては、キャリアの発生を担う
発生層の厚さは例えば0.05〜5μm、キャリアの輸送を
担う輸送層の厚さは例えば10〜30μmである。これらの
発生層及び輸送層にはバインダー樹脂がそれぞれ例えば
20〜90重量%好ましくは30〜70重量%および30〜80重量
%好ましくは50〜70重量%程度含有される。
キャリアの発生を担う発生層は、例えばモノアゾ色
素、ビスアゾ色素、トリスアゾ色素などのアゾ系色素、
ペリレン酸無水物、ペリレン酸イミドなどのペリレン系
色素、インジゴ、チオインジゴなどのインジゴ系色素、
アンスラキノン、ピレンキノン、フラパンスロンなどの
多環キノン類、キナクリドン系色素、ビスベンゾイミダ
ゾール系色素、インダスロン系色素、スクエアリリウム
系色素、金属フタロシアニン系色素、無金属フタロシア
ニンなどのフタロシアニン系顔料、ピリリウム塩色素、
チアピリリウム塩色素とポリカーボネートから形成され
る共晶錯体など、公知の各種のキャリア発生物質をバイ
ンダー樹脂と共に溶剤中に溶解或いは分散し、塗布する
ことにより形成することができる。このうち好ましいの
は、ポリカーボネートの高分子量物質よりなるバインダ
ー中にフタロシアニン系、ビスアゾ系あるいはキノン系
のキャリア発生物質を分散させて得られるものである。
キャリアの輸送を担う輸送層は、主鎖または側鎖にア
ントラセン、ピレン、フェナントレン、ココネンなどの
多環芳香族化合物を有する化合物、またはインドール、
カルバゾール、オキサゾール、イソオキサゾール、チア
ゾール、トリアゾール、インダゾール、ピラゾール、オ
キサジアゾール、ピラゾリンなどの含窒素芳香環を有す
る化合物、トリフェニルアミン骨格、スチルベン骨格、
ヒドラゾン骨格を有する化合物などのキャリア輸送物質
をバインダー樹脂と共に溶剤中に溶解或は分散し、塗布
することにより形成することができる。
キャリアの発生層及び輸送層に用いる本発明のポリカ
ーボネートは、前記一般式で表される単位を主要繰返し
単位とした構造を有する。
但し式中、R5〜R12は、水素原子、ハロゲン原子、置
換、未置換のアルキル基、又は置換、未置換のシクロア
ルキル基、Zは置換、未置換の炭素環若しくは置換、未
置換の複素環を形成するに必要な原子群を表す。
これらのカーボネート樹脂は従来用いられていたBPA
の欠点を改善したものであって、これらのポリカーボネ
ートの中心炭素原子には、上記Zによる環が形成されて
いるので、Zによってポリカーボネートの分子鎖が特定
方向に配列することが効果的に阻止される。このためポ
リカーボネートが、結晶化して溶液がゲル化したり感光
層形成時に膜表面に析出することがなく、異常な凸部に
よる収率の低下およびクリーニング不良等による画像欠
陥等のごとき、特性劣化を防ぐことができる。
即ち本発明に於ては、前記一般式で示されるポリカー
ボネートをバインダー樹脂として用いることにより皮膜
物性に優れ、電荷保持力、感度残留電位等の電子写真特
性に優れ、かつ繰返し使用に供した時にも疲労劣化が少
ない安定した特性を発揮する電子写真感光体を作成する
ことができる。
更に、感光体として用いた時、磁気ブラシやクリーニ
ングブレードで擦過されても感光層表面に傷が付きにく
く、感光層の摩耗が少ない上、クリーニング不良等の特
性不良のない高耐刷性の電子写真感光体を作成すること
ができる。
また前記本発明に係るポリカーボネート樹脂には必要
に応じ、一般式に繰返し単位の外に他の繰返し単位を含
有させた共縮合型のポリカーボネート、例えば4,4′−
ジヒドロキシフェニル−1,1−シクロヘキサンに少量の
ビスフェノールAを混合して共縮合させたポリカーボネ
ートを用い、物理的,化学的或は電気的特性を調整して
もよい。本発明に係るポリカーボネート樹脂の重合度は
10〜5000好ましくは50〜100であるものが使用される。
更に必要に応じ作用効果に支障を来さぬ範囲で他のポ
リマを混合して用いることができる。この際の混合比率
は全バインダー樹脂に対し50wt%以下が好ましい。
一方本発明の画像形成方法において使用する現像剤D
は粒径が14〜15μmの非磁性のトナーと、フェライトコ
アに樹脂材を被覆した粒径が30〜60μmのキャリアとか
ら成る2成分現像剤であり、ここで使用する現像剤Dの
トナーの構成は以下の通りである。
熱可塑性樹脂(結着剤)80〜90wt% 例:ポリスチレン、スチレンアクリル重合体、ポリエス
テル、ポリビニルブチラール、エポキシ樹脂、ポリアミ
ド樹脂、ポリエチレン、エチレン酢ビ共重合体など、あ
るいは上記の混合物 顔料(着色剤)0〜15wt% 例: 黒:カーボンブラック イエロー:ベンジン誘導体 マゼンタ:ローダミンBレーキ、カーミン6Bなど シアン :銅フタロシアニン、スルホンアミド誘導
体染料など 電荷制御剤 0〜5wt% プラストナー:ニグロシン系の電子供与性染料、アルコ
キシル化アミン、アルキルアミド、キレート、顔料、4
級アンモニウム塩など マイナストナー:電子受容性の有機錯体、塩素化パラフ
ィン、塩素化ポリエステル、酸基過剰のポリエステル、
塩素化銅フタロシアニンなど 流動化剤 例:コロイダルシリカ、疎水性シリカ、シリコンワニ
ス、金属石ケン、非イオン界面活性剤など クリーニグ剤(感光体上のトナーのフィルミングを
防止) 例:樹脂酸金属塩、表面に有機基をもつ酸化ケイ素酸、
フッ素系界面活性剤など 充填剤(画像の表面光沢の改良、原材料費の低減) 例:炭酸カルシウム、クレー、タルク、顔料などこれら
の材料のほか、画像面へのかぶりやトナー飛散を防ぐた
め、磁性粉を少量含有させてもよい。
このような磁性粉としては粒径0.1〜1μmの四三酸
化鉄、γ−酸化第二鉄、二酸化クロム、ニッケルフェラ
イト、鉄合金粉末などが用いられ、0.1〜5wt%含有され
る。さらに鮮明な色を保つためには1wt%以下とするの
が望ましい。
なお、約20Kg/cmの力で塑性変形して紙に定義させる
圧力定着用トナーに適する樹脂としては、ワックス、ポ
リオレフィン類、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリウ
レタン、ゴムなどの粘着型樹脂などが用いられる。
本発明の画像形成方法によった多色画像形成装置の例
を第1図および第2図に示す。
第1図は多色画像形成装置の主要構成を示したもので
Aは画像読取り系、Bはレーザ書込み系の各ユニット、
またはCは画像形成部、Dは給紙部であり、次のプロセ
スによりカラー画像が形成されるようになっている。
前記読取り系Aにおいて11は原稿台で、該原稿台11に
収められた原稿は水平方向にスライドするキャリッジ12
に取付けられたハロゲンランプ13によって照明される。
可動ミラーユニット15にはミラー16および17が取付られ
ていて、同じく水平方向にスライドして、前記キャリッ
ジ12に取付けられているミラー14との組合わせで原稿の
光像をレンズ読取り部20へと導出する。
前記キャリッジ12と前記可動ミラーユニット15はステ
ッピングモータに接続するワイヤ(何れも図示せず)を
介して駆動され、それぞれVおよび1/2Vの速度にて同方
向スライドされるものである。
前記レンズ読取り部20はレンズ21、プリズム22、第1
読取り基板24、レッドチャンネル(以下R−chという)
CCD25、第2読取り基板26、シアンチャンネル(以下C
−chという)CCD27から構成される。
前記ミラー14,16および17により伝達された原稿の光
像は前記レンズ21により集束され、プリズム22内に設け
られたダイクロイックミラーによりR−ch像とC−ch像
とに分離され、第1読取り基板24上に設けられたR−ch
CCD25および第2読取り基板26上に設けられたC−ch C
CD27の受光面にそれぞれ結像される。
前記R−ch CCD25およびC−ch CCD27から出力された
画像信号は、信号処理部において信号処理される。信号
処理部において、トナーの色に応じ色分離された色信号
応が出力され、露光手段である前記レーザ書込み系ユニ
ットBに入力される。
レーザ書込み系ユニットBにおいては半導体レーザ
(図示せず)で発生されたレーザビームは駆動モータ31
により回転されるポリゴンミラー32により回転走査さ
れ、Fθレンズ33を経てミラー34により光路を曲げられ
て、予め帯電手段たる帯電器35によって電荷を印加され
た有機光導電性感光層を有する感光体である感光体30の
周面上に投射され輝線を形成する。
一方では走査が開始されるとビームがインデックスセ
ンサによって検知され、第1の色信号によるビームの変
調が開始され、変調されたビームが前記感光体30の周面
上を走査する。従ってレーザビームによる主走査と感光
体30の回転による副走査により感光体30の周面上に第1
の色に対応する潜像が形成されて行く。この潜像は現像
手段の内例えば赤色トナー(顕像媒体)の装填された現
像器36により反転現像されて、ドラム表面にトナー像が
形成される。得られたトナー像はドラム面に保持された
まま感光体30の周面より引き離されている清掃手段たる
クリーニング装置39の下を通過し、つぎのコピーサイク
ルに入る。
すなわち、前記感光体30は前記帯電器35により再び帯
電され、次いで信号処理部から出力された第2の色信号
が前記書込み系ユニットBに入力され、前述した第1の
色信号の場合と同様にしてドラム表面への書込みが行な
われ潜像が形成される。潜像は第2の色として例えば青
色のトナーを装填した現像器37によって反転現像され
る。
この青色のトナー像はすでに形成されている前述の赤
色のトナー像の存在下に重ねて形成される。
38は黒色トナーを有する現像器で、信号処理部で発生
される制御信号に基づいてドラム表面に黒色のトナー像
を形成する。これらの各現像器36,37,38のスリーブには
感光体30の帯電電位よりやや低い電圧の交流および直流
のバイアスが印加され、2成分現像剤による非接触現像
が行なわれ、接地された感光体30には非接触で現像が行
われるようになっている。
かくして感光体30の周面上に形成されたカラー画像は
転写手段として設けられた転写極40において、前記給紙
部Dより給紙ベルト41、給送ローラ42により送られてき
た記録媒体たる記録紙に転写される。トナー像を転写さ
れた記録紙は分離極43によりドラム表面から分離され
て、搬送ベルト44を介して定着装置45に搬入され画像の
定着を行う。
一方、記録紙をドラム周面より分離した感光体30に
は、前記クリーニング装置39のブレード39Aが接触して
残留したトナーの除去を行い、その終了をまって再びド
ラム周面より引き離され、新たなカラー画像形成のプロ
セスに入る。
第2図は上記多色画像記録装置に好適な現像器の一例
を示す要部断面図である。図において、361は現像スリ
ーブ、362はマグネットローラ、360はハウジング、363
は現像剤DVの層厚規制板、369は層厚規制板363の固定部
材、364及び365は第1及び第2撹拌部材、366は供給ロ
ーラ、367はスクレーパ、368は撹拌仕切り板である。装
置内に補給されたトナーは矢示方向に回転する第1撹拌
部材364と、これと反対方向で互いに重複するように回
転する第2撹拌部材365とにより、キャリアと充分撹拌
混合された上現像剤DVとして供給ローラ366を介して現
像スリーブ361に送られる。
上記第1撹拌部材364と上記第2撹拌部材365は互いに
相反する矢示方向に回転する左巻の螺旋角をもったスク
リュー状の部材であって、第2撹拌部材365の推力によ
って奥側に搬送されたトナーとキャリアは、奥側に向け
上縁が低く傾斜する上記撹拌仕切り板368を順次乗り越
えて第1撹拌部材364側に移り、その推力によって手前
側に搬送されその間におけるトナーとキャリアとの混合
作用によって摩擦帯電がなされた均質な現像剤DVとさ
れ、スポンジ状で矢示方向に回転する供給ローラ366に
よって現像スリーブ361周面上に層状に付着する。
上記現像剤スリーブ361表面にはハウジング360から延
びる固定部材369により保持された弾性を有した層厚規
制板363が端部に近い面の部分で圧接されていて、搬送
される現像剤DVの層厚を規制し5〜10mg/cm2の範囲の薄
い現像剤層を形成するようになる。
固定したマグネットローラ362とその外側を矢示方向
(時計方向)に回転する現像スリーブ361周面上に付着
した薄層をなしたこの現像剤DVは、現像領域Eにおいて
矢示方向に回転する感光体30上の潜像を間隔を隔てて非
接触で現像しトナー像を形成する。
この非接触現像時には図示しない電源から、前記帯電
器35による帯電電位より低い直流成分と之に重畳した交
流成分を含む現像バイアスが上記現像スリーブ361に印
加され、その結果反転現像によって現像スリーブ361上
の現像剤DV中のトナーのみが選択的に上記潜像の面に移
行して付着する。
トナー成分を消費した現像剤DVは、キャリア比率が高
くなって現像スリーブ361によって搬送されて上記スク
レーパ367により剥離回収され、再びトナー比率の高い
現像剤Dと混合される。
〔実施例〕
(感光体の作成) 積水化学社製塩化ビニル−酢酸ビニル−マレイン酸共
重合体「エスレックMF−10」1重量部をメチルエチルケ
トン100重量部に溶解して中間層塗布液を調整した。こ
の液にアルミニウムドラムを浸積し、乾燥後の膜厚が0.
1μmの中間層を形成した。
次にI.C.I社製ジブロモアンスアンスロン「モノライ
トレッド2Y」1重量部を1,2−ジクロロエタン50重量部
に加えてボールミルで分散して得られた分散液にバイン
ダーとして三菱瓦斯化学社製BPZ「ユーピロンZ−200」
構造式下記0.5重量部を溶解し十分混合してキャリア発
生層塗布液を調整し、 この液中にアルミニウムドラムを浸積塗布し、乾燥後の
膜厚が1μmのキャリア発生層を形成した。
次に、キャリア輸送物質として下記構造式を有するス
チリル化合物15重量部とバインダーとして三菱瓦斯化学
社製BPZ「ユーピロンZ−300」構造式Z−200と同じ、
但し、粘度平均分子量30,000 20重量部とを、1,2−ジ
クロロエタン100重量部に溶解してキャリア輸送層塗布
液を調整し、 この液中にアルミニウムドラムを浸積して乾燥後の膜
厚が19μmのキャリア輸送層を形成し本発明の感光体A
を得た。
また、キャリア輸送層バインダーを帝人化成社製BPA
「パンライトL−1300」構造式下記に変えた以外は感光
体Aと同様にして感光体Bを得た。
(現像剤の作成) トナー組成物:ポリスチレン 45重量部 ポリメチルメチクリレート 44重量部 バリファースト 0.2重量部 (電荷制御剤) 着色剤 10.5重量部 マグネタイト粉 0.3重量部 但し着色剤はイエロートナーがオーラミン、マゼンタ
トナーがローダミンB、シアントナーが銅フタロシアニ
ン、黒トナーがカーボンブラックとした。上記組成物を
混合、練肉、分級して所望のトナーをうるようにした。
キャリア組成物 スチレン−メチルアクリレート(1:1) 共重合体時のコーティング+フェライト粒子 (粒径40〜50μm) (体積粒度基準) コーティング処理して球形キャリアを得た。次いで前
記キャリア80重量部とトナー20重量部を十分撹拌混合し
て現像剤を得た。
そのトナー帯電量は−12c/μgに調整した。
また本発明の多色画像記録装置の現像器の第2図に示
した実施例の備える各構成部材の仕様は次の通りであ
る。
現像スリーブ361は長さ260mmの薄肉円筒状のステンレ
ス材で、外周面を3μmの粗さにブラスト処理したもの
であり、200〜250mm/secの周速度で時計方向に回転され
ている。現像スリーブ径は現像装置の小型化からも小径
スリーブが求められるが、内蔵するマグネットローラ36
2の磁力の制限から15〜30mmに設定される。また現像ス
リーブ361の回転数についても、種々実験を行ったが、
回転数が低いと現像剤DVの供給量も少なく、潜像を現像
したときの画像濃度も低い。周速度が0〜200mm/secの
間は最高画像濃度は直線的に増加し、200mm/sec以上に
ついては飽和状態となる。しかし、環境温度が低いとき
には最高画像濃度が低下するので、若干の余裕をもって
設定される。
上記マグネットローラ362は第2図に示すようにN極
及びS極を交互に等間隔に配置した等磁極の12極の磁石
から構成されるものであるが、上記スクレーパ367の接
する部分において反発磁界を形成し、現像剤DVの剥離を
容易にするため1極欠落させて11極とし、上記現像剤ス
リーブ361内に固定された状態で内包されている。なお
各磁石の磁力は現像スリーブ361の周面上にて500〜700
ガウス程度であり、本実施例では600ガウスに保たれて
いる。
また、感光体30と現像スリーブ361との間の現像条件
は次の通りである。
現像ギャップ(感光体30と現像スリーブ361との距
離);好ましくは0.3〜1.0mmであるが、本実施例では0.
5mm 現像バイアス;DC−350V,AC700Vpp,4KHz 感光体電位;未露光部VH=−45V 露光部VL=−50〜−100V 感光体周速度;70mm/sec かかる条件で現像器36,37,38によって感光体30上にトナ
ー像を形成した。本発明に使用する感光体30の感光面は
表面層にアモルファスの本発明に係るポリカーボネート
有機光導電性感光層をもって感光体を形成しているた
め、感光体自体にストレスによる欠陥がなく、また損傷
を受けることも少なく、従って反転現像処理を行っても
非画像部分の電位が一様に保たれることとなり、いわゆ
る「黒ポチ」を発生させることがない。
なお表面層に本発明に係るポリカーボネート有機光導
電性感光層を有する感光体Aと従来のBPA有機光導電性
感光層を有する感光体Bを一定の環境下に長期保存した
前後での感光体の特性について比較したところ、次表に
示すように後者は保存中および保存後において特性を低
下して「黒ポチ」の発生を多く認めたのに対し前者は保
存前後を通じて頗る良い特性を示し「黒ポチ」の発生は
全く認められなかった。同様の評価を現像ギャップ0.25
mm、1.10mmの場合についても行った。その結果も同表に
示した。この場合、現像ギャップ0.25mmの場合、保存後
の画質に黒ポチが発生し、現像ギャップ1.10mmの場合、
画像濃度の低下が保存前後において認められた他、保存
後の黒ポチも発生した。
更に同様のテストを一成分非接触現像法についても比
較テストを行った。
この比較テストに使用した現像のトナーは下記組成の
ものである。
トナー組成物:ポリスチレン 45重量部 ポリメチルメタクリレート 44重量部 マグネタイト(体積平均粒径0.2μm)4
0重量部 カーボンブラック 3重量部 バリファースト 0.2重量部 これらの組成物を通常の方法で混合、練肉、分級し、
体積平均粒径10μの一成分系磁性トナーを得た。
又、一成分非接触現像法の現像条件は、下記に示す以
下は、実施例と同じである。
現像条件:現像ギャップ: 0.15mm 現像バイアス: DC −750V AC 1.8Vpp 1.8KHz 感光体電位: 未露光部(VH) −850V 露光部(VL) −75V なお、比較例4において、現像ギャップを0.30mmとし
て一成分非接触反転現像を行なったところ、画像濃度が
低く、実用に耐えないものであったほか、黒ポチの存在
も判別できなかった。
〔発明の効果〕 本発明は反転現像処理によっても正規現像処理によっ
たものに比して劣らぬ高品質の画像を得ることを可能と
したものであって、この反転現像処理の実現によって装
置の消費電力を節減すると共に機内温度の上昇に伴う各
種の弊害を排除して機能、性能を常に最良の状態で発揮
することの出来る画像形成方法が提供されることとなっ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による多色画像形成装置の断面図。 第2図は前記装置の現像器の断面図。 A……画像読取り系 B……レーザ書込み系 C……画像形成部 D……給紙部 30……像担持体 35……帯電器 36,37,38……現像器 361……現像スリーブ 362……マグネットローラ DV……現像剤
フロントページの続き (72)発明者 武居 良明 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ 株式会社内 合議体 審判長 酒井 進 審判官 水垣 親房 審判官 伏見 隆夫 (56)参考文献 特開 昭62−163058(JP,A) 特開 昭61−200548(JP,A) 特開 昭62−157070(JP,A) 特開 昭60−172045(JP,A) 特開 昭62−178278(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面層に下記一般式で表わされる構造単位
    を主要繰り返し単位として有するポリカーボネートが含
    有された感光対に対し帯電を付与し、ついで静電潜像を
    形成し、その後、前記感光体上の静電潜像を、該感光体
    と現像スリーブとの間隔を0.3〜1.0mmとし、前記帯電と
    同じ符号のバイアス電圧を印加して非磁性トナー及びキ
    ャリアからなる2成分現像剤を使用し、非接触反転現像
    を行うことを特徴とする画像形成方法。 一般式 (但し式中、R5,R6,R7,R8,R9,R10,R11,R12は、水素原
    子、ハロゲン原子、置換、未置換のアルキル基、又は置
    換、未置換のシクロアルキル基、Zは、置換、未置換の
    炭素環若しくは置換、未置換の複素環を形成するに必要
    な原子群を表す。)
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