JP2804875B2 - 工作物支持装置およびそれを用いた工作機械 - Google Patents
工作物支持装置およびそれを用いた工作機械Info
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- JP2804875B2 JP2804875B2 JP5083109A JP8310993A JP2804875B2 JP 2804875 B2 JP2804875 B2 JP 2804875B2 JP 5083109 A JP5083109 A JP 5083109A JP 8310993 A JP8310993 A JP 8310993A JP 2804875 B2 JP2804875 B2 JP 2804875B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は工作物支持装置に係り、
例えば、大形送風機用ファンブレ−ド翼面等の三次元曲
面を有する薄板状素材の切削加工を高能率に行うのに好
適な工作物支持装置およびそれを用いた工作機械に関す
るものである。
例えば、大形送風機用ファンブレ−ド翼面等の三次元曲
面を有する薄板状素材の切削加工を高能率に行うのに好
適な工作物支持装置およびそれを用いた工作機械に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、大形送風機用ファンブレ−ドの
形状は、薄板状の翼部と取付けのためのボス部とからな
っている。この翼面には、流体を低い抵抗で高能率に送
り出すための滑らかな三次元曲面形状が要求される。そ
のため、素材については、予め鍛造などによりおおまか
な形状を与えてから、翼面全体に切削加工を施して所望
の翼形状に仕上げている。
形状は、薄板状の翼部と取付けのためのボス部とからな
っている。この翼面には、流体を低い抵抗で高能率に送
り出すための滑らかな三次元曲面形状が要求される。そ
のため、素材については、予め鍛造などによりおおまか
な形状を与えてから、翼面全体に切削加工を施して所望
の翼形状に仕上げている。
【0003】翼面は薄板状で、かつ三次元曲面で捩じれ
ているため、加工時に加工機のテ−ブル等の平面に密着
させるような安定した固定ができない。そのため、切削
加工により生じる振動を抑えることが難しく、逆に、薄
板状素材は板ばねのような弾性効果によって運動を増幅
してしまうことすらある。この振動は、加工精度や加工
能率の悪化はもとより、工具寿命にも著しく悪影響を及
ぼす。
ているため、加工時に加工機のテ−ブル等の平面に密着
させるような安定した固定ができない。そのため、切削
加工により生じる振動を抑えることが難しく、逆に、薄
板状素材は板ばねのような弾性効果によって運動を増幅
してしまうことすらある。この振動は、加工精度や加工
能率の悪化はもとより、工具寿命にも著しく悪影響を及
ぼす。
【0004】従来、このような振動を抑えるために、複
数の棒状の工作物支持具を加工しようとする面の裏面に
翼形状に倣うように接触させて固定し、薄板状で捩じれ
のあるブレ−ド素材をなるべく安定に固定できるように
して加工している。また、この工作物支持具を、エアま
たはばね等により翼形状に倣うように押し付けた後に油
圧で固定する自動化機器も開発されている。
数の棒状の工作物支持具を加工しようとする面の裏面に
翼形状に倣うように接触させて固定し、薄板状で捩じれ
のあるブレ−ド素材をなるべく安定に固定できるように
して加工している。また、この工作物支持具を、エアま
たはばね等により翼形状に倣うように押し付けた後に油
圧で固定する自動化機器も開発されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の手段では、次のような問題があった。翼面積
が比較的大きい工作物の場合、ボ−ルエンドミルでは加
工能率が悪く、加工に多大な時間を要する。そこで加工
時間を短縮するため、加工工具として円形のチップを取
り付けたフライスカッタを使用している。しかし、カッ
タ径がボ−ルエンドミル径に比べ極端に大きく、図2の
ように面によじれを持つ工作物とカッタとの間に干渉が
生じてしまう。
うな従来の手段では、次のような問題があった。翼面積
が比較的大きい工作物の場合、ボ−ルエンドミルでは加
工能率が悪く、加工に多大な時間を要する。そこで加工
時間を短縮するため、加工工具として円形のチップを取
り付けたフライスカッタを使用している。しかし、カッ
タ径がボ−ルエンドミル径に比べ極端に大きく、図2の
ように面によじれを持つ工作物とカッタとの間に干渉が
生じてしまう。
【0006】この干渉を防ぐためには、工作物をカッタ
と干渉しなくなる位置まで傾けて加工を行う必要があ
る。このように工作物を傾けると、取り付けてある工作
物支持具もその度に段取りをし直さなければならないう
え、翼形状に倣うように押し付けるためのストロ−クも
大きく変化するため、多くの種類の工作物支持具が必要
となる。工作物を傾斜させるだけならば、多軸工作機械
によって簡単に自動化が可能であるが、工作物支持具を
必要とする場合には、その加工の自動化が難しいという
問題があった。
と干渉しなくなる位置まで傾けて加工を行う必要があ
る。このように工作物を傾けると、取り付けてある工作
物支持具もその度に段取りをし直さなければならないう
え、翼形状に倣うように押し付けるためのストロ−クも
大きく変化するため、多くの種類の工作物支持具が必要
となる。工作物を傾斜させるだけならば、多軸工作機械
によって簡単に自動化が可能であるが、工作物支持具を
必要とする場合には、その加工の自動化が難しいという
問題があった。
【0007】また、通常の5軸マシニングセンタなどの
場合、工作物支持具の設置は容易であるが、工作物を傾
斜させるため1軸を傾斜させると、他の4軸の座標が変
わってしまう。このため、3次元曲面加工に必要な各点
列を示す座標値を、工作物を傾斜させる度に計算し直さ
なければならないという問題があった。
場合、工作物支持具の設置は容易であるが、工作物を傾
斜させるため1軸を傾斜させると、他の4軸の座標が変
わってしまう。このため、3次元曲面加工に必要な各点
列を示す座標値を、工作物を傾斜させる度に計算し直さ
なければならないという問題があった。
【0008】本発明は、上記従来技術の問題点を解決す
るためになされたもので、三次元曲面を有する薄板状素
材の切削加工を、段取り替えなしで高能率に行うための
工作物支持装置を提供することを目的とする。また、本
発明の他の目的は、連続自動運転が可能で、また、加工
プログラムの変換も不要な工作機械を提供することにあ
る。
るためになされたもので、三次元曲面を有する薄板状素
材の切削加工を、段取り替えなしで高能率に行うための
工作物支持装置を提供することを目的とする。また、本
発明の他の目的は、連続自動運転が可能で、また、加工
プログラムの変換も不要な工作機械を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る工作物支持装置の構成は、三次元曲面
を有する薄板状素材の工作物を、その加工面の裏面から
複数個所で支持する工作物支持手段と、前記工作物を両
端で支持する手段とを備えた工作物支持装置において、
工作物の素材形状に倣って伸縮するシリンダと、該シリ
ンダ部を固定するスリーブとを備えた工作物支持機構
と、この工作物支持機構を複数個取り付けた基板と、こ
の基板をゆりかご状に揺動可能に連結し、前記工作物の
回転中心と一致して回転する回転体と、この回転体に取
り付けられ、基板を上下動させる手段とを備えたもので
ある。
に、本発明に係る工作物支持装置の構成は、三次元曲面
を有する薄板状素材の工作物を、その加工面の裏面から
複数個所で支持する工作物支持手段と、前記工作物を両
端で支持する手段とを備えた工作物支持装置において、
工作物の素材形状に倣って伸縮するシリンダと、該シリ
ンダ部を固定するスリーブとを備えた工作物支持機構
と、この工作物支持機構を複数個取り付けた基板と、こ
の基板をゆりかご状に揺動可能に連結し、前記工作物の
回転中心と一致して回転する回転体と、この回転体に取
り付けられ、基板を上下動させる手段とを備えたもので
ある。
【0010】しかして、加工時に揺動を行う回転軸の軸
心と、両端で支持された工作物の回転中心とを一致させ
たものである。
心と、両端で支持された工作物の回転中心とを一致させ
たものである。
【0011】また、上記他の目的を達成するために、本
発明に係る工作機械の構成は、三次元曲面を有する薄板
状素材の工作物を、その加工面の裏面から複数個所で支
持する工作物支持手段と、前記工作物を両端で支持する
手段とを備えた工作物支持装置を用いた工作機械におい
て、上記工作物支持装置として、工作物の素材形状に倣
って伸縮するシリンダと、該シリンダ部を固定するスリ
ーブとを備えた工作物支持機構と、この工作物支持機構
を複数個取り付けた基板と、この基板をゆりかご状に揺
動可能に連結し、前記工作物の回転中心と一致して回転
する回転体と、この回転体に取り付けられ、基板を上下
動させる手段とを備え、少なくとも、薄板状素材の工作
物の一面の加工が終了したら、前記工作物支持機構と基
板を上下動させる手段とを作動させて前記基板を逃が
し、前記工作物を反転させ、該工作物の他の面を連続し
て加工するプログラム運転を可能にしたものである。
発明に係る工作機械の構成は、三次元曲面を有する薄板
状素材の工作物を、その加工面の裏面から複数個所で支
持する工作物支持手段と、前記工作物を両端で支持する
手段とを備えた工作物支持装置を用いた工作機械におい
て、上記工作物支持装置として、工作物の素材形状に倣
って伸縮するシリンダと、該シリンダ部を固定するスリ
ーブとを備えた工作物支持機構と、この工作物支持機構
を複数個取り付けた基板と、この基板をゆりかご状に揺
動可能に連結し、前記工作物の回転中心と一致して回転
する回転体と、この回転体に取り付けられ、基板を上下
動させる手段とを備え、少なくとも、薄板状素材の工作
物の一面の加工が終了したら、前記工作物支持機構と基
板を上下動させる手段とを作動させて前記基板を逃が
し、前記工作物を反転させ、該工作物の他の面を連続し
て加工するプログラム運転を可能にしたものである。
【0012】
【作用】上記技術的手段の働きは次のとおりである。工
作物支持機構を自動的にセットした後に、該工作物支持
機構を工作物とともに揺動させることができる。また、
プログラム上の回転軸と一致した回転軸上で、工作物の
傾斜が可能となり、三次元曲面加工上の座標変換が不要
である。こうして加工による振動を抑え、工具と工作物
との干渉を防ぎ、大径のカッタを使用して高能率加工
と、連続自動運転が可能な工作物支持装置および工作機
械を得ることができる。
作物支持機構を自動的にセットした後に、該工作物支持
機構を工作物とともに揺動させることができる。また、
プログラム上の回転軸と一致した回転軸上で、工作物の
傾斜が可能となり、三次元曲面加工上の座標変換が不要
である。こうして加工による振動を抑え、工具と工作物
との干渉を防ぎ、大径のカッタを使用して高能率加工
と、連続自動運転が可能な工作物支持装置および工作機
械を得ることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図4を
参照して説明する。図1は、本発明の一実施例に係る工
作物支持装置の略示斜視図、図2は、図1の工作物支持
装置による翼面加工方法を示す説明図、図3は、図1の
工作物支持装置を用いた翼加工専用機の斜視図、図4
は、本発明の一実施例に係る工作物支持装置の動作フロ
ーチャートである。
参照して説明する。図1は、本発明の一実施例に係る工
作物支持装置の略示斜視図、図2は、図1の工作物支持
装置による翼面加工方法を示す説明図、図3は、図1の
工作物支持装置を用いた翼加工専用機の斜視図、図4
は、本発明の一実施例に係る工作物支持装置の動作フロ
ーチャートである。
【0014】図1は、工作物支持装置1の全体構成を示
したもので、装置には、三次元曲面を有する薄板状のフ
ァンブレ−ド素材である工作物2が取り付けられてい
る。工作物2は、両端のボス部をワ−クチャック3によ
りチャッキングすることにより工作物支持装置1に確実
に固定されている。また、工作物2の被加工面の裏側面
には、切削加工の振動に耐えられる十分な剛性を有した
支持基板5がある。
したもので、装置には、三次元曲面を有する薄板状のフ
ァンブレ−ド素材である工作物2が取り付けられてい
る。工作物2は、両端のボス部をワ−クチャック3によ
りチャッキングすることにより工作物支持装置1に確実
に固定されている。また、工作物2の被加工面の裏側面
には、切削加工の振動に耐えられる十分な剛性を有した
支持基板5がある。
【0015】この支持基板5に、ばね力により伸縮し、
工作物2の三次元曲面形状に自動的に倣うシリンダ部
と、該シリンダ部を油圧により固定するスリ−ブとを備
えた工作物支持機構4が複数本取り付けられている。さ
らに支持基板5は、一定のストロ−クだけ上下動可能な
ように、シリンダ6bを備えた回転体に係る回転板6に
取り付けられている。ワ−クチャック3もこの回転板6
に取り付けられていて、工作物2を把持し、回転板6を
固定したままワ−クチャック3単独で回転できる構造に
なっている。この回転板6は、揺動動作を行うため任意
角度割り出しや回転クランプ機能を備えた割り出しテ−
ブル7に固定されている。
工作物2の三次元曲面形状に自動的に倣うシリンダ部
と、該シリンダ部を油圧により固定するスリ−ブとを備
えた工作物支持機構4が複数本取り付けられている。さ
らに支持基板5は、一定のストロ−クだけ上下動可能な
ように、シリンダ6bを備えた回転体に係る回転板6に
取り付けられている。ワ−クチャック3もこの回転板6
に取り付けられていて、工作物2を把持し、回転板6を
固定したままワ−クチャック3単独で回転できる構造に
なっている。この回転板6は、揺動動作を行うため任意
角度割り出しや回転クランプ機能を備えた割り出しテ−
ブル7に固定されている。
【0016】これらワ−クチャック3,回転板6および
割り出しテ−ブル7は、装置の両端に設けられていて、
それぞれ工作物2の大径ボス側、小径ボス側を同様に固
定している。これらが一体でゆりかご状に揺動し、任意
の角度の回転移動や、一定の角度での固定が可能となっ
ている。また、これら回転体の回転軸(軸心6a)は、
図1に示すようにワ−クチャック3の回転軸(軸心3
a)と一致していて、このワ−クチャック3に把持され
る工作物2の回転中心2a(図2参照)とも一致するこ
とになる。
割り出しテ−ブル7は、装置の両端に設けられていて、
それぞれ工作物2の大径ボス側、小径ボス側を同様に固
定している。これらが一体でゆりかご状に揺動し、任意
の角度の回転移動や、一定の角度での固定が可能となっ
ている。また、これら回転体の回転軸(軸心6a)は、
図1に示すようにワ−クチャック3の回転軸(軸心3
a)と一致していて、このワ−クチャック3に把持され
る工作物2の回転中心2a(図2参照)とも一致するこ
とになる。
【0017】ただし、割り出しテ−ブル7は、大径ボス
側、小径ボス側両方を2台のモ−タで同期させて駆動す
ることが難しいため、大径ボス側のみ駆動側としてモ−
タを備え、小径ボス側は従動側となっている。また、小
径ボス側のワ−クチャック3は前後へ移動可能な構造と
なっていて、工作物2をワ−クチャック3ヘ着脱する際
の互いの干渉を防いでいる。
側、小径ボス側両方を2台のモ−タで同期させて駆動す
ることが難しいため、大径ボス側のみ駆動側としてモ−
タを備え、小径ボス側は従動側となっている。また、小
径ボス側のワ−クチャック3は前後へ移動可能な構造と
なっていて、工作物2をワ−クチャック3ヘ着脱する際
の互いの干渉を防いでいる。
【0018】これらの各機構により構成される工作物支
持装置1が、図3に示すように翼加工専用機である多軸
工作機械8の加工可能範囲内に設置される。工作物支持
装置1の工作物回転軸は多軸工作機械8の各軸と同様に
数値制御される。
持装置1が、図3に示すように翼加工専用機である多軸
工作機械8の加工可能範囲内に設置される。工作物支持
装置1の工作物回転軸は多軸工作機械8の各軸と同様に
数値制御される。
【0019】ファンブレ−ド加工時における各部の動作
フローチャートは図4に示すとおりであり、以下、文中
に、図4に示すステップナンバーを( )書きして動作
の手順を説明する。工作物支持装置1の初期状態では、
工作物支持機構4および小径ボス側ワ−クチャック3
は、工作物2の取付け時の干渉を防ぐため、干渉領域外
へ引き込まれている。また、回転板6のシリンダ6bが
伸び、支持基板5を下方へ逃がしてある。
フローチャートは図4に示すとおりであり、以下、文中
に、図4に示すステップナンバーを( )書きして動作
の手順を説明する。工作物支持装置1の初期状態では、
工作物支持機構4および小径ボス側ワ−クチャック3
は、工作物2の取付け時の干渉を防ぐため、干渉領域外
へ引き込まれている。また、回転板6のシリンダ6bが
伸び、支持基板5を下方へ逃がしてある。
【0020】工作物2の取付けは、まず、工作物2を工
作物支持装置1の取付け位置へ移動する。次に装置両端
のワ−クチャック3が工作物2の両端のボス部を把持で
きる位置まで、小径ボス側ワ−クチャック3が前進し、
チャック3を閉じることで工作物2を固定する(S
1)。この後、回転板6のシリンダ6bが縮み(S
2)、支持基板5を工作物2に近付けてから、工作物支
持機構4がばね力等により工作物2の被加工面の裏側面
に接触するまで伸長し(S3)、接触後油圧により強力
に固定される(S4)。
作物支持装置1の取付け位置へ移動する。次に装置両端
のワ−クチャック3が工作物2の両端のボス部を把持で
きる位置まで、小径ボス側ワ−クチャック3が前進し、
チャック3を閉じることで工作物2を固定する(S
1)。この後、回転板6のシリンダ6bが縮み(S
2)、支持基板5を工作物2に近付けてから、工作物支
持機構4がばね力等により工作物2の被加工面の裏側面
に接触するまで伸長し(S3)、接触後油圧により強力
に固定される(S4)。
【0021】加工開始後は、工作物支持装置1の回転軸
6aは、図3に示す多軸工作機械8の制御軸の一つとし
て加工プログラムが実行され(S5)、図2に示すよう
にカッタ9と工作物2の干渉を防ぐように、工作物支持
機構4と同体に工作物2を揺動回転させる。
6aは、図3に示す多軸工作機械8の制御軸の一つとし
て加工プログラムが実行され(S5)、図2に示すよう
にカッタ9と工作物2の干渉を防ぐように、工作物支持
機構4と同体に工作物2を揺動回転させる。
【0022】片面の加工が終了したら(S6)、工作物
支持機構4の油圧固定を解き(S7)シリンダ部を開放
し下へ下げるとともに(S8)、回転板6のシリンダ6
bが伸び、支持基板5を下方へ逃がす(S9)。これに
より、工作物2は装置との干渉なく180°回転可能と
なり、回転板6を固定したままワ−クチャック3を回転
させることで、工作物2の裏側になっていた面を加工可
能な位置まで反転できる(S10)。この後、再び工作
物支持機構4が自動的にセットされ、もう一方の面の加
工が開始される(S11)。
支持機構4の油圧固定を解き(S7)シリンダ部を開放
し下へ下げるとともに(S8)、回転板6のシリンダ6
bが伸び、支持基板5を下方へ逃がす(S9)。これに
より、工作物2は装置との干渉なく180°回転可能と
なり、回転板6を固定したままワ−クチャック3を回転
させることで、工作物2の裏側になっていた面を加工可
能な位置まで反転できる(S10)。この後、再び工作
物支持機構4が自動的にセットされ、もう一方の面の加
工が開始される(S11)。
【0023】本実施例によれば、三次元曲面形状を効率
よく加工するための大径のカッタ9と工作物2との干渉
を防ぐための回転軸と、該回転軸と一体となって回転し
切削時の振動を抑制する工作物支持機構4により、薄い
板状で三次元曲面形状の翼面を有する、例えばファンブ
レ−ドを、高能率に加工することができるうえ、段取り
替えを無くした連続自動運転が可能となる。また、プロ
グラム上の回転軸と一致した回転軸上で、工作物の傾斜
が可能となり工作物の傾斜に伴うプログラム座標変換が
不要であり、プログラム作成も容易である。
よく加工するための大径のカッタ9と工作物2との干渉
を防ぐための回転軸と、該回転軸と一体となって回転し
切削時の振動を抑制する工作物支持機構4により、薄い
板状で三次元曲面形状の翼面を有する、例えばファンブ
レ−ドを、高能率に加工することができるうえ、段取り
替えを無くした連続自動運転が可能となる。また、プロ
グラム上の回転軸と一致した回転軸上で、工作物の傾斜
が可能となり工作物の傾斜に伴うプログラム座標変換が
不要であり、プログラム作成も容易である。
【0024】なお、上記実施例においては、工作物支持
機構4における、工作物の素材形状に倣って伸縮するシ
リンダは、ばね力により伸縮するものとして説明した
が、例えば、空気圧の給排により伸縮するものでもよい
ことは言うまでもない。
機構4における、工作物の素材形状に倣って伸縮するシ
リンダは、ばね力により伸縮するものとして説明した
が、例えば、空気圧の給排により伸縮するものでもよい
ことは言うまでもない。
【0025】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、三次元曲面を有する薄板状素材の切削加工を、段
取り替えなしで高能率に行うための工作物支持装置を提
供することができる。また、連続自動運転が可能で、ま
た、加工プログラムの変換も不要な工作機械を提供する
ことができる。
れば、三次元曲面を有する薄板状素材の切削加工を、段
取り替えなしで高能率に行うための工作物支持装置を提
供することができる。また、連続自動運転が可能で、ま
た、加工プログラムの変換も不要な工作機械を提供する
ことができる。
【図1】本発明の一実施例に係る工作物支持装置の略示
斜視図である。
斜視図である。
【図2】図1の工作物支持装置による翼面加工方法を示
す説明図である。
す説明図である。
【図3】図1の工作物支持装置を用いた翼加工専用機の
斜視図である。
斜視図である。
【図4】本発明の一実施例に係る工作物支持装置の動作
フローチャートである。
フローチャートである。
1 工作物支持装置 2 工作物 3 ワ−クチャック 4 工作物支持機構 5 支持基板 6 回転板 7 割り出しテ−ブル 8 多軸工作機械 9 カッタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 稔 茨城県土浦市神立町603番地 株式会社 日立製作所土浦工場内 (56)参考文献 特開 平5−4187(JP,A) 実開 昭57−112841(JP,U) 実開 昭52−154786(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23Q 3/04 B23C 3/18 B23Q 3/06 304
Claims (2)
- 【請求項1】 三次元曲面を有する薄板状素材の工作物
を、その加工面の裏面から複数個所で支持する工作物支
持手段と、前記工作物を両端で支持する手段とを備えた
工作物支持装置において、 工作物の素材形状に倣って伸縮するシリンダと、該シリ
ンダ部を固定するスリーブとを備えた工作物支持機構
と、 この工作物支持機構を複数個取り付けた基板と、 この基板をゆりかご状に揺動可能に連結し、前記工作物
の回転中心と一致して回転する回転体と、 この回転体に取り付けられ、基板を上下動させる手段と
を備えたことを特徴とする工作物支持装置。 - 【請求項2】 三次元曲面を有する薄板状素材の工作物
を、その加工面の裏面から複数個所で支持する工作物支
持手段と、前記工作物を両端で支持する手段とを備えた
工作物支持装置を用いた工作機械において、 上記工作物支持装置として、 工作物の素材形状に倣って伸縮するシリンダと、該シリ
ンダ部を固定するスリーブとを備えた工作物支持機構
と、この工作物支持機構を複数個取り付けた基板と、こ
の基板をゆりかご状に揺動可能に連結し、前記工作物の
回転中心と一致して回転する回転体と、この回転体に取
り付けられ、基板を上下動させる手段とを備え、 少なくとも、薄板状素材の工作物の一面の加工が終了し
たら、前記工作物支持機構と基板を上下動させる手段と
を作動させて前記基板を逃がし、前記工作物を反転さ
せ、該工作物の他の面を連続して加工するプログラム運
転を可能に構成した ことを特徴とする工作機械。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5083109A JP2804875B2 (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | 工作物支持装置およびそれを用いた工作機械 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5083109A JP2804875B2 (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | 工作物支持装置およびそれを用いた工作機械 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06297222A JPH06297222A (ja) | 1994-10-25 |
| JP2804875B2 true JP2804875B2 (ja) | 1998-09-30 |
Family
ID=13793039
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5083109A Expired - Fee Related JP2804875B2 (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | 工作物支持装置およびそれを用いた工作機械 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2804875B2 (ja) |
Cited By (4)
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