JP2014094422A - ワーク支持具およびそれを用いるワーク表裏面の研削方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 薄肉の長尺状ワークをプロファイル研削加工する際、加工されたワークに変形または破損を及ぼさないワーク支持具を提供する。
【解決手段】 多数のワーク支持ピン6の上下移動を空気により昇降可能とし、ワークがワーク支持具1に載置されたときに前記ワーク支持ピンを空気で上昇させてワーク下面とワーク支持ピン頭頂部間の距離を埋めて多数のワーク支持ピン6がワーク下面に当接してワークを支持し、プロファイル加工されたワークが前記ワーク支持具1載置面上より取り去られたときは、前記上昇した多数のワーク支持ピン6が下降してワーク支持ピン待機位置まで戻る構成のワーク支持具。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ダイバー(金型の挿入具)、パンチ、人工内耳用電極アレイ、リードフレーム、ナイフ型ストレートエッジ、段付き角エジェクターピン(金型の挿入具)、タイバー(ネクタイ留め用部品)等の打ち抜き成形、型押打ち抜き成形、または鍛造成形された長尺状被加工物(ワーク)の表裏面を砥石車で研削加工する際に加工ワークの裏面側を支持するに用いるプロファイル研削盤用のワーク支持具、および、このワーク支持具を用いワークの表裏面を砥石車でコンタリング加工、面取り加工、溝切り加工する研削方法に関する。
薄肉の長尺状ワークを株式会社岡本工作機械製作所製の超精密マイクロプロファイル研削盤“UPZ210LiII”(商品名)を用いて研削加工してダイバー、パンチ、人工内耳用電極アレイ、ナイフ型ストレートエッジを製造することは実施されている。(非特許文献1参照)。
また、特開平5−329764号公報(特許文献1)は、治具上に載置されたタイバーパンチ用平板状超硬チップ(ワーク)をプロファイル研削盤の回転ブレード(砥石車)で高精度にコンタリング加工および溝切り加工する加工方法であって、前記超硬チップの一側端部を回転ブレードで切断し、引き続きその切断面を基準として所定ピッチで切り刃部を形成し、最後の切り刃部を形成した後引き続き他の一側端部を切断するタイバーパンチ加工方法を開示する。
上記特許文献1に開示のワーク治具では、図7に示すような超硬タイバーのように表裏面にコンタリング加工されたなだらかな円弧状曲面を有するプロファイル研削加工品を研削加工する工程において、先ず、超硬チップ(ワーク)の表面側をコンタリング加工し、次いで、表面側をコンタリング加工されたワークの表裏面を逆にして前記ワーク治具上に載置しなおした後、裏面側をコンタリング加工すると、平面でないコンタリング加工された表面側と前記ワーク治具の上面側にわずかな隙間が生じるゆえに表裏面コンタリング加工されたワーク部分に反りが発生またはワークが変形することが見出された。
上記ワーク治具の欠点を改良する治具として、特開平9−85557号公報(特許文献2)および特開2003−66175号公報(特許文献3)は、図8に示すように、ピン支持台2はピン収容空間Sを有し、複数のワーク支持ピン6は、前記ピン収容空間S内において昇降可能に保持され、コイルバネ7は前記ワーク支持ピン6を付勢している。この各ワーク支持ピン6の先端点を含む面がワーク載置面Mを構成したワーク押し付け治具(工作機械業界では、「剣山治具」と呼称する)が提案され実用されている。従って、剣山治具のワーク載置面M上にワークWを載置すると、その被載置面H1 形状に応じて各ワーク支持ピン6がコイルバネ7に抗して下降される。その結果、前記ワーク載置面Mの形状はワークWの被載置面H1 形状に応じたものとなる。クランプ金具12は、ピン収容空間S内に出没されることにより前記ワーク載置面Mをその形状にて保持固定する。
一方、ワーク下面にサポートロッドを当て、流体(エアー圧または油圧)により前記サポートロッドを上下移動させることによりワークwを支持するワークサポートも知られている。特開2012−91308号公報(特許文献4)は、図9に示すように、ハウジング2にサポートロッド9を上下方向へ移動可能に支持し、そのサポートロッド9に弾性変形可能なスリーブ部材27を外嵌する。そのスリーブ部材27を縮径させるロック作動室35を設け、そのロック作動室35にロックポート37を連通させる。上記ハウジング2
に設けたエア供給ポート44を、上記ハウジング2及び上記サポートロッド9に設けたエア通路55を介して上記サポートロッド9の上部に設けた出口路45へ連通させる。上記サポートロッド9の上昇がワークによって停止されたときに当該ワークを介して上記出口路45が閉じられるように構成する。また、上記サポートロッド9が下降位置に後退されたときに上記エア通路55を閉じる弁機構56を設けたワークサポート1を開示する。
岡本工作機械製作所の頒布カタログ、「超精密マイクロプロファイル研削盤−UPZ210LiII、UPZ210LiII DOUBLE EAGLE、UPG310Li」、2−3頁、2011年9月作成、発行部数3,000部。
特開平5−329764号公報 特開平9−85557号公報 特開2003−66175号公報 特開2012−91308号公報
上述の特許文献2記載の剣山治具は、剣山治具上にワークが載置された際にワーク下面に当接している多数のワーク支持ピン6を押し下げ、ワーク表面に砥石車が回転、当接したときは、さらに多くのワーク支持ピン6でワーク裏面を支持してプロファイル加工し、プロファイル加工後は、加工ワークが剣山治具のワーク載置面Mより取り除かれ、前記押し下げられた多数のワーク支持ピン6がコイルバネ7の付勢を受けて上昇し、元の位置に戻る構成を採用している。
それゆえ、戻されたコイルバネ7には、残留歪が残る。ワークの多数のプロファイル加工が繰り返されたとき、前記残留歪が蓄積され永久歪まで達したとき、ワーク載置面Mを構成する多数のワーク支持ピン6の頭頂部が同一面上を構成しなくなったときは新品の剣山治具に置き換える必要が生じる。言い換えれば、特許文献4に記載の流体駆動のワークサポートと比較して使用寿命が短い。
本発明者らは、プロファイル研削盤用のワーク支持具として、上述の特許文献2記載の剣山治具1の多数のワーク支持ピン6の上下移動を流体により昇降可能とし、前記特許文献4記載のサポートロッド9のように、ワークが治具に載置されたときにワーク支持ピン6を流体で上昇させてワーク下面とワーク支持ピン6頭頂部間の距離を埋めて多数のワーク支持ピン6がワーク下面に当接してワークを支持する構成の剣山治具(ワーク支持具)とすれば、剣山治具の交換寿命も延びると着想し、本発明に想到した。
請求項1の発明は、多数のワーク支持ピンの上下移動を流体により昇降可能とし、上昇したワーク支持ピンがワーク下面とワーク支持ピン頭頂部間の距離を埋めて多数のワーク支持ピン頭頂部がワーク下面に当接してワークを支持したときに前記ワーク支持ピンのピンロッドをクランクピンで固定してワーク支持ピンの高さ位置を固定し、ついで、前記ワークがプロファイル加工された後に、流体により前記多数の上昇したワーク支持ピンを下降させてワーク支持ピン待機位置まで戻る構成のワーク支持具を提供するものである。
請求項2の発明は、請求項1記載のワーク支持具を用い、次の工程を経てワークの表裏面をプロファイル加工することを特徴とするワーク表裏面の研削方法を提供するものである。
(1).ワーク支持具をワークテーブル上に固定する。
(2).ワークスピンドルまたはワークテーブル上に固定された治具にワークを固定した後、前記ワーク支持具をワーク裏面位置に移動し、ついで、前記ワーク支持具の多数のーク支持ピンを流体で上昇させてワーク下面とワーク支持ピン頭頂部間の距離を埋めて多数のワーク支持ピンをワーク下面に当接させて前記ワークを支持させ、さらに、前記ワーク支持ピンのピンロッドをクランクピンで固定してワーク支持ピンの高さ位置を固定する。
(3).ワークと回転する砥石車の相対移動によるワーク表面のプロファイル加工を行う。
(4).ワーク表面のプロファイル加工が終了した後、ワーク支持具の流体を開放し、前記上昇した多数のワーク支持ピンを流体により下降させ、ワーク支持ピン待機位置まで戻す。
(5).ワークテーブルを後退させて前記支持具を裏面プロファイル加工された加工ワークより遠ざける、または、加工ワークを治具より取り去る。
(6).上記ワークスピンドルを180度回転させて加工ワークの表裏面を逆にして加工ワーク位置固定を行うか、前記加工ワークの表裏面を逆にして前記治具に加工ワークを載置した後、前記ワーク支持具を加工ワーク裏面位置に移動し、ついで、前記ワーク支持具の多数のーク支持ピンを流体で上昇させてワーク下面とワーク支持ピン頭頂部間の距離を埋めて多数のワーク支持ピンをワーク下面に当接させて前記ワークを支持させ、さらに、前記ワーク支持ピンのピンロッドをクランクピンで固定してワーク支持ピンの高さ位置を固定する。
(7).前記加工ワークと回転する砥石車の相対移動による加工ワーク表面のプロファイル加工を行う。
(8).加工ワーク表面のプロファイル加工が終了した後、ワーク支持具の流体を開放し、前記上昇した多数のワーク支持ピンを流体により下降させ、ワーク支持ピン待機位置まで戻す。
(9).ワークテーブルを後退させて前記支持具を裏面プロファイル加工された加工ワークより遠ざける、または、加工ワークを治具より取り去る。
従来の剣山治具より使用寿命が長いワーク支持具である。
図1は本発明のワーク支持具の斜視図である。 図2は図1に示すワーク支持具の側面側から見た中央切断図である。 図3は図2に示すワーク支持具のA−A線側から見た平面図である。 図4は図2に示すワーク支持具のB−B線側から見た平面図である。 図5は図2に示すワーク支持具のC−C線側から見た平面図である。 図6は図2に示すワーク支持具のD−D線側から見た正面図である。 図7はワーク表裏面をプロファイル加工してタイバーを成形する工程を示すフロー図である。 図8は剣山治具の平面図である。(公知) 図9はワークサポートの正面断面図である。(公知)
図1乃至図6示すワーク支持具1は、大きく分けてクランク部2、ワーク支持ピン6の下降部3、ならびに、ワーク支持具1をワークテーブルに締め付けボルト10で固定する基部とワーク支持ピン6の上昇部を備える基台部4との三部材より構成されている。ワーク支持具1の寸法は、長さ25mm、奥行き44mm、高さ39.5mmであり、前記ワーク支持ピン6が最高に上昇したときの高さは、49.8mmとなる。言い換えれば、ワーク支持ピン6は、ワーク支持具1のクランク部2表面より最高10mm高さまで上昇可能に設計してある。ワーク支持ピン6の頭頂部は、ワーク載置前のワーク支持具1の載置表面より0.3mm高く突出するように設けてある。このワーク支持ピン6の頭頂部の突出高さは、視覚でワーク支持ピン6の位置を作業者が容易に確認できるために1mm以下、好ましくは0.1〜0.5mmであって、ワーク支持ピン6の載置面にワークが載せられたとき、ワークの荷重によりワーク裏面の平面部に当接したワーク支持ピン6の頭頂面がワーク支持具1のワーク載置面と面一となる位置まで下降できる突出高さとする。
前記ワーク支持ピン6は、側面奥行き方向に間隔を置いて4本一列ずつ2列に設けられ、合計8本設けられる。前記ワーク支持ピン6の下方に延びるピンロッド6aの底部は、前記基台部4の上方部に設けられた管状のシリンダー筒(底は無い)7内に到る。この管状のシリンダー筒7は、断面環状の流体取り入れ口4aを備える管8の上方を突き抜けて流体取り入れ管8内に延びており、流体取り入れ管8内に流体(空気または油)がコンプレッサーまたはポンプ(図示されていない)を介して導入されると前記シリンダー筒7内に流体が侵入し、ワーク支持ピンのピンロッド6aの底部を押し上げワーク支持ピン6を上昇させることができる。上昇した多数のワーク支持ピン6の頭頂部はワーク下面に当接する。よって、プロファイル加工時に砥石車の砥石圧がワークの薄肉部に負荷されてもワーク支持ピン6の押上圧で対応することができ、加工ワークが変形または破壊されることはない。
図2および図3に示すようにワーク支持具1のクランプ部2では、前記ワーク支持ピン6がワーク下面に当接すると、流体取り入れ口管2a内に加圧流体が導かれ、クランプピン2bが前進してワーク支持ピンのピンロッド6aの下部に当接し、ワーク支持ピン6の高さ位置を固定する。
ワークのプロファイル加工が終了すると、上記ワーク支持具1のクランプ部2の流体取り入れ口管2a内への加圧流体の導入が停止され、加圧流体の圧力が常圧に戻るにつれてクランプピン2bが後退してピンロッド6aより離れ、ワーク支持ピン6が待機位置まで下降するのを容易とする。次いで、ワーク支持具1の下降部3に設けられた流体導入管3a内に流体を導き、既述の流体取り入れ口4aを備える管8内の流体の排出を容易とし、前記ワーク支持ピン6を待機位置まで戻す。
本発明のワーク支持具1を用いてダイバー、超硬パンチ、人工内耳用電極アレイ、リードフレーム、ナイフ型ストレートエッジ、段付き角エジェクターピン、タイバー等の長尺状製品をプロファイル加工(コンタリング加工、溝加工、段付け加工、アンギュラー研削加工など)により成形するには、次の工程を経て実施される。図7は、プロファイル研削盤を用いて、幅10mm、長さ14mm、厚み3.5mmの超硬平板(ワーク)の一端部の表裏面をコンタリング加工してダイバーを成形するプロセス工程図を示す。
実施例1
(1).ワーク支持具1をプロファイル研削盤のワークテーブル上に固定する。
(2).ワークwを治具に固定するとともに前記ワーク支持具1の上部に載置した後、管8の流体取り入れ口4aにコンプレッサーまたはエアーポンプを介して圧空を供給し、ワーク支持ピン6のピンロッド6aの底部を圧空で上昇させてワーク下面とワーク支持ピン頭頂部間の距離を埋めて8本のワーク支持ピン6がワーク下面に当接してワークwを支持させ、さらに流体を導入してクランクピン2bを前記ワーク支持ピン6のピンロッド6aに当接させる。(図7a)
この実施例の(2)工程では、ワークの裏面が同一平面であるので、ワークをワーク支持具1の上部に載置した際、ワークの荷重でワーク支持ピン6は0.3mm押し下げられてワーク支持ピン6の頭頂部はワーク支持具1の上部載置表面上に位置するので、圧空が供給されてもワーク支持ピン6は上昇しない。言い換えれば、ワーク支持具1の載置面と接するワーク裏面が平面であるときは、この第(2)工程において圧空の供給を省略してもよい。
(3).ワークwと回転する砥石車gの相対移動によるワーク表面のプロファイル加工(この実施例ではコンタリング加工)を行う。(図7b)
(4).ワーク表面のプロファイル加工が終了した後、ワーク支持具1の管8への圧空の供給を停止し、ベンを開いて空気圧を常圧に戻し、流体供給管2aへの圧空供給の停止および流体供給管3aへ圧空を供給して前記8本のワーク支持ピンを下降させ、ワーク支持ピン待機位置まで戻す。
この実施例の(4)工程ではワークの裏面が同一平面であるので、ワーク支持具1の管8内および流体供給管2aへの圧空の供給を停止し、圧力弁を開いて空気圧を常圧に戻すこと、および、流体供給管2aおよび流体供給管3aへの圧空供給が実施され、前記8本のワーク支持ピン6はワーク荷重が未だ負荷しているので下降しない。
(5).加工ワークwを前記ワーク支持具1の載置面より取り去る。(図7c)
この実施例の(5)工程では加工ワークwがワーク支持具1の載置面より取り去られると、前記8本のワーク支持ピン6頭頂部のワーク荷重負荷が取り除かれるので前記8本のワーク支持ピン6が上昇してワーク支持具1の載置面より0.3mm高さワーク支持ピン6の頭頂部が突出したワーク支持ピン待機位置まで戻される。
(6).加工ワークwの表裏面を逆にして加工ワークを前記ワーク支持具1に載置した後、8本のワーク支持ピン6を圧空で上昇させて加工ワークのコンタリング加工下面とワーク支持ピン頭頂部間の距離を埋めて8本のワーク支持ピン6が加工ワーク下面に当接して加工ワークwを支持させる。(図7d)
(7).加工ワークwと回転する砥石車gの相対移動による加工ワーク表面のプロファイル加工(この実施例ではコンタリング加工)を行う。(図7e)
(8).加工ワーク表面のプロファイル加工が終了した後、ワーク支持具1の管8への圧空の供給を停止し、圧力弁を開いて空気圧を常圧に戻し、流体供給管2aへの圧空供給の停止および流体供給管3aへ圧空を供給して前記8本のワーク支持ピン6を下降させ、ワーク支持ピン待機位置まで戻す。(図7f)
(9).加工ワークwを前記ワーク支持具1より取り去る。(図7g)
上記実施例は、ワークwが長尺状平板であるが、ワークwがナイフ型ストレートエッジ、段付き角エジェクターピン、平ドライバー工具、先端十文字形状パンチ等のワーク表裏面に溝や段、傾斜部が設けられた表裏面が同一平面形状でない長尺状鍛造品wであるときにも本発明のワーク支持具1を用いることができ、それぞれの加工ワークの段、溝形状、傾斜形状に基づいて前記ワーク支持ピン6の数および配置を考慮した専用ワーク支持具1を構成させる。
実施例2
(1).ワーク支持具をワークテーブル上に固定する。
(2).ワークスピンドルに前記長尺状超硬平板(w)を保持した後、前記ワーク支持具1をワーク裏面位置に移動し、ついで、前記ワーク支持具の多数のワーク支持ピン6を流体で上昇させてワーク下面とワーク支持ピン頭頂部間の距離を埋めて多数のワーク支持ピン6頭頂部をワーク下面に当接させて前記ワークwを支持させ、さらに、前記ワーク支持ピンのピンロッドをクランクピンで固定してワーク支持ピンの高さ位置を固定する。
(3).ワークwと回転する砥石車gの相対移動によるワーク表面のプロファイル加工を行う。
(4).ワーク表面のプロファイル加工が終了した後、ワーク支持具1の流体を開放し、前記上昇した多数のワーク支持ピン6を流体により下降させ、ワーク支持ピン待機位置まで戻す。
(5).ワークテーブルを後退させて前記支持具1を裏面プロファイル加工された加工ワークより遠ざける。
(6).上記ワークスピンドルを180度回転させて加工ワークの表裏面を逆にして加工ワーク位置固定を行った後、前記ワーク支持具1を加工ワーク裏面位置に移動し、ついで、前記ワーク支持具の多数のーク支持ピン6を流体で上昇させてワーク下面とワーク支持ピン頭頂部間の距離を埋めて多数のワーク支持ピンをワーク下面に当接させて前記ワークを支持させ、さらに、前記ワーク支持ピンのピンロッド6aをクランクピン2bで固定してワーク支持ピンの高さ位置を固定する。
(7).前記加工ワークwと回転する砥石車gの相対移動による加工ワーク表面のプロファイル加工を行う。
(8).加工ワーク表面のプロファイル加工が終了した後、ワーク支持具1の流体を開放し、前記上昇した多数のワーク支持ピン6を流体により下降させ、ワーク支持ピン待機位置まで戻す。
(9).ワークテーブルを後退させて前記支持具1を裏面プロファイル加工された加工ワークより遠ざけ、ついで、加工ワークをワークスピンドルより取り去る。
本発明のワーク支持具1は特許文献2記載の剣山治具より使用寿命が長い。また、ワークのプロファイル加工時に、多数のワーク支持ピン6頭頂部がワーク裏面に当接して砥石車でプロファイル加工されるので、加工ワークの変形や破損が生じることはない。
w ワーク
g 砥石車

1 ワーク支持具
2 クランク部
2a 流体取り入れ口管
2b クランプピン
3 下降部
3a 流体供給管
4 基台部
4a 流体取り入れ口
5 研削液供給ノズル
6 ワーク支持ピン
6a ピンロッド
7 シリンダー筒
8 流体取り入れ管
10 締め付けボルト

Claims (2)

  1. 多数のワーク支持ピンの上下移動を流体により昇降可能とし、上昇したワーク支持ピンがワーク下面とワーク支持ピン頭頂部間の距離を埋めて多数のワーク支持ピン頭頂部がワーク下面に当接してワークを支持したときに前記ワーク支持ピンのピンロッドをクランクピンで固定してワーク支持ピンの高さ位置を固定し、ついで、前記ワークがプロファイル加工された後に、流体により前記多数の上昇したワーク支持ピンを下降させてワーク支持ピン待機位置まで戻る構成のワーク支持具。
  2. 請求項1記載のワーク支持具を用い、次の工程を経てワークの表裏面をプロファイル加工することを特徴とするワーク表裏面の研削方法。
    (1).ワーク支持具をワークテーブル上に固定する。
    (2).ワークスピンドルまたはワークテーブル上に固定された治具にワークを固定した後、前記ワーク支持具をワーク裏面位置に移動し、ついで、前記ワーク支持具の多数のーク支持ピンを流体で上昇させてワーク下面とワーク支持ピン頭頂部間の距離を埋めて多数のワーク支持ピンをワーク下面に当接させて前記ワークを支持させ、さらに、前記ワーク支持ピンのピンロッドをクランクピンで固定してワーク支持ピンの高さ位置を固定する。
    (3).ワークと回転する砥石車の相対移動によるワーク表面のプロファイル加工を行う。
    (4).ワーク表面のプロファイル加工が終了した後、ワーク支持具の流体を開放し、前記上昇した多数のワーク支持ピンを流体により下降させ、ワーク支持ピン待機位置まで戻す。
    (5).ワークテーブルを後退させて前記支持具を裏面プロファイル加工された加工ワークより遠ざける、または、加工ワークを治具より取り去る。
    (6).上記ワークスピンドルを180度回転させて加工ワークの表裏面を逆にして加工ワーク位置固定を行うか、前記加工ワークの表裏面を逆にして前記治具に加工ワークを載置した後、前記ワーク支持具を加工ワーク裏面位置に移動し、ついで、前記ワーク支持具の多数のーク支持ピンを流体で上昇させてワーク下面とワーク支持ピン頭頂部間の距離を埋めて多数のワーク支持ピンをワーク下面に当接させて前記ワークを支持させ、さらに、前記ワーク支持ピンのピンロッドをクランクピンで固定してワーク支持ピンの高さ位置を固定する。
    (7).前記加工ワークと回転する砥石車の相対移動による加工ワーク表面のプロファイル加工を行う。
    (8).加工ワーク表面のプロファイル加工が終了した後、ワーク支持具の流体を開放し、前記上昇した多数のワーク支持ピンを流体により下降させ、ワーク支持ピン待機位置まで戻す。
    (9).ワークテーブルを後退させて前記支持具を裏面プロファイル加工された加工ワークより遠ざける、または、加工ワークを治具より取り去る。
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