JP2804275B2 - 壁補修の注入工法 - Google Patents

壁補修の注入工法

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JP2804275B2 JP63315373A JP31537388A JP2804275B2 JP 2804275 B2 JP2804275 B2 JP 2804275B2 JP 63315373 A JP63315373 A JP 63315373A JP 31537388 A JP31537388 A JP 31537388A JP 2804275 B2 JP2804275 B2 JP 2804275B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、モルタル、タイル、コンクリートなどの
壁、特に外壁の浮きやひび割れを補修する注入工法に関
し、特に作業性が良く、柔軟性ある充填層ができる壁補
修の注入工法に関する。
<従来の技術> 従来、モルタル、タイル、コンクリートなどの浮きや
ひび割れ補修方法として種々の工法があるが、補修個所
をVカットしたのち、伸びが10%以下の柔軟性に乏しい
室温硬化二液型エポキシ樹脂系接着剤、例えばエポキシ
−ポリアミド、エポキシ−ポリサルファイド系などを用
いたり、一液型シーリング剤、例えばプライマー併用の
変性シリコーン系やプライマー併用のポリウレタン系シ
ーリング材などを用いて補修している。
<発明が解決しようとする課題> しかし、これらの公知のもので補修した場合、二液型
エポキシ樹脂系接着剤では柔軟性に乏しいため、補修し
た近くより再度クラックが再発生することがあった。ま
た、主剤と硬化剤よりなる二液型であるため使用時に主
剤、硬化剤の計量、混合するなど施工作業性に難点があ
った。
プライマー併用の場合は、浮きやひび割れ内にプライ
マーをあらかじめ塗布しておく作業が繁雑となる。
また、注入物がたれて流出しないよう粘度のある組成
物を使う必要があった。
本発明は、作業性が良く、ノンプライマーで作業で
き、補修後の充填層が柔軟性が高くシーリング材として
の効果のある外壁補修の注入工法を提供することを目的
としている。
<課題を解決するための手段> 上記目的を達成するために、本発明によれば、壁の損
傷部を補修するに際し、補修材注入用カートリッジを用
いて、室温硬化後の伸びが20〜300%の一液型エポキシ
樹脂組成物を前記損傷部にVカットなしで注入すること
を特徴とする壁補修の注入工法が提供される。
前記カートリッジが、その先端ノズル部に一端を嵌着
し、かつノズル孔に連通する小孔を穿設したゴム製アタ
ッチメントを有するのが好ましい。
前記ゴム製アタッチメントのゴムのJIS硬度が、30〜9
0であるのが好ましい。
前記ゴム製アタッチメントが、シリコーンゴム製であ
るのが好ましい。
前記一液型エポキシ樹脂組成物が、20℃における粘度
50〜20000ポイズであるのが好ましい。
また、前記一液型エポキシ樹脂組成物が、下記の
(a)〜(e)成分を含むものであるのが好ましい。
(a)エポキシ樹脂 (b)式1で示されるケチミン (式中、R1、R2、R3およびR4は水素、炭素数1〜6のア
ルキル基またはフェニル基、Xは炭素数2〜6のアルキ
レン基または炭素数6〜12の非隣位アリーレン基を示
す)、 (c)変性シリコーン樹脂 (d)変性シリコーン樹脂用触媒 (e)シラン化合物 前記変性シリコーン樹脂が、 一般式2 (式中、RIは炭素数1〜12の1価の炭化水素基、RII
炭素数1〜6の1価の炭化水素基、nは0〜2の整数で
ある)で示される加水分解性ケイ素官能基を末端に有す
るポリエーテル重合体であるのが良い。
前記変性シリコーン樹脂が、前記エポキシ樹脂100重
量部に対して10〜500重量部含まれているのが良い。
前記シラン化合物が、アミノアルキルアルコキシシラ
ン、エポキシアルキルアルコキシシラン、メルカプトア
ルキルアルコキシシランまたはこれらの共重合体であっ
て、分子量が2000以下のアルコキシシラン誘導体である
のが好ましい。
また、前記シラン化合物が、前記エポキシ樹脂100重
量部に対して0.1〜50重量部含まれるのが好ましい。
以下に本発明をさらに詳細に説明する。
本発明工法に用いるエポキシ樹脂組成物は室温硬化後
の伸びが20〜300%あるものであればいかなるものでも
よい。
伸びが20%未満であると、充填層にクラックが発生し
やすい。伸びが300%超であると耐アルカリ性が著しく
低下する。
また、20℃における粘度が50〜20000ポイズの範囲の
ものはカートリッジによる注入がやり易く好ましい。
粘度が50ポイズ未満であると、注入する時にノズル口
から垂れやすい。粘度が20000ポイズ超であると、クラ
ック中に注入することが困難である。
好ましくは、以下に説明する(a)〜(e)の成分を
含む組成物を代表的に挙げることができる。
成分(a)のエポキシ樹脂としては、例えば、ビスフ
ェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールAD等と
エピクロールヒドリンを反応させて得られるビスフェノ
ールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹
脂、ビスフェノールAD型エポキシ樹脂等や、これらを水
添化したエポキシ樹脂、グリシジルエステル型エポキシ
樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、ウレタン給合を有す
るウレタン変性エポキシ樹脂、メタキシレンジアミンや
ヒダントインなどをエポキシ化した含窒素エポキシ樹
脂、ポリブタジエンあるいは、NBRを含有するゴム変性
エポキシ樹脂等があげられるが、これらに限定されるも
のではない。
成分(b)のケチミンとは、 下記式1で示されるケチミン (式中、R1、R2、R3およびR4は水素、炭素数1〜6のア
ルキル基またはフェニル基、Xは炭素数2〜6のアルキ
レン基または炭素数6〜12の非隣位アリーレン基を示
す)をいう。
ケチミンは水分のない状態では安定に存在するが、水
分により第一級アミンになるので、エポキシ樹脂の硬化
剤として機能する。このことは、成分(a)〜(e)を
含む一液型エポキシ樹脂組成物の貯蔵安定性を高めると
ともに、使用時の硬化性を良好なものとする。
このようなケチミンとしては、1,2−エチレンビス
(イソペンチリデンイミン)、1,2−ヘキシレンビス
(イソペンチリデンイミン)、1,2−プロピレンビス
(イソペンチリデンイミン)、p,p′−ビフェニレンビ
ス(イソペンチリデンイミン)、1,2−エチレンビス
(イソプロピリデンイミン)、1,3−プロピレンビス
(イソプロピリデンイミン)、p−フェニレンビス(イ
ソペンチリデンイミン)等が例示される。
ケチミンの使用量は、一液型エポキシ樹脂組成物の貯
蔵安定性の必要性の程度にもよるが、一般には、エポキ
シ樹脂100重量部に対して1〜60重量部、好ましくは10
〜30重量部とする。1重量部未満では硬化速度が遅くな
るので好ましくなく、一方、60重量部を超えると貯蔵時
にエポキシ樹脂が硬化しやすくなり、貯蔵安定性が低下
するので好ましくない。
成分(c)の変性シリコーン樹脂とは、 一般式2 (式中、RIは炭素数1〜12の1価の炭化水素基、RII
炭素数1〜6の1価の炭化水素基、nは0〜2(RI o
水素)の整数である)で示される加水分解性ケイ素官能
基を末端に有するポリエーテル重合体をいう。
より具体的には、ポリ(メチルジメトキシシリルエチ
ルエーテル)等が例示され、市販のものが使用できる。
これらのポリエーテル重合体は一種類のみを使用しても
よいし、二種類以上を混合して使用してもよい。このよ
うな変性シリコーン樹脂を使用することは可撓性付与の
ため重要である。
このような変性シリコーン樹脂は、一液型エポキシ樹
脂組成物の使用時には、変性シリコーン樹脂用触媒の存
在で、空気中の水分により硬化する。
変性シリコーン樹脂の使用量は、エポキシ樹脂100重
量部に対して10〜500重量部、好ましくは50〜200重量部
とする。
500重量部を超えると接着性が悪くなるので好ましく
なく、一方、10重量部未満だと硬化したエポキシ樹脂の
可撓性が悪くなるので好ましくない。
成分(d)の変性シリコーン樹脂用触媒とは、上記の
変性シリコーン樹脂を硬化させる触媒であって、より具
体的にはジブチル錫オキサイド等のスズ化合物、オクチ
ル酸鉛等の如きカルボン酸の金属塩、シブチルアミン−
2−エチルヘキソエートの如きアミン塩等が使用され
る。
変性シリコーン樹脂用触媒の使用量は、変性シリコー
ン樹脂100重量部に対して0.1〜10重量部とする。
成分(e)のシラン化合物とは、アミノアルキルアル
コキシシラン、エポキシアルキルアルコキシシラン、メ
ルカプトアルキルアルコキシシランまたはこれらの共重
合体であるアルコキシシラン誘導体をいう。より具体的
には、アミノプロピルトリメトキシシラン、アミノプロ
ピルトリメトキシシランとビニルトリメトキシシランと
の反応生成物、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシ
シランとポリサルファイドポリマーとの反応生成物等が
例示され、市販のものが使用できる。
これらのシラン化合物の分子量は2000以下であること
が好ましい。分子量が2000を超えると接着性が悪くなる
ので好ましくない。
これらのシラン化合物の使用量は、一般に、エポキシ
樹脂100重量部に対して0.1〜50重量部、好ましくは1〜
10重量部とする。
0.1重量部未満であると接着性が悪くなるので好まし
くなく、一方、50重量部を超えると使用する際に、周囲
の水分がシラン化合物と反応してしまうので変性シリコ
ーン樹脂が硬化しにくくなるとともに、ケチミンが第一
級アミンとなってエポキシ樹脂の硬化剤として機能する
ことを妨げる。これにより一液型エポキシ樹脂組成物の
硬化性が悪くなるので好ましくない。
上述の一液型エポキシ樹脂組成物は、成分(a)エポ
キシ樹脂、成分(b)ケチミン、成分(c)変性シリコ
ーン樹脂、成分(d)変性シリコーン樹脂用触媒、成分
(e)シラン化合物の他に脱水剤が添加されることが好
ましい。
脱水剤は一液型エポキシ樹脂組成物の未使用時にケチ
ミンあるいは変性シリコーン樹脂やシラン化合物が水と
反応してエポキシ樹脂あるいはシリコーン樹脂が硬化す
ることを抑制し、一液型エポキシ樹脂組成物の保存性を
良くするために使用される。
脱水剤としてはビニルトリメトキシシラン、オルソギ
酸エチル等がエポキシ樹脂100重量部に対して0.1〜10重
量部使用される。
さらに必要に応じて酸化チタン等の老化防止剤、カー
ボン等の顔料、炭酸カルシウム等の充填剤、その他、紫
外線吸収剤、可塑剤等の添加剤を含有することができ
る。
一液型エポキシ樹脂組成物は、成分(a)エポキシ樹
脂、成分(b)ケチミン、成分(c)変性シリコーン樹
脂、成分(d)変性シリコーン樹脂用触媒、成分(e)
シラン化合物および脱水剤等添加剤を常法により混合し
て製造され、密封容器に保存される。
この一液型エポキシ樹脂組成物は、プライマーの存在
なしで、本発明方法の壁補修個所をVカットすることな
く注入される充填層に好適に用いられる。
本発明工法に用いる補修材注入用カートリッジは、一
端に補修材注入用のノズル部を有し、他端にガン装着部
などの圧入部を有するものであればよいが、前記ノズル
部にゴム製アタッチメントを有するものが好ましい。
ゴム製アタッチメントとしては、例えば第1図に示す
ように先端に凹部1を有するカートリッジ2のノズル部
3に一端を嵌着し、かつノズル孔4に連通する小孔5を
穿設したものである。
ゴム製アタッチメント6は、硬度(JISA型)が30〜90
のもの、好ましくは30〜70のものを用いるのがよい。硬
度が30未満であると、軟らかい為作業性が悪く、硬度が
90を超えるとクラック面に対する密着が悪い為垂れる。
材質としては、シリコーンゴム、イソプレンゴムなどが
好ましいが、これに限るものではない。
前記補修材注入用カートリッジにより補修個所へ前記
一液型エポキシ樹脂組成物を容易に注入することができ
る。また、前記ゴム製アタッチメントを有するカートリ
ッジを用いれば、その先端を補修個所へ圧着しながら簡
単に補修できる。
<実施例> 以下に本発明を実施例に基づき具体的に説明するが、
本発明はこれに限定されるものではない。
(実施例1〜3) (i)一液型エポキシ樹脂組成物の製造 予め、第1表に示す割合で、エピビス型エポキシ樹脂
(住友化学工業製、商品名ELA128)、変性シリコーン樹
脂としてポリ(メチルジメトキシシリルエチルエーテル
(鐘淵化学工業製、商品名MSP20A)、炭酸カルシウム
を、高粘度用混合撹拌機を使用して常温で減圧(20Torr
以下)撹拌し、脱水剤としてビニルトリメトキシシラン
(日本ユニカー製、商品名A171)およびシラン化合物と
してアミノプロピルトリメトキシシラン(日本ユニカー
製、商品名A1100)を添加、減圧撹拌し、またケチミン
(油化シェルエポキシ製、商品名H−3)、および変性
シリコーン樹脂用触媒としてジブチル錫オキサイドのフ
タル酸ジオクチル溶液(三共有機合成製、商品名No91
8)を同様に添加、減圧撹拌して一液型エポキシ樹脂組
成物を製造した。
タックフリータイムは、20℃、60%湿度で上記組成物
を放置し、その組成物の表面が硬化する時間で示した。
貯蔵安定性は、上記組成物をカートリッジに密閉充填
して50℃で5日放置したのち、評価した。
○…変化なし △…増粘 ×…ゲル化 硬度(ショアD)は、上記組成物を20℃、60%湿度で
7日放置して硬化させた硬化物に対してショアD硬度を
測定した。
上記組成物をそれぞれポリエチレン製のボードに塗布
し、室温硬化後の伸びをJIS 3号ダンベル(厚み2mm、
20℃、60%湿度で14日硬化)にて引張速度200mm/minで
測定した。
結果を第1表に示す。
(ii)(i)で得られた組成物を、本発明法により、コ
ンクリートクラック個所に第1図に示すシリコーンゴム
製アタッチメント(直径16mm、長さ15mm、小孔の径2m
m、硬度(JISA)60のもの)を有する注入用カートリッ
ジを用い、プライマーを用いずにVカットを入れること
なく直接注入したところいずれも好結果が得られた。
本発明法による充填層の室温硬化後の接着性を調べる
ため、以下の試験を行い結果を第1表に示した。
(1)接着性試験 第1表に示す実施例1〜3で用いたと同様の一液型エ
ポキシ樹脂組成物を用いてそれぞれコンクリート(200m
m×200mm×50mm)に厚み1mmで塗布し、その上に20分以
内に花崗岩(50mm×50mm×25mm)、タイル(50mm×50mm
×25mm)およびモルタル(50mm×50mm×25mm)を張りつ
け、20℃、60%湿度で14日硬化したのち、建研式引張試
験機にて接着性を調べた。その結果を第1表に示す。
MF…被着体破壊 CF…エポキシ樹脂の凝集破壊 AF…エポキシ樹脂と被着体間破壊 (比較例1〜3) 実施例1〜3と同様に、第1表に示す配合例で組成物
を作製し、同様の試験を行い結果を第1表に示した。
変性シリコーン樹脂が含まれない場合(比較例1)に
は特に硬度が高くなって、可撓性に劣るものとなること
がわかる。
一方、変性シリコーン樹脂が含まれていてもエポキシ
樹脂が含まれない場合(比較例2)には、接着性が十分
でないことがわかる。
実施例2、3および比較例3から、貯蔵安定性はケチ
ミンの配合量により所望のものとすることができるこ
と、およびケチミン以外のエポキシ樹脂硬化剤を使用し
た場合では貯蔵安定性が十分でないことがわかる。
<発明の効果> 本発明は、以上説明したように構成されているので、
以下の効果がある。
(1)伸びが20〜300%ある一液型エポキシ樹脂でコン
クリート構造物のクラックなどを補修しているため、柔
軟性のある充填層ができ補修後クラックの再発生を防止
できる。
(2)コンクリート−タイルなどのシーリング材として
の効果がある。
(3)一液型であるので、二液型の欠点である主剤と硬
化剤の計量、混合及び可使時間内での作業などの煩雑性
が解消できる。
(4)注入用カートリッジを用い、ノンプライマータイ
プで、かつVカットなしで作業でき、作業効率が良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に用いるカートリッジ用ゴム製アタ
ッチメントの一例を示す断面図である。 符号の説明 1……凹部、2……カートリッジ、 3……ノズル部、4……ノズル孔、 5……小孔、6……ゴム製アタッチメント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04G 23/02

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁の損傷部を補修するに際し、補修材注入
    用カートリッジを用いて、室温硬化後の伸びが20〜300
    %の一液型エポキシ樹脂組成物を前記損傷部にVカット
    なしで注入することを特徴とする壁補修の注入工法。
  2. 【請求項2】前記カートリッジが、その先端ノズル部に
    一端を嵌着し、かつノズル孔に連通する小孔を穿設した
    ゴム製アタッチメントを有する請求項1に記載の壁補修
    の注入工法。
  3. 【請求項3】前記ゴム製アタッチメントのゴムのJIS硬
    度が、30〜90である請求項2に記載の壁補修の注入工
    法。
  4. 【請求項4】前記ゴム製アタッチメントが、シリコーン
    ゴム製である請求項2または3に記載の壁補修の注入工
    法。
  5. 【請求項5】前記一液型エポキシ樹脂組成物が、20℃に
    おける粘度50〜20000ポイズである請求項1ないし4の
    いずれかに記載の壁補修の注入工法。
  6. 【請求項6】前記一液型エポキシ樹脂組成物が、下記の
    (a)〜(e)成分を含むものである請求項1ないし5
    のいずれかに記載の壁補修の注入工法。 (a)エポキシ樹脂 (b)式1で示されるケチミン (式中、R1、R2、R3およびR4は水素、炭素数1〜6のア
    ルキル基またはフェニル基、Xは炭素数2〜6のアルキ
    レン基または炭素数6〜12の非隣位アリーレン基を示
    す)、 (c)変性シリコーン樹脂 (d)変性シリコーン樹脂用触媒 (e)シラン化合物
  7. 【請求項7】前記変性シリコーン樹脂が、 一般式2 (式中、RIは炭素数1〜12の1価の炭化水素基、RII
    炭素数1〜6の1価の炭化水素基、nは0〜2の整数で
    ある) で示される加水分解性ケイ素官能基を末端に有するポリ
    エーテル重合体である請求項6に記載の壁補修の注入工
    法。
  8. 【請求項8】前記変性シリコーン樹脂が、前記エポキシ
    樹脂100重量部に対して10〜500重量部含まれている請求
    項6または7に記載の壁補修の注入工法。
  9. 【請求項9】前記シラン化合物が、アミノアルキルアル
    コキシシラン、エポキシアルキルアルコキシシラン、メ
    ルカプトアルキルアルコキシシランまたはこれらの共重
    合体であって、分子量が2000以下のアルコキシシラン誘
    導体である請求項6項ないし8のいずれかに記載の壁補
    修の注入工法。
  10. 【請求項10】前記シラン化合物が、前記エポキシ樹脂
    100重量部に対して0.1〜50重量部含まれる請求項6ない
    し9のいずれかに記載の壁補修の注入工法。
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