JP2803976B2 - ブラインド用ブラケット - Google Patents

ブラインド用ブラケット

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JP2803976B2 JP19195593A JP19195593A JP2803976B2 JP 2803976 B2 JP2803976 B2 JP 2803976B2 JP 19195593 A JP19195593 A JP 19195593A JP 19195593 A JP19195593 A JP 19195593A JP 2803976 B2 JP2803976 B2 JP 2803976B2
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幸弘 田島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブラインド用ブラケッ
トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のブラインド用ブラケットとして
は、実公昭60−22237号公報に示されるものがあ
る。これに示されるブラインド用ブラケットは、窓枠な
どに取り付けられる略「L」字状をした支持枠と、支持
枠に対して着脱可能な掛止部材とから構成される。支持
枠には、これの水平部の基端下部に切欠凹部が形成され
ており、水平部の先端部に上向きの掛止凹部が形成され
ている。掛止部材は、支持枠によって前後動可能に支持
されている。掛止部材には、これが支持枠内に完全に挿
入されたときに、切欠凹部と対応する位置に掛止突部が
形成されているとともに、掛止凹部と対応する位置に係
止片及び係止舌片が形成されている。ボックス(ヘッド
ボックスともいう)は、支持枠に掛止部材が完全に挿入
されると、一方の上縁部が切欠凹部と掛止突部との間に
挟まれて固定され、他方の上縁部がこれを乗り越えて移
動する係止舌片と係止片との間に挟まれて左右方向の移
動が拘束されるとともに、係止舌片と掛止凹部との間に
挟まれて上下方向の移動が拘束されて、ブラインド用ブ
ラケットに固定される。また、ボックスは、支持枠から
掛止部材を所定量引き出すことにより、これの一方の上
縁部の下端を支持している掛止突部が移動して支持がは
ずれるとともに、係止舌片が他方の上縁部を乗り越えて
これの左右及び上方向を拘束しなくなるため、ブライン
ド用ブラケットから取り外すことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のブラインド用ブラケットでは、支持枠から掛止部材
を引き出すと、ボックスの一方の上縁部が支持されない
状態となるため、ボックスはブラインド用ブラケットか
ら脱落することになる。このため、支持枠にヘッドボッ
クスを取り付けた後に、ブラインド本体の左右の位置を
調整するためには、ボックスを手などで落下しないよう
に支えて移動させなければならない。このため、ブライ
ンド本体の左右の位置を容易に調整することができない
という問題がある。本発明は、このような課題を解決す
るためのものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ヘッドボック
スの一側端部を支持枠によって支持し、他側端部を掛止
部材によって支持することによって、ヘッドボックスを
これらに仮止め保持し、押圧部材によって支持枠及び掛
止部材に固定することにより、上記課題を解決する。す
なわち、本発明のブラインド用ブラケットは、支持枠
(10)と、掛止部材(14)と、押圧部材(16)
と、により構成されており、支持枠(10)には、これ
を壁などに固定可能な垂直部(24)と、垂直部(2
4)に直交する水平部(12)と、が形成されており、
水平部(12)には、ヘッドボックス(18)の一側端
部(20)を掛止可能な掛止片(22)と、掛止部材
(14)を支持枠(10)から引き出す方向及び支持枠
(10)内に挿入する方向に移動可能に支持する支持片
(26)と、がそれぞれ形成されており、掛止部材(1
4)には、掛止部材(14)を支持枠(10)内に挿入
する方向に常時付勢するばね部(32)と、掛止部材
(14)の下面に形成されており、ヘッドボックス(1
8)の他側端部(34)を掛止可能な掛止突部(36)
と、押圧部材(16)を支持枠(10)から引き出す方
向及び支持枠(10)内に挿入する方向の移動を案内可
能な案内溝(38)と、案内溝(38)の端部に形成さ
れており、押圧部材(16)の移動を拘束するストッパ
(40)と、掛止部材(14)の支持枠(10)から引
き出される方向への移動を規制する抜け止め片(42)
と、がそれぞれ形成されており、押圧部材(16)に
は、押圧部材(16)の移動を操作可能な操作部(4
4)と、掛止部材(14)の案内溝(38)にはめ合わ
されるとともに、これに案内されてしゅう動可能なしゅ
う動部(48)と、操作部(44)としゅう動部(4
8)との間に掛け渡されており弾性変形可能な押圧片
(50)と、押圧片(50)の下部に形成されるととも
に支持枠(10)の掛止片(22)とヘッドボックス
(18)の一側端部(20)との間にはめ込み可能な係
止突起(52)と、がそれぞれ形成されている、ことを
特徴とする。
【0005】
【作用】ブラケットにヘッドボックスを取り付ける際に
は、まず、押圧部材をこれのしゅう動部が掛止部材のス
トッパに接触する位置まで移動させておく。次に、支持
枠の掛止片にヘッドボックスの一側端部を引っ掛ける。
次に、ヘッドボックスの他側端部を押し上げて、掛止部
材の掛止突部上に引っ掛ける。このとき、ヘッドボック
スの左右の位置調整を行う必要がある場合は、ヘッドボ
ックスを左右方向にずらせることにより行う。次いで、
押圧部材をこれの係止突起がヘッドボックスの一側端部
を乗り越えてこれと支持枠の掛止片との間に位置するま
で、支持枠内に押し込む。これにより、ヘッドボックス
は、これの一側端部が押圧部材の操作部と係止突起と掛
止片とによって移動不可能に固定されるため、ブラケッ
トに移動不可能に固定される。また、ブラケットからヘ
ッドボックスを取り外す際には、まず、押圧部材を支持
枠から引き出す。これにより、ヘッドボックスの一側端
部は移動自在に支持枠の掛止片に引っ掛けられた状態に
なる。次に、掛止部材を支持枠から引き出す方向へ所定
量移動させる。これにより、ヘッドボックスの他側端部
を支持していた掛止突部が支持枠から引き出される方向
へ移動するため、ヘッドボックスの他側端部が掛止突部
から脱落する。これにより、ヘッドボックスはブラケッ
トから取り外される。このように、ヘッドボックスのブ
ラケットへの取付け及び取外しが簡単であるとともに、
ヘッドボックスの左右方向の位置調整は、押圧部材を支
持枠内に押し込む前の、ヘッドボックスの両側端部をブ
ラケットに引っ掛けて仮止めした時点で行うことができ
るため、ヘッドボックスをブラケットに支持された状態
で移動させることができる。これにより、ヘッドボック
スの左右方向の位置調整も容易に行うことができる。
【0006】
【実施例】図1に本発明のブラインド用ブラケットを示
す。ブラケット11は、壁面などに固定される断面略
「L」字形の支持枠10と、支持枠10の水平部12の
下部に図1中左右方向に移動可能に支持される掛止部材
14と、掛止部材14に図1中左右方向に移動可能に支
持される押圧部材16と、から構成されている。支持枠
10の水平部12の両側端部から下方に所定幅で形成さ
れる側壁17の先端側には、ヘッドボックス18の前側
つば(一側端部)20(図2参照)を引っ掛け可能な凹
部を有する掛止片22が突出している。側壁17の掛止
片22よりも垂直部24寄りには、掛止部材14を支持
可能な支持片26が水平部12の下部方向に突出して形
成されている。支持片26が形成されている部分の側壁
17には、切欠き部27が形成されている。水平部12
の垂直部24寄りの上面には、「コ」の字状に切り込ま
れて下方に突出するばね掛片28が形成されている。掛
止部材14の一端部には、内側に形成されている空間部
30に支持枠10のばね掛片28を挿入して、ばね掛片
28を引っ掛けるばね部32が形成されている。掛止部
材14の下面には、ヘッドボックス18の後側つば(他
側端部)34を支持可能な掛止突部36が形成されてい
る。掛止突部36の下部には、傾斜面37が形成されて
いる。掛止部材14の両側端部には、押圧部材16を案
内して移動可能な案内溝38が形成されている。案内溝
38の一端は、ばね部32方向に延びており、案内溝3
8の他端側には、掛止部材14の高さ方向に突出するス
トッパ40が形成されている。掛止部材14の案内溝3
8に隣接して、掛止部材14の幅方向に弾性変形可能な
抜け止め片42が形成されている。抜け止め片42の先
端には、これの側端部から突出した底辺を有する略三角
形状の連結部43が形成されている。抜け止め片42
は、掛止部材14を支持枠10に挿入したときには、掛
止部材14の幅方向内側に弾性変形して支持枠10の側
壁17間の幅よりも小さくなるとともに、切欠き部27
に位置したときには、掛止部材14の幅方向外側に弾性
変形して切欠き部27にはめ合わされて、掛止部材14
取り外し方向への移動を規制する。掛止部材14のばね
部32側とは反対側の端部の下部には、溝41が形成さ
れている。押圧部材16は、押圧部材16の移動を操作
可能な操作部44と、操作部44の両端部からこれに直
交して伸びる腕部46と、から構成されている。腕部4
6の先端には、案内溝38にはめ合わされてこれに案内
されて移動可能なしゅう動部48が形成されている。腕
部46の内側側壁には、これの全長にわたって互いに対
向する方向に突出する押圧片50が形成されている。押
圧片50は、しゅう動部48から長手方向所定位置で傾
斜をつけて腕部46に対する高さ位置を低くされてお
り、この低くされている部分の下部に係止突起52が下
方に突出して形成されている。
【0007】次に、ブラケット11の組立方法について
説明する。押圧部材16及び掛止部材14がばらばらに
された状態で、まず、掛止部材14の案内溝38に押圧
部材16のしゅう動部48がはめ合わされる。次いで、
支持枠10の水平部12と支持片26との間に押圧部材
16及び掛止部材14がばね部32側から挿入される。
このとき、掛止部材14の抜け止め片42は支持枠10
の側壁17に押圧されて掛止部材14の幅方向内側に弾
性変形するため、掛止部材14及び押圧部材16は支持
枠10内に挿入されていく。掛止部材14の連結部43
は、支持枠10の切欠き部27に位置するところまで挿
入されると、掛止部材14の幅方向外側に弾性変形して
切欠き部27に挿入される。また、この位置で支持枠1
0のばね掛片28が掛止部材14のばね部32の空間部
30内に挿入される。これにより、掛止部材14及び押
圧部材16は支持枠10に組み付けられる。なお、掛止
部材14は、これを支持枠10から引き出す方向へ移動
させると、掛止部材14のばね部32の弾性力に逆らっ
て移動するが、抜け止め片42の連結部43が切欠き部
27端部の側壁17に接触するため、それ以上の移動は
拘束されている。また、掛止部材14は、これを支持枠
10から引き出した状態で、引き出す方向への力を解除
すると、ばね部32の弾性力により、支持枠10内に挿
入される方向に移動する。また、押圧部材16の支持枠
10から引き出す方向への移動は、これのしゅう動部4
8が掛止部材14のストッパ40に接触することにより
規制されている。
【0008】次に、ヘッドボックス18をブラケット1
1へ取付ける方法について説明する。まず、押圧部材1
6をこれの操作部44を持って支持枠10から引き出
す。次いで、支持枠10の掛止片22にヘッドボックス
18の前側つば20を引っ掛ける。次いで、ヘッドボッ
クス18をこれの後側つば34を掛止突部36の傾斜面
37に接触させながら押し上げることにより、掛止部材
14をばね部32の弾性力に逆らって支持枠10の図2
中右方向に移動させて、後側つば34に掛止突部36を
乗り越えさせる(図3参照)。後側つば34が掛止突部
36を乗り越えると、掛止部材14に加えられる図2中
右方向への力が解除させるため、ばね部32の弾性力に
よって掛止部材14は移動前の位置に戻り、ヘッドボッ
クス18の後側つば34が掛止突部36の上面に掛け止
めされる。ここで、ヘッドボックス18の左右方向の位
置がずれている場合は、ヘッドボックス18を左右方向
に移動させて位置調整を行う。次いで、押圧部材16を
支持枠10に押し込むと、押圧部材16は図3の一点鎖
線で示される状態から係止突起52がヘッドボックス1
8の前側つば20を乗り越えて、図3の実線で示される
ように前側つば20と掛止片22との間に位置させられ
る。これにより、ヘッドボックス18の前側つば20
は、押圧部材16の操作部44と、係止突起52と、支
持枠10の掛止片22との間で固定される。
【0009】次に、ヘッドボックス18をブラケット1
1から取外す方法について説明する。まず、マイナスド
ライバ60の先端などを押圧部材16の操作部44の下
面とヘッドボックス18との間に挿入して、図4中右方
向にマイナスドライバ60を引く。これにより、押圧部
材16の係止突起52がヘッドボックス18の前側つば
20を乗り越えて、図4中一点鎖線で示されるように、
前側つば20よりも図中右側に移動するため、前側つば
20の拘束が解除される。次に、図5に示すように、掛
止部材14の溝41にマイナスドライバ60の先端を挿
入して、マイナスドライバ60を図5中右方向に引く。
これにより、掛止部材14は、ばね部32の弾性力に抗
して、図5中右方向に移動し、図中一点鎖線で示す位置
に移動する。これにより、掛止突部36も図5中一点鎖
線で示す位置に移動するため、掛止突部36はヘッドボ
ックス18の後側つば34を支持しなくなり、後側つば
34は図中下方に脱落する。次に、ヘッドボックス18
の前側つば20を掛止片22から浮かせるようにして図
5中右方向に引くと、前側つば20が掛止片22から外
れるため、ヘッドボックス18はブラケット11から取
り外される。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、ヘッドボックスの一側
端部を支持枠に、他側端部を掛止部材に引っ掛けて仮止
めした後、押圧部材を支持枠内に押し込んでヘッドボッ
クスを固定する。これにより、ヘッドボックスのブラケ
ットへの取付け及び取外しが簡単であるとともに、ヘッ
ドボックスの左右方向の位置調整を、ヘッドボックスを
仮止めした状態のときに行うことができるので、ヘッド
ボックスは支持枠及び掛止部材に支持されたままの状態
で左右方向に移動させることができるため、左右方向の
位置調整も容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の分解斜視図である。
【図2】ヘッドボックスの一側端部を支持枠に引っ掛け
た状態を示す図である。
【図3】ヘッドボックスをブラケットに取り付けた状態
を示す図である。
【図4】ヘッドボックスをブラケットから取り外すため
に、押圧部材を支持枠から引き出す状態を示す図であ
る。
【図5】ヘッドボックスをブラケットから取り外すため
に、掛止部材を支持枠から引き出す状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 支持枠 11 ブラケット 12 水平部 14 掛止部材 16 押圧部材 18 ヘッドボックス 20 前側つば(一側端部) 22 掛止片 24 垂直部 26 支持片 32 ばね部 34 後側つば(他側端部) 36 掛止突部 38 案内溝 40 ストッパ 42 抜け止め片 44 操作部 48 しゅう動部 50 押圧片 52 係止突起

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラインドのヘッドボックス(18)を
    支持するためのブラケット(11)において、 ブラケット(11)は、支持枠(10)と、掛止部材
    (14)と、押圧部材(16)と、により構成されてお
    り、 支持枠(10)には、これを壁などに固定可能な垂直部
    (24)と、垂直部(24)に直交する水平部(12)
    と、が形成されており、 水平部(12)には、 ヘッドボックス(18)の一側端部(20)を掛止可能
    な掛止片(22)と、 掛止部材(14)を支持枠(10)から引き出す方向及
    び支持枠(10)内に挿入する方向に移動可能に支持す
    る支持片(26)と、 がそれぞれ形成されており、 掛止部材(14)には、 掛止部材(14)を支持枠(10)内に挿入する方向に
    常時付勢するばね部(32)と、 掛止部材(14)の下面に形成されており、ヘッドボッ
    クス(18)の他側端部(34)を掛止可能な掛止突部
    (36)と、 押圧部材(16)を支持枠(10)から引き出す方向及
    び支持枠(10)内に挿入する方向の移動を案内可能な
    案内溝(38)と、 案内溝(38)の端部に形成されており、押圧部材(1
    6)の移動を拘束するストッパ(40)と、 掛止部材(14)の支持枠(10)から引き出される方
    向への移動を規制する抜け止め片(42)と、 がそれぞれ形成されており、 押圧部材(16)には、 押圧部材(16)の移動を操作可能な操作部(44)
    と、 掛止部材(14)の案内溝(38)にはめ合わされると
    ともに、これに案内されてしゅう動可能なしゅう動部
    (48)と、 操作部(44)としゅう動部(48)との間に掛け渡さ
    れており弾性変形可能な押圧片(50)と、 押圧片(50)の下部に形成されるとともに支持枠(1
    0)の掛止片(22)とヘッドボックス(18)の一側
    端部(20)との間にはめ込み可能な係止突起(52)
    と、 がそれぞれ形成されている、 ことを特徴とするブラインド用ブラケット。
JP19195593A 1993-07-05 1993-07-05 ブラインド用ブラケット Expired - Lifetime JP2803976B2 (ja)

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AU66090/94A AU685802B2 (en) 1993-07-05 1994-07-01 Blind apparatus
EP94304904A EP0633384B1 (en) 1993-07-05 1994-07-04 Blind apparatus
DE69414766T DE69414766T2 (de) 1993-07-05 1994-07-04 Vorhang

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