JP2803587B2 - 周波数合成回路 - Google Patents
周波数合成回路Info
- Publication number
- JP2803587B2 JP2803587B2 JP6330959A JP33095994A JP2803587B2 JP 2803587 B2 JP2803587 B2 JP 2803587B2 JP 6330959 A JP6330959 A JP 6330959A JP 33095994 A JP33095994 A JP 33095994A JP 2803587 B2 JP2803587 B2 JP 2803587B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency
- output
- phase
- adder
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Description
特に直接型デジタル合成方式の周波数合成回路に関す
る。
周波数合成回路(「ダイレクト・ディジタル・シンセサ
イザ」ともいう)の構成の一例を説明する図である。ま
た図4は、図3に示す周波数合成回路の動作波形を示す
図である。なお、この従来の周波数合成回路は、例えば
アナログ・デバイセズ株式会社のカタログである「アナ
ログ・デバイセズ コンバータ・データブック」の「ダ
イレクト・ディジタル波形シンセサイザAD9955」
に詳細に記載されている。
回路の出力信号の周波数を規定する位相増加分(Δθ)
102を入力とし、これをクロック101毎に加算する
ことにより位相信号107を発生する。
は、例えば零値からクロック101毎に位相増加分(Δ
θ)102単位に増加する。なお、位相増加分(Δθ)
102単位に加算した結果、加算器1にオーバーフロー
が発生した際に、位相信号107は再び零値となる。
し、位相値に対応した振幅値を生成する位相−振幅変換
を施し、振幅信号108を出力する。
の信号波形を示しており、これは、位相増加分をΔθと
する位相信号107の例えば零から360度までの遷移
(図4(A)参照)に対応している。なお、図4
(A)、(B)を参照して、所与の周波数のクロック1
01に対して位相増加分(Δθ)102を大とすると、
振幅信号108の周波数は大となり、位相増加分(Δ
θ)102が小の場合、振幅信号108の周波数は小と
なり、加算器1に入力される位相増加分(Δθ)102
は出力周波数を決定することから、「周波数設定値」と
もいう。
8は、デジタル・アナログ変換器(「DAC」という)
3にてアナログ信号109に変換される。
出力周波数をfOUTとすると、DAC3の出力であるア
ナログ信号109には、出力周波数fOUTの他に、次式
(1)で与えられる複数の周波数成分が含まれている。
という)4により、不要な周波数成分、m×fCLK±f
OUTを減衰させている。
タル合成方式の周波数合成回路において、いくつかの周
波数を選択して出力する場合、DAC3の出力であるア
ナログ信号109には所望の出力周波数fOUTの他に、
m×fCLK±fOUTの周波数成分が含まれるため、クロッ
ク101の周波数fCLKを、出力周波数範囲の最高周波
数の2倍以上(2fOUT<fCLK、従ってfOUT<fCLK−
fOUT)に設定しない限り、LPF4を介して所望周波
数成分fOUTのみを取り出すことはできない。すなわ
ち、クロック101の周波数fCLKは、出力周波数範囲
の最高周波数の2倍以上に設定される。
が必要とされ、動作電力が大きくなるという問題点があ
った。
であって、直接型デジタル合成方式の信号発生器におい
て、動作電力を低減することを目的とする。
め、本発明は、その概略を述べれば、直接型デジタル合
成方式の周波数合成回路において、出力周波数に応じて
加算器の動作周波数を可変させる手段を備えたものであ
り、以下のように構成される。
位相増加分信号を入力しこれを順次加算して位相信号を
出力する加算器と、前記加算器から出力される信号を位
相−振幅変換する波形データと、デジタル・アナログ変
換器と、低域通過フィルタと、を有する直接型デジタル
合成方式の周波数合成回路において、前記出力周波数に
応じて前記位相増加分信号を可変する手段と、前記位相
増加分信号の大きさに応じてクロックを分周する手段
と、を備え、低周波出力時には前記クロックを所定量分
周してなるクロックで前記加算器を駆動し、前記低域通
過フィルタの遮断周波数が前記位相増加分信号の大きさ
に応じて可変に設定される。
と、前記加算器から出力される信号を位相−振幅変換す
る波形データと、デジタル・アナログ変換器と、低域通
過フィルタと、を有する直接型デジタル合成方式の周波
数合成回路において、前記出力周波数を規定する位相増
加分信号を入力し、位相増加分が予め定めた値より大と
なるまでクロック毎に増加する手段と、前記位相増加分
が予め定めた値より大となるまでに要したクロック数を
計数する計数手段と、前記計数手段の計数値に基づき前
記クロックを可変に分周する手段と、を備え、分周され
たクロックを前記加算器に供給すると共に、前記計数手
段の計数値に基づき前記低域通過フィルタの遮断周波数
を可変し、前記加算器には、前記位相増加分信号を所定
量増加した値を、位相増加分として供給するように構成
されたことを特徴とする。
には、周波数設定値である位相増加分Δθを大きくし、
この位相増加分Δθの増加分に応じてクロックの周波数
fCLKを低下させ(分周し)、クロックfCLKを分周した
サンプリングクロック(=fCLK/2n)で加算器を駆動
することにより、動作電力を低減している。
fCLK/2n)で駆動する場合、出力信号(周波数=f
OUTの)の折り返し歪みのスペクトル(エイリアシン
グ)は、fCLK/2n−fOUTの周波数とされることか
ら、低域通過フィルタの遮断周波数fCを好ましくはfC
/2nを可変させて、折り返し雑音を抑止している。
明する。
ック図である。
波形データ2、デジタル・アナログ変換器(「DAC」
という)3、低域通過フィルタ(「LPF」という)
5、シフトレジスタ6、比較器7、カウンタ8、及び分
周器9から構成され、クロック101と、出力周波数を
規定する位相増加分(Δθ)102とが供給されてい
る。このうち、加算器1、波形データ2、DAC3と、
クロック101、位相増加分(Δθ)102は、前記従
来例と同一とされるため、説明を省略する。
102を入力し、位相増加分(Δθ)102が予め定め
た値より大又は等しくなるまで、クロック101の周期
毎に2倍する。
3を入力し、2n倍された位相増加分(Δθ)が予め定
めた値より大きくなったことを検出した時に出力104
をアクティブとする。なお、シフトレジスタ6にてn回
シフト動作を実行した時の出力103は、元の位相増加
分(Δθ)102の2n倍となる。
これを計数することにより、シフトレジスタ6がシフト
動作を行った回数を計数し、該計数値を出力105とし
て出力する。
(=n)に基づき、クロック101を2n分周したサン
プリングクロック106を出力する。
5の値(=n)を制御信号として入力し、カットオフ周
波数fCをfC/2nに可変して設定する。
4を制御信号として入力し、出力104がアクティブに
なった時(すなわち、シフトレジスタ6の出力103が
予め定めた値より大きくなったことを検出した時)に、
クロック101のカウント動作を停止する。
を制御信号として入力し、出力104がアクティブにな
った時点でシフト動作を停止する。
す。
位相増加分(Δθ)102を4倍(=22倍)した時
に、比較器7が予め定めた値より大きくなったことを検
出するものとする。
増加分(Δθ)102をクロック101毎にシフトし、
シフトレジスタ6の出力103には、クロック101毎
に、位相増加分(Δθ)102(「周波数設定値」とも
いう)をそれぞれ2倍、4倍した値が出力される。
3が、元の位相増加分102の4倍になった時点(図2
では、「F1×4」で示す)で、出力104をアクティ
ブ(Highレベル)とし、カウンタ8の計数動作をディ
スエーブルとし、カウンタ8は出力105として「2」
を出力する。
力し、クロック101(fCLK)を4分周したサンプリ
ングクロック106(=fCLK/4)を加算器1に供給
する。
4がアクティブになった時点で、シフト動作を停止し、
2回シフト動作を実行した際の、シフトレジスタ6の出
力103(=F1×4)が、加算器1に位相増加分とし
て供給される。
CLK/4)±fOUT、(但しm=1、2、…、fOUTは出
力周波数)で表わされる不要な周波数成分を含むため、
カウンタ8の出力105(値は2)がLPF5に供給さ
れて、LPF5のカットオフ周波数fCはfC/22に可
変され、これらの不要な周波数成分を減衰・阻止してい
る。
値が予め定めた値より大となる場合、元のクロックを4
分周したクロックを加算器1に供給して、加算器1の動
作周波数を低減して動作消費電力を低減し、元の位相増
加分を4倍した値を加算器1に供給するため、加算器1
の動作周波数を低減した場合にも、周波数合成器の出力
信号の周波数は元の所望の周波数とされる。
たが、本発明は上記態様にのみ限定されるものではな
く、本発明の原理に準ずる各種態様を含むことは勿論で
ある。
出力周波数に応じて加算器の動作頻度を変化させるよう
に構成されるため、直接型デジタル合成方式の周波数発
生器の持つ特徴である出力周波数範囲の広さを損うこと
なく、低周波出力時に動作電力を低減するという効果を
有する。
数を低くした際に、デジタル・アナログ変換器の後段に
配された低域通過フィルタの遮断周波数も同様に低減す
るため、デジタル・アナログ変換器の出力信号に含まれ
る、出力周波数以外の不要な周波数成分が阻止されるる
ため、高い信号品質を保持することができる。
より、出力周波数範囲の広さを損うことなく、低周波出
力時に動作電力を低減すると共に、折り返し雑音等を回
避し、所望の出力周波数を高品質に発生することができ
るため、実用的価値は極めて高い。
の構成を示す図である。
の動作波形を示す図である。
出力)
Claims (2)
- 【請求項1】出力周波数を規定する位相増加分信号を入
力しこれを順次加算して位相信号を出力する加算器と、
前記加算器から出力される信号を位相−振幅変換する波
形データと、デジタル・アナログ変換器と、低域通過フ
ィルタと、を有する直接型デジタル合成方式の周波数合
成回路において、前記出力周波数に応じて前記位相増加分信号を可変する
手段と、 前記位相増加分信号の大きさに応じてクロックを分周す
る手段と、 を備え、 低周波出力時には前記クロックを所定量分周してなるク
ロックで前記加算器を駆動し 、前記低域通過フィルタの遮断周波数が前記位相増加分信
号の大きさに応じて可変に設定されるように構成されて
なる、 ことを特徴とする周波数合成回路。 - 【請求項2】加算器と、前記加算器から出力される信号
を位相−振幅変換する波形データと、デジタル・アナロ
グ変換器と、低域通過フィルタと、を有する直接型デジ
タル合成方式の周波数合成回路において、 出力周波数を規定する位相増加分信号を入力し、位相増
加分が予め定めた値より大となるまでクロック毎に増加
する手段と、 前記位相増加分が予め定めた値以上となるまでに要した
クロック数を計数する計数手段と、 前記計数手段の計数値に基づき前記クロックを可変に分
周する手段と 、を備え、 分周されたクロックを前記加算器に供給すると共に、 前記計数手段の計数値に基づき前記低域通過フィルタの
遮断周波数を可変し、 前記加算器には、前記位相増加分信号を前記予め定めた
値以上に増加した値を、供給するように構成された こと
を特徴とする周波数合成回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6330959A JP2803587B2 (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | 周波数合成回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6330959A JP2803587B2 (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | 周波数合成回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08162850A JPH08162850A (ja) | 1996-06-21 |
JP2803587B2 true JP2803587B2 (ja) | 1998-09-24 |
Family
ID=18238307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6330959A Expired - Fee Related JP2803587B2 (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | 周波数合成回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2803587B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7302237B2 (en) | 2002-07-23 | 2007-11-27 | Mercury Computer Systems, Inc. | Wideband signal generators, measurement devices, methods of signal generation, and methods of signal analysis |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2702896B1 (fr) * | 1993-03-17 | 1995-06-09 | Sgs Thomson Microelectronics | Generateur multifrequence programmable. |
JPH0832350A (ja) * | 1994-07-15 | 1996-02-02 | Nippo Denshi:Kk | 周波数シンセサイザ |
-
1994
- 1994-12-09 JP JP6330959A patent/JP2803587B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08162850A (ja) | 1996-06-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA1097411A (en) | Frequency synthesizer | |
US5808493A (en) | Rational frequency division device and frequency synthesizer using the same | |
JPH07212234A (ja) | Da変換器およびそれを用いた周波数シンセサイザ | |
US6396313B1 (en) | Noise-shaped digital frequency synthesis | |
JPH03253108A (ja) | ダイレクト・デジタル・シンセサイザー及び信号発生方法 | |
JPH06284007A (ja) | 歪みが最小であるディジタル・アナログ変換器の装置と方法 | |
JPS6247379B2 (ja) | ||
JP2981922B2 (ja) | 周波数シンセサイザ | |
US6700945B2 (en) | Phase lock loop circuit | |
JP3174613B2 (ja) | 超短波フェーズロックループ用デジタル符号付位相−周波数変換器 | |
US5812831A (en) | Method and apparatus for pulse width modulation | |
JP2836526B2 (ja) | 周波数シンセサイザ | |
JP2803587B2 (ja) | 周波数合成回路 | |
US5710524A (en) | Clock synthesizer for low EMI applications | |
JPH04115722A (ja) | Da変換装置 | |
JPH07321613A (ja) | 周波数逓倍器、波形整形回路、可変位相シフト回路 | |
US5767705A (en) | Frequency converting circuit | |
US5412338A (en) | Frequency synthesizer | |
JP3217811B2 (ja) | 正弦波発振回路 | |
JP2907108B2 (ja) | 周波数合成回路 | |
JPH0832350A (ja) | 周波数シンセサイザ | |
JPH05283937A (ja) | デジタル発振回路 | |
JPH07231225A (ja) | 任意波形発生器 | |
KR0165052B1 (ko) | 디지탈 링백톤 발생회로 | |
JP2003264431A (ja) | 信号発生装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980616 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070717 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080717 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090717 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100717 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110717 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110717 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120717 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120717 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130717 Year of fee payment: 15 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |