JPH06284007A - 歪みが最小であるディジタル・アナログ変換器の装置と方法 - Google Patents

歪みが最小であるディジタル・アナログ変換器の装置と方法

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JPH06284007A
JPH06284007A JP5304398A JP30439893A JPH06284007A JP H06284007 A JPH06284007 A JP H06284007A JP 5304398 A JP5304398 A JP 5304398A JP 30439893 A JP30439893 A JP 30439893A JP H06284007 A JPH06284007 A JP H06284007A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 できるだけ小さな歪みを有し、かつ、工程と
動作条件の広い範囲の変動に対して最適の特性を有す
る、ディジタル・アナログ変換器のための装置と方法を
提供する。 【構成】 複数個のディジタル・アナログ変換器セル
が、ディジタル入力信号に基づきアナログ出力信号を発
生する。これらのセルはスイッチング閾値により特徴づ
けられる。エラ−信号回路は、第1可変遅延レジスタを
制御するための制御電圧信号を発生する。第1可変遅延
レジスタによりラッチされた信号は、立上がり端部およ
び降下端部により特徴づけられる。立上がり端部および
降下端部がスイッチング閾値を事実上同時に横切るよう
に、第1可変遅延レジスタが制御電圧信号により制御さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、全体的にいえば、電子
回路に関する。さらに詳細にいえば、本発明は、歪みが
最小であるディジタル・アナログ変換器のための装置と
変換方法に関する。
【0002】
【従来の技術およびその問題点】ディジタル・アナログ
変換器(「DAC」)において、種々のビットのディジ
タル信号に対応する、加重された電流を加算することに
より、アナログ出力が発生される。このアナログ出力の
歪みの主要な原因は、これらのビット電流のオンおよび
オフのスイッチング時刻における非対称性、すなわち、
スキュである。例えば、いくつかのビット電流を同時に
オンにし、および、その他をオフにしようとする時、ア
ナログ出力にグリッチが生ずることがある。もしこれら
のビット電流が瞬間的にオンであるならば、それらの最
終状態が達成される前に、期待される出力電流よりも大
きなグリッチが生じ、または、オフであるならば、期待
される出力電流よりも小さなグリッチが生ずる。典型的
なDACアーキテクチャでは、グリッチ歪みは中間スケ
ールで最悪である。それは、最大の反対電流がスイッチ
されるからである。
【0003】ビット電流のスイッチング時間の非対称性
もまた、パルス幅の歪みの原因となる。例えば、方形波
出力を生ずるように設計されたDAC入力は、実際、5
0%でないデューティ・サイクルを有する出力を生ずる
であろう。すぐに分かるわけではないが、この歪みの性
能に対する制限は、グリッチ歪みと同程度に重要であ
る。グリッチ歪みとパルス幅の歪みとの両方の効果は、
変換周波数が増加すると、増大する。それは、歪んだ時
間間隔が一定であるからであり、そして、これはクロッ
ク周期のさらに大きなパーセントになる。
【0004】応用によっては、グリッチ歪みとパルス幅
の歪みとの両方が、DACの性能を深刻に劣化させるこ
とがある。例えば、直接ディジタル合成装置では、正弦
波の再構成のために、ディジタル・アナログ変換器が用
いられる。これらの装置では、出力正弦波のスペクトル
の純粋性は、最も重要な要因であることが多い。そし
て、DAC特性は、しばしば、制限因子である。グリッ
チ歪みとパルス幅の歪みとの両方が、目標とする正弦波
の高調波を生ずる。低クロック周波数の場合、歪んだ間
隔は周期の小さなパーセントであり、DC非線形性のよ
うな他の効果が支配的であろう。けれども、高い周波数
の場合、スキュ歪みが支配的になる場合があり、そし
て、スキュ歪みが、変換周波数の4分の1よりも大きい
出力周波数に対して、混ざる。それは、偽の第2高調波
の周波数が出力周波数に非常に近くなることができるか
らであり、したがって、フィルタ作用で除去することは
不可能でないにしても困難になる。
【0005】これらの欠点を最小にするための従来の技
術は、重要な欠点を有する。このような技術には、重要
な経路遅延の注意深い整合や、スイッチング閾値の調
整、または、これらの方式の組み合わせた技術が含まれ
る。また別の技術は、3個または4個の最上位のビット
のおのおのに関して、小さなオン・チップ・コンデンサ
を用いることである。けれども、この技術は、工程の変
化や、(電源の変化、電圧の動揺効果、および、温度効
果のような)動作状態の変化に依存する。動作状態が変
化した場合、調整を繰り返し行うことが必要であること
が多く、そして、特性が予測できないことになる。
【0006】したがって、広い範囲の工程の変化および
動作条件の変化にわたって最適の特性が得られる、でき
るだけ小さな歪みを有するディジタル・アナログ変換器
に対する方法と装置が要請されている。
【0007】
【問題点を解決するための手段】本発明により、できる
だけ小さな歪みを有するディジタル・アナログ変換器に
対する、方法と装置が得られる。この方法と装置によ
り、従来のディジタル・アナログ変換器技術に付随した
欠点および問題点が、事実上なくなる、または、大幅に
小さくなる。
【0008】具体的に、ディジタル・アナログ変換器、
および、ディジタル・アナログ変換の方法が得られる。
この装置と方法では、複数個のディジタル・アナログ変
換器セルが、ディジタル入力信号に基づいて、アナログ
出力信号を発生する。これらのセルは、スイッチング閾
値により特徴づけられる。制御電圧信号がエラー信号回
路により発生され、そして、第1可変遅延レジスタに入
力される。第1可変遅延レジスタは、ディジタル入力信
号をラッチする。このラッチされたディジタル入力信号
は、立上がり端部および降下端部により特徴づけられ
る。第1可変遅延レジスタは、立上がり端部および降下
端部がスイッチング閾値を事実上同時に横切るように、
制御電圧信号により制御される。
【0009】1つの特定の実施例では、エラー信号回路
は、制御ディジタル信号に基づいてアナログ制御信号を
発生するために、複数個の制御ディジタル・アナログ変
換器セルを有する。これらの制御セルは、スイッチング
閾値により特徴づけられる。差動増幅器は、アナログ制
御信号と基準信号との間の差に基づいて、制御電圧信号
を発生する。第2可変遅延レジスタは、制御ディジタル
信号をラッチし、および、立上がり端部および降下端部
により特徴づけられる。第2可変遅延レジスタは、立上
がり端部および降下端部がスイッチング閾値を事実上同
時に横切るように、制御電圧信号により制御される。
【0010】さらに、正弦波を発生するために、直接デ
ィジタル合成装置が得られる。直接ディジタル合成装置
は、発生されるべき正弦波の周波数を決定するためのプ
ロッセサと、変換周波数クロック信号を発生するための
変換クロックと、プロッセサに接続された正弦波ルック
・アップ・テーブル・メモリとを有する。正弦波ルック
・アップ・テーブルは、正弦波の再構成のためのデータ
を有する。このデータは、プロセッサの制御の下で、前
記のように、ディジタル・アナログ変換器に出力され
る。
【0011】本発明の1つの重要な技術上の利点は、変
換器セルへの信号入力の立上がり端部および降下端部が
スイッチング閾値を事実上同時に横切ることが確実に得
られることにより、スキュ誘起歪みが最小にされる。本
発明の別の重要な技術上の利点は、本発明によるディジ
タル・アナログ変換器と直接ディジタル合成装置とによ
り、高いスペクトル純粋度の正弦波を得ることができる
ことである。
【0012】
【実施例】本発明およびその利点をさらに完全に理解す
るために、添付図面を参照して、下記において本発明を
詳細に説明する。
【0013】本発明の好ましい実施例およびその利点
は、図1〜図7を参照することにより、最もよく理解す
ることができる。添付図面のすべてにおいて、同等な部
品および対応する部品には、同等な番号が付される。
【0014】図1は、本発明による歪みの非常に小さな
ディジタル・アナログ変換器(「DAC」)10の、1
つの特定の実施例のブロック線図である。ディジタル入
力信号が、可変遅延レジスタ(「VDR」)12に入力
される。説明の便宜上、ディジタル入力信号が10個の
2進ビットである場合が説明される。さらに多数個のビ
ットまたはさらに少数個のビットを有する2進入力の場
合に、本発明を用いることができることが分かるであろ
う。6個の最下位ビットが、VDR12に直接に入力さ
れる。4個の最上位ビットが、デコーダ14を通して、
VDR12に入力される。デコーダ14は、さらに大き
な解像度に対し、4個の最上位ビットが15個のビット
に変換される。デコーダ14は1つの特定の実施例を説
明するために備えられたものであって、本発明の範囲内
において、それを全く省略することができる、または、
さらに多数個のビットまたはさらに少数個のビットを出
力するような他のデコーダにすることができる、また
は、さらに多数個のビットまたはさらに少数個のビット
を受け取る他のデコーダにすることができる、ことが分
かるはずである。
【0015】VDR12は、変換クロック15から、変
換クロック信号を受け取る。この実施例では、変換クロ
ック信号の降下遷移により、入力の変化に関係なく、変
換クロック信号の次の降下遷移まで、ディジタル・クロ
ック信号の現在の状態が、安定に保持されているVDR
12の出力に転送される。VDR12の出力は、ディジ
タル・アナログ変換器(DAC)セル16に接続され
る。VDR12からの出力の立上がり端部または降下端
部がスイッチング閾値を横切る時、DACセル16は、
電流をオンまたはオフにスイッチする。1つの特定の実
施例の場合、DACセル16は、DACセル18および
DACセル20を有する。VDR12からの6個の最下
位ビットが、6ビット R/2R DACセル18に入
力される。VDR12からの4個の最上位ビットの15
ビット表示が、4ビット・ユニタリDACセル20に入
力される。ディジタル・アナログ変換器セル16の出力
は、アナログ出力信号である。
【0016】VDR12にまた、制御電圧信号が入力さ
れる。この制御電圧信号は、エラー信号回路により発生
される。エラー信号回路は22で全体的に示されてい
る。この制御電圧信号は、スキュ誘起歪みを最小にする
ために用いられる。エラー信号回路22は、変換クロッ
ク15から、クロック入力を受け取る。エラー信号回路
22へのクロック入力は、変換クロック15により発生
された信号と異なることができる。例えば、このクロッ
クは局部的に発生することができる、または、外部から
供給することができる。周波数はそれ程重要ではない
が、予想される最高のクロック周波数の領域内になけれ
ばならない。このクロックは、除算器24に入力され
る。この除算器は、1つの特定の実施例では、2クロッ
クによる除算である。除算器24の出力は、VDR26
に対する制御ディジタル信号入力である。変換クロック
15からの出力はまた、VDR26のクロック入力に直
接に入力される。
【0017】VDR26の出力は、制御DACセル28
に入力される。VDR26の出力は、ラッチされた制御
ディジタル信号である。これらの制御DACセル28
は、VDR26の出力の立上がり端部または降下端部が
スイッチング閾値を横切る時、電流をオンまたはオフに
スイッチする。制御DACセル28の出力は、低域フィ
ルタ30に入力される。低域フィルタ30の出力は、差
動増幅器32に入力される。差動増幅器32のもう一方
の入力は、基準DACセル34から、基準信号を受け取
る。基準DACセルは、特定の状態に常に保持されたデ
ィジタル・アナログ変換器セルである。図1に示されて
いるように、「高レベル」信号が基準DACセル34に
入力される。差動増幅器32の出力はエラー信号であっ
て、このエラー信号が、VDR12とVDR26との両
方にフィードバックされる。このエラー信号は、制御電
圧信号と呼ばれる。
【0018】VDR12およびVDR26は、データ・
ラッチとして動作する。この特定の実施例では、これら
のVDRに入力するデータは、変換クロック15からの
変換クロック信号の降下遷移の際、出力に転送される。
VDR12およびVDR26の出力のデータは、次の活
性クロック端部まで、変動する入力信号に関係なく、安
定に保持される。これらのVDRの出力の立上がり遷移
または降下遷移のいずれの遅延も、制御電圧信号により
制御される。この制御電圧信号は、スキュ誘起歪みに比
例するエラー信号である。
【0019】エラー信号回路22の動作は、図2および
図3a〜図3bを参照すれば、最もよく理解することが
できる。図2に示されているように、VDR26の1つ
の特定の実施例は、2個のラッチであるDフリップ・フ
ロップ36および38を有する。さらに、制御DACセ
ル28は、2個の等しい重みのディジタル・アナログ変
換器セル40および42を有する。セル40の入力は、
フリップ・フロップ36のQ出力から得られる。セル4
2の制御入力は、フリップ・フロップ38のQ出力から
得られる。DACセル40および42からの出力は加算
され、それにより、アナログ制御信号V0 が得られる。
【0020】1つの特定の実施例では2クロックによる
除算器である除算器24は、制御ディジタル信号を発生
する。例示された実施例では、制御ディジタル信号は、
除算器24のQ出力および
【外1】 における相補的な(位相が反対の)交代する1/0パタ
ーンである。このパターンがVDR26に入力される。
したがって、VDR26のフリップ・フロップ36およ
び38のおのおのは、相互に位相が反対である、1/0
パターンを受け取る。この制御ディジタル信号は、本発
明の範囲内において、他の方法で発生することもできる
ことを断っておく。
【0021】図3aは、フリップ・フロップ36のQ出
力(D01)およびフリップ・フロップ38のQ出力
(D02)でのこのパターンから生ずる波形と、V0
を示す。図を見ると分かるように、D01およびD02
に付随するスキューのために、出力信号V0 の中にパル
ス列が存在する。図3aに示されているように、D01
信号は、D02がDACスイッチング閾値以上に立上が
る前に、DACスイッチング閾値以下に降下する。同様
に、D02は、D01がDACスイッチング閾値以上に
立上がる前に、DACスイッチング閾値以下に降下す
る。本発明は、図3aに示されているように、降下遷移
の前に、立上がり遷移が閾値を横切る場合を包含してい
ることを、理解すべきである。この場合には、D01お
よびD02は、他の信号が閾値以下に降下する前に、ス
イッチング閾値以上に立上がる。したがって、両方のD
ACセルは、1つのセルだけがオフまたはオンであるべ
きである時に、オフまたはオンである。
【0022】図3bは、D01およびD02のスキュ
が、D01信号およびD02信号の立上がり端部および
降下端部の両方に対し、DACスイッチング閾値が同時
に横切られるようになっている、理想的な場合を示す。
D01とD02の位相が反対であるために、V0 は、D
ACセル40または42のいずれかがオンである時、D
ACセル40または42のいずれかによる電圧出力に等
しくなければならない。図3bに示されているように、
立上がり時間および降下時間は、理想的な整合を得るた
めに、等しくなってはならない。
【0023】図3aのV0 信号に対し、20ピコファラ
ドのコンデンサを有する低域フィルタによってフィルタ
作用を行うことにより、パルスは平均化され、それによ
り、平均電圧信号VAVG が生ずる。この平均電圧信号は
差動増幅器32に入力され、そして、基準DACセル3
4の出力と比較される。基準DACセル34は、制御D
ACセル40または42のいずれかがオンである時、制
御DACセル40または42のいずれかによる電圧出力
に等しい電圧信号VREF を出力する。したがって、V
AVG とVREF との間にもし不一致があれば、それは増幅
され、そして、制御電圧信号としてVDR12およびV
DR26にフィードバックされるであろう。
【0024】この制御電圧信号は、VDR12およびV
DR26による信号出力を変えるのに用いられ、それに
より、これらのVDRの出力でのデータの立上がり端部
および降下端部が、事実上同時に、スイッチング閾値を
横切るようにされる。事実上同時にスイッチング閾値を
横切るということは、活性クロック端部に関して事実上
同時であることを意味すると理解すべきである。ある遷
移が起こっている期間中、同じ方向ににのみ変化するビ
ットに対応した、立上がり端部または降下端部のみが存
在するであろう。このような場合、本発明はまた、立上
がり端部および降下端部の全部が、スイッチング閾値を
事実上同時に横切るように動作する。
【0025】エラー信号回路22の動作は、1つの特定
の実施例について既に説明した。したがって、VDR2
6は2個のDフリップ・フロップを有し、および、制御
DACセル28は2個のDACセルを有するとして説明
され、および、基準DACセルは信号セルに関連して説
明された。さらに多数個のフリップ・フロップまたはさ
らに少数個のフリップ・フロップ、または、他のラッ
チ、または、さらに多数個のディジタル・アナログ変換
器セルまたはさらに少数個のディジタル・アナログ変換
器セルをまた、本発明の範囲内において用いることがで
きる。さらに、低域フィルタ(LPF)30は、図1で
は差動増幅器32の前に配置されているが、差動増幅器
32の後に配置することもできる。
【0026】図2に示された2個のフリップ・フロップ
36および38のQ出力とは対照的に、1つのフリップ
・フロップQ出力および
【外2】 を用いて、位相が反対の2個のD01出力およびD02
出力を制御DACセル28に送ることができることが分
かるはずである。けれども、制御DACセルのおのおの
に1個のフリップ・フロップを割り当てて、2個のフリ
ップ・フロップを用いることは、VDR12およびDA
Cセル16に含まれる回路をさらに精密に鏡映(mir
ror)にするために好ましいことである。
【0027】図2はまた、点線で表された1つの実施例
を示す。この場合には、同じ信号がフリップ・フロップ
36および38の両方に入力され、したがって、DAC
セル40および42を制御する入力は同じ位相である。
この制御技術は、スキュ誘起歪みが制御DACセル28
の出力に、50%でないデューティ・サイクルに導くと
いう事実を利用する。このことは、図4に示されてい
る。図4示されているように、図2のフリップ・フロッ
プ36および38からのQ出力は、ほぼ等しい。これら
の出力が閾値以上である時間間隔は、閾値以下である時
間間隔と異なるので、V0 は50%デューティ・サイク
ルの方形波ではないであろう。この方形波は、制御DA
Cセル28をオフおよびオンに交互にスイッチングする
ことにより得られるから、この方形波の平均値は、全時
間がオンである1個のセルから得られる出力に等しいは
ずである。この基準値が、基準DACセル34により出
力される。制御DACセル28からの出力電圧は、低域
フィルタ30によりフィルタ作用を受けるから、VREF
とV0 との間に不一致があれば、その不一致が差動増幅
器32により増幅され、そして、VDR12および26
にフィードバックされるであろう。
【0028】いずれの実施例においても、VDR26、
制御DACセル28、および、基準DACセル34は、
VDR12およびDACセル16と同じ集積回路の中に
作成されるから、エラー信号回路22の中の伝搬遅延
と、立上がり時間および降下時間は、実際のディジタル
・アナログ変換器回路のものとほぼ同じであろう。した
がって、エラー信号回路22により発生される制御信号
は、(電源の変更、または、温度の変化のような)工程
の変更、または、操作の変更に関係なく、ディジタル・
アナログ回路の歪みを最小にするであろう。
【0029】図5aは、複数個のラッチの中の1つのラ
ッチの、1つの特定の実施例を示す。これらのラッチ
は、この実施例では、VDR12またはVDR26の中
のDフリップ・フロップである。このラッチは、44で
全体的に示されている。図5bは、ヒ化ガリウムのエミ
ッタ・アース・ヘテロ接合の集積化された注入形論理装
置(HI2 L)を用いた回路の図面である。この回路
は、図5aに用いられたゲート記号に対応したラッチに
対し、特に適合している。図1で説明された特定の実施
例において、VDR12は21個のフリップ・フロップ
を有し、そして、VDR26は図5aに示されているよ
うなフリップ・フロップを(DACセルのおのおのに対
し1個ずつ)2個有する。データは、反転器46を通し
て、フリップ・フロップ44に入力される。クロック信
号は、論理ゲート48に入力される。反転器46の出力
は、論理ゲート50の入力に、入力される。論理ゲート
48の1つの出力は、論理ゲート52の入力に、入力さ
れる。論理ゲート50の1つの出力はまた、論理ゲート
52の入力に接続される。論理ゲート52の1つの出力
はまた、論理ゲート50の入力に接続される。論理ゲー
ト48の第2出力はまた、論理ゲート54の入力に接続
される。論理ゲート54の出力は、論理ゲート56の入
力に接続される。論理ゲート50の第2出力はまた、論
理ゲート56の入力に接続される。反転器56の出力は
また、論理ゲート54の入力に接続される。論理ゲート
52の第2出力は、論理ゲート58の入力に接続され
る。論理ゲート58の出力は、Dフリップ・フロップ4
4のQ出力である。論理ゲート54の第2出力は、論理
ゲート60の入力に接続される。論理ゲート60の出力
は、Q出力である。論理ゲート58の第2出力はまた、
論理ゲート60の入力に接続される。論理ゲート60の
第2出力はまた、論理ゲート58の入力に接続される。
最後に、論理ゲート50の第2出力はまた、論理ゲート
54の出力に接続される。制御電圧信号は、論理ゲート
52への電源として入力される。
【0030】フリップ・フロップ44が動作して、この
実施例では降下端部であるクロック入力の活性遷移の
際、出力にデータをラッチする。Q出力の立上がり(0
から1への)遷移に対し遅延を決定する経路は、ハッシ
ュマークで示されている。降下(1から0への)遷移に
対する経路は、肉太線で示されている。これらの遷移の
遅延は、選定されたゲートの電源レベルを変えることに
より、独立に制御することができる。例えば、論理ゲー
ト52への電圧入力を増加させると、Q出力の立上がり
遷移の遅延が減少するであろう。同様に、論理ゲート5
4または58への電源電圧を増加させると、Q出力の降
下遷移が急速化するであろう。論理ゲート52への電源
入力は、制御電圧信号CVとして示されている。論理ゲ
ート54および58への電源入力は、CVへの点線で示
されており、Q出力の降下遷移を急速化する場合の実施
例を示している。
【0031】図6aおよび図6bは、図5aに示された
Dフリップ・フロップ44に対する、代表的な回路の1
つの特定の実施例と、それに付随する波形の図面であ
る。図6aを見ると分かるように、論理ゲート48、5
2、および、58の列が明確に示されている。これらの
論理ゲートのおのおのに用いられる回路は、図5aに示
された他の論理ゲートにも用いられる。ヒ化ガリウム
(GaAs)エミッタ・アース・ヘテロ接合の集積化さ
れた注入形論理装置(「HI2 L」)は、VDR12お
よびVDR26のDフリップ・フロップを実施するの
に、特に適している。
【0032】図5b、図6aおよび図6bは、本発明を
HI2 L論理装置で実施する場合を示す。図面に示され
ているように、Dフリップ・フロップ44の論理ゲート
のおのおのは、アースに(または、共通に)接続された
エミッタを備えたトランジスタを有する。各トランジス
タのベースは、抵抗器を通して、電源に接続され、そし
て、各論理ゲートの入力はトランジスタのベースを通
る。さらに、各論理ゲートの出力は、トランジスタのコ
レクタに接続されたダイオードを通る。論理ゲートのお
のおのの電源電圧VCC1 、VCC2 およびVCC3 を変える
ことにより、立上がり時間、および、フリップ・フロッ
プを通る伝搬遅延を調節することができる。例えば、論
理ゲート52の電源VCC2 を増加させると、V1 で示さ
れている論理ゲート48の出力における、立上がり時間
が減少し、そして、論理ゲート52を通る際の伝搬遅延
が減少する。このことは、図6bのV1 およびV2 の波
形で示されている。その結果、Q出力での立上がり遷移
の遅延が減少するであろう。論理ゲート48のトランジ
スタがオンである時、論理ゲート52の入力に付随する
静電容量に対する低インピーダンス放電路が得られるか
ら、V1 降下時間はV CC1 に事実上無関係である。同様
に、図5aの論理ゲート54、または、図5aおよび図
6の論理ゲート56(または両方)に供給される電圧が
増加すると、Q出力において降下遷移を急速化するであ
ろう。立上がりクロック遷移の後のV2の立上がり端部
は、図6aの中で接続される時、反転器の動作を正しく
示す。けれども、図5aのフリップ・フロップの中に接
続される時、そのフリップ・フロップの他の回路と一緒
に、降下クロック遷移の直後にのみ、V2 が変化でき
る。次の降下クロック遷移まで、フリップ・フロップの
機能がデータをラッチし、そして、保持するべきである
時、このことが必要である。
【0033】前記で説明されたように、特定の論理ゲー
トに対する電源は、図1の増幅器32により、制御電圧
信号出力に接続することができる。したがって、例え
ば、論理ゲート52に対する電圧源としての制御電圧信
号の場合、図3aの第1組の波形に示されているよう
に、もし立上がり端部の遅延が降下端部の遅延より大き
いならば、正のパルスが発生され、そして、低域フィル
タ30に送られるであろう。正のエラー電圧が増幅器3
2の出力に生じ、その結果、制御電圧がさらに正にな
り、立上がり端部の遅延が小さくなり、パルスが細くな
り、エラー電圧が小さくなる。平衡が達成されるまで、
このことが継続し、そして、平衡が達成される時、立上
がり遅延と降下遅延とがほぼ等しくなり、そして、歪み
が最小になるなずである。
【0034】図7は、本発明による直接ディジタル合成
装置62のブロック線図である。図7に示されているよ
うに、プロセッサ64は、正弦波ルック・アップ・テー
ブル・メモリ66と、装置クロック68と、変換クロッ
ク15とに接続される。変換クロック15および正弦波
ルック・アップ・テーブル・メモリ66は、ディジタル
・アナログ変換器10に接続される。ディジタル・アナ
ログ変換器10は、前記で説明されたように動作する。
プロセッサ64は、装置クロック68により発生される
クロック信号が、選定された周波数に分割されるよう
に、変換クロック15を制御する。この選定された周波
数、すなわち、変換周波数は、変換クロック15によ
り、DAC10に出力される。プロセッサ64はまた、
正弦波ルック・アップ・テーブル・メモリ66を呼び出
す。
【0035】正弦波ルック・アップ・テーブル・メモリ
66は、正弦波を再構成するために、正弦波形に関する
情報を有する。この情報は、正弦波データ点の形をして
おり、そして、プロセッサ64の制御の下で、ディジタ
ル・アナログ変換器10に出力される。その後、ディジ
タル・アナログ変換器10は再構成を行い、そして、ア
ナログ正弦波を出力する。
【0036】要約をすれば、歪みが最小であるディジタ
ル・アナログ変換器のための方法と装置が得られる。こ
の方法と装置では、可変遅延レジスタからのスキュ誘起
歪みに基づいて、制御電圧信号が発生される。この制御
電圧信号を用いて、スキュ誘起歪みが最小になるよう
に、立上がり時間または降下時間、および、伝搬遅延が
調整される。DACを組み込んだ直接ディジタル合成装
置がまた開示される。
【0037】本発明およびその利点が詳細に説明された
けれども、本発明の範囲内において、種々の変更および
種々の置き換えの可能であることはすぐに理解されるで
あろう。
【0038】以上の説明に関して更に以下の項を開示す
る。 (1) ディジタル入力信号に基づいてアナログ出力信
号を発生するように動作することができ、かつ、スイッ
チング閾値により特徴づけられる、複数個のディジタル
・アナログ変換器セルと、制御電圧信号を発生するよう
に動作することができるエラ−信号回路と、ディジタル
入力信号をラッチするように動作することができ、か
つ、前記ラッチされたディジタル入力信号が立上がり端
部および降下端部により特徴づけられ、かつ、前記立上
がり端部および降下端部が前記スイッチング閾値を事実
上同時に横切るように前記制御電圧信号により制御され
る、第1可変遅延レジスタと、を有する、ディジタル・
アナログ変換器。
【0039】(2) 第1項記載の変換器において、ヒ
化ガリウムのエミッタ・アース・ヘテロ接合の集積化さ
れた注入形論理装置を用いて製造される、前記変換器。 (3) 第1項記載の変換器において、前記エラ−信号
回路が制御ディジタル信号に基づいてアナログ制御信号
を発生するように動作することができ、かつ、前記スイ
ッチング閾値により特徴づけられる、複数個の制御ディ
ジタル・アナログ変換器セルと、基準信号と、前記アナ
ログ制御信号と前記基準信号との間の差に基づいて制御
電圧信号を発生するように動作することが可能な差動増
幅器と、前記制御ディジタル信号をラッチするように動
作することができ、かつ、ラッチされた前記制御ディジ
タル信号が立上がり端部および降下端部により特徴づけ
られ、かつ、前記立上がり端部および降下端部が前記ス
イッチング閾値を事実上同時に横切るように前記制御電
圧信号により制御される、第2可変遅延レジスタと、を
有する、前記変換器。
【0040】(4) 第3項記載の変換器において、前
記複数個の制御セルが等しい重みの2個の制御セルを有
し、前記第2可変遅延レジスタが前記2個の制御セルに
対する前記制御ディジタル信号をラッチするための2個
のラッチを有し、前記制御ディジタル信号が前記ラッチ
に対する同位相の論理高レベル入力と論理低レベル入力
との交代するパターンである、前記変換器。
【0041】(5) 第3項記載の変換器において、前
記複数個の制御セルが等しい重みの2個の制御セルを有
し、前記第2可変遅延レジスタが前記2個の制御セルに
対する前記制御ディジタル信号をラッチするための2個
のラッチを有し、前記制御ディジタル信号が前記ラッチ
に対する反対位相の論理高レベル入力と論理低レベル入
力の交代するパターンである、前記変換器。
【0042】(6) 第3項記載の変換器において、前
記基準信号を発生するために前記エラー信号回路がディ
ジタル・アナログ変換器セルをさらに有する、前記変換
器。 (7) 第3項記載の変換器において、前記エラー信号
回路が前記制御セルと前記差動増幅器との間に低域フィ
ルタをさらに有し、かつ、前記低域フィルタが前記アナ
ログ制御信号に対しフィルタ作用を行うように動作する
ことができる、前記変換器。 (8) 第3項記載の変換器において、ヒ化ガリウム・
エミッタ・アース・ヘテロ接合の集積化された注入形論
理装置を用いて製造される、前記変換器。
【0043】(9) 第1項記載の変換器において、前
記第1可変遅延レジスタが複数個のラッチを有し、か
つ、前記ラッチのおのおのの1つが前記ディジタル・ア
ナログ変換器セルのおのおのの1つに付随する、前記変
換器。
【0044】(10) 発生されるべき正弦波の周波数
を決定するように動作することが可能なプロセッサと、
前記プロセッサに接続され、かつ、変換周波数クロック
信号を発生するように動作することが可能な、変換クロ
ックと、前記プロセッサに接続され、かつ、正弦波の再
構成のためのデータを有する、正弦波ルック・アップ・
テーブル・メモリと、前記変換クロックおよび前記正弦
波ルック・アップ・テーブル・メモリに接続され、か
つ、前記変換周波数クロック信号および正弦波の再構成
のための前記データに基づいて決定された周波数の正弦
波を発生するように動作することが可能な、ディジタル
・アナログ変換器と、を有し、かつ、前記変換器がディ
ジタル入力信号に基づいてアナログ出力信号を発生する
ように動作することができ、かつ、前記スイッチング閾
値により特徴づけられる、複数個のディジタル・アナロ
グ変換器セルと、制御電圧信号を発生するように動作す
ることが可能なエラー信号回路と、前記ディジタル入力
信号をラッチするように動作することができ、かつ、ラ
ッチされた前記ディジタル入力信号が立上がり端部およ
び降下端部により特徴づけられ、かつ、前記立上がり端
部および降下端部が前記スイッチング閾値を事実上同時
に横切るように前記制御電圧信号により制御される、第
1可変遅延レジスタと、を有する、正弦波を発生するた
めの直接ディジタル合成装置。
【0045】(11) 第10項記載の装置において、
ヒ化ガリウム・エミッタ・アース・ヘテロ接合の集積化
された注入形論理装置を用いて製造される、前記装置。 (12) 第10項記載の装置において、前記エラー信
号回路が制御ディジタル信号に基づいてアナログ制御信
号を発生するように動作することができ、かつ、前記ス
イッチング閾値により特徴づけられる、複数個の制御デ
ィジタル・アナログ変換器セルと、基準信号と、前記ア
ナログ制御信号と前記基準信号との間の差に基づいて制
御電圧信号を発生するように動作することが可能な差動
増幅器と、前記制御ディジタル信号をラッチするように
動作することができ、かつ、ラッチされた前記制御ディ
ジタル信号が立上がり端部および降下端部により特徴づ
けられ、かつ、前記立上がり端部および降下端部が前記
スイッチング閾値を事実上同時に横切るように前記制御
電圧信号により制御される、第2可変遅延レジスタと、
を有する、前記装置。
【0046】(13) 第12項記載の装置において、
前記複数個の制御セルが等しい重みの2個の制御セルを
有し、前記第2可変遅延レジスタが前記2個の制御セル
に対する前記制御ディジタル信号をラッチするための2
個のラッチを有し、前記制御ディジタル信号が前記ラッ
チに対し同位相の論理高レベル入力と論理低レベル入力
の交代するパターンである、前記装置。
【0047】(14) 第12項記載の装置において、
前記複数個の制御セルが等しい重みの2個の制御セルを
有し、前記第2可変遅延レジスタが前記2個の制御セル
に対する前記制御ディジタル信号をラッチするための2
個のラッチを有し、前記制御ディジタル信号が前記ラッ
チに対し反対位相の論理高レベル入力と論理低レベル入
力の交代するパターンである、前記装置。
【0048】(15) 第12項記載の装置において、
前記基準信号を発生するために前記エラー信号回路が基
準ディジタル・アナログ変換器セルをさらに有する、前
記装置。 (16) 第12項記載の装置において、前記エラー信
号回路が前記制御セルと前記差動増幅器との間に低域フ
ィルタをさらに有し、かつ、前記低域フィルタが前記ア
ナログ制御信号に対しフィルタ作用を行うように動作す
ることができる、前記装置。 (17) 第12項記載の装置において、前記エラー信
号回路が前記差動増幅器に接続された低域フィルタをさ
らに有し、それにより、前記低域フィルタによるフィル
タ作用の後、前記制御電圧信号が発生される、前記装
置。
【0049】(18) ディジタル入力信号を第1可変
遅延レジスタにラッチする段階を有し、かつ、前記ラッ
チされたディジタル入力信号が立上がり端部および降下
端部により特徴づけられ、かつ、複数個のアナログ・デ
ィジタル変換器セルの中の前記ディジタル入力信号に基
づいてアナログ出力信号を発生する段階を有し、かつ、
前記セルがスイッチング閾値により特徴づけられ、か
つ、エラー信号回路の中に制御電圧信号を発生する段階
と、前記立上がり端部および降下端部が前記スイッチン
グ閾値を事実上同時に横切るように前記第1可変遅延レ
ジスタを前記制御電圧信号で制御する段階と、を有す
る、ディジタル信号をアナログ信号に変換する方法。
【0050】(19) 第18項記載の方法において、
制御電圧信号を発生する前記段階が制御ディジタル信号
を第2可変遅延レジスタにラッチする段階を有し、か
つ、前記ラッチされた制御ディジタル信号が立上がり端
部および降下端部により特徴づけられ、かつ、複数個の
制御ディジタル・アナログ変換器セルの中の前記制御デ
ィジタル信号に基づいてアナログ制御信号を発生する段
階を有し、かつ、前記制御セルが前記スイッチング閾値
により特徴づけられ、かつ、基準信号を発生する段階
と、前記アナログ制御信号と前記基準信号との間の差に
基づいて前記制御電圧信号を発生する段階と、前記立上
がり端部および降下端部が前記スイッチング閾値を事実
上同時に横切るように前記第2可変遅延レジスタを前記
制御電圧信号で制御する段階と、を有する、前記方法。
【0051】(20) 第19項記載の方法において、
ラッチする前記段階が2個のラッチの中の論理高レベル
と論理低レベルとの交代するパターンを同じ位相でラッ
チする段階を有する、前記方法。 (21) 第19項記載の方法において、ラッチする前
記段階が2個のラッチの中の論理高レベルと論理低レベ
ルとの交代するパターンを反対の位相でラッチする段階
を有する、前記方法。
【0052】(22) ディジタル・アナログ変換器1
0、および、その変換の方法が得られる。この変換器お
よび変換の方法では、複数個のディジタル・アナログ変
換器セル16が、ディジタル入力信号に基づきアナログ
出力信号を発生する。これらのセルはスイッチング閾値
により特徴づけられる。エラ−信号回路22は、第1可
変遅延レジスタ12を制御するための制御電圧信号を発
生する。第1可変遅延レジスタ12によりラッチされた
信号は、立上がり端部および降下端部により特徴づけら
れる。立上がり端部および降下端部がスイッチング閾値
を事実上同時に横切るように、第1可変遅延レジスタ1
2が制御電圧信号により制御される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による最小の歪みを有するディジタル・
アナログ変換器の1つの実施例のブロック線図。
【図2】本発明による制御DACセルおよびそれに付随
する可変遅延レジスタの1つの実施例のブロック線図。
【図3】波形の図であって、aはグリッチ歪みを表す波
形の図、bは理想的な整合の場合を表す波形の図。
【図4】パルス幅の歪みを表す波形の図。
【図5】本発明による可変遅延レジスタのラッチの1つ
の特定の実施例の図であって、aは1つのラッチの図、
bはHI2 Lゲートの詳細図。
【図6】本発明による反転器の1つの特定の実施例の図
であって、aは反転器の実施例の図、bはそれに付随す
る波形の図。
【図7】本発明による直接ディジタル合成装置のブロッ
ク線図。
【符号の説明】
16 ディジタル・アナログ変換器セル 22 エラー信号回路 12 第1可変遅延レジスタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル入力信号に基づいてアナログ
    出力信号を発生するように動作することができ、かつ、
    スイッチング閾値により特徴づけられる、複数個のディ
    ジタル・アナログ変換器セルと、 制御電圧信号を発生するように動作することができるエ
    ラ−信号回路と、 ディジタル入力信号をラッチするように動作することが
    でき、かつ、前記ラッチされたディジタル入力信号が立
    上がり端部および降下端部により特徴づけられ、かつ、
    前記立上がり端部および降下端部が前記スイッチング閾
    値を事実上同時に横切るように前記制御電圧信号により
    制御される、第1可変遅延レジスタと、を有する、ディ
    ジタル・アナログ変換器。
  2. 【請求項2】 ディジタル入力信号を第1可変遅延レジ
    スタにラッチする段階を有し、かつ、前記ラッチされた
    ディジタル入力信号が立上がり端部および降下端部によ
    り特徴づけられ、かつ、 複数個のアナログ・ディジタル変換器セルの中の前記デ
    ィジタル入力信号に基づいてアナログ出力信号を発生す
    る段階を有し、かつ、前記セルがスイッチング閾値によ
    り特徴づけられ、かつ、 エラー信号回路の中に制御電圧信号を発生する段階と、 前記立上がり端部および降下端部が前記スイッチング閾
    値を事実上同時に横切るように前記第1可変遅延レジス
    タを前記制御電圧信号で制御する段階と、 を有する、ディジタル信号をアナログ信号に変換する方
    法。
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