JP2802620B2 - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

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JP2802620B2
JP2802620B2 JP62190229A JP19022987A JP2802620B2 JP 2802620 B2 JP2802620 B2 JP 2802620B2 JP 62190229 A JP62190229 A JP 62190229A JP 19022987 A JP19022987 A JP 19022987A JP 2802620 B2 JP2802620 B2 JP 2802620B2
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JP
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sliding surface
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magnetic
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magnetic head
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慎一 原
純二 浜名
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キヤノン電子 株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、摺動する記録媒体に情報を記録し、ま
た、その情報を再生する磁気ヘッド、特に、コンパクト
カセットを使用する磁気ヘッドに関するものである。 〔従来の技術〕 従来の磁気ヘッド、特にコンパクトカセットを使用す
るタイプの磁気ヘッドは、第3,4図のように、ギャップ
gを設けて突き合わせた一対の磁気コア1,1を、シール
ドケース2の中に収納し、かつ、この窓3からギャップ
g部分を表出させて樹脂4で固定するとともに、ギャッ
プg側の面を研摩して、磁気テープ5の走行方向へ湾曲
した孤面である同テープ5の摺動面6を形成した構造に
なっている。なお、9はコイル、10はリード端子であ
る。 このような構造の磁気ヘッドでは、磁気テープ5は、
スプリング7によって付勢されたパッド8によって摺動
面6に押圧された状態で走行し、情報の記録、再生が行
われる。 〔発明が解決しようとする問題点〕 ところが、このような状態で磁気テープ5が走行する
と、摺動面6が孤面であるため、磁気テープ5がその全
面に密着し易いので、特に、高温・高湿下では、磁気テ
ープ5中のバインダなどの粘着物が摺動面6に付着し、
出力の低下を招くことがあった。例えば、わずか数十時
間の走行で3dB以上劣化することがあった。 上記粘着物は、磁気コア1の固定に使用した樹脂の部
分に最も付着しやすいため、第5図のように、樹脂4の
部分を削り取る方法が提案されている。 しかし、樹脂部分を除去すると、磁気コア1の曲率半
径が小さくなるため、ギャップgに対するパッド8のわ
ずかな位置のずれで同パッド8が傾き、その状態で磁気
テープ5を磁気コア1に押圧するようになる。 その結果、磁気コア1に対するテープタッチが悪く電
磁変換特性が低下するだけでなく、磁気コア1が偏摩耗
を起こす場合が多かった。 この発明は、このような従来の問題点を解決するため
になされたもので、いわゆるテープタッチが良好で、粘
着物等の汚れの付着が少なく、電磁変換特性の良好な磁
気ヘッドを提供することを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 この発明に係る磁気ヘッドは、記録媒体の摺動面と、
この摺動面に記録媒体を押圧するパッドの当接面とを有
し、かつ、この当接面の記録媒体走行方向の曲率半径
が、前記摺動面のそれより大きく形成されているととも
に、前記摺動面と前記当接面との高さがほぼ同じに設定
されているものである。 上記当接面を構成する部位は、記録媒体走行方向に対
して垂直な方向において、走行中の記録媒体と接触しな
いようにすることができる。 〔実施例〕 以下、この発明の実施例を第1,2図によって説明す
る。第1図および第2図はそれぞれ第3図および第4図
に対応する。 図において、2〜10は第3,4図におけると同一の部分
を示す。11はギャップg1を設けて突き合わせた磁気コア
で、シールドケース2の中に収納して樹脂4で固定して
ある。この磁気コア11のギャップg1を挟んでその両側の
樹脂4部にはギャップg1方向の凹溝mが設けてあり、ギ
ャップg1を中心とする磁気テープ5の摺動面6は、同テ
ープ5の走行方向へ湾曲した孤面になっている。 12は、磁気テープ5の摺動面6の両側に平行に設けた
パッド8の当接面であると同時に、パッド8が磁気テー
プ5をその摺動面6に押圧するときの押圧力を緩和する
突条面である。この突条面12は、上記摺動面6と同様、
磁気テープ5の走行方向へ湾曲した孤面となっている。 前記当接面12の曲率半径は、磁気テープの摺動面6の
それより大きく設定してある。 次に作用を説明する。 当接面12にスプリング7で付勢されて当接したパッド
8は、当接面12の曲率半径が大きいので、その当接面12
に規制されて、磁気コア11のギャップgに対して傾かな
いように正しく保持される。このため、このパッド8に
押圧された磁気テープ5は、摺動面6の曲率半径が小さ
くても、その摺動面6、特にそのギャップg部分に正し
く接触する。すなわち、テープタッチが良好になり、磁
気変換特性が低下するおそれがなくなる。 また、摺動面6は、その曲率半径が小さいので、磁気
テープ5との接触面積も可成り小さくなる。このため、
磁気テープ5の汚れやこれに使用されているバインダ等
の粘着物が摺動面6に余り付着しなくなり、それだけ出
力の低下を防止することができる。 表1は、上記当接面12の曲率半径を15mmとし、上記摺
動面6の曲率半径を7mmとした場合の実施例と、両面12,
6をともに7mmとした従来例1および両面12,6をともに12
mmとした従来例12とについての再生周波数特性を示した
ものである。 ここにいう再生周波数特性としては12.5KHz/315Hzの
出力(dB)を測定した。テープ走行試験後の出力変化の
測定は、実施例および従来例1,2の磁気ヘッドに対して5
0℃、55%RHの雰囲気下で、γ−Fe2O3を塗布した磁気テ
ープ(市販テープ)を50時間走行させ、汚れ等の付着に
よる出力の低下を測定することによって行った。 表1から明らかなように、実施例の磁気ヘッドは、従
来例1のそれより初期の特性が高く、そのバラツキも少
ない。また、汚れ等の付着も実施例2のものより少な
く、したがって出力の低下も少ない。 なお、上記実施例におけるパッド8の当接面12の曲率
半径は無限大、すなわち、同当接面12は平面であっても
よい。また、当接面12は、磁気テープ5の摺動面6より
高くても、低くてもよい。通常、摺動面6を基準として
±0.5mmの範囲にあるのが好ましい。 〔発明の効果〕 以上説明したように、この発明によれば、パッドの当
接面の曲率半径を、記録媒体の摺動面のそれより大きく
するとともに、記録媒体の摺動面とパッドの当接面の高
さをほぼ同じにしたので、テープタッチが良好で、汚れ
の付着が少なく、電磁変換特性の良好な磁気ヘッドを得
ることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の実施例による磁気ヘッドの斜視図、
第2図は第1図の磁気ヘッドの使用状態を示す断面図、
第3図は従来の磁気ヘッドの斜視図、第4図は第3図の
磁気ヘッドの使用状態を示す断面図、第5図は他の従来
例の使用状態を示す断面図である。 6……磁気テープの摺動面 8……パッド 12……パッドの当接面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−24809(JP,U) 実開 昭57−184518(JP,U) 実開 昭49−131919(JP,U) 実開 昭54−11611(JP,U) 実開 昭49−21022(JP,U) 実開 昭52−31413(JP,U) 実開 昭57−98522(JP,U) 実開 昭50−7422(JP,U) 実開 昭56−157032(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 5/187

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.記録媒体の摺動面と、この摺動面に記録媒体を押圧
    するパッドの当接面とを有し、かつ、この当接面の記録
    媒体走行方向の曲率半径が、前記摺動面のそれより大き
    く形成されているとともに、前記摺動面と前記当接面と
    の高さがほぼ同じであることを特徴とする磁気ヘッド。 2.記録媒体走行方向に対して垂直な方向において、前
    記当接面を構成する部位は、前記記録媒体が走行中、こ
    の記録媒体が接触しないことを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の磁気ヘッド。
JP62190229A 1987-07-31 1987-07-31 磁気ヘッド Expired - Fee Related JP2802620B2 (ja)

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