JPH0527807U - 磁気ヘツド - Google Patents

磁気ヘツド

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JPH0527807U
JPH0527807U JP6449791U JP6449791U JPH0527807U JP H0527807 U JPH0527807 U JP H0527807U JP 6449791 U JP6449791 U JP 6449791U JP 6449791 U JP6449791 U JP 6449791U JP H0527807 U JPH0527807 U JP H0527807U
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JP
Japan
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head
convex portion
magnetic tape
magnetic
running
Prior art date
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Pending
Application number
JP6449791U
Other languages
English (en)
Inventor
英夫 井口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
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Priority to CN 92109338 priority patent/CN1028926C/zh
Publication of JPH0527807U publication Critical patent/JPH0527807U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スペーシングロスによりヘッド出力のレベル
が低下することがなく、フォワード走行時とリバース走
行時とでヘッド出力に差が生じることがなく、かつ磁気
テープにダメージが生じることがない磁気ヘッドを提供
する。 【構成】 頂上部にヘッドギャップが形成され、ヘッド
面の中で最も突出したR3〜5による円弧形状の第1の
凸部と、磁気テープの走行方向に沿った前記第1の凸部
の前後の位置に各々形成され、頂上部がR1により丸め
られた第2および第3の凸部とを有し、前記第1の凸部
と、前記第1の凸部を前記第2および第3の凸部から隔
てる2つの溝部とを滑らかに接合させたヘッド面を設け
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はカセットデッキ等の磁気テープ装置に用いられる磁気ヘッドに関す る。
【0002】
【従来の技術】
図3は、カセットデッキ等に使用される磁気ヘッドの一般的な構成を示す断面 図である。ヘッド素子12は、シールドケース11内に収納され、シールドケー ス11内に樹脂材13が充填されることにより固定されている。磁気テープ14 は、この磁気ヘッドのヘッド面12f(通常、R15程度の凸型カーブ形状をし ている)に接触するようにパッド15に支持されながら走行し、これにより、録 音、再生等が行われる。
【0003】 さて、磁気テープ14が走行すると、ヘッド面12fとの接触によって摩擦熱 、静電気等が発生する。このため、磁気テープ14に塗布された塗布剤の粒(以 降、テープ磁粉と称する)がヘッド面12fに付着し、磁気テープ14とヘッド 面12fとの接触を妨げ、録音、再生等の機能に支障をきたしてしまう。従来、 このような欠点を克服したものとして、図4に示すように、ヘッド面12f中央 に位置するヘッドギャップ12gの両側の樹脂材13に、溝C1,C2を設けた 磁気ヘッドが知られている。この構成によれば、磁気テープ14に樹脂材13が あたらないため、テープ磁粉は発生しにくくなる。また、テープ磁粉が発生して も、これらの細かいゴミは溝C1,C2に落ち込んで溜まるので、磁気テープ1 4とヘッド面12fとの接触は妨げられない。このような磁気ヘッドを一般に溝 切りヘッドと称している。この種の溝切りヘッドは、実開昭62−41364、 特開平2−306405に開示されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、一般に、ヘッド素子12に対する磁気テープ14のテープアングル 、テープテンション等の違いにより、パッド15の位置はずれる。このため、パ ッド15はヘッド素子12に設けられた溝C1,C2に落ち込むことがある。こ のような場合、従来の溝切りヘッドでは、図5に示すように、磁気テープ14が ヘッドギャップ12gから浮いてしまい(図中P1)、このため、スペーシング ロスが生じ、ヘッドによって検出される信号(以降、ヘッド出力と称す)のレベ ルが低下するという問題があった。 また、パッド15はテープ走行方向にずれるので、フォワード(以降、FWD と略す)走行時とリバース(以降、REVと略す)走行時とでは、磁気テープ1 4のヘッドギャップ12gへの接触の状態が異なる。このため、ヘッド出力に差 が生じるという問題があった。 また、溝C1,C2のエッジE1〜E4に磁気テープ14があたるため、磁気 テープ14にダメージが与えられるという問題があった。
【0005】 この考案は、このような背景の下になされたもので、スペーシングロスにより ヘッド出力のレベルが低下することがなく、FWD走行時とREV走行時とでヘ ッド出力に差が生じることがなく、かつ磁気テープにダメージが与えられること のない磁気ヘッドを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上に述べた課題を解決するために、請求項1に係る考案は、頂上部にヘッドギ ャップが形成され、ヘッド面の中で最も突出した円弧形状の第1の凸部と、磁気 テープの走行方向に沿った前記第1の凸部の前後の位置に各々形成され、頂上部 が丸められるか、あるいは鈍角にカットされた第2および第3の凸部とを有し、 前記第1の凸部と、前記第1の凸部を前記第2および第3の凸部から隔てる2つ の溝部とを滑らかに接合させたヘッド面を具備することを特徴としている。 請求項2に係る考案は、頂上部にヘッドギャップが形成され、ヘッド面の中で 最も突出したR3〜5による円弧形状の第1の凸部と、磁気テープの走行方向に 沿った前記第1の凸部の前後の位置に各々形成され、頂上部がR1により丸めら れた第2および第3の凸部とを有し、前記第1の凸部と、前記第1の凸部を前記 第2および第3の凸部から隔てる2つの溝部とを滑らかに接合させたヘッド面を 具備することを特徴としている。
【0007】
【作用】
請求項1に係る構成によれば、磁気テープは、前記第2および第3の凸部との 接触によって与えられるダメージが少なくなる。また、磁気テープ走行中、パッ ド位置が変わっても、磁気テープはヘッドギャップから浮き難くなり安定して接 触するようになる。 請求項2に係る構成によれば、磁気テープは、前記第2および第3の凸部との 接触によって与えられるダメージが最も少なくなる。また、磁気テープ走行中、 パッド位置が変わっても、磁気テープはヘッドギャップからさらに浮き難くなり 最も安定して接触する。
【0008】
【実施例】
以下、図面を参照して、この考案の一実施例について説明する。 本実施例は、磁気ヘッドのヘッド面の形状に特徴を有している。図1は本実施 例による磁気ヘッドの構成を示す断面図である。従来技術と共通する構成要素に ついては、図3〜5と同一符号を付し、詳細な説明を省略する。図1に示したヘ ッド面12fは、ダイヤモンドブロックドッレサにより砥石をつくり、この砥石 によって図3に示したヘッド面12f(R15の凸型カーブS)を削ることによ り形成される。そして、仕上げとしてテープを使ったラッピングにより角丸め、 バリの除去がなされる。
【0009】 さて、図1において、磁気ヘッドのヘッド面12fには、カーブSの軸Oに向 かってR5の凹型カーブ溝C1,C2が形成されている。また、カーブSと溝C 1,C2との交線によって形成されるエッジE1〜E4のうち、E1およびE4 は、R1によって丸められている。また、ヘッドギャップ12gが形成されてい る磁気ヘッドの頂上部は、R3〜5の凸型カーブによって丸められており、溝C 1,C2との接合部Ia,Ibにおいてバリのない滑らかな面を形成している。
【0010】 次に、本実施例によるヘッド面12fの形状によって得られる動作について、 図2を参照しながら説明を行う。従来存在していたエッジE1〜E4が丸められ たことにより、これらとの接触によって磁気テープにダメージが生じない。また 、ヘッド素子12に対する磁気テープ14のテープアングル、テープテンション 等の違いにより、パッド15の位置が変化する。ところが、本実施例においては 、磁気ヘッドの頂上部をR3〜5の凸型カーブにした。これにより、パッド15 の位置が変わったり、パッド15が溝C1,C2に落ち込んだりしても、磁気テ ープ14がヘッドギャップ12gから浮いてしまうことなく安定して接触する。 このため、スペーシングロスによりヘッド出力が落下することはない。特に、F WD走行時とREV走行時とでヘッド出力に差は生じない。
【0011】 ここで、本実施例において、溝C1,C2の形状をR5の凹型カーブ溝とした が、形状は必ずしもこれに限らなくともよい。ただし、溝の大きさは特に定まっ ていないが、溝形成に要する加工時間、ヘッド素子12に対するダメージを考慮 して、小さい方が望ましい。
【0012】
【考案の効果】
以上説明したように、請求項1に係る考案によれば、第2および第3の凸部と の接触によって磁気テープに与えられるダメージが少なくなるという効果が得ら れる。 また、パッド位置が変わったり、前記2つの溝部に落ち込んだりしても、磁気 テープがヘッドギャップから浮き難くなり安定して接触するため、スペーシング ロスによるヘッド出力のレベル低下が生じ難いという効果が得られる。 また、それにより、FWD走行時とREV走行時とでヘッド出力の差が生じ難 いという効果が得られる。 請求項2に係る考案によれば、第2および第3の凸部との接触によって磁気テ ープに与えられるダメージが最も少なくなるという効果が得られる。 また、パッド位置が変わったり、前記2つの溝部に落ち込んだりしても、磁気 テープがヘッドギャップからさらに浮き難くなり最も安定して接触するため、ス ペーシングロスによるヘッド出力のレベル低下が最も生じ難いという効果が得ら れる。 また、それにより、FWD走行時とREV走行時とでヘッド出力の差が最も生 じ難いという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例による磁気ヘッドの構成を
示す断面図である。
【図2】同実施例によるヘッド面の形状によって得られ
る動作を示す断面図である。
【図3】磁気ヘッドの一般的な構成を示す断面図であ
る。
【図4】従来の溝切りヘッドの構成を示す断面図であ
る。
【図5】従来の溝切りヘッドによる動作の問題点を示す
断面図である。
【符号の説明】
11 シールドケース 12 ヘッド素子 13 樹脂材 14 磁気テープ 15 パッド

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頂上部にヘッドギャップが形成され、ヘ
    ッド面の中で最も突出した円弧形状の第1の凸部と、 磁気テープの走行方向に沿った前記第1の凸部の前後の
    位置に各々形成され、頂上部が丸められるか、あるいは
    鈍角にカットされた第2および第3の凸部とを有し、 前記第1の凸部と、前記第1の凸部を前記第2および第
    3の凸部から隔てる2つの溝部とを滑らかに接合させた
    ヘッド面を具備することを特徴とする磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記第1の凸部がR3〜5による円弧形
    状であり、 前記第2および第3の凸部の頂上部がR1により丸めら
    れたことを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッド。
JP6449791U 1991-08-14 1991-08-14 磁気ヘツド Pending JPH0527807U (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6449791U JPH0527807U (ja) 1991-08-14 1991-08-14 磁気ヘツド
CN 92109338 CN1028926C (zh) 1991-08-14 1992-08-14 磁头

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6449791U JPH0527807U (ja) 1991-08-14 1991-08-14 磁気ヘツド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0527807U true JPH0527807U (ja) 1993-04-09

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ID=13259901

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JP6449791U Pending JPH0527807U (ja) 1991-08-14 1991-08-14 磁気ヘツド

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05101593A (ja) * 1991-10-03 1993-04-23 Sharp Corp カセツトテープ装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08212506A (ja) * 1995-02-02 1996-08-20 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd 磁気ヘッド

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6435710A (en) * 1987-07-31 1989-02-06 Canon Denshi Kk Magnetic head
JPH0220806B2 (ja) * 1980-01-04 1990-05-10 Ford Motor Co

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CN1069592A (zh) 1993-03-03
CN1028926C (zh) 1995-06-14

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