JP2802595B2 - パチンコ遊技機用の制御回路装置 - Google Patents

パチンコ遊技機用の制御回路装置

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JP2802595B2
JP2802595B2 JP27603194A JP27603194A JP2802595B2 JP 2802595 B2 JP2802595 B2 JP 2802595B2 JP 27603194 A JP27603194 A JP 27603194A JP 27603194 A JP27603194 A JP 27603194A JP 2802595 B2 JP2802595 B2 JP 2802595B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パチンコ遊技機用の
制御回路装置に関し、更に詳しくは、遊技機の各部に配
設された各種の電気的部品類に係る所要の電気的制御を
行なうための制御回路装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】パチンコ機やアレンジボール機に代表され
るこの種の遊技機では、前枠裏側に装備された機構セッ
ト盤の所要部位に、前枠および遊技盤の各部に配置され
た各種の電気的部品類(例えばランプ,スイッチ,ソレノ
イド,モータおよび電子的図柄可変表示ユニット等)に係
る制御回路装置が設置されている。この制御回路装置
は、何れのサイズ,形態のものにあっても、基本的な構
成として、合成樹脂成形製のケース体と、静電気帯電防
止効果のある薄肉金属成形製の防護板およびカバー体と
により箱体をなし、防護板とカバー体との間に所要の回
路基盤を内蔵セットして全体が1つの箱型ユニットに組
付けられ、そして最終的にはケース体とカバー体との適
宜部位に適合証を表わす封印紙が剥離不能に貼着されて
使用し得るようになっている。またこのような制御回路
装置では、当該遊技機のゲーム内容に適合した制御回路
構成を具備していることを確認可能とするために、カバ
ー体に透視窓(透視面)を設けて内部の回路基盤を全面に
亘り透視確認できることが義務付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで前述した遊技
用の制御回路装置にあって、回路基盤用の透視窓を構成
することについては、生産性やコスト等を考慮した一般
例として、前記カバー体の蓋板部に広い窓口を開設し
て、これに透明合成樹脂成形製の透視板を装着すること
が提案される。しかしながらカバー体と透視板とは、互
いの材質が全く異なるために、強力な接着剤で接着して
も長期間に亘り強固に結合維持することが極めて難し
く、両者の組付け強度が保証できない。言換えると、カ
バー体に対して透視板を破損することなく一旦剥し取っ
た後に、再び接着剤で結合して元状態に戻すことが可能
となる不都合があり、このために前記封印紙を貼着した
まま内部の回路基盤の不正改造を許してしまう大きな問
題に発展する。それだけにこの種の制御回路装置では、
生産性やコストを重視した簡単な技術により、カバー体
の窓口に透視板を未破損のままでの分離を不能にして、
長く強固に結合維持して好適な透視窓を構成し得る提案
が強く待たれている。
【0004】
【発明の目的】本発明は、前述した課題を好適に解決す
るべく提案されたもので、生産性やコストを重視した簡
単な技術により、薄肉金属成形製のカバー体の窓口に透
明合成樹脂成形製の透視板を、直接結合形態で長く強固
に結合維持して、好適な透視窓を構成したパチンコ遊技
機用の制御回路装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した課題を克服し、
所期の目的を達成するため本発明は、パチンコ遊技機
側に着脱可能に装着セットされて各種の電気的部品類を
制御するための制御回路装置にあって、合成樹脂材で方
形箱蓋状に成形されて遊技機裏側の機構盤に取着される
ケース体と、薄肉金属材で方形箱蓋状に成形されてケー
ス体内に敷設状に収容される静電気吸収帯電防止用の遮
蔽防護板と、前記電気的部品類に係る所要の回路および
部品等が配設されて遮蔽防護板に適宜浮上間隔でセット
される方形サイズの回路基盤と、薄肉金属材で成形され
枠本体の窓口に合わせて回路基盤用の透視部材を装着
て回路基盤を覆蓋保護するカバー体とを備えて、ケ
ス体に対して遮蔽防護板、回路基盤およびカバー体の枠
本体、互いのアース接面部同志を当接した状態で夫々
のビス孔にビスを締付けて組付け保持前記ケース体
では、放熱孔を配設した底板部の左右の周壁縁に、前記
機構盤の裏側に着脱可能に係合し得る施錠具を配置する
一方、前記カバー体では、前記回路基盤の主要部を覆蓋
し得るカバー状の枠本体の窓口に透明合成樹脂材で成形
された透視部材を合わせて同透視部材の片側面に成形
た突部を、加圧成形加工により適宜形状に塑性変形さ
せて枠本体の所要部分に圧着係合させたことを特徴とす
る。
【0006】
【作用】ケース体に対して、静電気吸収帯電防止用の遮
蔽防護板および回路基盤が順次収容セットされると共に
カバー体の枠本体が組付けられて、制御回路装置が箱型
ユニットに構成される。ケース体、遮蔽防護板、回路基
盤およびカバー体の枠本体は、互いのアース接面部同志
を当接した状態で夫々のビス孔にビスを締付けて組付け
保持されることにより、外部から回路基盤に侵入しよう
とする静電気を吸収して回路基盤に対する静電気防護対
策がなされる。またカバー体における枠本体の窓口に装
着された透視板は、突部を加圧成形加工により塑性変形
させて窓口の周囲部分に圧着係合させているので、長期
間に亘り強固に結合維持することが可能となる。しか
も、透視板を窓口から分離しようとすると、塑性変形し
た突部および透視板自体が破損して元状態に戻すことは
不能となるので、内部の回路基盤の不正改造は防止され
る。
【0007】
【実施例】次に本発明に係るパチンコ遊技機用の制御回
路装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照
して説明する。なお本実施例では、図1に略示するパチ
ンコ機裏側における機構セット盤(単に機構盤ともいう)
Sの所要部位に着脱可能に設置されて、前枠Fおよび遊
技盤(図示しない)の各部に配置された各種の電気的部品
類の制御を図るようにした制御回路装置について主に例
示する。
【0008】本実施例の制御回路装置は、その基本的構
成として、図2,図3に例示するように、前記機構盤S
の裏側下部に対して着脱可能に装着セットされるケース
体Aと、このケース体A内に敷設状態で収容される静電
気吸収帯電防止対策用の遮蔽防護板Bと、この遮蔽防護
板B内に収容保護される回路基盤Cと、ケース体Aに対
して着脱可能に組付けられて、回路基盤Cを覆蓋保護し
て静電気吸収帯電防止対策を図ると共に、外部から透視
可能にしたカバー体Dとからなり、これら4つの部材が
互いに整合する部分(4ヶ所の隅部)にビス37を締付け
て、全体が単一で取扱い得る箱型ユニットに構成されて
いる。
【0009】前記ケース体Aは、装置自体の基体兼他部
材の組付け体として、透明合成樹脂材(例えばポリカー
ボネート材)により横長方形の箱蓋状に成形されてい
る。そして、複数個の放熱用の孔2を配設した底板部1
の周縁の内、左右の壁縁3から支持縁4が成形されてい
ると共に、連結支片5が突設されてその透孔6に着脱用
の施錠具7が予じめ嵌合装着されており、また底板部1
の内周各部にビス孔11を有するボス状の支持座10お
よびピン状の係止座12が複数個(図示4個)ずつ配設さ
れている。また前記連結支片5は、左側に1個、右側に
2個が夫々配設され、夫々の施錠具7については図6に
例示するように、前記機構盤Sにおけるカバー部材38
に成形された係合孔39に着脱自在に嵌挿ロックされる
割形状の係合筒具8が、各連結支片5の透孔6に嵌挿さ
れ、この係合筒具8をロックおよび非ロックの状態に変
化させるための操作杆9が同筒具8に挿入されている。
なお底板部1の上下の壁縁3に、係止縁13が必要に応
じて成形されている。
【0010】また前記遮蔽防護板Bは、外部から回路基
盤Cに侵入しようとする静電気(空電ノイズともいう)を
吸収して回路基盤Cを帯電防護するものとして、導電性
のある薄肉金属材(例えばブリキ素板またはトタン素板)
により、略方形蓋皿状に成形されている。そしてケース
体A内に敷設状態とされる底板部14の左右両側に当接
支縁15、上下縁に係合縁16が夫々形成されており、
また底板部14の周囲各部に支持座10に整合するアー
ス接面部17と係止座12を挿通し得る透孔19が形成
されている。なお各アース接面部17は、回路基盤Cの
受け座を兼用しビス孔18を形成している。
【0011】一方前記回路基盤Cは、遊技機側の各種電
気的部品類に係る制御回路盤として、所定の方形サイズ
に成形された本体(例えばガラス繊維材を混在したエポ
キシ樹脂盤)20に、所要の回路パターンが形成され
て、図中2点鎖線で略示する各種の回路部品21および
電源(例えばAC24V)や電気的部品類および中継基盤
に対するコネクタ22等が配置されている。そして本体
20の各隅部(図示4ヶ所)にビス孔23が配設され、そ
の周囲表裏面に半田によるアース接面部24が形成され
ている。なお全てのアース接面部24は、互いに導電接
続され、また各回路部品のアース(接地)側にも接続され
ている。
【0012】そして前記カバー体Dでは、薄肉金属材に
より成形された静電気吸収用の枠本体25に、回路基盤
Cの透視面とされる透明合成樹脂成形製の透視板(透視
部材)33が装着されている。すなわち枠本体25は、
回路基盤Cの各コネクタ22を除いた全回路部品21を
覆蓋し得るサイズの箱枠形に成形されており、左右両側
に当接支縁(アース接面部)26、下縁に当接縁27が夫
々形成されている一方、周壁部の所要面域に多数の放熱
孔29が形成され、また枠本体25の蓋部30中央に横
長方形の窓口31が開設されている。これに対して透視
板33は、後述するように、その一部を加圧成形加工に
基いて塑性変形させて、窓口31周縁に強固に直接装着
結合されている。なお枠本体25左右の当接支縁26の
上,下部は、回路基盤Cに対するアース接面部とされて
ビス孔28を形成しており、そして必要に応じて遮蔽防
護板Bの上係合縁16に対する当接部26aが形成され
ている。
【0013】ところで、前述のように構成される本実施
例の制御回路装置にあって、カバー体Dにおける枠本体
25の窓口31の形態については、図2,図3(d)に示
すような方形開口例と、図7に示すような格子例とが提
案される。一方透視板33の装着態様については、図
8,図9に示すような外付け例(表付け例)と、図10,図
11に示すような内付け例(裏付け例)とが提案される。
なお図9,図11に示す窓口31の周縁部は、枠本体2
5の蓋部30に段差状に形成された受け縁32とされ
る。そして夫々の枠本体25の窓口31に対する透視板
33の圧着結合態様については、当該透視板33の片面
側に一体成形された突状部分を、適宜の加圧成形加工機
器を利用して塑性変形させて、窓口31の内周縁や係合
口周囲に抱持状態で圧着係合して、双方25,33が直
接装着結合される技術が提案される。以下、夫々の具体
例を挙げて詳述する。
【0014】すなわち、枠本体25の窓口31に対する
透視板33の圧着結合態様について、先ず前述した図
8,図9の「外付け例」を前提とした具体例案としては、
例えば図12(a),(b)に示すように、透視板33を蓋
部30の外側から窓口31周囲に当て合わせて、同板3
3の片側面周囲に成形されたレール状の突部34を開口
周縁に合わせる。そして双方25,33を整合保持した
もとで、窓口31内に没入した突部34を加圧成形加工
により鈎形レール状に塑性変形させて、窓口31の開口
周縁内側に圧着係合させることにより強固に装着され
る。また図13(a),(b)に示すように、透視板33を
蓋部30の外側から窓口31の周縁部上に当て合わせ
て、同板33の片側面周囲に点在成形された弾性変形可
能なフック状の突部34を、周縁部に形成された各係合
口35内に挿通する。そして双方25,33を整合保持
したもとで、各係合口35内に没入した夫々の突部34
の頭を、加圧成形加工により塑性変形させて、各係合口
35の周縁内側に圧着係合させることにより強固に装着
される。なお、突部34を軸状として、係合口35内に
没入した夫々の突部34を加圧成形加工によりリベット
状に塑性変形させることにより、枠本体25に透視板3
3を装着することも可能である。
【0015】また同様に圧着結合態様について、前述し
た図10,図11の「内付け例」を前提とした具体例案と
しては、例えば図14(a),(b)に示すように、透視板
33を枠本体25の内側から蓋部30に当て合わせて、
同板33の片側面の周囲に成形された多数個のボス状の
突部34を、窓口31の周縁に形成された各係合口35
に挿通させる。そして双方25,33を整合保持したも
とで、各係合口35外に突出した夫々の突部34を加圧
成形加工によりリベット状に塑性変形させて、各係合口
35の周縁外側に圧着係合させることにより強固に装着
される。なお、図14に示す「内付け例」において、前述
した図13に示す「外付け例」と同様に突部34を弾性変
形可能なフック状に形成し、係合口35に挿通して外に
突出した突部34の頭を塑性変形させることにより双方
25,33を装着するようにしてもよい。また、図15
(a),(b)に示すように、透視板33を蓋部30の内側
から窓口31の受け縁32に当て合わせて、同板33の
片側面周囲に成形された多数個のリブ状の突部34を受
け縁32周囲に凹設された各係合口35に挿通する。そ
して双方25,33を整合保持したもとで、各係合口3
5外に突出した夫々の突部34を加圧成形加工により鈎
形状に塑性変形させて、各係合口35および受け縁32
の周縁外側に圧着係合させることにより強固に装着され
る。
【0016】そして、図7に示すカバー体Dの格子状窓
口31に対する透視板33の圧着結合態様については、
図16に示す「外付け例」において、当該の透視板33の
片側面周縁に成形された軸状の突部34を、格子状窓口
31の開口周縁に形成された各係合口35に挿通して前
述と同様な加圧成形加工により塑性変形させると共に、
同板33の片側面中央部に成形されたリブ状の突部34
を、格子状窓口31の各桟部36に加圧成形加工により
塑性変形させて、夫々を圧着結合させることにより強固
に装着される。また図17に示す「内付け例」において
は、透視板33の片側面周縁に成形された弾性変形可能
なフック状の突部34を、格子状窓口31の開口周縁に
形成された各係合口35に挿通して前述と同様な加圧成
形加工により塑性変形させると共に、同板33の片側面
中央部に成形されたリブ状の突部34を、格子状窓口3
1の各桟部36に加圧成形加工により塑性変形させて、
夫々を圧着結合させることにより強固に装着される。な
お、図16に示す「外付け例」において、透視板33の片
側面周縁に成形される突部34を弾性変形可能なフック
状としたり、図17に示す「内付け例」において、透視板
33の片側面周縁に成形される突部34を軸状とするこ
ともできる。前述した何れの圧着結合態様においても、
突部34を加圧成形加工機器を利用して塑性変形させる
に際し、該突部34の塑性変形を容易にするために所要
の温度を与えた状態で加圧成形(熱圧成形)するようにし
てもよい。
【0017】前述した夫々の透視板圧着結合技術によれ
ば、枠本体25に対して透視板33が互いに異なる材質
同志であるにも拘らず、第3の結合部材(例えばリベッ
トやビス等)を不要にした直接結合により、長期間に亘
り強固に装着されて互いの組付け強度が長く保証され
る。ちなみに各図に例示した透視板装着状態にあって、
夫々の透視板33は、塑性変形により窓口31周縁等に
圧着係合した突部34を破壊(分断)しない限り枠本体2
5から分離することが不可能になっている。従って特に
「外付け例」による透視板33について、突部34を破壊
してまで分離したとしても、その後再び元状態のまま
(突部34を利用したまま)枠本体25の窓口31に装着
して適正な透視窓付きの制御回路装置であるとすること
は到底できない。言換えると、透視板33の剥離および
再装着を見越して、内部の回路基盤Cを不正改造して実
施することが事実上防止できる。
【0018】
【実施例の作用】前述のように構成された本実施例の制
御回路装置は、組付け体としてのケース体Aに対して遮
蔽防護板B、回路基盤Cおよびカバー体Dの順に収容、
組合わせて、四者互いのビス孔にビスを締付けるだけの
簡単な作業手順で箱型ユニットに構成し得、適合封印紙
を貼付した適正な回路装置として、機構盤Sの裏側所定
部位に簡単に設置し得るものである。
【0019】そこで、先ず装置自体の組付けについて、
図2〜図5を参照して説明する。すなわち、ケース体A
の開口面内に遮蔽防護板Bを敷設状態で収容する。これ
により、双方A,Bにおいて、底板部1,14同志および
左右の支持縁4と当接支縁15が整合当接され、また上
下の係止縁13に係合縁16が位置決め係合される一
方、各支持座10にアース接面部17が当接されて互い
のビス孔11,18が整合されると共に、各係止座12
が透孔19内に突入した状態で保持される。続いて、ケ
ース体A内の遮蔽防護板Bに対して回路基盤Cを外向き
にして載置する。これにより本体20が防護板Bの当接
支縁15および係合縁16により位置決めされたもと
で、互いのアース接面部17,24が当接されてビス孔
18,23が整合され、底板部14に対して各アース接
面部17および係止座12を利用して適宜浮上り(離隔)
状態でセットされる。
【0020】そして、回路基盤Cの外側からカバー体D
を覆蓋して前記ケース体A側に組合わせる。これにより
ケース体Aの上下の係止縁13に枠本体25の当接部2
6aおよび当接縁27が位置決め係合されたもとで、遮
蔽防護板Bと枠本体25における互いの当接支縁15,
26同志および上下の係合縁16と当接部26aおよび
当接縁27が夫々当接される一方、枠本体25左右の当
接支縁26の上下のアース接面部が回路基盤Cの各アー
ス接面部24と当接されると共に、ビス孔28,23同
志が整合された状態でセットされる。このもとで、カバ
ー体Dの外側から各位置のビス孔11,18,23,28
に共通のビス37をねじ込むことにより、ケース体Aに
対して各構成部材B,C,Dが組付け固定されて、1つの
箱型ユニット状の回路装置として構成される。
【0021】そして最終的には、ケース体Aとカバー体
Dの枠本体25との両側面に適合用の封印紙(図示しな
い)が貼着される。なお、この封印紙は、複数枚(例えば
2枚以上)貼着される場合にあって、その1枚が図3に
示すケース体Aの下壁縁3中央に設けた面取り部3a
と、枠本体25の下縁中央に形成した凹部27aとの間
において、双方A,25を同一平坦面条件にして剥離不
能に貼着することができる。またカバー体Dの透視板3
3中央部には、社名や装置自体の概要そして当該遊技機
の型式名(機種名)等を記載した透明なネームシール(図
示しない)が貼付される。但し、このネームシールは、
透視板33の内側に貼着してもよく、更には外面または
内面に印刷してもよい。
【0022】前述のように組立て構成される本実施例の
制御回路装置においては、前記4つの構成部材A,B,
C,Dの結合手段として、必要最少数の4本のビス37
で均等的に締付け固定できる。そしてこの全てのビス3
7を、構成部材B,C,Dの各アース接面部17,24,2
6におけるビス孔18,23,28を通して締付けている
ので、互いのアース接面部17,24,26同志を常に好
適に圧接保持して回路基盤Cの良好な静電気帯電防止を
図ることができる。しかも遮蔽防護板Bとカバー体Dの
枠本体25とにおいて、当接支縁15,26同志、係合
縁16と当接部26aおよび当接縁27を夫々常に圧接
保持して好適なアース効果を図ることができるものであ
る。このような制御回路装置にあって、内部の回路基盤
Cについては、透明であるケース体Aの上下の壁縁3を
透して裏面パターン(半田面)が目視し得ると共に、カバ
ー体Dの透視板33を透して回路部分(ハード部分)が目
視し得るので、外側からの回路基盤Cの点検確認が容易
となる。
【0023】前述のように構成された本実施例の制御回
路装置は、その実施態様として当該遊技機の機構盤Sの
裏側に対して、ケース体A各部の取着手段を利用して簡
単にセットし得る。すなわち図1,図6に示すように、
ケース体A両側の各連結支片5に装着された夫々の施錠
具7の操作杆9を一旦引き戻したもとで、非ロック状態
とされた係合筒具8を、機構盤Sのカバー部材38の当
該係合孔39内に嵌挿する。次いで、操作杆9を押込む
ことにより、係合筒具8が拡開ロック状態に変化されて
係合孔39にロックされ、回路装置が安定良く設置され
る。また夫々の施錠具7を非ロック状態にすることによ
り、係合筒具8とカバー部材38の係合孔39との係合
を解除して、装置全体が手早く取外し得る。なお装置の
実施状態においても、ケース体A両側の壁縁3およびカ
バー体Dの透視板33を透して内部の回路基盤Cの裏面
パターンおよび回路部分が点検できる。
【0024】ちなみに、本実施例の制御回路装置では、
各構成部材A,B,C,Dを左右反対(上下逆)にしても組
立て構成し得、また設置して実施し得る。そして何れの
形態、実施状態にあっても、前記遮蔽防護板Bおよびカ
バー体Dの枠本体25で吸収した静電気の除去につい
て、従来から採用されている方式の一例として、最終的
にはゲームホール内の電源部からグランド(接地)に逃す
ことを前提としている。例えば参考までに図18に略示
するように、遮蔽防護板Bに吸収された静電気(空電ノ
イズ)は、図中矢印の経路で回路基盤Cの回路内のダイ
オードを通過し、トランスのリークを利用して最終的に
電源部(AC100V)の接地側へ吸収されるようになっ
ている。但し現実の場合において、静電気は、グランド
側に至る長い回路過程で、拡散(減衰)されることもあ
る。なお、これに代えて遮蔽防護板Bおよび枠本体25
の何れかにアース線を接続してもよい。
【0025】なお、本発明の対象とする制御回路装置
は、前述した実施例以外に他の技術も好適に推奨され
る。例えば機構盤Sに対する装置自体の設置形態例とし
て、図6に略示するように、ケース体Aにおける施錠具
7を省略して、左右の支持縁4の上下の凹部4aに、カ
バー部材38側に設けたフック片40を係脱可能に係合
する形態としたり、図19に示すように、ケース体Aの
一方(図示左方)の支持縁4の上下に孔42を有する連結
支片41を成形して、カバー部材38側に成形した連結
支点部43のピン44に着脱および開閉が可能に連結支
持する形態としてもよい。また内部の回路基盤Cを透視
可能にする例として、ケース体Aは、不透明合成樹脂成
形製のものにあって、その底板部1に多数個の孔を形成
し、これに合わせて遮蔽防護板Bは、その底板部14に
多数個の孔を形成したものとしてもよい。
【0026】一方カバー体Dについては、図20に例示
するように、窓口31を有する金属成形製の枠本体25
の内側に、窓口31に対する透視板部33を有する箱蓋
形の透視体(透視部材)45を組合わせた形態であっても
よい。この透視体45は、前述と同様に加圧成形加工に
より塑性変形された突部(図示しない)を窓口31の周縁
等に圧着係合して装着されるもので、開口窓口31、格
子状窓口31の何れに対しても好適に装着される。な
お、枠本体25の内外表面に帯電防止塗料を塗布しても
よく、また枠本体25と透視板(透視体45を含む)33
の装着結合強化を図るべく、両者の接合面を凝固性接着
剤で接着してもよい。
【0027】
【発明の効果】前述した実施例から理解できるように、
本発明に係るパチンコ遊技機用の制御回路装置では、該
装置を構成するケース体、静電気吸収帯電防止用の遮蔽
防護板、回路基盤およびカバー体の枠本体は、互いのア
ース接面部同志を当接した状態で夫々のビス孔にビスを
締付けて組付け保持される。これにより、外部から回路
基盤に侵入しようとする静電気を吸収して回路基盤に対
する静電気防護対策が好適になされる。そしてパチンコ
遊技機裏側の機構盤に対しては、ケース体に配置した施
錠具を利用して手早く簡単に着脱することができる。ま
た装置自体の実施において、回路基盤から発生する熱
を、ケース体の放熱孔を利用して外部に放出させること
ができる。特にカバー体における枠本体の窓口に合わせ
装着された透視部材は、その片面側に成形した突部を
加圧成形加工により塑性変形させて枠本体の所要部分に
圧着係合させているので、枠本体とは異なる材質であり
ながら長期間に亘り強固に結合維持することが可能とな
る。しかも、透視部材装着状態にあって、透視部材は、
塑性変形により口周縁等に圧着係合した突部を破壊(分
断)しない限り枠本体から分離することが不可能になっ
ているから、突部を破壊してまで透視部材を枠本体から
分離したとしても、その後再び元状態のまま枠本体に
着して適正な透視窓付きの制御回路装置であるとするこ
とは到底できない。従って、透視部材の剥離および再装
着を見越して、内部の回路基盤を不正改造して実施する
ことが事実上防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るパチンコ遊技機に対する
制御回路装置の実施(設置)状態を略示する背面図であ
る。
【図2】本実施例の制御回路装置を分解して略示する斜
視図である。
【図3】制御回路装置の主要構成部材を個々に略示する
正面図である。
【図4】制御回路装置の組付け状態における側断面図で
ある。
【図5】制御回路装置の組付け状態における要部の断面
図である。
【図6】制御回路装置の取着手段を分解して示す斜視図
である。
【図7】別種のカバー体を略示する正面図である。
【図8】カバー体における透視板の「外付け例」を略示す
る説明図である。
【図9】カバー体における透視板の「外付け例」を略示す
る説明図である。
【図10】カバー体における透視板の「内付け例」を略示
する説明図である。
【図11】カバー体における透視板の「内付け例」を略示
する説明図である。
【図12】窓口に対する透視板の圧着結合例を略示する
説明図である。
【図13】窓口に対する透視板の圧着結合例を略示する
説明図である。
【図14】窓口に対する透視板の圧着結合例を略示する
説明図である。
【図15】窓口に対する透視板の圧着結合例を略示する
説明図である。
【図16】窓口に対する透視板の圧着結合例を略示する
説明図である。
【図17】窓口に対する透視板の圧着結合例を略示する
説明図である。
【図18】静電気除去に係るアース回路の一例を略示す
る説明図である。
【図19】制御回路装置の取着手段の別例を示す斜視図
である。
【図20】カバー体における透視部材の装着形態の別例
を略示する説明図である。
【符号の説明】1 底板部 2 放熱孔 3 周壁縁 7 施錠具 11 ビス孔 17 アース接面
部 18 ビス孔 23 ビス孔 24 アース接面部 25 枠本体 26 当接支縁(アース接面部) 28 ビス孔 31 窓口 33 透視板(透
視部材) 34 突部 37 ビス45 透視体(透視部材 ) A ケース体 B 遮蔽防護板 C 回路基盤 D カバー体 S 機構盤

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ遊技機裏側に着脱可能に装着セ
    ットされて各種の電気的部品類を制御するための制御回
    路装置にあって、 合成樹脂材で方形箱蓋状に成形されて遊技機裏側の機構
    盤(S)に取着されるケース体(A)と、薄肉金属材で方形箱
    蓋状に成形されてケース体(A)内に敷設状に収容される
    静電気吸収帯電防止用の遮蔽防護板(B)と、前記電気的
    部品類に係る所要の回路および部品等が配設されて遮蔽
    防護板(B)に適宜浮上間隔でセットされる方形サイズの
    回路基盤(C)と、薄肉金属材で成形された枠本体(25)の
    窓口(31)に合わせて回路基盤(C)用の透視部材(33,45)
    装着て回路基盤(C)を覆蓋保護するカバー体(D)とを備
    えて、ケース体(A)に対して遮蔽防護板(B)、回路基盤
    (C)およびカバー体(D)の枠本体(25)、互いのアース接
    面部(17,24,26)同志を当接した状態で夫々のビス孔(11,
    18,23,28)にビス(37)を締付けて組付け保持前記ケース体(A)では、放熱孔(2)を配設した底板部(1)
    の左右の周壁縁(3)に、前記機構盤(S)の裏側に着脱可能
    に係合し得る施錠具(7)を配置する一方、 前記カバー体
    (D)では、前記回路基盤(C)の主要部を覆蓋し得るカバー
    状の枠本体(25)の窓口(31)に透明合成樹脂材で成形され
    た透視部材(33,45)を合わせて同透視部材(33,45)の片
    側面に成形した突部(34)を、加圧成形加工により適宜形
    状に塑性変形させて枠本体(25)の所要部分に圧着係合さ
    せたことを特徴とするパチンコ遊技機用の制御回路装
    置。
  2. 【請求項2】 前記カバー体(D)では、窓口(31)を有す
    る金属成形製の枠本体(25)の内側に、窓口(31)に対する
    透視板部(33)を有する箱蓋形の透視部材(45)を組合わせ
    て、加圧成形加工により塑性変形された突部を枠本体(2
    5)の口縁に圧着係合して装着した請求項1記載のパチン
    コ遊技機用の制御回路装置。
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