JPH07194822A - パチンコ遊技機用の電気制御装置 - Google Patents

パチンコ遊技機用の電気制御装置

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JPH07194822A
JPH07194822A JP31936094A JP31936094A JPH07194822A JP H07194822 A JPH07194822 A JP H07194822A JP 31936094 A JP31936094 A JP 31936094A JP 31936094 A JP31936094 A JP 31936094A JP H07194822 A JPH07194822 A JP H07194822A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内蔵した回路基盤を、外部から良好に透視し
得るようにする。 【構成】 ケース体Aとカバー体Dとの間に、各種の電
気的部品類の必要な回路を有する回路基盤Cが内蔵セッ
トされる。カバー体Dの正面側には、適宜開口広さの窓
46およびこの窓の周囲の所要位置に係止孔48が形成
される。この窓46に対して、透明合成樹脂成形製の透
視板50が、その周囲に一体成形された突状部を前記カ
バー体Dの係止孔48に嵌挿しながらセットされ、突出
した該突状部を加圧塑性変形させることにより離脱不可
能に圧着係合される。従って内蔵された回路基盤Cは、
カバー体Dの透視板50を装着した透明窓から透視でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パチンコ遊技機用の
電気制御装置に関し、更に詳しくは、遊技機の各部に配
設されたモータ,電磁ソレノイド,スイッチ,識別可変表
示器並びにランプ等の各種電気的部品類に係る所要の電
気的制御を行なうための電気制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術】パチンコ球を遊技動体としてゲームが行な
い得るこの種の遊技機において、前述の電気的部品類に
ついては、例えば前枠側に配置されたランプやデジタル
式等の表示器、また遊技盤側の各部に配置されたラン
プ、入賞装置作動用の電磁ソレノイドやモータ、各入賞
口内や通路内の球検出用のスイッチ、更には各種の図柄
を可変表示し得る識別可変表示器や図柄組合わせ表示器
等が採用されている。そしてこれらの電気的部品類は、
最終的には所要のソフト内容によりプログラムが設定さ
れた電気制御装置に集約的に結線されて、主としてゲー
ム中に発生および成立される設定条件時や特別遊技状態
時等において、夫々の可動条件に従って作動制御される
ようになっている。
【0003】前記の電気制御装置は、単に制御基盤とも
称されており、一般的にはそれ自体が単一で取扱い得る
箱型ユニット状に構成されて、遊技機の各種構成部品と
は区分けされている。そして実施にあたっては、遊技機
の製造ラインの最終側工程部で装着される場合や、遊技
機と予め分離状態で移送されて遊技店内での遊技機の設
置後、または交換後に装着される場合の前提において、
前枠裏側における機構盤の所定部位に設置されて各種の
電気部分と結線されるようになっている。
【0004】従って、このような電気制御装置について
は、夫々の遊技機1台毎において何よりも先ず第一に着
脱交換可能であることが、むしろ絶対的に不可欠な要件
とされ、そして前記機構盤が前枠に対して開閉されるこ
とや、部分的に開蓋されることがある等を前提にして、
取外さないまま開閉可能であることも望まれている。ま
たこの装置は、ゲーム内容全体の正常制御をなすための
重要手段であるだけに、静電気に対する防護対策を図
り、しかもケース内部の回路基盤を外側から透視確認で
きることも望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、遊技機
1台毎に実施される電気制御装置について、従来ではそ
の全てのものが基本的にはケース体およびカバー体から
形成される箱体内に回路基盤を内蔵セットした箱型ユニ
ットに構成され、回路基盤に対する外部からの静電気の
侵入防止や帯電防止については、前記ケース体およびカ
バー体が共に導電性材(金属材)で成形されたものである
ことにより対策が可能とされる。しかしこのカバー体に
回路基盤用の透視面を形成することについては、未だ好
適な技術が提案されず、また困難な面もある。ちなみに
一例として、透明合成樹脂材により透視板を成形したと
しても、カバー体とは全く性質の異なる材料であるた
め、この双方の異質部材同士を好適に結合して長期間に
亘り強固に組付け維持することが極めて難しく、両者間
の組付け強度が保証できない。
【0006】
【発明の目的】本発明は前述した課題に鑑み、これを好
適に解決するべく提案されたものであって、内蔵した回
路基盤用の透視窓を好適に構成して、外部から同基盤を
良好に透視し得るようにしたパチンコ遊技機用の電気制
御装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した課題を克服し、
所期の目的を達するため本発明は、合成樹脂成形製のケ
ース体と、このケース体に着脱可能に組付けられるカバ
ー体との間に、遊技機における各種の電気的部品類の必
要な回路を有する回路基盤を内蔵した電気制御装置にあ
って、前記カバー体は、導電性を有する枠本体の正面側
に適宜開口広さの窓を形成してその周囲に適宜係止孔を
形成し、この窓に対して前記回路基盤用の透視窓を構成
する透明合成樹脂成形製の透視板が、その周囲に一体成
形した突状部を、前記係止孔に合わせて加圧塑性変形に
より圧着係合して装着されたことを特徴とする。
【0008】
【作用】ケース体とカバー体との間に、各種の電気的部
品類の必要な回路を有する回路基盤が内蔵セットされ
る。カバー体の正面側には、適宜開口広さの窓およびこ
の窓の周囲の所要位置に係止孔が形成される。この窓に
対して、透明合成樹脂成形製の透視板が、その周囲に一
体成形された突状部を前記カバー体の係止孔に嵌挿しな
がらセットされ、突出した突状部を加圧塑性変形させる
ことにより離脱不可能に圧着係合される。従って内蔵さ
れた回路基盤は、カバー体における透視板を装着した透
明窓から透視できる。
【0009】
【実施例】次に本発明に係るパチンコ遊技機用の電気制
御装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照
して説明する。
【0010】本実施例の電気制御装置の説明に先立ち、
図1〜図3に略示されるパチンコ遊技機側について、要
約説明する。すなわちこの遊技機Pでは、基本的な主要
構成として、機枠1に対して開閉および着脱が可能に組
付けられた前枠2と、この前枠2裏面に固定された収容
保持枠3に対して開閉および着脱が可能に組付けられた
機構盤4と、前枠2の前側から収容保持枠3内に着脱交
換可能に収容セットされる遊技盤6等を備えており、こ
れら主要構成体の各部に必要な装置、器具並びに部材等
が装着されている。
【0011】なお図示しないが、前枠2ではガラス扉お
よび上球受け皿が開閉可能に取着されると共に、下球受
け皿および発射装置等が設置されており、そして上縁部
にランプ等が配置されている。また収容保持枠3では、
遊技球用の発射案内部や各種の設置連結部等が形成され
ている。一方機構盤4では、その中央に開口領域5が形
成されており、この周囲にゲーム中に発生するパチンコ
球(アウト球,セーフ球および賞品球)の処理部および装
置等が形成されると共に、各種の電気的な制御部および
部品等が配設されている。
【0012】前記遊技盤6では、遊技領域内にモータ、
電磁ソレノイド、スイッチおよびランプ等を配置した各
種の入賞装置や通入具および識別可変表示器(図柄表示
器)等が設置されている(図1の一部分参照)。また同盤
6の裏側には、図1および図2に略示されるように、ゲ
ーム中に発生する全てのセーフ球を機構盤4の処理部側
へ集合排出する集合カバー7が開閉および着脱が可能に
取着されると共に、前記各種の電気的部品類の多くを集
約的に結線する中継基盤10等が取着されている。なお
集合カバー7は、図4に部分的に示されるように、支持
部8a、ピン8bおよび遊技盤6裏面にビス着される支
持具8c等を含む開閉連結支点部8と、図5に部分的に
示されるように、係合孔9aと、遊技盤6裏面にビス着
される施錠具9b等を含む開閉施錠部9を利用して取着
され、機構盤4の開口領域5内からも開閉可能とされて
いる。また中継基盤10は、機構盤4における電気制御
部および後述する本実施例の電気制御装置に対して夫々
必要に応じて区分結線される。
【0013】本実施例の電気制御装置は、前述した図1
〜図3のパチンコ遊技機Pにおける機構盤4および集合
カバー7の両裏側に亘り設置されて、前述の各種電気的
部品類を制御する実施態様を前提とする。そして装置の
基本的構成として、図6および図7に例示されるよう
に、機構盤4側に対して開閉および着脱が可能に装着さ
れるケース体Aと、このケース体A内に敷設状態で収容
される静電気防止対策用の遮蔽防護体Bと、この遮蔽防
護体B内に収容保護される回路基盤Cと、ケース体Aに
対して着脱可能に組付けられて、回路基盤Cを覆蓋保護
して静電気防止対策を図ると共に、外部から透視可能に
したカバー体Dとからなり、これらがビスを省略した係
止例で組付けられて、全体が単一で取扱い得る箱型ユニ
ットに構成されている。
【0014】そこで、本実施例の電気制御装置における
前記各構成部材毎について説明する。
【0015】(ケース体Aについて)このケース体Aは、
装置自体の開閉扉状基体として透明合成樹脂材(例えば
ポリカーボネート材)により箱蓋形に成形されている。
そして前記遮蔽防護体B、回路基盤Cおよびカバー体D
に係る各組付用手段として多数個の放熱孔12を開口し
た底板部11の内側各部には、軸状の支持座13,13
aおよび係止フック14,14が形成され、左右の側縁
部15,15には、係着フック16,16等が形成され、
下縁部17には係止片18,18および受け片19,19
が形成されている。またこのケース体A自体の開閉連結
用および開閉施錠用の各手段として、図示左側の上下に
は、ピン孔21を有する連結支片20が形成され、また
図示右側の上下には、支持片22が形成されてその各透
孔23に予め施錠具24が装着されている。
【0016】なお各連結支片20は、図8に例示される
ように、機構盤4の上下所要部位に形成または配置され
た各支持部27に対して、互いのピン孔21およびピン
28を嵌挿して連結支持される。これらの連結支片20
および支持部27を含めて、開閉連結支点部Eとされ
る。一方、各支持片22の施錠具24では、図9に例示
されるように、前記集合カバー7の上下所要部位に形成
された各係合孔29に対して着脱自在に嵌挿ロックされ
る割形状の係合筒具25が透孔23に嵌挿され、この係
合筒具25をロックおよび非ロックの状態に変化させる
ための操作杆26が同筒具25に挿入されている。これ
らの支持片22、施錠具24および係合孔29を含め
て、開閉施錠部Fとされる。
【0017】(遮蔽防護体Bについて)この遮蔽防護体B
は、外部から回路基盤Cに侵入しようとする静電気(空
電ノイズともいう)を吸収して回路基盤Cを帯電防護す
るものとして、導電性のある薄肉金属材(例えばブリキ
素板またはトタン素板)により、略方形蓋皿状に成形さ
れている。そしてケース体A内に敷設状態とされる底板
部31には、中央両側の支持座13aに対する逃し孔3
2が形成されると共に、回路基盤Cの裏面パターンを透
視可能にする多数個の透視孔33が配設されている。ま
た底板部31の各隅部には、回路基盤Cおよびカバー体
Dに対する導電縁部(便宜上アース接面部ともいう)3
4,34が座片状に折曲形成され、底板部31の左右両
側および下縁にはケース体Aに対する係合支縁35,3
6が形成されている。
【0018】(回路基盤Cについて)この回路基盤Cは、
前記遊技機側の各種電気的部品類に係る制御回路盤とし
て、所定の方形サイズに成形された本体(例えばガラス
繊維材を混在したエポキシ樹脂盤)37に、所要の回路
パターンが形成されて、各種の回路部品38,38およ
び電源(例えばAC24V)や電気的部品類および中継基
盤10に対するコネクター39,39等が夫々配置され
ている。そして本体37の各隅部の表裏面に半田による
導電縁部(アース接面部ともいう)40,40が形成され
ている。なお全てのアース接面部40,40は、互いに
導電接続され、また各回路部品のアース(接地)側にも接
続されている。
【0019】(カバー体Dについて)このカバー体Dで
は、前記遮蔽防護体Bと同様に薄肉金属材により成形さ
れた静電気吸収用の枠本体41に、回路基盤Cの透視面
として、ケース体Aと同様な透明合成樹脂材により方形
に成形された透視板50が、予め装着固定されている。
すなわち枠本体41は、回路基盤Cの各コネクター3
9,39を除いた全回路部品38,38を覆蓋してケース
体Aと整合し得る箱枠形に成形されている。そして上端
両側には回路基盤Cの表面上部のアース接面部40,4
0に当接し得る導電縁部(アース接面部ともいう)42,
42が座片状に折曲形成され、下縁にはケース体Aに対
する係合支縁43が形成されている。またこの枠本体4
1において、図8に部分的に示されるように、左右の側
壁部にケース体Aの係着フック16に対する係合口44
が形成される一方、上下の壁部には多数個の放熱孔4
5,45が形成されており、そして中央に方形の窓46
が開口されている。この窓46では、その内周囲に支縁
47が段差状に折曲され、支縁47の各辺部に多数個の
係止孔48,48が配置されている。なお係合支縁43
は、前記遮蔽防護体Bの下係合支縁36と整合当接し
得、また枠本体41の両側に遮蔽防護体Bの係合支縁3
5,35に対する当接縁49,49が形成されている。
【0020】これに対して前記透視板50は、窓46内
に装着されて結合されている。すなわち図10に部分的
に示す如く、透視板50における片側面の外周縁に、多
数個の突起51が一体成形により配設されている。そし
て図11(a),(b)に示すように、該透視板50を支縁
47内に載置したもとで、各々の突起51が各係止孔4
8内に突入された後、リベットの場合と同様に熱圧加工
により皿頭形に塑性変形されて、支縁47内面に圧着係
止されている。これにより、透視板50が微動もなく強
固に結合されている。但しこの透視板50については、
一例として窓46の外側(表側)に装着結合した形態を例
示する。
【0021】なお本実施例の電気制御装置では、前記遮
蔽防護体Bおよびカバー体Dの枠本体41で吸収した静
電気の除去について、従来から採用されている方式の一
例として、最終的にはゲームホール内の電源部からグラ
ンド(接地)に逃すことを前提としている。ちなみに参考
までに図18に略示されるように、遮蔽防護体Bに吸収
された静電気(空電ノイズ)は、図中矢印の経路で回路基
盤Cの回路内のダイオードを通過し、トランスのリーク
を利用して最終的に電源部(AC100V)の接地側へ吸
収されるようになっている。但し現実の場合において、
静電気は、グランド側に至る長い回路過程で、拡散(減
衰)されることもある。なおこれに代えて遮蔽防護体B
および枠本体41の何れかにアース線を接続してもよ
い。
【0022】(実施例の作用)本実施例の電気制御装置
は、前述した各構成部材A,B,C,Dを互いに組付けて
構成され、そして各遊技機の裏側にセットされる。
【0023】そこで先ず装置自体の組立てについて、図
12〜図17を参照して説明する。すなわちケース体A
に対して、遮蔽防護体Bは、下の係合支縁36を両受け
片19間に差込み係合して収容する。これにより同防護
体Bは、その底板部31をケース体Aの底板部11内面
に当接(敷設)すると共に、左右の係合支縁35,35を
側縁部15内側に係合し、また各隅部のアース接面部3
4,34を夫々の支持座13,13に当接すると共に、逃
し孔32を他の支持座13aに相対的に嵌挿した状態で
セットされる。
【0024】次に回路基盤Cについては、その下縁をケ
ース体Aの両係止片18間に差込み係止して遮蔽防護体
B内に適宜押込んで収容する。これにより同基盤Cは、
その上縁がケース体Aの係止フック14の弾性変形を利
用して係合されると共に、両側縁が支持座13aに当接
支持された状態で、全体的には遮蔽防護体Bの底板部3
1に対して、適宜浮上間隔(離隔状態)で不動化セットさ
れる。そして裏面各部のアース接面部40を、同防護体
Bの各アース接面部34に整合当接している。
【0025】そしてカバー体Dについては、ケース体A
と整合させた前提において、枠本体41の係合支縁43
を、前記受け片19間に差込み係合してケース体A側に
押込む。これによりカバー体Dは、枠本体41両側の係
合口44が、ケース体Aの係着フック16の弾性変形を
利用して係合されて、全体的にケース体Aに対して不動
化結合される。そして枠本体41上部の各アース接面部
42を、回路基盤Cの表面上部のアース接面部40に当
接し、また係合支縁43を遮蔽防護体Bの下係合支縁3
6と接合し、更には左右の当接縁49を同防護体Bの両
側の係合支縁35に当接して、夫々アース効果を図って
いる。
【0026】この結果、電気制御装置は、開閉扉状基体
であるケース体Aに対して、遮蔽防護体B、回路基盤C
およびカバー体Dが、ビスを不要とした簡単な手順によ
り組付けられて、図1および図2に略示されるような箱
型ユニットに構成され、そして互いのアース接面部3
4,40,42同士が当接保持されている。
【0027】なお箱型ユニットに構成された電気制御装
置において、ケース体Aとカバー体Dとの両側面等に亘
り、封入シール(図示せず)が貼着される一方、カバー体
Dの透視板50には、社名や装置自体の電気内容事項そ
して当該遊技機の型式名等が記載されたネームシールが
貼着される。但しこのネームシールについては、透視板
50の内側に貼着してもよく、更には表面内面に印刷し
てもよい。また電気制御装置において、ケース体Aに対
して回路基盤Cおよびカバー体Dをより一層強化結合し
たい場合には、一例として遮蔽防護体B、回路基盤Cお
よびカバー体Dの夫々における上部のアース接面部3
4,40,42に小孔を設け、これらの小孔にビスを挿入
してケース体Aの上部の支持座13にねじ込むようにし
てもよい。これによればビスを使用するとしても、精々
1本または2本の最少数とすることができ、その締付け
作業の手間を大幅に簡素化し得るものである。
【0028】前述のように構成された本実施例の電気制
御装置は、その実施状態として当該遊技機の機構盤4お
よび集合カバー7の両裏側に対して、ケース体Aを開閉
連結支点部Eおよび開閉施錠部Fを介して取着すること
により、簡単にセットできる。すなわち上下の各開閉連
結支点部Eにおいては、ケース体Aの連結支片20と機
構盤4の支持部27とを、互いのピン孔21およびピン
28を互いに上下方向から嵌挿して連結化する。一方上
下の開閉施錠部Fにおいては、ケース体Aの施錠具24
の操作杆26を一旦引き戻したもとで、非ロック状態と
された係合筒具25を、集合カバー7の当該係合孔29
内に嵌挿する。次いで、操作杆26を押込むことにより
係合筒具25が拡開ロック状態に変化されて、係合孔2
9にロックされる。
【0029】またセットされた電気制御装置について、
前記双方の開閉施錠部Fの施錠具24を非ロック状態に
することにより、集合カバー7との係合を解除して、開
閉連結支点部Eで装置全体が開閉できる。そして双方の
開閉連結支点部Eの連結支片20を支持部27に対して
上方へ変位させることにより、両者20,27が分離さ
れて装置が取外しできる。
【0030】本実施例の電気制御装置では、前述した箱
型ユニット状態および実施状態の何れにおいても、内部
の回路基盤Cについては、透明であるケース体Aの裏側
から遮蔽防護体Bの透視孔33,33を利用して裏面パ
ターンが透視でき、またカバー体Dの表側から透視板5
0を利用して回路部品(ハード部分)が透視できるので、
基盤Cの両面の点検確認が容易となる。
【0031】なお本発明の対象とする電気制御装置で
は、前記機構盤4の裏面に着脱および開閉が可能に設置
される型式のものであってもよい。そして前述した実施
例以外に他の技術も好適に推奨される。すなわちケース
体Aについては、必要に応じて放熱孔12,12を形成
した不透明な合成樹脂により成形したもの、また遮蔽防
護体Bについては、透視孔33を省略して放熱孔を必要
または適宜形成したものや透視窓を開口した枠形に成形
されたものであってもよい。
【0032】そしてカバー体Dについては、図19に例
示されるように、窓46を開口した金属製の枠本体41
と、外周囲にフランジ部52を成形した透明合成樹脂製
の透視板50とから構成する。そして双方41,50を
互いに強化結合することが前提にあって、窓46の外周
の支縁47に多数個の係止孔48,48を形成すること
に対し、フランジ部52の内面に図示しないが、前述と
同様な多数個の突起を形成したり、あるいは各係止孔4
8内に入り込んで支縁47に係着し得る凝固性の接着剤
を塗布する。この場合、合成樹脂製の結合枠53を枠本
体41内に入れて支縁47の内側に当ててフランジ部5
2と接着結合するようにしてもよい。更には支縁47の
適宜部位に凹口54を形成したことの前提において、透
視板50の外周部に各凹口54から支縁47の内側に圧
接係合し得る弾性変形可能な係着フック55を形成して
もよい。ちなみにこの透視板50が、枠本体41の内側
から窓46に嵌合わせて装着結合される形態例では、フ
ランジ50の外面に各係止孔48に対する突起が形成さ
れる。
【0033】またカバー体Dの別例として、図20に例
示されるように、適宜導電性材料を配合した合成樹脂母
材により成形されて窓46を開口した枠本体41と、窓
46に装着される透視板50とから構成する。そして双
方41,50の強化結合例として、窓46の支縁47の
各係止孔48,48に対して、透視板50の外周縁内面
に前記と同様な突起を形成したり、枠本体41の母材と
透視板50とを凝固性の接着剤で接着するようにしても
よい。ちなみにこの技術案によれば、開閉扉状基体であ
るケース体Aとカバー体Dの枠本体41とを、導電性材
料を配合した合成樹脂母材により、一つの箱体に成形す
ることが可能となる。
【0034】更にカバー体Dを、導電性材料を配合した
透明樹脂材により成形したり、また透明合成樹脂材によ
り成形したカバー体Dの表面または裏面に、透明度を低
下させることのない帯電防止塗料を塗布することによ
り、該カバー体Dに帯電防止機能を付加するようにして
もよい。
【0035】なお図19および図20の各別例カバー体
Dにおいて、前記図6および図7に示されるカバー体D
と同一または均等部分には同一符号を付して、その説明
は省略する。また夫々の別例カバー体Dについても、上
部のアース接面部42,42にビス用の小孔を設けるよ
うにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】前述した実施例から理解できるように、
本発明に係るパチンコ遊技機用の電気制御装置によれ
ば、カバー体に透明合成樹脂成形製の透視板を装着結合
することにより、回路基盤用の好適な透視窓を構成でき
るので、カバー体を脱着せずに回路基盤の表側に配設さ
れた回路部品を容易に透視し得る。しかも透視板におけ
る片側面の外周縁に一体成形した多数個の突起を、カバ
ー体に形成した係止孔に嵌挿させて熱圧加工により皿頭
形に塑性変形する形態としたので、簡単な加工で材質が
異なる透視板とカバー体との強固な圧着係止が得られ、
透視板の離脱を確実に防止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るパチンコ遊技機の概要お
よび電気制御装置の実施態様を開放状態で示す斜視図で
ある。
【図2】パチンコ遊技機の主体となる前枠側と遊技盤側
の分離状態および電気制御装置の実施態様を示す斜視図
である。
【図3】機構盤側に対する電気制御装置の設置状態を裏
側から示す正面図である。
【図4】遊技盤裏側にセットされる集合カバーの開閉連
結支点部を分解して示す斜視図である。
【図5】集合カバーの開閉施錠部を分解して示す斜視図
である。
【図6】本実施例の電気制御装置を主要構成部材毎に分
解して示す斜視図である。
【図7】電気制御装置の各構成部材を個々に示す正面図
である。
【図8】電気制御装置の開閉連結支点部と、ケース体お
よびカバー体の係合部とを分解して示す斜視図である。
【図9】電気制御装置の開閉施錠部を分解して示す斜視
図である。
【図10】カバー体の枠本体と透視板の結合部を分解し
て示す斜視図である。
【図11】枠本体と透視板との結合例を示す平断面図で
ある。
【図12】電気制御装置の各構成部材相互の組立て状態
を各部分毎に示す側断面図である。
【図13】電気制御装置の各構成部材相互の組立て状態
を各部分毎に示す側断面図である。
【図14】電気制御装置の各構成部材相互の組立て状態
を各部分毎に示す側断面図である。
【図15】電気制御装置の各構成部材相互の組立て状態
を各部分毎に示す平断面図である。
【図16】電気制御装置の各構成部材相互の組立て状態
を各部分毎に示す平断面図である。
【図17】電気制御装置の各構成部材相互の組立て状態
を各部分毎に示す平断面図である。
【図18】静電気除去に係るアース回路の一例を略示す
る説明図である。
【図19】電気制御装置に実施可能とされるカバー体の
別例を分解して示す斜視図である。
【図20】電気制御装置に実施可能とされるカバー体の
別例を分解して示す斜視図である。
【符号の説明】
41 枠本体 46 窓 48 係止孔 50 透視板 51 突起 A ケース体 C 回路基盤 D カバー体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂成形製のケース体(A)と、この
    ケース体(A)に着脱可能に組付けられるカバー体(D)との
    間に、遊技機における各種の電気的部品類の必要な回路
    を有する回路基盤(C)を内蔵した電気制御装置にあっ
    て、 前記カバー体(D)は、導電性を有する枠本体(41)の正面
    側に適宜開口広さの窓(46)を形成してその周囲に適宜係
    止孔(48)を形成し、この窓(46)に対して前記回路基盤
    (C)用の透視窓を構成する透明合成樹脂成形製の透視板
    (50)が、その周囲に一体成形した突状部(51)を、前記係
    止孔(48)に合わせて加圧塑性変形により圧着係合して装
    着されたことを特徴とするパチンコ遊技機用の電気制御
    装置。
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