JP2801535B2 - クレーンのアクセル操作機構 - Google Patents
クレーンのアクセル操作機構Info
- Publication number
- JP2801535B2 JP2801535B2 JP23765694A JP23765694A JP2801535B2 JP 2801535 B2 JP2801535 B2 JP 2801535B2 JP 23765694 A JP23765694 A JP 23765694A JP 23765694 A JP23765694 A JP 23765694A JP 2801535 B2 JP2801535 B2 JP 2801535B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crane
- accelerator
- lever
- operating
- roller
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラック等の車両に搭
載するクレーンのアクセル操作機構、特に、アクセル操
作レバーばかりでなく、クレーン操作レバーによっても
アクセルを操作できるように構成したクレーンのアクセ
ル操作機構に関する。
載するクレーンのアクセル操作機構、特に、アクセル操
作レバーばかりでなく、クレーン操作レバーによっても
アクセルを操作できるように構成したクレーンのアクセ
ル操作機構に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、トラック等の車両に搭載するク
レーンでは、ブームの旋回起伏伸縮、ウインチの巻上げ
巻下げ等のクレーン操作を行うためのクレーン操作レバ
ーをクレーン本体の左右両側に設け、両側のクレーン操
作レバーを連結ロッドで連結して、車両の左右何れの側
からもクレーン操作ができるように構成している。ま
た、クレーンの作動速度は、動力源であるエンジンのア
クセルをアクセル操作レバーで制御するように構成して
いる。
レーンでは、ブームの旋回起伏伸縮、ウインチの巻上げ
巻下げ等のクレーン操作を行うためのクレーン操作レバ
ーをクレーン本体の左右両側に設け、両側のクレーン操
作レバーを連結ロッドで連結して、車両の左右何れの側
からもクレーン操作ができるように構成している。ま
た、クレーンの作動速度は、動力源であるエンジンのア
クセルをアクセル操作レバーで制御するように構成して
いる。
【0003】しかし、ブームの旋回起伏伸縮、ウインチ
の巻上げ巻下げ等のクレーン操作の選択切換えと、作動
速度の制御を行うには、複数のクレーン操作レバーと、
アクセル操作レバーとを操作する必要があり操作が難し
い。そこで、クレーン操作レバーでアクセルの制御も行
うことのできるクレーンのアクセル操作機構(実開昭6
2−168089号参照)が提案されている。このクレ
ーンの操作機構では、図8に示すように、両側のクレー
ン操作レバー8の回動枢支点A、Bと、左右のクレーン
操作レバー8を取付けたレバーリンク3と連結ロッド1
0との連結枢支点C、Dとが同一平面上で平行四辺形の
頂点となるように配置されており、クレーン操作レバー
8の回動操作によってレバーリンク3が回動すると、連
結ロッド10は左右に移動すると共に、平行状態で前後
に変移するので、この連結ロッド10の前後への変移に
よってローラ26を押してアクセル作動レバー20を回
動させ、アクセルケーブル21を引いてアクセルを制御
するよう構成されている。
の巻上げ巻下げ等のクレーン操作の選択切換えと、作動
速度の制御を行うには、複数のクレーン操作レバーと、
アクセル操作レバーとを操作する必要があり操作が難し
い。そこで、クレーン操作レバーでアクセルの制御も行
うことのできるクレーンのアクセル操作機構(実開昭6
2−168089号参照)が提案されている。このクレ
ーンの操作機構では、図8に示すように、両側のクレー
ン操作レバー8の回動枢支点A、Bと、左右のクレーン
操作レバー8を取付けたレバーリンク3と連結ロッド1
0との連結枢支点C、Dとが同一平面上で平行四辺形の
頂点となるように配置されており、クレーン操作レバー
8の回動操作によってレバーリンク3が回動すると、連
結ロッド10は左右に移動すると共に、平行状態で前後
に変移するので、この連結ロッド10の前後への変移に
よってローラ26を押してアクセル作動レバー20を回
動させ、アクセルケーブル21を引いてアクセルを制御
するよう構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構成では,連結ロッド10の左右への移動量に比べて、
連結ロッド10の前後への変移量は極めて小さい。この
小さい変移量でアクセルケーブル21に対して必要な作
動量を得るためには、ローラ26の連結ロッド10との
当接点30からアクセル作動レバー20の枢支点27ま
での距離に対して、アクセル作動レバー20の枢支点2
7からアクセルケーブル21の取付点31までの距離を
極めて大きくしなければならない。従って、クレーン操
作レバー8の操作力のアクセルケーブル21への伝達効
率が悪くなり、クレーン操作レバー8の操作時には大き
な操作力が必要となるので、レバーリンク3や連結ロッ
ド10の撓みが大きくなり、操作感覚が悪く微妙な制御
操作が困難になるという問題がある。
構成では,連結ロッド10の左右への移動量に比べて、
連結ロッド10の前後への変移量は極めて小さい。この
小さい変移量でアクセルケーブル21に対して必要な作
動量を得るためには、ローラ26の連結ロッド10との
当接点30からアクセル作動レバー20の枢支点27ま
での距離に対して、アクセル作動レバー20の枢支点2
7からアクセルケーブル21の取付点31までの距離を
極めて大きくしなければならない。従って、クレーン操
作レバー8の操作力のアクセルケーブル21への伝達効
率が悪くなり、クレーン操作レバー8の操作時には大き
な操作力が必要となるので、レバーリンク3や連結ロッ
ド10の撓みが大きくなり、操作感覚が悪く微妙な制御
操作が困難になるという問題がある。
【0005】この発明は、クレーンのアクセル操作機構
における上記問題を解決するものであって、クレーン操
作レバーによるアクセル制御が可能であり、且つ、クレ
ーン操作レバーによるアクセル制御操作時においてクレ
ーン操作レバーの操作力を軽減し操作感覚を向上させる
ことのできるクレーンのアクセル操作機構を提供するこ
とを目的とする。
における上記問題を解決するものであって、クレーン操
作レバーによるアクセル制御が可能であり、且つ、クレ
ーン操作レバーによるアクセル制御操作時においてクレ
ーン操作レバーの操作力を軽減し操作感覚を向上させる
ことのできるクレーンのアクセル操作機構を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、クレーン本体
の左右両側のベース上にクレーン操作レバーを設け、両
側のクレーン操作レバーを取付けるレバーリンクを連結
ロッドで連結し、車両の左右何れの側からもクレーン操
作ができるように構成したクレーンにおいて、クレーン
ベース上に一対の縦軸を枢支し、この縦軸に、互いに噛
み合って回動する一対のギヤと、ローラリンクとを固設
し、ローラリンクの先端にはそれぞれローラを枢支し、
このローラと係合する係合部材を連結ロッドに所定間隔
で設け、一方の縦軸にはアクセル作動レバーを固設し、
このアクセル作動レバーの先端にエンジンのアクセルを
操作するアクセルケーブルを連結してクレーンのアクセ
ル操作機構を構成し上記課題を解決している。
の左右両側のベース上にクレーン操作レバーを設け、両
側のクレーン操作レバーを取付けるレバーリンクを連結
ロッドで連結し、車両の左右何れの側からもクレーン操
作ができるように構成したクレーンにおいて、クレーン
ベース上に一対の縦軸を枢支し、この縦軸に、互いに噛
み合って回動する一対のギヤと、ローラリンクとを固設
し、ローラリンクの先端にはそれぞれローラを枢支し、
このローラと係合する係合部材を連結ロッドに所定間隔
で設け、一方の縦軸にはアクセル作動レバーを固設し、
このアクセル作動レバーの先端にエンジンのアクセルを
操作するアクセルケーブルを連結してクレーンのアクセ
ル操作機構を構成し上記課題を解決している。
【0007】
【作用】クレーン作業の際には、オペレータはクレーン
操作レバーを前後に回動操作してクレーンのコントロー
ルバルブを切換え、ブームの旋回起伏伸縮、ウインチの
巻き上げ巻き下げ等のクレーンの作動を行う。コントロ
ールバルブの切換位置から更にクレーン操作レバーを回
動させると連結ロッドの左右の動きにより係合部材がロ
ーラを押動かしてローラリンクとギヤとを回動させるの
で、アクセル作動レバーが回動してアクセルケーブルを
引き、エンジンを加速させる。
操作レバーを前後に回動操作してクレーンのコントロー
ルバルブを切換え、ブームの旋回起伏伸縮、ウインチの
巻き上げ巻き下げ等のクレーンの作動を行う。コントロ
ールバルブの切換位置から更にクレーン操作レバーを回
動させると連結ロッドの左右の動きにより係合部材がロ
ーラを押動かしてローラリンクとギヤとを回動させるの
で、アクセル作動レバーが回動してアクセルケーブルを
引き、エンジンを加速させる。
【0008】オペレータがクレーン操作レバーから手を
離せば、アクセルケーブルがエンジン側のアクセルレバ
ーに設けられているスプリングで元の位置に戻るので、
クレーン操作レバーはコントロールバルブ内部の切換ス
プールのリターンスプリングの力によって中立位置に戻
る。
離せば、アクセルケーブルがエンジン側のアクセルレバ
ーに設けられているスプリングで元の位置に戻るので、
クレーン操作レバーはコントロールバルブ内部の切換ス
プールのリターンスプリングの力によって中立位置に戻
る。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の一実施例であるクレーンの
アクセル操作機構の平面図、図2その正面図、図3及至
図7はクレーンのアクセル操作機構の作動の説明図であ
る。この実施例において、クレーンの操作機構の基本的
な構成は従来のクレーンの操作機構と同様である。車両
に搭載されるクレーン本体1のベース2上には、図示し
ない旋回支柱と起伏伸縮可能なブーム、及びウインチが
設けられている。ベース2上の車幅方向の右側にはコン
トロールバルブ7が設置され、コントロールバルブ7の
スプールに枢支軸9を中心として回動可能に枢支された
レバーリンク3の一端が連結され、このレバーリンク3
にはクレーン操作レバー8が取付けられている。この実
施例ではクレーン操作レバー8は4本であり、更に、2
本のアウトリガ操作レバー4と1本のアクセル操作レバ
ー11とを備えている。
アクセル操作機構の平面図、図2その正面図、図3及至
図7はクレーンのアクセル操作機構の作動の説明図であ
る。この実施例において、クレーンの操作機構の基本的
な構成は従来のクレーンの操作機構と同様である。車両
に搭載されるクレーン本体1のベース2上には、図示し
ない旋回支柱と起伏伸縮可能なブーム、及びウインチが
設けられている。ベース2上の車幅方向の右側にはコン
トロールバルブ7が設置され、コントロールバルブ7の
スプールに枢支軸9を中心として回動可能に枢支された
レバーリンク3の一端が連結され、このレバーリンク3
にはクレーン操作レバー8が取付けられている。この実
施例ではクレーン操作レバー8は4本であり、更に、2
本のアウトリガ操作レバー4と1本のアクセル操作レバ
ー11とを備えている。
【0010】ベース2上の左側にはレバー用スタンド5
が立設され、このレバー用スタンド5には上下に平板ブ
ラケット6が固設されている。平板ブラケット6の左端
部には枢支軸9が取付けられており、この枢支軸9にレ
バーリンク3が回動可能に枢支され、このレバーリンク
3にはクレーン操作レバー8が取付けられている。右側
と同様にクレーン操作レバー8は4本であり、更に、2
本のアウトリガ操作レバー4と1本のアクセル操作レバ
ー11とを備えている。
が立設され、このレバー用スタンド5には上下に平板ブ
ラケット6が固設されている。平板ブラケット6の左端
部には枢支軸9が取付けられており、この枢支軸9にレ
バーリンク3が回動可能に枢支され、このレバーリンク
3にはクレーン操作レバー8が取付けられている。右側
と同様にクレーン操作レバー8は4本であり、更に、2
本のアウトリガ操作レバー4と1本のアクセル操作レバ
ー11とを備えている。
【0011】両側のクレーン操作レバー8とアウトリガ
操作レバー4とアクセル操作レバー11とを取付けたレ
バーリンク3は、何れも連結ロッド10で左右連結され
ており、車両の左右何れの側からもクレーン操作ができ
るようになっている。平板ブラケット6の右部には、一
対の縦軸12L、12Rが回動可能に枢支されており、
この縦軸12L、12Rの適所に互いに噛み合って回動
する一対の扇形のギヤ13L、13Rが固設されてい
る。また、縦軸12L、12Rの上下端部には連結ロッ
ド10側へ向けてローラリンク14L、14Rが固設さ
れており、このローラリンクの先端にはそれぞれローラ
15L、15Rがピン16で枢支されている。
操作レバー4とアクセル操作レバー11とを取付けたレ
バーリンク3は、何れも連結ロッド10で左右連結され
ており、車両の左右何れの側からもクレーン操作ができ
るようになっている。平板ブラケット6の右部には、一
対の縦軸12L、12Rが回動可能に枢支されており、
この縦軸12L、12Rの適所に互いに噛み合って回動
する一対の扇形のギヤ13L、13Rが固設されてい
る。また、縦軸12L、12Rの上下端部には連結ロッ
ド10側へ向けてローラリンク14L、14Rが固設さ
れており、このローラリンクの先端にはそれぞれローラ
15L、15Rがピン16で枢支されている。
【0012】左右のアウトリガ操作レバー4とアクセル
操作レバー11とをそれぞれ連結する連結ロッド10に
は、中立状態で左右のローラ15L、15Rの外側にほ
ぼ当接する位置に係合部材17L、17Rが固設されて
おり、左右のクレーン操作レバー8を連結する連結ロッ
ド10には、アクセル操作レバー11を連結する連結ロ
ッド10に設けられた係合部材17L、17Rより若干
広い間隔で係合部材18L、18Rが固設されている。
操作レバー11とをそれぞれ連結する連結ロッド10に
は、中立状態で左右のローラ15L、15Rの外側にほ
ぼ当接する位置に係合部材17L、17Rが固設されて
おり、左右のクレーン操作レバー8を連結する連結ロッ
ド10には、アクセル操作レバー11を連結する連結ロ
ッド10に設けられた係合部材17L、17Rより若干
広い間隔で係合部材18L、18Rが固設されている。
【0013】左側の縦軸12Lにはアクセル作動レバー
20が固設されており、このアクセル作動レバー20の
先端にはアクセルケーブル21の一端が連結されてい
る。アクセルケーブル21の他端は、車両のエンジン2
2のアクセルレバー23に連結されている。なお、レバ
ー用スタンド5には、アクセル作動レバー20の反時計
方向への最大回動量を規制するストッパ24が設けられ
ている。
20が固設されており、このアクセル作動レバー20の
先端にはアクセルケーブル21の一端が連結されてい
る。アクセルケーブル21の他端は、車両のエンジン2
2のアクセルレバー23に連結されている。なお、レバ
ー用スタンド5には、アクセル作動レバー20の反時計
方向への最大回動量を規制するストッパ24が設けられ
ている。
【0014】クレーン作業の際には、オペレータはクレ
ーン操作レバー8を図5に示す中立位置から、前後に回
動操作してクレーンのコントロールバルブ7を切換え、
ブームの旋回起伏伸縮、ウインチの巻き上げ巻き下げ等
のクレーンの作動を行う。いま、1本の操作レバー8を
時計方向へ図4に示す位置まで回動させると、この位置
はコントロールバルブ7の切換位置であるので、この状
態でクレーンは作動する。このとき、連結ロッド10が
左動して係合部材18Rはローラ15Rに接近して当接
状態となっている。
ーン操作レバー8を図5に示す中立位置から、前後に回
動操作してクレーンのコントロールバルブ7を切換え、
ブームの旋回起伏伸縮、ウインチの巻き上げ巻き下げ等
のクレーンの作動を行う。いま、1本の操作レバー8を
時計方向へ図4に示す位置まで回動させると、この位置
はコントロールバルブ7の切換位置であるので、この状
態でクレーンは作動する。このとき、連結ロッド10が
左動して係合部材18Rはローラ15Rに接近して当接
状態となっている。
【0015】この状態から操作レバー8を更に時計方向
へ図3に示す位置まで回動させると、連結ロッド10の
左への動きにより係合部材18Rはローラ15Rに係合
してローラ15Rを左方へ押動かし、ローラリンク14
Rとギヤ13Rとを時計方向へ回動させる。するとギヤ
13Rと噛み合っているギヤ13Lが反時計方向へ回動
するので、アクセル作動レバー20が反時計方向へ回動
してアクセルケーブル21を引きアクセルレバー23が
作動してエンジン22が加速される。
へ図3に示す位置まで回動させると、連結ロッド10の
左への動きにより係合部材18Rはローラ15Rに係合
してローラ15Rを左方へ押動かし、ローラリンク14
Rとギヤ13Rとを時計方向へ回動させる。するとギヤ
13Rと噛み合っているギヤ13Lが反時計方向へ回動
するので、アクセル作動レバー20が反時計方向へ回動
してアクセルケーブル21を引きアクセルレバー23が
作動してエンジン22が加速される。
【0016】図3の位置でオペレータがクレーン操作レ
バー8から手を離せば、アクセルケーブル21がエンジ
ン22側のアクセルレバー23に設けられているスプリ
ングで元の位置に戻るので、クレーン操作レバー8はコ
ントロールバルブ7内部の切換スプールのリターンスプ
リングの力によって図5の中立位置に戻る。クレーン操
作レバー8を反時計方向へ図6に示す位置まで回動させ
ると、この位置はコントロールバルブ7の切換位置であ
るので、この状態でクレーンは作動する。このとき、連
結ロッド10が右動して係合部材18Lはローラ15L
に接近し当接状態となっている。
バー8から手を離せば、アクセルケーブル21がエンジ
ン22側のアクセルレバー23に設けられているスプリ
ングで元の位置に戻るので、クレーン操作レバー8はコ
ントロールバルブ7内部の切換スプールのリターンスプ
リングの力によって図5の中立位置に戻る。クレーン操
作レバー8を反時計方向へ図6に示す位置まで回動させ
ると、この位置はコントロールバルブ7の切換位置であ
るので、この状態でクレーンは作動する。このとき、連
結ロッド10が右動して係合部材18Lはローラ15L
に接近し当接状態となっている。
【0017】この状態からクレーン操作レバー8を更に
反時計方向へ図7に示す位置まで回動させると、連結ロ
ッド10の右への動きにより係合部材18Lはローラ1
5Lに係合してローラ15Lを右方へ押動かし、ローラ
リンク14Lとギヤ13Lとを反時計方向へ回動させ
る。するとアクセル作動レバー20が反時計方向へ回動
してアクセルケーブル21を引きアクセルレバー23が
作動してエンジン22が加速される。
反時計方向へ図7に示す位置まで回動させると、連結ロ
ッド10の右への動きにより係合部材18Lはローラ1
5Lに係合してローラ15Lを右方へ押動かし、ローラ
リンク14Lとギヤ13Lとを反時計方向へ回動させ
る。するとアクセル作動レバー20が反時計方向へ回動
してアクセルケーブル21を引きアクセルレバー23が
作動してエンジン22が加速される。
【0018】左右のアウトリガ操作レバー4とアクセル
操作レバー11とを連結する連結ロッド10には、中立
状態で左右のローラ15L、15Rの外側にほぼ当接す
る位置に係合部材17L、17Rが固設されているの
で、アウトリガ操作レバー4又はアクセル操作レバー1
1を回動させると、すぐに左右何れかのローラ15L、
15Rを押動かし、アクセル作動レバー20を反時計方
向へ回動させてアクセルケーブル21を引きエンジン2
2を加速させる。アウトリガ操作レバー4を操作する場
合は、コントロールバルブ7を切換えるのと同時にエン
ジン22が加速されるが、これは、アウトリガの操作で
はクレーン操作レバー8を操作する場合のように微妙な
インチング操作等の必要がなく、早く作動するようにし
ているからである。
操作レバー11とを連結する連結ロッド10には、中立
状態で左右のローラ15L、15Rの外側にほぼ当接す
る位置に係合部材17L、17Rが固設されているの
で、アウトリガ操作レバー4又はアクセル操作レバー1
1を回動させると、すぐに左右何れかのローラ15L、
15Rを押動かし、アクセル作動レバー20を反時計方
向へ回動させてアクセルケーブル21を引きエンジン2
2を加速させる。アウトリガ操作レバー4を操作する場
合は、コントロールバルブ7を切換えるのと同時にエン
ジン22が加速されるが、これは、アウトリガの操作で
はクレーン操作レバー8を操作する場合のように微妙な
インチング操作等の必要がなく、早く作動するようにし
ているからである。
【0019】このように、移動量の大きい連結ロッド1
0の左右への動きをアクセルケーブル15に伝達してい
るため、クレーン操作レバー8の操作力のアクセルケー
ブル15への伝達効率が良く、クレーン操作レバー8の
操作時に大きな操作力は必要ないので、レバーリンク3
や連結ロッド10の撓みは小さく、操作感覚を向上でき
る。
0の左右への動きをアクセルケーブル15に伝達してい
るため、クレーン操作レバー8の操作力のアクセルケー
ブル15への伝達効率が良く、クレーン操作レバー8の
操作時に大きな操作力は必要ないので、レバーリンク3
や連結ロッド10の撓みは小さく、操作感覚を向上でき
る。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のクレーン
のアクセル操作機構は、クレーン操作レバーによるアク
セル制御が可能であり、且つ、クレーン操作レバーによ
るアクセル制御操作時においてクレーン操作レバーの操
作力を軽減し操作感覚を向上させ、微妙な制御操作を行
うことができる。
のアクセル操作機構は、クレーン操作レバーによるアク
セル制御が可能であり、且つ、クレーン操作レバーによ
るアクセル制御操作時においてクレーン操作レバーの操
作力を軽減し操作感覚を向上させ、微妙な制御操作を行
うことができる。
【図1】本発明の一実施例であるクレーンのアクセル操
作機構の平面図である。
作機構の平面図である。
【図2】クレーンのアクセル操作機構の正面図である。
【図3】クレーンのアクセル操作機構の作動の説明図で
ある。
ある。
【図4】クレーンのアクセル操作機構の作動の説明図で
ある。
ある。
【図5】クレーンのアクセル操作機構の作動の説明図で
ある。
ある。
【図6】クレーンのアクセル操作機構の作動の説明図で
ある。
ある。
【図7】クレーンのアクセル操作機構の作動の説明図で
ある。
ある。
【図8】従来のアクセル操作機構の平面図である。
1 クレーン本体 2 ベース 3 レバーリンク 4 アウトリガ操作レバー 5 レバー用スタンド 6 平板ブラケット 7 コントロールバルブ 8 クレーン操作レバー 9 枢支軸 10 連結ロッド 11 アクセル操作レバー 12L,12R 縦軸 13L,13R ギヤ 14L,14R ローラリンク 15L,15R ローラ 16 ピン 17L,17R 係合部材 18L,18R 係合部材 20 アクセル作動レバー 21 アクセルケーブル 22 エンジン 23 アクセルレバー
Claims (1)
- 【請求項1】 クレーン本体の左右両側にクレーン操作
レバーを設け、両側のクレーン操作レバーを取付けたレ
バーリンクを連結ロッドで連結し、車両の左右何れの側
からもクレーン操作ができるように構成したクレーンに
おいて、クレーンベース上に一対の縦軸を枢支し、該縦
軸に、互いに噛み合って回動する一対のギヤと、ローラ
リンクとを固設し、該ローラリンクの先端にはそれぞれ
ローラを枢支し、該ローラと係合する係合部材を前記連
結ロッドに所定間隔で設け、一方の縦軸にはアクセル作
動レバーを固設し、該アクセル作動レバーにエンジンの
アクセルを操作するアクセルケーブルを連結したことを
特徴とするクレーンのアクセル操作機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23765694A JP2801535B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | クレーンのアクセル操作機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23765694A JP2801535B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | クレーンのアクセル操作機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0899794A JPH0899794A (ja) | 1996-04-16 |
JP2801535B2 true JP2801535B2 (ja) | 1998-09-21 |
Family
ID=17018563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23765694A Expired - Lifetime JP2801535B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | クレーンのアクセル操作機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2801535B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100315127B1 (ko) * | 1999-08-13 | 2001-11-26 | 김 태 영 | 유압 크레인의 엔진가속 조절장치 |
CN102536473B (zh) * | 2012-02-09 | 2014-11-19 | 三一帕尔菲格特种车辆装备有限公司 | 油门联动机构及起重机下车操作系统 |
CN111646368B (zh) * | 2020-06-19 | 2020-12-22 | 湖南昊天汽车制造有限公司 | 一种吊机用翻转软轴操纵装置 |
-
1994
- 1994-09-30 JP JP23765694A patent/JP2801535B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0899794A (ja) | 1996-04-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980602 |