JP2800683B2 - エレベーター装置 - Google Patents

エレベーター装置

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JP2800683B2
JP2800683B2 JP14879394A JP14879394A JP2800683B2 JP 2800683 B2 JP2800683 B2 JP 2800683B2 JP 14879394 A JP14879394 A JP 14879394A JP 14879394 A JP14879394 A JP 14879394A JP 2800683 B2 JP2800683 B2 JP 2800683B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、二階式エレベーター
であったり、1昇降路に2台のかごが配置されたりした
エレベーターであって、下方かご及び上方かごの出入口
高さが互いに異なるエレベーター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9及び図10は、例えば特公昭52−
20740号公報に示された二階式エレベーター装置に
類似した従来のエレベーター装置を示す図で、図9はエ
レベーターのかごの正面図、図10は図9のかごが停止
する乗場の背面図である。図において、(1)は昇降路(2)
を昇降する昇降体、(3)は図9に示す高さAの出入口(4)
が設けられて昇降体(1)の下部寄りに配置された下方か
ご、(5)は下方かご(3)の出入口(4)の高さよりも高い図
9に示す高さBの出入口(6)が設けられて昇降体(1)の下
方かご(3)上方に配置された上方かごである。
【0003】(7)は下方かご(3)の出入口(4)を開閉する
下ドアー装置で、下方かご(3)の床から図9に示す高さ
Cの位置に係合機構(8)が設けられている。(9)は上方か
ご(5)の出入口(6)を開閉する上ドアー装置で、上方かご
(5)の床から図9に示す高さDの位置に係合機構(10)が
設けられている。
【0004】なお、下ドアー装置(7) 及び上ドアー装置
(9) は周知のドアー装置であって、それぞれ駆動電動機
(11)、減速装置(12)、戸のレール(13)、ドアーハンガー
(14)、かごの戸(15)、かごの戸(15)を開閉するリンク(1
6)、セフティーエッジ(17)及びかごの敷居(18)により構
成されている。また、下ドアー装置(7) 及び上ドアー装
置(9) は、かごの戸(15)及びセフティーエッジ(17)を除
いて同じ構成の部品によってそれぞれ形成されている。
【0005】(19)は昇降路(2)に設けられて下方かご(3)
及び上方かご(5)のいずれかが停止して対面する乗場
で、乗場出入口(20)を開閉するドアー装置(21)が設けら
れている。なお、ドアー装置(21)は周知の乗場ドアー装
置であって、ハンガーケース(22)、戸のレール(23)、ド
アーハンガー(24)、インターロック掛け金具(25)、イン
ターロックラッチ(26)、連動ロープ機構(27)、乗場の戸
(28)、乗場の戸(28)に設けられて乗場(19)の床から図1
0に示す高さEの位置に配置された係合体機構(29)及び
乗場の敷居(30)により構成されている。
【0006】従来のエレベーター装置は上記のように構
成され、例えば昇降体(1)が昇降して上方かご(5)が所要
の乗場(19)に到着すると制御装置(図示しない)が動作
して戸開指令を発する。これにより、上ドアー装置(9)
の駆動電動機(11)が付勢されて減速装置(12)及びかごの
戸(15)を開閉するリンク(16)を介して、戸のレール(13)
を転動するローラを有するドアーハンガー(14)に吊持さ
れたかごの戸(15)が開き始める。
【0007】このとき、上ドアー装置(9)の係合機構(1
0)は、乗場の戸(28)に設けられた係合体機構(29)に係合
してかごの戸(15)と乗場の戸(28)が係合される。そし
て、かごの戸(15)の戸開動作によりインターロック掛け
金具(25)とインターロックラッチ(26)の掛合が解除さ
れ、かごの戸(15)及び乗場の戸(28)が一緒に電動戸開さ
れるようになっている。なお、下方かご(3)が所要の乗
場(19)に到着する場合にも上方かご(5)のときと同様な
戸開閉動作が行われる。
【0008】また、下方かご(3)及び上方かご(5)はそれ
ぞれ特定の乗場(19)に停止して戸開閉動作を行うのでは
なく、いずれの乗場(19)に対しても必要に応じて停止し
て戸開閉動作を行うようになっている。なお、下方かご
(3)及び上方かご(5)の出入口高さは、かごそれぞれの使
用目的の相違や、エレベーター装置が設けられる建物の
階床間高さの都合によって設定される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のエ
レベーター装置では、下方かご(3)の出入口(4)と上方か
ご(5)の出入口(6)の高さが異なって、床からの係合機構
(8),(10)の位置が図9に示すC位置及びD位置のよう
に相違する。このため、下方かご(3)又は上方かご(5)が
乗場(19)に停止しときに、それぞれの係合機構(8),(1
0)の上下方向の中心位置が乗場(19)の係合体機構(29)に
一致するようにすると、下方かご(3)及び上方かご(5)の
少なくとも一方の床が乗場(19)の床と一致しなくなると
いう問題点があった。
【0010】なお、上記の問題点を解決するために、床
からの係合機構(8),(10)の高さ位置の差を補償する程
度に係合機構(8),(10)の上下方向長さを長くすること
が考えられる。しかし、係合機構(8),(10)の長手中心
からはずれた位置に乗場(19)の係合体機構(29)が係合し
て戸開閉動作が行われるので、戸開閉動作の円滑性が損
なわれることになる。
【0011】また、下方かご(3)の出入口(4)と上方かご
(5)の出入口(6)の高さが異なっても、床からの係合機構
(8),(10)の位置が同じになるように下ドアー装置(7)及
び上ドアー装置(9)それぞれの構成を変更することが考
えられる。しかし、下ドアー装置(7)及び上ドアー装置
(9)の設計、製作に煩雑な手数が掛かり、また、保守作
業も複雑化するので得策ではない。なお、係合機構(10)
の長手中心位置に、上ドアー装置(9) の駆動リンク機構
の枢着点が配置される。そして、この枢着点と係合体機
構(29)とが高さ方向で同じ位置に配置されることによ
り、かごの戸(15)及び乗場の戸(28)が最も円滑に開閉動
作する。これは戸の開閉力、すなわち水平方向の力が上
記枢着点及び係合機構(10)を経て係合体機構(29)に直線
的に作用するためである。したがって、上記枢着点と係
合体機構(29)とが高さ方向でずれた位置に配置された場
合には、水平方向力の力点がずれて戸開閉動作の円滑性
が損なわれる。
【0012】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、下方かごの出入口と上方かごの
出入口の高さが異なる場合に、乗場に下方かご又は上方
かごが正常に停止し、かつ乗場の戸とかごの戸が係合さ
れて無理なく一緒に開閉されるエレベーター装置を得る
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
ター装置においては、出入口が設けられて昇降路を昇降
する下方かごと、この下方かごの出入口とは異なる高さ
の出入口が設けられて昇降路の下方かごの上方を昇降す
る上方かごと、下方かごの出入口を開閉する下ドアー装
置及び上方かごの出入口を開閉する上ドアー装置と、昇
降路に設けられ上方かご及び下方かごのいずれかが停止
する乗場と、この乗場に設けられて下ドアー装置の係合
機構に対応する位置に配置された第1係合体機構及び上
ドアー装置の係合機構に対応する位置に配置された第2
係合体機構が装備され、第1係合体機構及び第2係合体
機構のいずれかに係合した下ドアー装置及び上ドアー装
置の一方の動作により駆動されて乗場を開閉する乗場ド
アー装置とが設けられる。
【0014】また、この発明に係るエレベーター装置に
おいては、出入口が設けられて昇降路を昇降する下方か
ごと、この下方かごの出入口とは異なる高さの出入口が
設けられて昇降路の下方かごの上方を昇降する上方かご
と、下方かごの出入口を開閉する下ドアー装置及び上方
かごの出入口を開閉する上ドアー装置と、昇降路に設け
られ上方かご及び下方かごのいずれかが停止する乗場
と、この乗場に設けられて下ドアー装置の係合機構に対
応する位置に配置された第1係合体機構及び上ドアー装
置の係合機構に対応する位置に配置された第2係合体機
構が装備され、第1係合体機構及び第2係合体機構の両
が設けられ、これら両者が連動手段によって連結され
て連結動作し、さらにこの連結動作により作動する鎖錠
手段が設けられて、上記両者の一方の動作により鎖錠手
段が解錠位置に変位するように構成され、かつ下ドアー
装置及び上ドアー装置の一方の動作によって駆動されて
乗場を開閉する乗場ドアー装置とが設けられる。
【0015】また、この発明に係るエレベーター装置に
おいては、出入口が設けられて昇降路を昇降する下方か
ごと、この下方かごの出入口とは異なる高さの出入口が
設けられて昇降路の下方かごの上方を昇降する上方かご
と、下方かごの出入口を開閉する下ドアー装置及び上方
かごの出入口を開閉する上ドアー装置と、昇降路に設け
られ上方かご及び下方かごのいずれかが停止する乗場
と、この乗場に設けられて下ドアー装置の係合機構に対
応する位置に配置された第1係合体機構及び上ドアー装
置の係合機構に対応する位置に配置された第2係合体機
構が装備されると共に、中心開きからなり一側に第1係
合体機構を装着した乗場の戸及び他側に第2係合体機構
を装着した乗場の戸が設けられて、第1係合体機構及び
第2係合体機構のいずれかに係合した下ドアー装置及び
上ドアー装置の一方の動作によって駆動されて乗場を開
閉する乗場ドアー装置とが設けられる。
【0016】また、この発明に係るエレベーター装置に
おいては、出入口が設けられて昇降路を昇降する下方か
ごと、この下方かごの出入口とは異なる高さの出入口が
設けられて昇降路の下方かごの上方を昇降する上方かご
と、下方かごの出入口を開閉する下ドアー装置及び上方
かごの出入口を開閉する上ドアー装置と、昇降路に設け
られ上方かご及び下方かごのいずれかが停止する乗場
と、この乗場に設けられて下ドアー装置の係合機構に対
応する位置に配置された第1係合体機構及び上ドアー装
置の係合機構に対応する位置に配置された第2係合体機
構が装備されると共に、中心開きからなり一側に第1係
合体機構及び第2係合体機構を装着した乗場の戸並びに
他側に第1係合体機構及び第2係合体機構を装着した乗
場の戸が設けられて、上記両側の第1係合体機構のそれ
ぞれ及び両側の第2係合体機構のそれぞれのいずれかに
係合した下ドアー装置及び上ドアー装置の一方の動作に
よって駆動されて乗場を開閉する乗場ドアー装置とが設
けられる。
【0017】また、この発明に係るエレベーター装置に
おいては、出入口が設けられて昇降路を昇降する下方か
ごと、この下方かごの出入口とは異なる高さの出入口が
設けられて昇降路の下方かごの上方を昇降する上方かご
と、下方かごの出入口を開閉する下ドアー装置及び上方
かごの出入口を開閉する上ドアー装置と、昇降路に設け
られ上方かご及び下方かごのいずれかが停止する乗場
と、この乗場に設けられて下ドアー装置の係合機構に対
応する位置に配置された第1係合体機構及び上ドアー装
置の係合機構に対応する位置に配置された第2係合体機
構が装備されると共に、中心開きからなり一側に第1係
合体機構及びこの第1係合体機構の動作により作動する
鎖錠手段を装着した乗場の戸並びに他側に第2係合体機
構及び第2係合体機構の動作により作動して鎖錠手段を
解錠位置に変位させる伝動体を装着した乗場の戸が設け
られて、第1係合体機構及び第2係合体機構のいずれか
に係合した下ドアー装置及び上ドアー装置の一方の動作
によって駆動されて乗場を開閉する乗場ドアー装置とが
設けられる。
【0018】また、この発明に係るエレベーター装置に
おいては、出入口が設けられて昇降路を昇降する下方か
ごと、この下方かごの出入口とは異なる高さの出入口が
設けられて昇降路の下方かごの上方を昇降する上方かご
と、下方かごの出入口を開閉する下ドアー装置及び上方
かごの出入口を開閉する上ドアー装置と、昇降路に設け
られ上方かご及び下方かごのいずれかが停止する乗場
と、この乗場に設けられて下ドアー装置の係合機構に対
応する位置に配置された第1係合体機構及び上ドアー装
置の係合機構に対応する位置に配置された第2係合体機
構が装備されると共に、中心開きからなり一側に第1係
合体機構、第2係合体機構及びこれら第1係合体機構と
第2係合体機構の少なくとも一方の動作により作動する
鎖錠手段を装着した乗場の戸並びに他側に第1係合体機
構、第2係合体機構及びこれら第1係合体機構と第2係
合体機構の少なくとも一方の動作により作動して鎖錠手
段を解錠位置に変位させる伝動体を装着した乗場の戸が
設けられて、両側の第1係合体機構のそれぞれ及び両側
の第2係合体機構のそれぞれのいずれかに係合した下ド
アー装置及び上ドアー装置の一方の動作によって駆動さ
れて乗場を開閉する乗場ドアー装置とが設けられる。
【0019】また、この発明に係るエレベーター装置に
おいては、出入口が設けられて昇降路を昇降する下方か
ごと、この下方かごの出入口とは異なる高さの出入口が
設けられて昇降路の下方かごの上方を昇降する上方かご
と、下方かごの出入口を開閉する下ドアー装置及び上方
かごの出入口を開閉する上ドアー装置と、昇降路に設け
られ上方かご及び下方かごのいずれかが停止する乗場
と、この乗場に設けられて下ドアー装置の係合機構に対
応する位置に配置された第1係合体機構及び上ドアー装
置の係合機構に対応する位置に配置された第2係合体機
構が装備されると共に、中心開きからなり一側に第1係
合体機構、第2係合体機構及びこれら第1係合体機構と
第2係合体機構の少なくとも一方の動作により作動する
鎖錠手段を装着した乗場の戸並びに他側に第1係合体機
構、第2係合体機構及びこれら第1係合体機構と第2係
合体機構の少なくとも一方の動作により作動する鎖錠手
段を装着した乗場の戸が設けられて、両側の第1係合体
機構のそれぞれ及び両側の第2係合体機構のそれぞれの
いずれかに係合した下ドアー装置及び上ドアー装置の一
方の動作によって駆動されて乗場を開閉する乗場ドアー
装置とが設けられる。
【0020】また、この発明に係るエレベーター装置に
おいては、出入口が設けられて昇降路を昇降する下方か
ごと、この下方かごの出入口とは異なる高さの出入口が
設けられて昇降路の下方かごの上方を昇降する上方かご
と、下方かごの出入口を開閉する下ドアー装置及び上方
かごの出入口を開閉する上ドアー装置と、昇降路に設け
られ上方かご及び下方かごのいずれかが停止する乗場
と、中心開きからなり乗場に設けられて下ドアー装置の
係合機構に対応する位置に配置された第1係合体機構及
び上ドアー装置の係合機構に対応する位置に配置された
第2係合体機構が装備された一側の乗場の戸並びに他側
に連動ロープ機構を介して一側の乗場の戸に連結され一
側の乗場の戸とは反対方向に動作する乗場の戸が装備さ
れて、第1係合体機構及び第2係合体機構のいずれかに
係合した下ドアー装置及び上ドアー装置の一方の動作に
よって駆動されて乗場を開閉する乗場ドアー装置とが設
けられる。
【0021】また、この発明に係るエレベーター装置に
おいては、出入口が設けられて昇降路を昇降する下方か
ごと、この下方かごの出入口とは異なる高さの出入口が
設けられて昇降路の下方かごの上方を昇降する上方かご
と、下方かごの出入口を開閉する下ドアー装置及び上方
かごの出入口を開閉する上ドアー装置と、昇降路に設け
られ上方かご及び下方かごのいずれかが停止する乗場
と、この乗場に設けられて下ドアー装置の係合機構に対
応する位置に配置された第1係合体機構及び上ドアー装
置の係合機構に対応する位置に配置された第2係合体機
構が装備されると共に、中心開きからなり一側に第1係
合体機構及びこの第1係合体機構の動作により作動する
鎖錠手段を装着した乗場の戸並びに他側に第2係合体機
構及び第2係合体機構の動作により作動して第1係合体
機構に対応した鎖錠手段との係合位置から解錠位置に変
位する鎖錠手段を装着した乗場の戸が設けられ、第1係
合体機構及び第2係合体機構のいずれかに係合した下ド
アー装置及び上ドアー装置の一方の動作によって駆動さ
れて乗場を開閉する乗場ドアー装置とが設けられる。
【0022】
【作用】上記のように構成されたこの発明では、下方か
ごが乗場に停止すると下ドアー装置の係合機構と第1係
合体機構との係合によりかごの戸及び乗場の戸が開閉さ
れ、上方かごが乗場に停止すると上ドアー装置の係合機
構と第2係合体機構との係合によりかごの戸及び乗場の
戸が開閉される。
【0023】また、上記のように構成されたこの発明で
は、下方かごが乗場に停止すると下ドアー装置の係合機
構と第2係合体機構に連動する第1係合体機構との係合
によりかごの戸及び乗場の戸が開閉され、上方かごが乗
場に停止すると上ドアー装置の係合機構と第1係合体機
構に連動する第2係合体機構との係合によりかごの戸及
び乗場の戸が開閉される。また、連動手段により連結さ
れた第1係合体機構及び第2係合体機構の両者の一方の
動作により鎖錠手段が解錠位置に変位する。
【0024】また、上記のように構成されたこの発明で
は、下方かごが乗場に停止すると下ドアー装置の係合機
構と一側の乗場の戸に装着された第1係合体機構との係
合によりかごの戸及び乗場の戸が開閉され、上方かごが
乗場に停止すると上ドアー装置の係合機構と他側の乗場
の戸に装着された第2係合体機構との係合によりかごの
戸及び乗場の戸が開閉される。
【0025】また、上記のように構成されたこの発明で
は、下方かごが乗場に停止すると下ドアー装置の係合機
構と両側の乗場の戸に装着された第1係合体機構との係
合によりかごの戸及び乗場の戸が開閉され、上方かごが
乗場に停止すると上ドアー装置の係合機構と両側の乗場
の戸に装着された第2係合体機構との係合によりかごの
戸及び乗場の戸が開閉される。
【0026】また、上記のように構成されたこの発明で
は、下方かごが乗場に停止すると下ドアー装置の係合機
構と一側の乗場の戸に装着された第1係合体機構との係
合により鎖錠手段が解錠されてかごの戸及び乗場の戸が
開閉され、上方かごが乗場に停止すると上ドアー装置の
係合機構と他側の乗場の戸に装着された第2係合体機構
との係合により伝動体を介して鎖錠手段が解錠されてか
ごの戸及び乗場の戸が開閉される。
【0027】また、上記のように構成されたこの発明で
は、下方かごが乗場に停止すると下ドアー装置の係合機
構と両側の乗場の戸に装着された第1係合体機構との係
合により鎖錠手段が解錠されてかごの戸及び乗場の戸が
開閉され、上方かごが乗場に停止すると上ドアー装置の
係合機構と両側の乗場の戸に装着された第2係合体機構
との係合により伝動体を介して鎖錠手段が解錠されてか
ごの戸及び乗場の戸が開閉される。
【0028】また、上記のように構成されたこの発明で
は、下方かごが乗場に停止すると下ドアー装置の係合機
構と両側の乗場の戸に装着された第1係合体機構との係
合により鎖錠手段が解錠されてかごの戸及び乗場の戸が
開閉され、上方かごが乗場に停止すると上ドアー装置の
係合機構と両側の乗場の戸に装着された第2係合体機構
との係合により鎖錠手段が解錠されてかごの戸及び乗場
の戸が開閉される。
【0029】また、上記のように構成されたこの発明で
は、下方かごが乗場に停止すると下ドアー装置の係合機
構と第1係合体機構との係合によりかごの戸と、連動ロ
ープ機構を介して両側の乗場の戸とが開閉される。ま
た、上方かごが乗場に停止すると上ドアー装置の係合機
構と第2係合体機構との係合によりかごの戸と、連動ロ
ープ機構を介して両側の乗場の戸とが開閉される。
【0030】また、上記のように構成されたこの発明で
は、下方かごが乗場に停止すると下ドアー装置の係合機
構と一側の乗場の戸に装着された第1係合体機構との係
合により鎖錠手段が解錠されると共に、他側の乗場の戸
の鎖錠手段に対する係合が解除されてかごの戸及び乗場
の戸が開閉される。また、上方かごが乗場に停止すると
上ドアー装置の係合機構と他側の乗場の戸に装着された
第2係合体機構との係合により鎖錠手段が解錠されると
共に、一側の乗場の戸の鎖錠手段に対する係合が解除さ
れてかごの戸及び乗場の戸が開閉される。
【0031】
【実施例】
実施例1.図1〜図4は、この発明の一実施例を示す図
で、図1は乗場の背面図、図2は図1の乗場に昇降体の
上方かごが停止した状態を示す側面図、図3は図1の乗
場に昇降体の下方かごが停止した状態を示す側面図、図
4は図1のIV部の要部拡大図である。
【0032】図において、(1)は昇降路(2)を昇降する昇
降体、(3)は図2及び図3に示す高さAの出入口(4)が設
けられて昇降体(1)の下部寄りに配置された下方かご、
(5)は下方かご(3)の出入口(4)の高さよりも高い図2及
び図3に示す高さBの出入口(6)が設けられて昇降体(1)
の下方かご(3)の上方に配置された上方かごである。
【0033】(7)は下方かご(3)の出入口(4)を開閉する
下ドアー装置で、下方かご(3)の床から図2及び図3に
示す高さCの位置に係合機構(8)が設けられている。(9)
は上方かご(5)の出入口(6)を開閉する上ドアー装置で、
上方かご(5)の床から図2及び図3に示す高さDの位置
に係合機構(10)が設けられている。
【0034】なお、下ドアー装置(7)及び上ドアー装置
(9)は周知のドアー装置であって、それぞれ図9と同様
な駆動電動機(11)、減速装置(12)、戸のレール(13)、ド
アーハンガー(14)、かごの戸(15)、かごの戸(15)を開閉
するリンク(16)、セフティーエッジ(17)及びかごの敷居
(18)により構成されている。(19)は昇降路(2)に設けら
れて下方かご(3)及び上方かご(5)のいずれかが停止して
対面する乗場で、上方かご(5)の出入口(6)と同じの高さ
Bの乗場出入口(20)を開閉する乗場ドアー装置(21)が設
けられている。
【0035】また、乗場ドアー装置(21)は、ハンガーケ
ース(22)、戸のレール(23)、ドアーハンガー(24)、イン
ターロック掛け金具(25)、インターロックラッチ(26)、
連動ロープ機構(27)、乗場の戸(28)、乗場の戸(28)に設
けられて乗場(19)の床から図1に示す高さCの位置に配
置された第1係合体機構(31)、乗場の戸(28)に設けられ
て乗場(19)の床から図1に示す高さDの位置に配置され
た第2係合体機構(32)及び乗場の敷居(30)により構成さ
れている。
【0036】また、インターロック掛け金具(25)には、
係合子(33)及びインターロックスイッチ(34)が設けられ
ている。また、インターロックラッチ(26)は中間部がド
アーハンガー(24)に枢着されて、係合子(33)に係合する
鉤部(35)が形成され、鉤部(35)側にインターロックスイ
ッチ(34)を短絡する接触片(36)が設けられると共に、圧
縮コイルばねからなる付勢体(37)が設けられて図4にお
いて反時計方向に付勢されている。
【0037】また、第1係合体機構(31)は取付板に枢着
された定置ローラ(38)、屈折部が枢着されたL字状金具
(39)及びL字状金具(39)の下垂した一辺の下端に枢着さ
れた変位ローラ(40)によって構成さている。また、第2
係合体機構(32)は取付板に枢着された定置ローラ(41)、
屈折部が枢着されたL字状金具(42)及びL字状金具(42)
の上方に起立した一辺の上端に枢着された変位ローラ(4
3)によって構成さている。
【0038】(44)は両端がそれぞれインターロックラッ
チ(26)の反鉤部(35)側の端部及び第2係合体機構(32)の
L字状金具(42)の水平に延在する他辺の先端に枢着され
た上連結棒、(45)は両端がそれぞれ第2係合体機構(32)
のL字状金具(42)の水平に延在する他辺の先端及び第1
係合体機構(31)のL字状金具(39)の水平に延在する他辺
の先端に枢着された下連結棒からなる連動手段である。
【0039】上記のように構成されたエレベーター装置
において、乗場(19)の戸閉時には図4に示すようにイン
ターロック掛け金具(25)の係合子(33)にインターロック
ラッチ(26)の鉤部(35)が係合して乗場の戸(28)が鎖錠さ
れる。また、接触片(36)がインターロックスイッチ(34)
に接触し、インターロックスイッチ(34)が短絡されて乗
場の戸(28)の鎖錠が検出される。
【0040】また、乗場(19)の戸閉時には図4に示すよ
うに上連結棒(44)及び連動手段(45)が上昇位置に配置さ
れ、第1係合体機構(31)及び第2係合体機構(32)の変位
ローラは定置ローラから離れた遠位置にあり、これらの
変位ローラ及び定置ローラの間を係合機構(8)及び係合
機構(10)が昇降体(1)の昇降により変位ローラ及び定置
ローラに接触することなく通過する。
【0041】そして、図2に示すように上方かご(5)が
乗場(19)に停止する場合には、上方かご(5)の係合機構
(10)の上下方向の中心が第2係合体機構(32)の定置ロー
ラ(41)及び変位ローラ(43)の間に配置される。次いで、
上ドアー装置(9)の戸開初期動作により係合機構(10)が
拡幅して第2係合体機構(32)の変位ローラ(43)を押圧す
る。これによって、L字状金具(42)が図4において時計
方向に回動する。
【0042】L字状金具(42)の回動によって上連結棒(4
4)及び連動手段(45)が引き下げられ、インターロックラ
ッチ(26)が付勢体(37)の付勢力に抗して時計方向に回動
して鉤部(35)と係合子(33)との係合が解除される。これ
により、乗場の戸(28)の鎖錠が解除されると共に、接触
片(36)がインターロックスイッチ(34)にから離れて乗場
の戸(28)の鎖錠解除が検出される。
【0043】そして、係合機構(10)の拡幅により第2係
合体機構(32)の定置ローラ(41)及び変位ローラ(43)に挟
圧されてかごの戸(15)と乗場の戸(28)が相互に保持さ
れ、上ドアー装置(9)の作動により一緒に戸開される。
また、戸閉時には詳細な説明を省略するが、上ドアー装
置(9)の作動により戸開時とは逆の動作によりかごの戸
(15)と乗場の戸(28)が一緒に戸閉され、乗場の戸(28)が
鎖錠される。
【0044】また、図3に示すように下方かご(3)が乗
場(19)に停止する場合には、下方かご(3)の係合機構(8)
の上下方向の中心が第1係合体機構(31)の定置ローラ(3
8)及び変位ローラ(40)の間に配置される。そして、詳細
な説明を省略するが前述の上方かご(5)の場合と同様
に、かごの戸(15)と乗場の戸(28)が下ドアー装置(7)の
作動により一緒に開閉される。
【0045】以上説明したように、下方かご(3)が乗場
(19)に停止すると下ドアー装置(7)の係合機構(8)と乗場
(19)の第1係合体機構(31)との係合によりかごの戸(15)
及び乗場の戸(28)が開閉される。また、上方かご(5)が
乗場(19)に停止すると上ドアー装置(9)の係合機構(10)
と乗場(19)の第2係合体機構(32)との係合によりかごの
戸(15)及び乗場の戸(28)が開閉される。
【0046】そして、下方かご(3)の出入口(4)と上方か
ご(5)の出入口(6)の高さが異なっても、乗場(19)に下方
かご(3)又は上方かご(5)が床が一致した正常状態に停止
し、かつ乗場の戸(28)とかごの戸(15)が無理なく係合さ
れて一緒に開閉する。これにより、乗場の戸(28)とかご
の戸(15)を円滑に開閉することができる。また、下ドア
ー装置(7)及び上ドアー装置(9)それぞれの構成を変更す
る必要がなく、下ドアー装置(7)及び上ドアー装置(9)の
設計、製作を簡易化でき、保守作業も簡略化するので諸
費用を節減することができる。
【0047】また、図1〜図4の実施例において、連動
手段(45)の上端がインターロックラッチ(26)に連結され
ず、第2係合体機構(32)に連結されて第1係合体機構(3
1)の動作が第2係合体機構(32)を介してインターロック
ラッチ(26)に伝動される。このため、第1係合体機構(3
1)及び第2係合体機構(32)の相互間隔が長い場合であっ
ても、上連結棒(44)に相当する長い下連結棒を設ける必
要がなく容易に設計、製作することができ費用を低減す
る効果がある。
【0048】実施例2.図5及び図6は、この発明の他
の実施例を示す図で、図5は乗場の背面図、図6は図5
のVI部の要部拡大図であり、図5及び図6の他は前述
の図1〜図4と同様にエレベーター装置が構成されてい
る。図において、図1〜図4と同符号は相当部分を示
し、(28)は中心開きからなる乗場の戸で、図5において
右側に配置された右乗場の戸(280)及び左側に配置され
た左乗場の戸(281)によって構成されている。
【0049】(25)はハンガーケース(22)に設けられたイ
ンターロック掛け金具、(26)は右乗場の戸(280)のドア
ーハンガー(24)に設けられたインターロックラッチから
なる鎖錠手段である。(32)は右乗場の戸(280)に設けら
れて乗場(19)の床から図5に示す高さDの位置に配置さ
れた第2係合体機構、(31)は左乗場の戸(281)に設けら
れて乗場(19)の床から図5に示す高さCの位置に配置さ
れた第1係合体機構である。
【0050】また、鎖錠手段(26)は中間部が右乗場の戸
(280)のドアーハンガー(24)に枢着されて、係合子(33)
に係合する鉤部(35)が形成され、鉤部(35)側にインター
ロックスイッチ(34)を短絡する接触片(36)が設けられる
と共に、圧縮コイルばねからなる付勢体(37)が設けられ
図6において反時計方向に付勢されている。(46)は鎖錠
手段(26)に装着されて接触片(36)よりも突出して配置さ
れた伝動片である。
【0051】(47)は中間部が左乗場の戸(281)のドアー
ハンガー(24)に枢着された伝動体で、一端が伝動片(46)
の下側に配置されている。(451)は下連結棒からなる連
動手段で、上端が伝動体(47)の他端に枢着され、下端は
第1係合体機構(31)のL字状金具(39)の水平に延在する
辺の先端に枢着されている。(48)は圧縮コイルばねから
なる付勢体で、伝動体(47)を図6において時計方向に付
勢する。
【0052】上記のように構成されたエレベーター装置
において、乗場(19)の戸閉時には図5に示すようにイン
ターロック掛け金具(25)の係合子(33)に鎖錠手段(26)の
鉤部(35)が係合して右乗場の戸(280)が鎖錠される。こ
れにより、連動ロープ機構(27)によって連結された左乗
場の戸(281)も固定される。また、接触片(36)がインタ
ーロックスイッチ(34)に接触し、インターロックスイッ
チ(34)が短絡されて乗場の戸(28)の鎖錠が検出される。
【0053】そして、図1〜図4の実施例と同様に第1
係合体機構(31)及び第2係合体機構(32)に対して、昇降
体(1)の昇降により係合機構(8)及び係合機構(10)が変位
ローラ及び定置ローラに接触することなく通過する。ま
た、上方かご(5)が乗場(19)に停止する場合には、上方
かご(5)の係合機構(10)の上下方向の中心が第2係合体
機構(32)の定置ローラ(41)及び変位ローラ(43)の間に配
置される。これにより、図1〜図4の場合と同様に右乗
場の戸(280)の鎖錠が解除され、右乗場の戸(280)及び左
乗場の戸(281)が開閉動作して戸閉後に鎖錠される。
【0054】また、下方かご(3)が乗場(19)に停止する
場合も図1〜図4の実施例と同様に、下方かご(3)の係
合機構(8)の上下方向の中心が第1係合体機構(31)の定
置ローラ(38)及び変位ローラ(40)の間に配置される。そ
して、戸開動作の初期における係合機構(8)の動作によ
って変位ローラ(40)が変位して連動手段(451)が引き下
げられる。
【0055】これにより、伝動体(47)が付勢体(48)の付
勢力に抗して図6において反時計方向に回動して伝動片
(46)を押し上げ鎖錠手段(26)を解錠位置に変位させる。
次いで、詳細な説明を省略するが前述の上方かご(5)の
場合と同様にかごの戸(15)と乗場の戸(28)を下ドアー装
置(7)の作動により一緒に開閉動作させる。
【0056】以上説明したように、下方かご(3)が乗場
(19)に停止すると下ドアー装置(7)の係合機構(8)と乗場
(19)の第1係合体機構(31)との係合によりかごの戸(15)
及び乗場の戸(28)が開閉される。また、上方かご(5)が
乗場(19)に停止すると上ドアー装置(9)の係合機構(10)
と乗場(19)の第2係合体機構(32)との係合によりかごの
戸(15)及び乗場の戸(28)が開閉される。したがって、詳
細な説明を省略するが図5及び図6の実施例においても
図1〜図4の実施例と同様な作用が得られることは明白
である。
【0057】実施例3.図7も、この発明の他の実施例
を示す前述の図6相当図で、図7の他は前述の図1〜図
4並びに図5及び図6と同様にエレベーター装置が構成
されている。図において、図5及び図6と同符号は相当
部分を示す。
【0058】(49)は左乗場の戸(281)のドアーハンガー
(24)に反右乗場の戸(280)側の端部が枢着された鎖錠手
段で、回動側の端部に鎖錠手段(26)の鉤部(35)に係合す
る鉤片(50)が設けられ、また、中間部に連動手段(451)
の上端が枢着されている。(51)は圧縮コイルばねからな
る付勢体で、左乗場の戸(281)のドアーハンガー(24)に
設けられて鎖錠体(49)を図7において反時計方向に付勢
する。
【0059】上記のように構成されたエレベーター装置
において、乗場(19)の戸閉時には図5とほぼ同様に鎖錠
手段(49)の鉤片(50)に鎖錠手段(26)の鉤部(35)が係合し
て右乗場の戸(280)及び左乗場の戸(281)が鎖錠される。
また、図示が省略してあるが接触片(36)がインターロッ
クスイッチ(34)に接触し、インターロックスイッチ(34)
が短絡されて乗場の戸(28)の鎖錠が検出される。
【0060】そして、上方かご(5)が乗場(19)に停止す
る場合には、第2係合体機構(32)の動作により上連結棒
(44)が引き下げられることにより、鎖錠手段(49)の鉤片
(50)から鎖錠手段(26)の鉤部(35)が外れて鎖錠
が解除される。また、下方かご(3)が乗場(19)に停止す
る場合には、第1係合体機構(31)の動作により連動手段
(451)が引き下げられることにより、鎖錠手段(49)の鉤
片(50)が鎖錠手段(26)の鉤部(35)からが外れて鎖錠が解
除される。
【0061】そして、図5及び図6の実施例と同様に、
右乗場の戸(280)及び左乗場の戸(281)が開閉動作して戸
閉後に鎖錠される。このようにして、下方かご(3)が乗
場(19)に停止すると下ドアー装置(7)の係合機構(8)と乗
場(19)の第1係合体機構(31)との係合によりかごの戸(1
5)及び乗場の戸(28)が開閉される。
【0062】また、上方かご(5)が乗場(19)に停止する
と上ドアー装置(9)の係合機構(10)と乗場(19)の第2係
合体機構(32)との係合によりかごの戸(15)及び乗場の戸
(28)が開閉される。したがって、詳細な説明を省略する
が図7の実施例においても図1〜図4の実施例と同様な
作用が得られることは明白である。
【0063】実施例4.図8も、この発明の他の実施例
を示す前述の図1相当図で、図8の他は前述の図1〜図
4と同様にエレベーター装置が構成されている。図にお
いて、図1〜図4と同符号は相当部分を示す。すなわ
ち、図8の実施例は図1〜図4の実施例におけるインタ
ーロックラッチからなる鎖錠手段(26)、第1係合体機構
(31)、第2係合体機構(32)等による乗場ドアー装置(21)
の要部を左右それぞれの乗場の戸(28)に設けたものであ
る。
【0064】そして、下方かご(3)が乗場(19)に停止す
ると下ドアー装置(7)の係合機構(8)と乗場(19)の第1係
合体機構(31)との係合によりかごの戸(15)及び乗場の戸
(28)が開閉される。また、上方かご(5)が乗場(19)に停
止すると上ドアー装置(9)の係合機構(10)と乗場(19)の
第2係合体機構(32)との係合によりかごの戸(15)及び乗
場の戸(28)が開閉される。したがって、詳細な説明を省
略するが図8の実施例においても図1〜図4の実施例と
同様な作用が得られることは明白である。
【0065】なお、図8の実施例において、左右の乗場
の戸(28)が第1係合体機構(31)、第2係合体機構(32)に
よって、それぞれかごの戸(15)に係合されて電動駆動さ
れるので、一層円滑な開閉作用を得ることができる。ま
た、連結ロープ機構(27)が不要となり構造を簡素化で
き、乗場ドアー装置(21)が出入口(20)中心に対して対称
に構成されるので、各部材の誤製作が減少し部材の管理
も容易にでき生産性を向上することができる。
【0066】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、出入口
が設けられて昇降路を昇降する下方かごと、この下方か
ごの出入口とは異なる高さの出入口が設けられて昇降路
の下方かごの上方を昇降する上方かごと、下方かごの出
入口を開閉する下ドアー装置及び上方かごの出入口を開
閉する上ドアー装置と、昇降路に設けられ上方かご及び
下方かごのいずれかが停止する乗場と、この乗場に設け
られて下ドアー装置の係合機構に対応する位置に配置さ
れた第1係合体機構及び上ドアー装置の係合機構に対応
する位置に配置された第2係合体機構が装備され、第1
係合体機構及び第2係合体機構のいずれかに係合した下
ドアー装置及び上ドアー装置の一方の動作によって駆動
されて乗場を開閉する乗場ドアー装置とを設けたもので
ある。
【0067】これによって、下方かごが乗場に停止する
と下ドアー装置の係合機構と第1係合体機構との係合に
よりかごの戸及び乗場の戸が開閉され、上方かごが乗場
に停止すると上ドアー装置の係合機構と第2係合体機構
との係合によりかごの戸及び乗場の戸が開閉される。し
たがって、下方かごの出入口と上方かごの出入口の高さ
が異なっても、乗場に下方かご又は上方かごが床が一致
した正常状態に停止し、かつ乗場の戸とかごの戸が無理
なく係合されて一緒に開閉する。これにより、乗場の戸
とかごの戸の開閉動作を円滑にする効果がある。また、
下ドアー装置及び上ドアー装置それぞれの構成を変更す
る必要がなく、下ドアー装置及び上ドアー装置の設計、
製作を簡易化でき、保守作業も簡略化し諸費用を節減す
る効果がある。
【0068】また、この発明は以上説明したように、出
入口が設けられて昇降路を昇降する下方かごと、この下
方かごの出入口とは異なる高さの出入口が設けられて昇
降路の下方かごの上方を昇降する上方かごと、下方かご
の出入口を開閉する下ドアー装置及び上方かごの出入口
を開閉する上ドアー装置と、昇降路に設けられ上方かご
及び下方かごのいずれかが停止する乗場と、この乗場に
設けられて下ドアー装置の係合機構に対応する位置に配
置された第1係合体機構及び上ドアー装置の係合機構に
対応する位置に配置された第2係合体機構が装備され、
第1係合体機構及び第2係合体機構の両者が設けられ、
これら両者が連動手段によって連結されて連結動作し、
さらにこの連結動作により作動する鎖錠手段が設けられ
て、上記両者の一方の動作により鎖錠手段が解錠位置に
変位するように構成され、かつ下ドアー装置及び上ドア
ー装置の一方の動作によって駆動されて乗場を開閉する
乗場ドアー装置とを設けたものである。
【0069】これによって、下方かごが乗場に停止する
と下ドアー装置の係合機構と第2係合体機構に連動する
第1係合体機構との係合によりかごの戸及び乗場の戸が
開閉され、上方かごが乗場に停止すると上ドアー装置の
係合機構と第1係合体機構に連動する第2係合体機構と
の係合によりかごの戸及び乗場の戸が開閉される。
た、連動手段により連結された第1係合体機構及び第2
係合体機構の両者の一方の動作により鎖錠手段が解錠位
置に変位する。したがって、下方かごの出入口と上方か
ごの出入口の高さが異なっても、乗場に下方かご又は上
方かごが床が一致した正常状態に停止し、かつ乗場の戸
とかごの戸が無理なく係合されて一緒に開閉する。これ
により、乗場の戸とかごの戸の開閉動作を円滑にする効
果がある。
【0070】また、下ドアー装置及び上ドアー装置それ
ぞれの構成を変更する必要がなく、下ドアー装置及び上
ドアー装置の設計、製作を簡易化でき、保守作業も簡略
化し諸費用を節減する効果がある。さらに、連動手段の
上端が鎖錠手段に連結されず、第2係合体機構に連結さ
れて第1係合体機構の動作が第2係合体機構を介して鎖
錠手段に伝動される。このため、第1係合体機構及び第
2係合体機構の相互間隔が長い場合であっても、鎖錠手
段との連結手段が徒に長くならず容易に設計、製作する
ことができ費用を低減する効果がある。
【0071】また、この発明は以上説明したように、出
入口が設けられて昇降路を昇降する下方かごと、この下
方かごの出入口とは異なる高さの出入口が設けられて昇
降路の下方かごの上方を昇降する上方かごと、下方かご
の出入口を開閉する下ドアー装置及び上方かごの出入口
を開閉する上ドアー装置と、昇降路に設けられ上方かご
及び下方かごのいずれかが停止する乗場と、この乗場に
設けられて下ドアー装置の係合機構に対応する位置に配
置された第1係合体機構及び上ドアー装置の係合機構に
対応する位置に配置された第2係合体機構が装備される
と共に、中心開きからなり一側に第1係合体機構を装着
した乗場の戸及び他側に第2係合体機構を装着した乗場
の戸が設けられて、第1係合体機構及び第2係合体機構
のいずれかに係合した下ドアー装置及び上ドアー装置の
一方の動作によって駆動されて乗場を開閉する乗場ドア
ー装置とを設けたものである。
【0072】これによって、下方かごが乗場に停止する
と下ドアー装置の係合機構と一側の乗場の戸に装着され
た第1係合体機構との係合によりかごの戸及び乗場の戸
が開閉され、上方かごが乗場に停止すると上ドアー装置
の係合機構と他側の乗場の戸に装着された第2係合体機
構との係合によりかごの戸及び乗場の戸が開閉される。
したがって、下方かごの出入口と上方かごの出入口の高
さが異なっても、乗場に下方かご又は上方かごが床が一
致した正常状態に停止し、かつ乗場の戸とかごの戸が無
理なく係合されて一緒に開閉する。これにより、乗場の
戸とかごの戸の開閉動作を円滑にする効果がある。
【0073】また、下ドアー装置及び上ドアー装置それ
ぞれの構成を変更する必要がなく、下ドアー装置及び上
ドアー装置の設計、製作を簡易化でき、保守作業も簡略
化し諸費用を節減する効果がある。
【0074】また、この発明は以上説明したように、出
入口が設けられて昇降路を昇降する下方かごと、この下
方かごの出入口とは異なる高さの出入口が設けられて昇
降路の下方かごの上方を昇降する上方かごと、下方かご
の出入口を開閉する下ドアー装置及び上方かごの出入口
を開閉する上ドアー装置と、昇降路に設けられ上方かご
及び下方かごのいずれかが停止する乗場と、この乗場に
設けられて下ドアー装置の係合機構に対応する位置に配
置された第1係合体機構及び上ドアー装置の係合機構に
対応する位置に配置された第2係合体機構が装備される
と共に、中心開きからなり一側に第1係合体機構及び第
2係合体機構を装着した乗場の戸並びに他側に第1係合
体機構及び第2係合体機構を装着した乗場の戸が設けら
れて、上記両側の第1係合体機構のそれぞれ及び両側の
第2係合体機構のそれぞれのいずれかに係合した下ドア
ー装置及び上ドアー装置の一方の動作によって駆動され
て乗場を開閉する乗場ドアー装置とを設けたものであ
る。
【0075】これによって、下方かごが乗場に停止する
と下ドアー装置の係合機構と両側の乗場の戸に装着され
た第1係合体機構との係合によりかごの戸及び乗場の戸
が開閉され、上方かごが乗場に停止すると上ドアー装置
の係合機構と両側の乗場の戸に装着された第2係合体機
構との係合によりかごの戸及び乗場の戸が開閉される。
したがって、下方かごの出入口と上方かごの出入口の高
さが異なっても、乗場に下方かご又は上方かごが床が一
致した正常状態に停止し、かつ乗場の戸とかごの戸が無
理なく係合されて一緒に開閉する。これにより、乗場の
戸とかごの戸の開閉動作を円滑にする効果がある。
【0076】また、下ドアー装置及び上ドアー装置それ
ぞれの構成を変更する必要がなく、下ドアー装置及び上
ドアー装置の設計、製作を簡易化でき、保守作業も簡略
化し諸費用を節減する効果がある。また、両側の乗場の
戸が第1係合体機構、第2係合体機構によって、それぞ
れかごの戸に係合されて電動駆動されるので、一層円滑
な開閉作用を得ることができる。また、連結ロープ機構
が不要となり構造を簡素化でき、乗場ドアー装置が出入
口中心に対して対称に構成されるので、各部材の誤製作
が減少し部材の管理も容易にでき生産性を向上する効果
がある。
【0077】また、この発明は以上説明したように、出
入口が設けられて昇降路を昇降する下方かごと、この下
方かごの出入口とは異なる高さの出入口が設けられて昇
降路の下方かごの上方を昇降する上方かごと、下方かご
の出入口を開閉する下ドアー装置及び上方かごの出入口
を開閉する上ドアー装置と、昇降路に設けられ上方かご
及び下方かごのいずれかが停止する乗場と、この乗場に
設けられて下ドアー装置の係合機構に対応する位置に配
置された第1係合体機構及び上ドアー装置の係合機構に
対応する位置に配置された第2係合体機構が装備される
と共に、中心開きからなり一側に第1係合体機構及びこ
の第1係合体機構の動作により作動する鎖錠手段を装着
した乗場の戸並びに他側に第2係合体機構及び第2係合
体機構の動作により作動して鎖錠手段を解錠位置に変位
させる伝動体を装着した乗場の戸が設けられて、第1係
合体機構及び第2係合体機構のいずれかに係合した下ド
アー装置及び上ドアー装置の一方の動作によって駆動さ
れて乗場を開閉する乗場ドアー装置とを設けたものであ
る。
【0078】これによって、下方かごが乗場に停止する
と下ドアー装置の係合機構と一側の乗場の戸に装着され
た第1係合体機構との係合により鎖錠手段が解錠されて
かごの戸及び乗場の戸が開閉され、上方かごが乗場に停
止すると上ドアー装置の係合機構と他側の乗場の戸に装
着された第2係合体機構との係合により伝動体を介して
鎖錠手段が解錠されてかごの戸及び乗場の戸が開閉され
る。
【0079】したがって、下方かごの出入口と上方かご
の出入口の高さが異なっても、乗場に下方かご又は上方
かごが床が一致した正常状態に停止し、かつ乗場の戸と
かごの戸が無理なく係合されて一緒に開閉する。これに
より、乗場の戸とかごの戸の開閉動作を円滑にする効果
がある。また、下ドアー装置及び上ドアー装置それぞれ
の構成を変更する必要がなく、下ドアー装置及び上ドア
ー装置の設計、製作を簡易化でき、保守作業も簡略化し
諸費用を節減する効果がある。
【0080】また、この発明は以上説明したように、出
入口が設けられて昇降路を昇降する下方かごと、この下
方かごの出入口とは異なる高さの出入口が設けられて昇
降路の下方かごの上方を昇降する上方かごと、下方かご
の出入口を開閉する下ドアー装置及び上方かごの出入口
を開閉する上ドアー装置と、昇降路に設けられ上方かご
及び下方かごのいずれかが停止する乗場と、この乗場に
設けられて下ドアー装置の係合機構に対応する位置に配
置された第1係合体機構及び上ドアー装置の係合機構に
対応する位置に配置された第2係合体機構が装備される
と共に、中心開きからなり一側に第1係合体機構、第2
係合体機構及びこれら第1係合体機構と第2係合体機構
の少なくとも一方の動作により作動する鎖錠手段を装着
した乗場の戸並びに他側に第1係合体機構、第2係合体
機構及びこれら第1係合体機構と第2係合体機構の少な
くとも一方の動作により作動して鎖錠手段を解錠位置に
変位させる伝動体を装着した乗場の戸が設けられて、両
側の第1係合体機構のそれぞれ及び両側の第2係合体機
構のそれぞれのいずれかに係合した下ドアー装置及び上
ドアー装置の一方の動作によって駆動されて乗場を開閉
する乗場ドアー装置とを設けたものである。
【0081】これによって、下方かごが乗場に停止する
と下ドアー装置の係合機構と両側の乗場の戸に装着され
た第1係合体機構との係合により鎖錠手段が解錠されて
かごの戸及び乗場の戸が開閉され、上方かごが乗場に停
止すると上ドアー装置の係合機構と両側の乗場の戸に装
着された第2係合体機構との係合により伝動体を介して
鎖錠手段が解錠されてかごの戸及び乗場の戸が開閉され
る。したがって、下方かごの出入口と上方かごの出入口
の高さが異なっても、乗場に下方かご又は上方かごが床
が一致した正常状態に停止し、かつ乗場の戸とかごの戸
が無理なく係合されて一緒に開閉する。これにより、乗
場の戸とかごの戸の開閉動作を円滑にする効果がある。
【0082】また、下ドアー装置及び上ドアー装置それ
ぞれの構成を変更する必要がなく、下ドアー装置及び上
ドアー装置の設計、製作を簡易化でき、保守作業も簡略
化し諸費用を節減する効果がある。また、両側の乗場の
戸が第1係合体機構、第2係合体機構によって、それぞ
れかごの戸に係合されて電動駆動されるので、一層円滑
な開閉作用を得ることができる。また、連結ロープ機構
が不要となり構造を簡素でき、乗場ドアー装置が出入口
中心に対して対称に構成されるので、各部材の誤製作が
減少し部材の管理も容易にでき生産性を向上する効果が
ある。
【0083】また、この発明は以上説明したように、出
入口が設けられて昇降路を昇降する下方かごと、この下
方かごの出入口とは異なる高さの出入口が設けられて昇
降路の下方かごの上方を昇降する上方かごと、下方かご
の出入口を開閉する下ドアー装置及び上方かごの出入口
を開閉する上ドアー装置と、昇降路に設けられ上方かご
及び下方かごのいずれかが停止する乗場と、この乗場に
設けられて下ドアー装置の係合機構に対応する位置に配
置された第1係合体機構及び上ドアー装置の係合機構に
対応する位置に配置された第2係合体機構が装備される
と共に、中心開きからなり一側に第1係合体機構、第2
係合体機構及びこれら第1係合体機構と第2係合体機構
の少なくとも一方の動作により作動する鎖錠手段を装着
した乗場の戸並びに他側に第1係合体機構、第2係合体
機構及びこれら第1係合体機構と第2係合体機構の少な
くとも一方の動作により作動する鎖錠手段を装着した乗
場の戸が設けられて、両側の第1係合体機構のそれぞれ
及び両側の第2係合体機構のそれぞれのいずれかに係合
した下ドアー装置及び上ドアー装置の一方の動作によっ
て駆動されて乗場を開閉する乗場ドアー装置とを設けた
ものである。
【0084】これによって、下方かごが乗場に停止する
と下ドアー装置の係合機構と両側の乗場の戸に装着され
た第1係合体機構との係合により鎖錠手段が解錠されて
かごの戸及び乗場の戸が開閉され、上方かごが乗場に停
止すると上ドアー装置の係合機構と両側の乗場の戸に装
着された第2係合体機構との係合により鎖錠手段が解錠
されてかごの戸及び乗場の戸が開閉される。したがっ
て、下方かごの出入口と上方かごの出入口の高さが異な
っても、乗場に下方かご又は上方かごが床が一致した正
常状態に停止し、かつ乗場の戸とかごの戸が無理なく係
合されて一緒に開閉する。これにより、乗場の戸とかご
の戸の開閉動作を円滑にする効果がある。
【0085】また、下ドアー装置及び上ドアー装置それ
ぞれの構成を変更する必要がなく、下ドアー装置及び上
ドアー装置の設計、製作を簡易化でき、保守作業も簡略
化し諸費用を節減する効果がある。また、両側の乗場の
戸が第1係合体機構、第2係合体機構によって、それぞ
れかごの戸に係合されて電動駆動されるので、一層円滑
な開閉作用を得ることができる。また、連結ロープ機構
が不要となり構造を簡素化でき、乗場ドアー装置が出入
口中心に対して対称に構成されるので、各部材の誤製作
が減少し部材の管理も容易にでき生産性を向上する効果
がある。
【0086】また、この発明は以上説明したように、出
入口が設けられて昇降路を昇降する下方かごと、この下
方かごの出入口とは異なる高さの出入口が設けられて昇
降路の下方かごの上方を昇降する上方かごと、下方かご
の出入口を開閉する下ドアー装置及び上方かごの出入口
を開閉する上ドアー装置と、昇降路に設けられ上方かご
及び下方かごのいずれかが停止する乗場と、中心開きか
らなり乗場に設けられて下ドアー装置の係合機構に対応
する位置に配置された第1係合体機構及び上ドアー装置
の係合機構に対応する位置に配置された第2係合体機構
が装備された一側の乗場の戸並びに他側に連動ロープ機
構を介して一側の乗場の戸に連結され一側の乗場の戸と
は反対方向に動作する乗場の戸が装備されて、第1係合
体機構及び第2係合体機構のいずれかに係合した下ドア
ー装置及び上ドアー装置の一方の動作により駆動されて
乗場を開閉する乗場ドアー装置とを設けたものである。
【0087】これによって、下方かごが乗場に停止する
と下ドアー装置の係合機構と第1係合体機構との係合に
よりかごの戸と、連動ロープ機構を介して両側の乗場の
戸とが開閉される。また、上方かごが乗場に停止すると
上ドアー装置の係合機構と第2係合体機構との係合によ
りかごの戸と、連動ロープ機構を介して両側の乗場の戸
とが開閉される。したがって、下方かごの出入口と上方
かごの出入口の高さが異なっても、乗場に下方かご又は
上方かごが床が一致した正常状態に停止し、かつ乗場の
戸とかごの戸が無理なく係合されて一緒に開閉する。こ
れにより、乗場の戸とかごの戸の開閉動作を円滑にする
効果がある。また、下ドアー装置及び上ドアー装置それ
ぞれの構成を変更する必要がなく、下ドアー装置及び上
ドアー装置の設計、製作を簡易化でき、保守作業も簡略
化し諸費用を節減する効果がある。
【0088】また、この発明は以上説明したように、出
入口が設けられて昇降路を昇降する下方かごと、この下
方かごの出入口とは異なる高さの出入口が設けられて昇
降路の下方かごの上方を昇降する上方かごと、下方かご
の出入口を開閉する下ドアー装置及び上方かごの出入口
を開閉する上ドアー装置と、昇降路に設けられ上方かご
及び下方かごのいずれかが停止する乗場と、この乗場に
設けられて下ドアー装置の係合機構に対応する位置に配
置された第1係合体機構及び上ドアー装置の係合機構に
対応する位置に配置された第2係合体機構が装備される
と共に、中心開きからなり一側に第1係合体機構及びこ
の第1係合体機構の動作により作動する鎖錠手段を装着
した乗場の戸並びに他側に第2係合体機構及び第2係合
体機構の動作により作動して第1係合体機構に対応した
鎖錠手段との係合位置から解錠位置に変位する鎖錠手段
を装着した乗場の戸が設けられ、第1係合体機構及び第
2係合体機構のいずれかに係合した下ドアー装置及び上
ドアー装置の一方の動作によって駆動されて乗場を開閉
する乗場ドアー装置とを設けたものである。
【0089】これによって、下方かごが乗場に停止する
と下ドアー装置の係合機構と一側の乗場の戸に装着され
た第1係合体機構との係合により鎖錠手段が解錠される
と共に、他側の乗場の戸の鎖錠手段に対する係合が解除
されてかごの戸及び乗場の戸が開閉される。また、上方
かごが乗場に停止すると上ドアー装置の係合機構と他側
の乗場の戸に装着された第2係合体機構との係合により
鎖錠手段が解錠されると共に、一側の乗場の戸の鎖錠手
段に対する係合が解除されてかごの戸及び乗場の戸が開
閉される。
【0090】したがって、下方かごの出入口と上方かご
の出入口の高さが異なっても、乗場に下方かご又は上方
かごが床が一致した正常状態に停止し、かつ乗場の戸と
かごの戸が無理なく係合されて一緒に開閉する。これに
より、乗場の戸とかごの戸の開閉動作を円滑にする効果
がある。また、下ドアー装置及び上ドアー装置それぞれ
の構成を変更する必要がなく、下ドアー装置及び上ドア
ー装置の設計、製作を簡易化でき、保守作業も簡略化し
諸費用を節減する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す乗場の背面図。
【図2】図1の乗場に昇降体の上方かごが停止した状態
を示す側面図。
【図3】図1の乗場に昇降体の下方かごが停止した状態
を示す側面図。
【図4】図1のIV部の要部拡大図。
【図5】この発明の実施例2を示す乗場の背面図。
【図6】図5のVI部の要部拡大図。
【図7】この発明の実施例3を示す前述の図6相当図。
【図8】この発明の実施例4を示す前述の図1相当図。
【図9】従来のエレベーター装置を示すエレベーターの
かごの正面図。
【図10】図9のかごが停止する乗場の背面図。
【符号の説明】
2 昇降路、3 下方かご、4 出入口、5 上方か
ご、6 出入口、7 下ドアー装置、8 係合機構、9
上ドアー装置、10 係合機構、19 乗場、21
乗場ドアー装置、26 鎖錠手段、27 連動ロープ機
構、28 乗場の戸、31 第1係合体機構、32 第
2係合体機構、45 連動手段、47 伝動体。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66B 13/12 B66B 13/14

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出入口が設けられて昇降路を昇降する下
    方かごと、この下方かごの出入口とは異なる高さの出入
    口が設けられて上記昇降路の上記下方かごの上方を昇降
    する上方かごと、上記下方かごの出入口を開閉する下ド
    アー装置及び上記上方かごの出入口を開閉する上ドアー
    装置と、上記昇降路に設けられ上記上方かご及び下方か
    ごのいずれかが停止する乗場と、この乗場に設けられて
    上記下ドアー装置の係合機構に対応する位置に配置され
    た第1係合体機構及び上記上ドアー装置の係合機構に対
    応する位置に配置された第2係合体機構が装備され、上
    記第1係合体機構及び第2係合体機構のいずれかに係合
    した上記下ドアー装置及び上ドアー装置の一方の動作に
    よって駆動されて上記乗場を開閉する乗場ドアー装置と
    を備えたエレベーター装置。
  2. 【請求項2】 第1係合体機構及び第2係合体機構の両
    が設けられ、これら両者が連動手段によって連結され
    て連結動作し、さらにこの連結動作により作動する鎖錠
    手段が設けられて、上記両者の一方の動作により上記鎖
    錠手段が解錠位置に変位するように構成され、かつ下ド
    アー装置及び上ドアー装置の一方の動作によって駆動さ
    れて乗場を開閉する乗場ドアー装置としたことを特徴と
    する請求項1記載のエレベーター装置。
  3. 【請求項3】 中心開きからなり一側に第1係合体機構
    を装着した乗場の戸及び他側に第2係合体機構を装着し
    た乗場の戸が設けられて、上記第1係合体機構及び第2
    係合体機構のいずれかに係合した下ドアー装置及び上ド
    アー装置の一方の動作によって駆動されて乗場を開閉す
    る乗場ドアー装置としたことを特徴とする請求項1記載
    のエレベーター装置。
  4. 【請求項4】 中心開きからなり一側に第1係合体機構
    及び第2係合体機構を装着した乗場の戸並びに他側に第
    1係合体機構及び第2係合体機構を装着した乗場の戸が
    設けられて、上記両側の第1係合体機構のそれぞれ及び
    両側の第2係合体機構のそれぞれのいずれかに係合した
    下ドアー装置及び上ドアー装置の一方の動作によって駆
    動されて乗場を開閉する乗場ドアー装置としたことを特
    徴とする請求項1記載のエレベーター装置。
  5. 【請求項5】 中心開きからなり一側に第1係合体機構
    及びこの第1係合体機構の動作により作動する鎖錠手段
    を装着した乗場の戸並びに他側に第2係合体機構及び第
    2係合体機構の動作により作動して上記鎖錠手段を解錠
    位置に変位させる伝動体を装着した乗場の戸が設けられ
    て、上記第1係合体機構及び第2係合体機構のいずれか
    に係合した下ドアー装置及び上ドアー装置の一方の動作
    によって駆動されて乗場を開閉する乗場ドアー装置とし
    たことを特徴とする請求項1記載のエレベーター装置。
  6. 【請求項6】 中心開きからなり一側に第1係合体機
    構、第2係合体機構及びこれら第1係合体機構と第2係
    合体機構の少なくとも一方の動作により作動する鎖錠手
    段を装着した乗場の戸並びに他側に第1係合体機構、第
    2係合体機構及びこれら第1係合体機構と第2係合体機
    構の少なくとも一方の動作により作動して上記鎖錠手段
    を解錠位置に変位させる伝動体を装着した乗場の戸が設
    けられて、上記両側の第1係合体機構のそれぞれ及び両
    側の第2係合体機構のそれぞれのいずれかに係合した下
    ドアー装置及び上ドアー装置の一方の動作によって駆動
    されて乗場を開閉する乗場ドアー装置としたことを特徴
    とする請求項1記載のエレベーター装置。
  7. 【請求項7】 中心開きからなり一側に第1係合体機
    構、第2係合体機構及びこれら第1係合体機構と第2係
    合体機構の少なくとも一方の動作により作動する鎖錠手
    段を装着した乗場の戸並びに他側に第1係合体機構、第
    2係合体機構及びこれら第1係合体機構と第2係合体機
    構の少なくとも一方の動作により作動する鎖錠手段を装
    着した乗場の戸が設けられて、上記両側の第1係合体機
    構のそれぞれ及び両側の第2係合体機構のそれぞれのい
    ずれかに係合した下ドアー装置及び上ドアー装置の一方
    の動作によって駆動されて乗場を開閉する乗場ドアー装
    置としたことを特徴とする請求項1記載のエレベーター
    装置。
  8. 【請求項8】 中心開きからなり一側に第1係合体機構
    及び第2係合体機構が装着された乗場の戸及び他側に連
    動ロープ機構を介して上記一側の乗場の戸に連結され上
    記一側の乗場の戸とは反対方向に動作する乗場の戸が設
    けられて、上記第1係合体機構及び第2係合体機構のい
    ずれかに係合した下ドアー装置及び上ドアー装置の一方
    の動作によって駆動されて乗場を開閉する乗場ドアー装
    置としたことを特徴とする請求項1記載のエレベーター
    装置。
  9. 【請求項9】 中心開きからなり一側に第1係合体機構
    及びこの第1係合体機構の動作により作動する鎖錠手段
    を装着した乗場の戸並びに他側に第2係合体機構及び第
    2係合体機構の動作により作動して上記第1係合体機構
    に対応した鎖錠手段との係合位置から解錠位置に変位す
    る鎖錠手段を装着した乗場の戸が設けられて、上記第1
    係合体機構及び第2係合体機構のいずれかに係合した下
    ドアー装置及び上ドアー装置の一方の動作によって駆動
    されて乗場を開閉する乗場ドアー装置としたことを特徴
    とする請求項1記載のエレベーター装置。
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