JP2800337B2 - 二成分現像剤 - Google Patents
二成分現像剤Info
- Publication number
- JP2800337B2 JP2800337B2 JP1339951A JP33995189A JP2800337B2 JP 2800337 B2 JP2800337 B2 JP 2800337B2 JP 1339951 A JP1339951 A JP 1339951A JP 33995189 A JP33995189 A JP 33995189A JP 2800337 B2 JP2800337 B2 JP 2800337B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- weight
- carrier
- parts
- magnetic powder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Description
らなる二成分現像剤に関する。
ナーと磁性粉を含有する磁性キャリアの二成分からな
る。このような二成分現像剤においては、トナーはキャ
リアと摩擦することにより帯電し、静電的にキャリアと
付着する。キャリアはスリーブ上を磁気的に回転あるい
は引きづられるように移動させられ、それに伴ってトナ
ーが現像領域に連続的に移送される。
アについては、特性改良のため種々検討がなされてお
り、特に、キャリアをバインダー型とした小粒径のもの
を使用すると、トナー混合比が高めに設定でき、トナー
補給に対するラチチュートが高いため、高画質、長寿命
に効果がある。
トナー粒子に対して一様でなく、帯電量にバラツキがあ
る。これはトナー粒子の大小およびトナーの帯電立ち上
がり特性等が原因していると考えられる。従って、摩擦
帯電量が小さいトナーは、キャリアへの付着力が小さい
ため、スリーブ上を転がって移動する際、キャリアから
離脱し、複写機内を飛散するようになる。飛散トナーは
複写機内汚染や画像カブリの原因となったりする。ま
た、複写機内部は一般に排気のため風が一定方向に舞っ
ているため、上記のような飛散トナーがその風とともに
現像器以外の装置の方へ舞い、例えばチャージャーをワ
イヤー線に付着したりする。チャージャーワイヤーがト
ナー付着により汚染されるとチャージムラ、画像ムラが
引きおこされたりする。さらに汚染がひどくなると、現
像器のトナーこぼれ防止板の上に多量のトナーが蓄積
し、それが複写紙上に落ち、複写紙を汚したりする。
度が低速(15cm/sec程度)である場合は、4万枚程度の
複写枚数では、それほど問題となることはなかった。
なると、現像剤がスリーブ上を従来以上に高速に回転移
動させられ、飛散トナー量が大きく、その弊害はより顕
著なものとなってきた。
例えば、トナーの帯電の立ち上がりをスムーズにし、キ
ャリアとの付着を強固にすることにより飛散を防止する
ことが知られているが、高速複写では、トナーがスリー
ブ上を撹拌されながら高速に移動するので、どうしても
飛散トナーが生じてしまい、飛散トナーの抑制を十分に
抑えることはできない。
が、かかる磁性トナーの磁性を利用し、キャリアと同様
にスリーブ上に引き付けることによりトナー飛散を防止
することも考えられるが、磁性粉含有量が30wt%と非常
に多く、一成分磁性トナーを二成分現像剤用トナーにそ
のまま転用しても静電潜像への現像性が低く、高い画像
濃度を出すのが困難であり、十分な複写画像濃度を得る
ことができない。
像剤が特公昭56−11140号公報に開示されている。本願
が開示しようとする発明は、上記公報の粒子とは粒径お
よび磁性粉の含有量において異なる。また、上記公報の
現像剤は大小両粒子共に現像され消費されていくもので
ある。従って、現像剤の補給は、大小両粒子の混合物を
補給する必要があるが、大小両粒子の消費のされ方が一
定でないため、その大小両粒子の補給割合も一定しない
という問題がある。
像においても、トナー飛散が抑えられ、帯電立ち上がり
が良好で、また、現像性も低下せず、カブリやトナーコ
ボレの少ない現像剤を提供することを目的とする。
像剤において、トナーおよびキャリア両粒子にある一定
の割合の磁性粉を含有させることにより達成される。
を分散してなるキャリア粒子と、結着樹脂中に少なくと
も磁性粉末と着色剤とを分散してなるトナー粒子とから
なる現像剤において、キャリア粒子は、磁性粉を結着樹
脂100重量部に対して350〜900重量部含有し、重量平均
粒径30〜90μmを有し、キャリア粒子の結着樹脂100重
量部に対する磁性粉末の含有量aと、トナー粒子の結着
樹脂100重量部に対する磁性粉末の含有量bとの比a/bが
85〜1800であることを特徴とする二成分現像剤に関す
る。
子とからなり、両粒子とも磁性粉を含有する。以下、キ
ャリア粒子およびトナー粒子について順次説明する。
性粉末が分散されてなる。
ル型ポリエステル、すなわち、エチレンオキサイドまた
はプロピレンオキサイド付加したビスフェノールAをア
ルコール成分とし、これと2価のカルボン酸、3価のカ
ルボン酸、または炭素数4〜20の側鎖を有するカルボン
酸等を縮重合反応したものを用いることができるが、こ
れ以外にもアルコール成分として、エチレングリコール
を主成分としたものやロジングリシジルエステルを用い
たもの等が使用できる。また、ポリエステル樹脂だけで
なく、スチレン−アクリル系の共重合樹脂等も用いるこ
とができるが、何れも、100℃における粘度が105〜107c
psであるものがよい。これは混練時の粘度が高すぎると
磁性粉とのぬれが悪くなり、また、低すぎると磁性粉の
分散性が悪くなり、凝集を起こすからである。
抗が107Ω・cm以上の磁性材料であれば何でもよく、特
に制限はない。その中でも、フェライトが好適である。
具体的には、フェライトとしては、例えば、特公昭57−
19055号公報に記載の一般式: (式中、M′はMn、Ni、Co、Mg、Cu、ZnおよびCdからな
る群から選ばれた少なくとも1種の原子を示し、0.5≦
x≦1,0.1≦y≦0.571である。)または、式(MO)x・
Fe2O3(式中、MはMg、Co、Ni、Cu、ZnおよびMnから選
ばれる金属原子、xは1、2または3の整数を表わす)
で表わされるフェライト、FeO、Fe2O3なるマグネタイ
ト、鉄、ニッケル、コバルト等の強磁性を含む金属また
はこれらの合金や化合物がある。
粉350〜900重量部の割合で配合される。これは磁性粉が
350重量部未満では十分な磁気力が得られず、900重量部
を超えるとキャリアが脆くなるからである。
所定の混合比で十分加熱混合し、冷却後粉砕・分級して
得ることができる。
集と静電潜像担体への付着防止をより完全にするため、
キャリアの平均粒径が重量平均粒径で30〜90μmの範囲
に設定される。
集、静電潜像担体およびその周辺部へのキャリア付着が
生じ易くなり、かつキャリアの流動性の悪化を招き、90
μmを超えると、通常の鉄粉キャリアなどのようにハケ
ムラが生じ、細線の再現が悪く鮮明な画像が得られなく
なる。
径を揃えたあと、表面の改質を行うためにさらに (イ)シリカや酸化チタン、酸化アルミニウムなどの微
粉末による表面処理; (ロ)加熱処理; 等を施してもよい。
着色剤が分散されてなる。
ろで延べた磁性材料を使用すればよく、特に制限はない
が、トナーを正帯電性で使用する場合は、磁性粉として
は(MO)x・Fe2O3(M、xは前記と同義)を用いるこ
とが好ましい。
量部用いるのがよい。0.5重量部以下だとトナー飛散な
どに対して効果がなく、また、15重量部以上だと現像効
率が低下し、トナーが潜像上に少ししか現像されず、画
像濃度(ID)が低くなる。
をaとし、トナー中に含まれる磁性粉の含有量bとし
て、そのa/bを表わすと、a/bは約23〜1800の範囲とな
る。好ましくは、85〜1800である。
ないが、定着温度で十分な軟化点を有し、且つまた、保
存安定性に十分なガラス転移点を持つものであれば何で
もよい。本発明に適する熱可塑性樹脂の軟化点は、本発
明の効果を損なわない限りは現像スピード、システムの
機構上、低い軟化点を有する熱可塑性樹脂がよく、例え
ばポリスチレンやスチレンとアクリルエステルまたはメ
タクリルエステルとの共重合樹脂、ビスフェノール型ジ
オール、ロジン型ジオールおよびグリコールからなる群
から選ばれた少なくとも1つのジオール成分と、フタル
酸、イソフタル酸、テレフタル酸などの芳香族ジカルボ
ン酸、およびフタル酸、マレイン酸、アジピン酸などの
脂肪酸ジカルボン酸からなる群から選ばれた少なくとも
1種のジカルボン酸と、トリメリット酸から合成される
ポリエステル樹脂などが挙げられる。定着温度は選定し
た熱可塑性樹脂の軟化点等を考慮して適宜設定すればよ
い。その際、使用する樹脂の分子量として、数平均分子
量(Mn)、重量平均分子量(Mw)、Z平均分子量(Zn)
との関係が、 1,000Mn7,000 40Mw/Mn70 200Mz/Mn500 であり、数平均分子量(Mn)についてはさらに2,000M
n7,000であることが好ましい。なお、本発明の熱可塑
性樹脂の平均分子量(Mn、Mw、Mz)の測定にはGPC(ゲ
ル・パーミエーション・クロマトグラフィー)を使用
し、ポリスチレンなどのゲルの中を溶媒に溶かした高分
子が透過するときの速度により高分子と低分子に分離
し、これを示差屈折計などで検出したものを標準ポリス
チレンで換算したものを示してある。
は、黒色顔料としてはチャンネルブラック、ファーネス
ブラック等のカーボンブラック、アセチレンブラック、
ランプブラック、アニリンブラック等; 黄色顔料としては黄鉛、亜鉛黄、カドミウムエロー、
黄色酸化鉄、ミネラルファストイエロー、ニッケルチタ
ンエロー、ネーブルスエロー、ナフトールエローンS、
ハンザーイエローG、ハンザーイエロー10G、ベンジジ
ンエローG、ベンジジンエローGR、キノリンエローレー
キ、パーマネントエロー、NCG、タートラジンレーキ
等; 橙色顔料としては赤口黄鉛、モリブデンオレンジ、パ
ーマネントオレジンGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカ
ンオレンジ、インダスレンブリリアントオレンジRK、ベ
ンジジンオレンジG、インダスレンブリリアントオレン
ジGK等; 赤色顔料としてはベンガラ、カドミウムレッド、鉛
丹、硫化水銀カドミウム、パーマネントレッド4R、リソ
ールレッド、ピラゾロンレッド、ウォッチングレッド、
カルシューム塩、レーキレッドD、ブリリアントカーミ
ン6B、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、アリザリ
ンレーキ、ブリリアントカーミン3B等; 紫色顔料としてはマンガンン紫、ファストバイオレッ
トB、メチルバイオレットレーキ等; 青色顔料としては紺青、コバルトブルー、アルカリブ
ルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、フタロシアニン
ブルー、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニン
ブルー部分塩素化物、ファーストスカイブルー、インダ
スレンブルーBC等がある。
メントグリーンB、マラカイトグリーンレーキ、ファナ
ルイエローグリーンG等; 白色顔料としては亜鉛華、酸化チタン、アンモン白、
硫化亜鉛等; 体質顔料としてはバライト粉、炭酸バリウム、クレ
ー、シリカ、ホワイトンカーボン、タルク、アルミナホ
ワイト等; 黄色着色剤としてはベンチジンイエロー、ハンザイン
エロー、クロモフタールイエロー等; が挙げられる。
てもよく、いずれも無公害で高い着色力があれば有機、
無機を問わず、これらに限定されるものではない。
く、例えば荷電性を付与するためには次のような帯電制
御剤を用いてもよい。
エ酸およびそのアルキル誘導体、ヒドロキシ置換テトラ
ハイドロナフトエ酸、およびサリチル酸のアルキル誘導
体等;あるいは、一般式: (式中、X1は水素原子、低級アルキル基、低級アルコキ
シ基、ニトロ基またはハロゲン原子を表わし、n1は1ま
たは2、m1は1〜3の整数を表わし、Xは同じであって
も異なっていてもよく、M1はクロムまたはコバルト原子
を表わし、Aは水素、ナトリウム、カリウムまたはアン
モニウムイオンを表わす。) で表わされる金属錯塩化合物;式: で表わされる金属錯塩化合物;および一般式: (式中、X2およびX3は水素原子、低級アルキル基、低級
アルコキシ基、ニトロ基またはハロゲン原子を表わし、
X2とX3は同じであっても異なっていてもよく、m2および
m3は1〜3の整数を表わし、R1およびR3はハロゲン原子
を表わし、R1とR3は同じであっても異なってもよく、n2
およびn3は1〜3の整数を表わし、R2およびR4は水素原
子またはニトロ基を表わし、M2はクロムまたはコバルト
原子を表わし、Kは水素、ナトリウム、カリウムまたは
アンモニウムイオンを表わす。)で表わされる金属錯塩
化合物を帯電制御剤として使用することができるが、こ
こに挙げた含金油溶性染料に限られることはない。ま
た、2−アクリルアミド−2−メチルプロパン・スルホ
ン酸などのスルホン酸塩をスチレンなどと共重合するこ
とにより得られた、いわゆる帯電制御樹脂を上記帯電制
御剤と併用することにより帯電の立上がりを良好にしト
ナー飛散などを減少することができる。
染料たとえばニグロシン系染料が汎用される。これ以外
にアルコキシ化アミン、第四級アンモニウム塩、アルキ
ルアミド、リンおよびタングステンの単体および化合
物、モリブデン酸キレートン顔料、ジブチル錫オキサイ
ドや含窒素化合物が単独でまたは併用して用いられる。
ルアミノエチルメタクリレートやジエチルアミノエチル
メタクリレートなどとスチレンなどとの共重合体を上記
帯電制御剤と併用することにより帯電の立上がりを早く
し、トナー飛散を少なくすることができる。
えばワックス類等を添加してもよいし、また、定着性の
改善のために、各種の熱可塑性樹脂を本発明の効果を減
少しない範囲内で用いてもよい。あるいは金属酸化物の
超微粉末でトナーの表面処理が施されてもよい。
割合で使用し、通常一般に行なわれているいわゆる粉砕
法、メイン樹脂以外の原材料をモノマーに分散させ、該
樹脂の重合時にトナー中にこれらを取り込んで作る所謂
懸濁重合法、またはスプレードライなどの装置を用いて
作る造粒法などにより製造できるが、これらの方法に、
特に制限されるわけではない。なお、トナーの平均粒子
径は、3〜20μmの中から任意に選ぶことができる。
ナー4〜15wt%の割合で混合して現像剤として用いる。
本発明の現像剤においては、トナーのみが消費され、ト
ナーの含有割合が大きく、トナー補給によるラチチュー
ドが大きい。
してもトナー飛散による種々の弊害がなく、帯電の立ち
上がりが良好で、現像性の劣化、カブリ、トナーコボレ
のないすぐれたものである。以下、本発明をさらに実施
例を用いて説明する。
ロキシフェニル)プロパン490gおよびポリオキシエチレ
ン(2,2)−2,2−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
190gおよびテレフタール酸170g、n−ドデセニルコハク
酸230g、および0.05gのジブチル錫オキシドを加え、1
の4つ口フラスコに入れ、温度計、ステンレススチー
ル製撹拌器、流下式コンデンサーおよび窒素導入管をつ
けマントルヒーターで270℃に昇温し、窒素気流中で反
応し、水の流出がなくなった時点で、トリメリット酸を
58g加え、さらに反応を進め酸価が9mgKOH/gになった時
点で冷却し、反応を停止させた。
は、16mgKOH/gであった。
m):124℃、100℃における粘度(η100):3.0×106cp
s、−d(logη)/dT:4.0×102、吸湿量:0.66%であっ
た。ポリエステル樹脂(1)とする。
ロキシフェニル)プロパン500gおよびポリオキシエチレ
ン(2,2)−2,2−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
190gおよびテレフタール酸190g、n−ドデシルコハク酸
220g、および0.05gのジブチル錫オキシドを加え、1
の4つ口フラスコに入れ、温度計、ステンレススチール
製撹拌器、流下式コンデンサーおよび窒素導入管をつけ
マントルヒーターで270℃に昇温し、窒素気流中で反応
し、水の流出がなくなった時点で、トリメリット酸を58
g加え、さらに反応を進め酸価が6mgKOH/gになった時点
で冷却し、反応を停止させた。
は、18mgKOH/gであった。
m):124℃、100℃における粘度(η100):3.2×106cp
s、−d(logη)/dT:4.2×102、吸湿量:0.75%であっ
た。ポリエステル樹脂(2)とする。
有電気抵抗:3×108Ω・cm) 500重量部 上記組成物を十分混合したあと、加熱混練し、冷却後
粉砕、分級して、平均粒子径が53μmのキャリアIを得
た。
以外、キャリアIの調製と同様にして、キャリアIと平
均粒子径が異なるキャリアII〜Vを調製した。
粉砕、分級して、平均粒子径が56μmのキャリアVIを得
た。
有電気抵抗:3×108Ω・cm) 550重量部 トナーの調製 ・熱可塑性スチレンアクリル系樹脂 100重量部 Mn:4,200 Mw:210,900 Mz:1,323,000 Mw/Mn:50,2 Mz/Mn:315 Tg:62.1℃ 軟化点:115℃ 酸価:25.8 ・オフセット防止用添加剤 4重量部 低分子量ポリプロピレン(ポリプロピレンの熱分解生
成物)、160℃における粘度、145cps ・カーボンブラック 8重量部 MA#100(三菱化成社製) ・ボントロン−01 4重量部 (オリエント化学工業社製;ニグロシン系染料) ・磁性粉 マグネタイトEPT−1000 1重量部 (戸田工業社製) 以上を10ヘンシュルミキサーに入れ、2000rpmで2
分間混合したあと、PCM30(/d:32.5)で連続押出混練
をした。
粗粉砕したあと、ジェット粉砕機で微粉砕し、気流式分
級機で粗粉・微粉のカットをして、平均径9.2μmの粒
子径を有すトナーを得た。
ロジル(株)製)を0.2wt%処理する。
に対して0.2重量部添加した以外、トナー1の調製と同
様にトナー2を調製した。
度;140cps酸価;5 ・カーボンブラック 7重量部 (#44;三菱化成工業社製) ・ボントロンS−34 3重量部 (オリエント化学工業社製;Cr含金油溶性染料) ・磁性粉 マグネタイトRB−BL 10重量部 (チタン工業社製) 以上をトナー1の調製と同様の方法で平均径9.4μm
のトナーを得た。得られたトナーをトナー3とした。
ンオキサイド付加物550g、ビスフェノールA・プロピレ
ンオキサイド付加物550g、テレフタル酸410g、無水トリ
メリット酸45g、キシレン50gを3の4つ口フラスコに
入れ窒素気流中240℃で5時間反応させ、次に、270℃に
昇温して、8時間反応させて得られらた。このとき、副
生成した水は、留去した。
も同じにして平均径9.3μmのトナー4を得た。
像剤を調製し、以下に記載した評価を行った。結果は表
2に示した。
のトナー濃度にして、100ccのポリ瓶に60gを入れ、毎分
120rpmの架台に乗せ、3分、10分、30分後の各々の帯電
量(Qf)を求めた。
f(30分))現像剤を35℃、85%の環境下に瓶の蓋を開
いて、3日間放置した後の帯電量(Qf(35℃−85%−3d
ays))を測定し、下記の式で耐湿経時後の帯電量の減
衰量を求めた。
能。16%以上のときは、実用的に不可。
の飛散量を、下記の装置を使用して求めた。
ローラーの上に、上記のトナー濃度10wt%の現像剤を10
gセットし、マグネットを1000rpm(高速現像のシステム
速度45cm/sec)に回転したとき、飛散するトナーを柴田
化学社製デジタル粉塵計を用いて1分間計測した。
の中にあっても、飛散によるトラブルはほとんど見られ
ないが、500cpm以上、特に100cpmを越えると、飛散がひ
どく、現像装置周辺を汚したり、カブリ発生のトラブル
の原因となる。
1のポリ瓶に入れ、ボールミル架台にのせ10時間、12
0rpmで現像剤を調製する。この現像剤をミノルタカメラ
社製EP870におよびこれを一部改造し、感光体を有機積
層感光体に変えたものに入れ、100K枚の耐刷テストを
し、カブリやトナーの飛散によるコボレンの有無を評価
し、以下のようにランク付けした。
た。
ラが残っている ×:キャリア付着が極めて多い 複写機内トナーコボレ 100K枚後の複写機内に飛散したトナーや現像器からコ
ボレたトナーを調べた。
チャージムラ、転写ムラを生じる 感光体フィルミング トナー組成の一部が感光体上にうすくフィルミングす
ると、感光体の光感度が低下し、残留電位が上昇してカ
ブリとなる。このフィルミングの程度をミノルタカメラ
社製EP870(複写速度35.0cm/s)を使用し、100K枚の耐
刷テストした後の感光体の表面を評価し、下記の様にラ
ンク付けた。
う実用上何ら問題なし △:うっすらとフィルミングし、露光ダイヤルを半目
盛露光オーバーにしないと適正位置がずれる ×:はっきりと分かるフィルミング (ハーフトーンをとるとフィルミング部分とそう
でない部分の濃淡がつく) ××:露光ダイヤルの適正位置はない。
コピーしたあとのクリーニング性を評価した。
ス濃度計により評価した。
を行ない、以下のようにランク付けした。
成物);160℃における粘度、145cps ・カーボンブラック 8重量部 MA#8(三菱化成工業社製) ・ボントロンN−05 (オリエント化学工業社製;ニグロシン系染料) ・磁性粉 MnO・ZnO・Fe2O3フェライト 5重量部 (δs:66emu/g Hc:12e BET:1.4m2/g) 以上を10ヘンシュルミキサーに入れ、2000rpmで2
分間混合したあとPCM30(/d:32.5)で連続押出混練を
した。
粉砕したあと、ジェット粉砕機で微粉砕し、気流式分級
機で粗粉・微粉のカットをして、平均径7.5μmの粒子
径を有すトナーを得た。
ロジル社製)を0.3%処理する。
は、全て同じ組成、製法でトナー6〜8を得た。
分解生成物)160℃における粘度;145cps ・カーボンブラック 7重量部 (#44(三菱化成工業社製) ・磁性粉 ZnO・Fe2O3フェライト 5重量部 (δs:65emu/g Hc:87e BET:5.6m2/g) ・ニグロシンベースEX 5重量部 (オリエント化学工業社製、ニグロシン系染料) 以上をトナー1の調製と同様の方法で平均径9.3μm
のトナーを得た。
レンオキサイド付加物550g、ビスフェノールA・プロピ
レンオキサイド付加物550g、テレフタル酸450g、無水ト
リメリット酸40g、キシレン50gを3の4つ口フラスコ
に入れ窒素気流中240℃で5時間反応させ、次に、270℃
に昇温して、8時間反応させて得られらた。このとき、
副生成した水は、留去した。
り変えた以外は、同様の組成および製法でトナー10を得
た。
を調製し、先の表2と同様の評価を行った。結果は表5
に示した。
現像剤において、トナーおよびキャリア両粒子にある一
定の割合の磁性粉を含有させることにより、トナー飛散
が抑えられ、帯電立ち上がりが良好で、また、現像特性
も劣化せず、カブリやトナーコボレのない現像剤を得る
ことができる。
Claims (3)
- 【請求項1】結着樹脂中に少なくとも磁性粉末を分散し
てなるキャリア粒子と、結着樹脂中に少なくとも磁性粉
末と着色剤とを分散してなるトナー粒子とからる現像剤
において、キャリア粒子は、磁性粉を結着樹脂100重量
部に対して350〜900重量部含有し、重量平均粒径30〜90
μmを有し、キャリア粒子の結着樹脂100重量部に対す
る磁性粉末の含有量aと、トナー粒子の結着樹脂100重
量部に対する磁性粉末の含有量bとの比a/bが85〜1800
であることを特徴とする二成分現像剤。 - 【請求項2】トナー粒子の結着樹脂の数平均分子量(M
n)、重量平均分子量(Mw)、Z平均分子量(Mz)との
関係が、 1,000≦Mn≦7,000 40≦Mw≦70 200≦Mz/Mn≦500 であることを特徴とする、請求項1記載の二成分現像
剤。 - 【請求項3】キャリア粒子の結着樹脂の100℃における
粘度が105〜107cpsであることを特徴とする、請求項1
記載の二成分現像剤。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1339951A JP2800337B2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | 二成分現像剤 |
US08/324,532 US5663027A (en) | 1989-12-28 | 1994-10-18 | Two-component developer comprising specific magnetic toner and specific magnetic carrier |
US08/723,248 US6183925B1 (en) | 1989-12-28 | 1996-09-30 | Two component developer comprising specific magnetic toner and specific magnetic carrier |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1339951A JP2800337B2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | 二成分現像剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03200159A JPH03200159A (ja) | 1991-09-02 |
JP2800337B2 true JP2800337B2 (ja) | 1998-09-21 |
Family
ID=18332306
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1339951A Expired - Lifetime JP2800337B2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | 二成分現像剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2800337B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63155163A (ja) * | 1986-12-19 | 1988-06-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 現像装置 |
JP2865201B2 (ja) * | 1987-07-10 | 1999-03-08 | 三井化学株式会社 | 電子写真用トナー |
JP2621351B2 (ja) * | 1988-05-26 | 1997-06-18 | ミノルタ株式会社 | キャリア |
-
1989
- 1989-12-28 JP JP1339951A patent/JP2800337B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03200159A (ja) | 1991-09-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2942588B2 (ja) | 静電荷像現像用負帯電性トナー | |
US6183925B1 (en) | Two component developer comprising specific magnetic toner and specific magnetic carrier | |
JPH09325520A (ja) | 静電荷像現像用トナー及び定着方法 | |
JPH063856A (ja) | 静電荷像現像用負帯電性トナー | |
JP2780173B2 (ja) | トナー | |
KR910007723B1 (ko) | 정전하상 현상용 토너 | |
JP4959400B2 (ja) | 電子写真用透明トナー | |
JP3104883B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP3458161B2 (ja) | 静電荷像現像用負帯電性トナー | |
JP2800337B2 (ja) | 二成分現像剤 | |
JP2836149B2 (ja) | 二成分現像剤 | |
JPH05119535A (ja) | トナー | |
JP3480053B2 (ja) | 静電荷像現像用二成分現像剤および画像形成方法 | |
JP3057817B2 (ja) | 静電潜像現像用トナー | |
JP2000039739A (ja) | 非晶質シリコン感光体用トナー | |
JP3102928B2 (ja) | 静電荷像現像用負帯電性トナー | |
JP3466875B2 (ja) | 電子写真用キャリア | |
JP3133096B2 (ja) | 電子写真用トナー及び現像剤 | |
JP4116200B2 (ja) | チャージコントロール剤及びトナー | |
JPH06186782A (ja) | 静電荷現像用正帯電性現像剤 | |
JPH06186777A (ja) | 静電荷現像用正帯電性赤色現像剤 | |
JPH0659505A (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JPH0664361B2 (ja) | 静電荷像現像用現像剤 | |
JPH01298371A (ja) | キャリア | |
JPH047560A (ja) | 磁性粉含有トナー |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080710 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080710 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090710 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090710 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100710 Year of fee payment: 12 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100710 Year of fee payment: 12 |