JPH047560A - 磁性粉含有トナー - Google Patents

磁性粉含有トナー

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JPH047560A
JPH047560A JP2111074A JP11107490A JPH047560A JP H047560 A JPH047560 A JP H047560A JP 2111074 A JP2111074 A JP 2111074A JP 11107490 A JP11107490 A JP 11107490A JP H047560 A JPH047560 A JP H047560A
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JP
Japan
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toner
magnetic powder
magnetic powders
acid
exposed
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JP2111074A
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Inventor
Makoto Kobayashi
誠 小林
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は磁性粉を含有するトナーに関する。
従来の技術および課題 般に現像剤は、磁性粉を含有しない非磁性トナーと磁性
粉を含有する磁性キャリアの二成分からなる。このよう
な二成分現像剤においては、トナーはキャリアと摩擦す
ることにより帯電し、静電的にキャリアと付着する。キ
ャリアはスリーブ上を磁気的に回転あるいは引きづられ
るように、移動させられ、それに供って付着トナーが現
像領域に連続的に移送される。
トナーおよびキャリアについてはその特性改良のため種
々検討がなされており、特に、キャリアをバインダー型
とした小粒径のものを使用すると、トナー混合比を高め
に設定でき、トナー補給に対するラチチュードが高いた
め、高画質、長寿命に効果がある。
しかし、トナーのキャリアとの摩擦による帯電は、各ト
ナー粒子に対して一様でなく、帯電量にバラツキがある
。これは、トナー粒子の大小およびトナーの帯電立ち上
がり特性等が原因していると考えられる。従って、摩擦
帯電量が小さいトナーは、キャリアへの付着力が小さい
ため、スリーブ上を転がって移動する際、キャリアから
離脱し、複写機内を飛散するようになる。飛散トナーは
複写機内汚染や画像カブリの原因となったりする。
複写機内部は一般に排気のため風か一定方向に舞ってい
るため、上記のような飛散トナーがその風とともに現像
器以外の装置の方へ舞い、例えばチャージャーのワイヤ
ー線に付着したりする。このようにトナー付着により汚
染されるとチャージムラ、画像ムラが引きおこされたり
、さらに汚染がひどくなると、現像器のトナーこぼれ防
止板の上に多量のトナーが蓄積し、それが複写紙上に落
ち、複写紙を汚したりする。
飛散トナーは上記のような弊害をもたらすが、複写速度
が低速(15cm/5ec)である場合は、4万枚程度
の複写枚数では、それほど問題となることはなかった。
最近、高速複写(45cm/ sec程度)が要求され
るようになると、現像剤がスリーブ上を従来以上に高速
に回転移動させられ、飛散トナー量が多くなり、その弊
害はより顕著なものとなってきた。
飛散トナーの発生を抑える手段としては、例えば、トナ
ーの帯電の立ち上がりをスムーズにし、キャリアとの付
着を強固にすることにより飛散を防止することが知られ
ているが、高速複写では、トナーがスリーブ上を攪拌さ
れながら高速に移動するので、どうしても飛散トナーが
生じてしまい、飛散トナーの抑制を十分に抑えることは
できない。
一方、−成分トナーとして磁性トナーが知られているが
、かかる磁性トナーの磁性を利用し、キャリアと同様に
スリーブ上に引きつけることによりトナー飛散を防止す
ることも考えられるが、磁性粉含有量が3Qwt%と非
常に多く一成分磁性トナーを二成分現像剤用トナーにそ
のまま転用しても静電潜像への現像性が低く十分な複写
画像濃度を得ることかできない。
なお、二種類の粒径の違う磁性粉含有粒子からなる現像
剤が特公昭56−11140号公報に開示されている。
上記公報の粒子とは粒径および磁性粉の含有量において
、本発明現像剤と異なる。
また、上記公報の現像剤は大小両粒子共に現像されるも
のである。従って、現像剤の補給は、大小雨粒子の混合
物を補給する必要があるが、大小雨粒子の消費のされ方
が一定でないため、その大小雨粒子の補給割合が一定し
ないという問題がある。
発明が解決しようとする課題 本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、高速現
像においても、トナー飛散が抑えられた、帯電の立ち上
がりが良好で、また現像特性が劣化せず、カブリやトナ
ーコポレの少ない現像剤を提供することを目的とする。
上記目的は、トナーおよびキャリアからなる二成分現像
剤において、トナーおよびキャリア両粒子にある一定の
割合の磁性粉を含有させることにより達成される。
課題を解決するための手段 すなわち、本発明は少なくとも磁性粉およびそれを結着
させる結着樹脂とからなり、該磁性粉が表面に露出して
いないことを特徴とする磁性粉含有トナーに関する。
本発明のトナーは結着樹脂中に少なくとも磁性粉と着色
剤が分散されている。
本発明のトナーに使用される磁性粉きしては、体積固有
電気抵抗が10’Ω・cm以上の磁性材料であれば特に
制限はなく、好ましくは後述する酸処理で溶解除去でき
るものを使用する。具体的には、特公昭57〜1905
5号公報に記載の一般式: (式中M′はMn1Ni、Co5Mg、ZnおよびCd
からなる群から選ばれた少なくとも一種の原子を示し、
0.5<x<L O,1<y<0.571である)で表
わされるフェライト、または、式(MO)x・Fe2o
3(式中MはMg% C0% Nl、ZnおよびMnか
ら選ばれる金属原子、Xは1,2または3の整数を表わ
す)であられされるフェライトFeClFe2O3なる
マグネタイト、鉄、ニッケル、コバルト等の強磁性を含
む金属又はこれらの合金の化合物が挙げられる。
従来の磁性トナーは、平均粒子径が13μm以上のもの
が多く、大きいものは20μm近くの平均粒子径のもの
が用いられている。
しかし、最近は高画質、高精細のものが求められるよう
になり、粒径の小さいものが要求され、平均粒子径が3
〜5μmのものも用いられる。
そのような要求に答えるためには、トナーに含有させる
磁性粉の大きさは、平均粒子径0.05−0.20μm
より好ましくは0.05−0.15 pmのものを用い
る。
トナーに含有させる磁性粉は、さらに好ましくは、球状
のものが良い。
トナーは例えば磁性粉、結着樹脂との混練り、粉砕で調
製され、一部が表面に露出することがあるが、かかる混
合、球状でなく、角ばった磁性粉でトナーが構成されて
いると感光体上に転写されたトナーは、感光体表面を傷
付けるという問題がある。このような問題は、トナーに
含有させる磁性粉の形状を球状にすることによって解決
される。
さらに、表面に磁性粉が露出していると、表面に露出し
た磁性粉が荷電点として働き、トナーの帯電不良、それ
に基づくトナー飛散、下地カブリ、画像濃度、あるいは
、階調性、解像力、ライン再現性、画像のキメ等の画質
等が問題となることがある。
かかる問題を解決するために、表面に露出する磁性粉を
酸処理して解除することが好ましい。酸処理は、得られ
たトナー粒子を、塩酸、硫酸、硝酸などの強酸を含む溶
液に浸漬し、表面に露出した磁性粉を溶出することによ
り行なわれる。その分と、フタル酸、イソフタル酸、テ
レフタル酸、などの芳香族ジカルボン酸、およびフタル
酸、マレイン酸、アジピン酸などの脂肪族ジカルボン酸
からなる群から選ばれた少なくとも一種のジカルボン酸
と、トリメリット酸から合成されるポリエステル樹脂な
どがあげられる。定着温度は選定した熱可塑性樹脂の軟
化点等を考慮して適宜設定すればよい。その際、使用す
る樹脂の分子量として、数平均分子量(Mn)、重量平
均分子量(Mw)、Z平均分子量(Mz)との関係が、 1.000<Mn<7,000 40 <Mw/ Mn< 70 200 <Mz/Mn< 500 であり、数平均分子量(Mn)についてはさらに2゜0
00<Mn<7,000であることが好ましい。
なお、本発明の熱可塑性樹脂の平均分子量(Mn。
Mw、 Mz)の測定にはGPC(ゲル・パーミェーシ
ョン・クロマトグラフィー)を使用し、ポリスチレンな
どのゲルの中を溶媒に溶かした高分子が透過するときの
速度により高分子と低分子に分離し、時の酸性溶液の濃
度、浸漬方法(攪拌、超音波振動等の付与)、浸漬時間
等の諸条件は、トナーの種類、量、磁性粉の種類により
適宜選定する。
上記磁性粉はトナーの結着樹脂100重量部に対し0.
5〜15重量部用いるのが良い。
0.5重量部以下だとトナー飛散なとに対して効果かな
く、又15重量部以上だと現像効率が低下し、トナーか
潜像上に少ししか現像されず、画像濃度(ID)が低く
なる。
本発明トナーに用いられる熱可塑性樹脂は特に制限はな
いが、定着温度で充分な軟化点を有し、且つまた、保存
安定性に充分なカラス転移点を持つものであれば良い。
本発明に適する熱可塑性樹脂の軟化点は、本発明の効果
を損なわない限りは現像スピード、システムの機構上、
低い軟化点を有する熱可塑性樹脂がよく、たとえばポリ
スチレンやスチレンとアクリルエステルまたはメタクリ
ルエステルとの共重合樹脂、ヒスフェノール型ジオール
、ロジン型ジオールおよびグリコールからなる群から選
ばれた少なくとも1つのジオール成これを示差屈折計な
とで検出したものを標準ポリスチレンで換算したものを
示しである。
本発明に使用しうる着色剤としては、具体的には、黒色
顔料としてはチャンイ、ルブラツク、ファーネスブラッ
ク等のカーボンブラック、アセチレンブラック、ランプ
ブラック、アニリンブラック等: 黄色顔料としては黄鉛、亜鉛量、カドミウムエロー、黄
色酸化鉄、ミネラルファストイエローニッケルチタンエ
ロー、不−ブルスエロー、ナフトールエロー51ハンサ
ーイエローG、ハンザイエロー10G、ベンジジンエロ
ー01ベンジジンエローGR,キノリンエローレーキ、
パーマネントエロー、NCG、タートラジンレーキ等;
橙色顔料としては赤口黄鉛、モリブデンオレンジ、パー
マネントオレンジGTR,ピラゾロンオレンジ、パルカ
ンオレンジ、インダスレンブリリアントオレンジRK、
ベンジジンオレンジG1インダンスレンブリリアントオ
レンジGK等:赤色顔料としてはベンガラ、カドミウム
レッド、鉛丹、硫化水銀カドミウム、パーマネントレッ
ド4R,リソールレッド、ピラゾロンレッド、ウオッチ
ングレッド、カルシューム塩、レーキレッドD1ブリリ
アントカーミン6B、エオシンレッド、ローダミンレー
キB1アリザリンレーキ、ブリリアントカーミソ3B等
; 紫色顔料としてはマンガン紫、ファストバイオレットB
1メチルバイオレットレーキ等:青色顔料としては紺青
、コバルトブルー、アルカリブルーレーキ、ビクトリア
ブルーレーキ、フタロシアニンブルー、無金属フタロシ
アニンブルーフタロシアニンブル一部分塩素化物、ファ
ーストスカイブルー、インダスレンブルーBC等がある
緑色顔料としてはクロムグリーン、酸化クロム、ピグメ
ントグリーンB1マラカイトグリーンレーキ、ファナル
イエロークリーンG等; 白色顔料として亜鉛華、酸化チタン、アンチモン白、硫
化亜鉛等: 体質顔料としてはパライト粉、炭酸バリウム、クレー、
シリカ、ホワイトカーボン、タルク、アルミナホワイト
等; 黄色着色剤としてはベンチジンイエロー、ハンサイエロ
ー、クロモフクールイエロー等;が挙げられる・ これらの着色剤は1種または2種以上混合して使用して
もよく、いずれも無公害で高い着色力があれば有機、無
機を問わず、これらに限定されるものではない。
本発明のトナーにはさらに他の添加剤を添加してもよく
、たとえば荷電性を付与する為には次のような帯電制御
剤を用いてもよい。
負帯電性の良好なものとして、ヒドロキシ置換ナフトエ
酸およびそのアルキル酸誘導体、ヒドロキシ置換テトラ
ハイドロナフトエ酸、およびサリチル酸のアルキル誘導
体等:あるいは、一般式:%式%) (式中、Xlは水素原子、低級アルキル基、低級アルコ
キシ基、ニトロ基またはハロゲン原子を表わし、nlは
1または2、mlは1〜3の整数を表わし、Xlは同じ
であっても異なっていてもよく、M□はクロムまたはコ
バルト原子を表わし、A+は水素、ナトリウム、カリウ
ムまたはアンモニウムイオンを表わす。) で表わされる金属錯塩化合物;式: %式%) で表わされる金属錯塩化合物;および一般式:(式中、
X2およびX、は水素原子、低級アルキル基、低級アル
コキシ基、ニトロ基またはハロゲン原子を表わし、X2
とX3と同じであっても異なっていでもよく、m2およ
びm3は1〜3の整数を表わし、R1およびR3はハロ
ゲン原子を表わし、R1とR1は同じであっても異なっ
てもよく、R2およびR3は1〜3の整数を表わし、R
2およびR1は水素原子またはニトロ基を表わは、M2
はクロムまたはコバルト原子を表わし、K+は水素、ナ
トリウム、カリウムまたはアンモニウムイオンを表わす
。)で表わされる金属錯塩化合物を帯電制御剤として使
用することができるが、ここに挙げた含金油溶性染料に
限られることはない。また、2アクリルアミド−2−メ
チルプロパン・スルホン酸などのスルホン酸塩をスチレ
ンなどと共重合することにより、得られたいわゆる帯電
制御樹脂を上記帯電制御剤と併用することにより帯電の
立上がりを良好にしトナー飛散などを減少することがで
きる。
正帯電性を付与するものとして、一般に電子供与性の染
料たとえばニグロシン系染料が汎用される。これ以外に
アルコキシ化アミン、第四級アンモニウム塩、アルキド
アミド、リンおよびタング−ドライなどの装置を用いて
作る造粒法などにより製造できるが、これらの方法に、
特に制限されるわけではない。なおトナーの平均粒子径
は、3〜20μmの中から任意に選ぶことができる。特
に、前述したようにトナーに含有させる磁性粉を平均粒
子径0.05〜0.20μmの大きさのものを用い、平
均粒子径3〜13μmのトナーを形成することによりキ
メ等に優れた高画質、高精細の画像が形成可能である。
次に本発明のトナーと共に用いられ現像剤を構成するキ
ャリアについて説明する。
本発明において、キャリア粒子は公知のものを使用でき
るが、特に結着樹脂中に少なくとも磁性粉末が分散され
てなるものを用いることが好ましい。
キャリアに使用しうる結着樹脂としては、ビスフェノー
ル型ポリエステル即ち、エチレンオキサイド又はプロピ
レンオキサイド付加したビスフェノールAをアルコール
成分とし、これと2価のカルボン酸、3価のカルボン酸
、または炭素数4〜ステンの単体および化合物、モリブ
デン酸キレート顔料、ジブチル錫オキサイドや含窒素化
合物が単独でまたは併用して用いられる。
また、アミノ基含有のビニル系モノマーたとえばジメチ
ルアミノエチルメタクリレートやジエチルアミノエチル
メタクリレートなどとスチレンなどとの共重合体を上記
帯電制御剤と併用することにより帯電の立上がりを早く
し、トナー飛散を少なくすることができる。
本発明のトナーには更に必要に応じて他の添加剤、例え
ばワックス類等を添加してもよいし、また、定着性の改
善の為に、各種の熱可塑性樹脂を本発明の効果を減少し
ない範囲内で用いてもよい。
あるいは金属酸化物の超微粉末でトナーの表面処理が施
されてもよい。
本発明のトナーは上記の種々の材料添加剤を公知の割合
で使用し、通常一般に行われているいわゆる粉砕法、メ
イ〕/樹脂以外の原材料のモノマに分散させ、該樹脂の
重合時にトナー中にこれらを取り込んで作る所謂懸濁重
合法、またはスプレ20の側鎖を有するカルボン酸等を
縮重合反応したものを用いることが出来るが、これ以外
にもアルコール成分として、エチレングリコールを主成
分としたものやロジングリシジルエステルを用いたもの
等が使用できる。またポリエステル樹脂だけでなく、ス
チレン−アクリル系の共重合樹脂等も用いることが出来
るが、何れも、100°Cにおける粘度が10’〜l 
O’cpsであるものが良い。
これは混練時の粘度が高すぎると磁性粉とのぬれが悪く
なり、また低すぎると磁性粉の分散性が悪くなり、凝集
を起こすからである。
キャリアに含有させる磁性粉としては、前述に記載した
トナーに含有させたものと同様の種類のものを使用する
ことができる。磁性粉の大きさは特に制限されず、通常
使用される大きさのものを使用すればよい。
磁性粉と結着樹脂は、結着樹脂100重量部に対し磁性
粉350〜900重量部、好ましくは400〜600重
量部の割合で配合される。これは磁性粉が350重量部
未満では充分な磁気力が得られす、900重量部を超え
るとキャリアが脆くなるからである。
キャリアは、前記結着樹脂と前記磁性粉を、所定の混合
比で充分加熱混合し、冷却後粉砕・分級して得ることが
できる。
本発明の好ましい実施態様においては、キャリアの凝集
と静電潜像担体への付着防止をより完全にするため、キ
ャリアの平均粒径が重量平均粒径で30〜90μm1好
ましくは40〜80μmの範囲に限定される。
キャリアの平均粒径が30μm未満ではキャリアの凝集
、静電潜像担体及びその周辺部へのキャリア付着が生じ
易くなり、かつ、キャリアの流動性の悪化を招き、90
μmを超えると、通常の鉄粉キャリアなどの様にハケム
ラが生じ、細線の再現が悪く鮮明な画像が得られなくな
る。
本発明のキャリアは、通常の粉砕、分級を行い、粒子径
を揃えたあと、表面の改質を行う為にさらに (イ) シリカや酸化チタン、酸化アルミニウムFLi
Ilf象肌 ポリエステル樹脂          100(軟化点
;130°C,ガラス転移点;60℃、酸価;25.水
酸価;38) カーボンブラック            5(三菱化
成工業社製;MA#8) 磁性粉                 5(TDK
社製、MFP−2) 上記材料をボールミルで充分に混合した後、140℃に
加熱した3本ロールで溶融混練した。混練物を放置冷却
後、フェザ−ミルを用い、粗粉砕し、さらにジェットミ
ルで微粉砕した。次に風力分級し、平均粒径13μmの
黒色粒子を得た。
さらに、該黒色粒子100gを6N塩酸500mQに浸
漬させ、超音波振動により、分散させ、スターラーを用
いて、攪拌しながら、1時間浸漬させた。ケカンテーシ
ョンにより、上澄み液を捨て、水を加えて超音波洗浄を
行なった。以上の工程を数回繰り返し、吸引ろ過して回
収し、トナーを得た。平均粒径は変化せず13μmであ
った。ここなどの微粉末による表面処理: (ロ)加熱処理; 等を施してもよい。
以上のようにして得られたトナーおよびキャリアはトナ
ー4〜15wt%の割合で混合して現像剤として用いる
。本発明の現像剤においては、トナーのみが消費される
が、トナーの含有割合が大きく、トナー補給によるラチ
チュードが大きい。本発明の現像剤は、高速現像(35
〜50 cm/ 5ec)に使用してもトナー飛散によ
る種々の弊害がなく、帯電の立ち上がりが良好で、現像
性の劣化、カブリ、トナーコポレがなく、さらに、解調
性、解像力、ライン再現性等の画質にすぐれたものであ
る。
なお、トナーの表面に露出した磁性粉が荷電点として働
き、それに基づく悪影響を防止するために表面露出磁性
粉を上記したように酸性溶液で溶出、除去することは一
成分磁性トナーにも応用することができる。
以下、本発明をさらに実施例を用いて説明する。
実施例1 で得られたトナーをトナーIとする。
実施例2 以下の成分で、トナーの製造例1と同様の方法を用いて
、平均粒径12μmのトナーを製造した。
ここで得られたトナーをトナー■とする。
成分     車11耶− スチレン−n−ブチルメタクリレート樹脂 100(軟
化点;132°C1ガラス転移点;60°C)カーボン
ブラック            5(三菱化成工業社
製;MA#8) ニグロシン染料             3(オリエ
ント化学社製:ポントロンN−01)磁性粉     
            5(TDK社製、MFP−2
) 実施例3 トナーの製造例1において、磁性粉を戸田工業社製EP
T100Oに変更した以外は全く同様の方法で、平均粒
径I3μmのトナーを製造した。
ここで得られたトナーをトナー■とする。
実施例4 トナーの製造例2において、磁性粉として戸田工業社製
EPT−1000を10重量部使用した以外は全く同様
の方法で平均粒径12.5μmのトナーを製造した。こ
こで得られたトナーをトナー■とする。
実施例5 トナーの製造例1において、磁性粉としてチタン工業社
製RB−BLを10重量部使用した以外は、全く同様の
方法で、平均粒径12μmのトナを製造した。ここで得
られたトナーをトナー■とする。
実施例6 以下の成分で、トナーの製造例1と同様の方法を用いて
平均粒径12μmのトナーを製造した。
ここで得られたトナーをトナー■とする。
閥−外           重量部 エポキシ樹脂            100(シェル
化学社製エピコート1007)カーボンブラック   
         5(三菱化成工業社製;MA#8) ・カーボンブラック           5(三菱化
成工業社製、MA#8) 上記材料をヘンシェルミキサーにより十分混合、粉砕し
、次いでシリンダ部180°C1シリンダヘッド部17
0℃に設定した押し出し混線機を用いて、溶融、混練し
た。混線物を放置冷却後、フェザ−ミルを用いて粗粉砕
し、さらにジェットミルで微粉砕した後、分級機を用い
て分級し、平均粒径60μmのキャリアを得た。
〔評価方法〕
得られたトナーエ〜Xに対して、以下に述べるように諸
特性の評価を行った。なお、各トナーは、トナー100
重量部に対してコロイダルシリカR972(日本アエロ
ジル社製)0.1重量部で後処理を行い、諸特性に対す
る評価に用いた。
帯電および飛散量 トナー■〜Xを、上記キャリアとトナー/キャリアー7
/93の割合で30分混合し、2成分系現像剤を調整し
た。この現像剤に対して、実施例13.5及び比較例1
.3に対して(E P −5ニグロシン染料     
        5(オリエント化学社製;ニグロシン
ベースEX)磁性粉                
 8(戸田工業社製、EPT−1000) 実施例7 トナーの製造例6において、磁性粉としてチタン工業社
製RB−BLを5重量部使用した以外は全く同様の方法
で平均粒径13μmのトナーを得た。ここで得られたト
ナーをトナー■とする。
比較例1〜3 塩酸に浸漬しない以外は、実施例1.2.3と同様の方
法でトナーを製造した。ここで得られたトナーをトナー
■、■、Xとする。
キャリアの製造 閥−元           重量部 ・ポリエステル樹脂         100(軟化点
;123°C,ガラス転移点:65℃、AV23,0H
V40) ・Fe−Zn系フェライト微粒子    500MFP
−2(TDK社製) 70Z;ミノルタカメラ社製)、実施例2.4.6.7
比較例2に対しては普通紙複写機EP−4707(ミノ
ルタカメラ社製)を用いて初期、10000枚および1
00000枚をコピー後のトナーの帯電量および飛散量
を測定した。
帯電量の測定は次のようにして行った。まず、現像器中
の5箇所から現像剤を約1gづつサンプリングする。こ
の現像剤に対して、1986年l■月28日開催された
電子写真学会主催の第58回研究討論会で、ミノルタカ
メラ(株)の守成らによって発表された装置を用いて、
トナーの帯電量を測定した。原理についての詳細は、同
研究討論会で配布された資料に記載されており、ここで
は簡単に説明する。第1図にその構成を示す。
マグネットロール(3)の回転数は、10Qrpmにセ
ットし、現像剤3aを精密天秤で計量して、導電性スリ
ーブ(2)表面全体に均一になるように乗せる。次にバ
イアス電源(4)よりバイアス電圧を2KV逐次印加し
、2分間スリーブ(2)を回転させ、スリーブ(2)停
止時の電位Vmを読み取る。
そのとき、円筒電極(1)に付着した分離トナー(7)
の重量Miを精密天秤で計量し、このようにして平均帯
電量を求める。
限軟象 飛散量測定は、デジタル粉塵計P5H2型(柴田化学社
製)で測定した。前記粉塵計とマグネットロールとをl
ocm離れたところに設置し、このマグネットロールの
上に現像剤2gをセットした後、マグネットを200O
rpmで回転させたとき発塵するトナーの粒子を前記粉
塵計が粉塵として読み取って、1分間のカウント数cp
mで表示する。
帯電量および飛散量の測定結果を表1に示す。
Δ以上で実用上使用可能であるが、0以上が望ましい。
画像評価 表1に示す所定のトナー及びキャリアをトナー/キャリ
ア=7/93の割合で混合し、2成分系現像剤を調整し
た。この現像剤を用い、実施例1.3.5および比較例
L 3に対してはEP−5702(ミノルタカメラ社製
)を、実施例2.4.6、能であるが○が好ましい。
(以下、余白) 7および比較例2に対してはEP−4702(ミノルタ
カメラ社製)を用いて初期の画出し評価(及び耐刷テス
ト)を行い、表1に示す各種画像評価を行った。
1)画像上のかぶり 前記した通り各種トナー及びキャリアの組み合せにおい
て、上記複写機を用いて画出しを行った。
画像上のかぶりについては、白地画像上のトナーかぶり
を評価し、ランク付けを行った。△ランク以上で実用上
使用可能であるが、0以上が望ましい。
2)画像濃度(1,D)、画質 上記と同様の条件でデータクエスト社の標準チャートを
適性露光条件下でコピーし、次に示す方法で1.D、、
画質の評価を行った。ベタ部の画像濃度をサクラ濃度計
により測定してランク付けを行い、画質の評価において
は、データクエスト社標準チャートにより、階調性、解
像力、ライン再現性、画像上のキメの細かさ等を総合評
価してランク付けを行った。共に△ランク上で実用上使
用可発明の効果 本発明の磁性トナーは、飛散が防止され、均一な荷電性
、荷電の安定性等に優れ、さらに、解調性、解像力、ラ
イン再現性等に優れた高画質の画像を形成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、帯電量測定装置の概略構成を示す図である。 特許出願人 ミノルタカメラ株式会社 代理人弁理士青 山 葆 はかI名

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、少なくとも磁性粉およびそれを結着させる結着樹脂
    とからなり、該磁性粉が表面に露出していないことを特
    徴とする磁性粉含有トナー。
JP2111074A 1990-04-25 1990-04-25 磁性粉含有トナー Pending JPH047560A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004287153A (ja) * 2003-03-24 2004-10-14 Fuji Xerox Co Ltd 静電荷現像用トナー及びその製造方法、並びに、画像形成方法、画像形成装置及びトナーカートリッジ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004287153A (ja) * 2003-03-24 2004-10-14 Fuji Xerox Co Ltd 静電荷現像用トナー及びその製造方法、並びに、画像形成方法、画像形成装置及びトナーカートリッジ

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