JP2799987B2 - 小丸太材から多角材を成形する製造装置 - Google Patents
小丸太材から多角材を成形する製造装置Info
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- JP2799987B2 JP2799987B2 JP8097316A JP9731696A JP2799987B2 JP 2799987 B2 JP2799987 B2 JP 2799987B2 JP 8097316 A JP8097316 A JP 8097316A JP 9731696 A JP9731696 A JP 9731696A JP 2799987 B2 JP2799987 B2 JP 2799987B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築、橋梁、構築
等に使用される、単体用としての多角形木柱材、複合木
柱材を編成する素材用としての多角錐形素材、半裁多角
錐形素材等を製造する多角材製造に関する。
等に使用される、単体用としての多角形木柱材、複合木
柱材を編成する素材用としての多角錐形素材、半裁多角
錐形素材等を製造する多角材製造に関する。
【0002】従来の丸太材等の被成形材から、その全長
にかけて同径である、所謂、平行な単体用の多角形木柱
材を成形する切削加工手段に用いられている切削具は、
鋸板であって、1枚の鋸板で片面づつ切削加工するか、
或は、所定の間隔を存して配設された2枚の鋸板で2面
同時に切削加工するか、の何れかによって上記単体用の
多角形木柱材を成形していた。この切削加工手段では後
述する様な問題点があり、早期開発が望まれていた。
にかけて同径である、所謂、平行な単体用の多角形木柱
材を成形する切削加工手段に用いられている切削具は、
鋸板であって、1枚の鋸板で片面づつ切削加工するか、
或は、所定の間隔を存して配設された2枚の鋸板で2面
同時に切削加工するか、の何れかによって上記単体用の
多角形木柱材を成形していた。この切削加工手段では後
述する様な問題点があり、早期開発が望まれていた。
【0003】又、一方本発明の前提技術として、本願発
明者は、本願の出願に先立って特開平5−116112
号公報をもって(a)末口から元口にかけて楔形の小丸
太より鋸挽加工成形した楔形の四角形木柱素材であっ
て、該楔形の四角形木柱素材の元口の各対角線より末口
の各対角線に向けて中間部まで、該対角線上の側面に鋸
挽加工により面取部が設けてあって、第1ブロックの複
数の四角形木柱素材の軸方向と末口と元口とを揃え、か
つ相隣れる四角形木柱素材の元口端部側面の面取部同士
を接合して、上下左右に積み重ねてそれらの楔形の四角
形木柱素材の間に、四角筒形空間部を形成したものと、
(b)前記第1ブロックの複数の楔形の四角形木柱素材
と同じ形状の楔形の四角形木柱素材であって、軸方向と
末口と元口とを揃え、かつ前記第1ブロックの楔形の四
角形木柱素材の末口と元口の方向と反対方向に向けて上
下左右の相隣れる楔形の四角形木柱素材の元口端部側面
の面取部同士を接合して上下左右に積み重ねて各楔形の
四角形木柱素材の間に四角筒形空間部を形成したものと
よりなり、(c)前記第1ブロックの楔形の複数の上下
左右に配列した楔形の四角形木柱素材にて形成された四
角形筒形空間部に、第2ブロックの四角形木柱素材の中
間部と末口とを嵌合し、第2ブロックの複数の上下左右
に配列した楔形の四角形木柱素材にて形成された四角形
筒形空間部に、第1ブロックの四角形木柱素材の中間部
と末口とを嵌合して互いに組み付けて1ブロックとな
し、(d)上記上下左右の四角形木柱素材の隙間及び隅
角に楔形三角木柱材を嵌合し、(e)エポキシ樹脂等の
接着剤により前記複合した木柱素材同士を接着し加圧成
形してなる楔形の四角形木柱素材にによる複合木柱材に
関する技術を開示した。
明者は、本願の出願に先立って特開平5−116112
号公報をもって(a)末口から元口にかけて楔形の小丸
太より鋸挽加工成形した楔形の四角形木柱素材であっ
て、該楔形の四角形木柱素材の元口の各対角線より末口
の各対角線に向けて中間部まで、該対角線上の側面に鋸
挽加工により面取部が設けてあって、第1ブロックの複
数の四角形木柱素材の軸方向と末口と元口とを揃え、か
つ相隣れる四角形木柱素材の元口端部側面の面取部同士
を接合して、上下左右に積み重ねてそれらの楔形の四角
形木柱素材の間に、四角筒形空間部を形成したものと、
(b)前記第1ブロックの複数の楔形の四角形木柱素材
と同じ形状の楔形の四角形木柱素材であって、軸方向と
末口と元口とを揃え、かつ前記第1ブロックの楔形の四
角形木柱素材の末口と元口の方向と反対方向に向けて上
下左右の相隣れる楔形の四角形木柱素材の元口端部側面
の面取部同士を接合して上下左右に積み重ねて各楔形の
四角形木柱素材の間に四角筒形空間部を形成したものと
よりなり、(c)前記第1ブロックの楔形の複数の上下
左右に配列した楔形の四角形木柱素材にて形成された四
角形筒形空間部に、第2ブロックの四角形木柱素材の中
間部と末口とを嵌合し、第2ブロックの複数の上下左右
に配列した楔形の四角形木柱素材にて形成された四角形
筒形空間部に、第1ブロックの四角形木柱素材の中間部
と末口とを嵌合して互いに組み付けて1ブロックとな
し、(d)上記上下左右の四角形木柱素材の隙間及び隅
角に楔形三角木柱材を嵌合し、(e)エポキシ樹脂等の
接着剤により前記複合した木柱素材同士を接着し加圧成
形してなる楔形の四角形木柱素材にによる複合木柱材に
関する技術を開示した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記前者の技術によれ
ば、比較的径の大きい丸太材等の被成形材から、末口と
元口の全長にかけて同径である所謂平行な多角形木柱材
を成形するのに、鋸板を使用していた為に、その成形に
多くの時間を要し、極めて非能率的であって生産性に欠
けており、加えて、切削精度に難点があった。
ば、比較的径の大きい丸太材等の被成形材から、末口と
元口の全長にかけて同径である所謂平行な多角形木柱材
を成形するのに、鋸板を使用していた為に、その成形に
多くの時間を要し、極めて非能率的であって生産性に欠
けており、加えて、切削精度に難点があった。
【0005】上記後者の技術によれば、小丸太材等の被
成形材の細い末口側から太い元口側にかけて、その楔形
を利用しつつ楔形の四角形木柱素材を成形していたの
で、上記被成形材の有効利用は可能であるが、上記楔形
の四角形木柱素材の加工手段として、鋸挽きに頼ってい
た為に、その加工に多くの時間を要し、極めて非能率的
であり、しかも、切削面の精度が低いと云う問題があっ
た。総じて、四角形木柱素材の加工上の問題及び複合木
柱材としての問題を夫々有していた。
成形材の細い末口側から太い元口側にかけて、その楔形
を利用しつつ楔形の四角形木柱素材を成形していたの
で、上記被成形材の有効利用は可能であるが、上記楔形
の四角形木柱素材の加工手段として、鋸挽きに頼ってい
た為に、その加工に多くの時間を要し、極めて非能率的
であり、しかも、切削面の精度が低いと云う問題があっ
た。総じて、四角形木柱素材の加工上の問題及び複合木
柱材としての問題を夫々有していた。
【0006】そこで、本発明は、上記した各従来例の各
問題点を解決すべく、植刃形正面フライスにて多面同時
に切削加工するようにしたことにより、上記多角形木
材、上記多角錐形素材の加工時間の大巾な短縮、精度向
上を可能とし、併せて複合木柱材の強度向上等を期待す
ることができる丸太材から多角材を成形する製造装置を
提供するにある。
問題点を解決すべく、植刃形正面フライスにて多面同時
に切削加工するようにしたことにより、上記多角形木
材、上記多角錐形素材の加工時間の大巾な短縮、精度向
上を可能とし、併せて複合木柱材の強度向上等を期待す
ることができる丸太材から多角材を成形する製造装置を
提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題は本発明によ
れば、複合木柱材を編成する小丸太材等の被成形材より
成形される上下左右対称形である多角錐形素材及び該多
角錐形素材を2等分に縦割して成形される半裁多角錐形
素材の製造装置であって、上記多角錐形素材の加工手段
は、上記被成形材の小径の末口側から大径の元口側にか
けての周面を上下左右対称形である多角錐形に成形する
植刃形正面フライスよりなる第1の切削加工手段と、上
記第1の切削加工手段の後部側に配設され、上記多角錐
形の軸方向中央部より上記元口にかけての対角線上の各
角部を平行に加工して上記多角錐形の角数の倍数の多角
形に成形する植刃形正面フライスよりなる第2の切削加
工手段とを備えており、上記半裁多角錐形素材の加工手
段は、上記第2の切削加工手段の後部側の上記多角錐形
素材の軸芯位置に出没可に配設され、上記多角錐形素材
の小径の末口側から大径の元口側にかけて上下左右対称
形の2等分に縦割して半裁多角錐形素材に成形する円形
鋸板よりなる鋸挽加工手段を備えていることを特徴とす
る丸太材から多角材を成形する製造装置とすることで解
決することができる。
れば、複合木柱材を編成する小丸太材等の被成形材より
成形される上下左右対称形である多角錐形素材及び該多
角錐形素材を2等分に縦割して成形される半裁多角錐形
素材の製造装置であって、上記多角錐形素材の加工手段
は、上記被成形材の小径の末口側から大径の元口側にか
けての周面を上下左右対称形である多角錐形に成形する
植刃形正面フライスよりなる第1の切削加工手段と、上
記第1の切削加工手段の後部側に配設され、上記多角錐
形の軸方向中央部より上記元口にかけての対角線上の各
角部を平行に加工して上記多角錐形の角数の倍数の多角
形に成形する植刃形正面フライスよりなる第2の切削加
工手段とを備えており、上記半裁多角錐形素材の加工手
段は、上記第2の切削加工手段の後部側の上記多角錐形
素材の軸芯位置に出没可に配設され、上記多角錐形素材
の小径の末口側から大径の元口側にかけて上下左右対称
形の2等分に縦割して半裁多角錐形素材に成形する円形
鋸板よりなる鋸挽加工手段を備えていることを特徴とす
る丸太材から多角材を成形する製造装置とすることで解
決することができる。
【0008】
【作用】先ず、複合木柱材用の多角錐形素材のうち末口
側から軸方向の中央部までの範囲にわたる外周面が断面
四角形で上記軸方向から元口までの範囲にわたる外周面
が断面八角形の多角錐形素材の成形について説明する。
側から軸方向の中央部までの範囲にわたる外周面が断面
四角形で上記軸方向から元口までの範囲にわたる外周面
が断面八角形の多角錐形素材の成形について説明する。
【0009】間伐材の小丸太材を、その太さに沿って末
口側が細く元口側が太い四角錐形体に上記第1の切削加
工手段で4面を同時に切削加工する。
口側が細く元口側が太い四角錐形体に上記第1の切削加
工手段で4面を同時に切削加工する。
【0010】上記第1の切削加工手段から繰り出される
上記四角錐形体の軸方向の中央部より元口までの全長に
わたる各対角線上の各角部を夫々平行に上記第2の切削
加工手段で4面を同時に切削加工して八角形に成形す
る。
上記四角錐形体の軸方向の中央部より元口までの全長に
わたる各対角線上の各角部を夫々平行に上記第2の切削
加工手段で4面を同時に切削加工して八角形に成形す
る。
【0011】上記第1及び2の両切削加工手段で末口か
ら軸方向の中央部までの範囲の外周面を断面四角形に成
形すると共に、上記軸方向の中央部から元口までの範囲
にわたる外周面を断面8角形に成形して角錐形素材を得
る。
ら軸方向の中央部までの範囲の外周面を断面四角形に成
形すると共に、上記軸方向の中央部から元口までの範囲
にわたる外周面を断面8角形に成形して角錐形素材を得
る。
【0012】上記第2の切削加工手段から繰り出される
上記角錐形素材は必要に応じて第2の切削加工手段の後
部側に出没可に配設された円形鋸板よりなる鋸挽加工手
段で2等分に縦割して半裁角錐形素材に成形する。
上記角錐形素材は必要に応じて第2の切削加工手段の後
部側に出没可に配設された円形鋸板よりなる鋸挽加工手
段で2等分に縦割して半裁角錐形素材に成形する。
【0013】上記角錐形素材と半裁角錐形素材とで特定
の大きさの正面視正四角に編成すると共に、接着剤によ
り各素材同士を接着し加圧成形して複合木柱材を得る。
の大きさの正面視正四角に編成すると共に、接着剤によ
り各素材同士を接着し加圧成形して複合木柱材を得る。
【0014】上記複合木柱材を用途に応じて所望する寸
法に裁断し、これを例えば建築等に使用する。
法に裁断し、これを例えば建築等に使用する。
【0015】次に、単体用の多角形木柱材のうち末口側
から元口側までの全長にわたる外周面が同径である断面
四角形の単体用の四角形木柱材の成形について説明す
る。
から元口側までの全長にわたる外周面が同径である断面
四角形の単体用の四角形木柱材の成形について説明す
る。
【0016】先ず、上記第2の切削加工手段及び上記鋸
挽加工手段を、上記四角形木柱材の通過外の位置にセッ
トすると共に、上記第1の切削加工手段における被成形
材の送り込む移動距離と比例して各植刃形正面フライス
が共に開く方向に制御されて錐形に成形する制御手段を
不動作状態にセットする。これらの各セット状態下にお
いて、比較的外径の大きい被成形材を末口側から元口側
にわたる全長を平行に且つ断面四角形に上記第1の切削
加工手段で4面同時に切削加工する。
挽加工手段を、上記四角形木柱材の通過外の位置にセッ
トすると共に、上記第1の切削加工手段における被成形
材の送り込む移動距離と比例して各植刃形正面フライス
が共に開く方向に制御されて錐形に成形する制御手段を
不動作状態にセットする。これらの各セット状態下にお
いて、比較的外径の大きい被成形材を末口側から元口側
にわたる全長を平行に且つ断面四角形に上記第1の切削
加工手段で4面同時に切削加工する。
【0017】
【発明の実施の形態】先ず、本発明の複合木柱材用の多
角錐形素材の製造装置について説明する。この角錐形素
材は、例えば、針葉樹の間代材よりなる被成形材として
の錐形の小丸太材1(図6参照)から得られる。この小
丸太材1として、長さの寸法、末口1aと元口1bの直
径平均寸法の略々等しいものを複数本取り揃える。
角錐形素材の製造装置について説明する。この角錐形素
材は、例えば、針葉樹の間代材よりなる被成形材として
の錐形の小丸太材1(図6参照)から得られる。この小
丸太材1として、長さの寸法、末口1aと元口1bの直
径平均寸法の略々等しいものを複数本取り揃える。
【0018】上記小丸太材1は植林した天然木の間伐材
であって、寸法は大小異なるが、その中で同じ寸法のも
の同士を例えば複数種類に分類して置くと便利である。
であって、寸法は大小異なるが、その中で同じ寸法のも
の同士を例えば複数種類に分類して置くと便利である。
【0019】図1は本発明の1実施例として、例えば、
末口から軸方向中央部までを断面四角形とし、上記中央
部から元口までを断面八角形とした複合木柱材用多角錐
形素材の製造装置の概略説明図である。同図において、
3はモータ2を駆動源とする駆動輪であり、該駆動輪3
と、その従動輪4との間には移送部材5が懸架されてお
り、この移送部材5は上記モータ2の正逆回転により、
正逆方向(矢印A,B方向)に移送される。6は例えば
支持脚7によって支持されているガイド部材で、このガ
イド部材6は上記移送部材5の上方に平行に配置されて
いる。8は上記移送部材5に連結され、上記ガイド部材
6をガイドとして矢印C,D方向に移動される主移動部
材であって、後述する押杆11を備えている。
末口から軸方向中央部までを断面四角形とし、上記中央
部から元口までを断面八角形とした複合木柱材用多角錐
形素材の製造装置の概略説明図である。同図において、
3はモータ2を駆動源とする駆動輪であり、該駆動輪3
と、その従動輪4との間には移送部材5が懸架されてお
り、この移送部材5は上記モータ2の正逆回転により、
正逆方向(矢印A,B方向)に移送される。6は例えば
支持脚7によって支持されているガイド部材で、このガ
イド部材6は上記移送部材5の上方に平行に配置されて
いる。8は上記移送部材5に連結され、上記ガイド部材
6をガイドとして矢印C,D方向に移動される主移動部
材であって、後述する押杆11を備えている。
【0020】9は上記主移動部材8の前方の上記ガイド
部材6に移動可に設けられた従動部材であって、この具
体例は図2に示すように、支持部材9aの上面側に設け
られた上記ガイド部材6をガイドとして上記主移動部材
8と同じ方向に移動可に組付けられており、この上部に
は操作ねじ部材10aと、このねじ部材10aの正逆回
転に伴なって上記小丸太材1を、その左右方向より咬持
したり、解放したりする咬持部材10bとよりなるチャ
ック部材10が備えられている。
部材6に移動可に設けられた従動部材であって、この具
体例は図2に示すように、支持部材9aの上面側に設け
られた上記ガイド部材6をガイドとして上記主移動部材
8と同じ方向に移動可に組付けられており、この上部に
は操作ねじ部材10aと、このねじ部材10aの正逆回
転に伴なって上記小丸太材1を、その左右方向より咬持
したり、解放したりする咬持部材10bとよりなるチャ
ック部材10が備えられている。
【0021】上記移送部材5の後部側に回転可能に鼓状
のガイドローラ12が水平状に配置されており、上記小
丸太材1の切削加工のためのセット時にその末口1a側
を載置し、小丸太材1を後述する切削加工側に送り込む
ためのガイドを司さどる。なお、ガイドローラ12は被
成形材の送り込む移動距離と比例して該被成形材の径方
向に制御されるように構成されているが、図示を省略し
た。
のガイドローラ12が水平状に配置されており、上記小
丸太材1の切削加工のためのセット時にその末口1a側
を載置し、小丸太材1を後述する切削加工側に送り込む
ためのガイドを司さどる。なお、ガイドローラ12は被
成形材の送り込む移動距離と比例して該被成形材の径方
向に制御されるように構成されているが、図示を省略し
た。
【0022】13は上記ガイドローラ12の後部側に回
転可に配置された鼓状のガイドローラ群で、上記小丸太
材1を正確且つ確実に後述する切削加工手段に送り込む
ためのもので、具体例は図3に示すように、小丸太材1
の外周面を例えば左右の2方からガイドするように、配
置されており、これを数段並設する。これらガイドロー
ラ13は例えば流体圧力によって制御されるピストン軸
13aの先端部に取付部材13bを介して回転可に取付
けられている。13cは上記ピストン軸13aのシリン
ダーを示す。
転可に配置された鼓状のガイドローラ群で、上記小丸太
材1を正確且つ確実に後述する切削加工手段に送り込む
ためのもので、具体例は図3に示すように、小丸太材1
の外周面を例えば左右の2方からガイドするように、配
置されており、これを数段並設する。これらガイドロー
ラ13は例えば流体圧力によって制御されるピストン軸
13aの先端部に取付部材13bを介して回転可に取付
けられている。13cは上記ピストン軸13aのシリン
ダーを示す。
【0023】14は上記ガイドローラ13の後部側に上
下左右の4個所に配置された上記小丸太材1の中心が後
述する切削加工時にぶれないように強固に咬持するため
のぶれ防止用爪付ローラで、上記小丸太材1の外周面を
上下左右の4方から咬持するように配置されている。。
下左右の4個所に配置された上記小丸太材1の中心が後
述する切削加工時にぶれないように強固に咬持するため
のぶれ防止用爪付ローラで、上記小丸太材1の外周面を
上下左右の4方から咬持するように配置されている。。
【0024】上記ぶれ防止用爪付ローラ14の後部側に
は第1の切削加工手段が配置されている。この第1の切
削加工手段は上記小丸太材1を末口1a側から元口1b
側にかけて、その小丸太材の外周面に沿って太くなる断
面四角形の四角錐形体1c(図7参照)に加工するもの
である。
は第1の切削加工手段が配置されている。この第1の切
削加工手段は上記小丸太材1を末口1a側から元口1b
側にかけて、その小丸太材の外周面に沿って太くなる断
面四角形の四角錐形体1c(図7参照)に加工するもの
である。
【0025】その具体例を図4に示す。同図において、
15,15及び16,16は共に切削工具としての植刃
形正面フライスで、これらの植刃形正面フライスは上記
丸太1を上記四角錐形体1cに切削加工可に相対する同
士を組とし、各組は前後2段に配置されていると共に、
正面視相隣れる同士が相互に90゜ずらして恰も口字形
を型どるように配置されており、例えば、モータ15
a,15a及び16a,16aの出力軸15b,15b
及び16b,16bに直結されている。上記各モータは
サーボモータM1及び減速機15c,15c及び16
c,16cを介して制御されるように構成されている。
上記サーボモータM1は図示の1個に限定されることな
く上記モータと同数使用することにより、図示の動力伝
達機構を省略することができる。
15,15及び16,16は共に切削工具としての植刃
形正面フライスで、これらの植刃形正面フライスは上記
丸太1を上記四角錐形体1cに切削加工可に相対する同
士を組とし、各組は前後2段に配置されていると共に、
正面視相隣れる同士が相互に90゜ずらして恰も口字形
を型どるように配置されており、例えば、モータ15
a,15a及び16a,16aの出力軸15b,15b
及び16b,16bに直結されている。上記各モータは
サーボモータM1及び減速機15c,15c及び16
c,16cを介して制御されるように構成されている。
上記サーボモータM1は図示の1個に限定されることな
く上記モータと同数使用することにより、図示の動力伝
達機構を省略することができる。
【0026】上記第1の切削加工手段の後部側には第2
の切削加工手段が配置されている。この第2の切削加工
手段は上記第1の切削加工手段で切削加工された四角錐
形体1cの軸方向の中央部1dから元口1bにかけての
夫々の対角線上の夫々の角部1e,1e及び1f,1f
を夫々平行に同時に切削加工して断面八角形体1gの角
錐形素材1h(図9参照)を成形するものである。
の切削加工手段が配置されている。この第2の切削加工
手段は上記第1の切削加工手段で切削加工された四角錐
形体1cの軸方向の中央部1dから元口1bにかけての
夫々の対角線上の夫々の角部1e,1e及び1f,1f
を夫々平行に同時に切削加工して断面八角形体1gの角
錐形素材1h(図9参照)を成形するものである。
【0027】その具体例を図5に示す。同図において、
18,18,18及び18は切削工具としての植刃形正
面フライスで、これらの各植刃形正面フライスは同一面
上に相隣れる同士が正面視相互に90゜ずらして恰も口
字形を型どるように配置されており、且つ、上記第1の
切削加工手段の植刃形正面フライスに対して45゜ずら
して恰も正面視八角形を型どるように配置されており、
モータ18a,18a,18a及び18aの出力軸18
b,18b,18b及び18bに直結されている。上記
各モータはサーボモータM2及び減速機18c,18
c,18c及び18cを介して制御さるように構成され
ている。上記サーボモータは図示の1個に限定されるこ
となく上記モータと同数使用することにより図示の動力
伝達機構を省略することができる。
18,18,18及び18は切削工具としての植刃形正
面フライスで、これらの各植刃形正面フライスは同一面
上に相隣れる同士が正面視相互に90゜ずらして恰も口
字形を型どるように配置されており、且つ、上記第1の
切削加工手段の植刃形正面フライスに対して45゜ずら
して恰も正面視八角形を型どるように配置されており、
モータ18a,18a,18a及び18aの出力軸18
b,18b,18b及び18bに直結されている。上記
各モータはサーボモータM2及び減速機18c,18
c,18c及び18cを介して制御さるように構成され
ている。上記サーボモータは図示の1個に限定されるこ
となく上記モータと同数使用することにより図示の動力
伝達機構を省略することができる。
【0028】上記第2の切削加工手段の前後部側には上
記多角錐形素材1hのガイドローラ17,19が配置さ
れており、、上記ガイドローラ13,13と同様に構成
されている。
記多角錐形素材1hのガイドローラ17,19が配置さ
れており、、上記ガイドローラ13,13と同様に構成
されている。
【0029】20は上記ガイドローラ19の後部側の上
記角錐形素材1hの軸芯位置に出没可に配置された円形
鋸板であって、上記第2の切削加工手段から繰り出され
てくる角錐形素材1hを、その末口1aから元口1bに
かけて2等分に縦割して図11に示した半裁角錐形素材
1iを成形するものである。
記角錐形素材1hの軸芯位置に出没可に配置された円形
鋸板であって、上記第2の切削加工手段から繰り出され
てくる角錐形素材1hを、その末口1aから元口1bに
かけて2等分に縦割して図11に示した半裁角錐形素材
1iを成形するものである。
【0030】上記のように構成した本発明の動作につき
説明する。先ず、間伐材等の小丸太群から長さ及び軸方
向の中央部の太さの寸法を基準として選別された同種類
群のうちから取り出された小丸太材1を、その末口1a
側の外径部をガイドローラ12上に載置すると共に、そ
の元口1b側の外径部を縦移動部材9のチャック部材1
0の咬持部10bで不動に咬持して保持する(図2参
照)。
説明する。先ず、間伐材等の小丸太群から長さ及び軸方
向の中央部の太さの寸法を基準として選別された同種類
群のうちから取り出された小丸太材1を、その末口1a
側の外径部をガイドローラ12上に載置すると共に、そ
の元口1b側の外径部を縦移動部材9のチャック部材1
0の咬持部10bで不動に咬持して保持する(図2参
照)。
【0031】次に、移送部材5を矢印A方向(図1参
照)に移送することにより、これに連結されている主移
動部材8が同方向に移動されて、該主移動部材8に備え
られている押杆11の先端面で、上記縦移動部材9に保
持されている小丸太材1の元口1bの軸芯部が押され
て、同小丸太材1は縦移動部材9を介して矢印c方向に
移送される。
照)に移送することにより、これに連結されている主移
動部材8が同方向に移動されて、該主移動部材8に備え
られている押杆11の先端面で、上記縦移動部材9に保
持されている小丸太材1の元口1bの軸芯部が押され
て、同小丸太材1は縦移動部材9を介して矢印c方向に
移送される。
【0032】この移送により、小丸太材1はガイドロー
ラ13群、ぶれ防止用爪付ローラ14を介して第1の切
削加工手段に送り込まれる。この第1の切削加工手段に
おいて、先ず、前段に配された2個の植刃形正面フライ
ス15,15で四角形の4辺のうちの相対する2辺を同
時に切削加工し、次いで、後段に配された2個の植刃形
正面フライス16,16で上記残りの相対する2辺を同
時に切削加工することにより、断面四角形の四角錐形体
1cに成形する(図9参照)。
ラ13群、ぶれ防止用爪付ローラ14を介して第1の切
削加工手段に送り込まれる。この第1の切削加工手段に
おいて、先ず、前段に配された2個の植刃形正面フライ
ス15,15で四角形の4辺のうちの相対する2辺を同
時に切削加工し、次いで、後段に配された2個の植刃形
正面フライス16,16で上記残りの相対する2辺を同
時に切削加工することにより、断面四角形の四角錐形体
1cに成形する(図9参照)。
【0033】上記四角錐形体1cの末口1aの太さ及び
錐形の傾斜角度は、前もって設定された設定値に基づい
て加工される。尚、上記錐形加工は小丸太材1の送り込
む移動距離に比例して植刃形正面フライスの夫々の対向
間隔が共に開く方向に流体圧力を利用して制御する公知
の制御手段により可能である。
錐形の傾斜角度は、前もって設定された設定値に基づい
て加工される。尚、上記錐形加工は小丸太材1の送り込
む移動距離に比例して植刃形正面フライスの夫々の対向
間隔が共に開く方向に流体圧力を利用して制御する公知
の制御手段により可能である。
【0034】この四角錐形体1cは次段に配された第2
の切削加工手段に送り込まれる。この第2の切削加工手
段において、上記四角錐形体1cの軸方向中央部1dか
ら元口1bにかけての四角部分の夫々の対角線上にある
夫々の角部1eと1e及び1fと1fを夫々平行に4個
の植刃形正面フライス18,18,18及び18で同時
に切削加工して、断面八角形体1gとした角錐形素材1
hを成形する(図9参照)。
の切削加工手段に送り込まれる。この第2の切削加工手
段において、上記四角錐形体1cの軸方向中央部1dか
ら元口1bにかけての四角部分の夫々の対角線上にある
夫々の角部1eと1e及び1fと1fを夫々平行に4個
の植刃形正面フライス18,18,18及び18で同時
に切削加工して、断面八角形体1gとした角錐形素材1
hを成形する(図9参照)。
【0035】この角錐形素材1hの加工過程において、
上記主移動部材8は移送部材5の矢印B方向への移動に
基づいて原位置まで戻されて、次回の操作に備える。
又、縦移動部材9は手動にてチャック部材10bを弛め
て手動にて原位置まで戻して次回の操作に備える。
上記主移動部材8は移送部材5の矢印B方向への移動に
基づいて原位置まで戻されて、次回の操作に備える。
又、縦移動部材9は手動にてチャック部材10bを弛め
て手動にて原位置まで戻して次回の操作に備える。
【0036】上記角錐形素材1hの加工は、後述する複
合木柱材を編成するワンセット分の本数分に達するまで
継続される。
合木柱材を編成するワンセット分の本数分に達するまで
継続される。
【0037】上記本数分に達した後は、上記円形鋸板2
0を、上記角錐形素材1hが第2の切削加工手段より繰
り出されてくる位置の軸芯位置にセットし、この円形鋸
板20で上記角錐形素材1hを2等分して縦割すること
により、半裁角錐形素材1iを成形する(図11参
照)。
0を、上記角錐形素材1hが第2の切削加工手段より繰
り出されてくる位置の軸芯位置にセットし、この円形鋸
板20で上記角錐形素材1hを2等分して縦割すること
により、半裁角錐形素材1iを成形する(図11参
照)。
【0038】上記半裁角錐形素材1iの加工は、後述す
る複合木柱材を編成するワンセット分の本数分に達する
まで継続される。
る複合木柱材を編成するワンセット分の本数分に達する
まで継続される。
【0039】上記本数分に達した後は、上記円形鋸板2
0を、上記角錐形素材1hの通過位置外に格納して、次
回の鋸挽加工に備える。
0を、上記角錐形素材1hの通過位置外に格納して、次
回の鋸挽加工に備える。
【0040】尚、上記被成形材は、その切削加工時に芯
ぶれが生じないように、上下左右の四方から上記ぶれ防
止用爪付きローラ14によって保持されており、切削精
度の向上が図られる。
ぶれが生じないように、上下左右の四方から上記ぶれ防
止用爪付きローラ14によって保持されており、切削精
度の向上が図られる。
【0041】次に、複合木柱材Eの編成の具体例を図1
2に示す。所望する大きさの正面視正方形に成形される
上記複合木柱材E(図12参照)は、次のブロック群で
編成される。即ち、上記所望数の半裁角錐形素材1i
を、その元口1b側を手前側に揃えると共に、その軸方
向を同一方向に揃えて左右方向に並べて、相隣れる相互
の面接触する面同士を面接触させた形状のものを第1ブ
ロックE1とし、これを、その平坦面側を下面に向けて
最下位段に配する。
2に示す。所望する大きさの正面視正方形に成形される
上記複合木柱材E(図12参照)は、次のブロック群で
編成される。即ち、上記所望数の半裁角錐形素材1i
を、その元口1b側を手前側に揃えると共に、その軸方
向を同一方向に揃えて左右方向に並べて、相隣れる相互
の面接触する面同士を面接触させた形状のものを第1ブ
ロックE1とし、これを、その平坦面側を下面に向けて
最下位段に配する。
【0042】次に、上記第1ブロックE1の上面の両端
部に形成された凹面25、上記半裁角錐形素材1iの末
口1a側を揃えて、その下面側を係合すると共に、その
間の上記上面25に形成された凹面に上記角錐形素材1
hの末口1a側を揃えてその下面側を係合して、上記第
1ブロックの上面側に積み重ねたものを第2ブロックE
2とし、これを2段目とする。
部に形成された凹面25、上記半裁角錐形素材1iの末
口1a側を揃えて、その下面側を係合すると共に、その
間の上記上面25に形成された凹面に上記角錐形素材1
hの末口1a側を揃えてその下面側を係合して、上記第
1ブロックの上面側に積み重ねたものを第2ブロックE
2とし、これを2段目とする。
【0043】上記2段目に配された第2ブロックE2の
上面に形成された凹面及び凸面に、上記角錐形素材1h
の元口1b側を揃えて、その下面側を係合して、上記第
2ブロックE2の上面側に積み重ねたものを第3ブロッ
クE3とし、これを3段目とする。
上面に形成された凹面及び凸面に、上記角錐形素材1h
の元口1b側を揃えて、その下面側を係合して、上記第
2ブロックE2の上面側に積み重ねたものを第3ブロッ
クE3とし、これを3段目とする。
【0044】その後は、上記第2ブロックE2と第3ブ
ロックE3とを交互に順次積み重ねることにより、正面
視正方形の上記複合木柱材Eが編成される。
ロックE3とを交互に順次積み重ねることにより、正面
視正方形の上記複合木柱材Eが編成される。
【0045】上記複合木柱材Eの各編成素材の各接触面
は接着剤で接着すると共に、加圧加工することにより、
上記各素材の結合による上記複合本柱材Eが得られる。
は接着剤で接着すると共に、加圧加工することにより、
上記各素材の結合による上記複合本柱材Eが得られる。
【0046】上記複合木柱材Eを必要に応じて所望する
寸法に裁断して使用する。
寸法に裁断して使用する。
【0047】尚、上記複合本柱材Eの加圧加工は加熱加
圧方式、冷間加圧方式の何れも実施可である。
圧方式、冷間加圧方式の何れも実施可である。
【0048】以上の説明では、直方体の複合木柱材に限
定したが、用途に応じて弯曲状木柱材等各種の複合木柱
材に適用することができる。
定したが、用途に応じて弯曲状木柱材等各種の複合木柱
材に適用することができる。
【0049】次に、本発明の多角形木柱の製造装置につ
いて説明する。この多角形木柱材は比較的太い小丸太材
等の被成形材から成形される。この多角形材は、上記複
合木柱材用の多角錐形素材の製造装置を利用して成形さ
れる。従って、四角形木柱材30の成形を例として説明
する。
いて説明する。この多角形木柱材は比較的太い小丸太材
等の被成形材から成形される。この多角形材は、上記複
合木柱材用の多角錐形素材の製造装置を利用して成形さ
れる。従って、四角形木柱材30の成形を例として説明
する。
【0050】具体例としては、先ず、上記第2の切削加
工手段及び上記鋸挽加工手段を上記四角形本柱材30の
通過外の位置にセットするど共に、上記第1の切削加工
手段における錐形成形をつかさどる制御手段を不動作状
態にセットする。
工手段及び上記鋸挽加工手段を上記四角形本柱材30の
通過外の位置にセットするど共に、上記第1の切削加工
手段における錐形成形をつかさどる制御手段を不動作状
態にセットする。
【0051】上記第1の切削加工手段の各植刃形正面フ
ライス15,15及び16,16の開閉方向に対する位
置を所望する太さの四角形に成形可の状態にセットす
る。このセット状態下において、上記被成形材を上記第
1の切削加工手段に、上記多角錐形素材を送り込む仕方
ど同じ仕方で送り込むことにより、上記4個の各植刃形
正面フライスで図13に示した末口側がら元口側にかけ
て平行な四角形に4面同時に切削加工して四角形本柱材
30を成形することができる。
ライス15,15及び16,16の開閉方向に対する位
置を所望する太さの四角形に成形可の状態にセットす
る。このセット状態下において、上記被成形材を上記第
1の切削加工手段に、上記多角錐形素材を送り込む仕方
ど同じ仕方で送り込むことにより、上記4個の各植刃形
正面フライスで図13に示した末口側がら元口側にかけ
て平行な四角形に4面同時に切削加工して四角形本柱材
30を成形することができる。
【0052】このようにして、成形された四角形木柱材
30は単体用として利用することができる。
30は単体用として利用することができる。
【0053】上記四角形木柱30の角数は上記四角形に
限定されることなく、成形せんとする角数に応じて第1
の切削加工手段の植刃形正面フライス個数及び第2の切
削加工平板の植刃形正面フライス個数の組合わせにより
所望する角数のものを成形することができる。
限定されることなく、成形せんとする角数に応じて第1
の切削加工手段の植刃形正面フライス個数及び第2の切
削加工平板の植刃形正面フライス個数の組合わせにより
所望する角数のものを成形することができる。
【0054】
【効果】以上のように本発明の多角錐形素材の製造例に
よれば、前加工の第1の切削加工手段の所望する多角形
を型どるように配置された複数個の植刃形正面フライス
で、小丸太材の末口側から元口側にかけての外周面を多
角錐形体に多面同時に切削加工できると共に、次加工の
第2の切削加工手段の多角形を型どるように配置され、
且つ上記1の切削加工手段の植刃形正面フライスに対し
て正面視所望角度にずらして配置された複数個のカッタ
ーで、多角錐形体の軸方向中央部から元口にかけての対
角線上の各角部分を倍角形に多面同時に切削加工して多
角錐形素材を成形するように構成したから、多角錐形素
材を従来の鋸挽加工に比して、短時間にして高精度に加
工することができると共に、各種の力に対する応力が大
きく、強度が高い複合木柱材を安価に提供できる等の数
々の利点を有する。
よれば、前加工の第1の切削加工手段の所望する多角形
を型どるように配置された複数個の植刃形正面フライス
で、小丸太材の末口側から元口側にかけての外周面を多
角錐形体に多面同時に切削加工できると共に、次加工の
第2の切削加工手段の多角形を型どるように配置され、
且つ上記1の切削加工手段の植刃形正面フライスに対し
て正面視所望角度にずらして配置された複数個のカッタ
ーで、多角錐形体の軸方向中央部から元口にかけての対
角線上の各角部分を倍角形に多面同時に切削加工して多
角錐形素材を成形するように構成したから、多角錐形素
材を従来の鋸挽加工に比して、短時間にして高精度に加
工することができると共に、各種の力に対する応力が大
きく、強度が高い複合木柱材を安価に提供できる等の数
々の利点を有する。
【0055】更に、本発明の多角形木柱材の製造例によ
れば、上記第1の切削加工手段を実施することにより、
末口から元口にかけて平行な多角形の各面を同時に切削
加工することができるので、上記多角錐形素材と同様に
短時間に、しかも高精度に成形することができる。
れば、上記第1の切削加工手段を実施することにより、
末口から元口にかけて平行な多角形の各面を同時に切削
加工することができるので、上記多角錐形素材と同様に
短時間に、しかも高精度に成形することができる。
【0056】上記多角錐形素材及び多角形木柱材の切削
加工は植刃形正面フライスで行なうようにしたものであ
るから、加工時に生じる切りくずは従来の鋸挽加工によ
って生じる切りくずと異なり、全てがおがくずであるの
で、従来のように、利用したり、処分したりするのに2
次加工を施す必要が全くなく、そのまま全てを有効利用
することができる利点を有する。
加工は植刃形正面フライスで行なうようにしたものであ
るから、加工時に生じる切りくずは従来の鋸挽加工によ
って生じる切りくずと異なり、全てがおがくずであるの
で、従来のように、利用したり、処分したりするのに2
次加工を施す必要が全くなく、そのまま全てを有効利用
することができる利点を有する。
【図1】本発明の小丸太材から多角材を成形する製造装
置全体の概略説明図である。
置全体の概略説明図である。
【図2】図1のA−A線断面の拡大図である。
【図3】図1のB−B線断面の拡大図である。
【図4】図1のC−C線断面の拡大図である。
【図5】図1のD−D線断面の拡大図である。
【図6】小丸太材の拡大斜視図である。
【図7】本発明の四角錐形体の拡大斜視図である。
【図8】図1のE−E線断面の拡大図である。
【図9】本発明の角錐形素材の拡大斜視図である。
【図10】図9のF−F線断面の拡大図である。
【図11】本発明の半裁角錐形素材の拡大斜視図であ
る。
る。
【図12】本発明の複合木柱材の正面図である。
【図13】本発明の多角形木柱材の拡大斜視図である。
1 小丸太材 1a 末口 1b 元口 1c 四角錐形体 1g 八角錐形体 1h 角錐形素材 1i 半裁角錐形素材 15,15、16,16、18,18,18及び18
植刃形正面フライス 15a,15a、16a,16a、18a,18a,1
8a及び18a モータ M1,M2 サーボモータ 15c,15c、16c,16c、18c,18c 1
8c及び18c 減速機 E 複合木柱材 30 多角形木柱材
植刃形正面フライス 15a,15a、16a,16a、18a,18a,1
8a及び18a モータ M1,M2 サーボモータ 15c,15c、16c,16c、18c,18c 1
8c及び18c 減速機 E 複合木柱材 30 多角形木柱材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−12301(JP,A) 特開 昭54−73397(JP,A) 特開 昭56−78920(JP,A) 特開 昭56−78921(JP,A) 特開 平1−118401(JP,A) 特開 平4−244802(JP,A) 特開 平5−16105(JP,A) 特開 平5−116112(JP,A) 特開 平5−124001(JP,A) 特開 平6−198608(JP,A) 実開 平5−44504(JP,U) 実開 平7−33606(JP,U) 特公 昭43−21481(JP,B1) 特公 昭48−24479(JP,B1) 特公 昭64−3641(JP,B2) 特公 平7−102553(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B27L 11/00 B27M 1/00
Claims (1)
- 【請求項1】 複合木柱材を編成する小丸太材等の被成
形材より成形される上下左右対称形である多角錐形素材
及び該多角錐形素材を2等分に縦割して成形される半裁
多角錐形素材の製造装置であって、 上記多角錐形素材の加工手段は、上記被成形材の小径の
末口側から大径の元口側にかけての周面を上下左右対称
形である多角錐形に成形する植刃形正面フライスよりな
る第1の切削加工手段と、上記第1の切削加工手段の後
部側に配設され、上記多角錐形の軸方向中央部より上記
元口にかけての対角線上の各角部を平行に加工して上記
多角錐形の角数の倍数の多角形に成形する植刃形正面フ
ライスよりなる第2の切削加工手段とを備えており、上
記半裁多角錐形素材の加工手段は、上記第2の切削加工
手段の後部側の上記多角錐形素材の軸芯位置に出没可に
配設され、上記多角錐形素材の小径の末口側から大径の
元口側にかけて上下左右対称形の2等分に縦割して半裁
多角錐形素材に成形する円形鋸板よりなる鋸挽加工手段
を備えていることを特徴とする丸太材から多角材を成形
する製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8097316A JP2799987B2 (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | 小丸太材から多角材を成形する製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8097316A JP2799987B2 (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | 小丸太材から多角材を成形する製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09262809A JPH09262809A (ja) | 1997-10-07 |
JP2799987B2 true JP2799987B2 (ja) | 1998-09-21 |
Family
ID=14189088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8097316A Expired - Fee Related JP2799987B2 (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | 小丸太材から多角材を成形する製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2799987B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5671352B2 (ja) * | 2011-01-12 | 2015-02-18 | 良昌 永井 | 原木の丸棒加工装置 |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5212301A (en) * | 1975-07-17 | 1977-01-29 | Kifuimaa Eero | Cutter head for wood |
DE2751238C2 (de) * | 1977-11-16 | 1979-07-26 | Gebrueder Linck Maschinenfabrik Und Eisengiesserei Gatterlinck, 7602 Oberkirch | Vorrichtung zur Erzeugung von Nutzholz aus Rundholzstämmen |
JPS5678920A (en) * | 1979-11-30 | 1981-06-29 | Nippon Dev Consult | Manufacture of synthetic wood |
JPS5678921A (en) * | 1979-11-30 | 1981-06-29 | Nippon Dev Consult | Device for manufacturing base wood for synthetic wood |
JPS643641A (en) * | 1987-06-26 | 1989-01-09 | Konishiroku Photo Ind | Silver halide photographic sensitive material having high sensitivity |
JPH01118401A (ja) * | 1987-10-31 | 1989-05-10 | Taikei Sangyo Kk | 集成材の製造方法 |
JPH04244802A (ja) * | 1991-01-29 | 1992-09-01 | Osamu Yabusaki | 原木をログハウス用のログに加工する装置 |
JPH05116112A (ja) * | 1991-07-01 | 1993-05-14 | Soritsudo Giken Kk | 複合木柱材 |
JPH0516105A (ja) * | 1991-07-10 | 1993-01-26 | Osamu Yabusaki | 原木を円柱状体に加工する装置 |
JP3054250B2 (ja) * | 1991-10-31 | 2000-06-19 | ミサワホーム株式会社 | 八角柱加工装置 |
JPH0544504U (ja) * | 1992-05-07 | 1993-06-15 | 大恵産業株式会社 | 集成材の構成基材 |
JPH06198608A (ja) * | 1993-01-08 | 1994-07-19 | Soritsudo Giken Kk | 丸太より複数の四角形柱材を形成する方法 |
JPH07102553A (ja) * | 1993-09-30 | 1995-04-18 | Nissan Concrete Kogyo Kk | 地盤改良材を用いたプレキヤスト基礎構造 |
JPH0733606U (ja) * | 1993-12-09 | 1995-06-20 | 株式会社富士製作所 | チッパーキャンター付き製材機 |
-
1996
- 1996-03-28 JP JP8097316A patent/JP2799987B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH09262809A (ja) | 1997-10-07 |
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