JP3065490U - 追掛継手専用加工機 - Google Patents

追掛継手専用加工機

Info

Publication number
JP3065490U
JP3065490U JP1999004971U JP497199U JP3065490U JP 3065490 U JP3065490 U JP 3065490U JP 1999004971 U JP1999004971 U JP 1999004971U JP 497199 U JP497199 U JP 497199U JP 3065490 U JP3065490 U JP 3065490U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating
work
joint
rotating tool
tool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1999004971U
Other languages
English (en)
Inventor
克磨 名島
Original Assignee
株式会社進栄木工機械
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社進栄木工機械 filed Critical 株式会社進栄木工機械
Priority to JP1999004971U priority Critical patent/JP3065490U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3065490U publication Critical patent/JP3065490U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dovetailed Work, And Nailing Machines And Stapling Machines For Wood (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】追掛継手を専用に加工する,追掛継手専用加工
機を提供すること。 【解決手段】昇降可動バイト保持台1上に,第1回転バ
イト1a第2回転バイト1b第3回転バイト1c第4回
転バイト1dを配設し,ワ─ク固定部材3上にワーク4
を設定・固定し,該第1回転バイトの回転軸は水平方向
該ワーク長手方向とほぼ直角に配向し,可動固定自在な
垂直移動架台1eと可動自在な平行移動架台1fを用い
て可動とし,滑動部材2aと該平行移動架台とを連結部
材1gにより連結し,勾配設定部材2bの調整によりガ
イド部材2の鉛直方向との角度(θ)を設定自在とし,
該第2回転バイト第3回転バイト第4回転バイトの上昇
工程により垂直段差面を有する追掛継手を加工し,該第
1回転バイトの下降工程により勾配段差面を追加形成す
る事を特徴とする追掛継手専用加工機を確保する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は,建築木材用の梁材・桁材等の横材を連結する,追掛継手を一連の工 程で専用に加工する,追掛継手専用加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術の追掛継手専用加工機は,図6(A)に示す様な,上部嵌合追掛継手 (4a)と,図6(B)の下部嵌合追掛継手(4b)から成る,一対の追掛継手 をそれぞれ加工し,そしてそれらを連結嵌合した図6(C)の嵌合固定追掛継手 として用いており,該上部嵌合追掛継手及び下部嵌合追掛継手とも,建築木材用 の梁材・桁材等,曲げ応力を受ける横材を連結する為に,ワーク(4)先端高さ (H)方向に凸部(4d)を形成し,先端幅(W)中央部から長手方向内側外向 きに傾斜する第1斜面(4f)を設け,該第1斜面の内側端部内向きに段差(4 h)を形成し,更に長手方向内側外向きに傾斜する第2斜面(4g)を設け,該 第2斜面の内側端部に凹部(4e)を形成し,該上部嵌合追掛継手の上部該段差 から高さ(H)下方向に幅(W)水平面に垂直に,垂直段差面(4i′)を形成 し,該上部嵌合追掛継手と下部嵌合追掛継手とを連結嵌合した,嵌合固定追掛継 手において,各接合面が隙間なく相対する寸法構造を採り,連結部である嵌合固 定追掛継手は,最終的にそれぞれ該第1斜面及び第2斜面中央部を貫通する,大 栓とも呼ぶ止部材(4c)を用いて,固定して用いていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来技術の追掛継手専用加工機による,追掛継手は,図6に示すように,上部 嵌合追掛継手と下部嵌合追掛継手とも,上部段差から高さ(H)下方向に幅(W )水平面に垂直に,垂直段差面(4i′)を形成しているので,該上部嵌合追掛 継手と下部嵌合追掛継手とを嵌合連結した,嵌合固定追掛継手において,引っ張 りと捩じれの力に耐える作用が弱く,建築木材用の梁材・桁材等,曲げ応力を受 ける横材に最適でない構造を有する問題点があった。
【0004】 従来建築技術で用いてきた,建築木材用の梁材・桁材等,曲げ応力を受ける横 材に最適な構造は,捩じれの力に耐える作用を有する,図5に示すような構造で あり,上部嵌合追掛継手の上部段差(4h)から高さ(H)下方向外側に所定の 勾配(θ)を持つ勾配段差面を形成し,一方,下部嵌合追掛継手の上部該段差か ら高さ(H)下方向内側に所定の勾配(θ)を持つ勾配段差面(4i)を形成し ,該上部嵌合追掛継手と下部嵌合追掛継手とを連結嵌合した,嵌合固定追掛継手 において,各接合面が隙間なく相対する寸法構造を採っており,これらを確保す るには,従来技術の追掛継手専用加工機で加工した垂直段差面(4i′)を,更 に手作業で追加工して,該勾配段差面を追加工しなければならない問題点があっ た。
【0005】 従来技術の汎用NC旋盤を用い,捩じれの力に耐える作用を有する,図5に 示すような,構造の追掛継手を加工すると,バイトの交換等を含む多数の工程を 必要とし,時間がかかり,且つ高価になり,実用的でない問題点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の問題点を解決するために,本考案の追掛継手専用加工機は,昇降手段を 有するバイト保持台上に,4種類の回転バイトを配設し,その内3種類の回転バ イトを用い,該バイト保持台の上昇工程により,上部段差から高さ(H)下方向 に幅(W)水平面に垂直に,垂直段差面(4i′)を形成し,次に該バイト保持 台の下降工程により,残りの1種類の回転バイトを用い,上部該段差から高さ( H)下方向に所定の勾配(θ)を持つ勾配段差面(4i)を形成して,それぞれ 勾配段差面を有する上部嵌合追掛継手と下部嵌合追掛継手と確保する手段を有す る事を特徴とする。
【0007】
【考案の実施の形態】
本考案の追掛継手専用加工機は,建築木材用の梁材・桁材等,曲げ応力を受け る横材を連結する一対の追掛継手を専用に加工するために,昇降手段を有するバ イト保持台上に,上段から第1回転バイト,第2回転バイト,第3回転バイト, そして第4回転バイトを配設し,該バイト保持台上部に張り出したワーク固定部 材上に加工木材としてのワークを積載設定し,該ワーク幅(W)方向端部を押さ え部材で挟持・固定し,該第1回転バイトは,モータ等の回転手段の先端部に回 転する刃物としてのバイトを有し,該回転手段の回転軸は水平方向,該ワークの 長手方向とほぼ直角に配向し,該第1回転バイトはワーク長手方向に直角に可動 固定自在な垂直移動架台に固定し,該垂直移動架台は該ワーク長手方向に可動自 在な平行移動架台に固定し,該平行移動架台は昇降手段を有する該バイト保持台 上段に配設し,該バイト保持台と独立に設けた該ワーク高さ(H)方向に延びる ガイド部材を該バイト保持台近傍に配設し,該ガイド部材の平行移動架台に対峙 する側面には上下可動自在な滑動部材を設け,該滑動部材と該平行移動架台とを 連結部材により連結し,該ガイド部材の滑動部材の滑動側面反対側には複数の勾 配設定部材を設け,該勾配設定部材に水平方向を調整する事により該ガイド部材 の鉛直方向との角度を所定の角度(θ)を設定自在とし,該ワーク加工前の該第 1回転バイトの位置は該ワークより十分離れた位置に成るように,該垂直移動架 台を該ワークより十分離れた該平行移動架台上に固定し,該第2回転バイトは, モータ等の回転手段の先端部に回転する刃物としてのバイトを有し,該回転手段 の回転軸は水平方向,該ワークの長手方向に配向し,該ワークの加工すべき追掛 継手の凸部外側端部を上昇工程により切り落とす手段を有し,該第3回転バイト は,モータ等の回転手段の先端部に回転する刃物としてのバイトを有し,該回転 手段の回転軸は水平方向,該ワークの長手方向にほぼ直角に配向し,該ワークの 加工すべき追掛継手の凹部及び第2斜面奥部を上昇工程により形成する手段を有 し,そして該第4回転バイトは,モータ等の回転手段の先端部に回転する刃物と してのバイトを有し,該回転手段の回転軸は水平方向,該ワークの長手方向に配 向し,該ワークの加工すべき追掛継手の該第2斜面,段差より該ワーク水平面に 直角に下降する垂直段差面,第1斜面,そして該凸部を上昇工程により形成する 手段を有し,該第2回転バイト,第3回転バイト,そして第4回転バイトによる 同一加工工程による上昇工程を終了・停止し,次に,該バイト保持台の上昇工程 を停止した状態で,該第1回転バイトを該ワークの垂直段差面上部の段差内側端 部に接する様に設定し,該ワークを一対の該追掛継手の一方である下部嵌合追掛 継手を加工する場合は,該ガイド部材の鉛直方向の傾斜を,複数の該勾配設定部 材を調整する事により,所定の勾配(θ)に設定し,該バイト保持台の下降工程 により,該第1回転バイトが該垂直段差面から所定の勾配(θ)を持つ勾配段差 面に形成するする様に設定し,該下降工程により,所定の勾配(θ)を持つ該勾 配段差面を形成て終了し,該下部嵌合追掛継手を確保し,一対の該追掛継手の他 方である上部嵌合追掛継手を加工する場合は,該ガイド部材の鉛直方向の傾斜を 逆向きに調整する事により,所定の勾配(─θ)に設定し,該バイト保持台の下 降工程により,該上部嵌合追掛継手を確保する事を特徴とする。
【0008】 本考案の追掛継手専用加工機において,ワーク固定部材上に,加工すべき加工 木材としてのワークを積載設定する場合,該ワーク幅(W)の中心線の芯墨は, 装備したレーザ・マーキングで行い設定し,該ワーク固定部材は水平方向微調整 可動の微調整手段を装備する事も出来る。
【0009】 本考案の追掛継手専用加工機において,バイト保持台の上昇工程及び下降工程 により加工する,一対の該追掛継手は,上部嵌合追掛継手及び下部嵌合追掛継手 から成り,ワーク先端高さ(H)方向に凸部を形成し,先端幅(W)中央部から 長手方向内側外向きに傾斜する第1斜面を設け,該第1斜面の内側端部内向きに 段差を形成し,更に長手方向内側外向きに傾斜する第2斜面を設け,該第2斜面 の内側端部に凹部を形成し,該下部嵌合追掛継手の上部該段差から高さ(H)下 方向外側に所定の勾配(θ)を持つ勾配段差面を形成し,一方,該上部嵌合追掛 継手の上部該段差から高さ(H)下方向内側に所定の勾配(θ)を持つ勾配段差 面を形成し,該上部嵌合追掛継手と下部嵌合追掛継手とを連結嵌合した,嵌合固 定追掛継手において,各接合面が隙間なく相対する寸法構造を採り,連結部であ る嵌合固定追掛継手は,最終的にそれぞれ該第1斜面及び第2斜面中央部を貫通 する,大栓とも呼ぶ止部材を用いて,固定して用いる事を特徴とする。
【0010】 本考案の追掛継手専用加工機において確保する,一対の追掛継手は,上部嵌合 追掛継手及び下部嵌合追掛継手それぞれに,上部段差から高さ(H)下方向内側 及び外側に所定の勾配(θ)を持つ勾配段差面を有しているので,これらを連結 した嵌合固定追掛継手において,引っ張りと捩じれの力に耐える作用を有し,建 築木材用の梁材・桁材等,曲げ応力を受ける横材に最適である構造を有する。
【0011】 本考案の追掛継手専用加工機において確保する,一対の追掛継手は,上部嵌合 追掛継手及び下部嵌合追掛継手それぞれに対し,バイト保持台の上昇工程及び下 降工程により加工するので,一連の加工工程により,短時間で加工できる作用を 有する。
【0012】
【実施例】
この考案の実施例の図面において,図1は本考案の実施例を示す,追掛継手専 用加工機の一部欠載概略側面図,図2は追掛継手専用加工機の加工前の,(A) は第1回転バイトの設定を示す,一部欠載概略平面図,そして(B)は加工状態 を示す,第2回転バイト及び第3回転バイトの一部欠載概略平面図,図3は追掛 継手専用加工機の加工状態を示す,第4回転バイトの一部欠載概略平面図,そし て図4は追掛継手専用加工機の加工状態を示す,第1回転バイトの,(A)は一 部欠載概略平面図,そして(B)は一部欠載概略側面図である。図5は本考案の 実施例における,追掛継手専用加工機で加工する追掛継手の,(A)は上部嵌合 追掛継手の斜視図,(B)は下部嵌合追掛継手の斜視図,そして(C)は追掛継 手嵌合固定状態の一部欠載概略斜視図である。なお図6に,従来技術の実施例に おける,追掛継手専用加工機で加工する追掛継手の,(A)は上部嵌合追掛継手 の斜視図,(B)は下部嵌合追掛継手の斜視図,そして(C)は追掛継手嵌合固 定状態の一部欠載概略斜視図を示す。
【0013】 この考案の実施例を以下説明すると,追掛継手専用加工機は,図1に示すよう に,昇降手段を有するバイト保持台(1)上に,上段から第1回転バイト(1a ),第2回転バイト(1b),第3回転バイト(1c),そして第4回転バイト (1d)を配設し,該バイト保持台上部に張り出したワーク固定部材(3)上に 加工すべき加工木材としてのワーク(4)を積載設定し,該ワーク幅(W)方向 端部を押さえ部材(3a)で挟持・固定する。
【0014】 ワーク固定部材(3)上に,加工すべき加工木材としてのワーク(4)を積載 設定する場合,該ワーク幅(W)の中心線の芯墨は,装備したレーザ・マーキン グで行い設定し,該ワーク固定部材は水平方向微調整可動の微調整手段を装備し ている。
【0015】 第1回転バイト(1a)は,図2(A)に示す様に,モータ等の回転手段の先 端部に回転する刃物としてのバイトを有し,該回転手段の回転軸は水平方向,ワ ーク(4)の長手方向とほぼ直角に配向し,該第1回転バイトは該ワーク長手方 向に直角に可動固定自在な垂直移動架台(1e)に固定し,該垂直移動架台は該 ワーク長手方向に可動自在な平行移動架台(1f)に固定し,該平行移動架台は 昇降手段を有するバイト保持台(1)上段に配設し,該バイト保持台と独立に設 けた該ワーク高さ(H)方向に延びるガイド部材(2)を該バイト保持台近傍に 配設し,該ガイド部材(2)の該平行移動架台に対峙する側面には上下可動自在 な滑動部材(2a)を設け,該滑動部材と該平行移動架台とを連結部材(1g) により連結し,該ガイド部材(2)の該滑動部材の滑動側面反対側には上下に勾 配設定部材(2b)を設け,該勾配設定部材に水平方向を調整する事により該ガ イド部材の鉛直方向との角度を所定の角度(θ)を設定自在とし,該ワーク加工 前の該第1回転バイトの位置は該ワークより十分離れた位置に成るように,図2 (A)に示す様に,該垂直移動架台を該ワークより十分離れた該平行移動架台上 に固定する。
【0016】 第2回転バイト(1b)は,図2(B)に示す様に,モータ等の回転手段の先 端部に回転する刃物としてのバイトを有し,該回転手段の回転軸は水平方向,ワ ーク(4)の長手方向に配向し,図5(A)及び(B)に示す様に,該ワークの 加工すべき追掛継手(4a及び4b)の凸部(4d)外側端部を切り落とす手段 を有し,昇降手段を有するバイト保持台(1)の上昇工程により,該凸部外側端 部を切り落とす。
【0017】 第3回転バイト(1c)は,図2(B)に示す様に,モータ等の回転手段の先 端部に回転する刃物としてのバイトを有し,該回転手段の回転軸は水平方向,ワ ーク(4)の長手方向にほぼ直角に配向し,図5(A)及び(B)に示す様に, 該ワークの加工すべき追掛継手(4a及び4b)の凹部(4e)および第2斜面 (4g)奥部を形成する手段を有し,昇降手段を有するバイト保持台(1)の上 昇工程により,該凹部および第2斜面奥部を形成する。
【0018】 第4回転バイト(1d)は,図3に示す様に,モータ等の回転手段の先端部に 回転する刃物としてのバイトを有し,該回転手段の回転軸は水平方向,ワーク( 4)の長手方向にに配向し,図5(A)及び(B)に示す様に,該ワークの加工 すべき追掛継手(4a及び4b)の第2斜面(4g),図6(A)及び(B)に 示す様に,段差(4h)より該ワーク水平面に直角下降する垂直段差面(4i′ ),第1斜面(4f),そして凸部(4d)を形成する手段を有し,昇降手段を 有するバイト保持台(1)の上昇工程により,該第2斜面,垂直段差面,第1斜 面そして凸部を形成し,該上昇工程を終了し停止する。
【0019】 上記,バイト保持台(1)の上昇工程を停止した状態で,図4に示すように, 第1回転バイト(1a)をワーク(4)の垂直段差面(4i′)上部の段差(4 h)内側端部に接する様に設定し,該ワークを,図5(B)に示す様な,下部嵌 合追掛継手(4b)を加工する場合は,ガイド部材(2)の鉛直方向の傾斜を, 上下の勾配設定部材(2b)を調整する事により,所定の勾配(θ)に設定し, 該バイト保持台の下降工程により,該第1回転バイトが垂直段差面(4i′)か ら所定の勾配(θ)を持つ勾配段差面(4i)に形成する様に設定し,該下降工 程により,所定の勾配(θ)を持つ該勾配段差面を形成し,該下降工程を終了し ,この様にして,該下部嵌合追掛継手を確保し,上部嵌合追掛継手(4a)を加 工する場合は,該ガイド部材の鉛直方向の傾斜を逆向きに調整する事により,所 定の勾配(─θ)に設定し,該バイト保持台の下降工程により,該上部嵌合追掛 継手を確保する。
【0020】 上記,下部嵌合追掛継手(4b)の勾配段差面(4i)と,上部嵌合追掛継手 (4a)の勾配段差面(4i)は,それぞれのワーク(4)を同方向に設定した 場合,高さ(H)方向のH/2の位置で,各勾配段差面互いに交差する様に設定 する。
【0021】 本考案の実施例における,追掛継手専用加工機で上昇工程及び下降工程により 加工する追掛継手の上部嵌合追掛継手(4a),下部嵌合追掛継手(4b),そ してそれらを嵌合した嵌合固定追掛継手を図5(A),(B)そして(C)にそ れぞれ示しており,該上部嵌合追掛継手及び下部嵌合追掛継手とも,建築木材用 の梁材・桁材等,曲げ応力を受ける横材を連結する為に,ワーク(4)先端高さ (H)方向に凸部(4d)を形成し,先端幅(W)中央部から長手方向内側外向 きに傾斜する第1斜面(4f)を設け,該第1斜面の内側端部内向きに段差(4 h)を形成し,更に長手方向内側外向きに傾斜する第2斜面(4g)を設け,該 第2斜面の内側端部に凹部(4e)を形成し,該下部嵌合追掛継手の上部該段差 から高さ(H)下方向外側に所定の勾配(θ)を持つ勾配段差面(4i)を形成 し,一方,該上部嵌合追掛継手の上部該段差から高さ(H)下方向内側に所定の 勾配(θ)を持つ勾配段差面(4i)を形成し,該上部嵌合追掛継手と下部嵌合 追掛継手とを嵌合した,嵌合固定追掛継手において,各接合面が隙間なく相対す る寸法構造を採り,連結部である嵌合固定追掛継手は,最終的にそれぞれ該第1 斜面及び第2斜面中央部を貫通する,大栓とも呼ぶ止部材(4c)を用いて,固 定して用いる事を特徴とする。
【0022】 本考案の実施例の追掛継手専用加工機において,加工可能なワーク(4)の寸 法は,高さ(H)の加工範囲は85mmから450mm,そして幅(W)は85 mmから150mm,そして長手方向の長さは最大10mであり,勾配段差面( 4i)の勾配(θ)は高さ(H)に対して,±15mm程度採る事が出来る。
【0023】 従来技術による追掛継手専用加工機においては,本考案の昇降手段を有するバ イト保持台(1)上に,上段から第2回転バイト(1b),第3回転バイト(1 c),そして第4回転バイト(1d)を配設し,上昇工程のみで加工しており, 従来技術による追掛継手の上部嵌合追掛継手(4a),下部嵌合追掛継手(4b ),そしてそれらを嵌合した嵌合固定追掛継手を図6(A),(B)そして(C )にそれぞれ示しており,該上部嵌合追掛継手及び下部嵌合追掛継手とも,建築 木材用の梁材・桁材等,曲げ応力を受ける横材を連結する為に,ワーク(4)先 端高さ(H)方向に凸部(4d)を形成し,先端幅(W)中央部から長手方向内 側外向きに傾斜する第1斜面(4f)を設け,該第1斜面の内側端部内向きに段 差(4h)を形成し,更に長手方向内側外向きに傾斜する第2斜面(4g)を設 け,該第2斜面の内側端部に凹部(4e)を形成し,該上部嵌合追掛継手の上部 該段差から高さ(H)下方向に幅(W)水平面に垂直に,垂直段差面(4i′) を形成し,該上部嵌合追掛継手と下部嵌合追掛継手とを嵌合した,嵌合固定追掛 継手において,各接合面が隙間なく相対する寸法構造を採り,連結部である嵌合 固定追掛継手は,最終的にそれぞれ該第1斜面及び第2斜面中央部を貫通する, 大栓とも呼ぶ止部材(4c)を用いて,固定して用いる事を特徴とする。
【0024】
【考案の効果】
本考案は,以上説明した様な形態で実施され,以下に記載される様な効果を有 する。
【0025】 本考案の追掛継手専用加工機を用いて確保する,勾配段差面を有する追掛継手 は,バイト保持台の上昇工程及び下降工程から成る,一連の加工工程により,短 時間で安価に加工できる効果を有する。
【0026】 本考案の追掛継手専用加工機において確保する,一対の追掛継手は,上部嵌合 追掛継手及び下部嵌合追掛継手それぞれに,勾配段差面を有しているので,これ らを連結した嵌合固定追掛継手において,引っ張りと捩じれの力に耐える効果を 有し,建築木材用の梁材・桁材等,曲げ応力を受ける横材に最適である効果を有 する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す,追掛継手専用加工機の
一部欠載概略側面図。
【図2】本考案の実施例における,追掛継手専用加工機
の加工前の,(A)は第1回転バイトの設定を示す,一
部欠載概略平面図,そして(B)は加工状態を示す,第
2回転バイト及び第3回転バイトの一部欠載概略平面
図。
【図3】本考案の実施例における,追掛継手専用加工機
の加工状態を示す,第4回転バイトの一部欠載概略平面
図。
【図4】本考案の実施例における,追掛継手専用加工機
の加工状態を示す,第1回転バイトの,(A)は一部欠
載概略平面図,そして(B)は一部欠載概略側面図。
【図5】本考案の実施例における,追掛継手専用加工機
で加工する追掛継手の,(A)は上部嵌合追掛継手の斜
視図,(B)は下部嵌合追掛継手の斜視図,そして
(C)は追掛継手嵌合固定状態の一部欠載概略斜視図。
【図6】従来技術の実施例における,追掛継手専用加工
機で加工する追掛継手の,(A)は上部嵌合追掛継手の
斜視図,(B)は下部嵌合追掛継手の斜視図,そして
(C)は追掛継手嵌合固定状態の一部欠載概略斜視図。
【符号の説明】
1 バイト保持台 1a 第1回転バイト 1b 第2回転バイト 1c 第3回転バイト 1d 第4回転バイト 1e 垂直移動架台 1f 平行移動架台 1g 連結部材 2 ガイド部材 2a 滑動部材 2b 勾配設定部材 3 ワーク固定部材 3a 押さえ部材 4 ワーク 4a 上部嵌合追掛継手 4b 下部嵌合追掛継手 4c 止部材 4d 凸部 4e 凹部 4f 第1斜面 4g 第2斜面 4h 段差 4i 勾配段差面 4i′垂直段差面 4j 嵌合固定追掛継手 θ 勾配 H 高さ W 幅

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】昇降手段を有するバイト保持台(1)上
    に,上段から第1回転バイト(1a),第2回転バイト
    (1b),第3回転バイト(1c),そして第4回転バ
    イト(1d)を配設し,該バイト保持台上部に張り出し
    たワーク固定部材(3)上に加工すべき加工木材として
    のワーク(4)を設定・固定し,該第1回転バイトは,
    回転手段を持つ刃物としてのバイトを有し,回転軸は水
    平方向,該ワークの長手方向とほぼ直角に配向し,該第
    1回転バイトはワーク長手方向に直角に可動固定自在な
    垂直移動架台(1e)に固定し,該垂直移動架台は該ワ
    ーク長手方向に可動自在な平行移動架台(1f)に固定
    し,該平行移動架台は昇降手段を有する該バイト保持台
    上段に配設し,該バイト保持台と独立に設けた該ワーク
    高さ(H)方向に延びるガイド部材(2)を該バイト保
    持台近傍に配設し,該ガイド部材の平行移動架台に対峙
    する側面には上下可動自在な滑動部材(2a)を設け,
    該滑動部材と該平行移動架台とを連結部材(1g)によ
    り連結し,該ガイド部材の滑動部材の滑動側面反対側に
    は複数の勾配設定部材(2b)を設け,該勾配設定部材
    を水平方向に調整し該ガイド部材の鉛直方向との角度を
    所定の角度(θ)を設定自在とし,回転手段を有する該
    第2回転バイトの回転軸は水平方向,該ワークの長手方
    向に配向し,該バイト保持台の上昇工程により,追掛継
    手の凸部(4d)外側端部を切り落とす手段を有し,回
    転手段を有する該第3回転バイトの回転軸は水平方向,
    該ワークの長手方向にほぼ直角に配向し,該上昇工程に
    より,該追掛継手の凹部(4e)および第2斜面(4
    g)奥部を形成する手段を有し,そして回転手段を有す
    る該第4回転バイトの回転軸は水平方向,該ワークの長
    手方向に配向し,該上昇工程により,該追掛継手の該第
    2斜面,段差(4h)より該ワーク水平面に直角に下降
    する垂直段差面(4i′),第1斜面(4f),そして
    該凸部を形成する手段を有し,次に,該バイト保持台の
    上昇工程を停止した状態で,該第1回転バイトを該ワー
    クの垂直段差面上部の該段差内側端部に接する様に設定
    し,該勾配設定部材を調整により,所定の勾配(θ)に
    設定し,該バイト保持台の下降工程により,該第1回転
    バイトが該垂直段差面から所定の勾配(θ)を持つ勾配
    段差面(4i)を形成する事を特徴とする追掛継手専用
    加工機。
JP1999004971U 1999-07-06 1999-07-06 追掛継手専用加工機 Expired - Lifetime JP3065490U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1999004971U JP3065490U (ja) 1999-07-06 1999-07-06 追掛継手専用加工機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1999004971U JP3065490U (ja) 1999-07-06 1999-07-06 追掛継手専用加工機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3065490U true JP3065490U (ja) 2000-02-02

Family

ID=43199097

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1999004971U Expired - Lifetime JP3065490U (ja) 1999-07-06 1999-07-06 追掛継手専用加工機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3065490U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3443616B2 (ja) 2000-05-26 2003-09-08 坂田 博 木材用追掛け継手を製作する刃とその装置。
KR101144818B1 (ko) * 2010-12-24 2012-05-15 주식회사 경신 가구 및 칸막이 모서리 곡면 가공커터 및 상기 가공커터를 이용한 가구 및 칸막이의 모서리 곡면 가공방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3443616B2 (ja) 2000-05-26 2003-09-08 坂田 博 木材用追掛け継手を製作する刃とその装置。
KR101144818B1 (ko) * 2010-12-24 2012-05-15 주식회사 경신 가구 및 칸막이 모서리 곡면 가공커터 및 상기 가공커터를 이용한 가구 및 칸막이의 모서리 곡면 가공방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4413818A (en) Combination vise
EP1132171A3 (en) Machine tool for machining long workpieces
DE19614641A1 (de) Vorrichtung zur Bearbeitung und Montage von Werkstücken
JP3065490U (ja) 追掛継手専用加工機
JPH08141860A (ja) 丸物ワークを把持するワーク固定用治具
CN210732727U (zh) 一种木料夹持装置
KR100464558B1 (ko) 절삭장치
EP1125670A2 (de) Verputzvorrichtung, insbesondere Schweissraupenputzmaschine
EP3760399B1 (en) Multiple spindle robot fixation device, processing system
JPS62218008A (ja) 多軸工作機械
US5595377A (en) Workpiece presetting assembly
JPH0155963B2 (ja)
JP2742504B2 (ja) 木材の仕口加工方法
JPH0128966Y2 (ja)
JPS6218328Y2 (ja)
JPS6013549Y2 (ja) プレス機用の下型固定具
CN212470643U (zh) 一种用于电机钻铣的气动夹具
JP4350194B2 (ja) 継手金具用木口加工機
ITMI20120278U1 (it) Banco da lavoro
EP0291570A3 (de) Werkzeugmaschine mit vertikaler Arbeitsspindel und Werkzeugwechselvorrichtung
JPH03258501A (ja) 胴差し加工機
JPH0541620U (ja) 開先加工機用開先カツタ
JPH0771764B2 (ja) クロッシングレール加工機械
JPH035374Y2 (ja)
DE3521976C1 (de) Einrichtung zur Bearbeitung der Stirnflächen von plattenförmigen Werkstücken

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term