JP2797657B2 - 高周波加熱装置 - Google Patents
高周波加熱装置Info
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-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05B—ELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
- H05B6/00—Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
- H05B6/64—Heating using microwaves
- H05B6/6447—Method of operation or details of the microwave heating apparatus related to the use of detectors or sensors
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- H05B6/64—Heating using microwaves
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- Electromagnetism (AREA)
- Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
- Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
- Electric Ovens (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電子レンジなどの庫内の電波強度を検出しマ
グネトロンなどの高周波熱源を制御する高周波加熱装置
に関するものである。
グネトロンなどの高周波熱源を制御する高周波加熱装置
に関するものである。
従来の技術 従来例では特開昭59−207595号公報にみられるように
被加熱物(以下食品と略す)の温度に応じて変化する食
品の誘電率変化を検出して高周波加熱源を制御するもの
が示されている。
被加熱物(以下食品と略す)の温度に応じて変化する食
品の誘電率変化を検出して高周波加熱源を制御するもの
が示されている。
発明が解決しようとする課題 このように加熱室の内部にアンテナを臨ませた従来の
方式では、対象が食品などの場合には特に、加熱時に多
くの水分や油分が庫内に飛散し、これらがアンテナと検
波回路の接地点に介在することにより検出特性を大きく
変えてしまうという課題があった。本発明は食品から飛
散する汚れ対策をすることを目的とする。
方式では、対象が食品などの場合には特に、加熱時に多
くの水分や油分が庫内に飛散し、これらがアンテナと検
波回路の接地点に介在することにより検出特性を大きく
変えてしまうという課題があった。本発明は食品から飛
散する汚れ対策をすることを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明はかかる課題を解決するために、加熱室の外部
にアンテナ及び接地面と加熱室を接続した検波回路を設
け、加熱室内の電波状況の変化は加熱室壁に設けた誘電
体板でカバーされた結合孔を介して行なうものである。
にアンテナ及び接地面と加熱室を接続した検波回路を設
け、加熱室内の電波状況の変化は加熱室壁に設けた誘電
体板でカバーされた結合孔を介して行なうものである。
作用 本発明によれば食品から飛散する油水分が、直接アン
テナと接地点に介在することがない。
テナと接地点に介在することがない。
実施例 第1図は本発明の高周波加熱装置を示すブロック図で
ある。高周波発振器1から出た電波は導波管2を介して
高周波加熱室3に供給され庫内の食品4を加熱する。庫
内の電波は誘電体板5及び加熱室の開孔6を介して、接
地導体が加熱室庫壁と一部接続されたアンテナ7付き検
波回路8で直流に検波される。検波された電流信号は増
巾器9を介して制御回路10に導びかれ、高周波発振器1
の電源回路11と接続されている。第2図には結合孔6及
び検波回路8の取付例を第3図a,b,cには第2図のA−
A線、B−B線とC−C線の矢視図を示している。検波
回路8は加熱室壁に取りつけられた金具12にビス13で固
着されている。
ある。高周波発振器1から出た電波は導波管2を介して
高周波加熱室3に供給され庫内の食品4を加熱する。庫
内の電波は誘電体板5及び加熱室の開孔6を介して、接
地導体が加熱室庫壁と一部接続されたアンテナ7付き検
波回路8で直流に検波される。検波された電流信号は増
巾器9を介して制御回路10に導びかれ、高周波発振器1
の電源回路11と接続されている。第2図には結合孔6及
び検波回路8の取付例を第3図a,b,cには第2図のA−
A線、B−B線とC−C線の矢視図を示している。検波
回路8は加熱室壁に取りつけられた金具12にビス13で固
着されている。
検波回路8は活性導体14と接地面A15及び接地面B16か
らなるマイクロストリップ線路からなり、抵抗17,18,1
9、ダイオード20及びコンデンサ21を配して構成され
る。接地面A15と接地面B16とはスルーホール加工や連結
導体22で接続されかつ接地面B16と金具12は接している
ので、マイクロストリップ線路の接地面は加熱室と同電
位となり、マイクロ波的に安定した立体回路となってい
る。
らなるマイクロストリップ線路からなり、抵抗17,18,1
9、ダイオード20及びコンデンサ21を配して構成され
る。接地面A15と接地面B16とはスルーホール加工や連結
導体22で接続されかつ接地面B16と金具12は接している
ので、マイクロストリップ線路の接地面は加熱室と同電
位となり、マイクロ波的に安定した立体回路となってい
る。
接地面B16側の導体片は、導体面A側の活性導体14と
別の連結導体で結合され、アンテナ7として機能する。
結合孔6をカバーする加熱室壁に接着剤等で固着された
誘電体板5により庫内の油水分は直接アンテナ7までと
どかない構成になっている。リード線24と25はそれぞれ
活性導体14及び接地面Aとハンダ等で固着され、増巾器
9に接続される。
別の連結導体で結合され、アンテナ7として機能する。
結合孔6をカバーする加熱室壁に接着剤等で固着された
誘電体板5により庫内の油水分は直接アンテナ7までと
どかない構成になっている。リード線24と25はそれぞれ
活性導体14及び接地面Aとハンダ等で固着され、増巾器
9に接続される。
第4図には周波数2450MHzで測定された、牛肉や魚な
どの誘電損失(εr×tanδ)の温度特性例を示す。冷
凍状態、解凍状態、室温状態及び加熱状態で誘電損失が
大きく変化していることが判る。誘電損失が大きいとい
うことは、よく電波が吸収されるということである。第
5図には牛肉を冷凍から加熱したときの検波出力例を示
す。
どの誘電損失(εr×tanδ)の温度特性例を示す。冷
凍状態、解凍状態、室温状態及び加熱状態で誘電損失が
大きく変化していることが判る。誘電損失が大きいとい
うことは、よく電波が吸収されるということである。第
5図には牛肉を冷凍から加熱したときの検波出力例を示
す。
食品の誘電損失が小さいときは検波出力が大きく、損
失が大きいときには検波出力が小さく検出される。従っ
て検波出力の大小や変化の傾向をもとに電源回路を制御
することで食品の解凍検知や加熱検知が自動的にできる
のである。
失が大きいときには検波出力が小さく検出される。従っ
て検波出力の大小や変化の傾向をもとに電源回路を制御
することで食品の解凍検知や加熱検知が自動的にできる
のである。
以上の説明でわかるように、上記構成をとることによ
り、多量に生産しても安定した検波動作をし、しかも長
期に利用しても食品の油水分による特性劣化のない検波
回路が構成できる。
り、多量に生産しても安定した検波動作をし、しかも長
期に利用しても食品の油水分による特性劣化のない検波
回路が構成できる。
また、マイクロストリップ線路を構成するプリント基
板の一部導体をアンテナとして用いる構成をとれば、プ
リント基板に金属棒などを垂直にたてるアンテナ構成に
くらべて大量生産時の寸法安定性がよく、したがってマ
イクロ波特性の安定したアンテナが実現できる。
板の一部導体をアンテナとして用いる構成をとれば、プ
リント基板に金属棒などを垂直にたてるアンテナ構成に
くらべて大量生産時の寸法安定性がよく、したがってマ
イクロ波特性の安定したアンテナが実現できる。
さらに直方体形状の加熱室の場合に、矩形状の結合孔
を加熱室壁面やアンテナの長手方向に対して傾けて設け
ると、加熱室内の電波の定在波モード変化の影響を受け
にくいなどの効果も出る。
を加熱室壁面やアンテナの長手方向に対して傾けて設け
ると、加熱室内の電波の定在波モード変化の影響を受け
にくいなどの効果も出る。
発明の効果 本発明によれば、食品の油水分が飛散してもアンテナ
と接地点間が汚物で短絡されることなく長期利用に対し
て安定した制御性能が実現できるものである。
と接地点間が汚物で短絡されることなく長期利用に対し
て安定した制御性能が実現できるものである。
第1図は本発明の一実施例の高周波加熱装置の構成ブロ
ック図、第2図は同装置の検波部の要部側断面図、第3
図aは第2図のA−A線矢視図、第3図bは第2図のB
−B線矢視図、第3図cは第2図のC−C線矢視図、第
4図は食品の誘電損失の温度特性図、第5図は検波出力
波形図である。 1……高周波発振器、3……加熱室、5……誘電体板、
6……結合孔、7……アンテナ、8……検波回路、10…
…制御回路、11……電源回路。
ック図、第2図は同装置の検波部の要部側断面図、第3
図aは第2図のA−A線矢視図、第3図bは第2図のB
−B線矢視図、第3図cは第2図のC−C線矢視図、第
4図は食品の誘電損失の温度特性図、第5図は検波出力
波形図である。 1……高周波発振器、3……加熱室、5……誘電体板、
6……結合孔、7……アンテナ、8……検波回路、10…
…制御回路、11……電源回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−304688(JP,A) 特開 平2−183992(JP,A) 特開 平3−156882(JP,A) 特開 平3−95313(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05B 6/68 F24C 7/02
Claims (5)
- 【請求項1】食品を出し入れする加熱室と、電源回路か
ら供給される電力によって前記加熱室内へ高周波を発振
する高周波発振器と、前記加熱室に設けた結合孔と、前
記結合孔付近に設けたアンテナと、前記アンテナで受
け、前記加熱室に接地した検波回路と、前記検波回路の
出力に基づいて前記電源回路を制御する制御回路と、前
記結合孔と前記検波回路との間に誘電体板を設ける構成
とした高周波加熱装置。 - 【請求項2】検波回路はプリント基板で構成し、前記プ
リント基板の導体片で、アンテナを構成した特許請求の
範囲第1項記載の高周波加熱装置。 - 【請求項3】加熱室壁面と結合孔の長手方向の角度が異
なる構成とした特許請求の範囲第1項記載の高周波加熱
装置。 - 【請求項4】アンテナの長手方向の角度と結合孔の長手
方向の角度が異なる構成とした特許請求の範囲第1項記
載の高周波加熱装置。 - 【請求項5】検波回路と制御回路の間に増幅回路を設け
る構成とした特許請求の範囲第1項記載の高周波加熱装
置。
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US07/704,182 US5171947A (en) | 1990-06-01 | 1991-05-22 | High-frequency heating apparatus |
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CA002043436A CA2043436C (en) | 1990-06-01 | 1991-05-29 | High-frequency heating apparatus |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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CA2087638C (en) * | 1992-01-23 | 1997-02-25 | Masatugu Fukui | Microwave oven having a function for matching impedance |
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CN105679698B (zh) * | 2016-04-21 | 2018-09-18 | 京东方科技集团股份有限公司 | 基板处理装置 |
DE102023201293A1 (de) | 2023-02-15 | 2024-08-22 | BSH Hausgeräte GmbH | Gargerät mit außerhalb des Garraums angeordneter Antenne |
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-
1990
- 1990-06-01 JP JP2144747A patent/JP2797657B2/ja not_active Expired - Fee Related
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1991
- 1991-05-22 AU AU77176/91A patent/AU621783B2/en not_active Ceased
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