JPH065360A - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置

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JPH065360A
JPH065360A JP18637492A JP18637492A JPH065360A JP H065360 A JPH065360 A JP H065360A JP 18637492 A JP18637492 A JP 18637492A JP 18637492 A JP18637492 A JP 18637492A JP H065360 A JPH065360 A JP H065360A
Authority
JP
Japan
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microwave
antenna
slit
sensor
microwave sensor
Prior art date
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Pending
Application number
JP18637492A
Other languages
English (en)
Inventor
Akito Shimamoto
明人 島本
Kazuhiro Ueda
和弘 上田
Takahiro Hayashi
孝宏 林
Ryoichi Furusawa
良一 古沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Publication of JPH065360A publication Critical patent/JPH065360A/ja
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  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 マイクロ波センサ基板と検出用のマイクロ波
を漏洩させる導波口との間の閉空間から外部へのマイク
ロ波漏洩を防止するとともに外部からアンテナへの不要
な電波の影響を防止する。 【構成】 一方の面51a の中央部にアンテナ511 及び受
信したマイクロ波の信号処理回路パターン形成されて四
周がアース領域51c で囲まれ、裏面をアース面51b とし
たマイクロ波センサ51を、この面51a を検出用のマイク
ロ波を漏洩させる導波口としてのスリット21a に臨ま
せ、アンテナ511 がスリット21a に交差するような方向
にスリット21a とマイクロ波センサ51との間に閉空間が
形成されるように支持具52で固定し、アース面51b が上
面及び側面からのアンテナ511 への電波の影響を遮断す
るとともに、マイクロ波の外部への漏洩を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子レンジ等の高周波
加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、基板の一方の面にアンテナパター
ンを、他方の面にアンテナが受信したマイクロ波を検波
する検波回路,センサ出力信号を生成する出力回路及び
センサ出力信号の出力線のパターンを銅箔でエッチング
形成した、アンテナの寸法精度が高いマイクロ波センサ
を備えた電子レンジが開示されている(特開平1-248490
号, 特開平3-250578号, 特開平3-252082号, 特開平3-25
2083号, 特開平4-10384号)。
【0003】この電子レンジは加熱室から導波口を介し
て漏洩するマイクロ波の反射電力を検波して食品の解凍
・沸騰, 重量等を検出する。即ち、食品温度は氷点(−
2℃)付近になると誘電体損が増加して高周波が吸収さ
れ始めるために急速に検波電圧が低下し、相対的に検波
される高周波が減少する誘電体損の温度依存性を利用し
て冷凍食品の解凍状態を検知する。
【0004】また、検波電圧の変化に基づいて最小値で
解凍, 最大値で沸騰が検出できるとともに、理論的には
最小値が得られるまでの時間から冷凍食品の初期温度を
推測できる。さらに、初期反射電力量又は最小値と食品
の重量とに相関関係が見られるのでこれらから食品の重
量判定が可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な従来の電子レンジは、マイクロ波センサ基板のアンテ
ナパターン形成面が加熱室壁面の導波口に面し、また、
基板と導波口との間に閉空間が形成されるように金属製
の取り付け具で固定される。従って、反対側の検波回
路,出力回路,出力線のパターン形成面が露出するの
で、マイクロ波センサ基板をカバーで覆う等して外部か
らのノイズ,電波の影響、及び導波口からのマイクロ波
が外部へ漏洩して電子レンジに搭載されるマイクロコン
ピュータ又は他のセンサの誤動作を招く危険性を回避し
なければならない。
【0006】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたものであって、マイクロ波を検知するセンサ
基板の一方の面に、アンテナパターンと受信したマイク
ロ波の信号処理回路パターンとを形成し、反対面に導体
面を形成するとすることにより、少ない部品点数で他か
らのノイズ,電波の影響を受けにくく、また、外部への
マイクロ波漏洩を防止するとともにセンサ出力信号が安
定している高周波加熱装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る高周波加熱
装置は、加熱室の壁面に設けられたスリット状の導波口
から漏洩したマイクロ波を検知することにより加熱室に
収納された被加熱物の加熱を制御する高周波加熱装置に
おいて、その一方の面は前記導波口から漏洩したマイク
ロ波を受信するアンテナパターン及び受信したマイクロ
波の信号処理回路パターンが形成され、他方の面は導体
で被覆されたマイクロ波センサ基板を備えたことを特徴
とする。
【0008】
【作用】本発明に係る高周波加熱装置は、導波口を介し
て加熱室から基板との間に形成された閉空間に漏洩する
マイクロ波を、マイクロ波センサ基板にパターン形成さ
れたアンテナで受信して信号処理回路からセンサ出力信
号を出力し、センサ出力信号に基づいて加熱室に収納さ
れた被加熱物の加熱を制御する一方、導体で被覆された
他方の面が外部からアンテナ,信号処理回路へのノイ
ズ,電波及び閉空間から外部へのマイクロ波を遮断す
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図に基づい
て説明する。図1は本発明に係る電子レンジ(以下、本
発明装置という)の構成を示す模式的ブロック図であ
る。図中1は被加熱物である食品、2は食品1を収納す
る加熱室、3は食品1を載せるターンテーブルであっ
て、ターンテーブル2はモータ4により回転されてター
ンテーブル2上の食品1が均一に加熱される。加熱室2
の上壁21には導波口としてのスリット21a が設けられ
る。
【0010】スリット21a の上方には、マイクロ波を受
信するアンテナ及び検波回路のパターンが基板の同一面
にエッチング形成された所定誘電率を有するマイクロ波
センサ基板を、アンテナのエッチング形成された面をス
リット21a に臨ませる方向で、アンテナがスリット21a
と交差する方向に、上壁21との間に閉空間が形成される
ように金属製の支持具で支持した検出部5が設けられて
おり、マイクロ波センサはスリット21a を介して加熱室
2から漏洩するマイクロ波を直流検波して検知レベルに
応じた信号を出力する。
【0011】マイクロ波センサ51が出力する検波信号は
増幅部6によって増幅されてマイクロコンピュータから
なる制御部7に入力され、制御部7は入力された検波信
号に応じて、高周波放射源であるマグネトロン10をオン
・オフする駆動部8、及びマグネトロン10を冷却するス
ターラー11の動作を制御する。高圧トランス,高圧コン
デンサ等からなるマグネトロン発振駆動部9は、駆動部
8からのオン信号に従ってマグネトロン10を発振させて
加熱室2内にマイクロ波を放射させる。
【0012】図2は検出部5のマイクロ波センサ51の平
面図であって、図中斜線を付した部分が銅箔による導体
パターンを示す。アルミ板の中央部は所定の誘電率を有
する回路基板であって、回路基板の一方の面51a のほぼ
中央にその長辺の長さでほぼ検出量が決まる長さlの線
状のアンテナ511 がパターン形成され、アンテナ511の
線幅方向の一方にはマッチング抵抗515 にカソードが接
続された高周波ダイオード516 がパターン形成され、高
周波ダイオード516 のアノードがスルーホール518 を介
して裏面のアース面51b に接続された高周波検波回路が
配されている。
【0013】またアンテナ511 の線幅方向の他方には接
続線517 に一端が接続され、接続線517 からの影響をな
くすための抵抗R1 514 がパターン形成され、その中間
にコンデンサ512 及びセンサ出力の電圧信号を取り出す
ための抵抗R2 513 の直列回路が並列接続となるべくパ
ターン形成され、抵抗R1 514 の他端側にはセンサ出力
端子がパターン形成され、コンデンサ512 及び抵抗R2
513 の一端がスルーホール519 を介して裏面のアース面
51b に接続された出力回路及び出力線が配されている。
【0014】接続線517 はa-b 間の総距離がλg/4,
幅Wは他のパターンより狭く形成されており、アンテナ
511 が受信した高周波分をカットする。基板の一方の面
51a の四周にはアース領域51c が設けられ、四隅にはマ
イクロ波センサ51を支持具にねじ止めするためのスルー
ホール53a ,53a ,…が設けられている。
【0015】また、アンテナ511 の両側に検波回路と出
力回路,出力線とを分離してパターン形成した理由は、
検波回路,出力回路,出力線のアンテナ長方向のパター
ン寸法がアンテナ寸法より長くなるとアンテナとして作
用するので、これらの回路パターン寸法をアンテナ寸法
より短くするためである。
【0016】なお、アンテナ511 は周囲の状況によって
感度が変化し易いのでその感度を良好に保つためには高
周波検波回路側と出力回路側はアンテナ511 を中心にほ
ぼ対称となることが望ましい。
【0017】図3は図2のマイクロ波センサ51を取り付
けた状態におけるA−A′線断面図であって、マイクロ
波センサ51はアンテナ511 が形成された面51a をスリッ
ト21a に臨ませるとともに、スリット21a と交差する方
向であって、加熱室2の上壁21とセンサ基板51との間に
閉空間が形成されるように金属製の支持具52で支持され
ている。また、スリット21a は加熱室2から飛散する食
品中のガス,油分等の汚れのマイクロ波センサ51への付
着を防止する誘電体フィルム12で覆われている。
【0018】図4は図2のマイクロ波センサ51を取り付
けた状態におけるB−B′線断面図であって、マイクロ
波センサ基板は金属製のネジ53によって、加熱室2の外
壁に取り付けられた金属製の支持具52に固定され、アー
ス面51b ,アース領域51c ,支持具52は加熱室2の外壁
と同一電位(アース電位)となる。アンテナ511 はアー
ス領域51c で四周を囲まれているので金属製のネジの影
響を含む側面からのアンテナ511 への影響がなくなって
出力信号が安定し、また、支持具52で加熱室2の上壁21
に固定されたセンサ基板のアンテナ・回路形成面の反対
面は導体面であるのでマイクロ波の外部への漏洩を抑
え、外界からアンテナ,信号処理回路へのノイズ,電波
の侵入を防止する。さらにアンテナと導体面(アース)
との距離が基板の厚み分相当の一定距離に保てるので、
製品にばらつきが少なくなる。
【0019】図5は図2に示すマイクロ波センサ51の等
価回路図であって、アンテナ511 にはマッチング抵抗51
5 を介して高周波ダイオード516 のカソードが接続さ
れ、アノードが接地されている。またアンテナ511 には
接続線517 を介して10KΩの抵抗R1 が接続され、抵抗
1 の他端はセンサ出力の出力端子に接続され、アンテ
ナ511 と抵抗R1 との間には、1000PFのコンデンサ512
及び 5.6KΩの抵抗R2 の直列回路が並列接続され、コ
ンデンサ512 及び抵抗R2 の一端は接地されている。
【0020】なお、本実施例ではマイクロ波センサ51を
含む検出部5が加熱室2の上部に設けられた構成につい
て説明したが、検出部5を設ける位置はこれに限るもの
ではない。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明装置は、アンテナ
パターンと受信したマイクロ波の信号処理回路パターン
とが基板の一方の面に形成され、他方の面が導体で被覆
されているので、カバー等でセンサ基板を覆わなくても
外部からのノイズ,電波の影響及び外部へのマイクロ波
漏洩を遮断して部品点数を少なく抑えることができ、ま
たセンサ出力信号が安定するという優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置のブロック図である。
【図2】本発明装置のマイクロ波センサの平面図であ
る。
【図3】図2のマイクロ波センサの取り付け状態におけ
るA−A′線断面図である。
【図4】図2のマイクロ波センサの取り付け状態におけ
るB−B′線断面図である。
【図5】マイクロ波センサの等価回路図である。
【符号の説明】
1 食品 2 加熱室 3 ターンテーブル 5 検出部 7 制御部 8 駆動部 9 マグネトロン発振駆動部 10 マグネトロン 21 上壁 21a スリット 51 マイクロ波センサ 52 支持具 511 アンテナ 51c アース面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年8月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図に基づい
て説明する。図1は本発明に係る電子レンジ(以下、本
発明装置という)の構成を示す模式的ブロック図であ
る。図中1は被加熱物である食品、2は食品1を収納す
る加熱室、3は食品1を載せるターンテーブルであっ
て、ターンテーブルはモータ4により回転されてター
ンテーブル上の食品1が均一に加熱される。加熱室2
の上壁21には導波口としてのスリット21a が設けられ
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】マイクロ波センサ51が出力する検波信号は
増幅部6によって増幅されてマイクロコンピュータから
なる制御部7に入力され、制御部7は入力された検波信
号に応じて、高周波放射源であるマグネトロン10をオン
・オフする駆動部8、及びマグネトロン10を冷却する
却ファン11の動作を制御する。高圧トランス,高圧コン
デンサ等からなるマグネトロン発振駆動部9は、駆動部
8からのオン信号に従ってマグネトロン10を発振させて
加熱室2内にマイクロ波を放射させる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】図2は検出部5のマイクロ波センサ51の平
面図であって、図中斜線を付した部分が銅箔による導体
パターンを示す。ガラスエポキシ基板の中央部は所定の
誘電率を有する回路基板であって、回路基板の一方の面
51a のほぼ中央にその長辺の長さでほぼ検出量が決まる
長さlの線状のアンテナ511 がパターン形成され、アン
テナ511 の線幅方向の一方にはマッチング抵抗515 にカ
ソードが接続された高周波ダイオード516 がパターン形
成され、高周波ダイオード516 のアノードがスルーホー
ル518 を介して裏面のアース面51b に接続された高周波
検波回路が配されている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古沢 良一 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱室の壁面に設けられたスリット状の
    導波口から漏洩したマイクロ波を検知することにより加
    熱室に収納された被加熱物の加熱を制御する高周波加熱
    装置において、その一方の面は前記導波口から漏洩した
    マイクロ波を受信するアンテナパターン及び受信したマ
    イクロ波の信号処理回路パターンが形成され、他方の面
    は導体で被覆されたマイクロ波センサ基板を備えたこと
    を特徴とする高周波加熱装置。
JP18637492A 1992-06-19 1992-06-19 高周波加熱装置 Pending JPH065360A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18637492A JPH065360A (ja) 1992-06-19 1992-06-19 高周波加熱装置

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JP18637492A JPH065360A (ja) 1992-06-19 1992-06-19 高周波加熱装置

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JPH065360A true JPH065360A (ja) 1994-01-14

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ID=16187272

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JP18637492A Pending JPH065360A (ja) 1992-06-19 1992-06-19 高周波加熱装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101534942B1 (ko) * 2013-11-15 2015-07-07 에스티엑스조선해양 주식회사 이동식 도장 건조 장치

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