JP2795368B2 - 窓用曲面ガラスの組み付け方法および窓用曲面ガラス - Google Patents

窓用曲面ガラスの組み付け方法および窓用曲面ガラス

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JP2795368B2
JP2795368B2 JP5028681A JP2868193A JP2795368B2 JP 2795368 B2 JP2795368 B2 JP 2795368B2 JP 5028681 A JP5028681 A JP 5028681A JP 2868193 A JP2868193 A JP 2868193A JP 2795368 B2 JP2795368 B2 JP 2795368B2
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curved
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J1/00Windows; Windscreens; Accessories therefor
    • B60J1/004Mounting of windows
    • B60J1/005Mounting of windows using positioning means during mounting
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    • B60J10/00Sealing arrangements
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
  • Window Of Vehicle (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、窓用曲面ガラスを取り
付け枠に圧着してなる曲面ガラスの組み付け方法および
窓用曲面ガラスに関し、特に、自動車の後部窓等の車体
の側方まで回り込む曲げ角度をなす曲面ガラスを容易
に、かつ、水漏れなく確実に圧着することが可能な曲面
ガラスの組み付け方法および窓用曲面ガラスに関する。
【0002】
【従来の技術】図6はリヤウインド部のデザインを示す
車体の斜視図、図7は曲面ガラスの端部曲げ角度の浅い
例(a)と深い例(b)の対比図、図8は曲面ガラス端
部のシーラー部断面図である。
【0003】近年の車両デザインの変化に伴い、車体の
両サイドまで大きく、かつ、深く回り込んだリヤウイン
ドをポイントとする高度なデザインが普及しつつある
(図6参照)。上記リヤウインドは、両側端2a,2a
が大きな曲げ角度で車体の両サイド前方1a,1aに延
びる曲面ガラス2を用いた曲面ガラス窓をなす。2bは
ガラス周縁部に塗布された化粧用のセラミックカラーで
ある。
【0004】図7(a)の従来の曲げの浅い曲面ガラス
(曲り角αは130度超)を用いた窓の場合は、ガラス
内面周縁にシーラー材を突設形成し、その曲面ガラスを
取り付け枠に押し付けることにより、水漏れなく接着し
て組み付けられる。
【0005】図7(b)の曲げの深い曲面ガラス(曲り
角αは90〜130度)を用いた窓は、従来の曲げの浅
い曲面ガラスを用いた窓と較べ、ガラスの形状や曲げ角
度および取り付け枠の加工において高度な加工技術を要
するので、所定の寸法精度の確保が困難となる。
【0006】また、上記曲面ガラス2の両端の曲げ傾斜
部2a,2aは、ガラスを取り付ける際にその進行方向
Aに対して傾斜したまま取り付け枠1に押し付けられ、
この時、ガラス内面に突設するシーラー5は、本来な
ら、取り付け枠に向って押圧されることにより接着およ
びシールの作用をなすところであるが、この場合にはシ
ーラーの側部を取り付け枠に押し付けられる(図8参
照)ので、横方向からの曲げまたは剪断によって損傷を
受けたり、水漏れを起こすことがある。
【0007】さらに、深く曲げられた曲面ガラスを用い
た場合は、加工精度の低下によって組み付け精度の低下
を来しやすく、左右方向のずれによって車体外面とガラ
スとの段差や隙間が生じ、車両外観を損う上に、上述の
如くのシーラー部の水漏れ等の原因ともなるので、デザ
インおよび機能の両面において商品性を損うこととな
り、好ましくない。
【0008】上記不具合を防止するために、従来は、手
作業によって個々に曲面ガラスと取り付け枠とを調整
し、左右のバランスを採りつつ曲面ガラスの組み付けを
行なっていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記曲
面ガラス窓の組み付け工程を自動機械によって行なう場
合には、ガラスや取り付け枠の製造誤差を検知して組み
付けの補正動作を行なう必要があるので、上記自動機械
による組み付け装置はリヤウインド等、それぞれの窓に
特有の制御を備えたものとする必要がある。したがっ
て、専用の組み付け装置を備えた専用ラインが必要とな
り、大きな設備投資を避けることができない。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、車体側のガラス取り付け枠に外方から圧着されて組
み付けられる曲面ガラスにおいて、前記曲面ガラスは、
その左右端が車体側面に大きく廻り込む形状の曲面ガラ
スであって、前記取り付け枠にガラスが圧着される際に
取り付け枠側に係合してこの取り付け枠の所定位置に案
内する係合部を備えたホルダ部材をガラス内面の左右端
部に取り付けた。
【0011】また、曲面ガラスの左右端部の内面に、同
内面に対して傾斜した座面を有するシーラー補助材を付
着し、このシーラー補助材の座面に、曲面ガラスの圧着
方向に凸となるようにシーラーを盛り付け形成した。
【0012】さらに、前記曲面ガラスは、その左右端部
の曲り角が90〜130度の範囲とする。
【0013】
【作用】左右端が車体側面に大きく廻り込む形状の曲面
ガラスを、車体側のガラス取り付け枠に対して外方から
圧着して組み付けを行なう窓用曲面ガラスの組み付け方
法において、前記ガラスが取り付け枠に圧着される際に
取り付け枠に係合してその所定位置に案内する係合部を
備えたホルダ部材を、前記曲面ガラス内面の左右端部に
取り付け、上記ホルダ部材を介して曲面ガラスを前記取
り付け枠に圧着することにより、取り付け枠に窓用曲面
ガラスが組み付けられる。
【0014】また、曲面ガラスの左右端部の内面に、同
内面に対して傾斜した座面を有するシーラー補助材を付
着し、このシーラー補助材の座面に、曲面ガラスの圧着
方向に凸となるようにシーラーを盛り付け形成したこと
により、シーラーは取り付け枠とシーラー補助材との間
に圧着される。
【0015】さらに、前記曲面ガラスは、その左右端部
の曲り角が90〜130度の範囲なので、ホルダ部材が
曲面ガラスの左右端部をガイドし、シーラーは取り付け
枠とシーラー補助材との間に圧着される。
【0016】
【実施例】発明の実施例を添付図面に基づいて以下に説
明する。図1は窓部の組み付け方法を示す分解斜視図、
図2は発明に係るホルダ部材と一部を破断して表した取
り付け枠(a)とその組み付け状態(b)を示す斜視
図、図3は図2(b)のB矢視図、図4は図2(b)の
C−C線断面図、図5はシーラー補助材を配設したガラ
ス端部の側面図である。
【0017】図1において、車体側のガラス取り付け枠
1に外方から圧着されて組み付けられる曲面ガラス2
は、その左右端2a,2aが車体側面1a,1aに大き
く廻り込む形状(曲り角は90〜130度の範囲)の曲
面ガラスであって、前記取り付け枠1にガラス2が矢印
Aの方向に圧着された際に取り付け枠1側に係合し、取
り付け枠1の所定位置にガイドするホルダ部材3を、図
2(a)のガラス2内面の左右端部2a,2aに備え
る。
【0018】取り付け枠1には、上記ホルダ部材3が、
図2(b)に示す如く組み付けられるべき位置に上記ホ
ルダ部材3に対向し、同ホルダ部材3を所定の位置に案
内する案内面1bを備える。
【0019】上記ホルダ部材3は、図3の曲面ガラス2
の廻り込んだ左右端2aのガラス2内面に接着されるベ
ース3aと、図4の取り付け枠1側に突設して係合する
係合部3bとからなる。
【0020】また、曲面ガラス2の左右端2a部の内面
には、同内面に対して傾斜した座面4aを有するシーラ
ー補助材4を付着し、このシーラー補助材4の座面4a
に、曲面ガラス2の圧着方向に凸となるようにシーラー
5を盛り付け形成する。
【0021】シーラー補助材4は、ガラス面が取り付け
枠1に対して大きく傾斜して圧着される部分、すなわ
ち、図5の曲面ガラス2の端部2aの部分において、そ
の縁に沿って配設される。2bは、ガラス2の周縁部に
塗布されている化粧用のセラミックカラーである。
【0022】上記構成からなる曲面ガラス2は吸着パッ
ド等によって保持され、この曲面ガラス2が図1の取り
付け枠1に向って圧着される際に、曲面ガラス2に設け
られたホルダ部材3,3が取り付け枠1に係合される。
この取り付け枠1の案内面1bは、ホルダ部材3の係合
部3bを案内し、ガラスはその左右端部2a,2aを同
時に案内されることにより、左右のずれのない所定の位
置に組み付けられ。したがって、本発明は、組み付けの
ための特別の制御を要することがないので、前記曲面ガ
ラスの組み付けを従来の自動機械による組み付け装置に
よって行なうことを可能にする。
【0023】
【発明の効果】以上に説明したごとく、発明に係る窓用
曲面ガラスはその左右端が車体側面に大きく廻り込む形
状の曲面ガラスをなし、その左右端部内面に取り付けた
ホルダ部材が、ガラスの圧着時に取り付け枠側に係合し
て案内され、左右のホルダ部材によってガラスの左右端
部が同時に案内されることによって左右方向に調整され
つつ、取り付け枠の所定位置に位置決めされる。
【0024】また、曲面ガラスの左右端部の内面に、同
内面に対して傾斜した座面を有するシーラー補助材を付
着し、このシーラー補助材の座面に、曲面ガラスの圧着
方向に凸となるようにシーラーを盛り付け形成したこと
により、シーラーは取り付け枠とシーラー補助材との間
に圧着され、所定の接着シール作用をなす。
【0025】さらに、前記曲面ガラスは、その左右端部
の曲り角が90〜130度の範囲とすることにより、ガ
ラスの圧着の際にホルダ部材が曲面ガラスの左右端部を
ガイドし、このガイド作用によって左右のずれ、および
ガラス単体の曲り角の誤差が調整されつつ所定の位置に
組み付けられ、また、シーラーは取り付け枠とシーラー
補助材との間に圧着される。
【0026】したがって、自動車の後部窓等の車体の側
方まで回り込む曲げ角度をなす曲面ガラスを、特別の組
み付け制御を要することなく、容易に、かつ、水漏れな
く確実に圧着することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】窓部の組み付け方法を示す分解斜視図
【図2】発明に係るホルダ部材と一部を破断して表した
取り付け枠(a)とその組み付け状態(b)を示す斜視
【図3】図2(b)のB矢視図
【図4】図2(b)のC−C線断面図
【図5】シーラー補助材を配設したガラス端部の側面図
【図6】リヤウインド部のデザインを示す車体の斜視図
【図7】曲面ガラスの端部曲げ角度の浅い例(a)と深
い例(b)の対比図
【図8】曲面ガラス端部のシーラー部断面図
【符号の説明】
1…ガラス取り付け枠 1a…車体側面 1b…案内面 2…曲面ガラス 2a…左右端 3…ホルダ部材 3a…ベース 3b…係合部 4…シーラー補助材 4a…座面 5…シーラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60J 1/00 B60J 1/02 B60J 1/18

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右端が車体側面に大きく廻り込む形状
    の曲面ガラスを、車体側のガラス取り付け枠に対して外
    方から圧着して組み付けを行なう窓用曲面ガラスの組み
    付け方法において、前記ガラスが取り付け枠に圧着され
    る際に取り付け枠に係合してその所定位置に案内する係
    合部を備えたホルダ部材を、前記曲面ガラス内面の左右
    端部に取り付け、上記ホルダ部材を介して曲面ガラスを
    前記取り付け枠に圧着することを特徴とする窓用曲面ガ
    ラスの組み付け方法。
  2. 【請求項2】 曲面ガラスの左右端部の内面に、同内面
    に対して傾斜した座面を有するシーラー補助材を取り付
    け、このシーラー補助材の座面に、曲面ガラスの圧着方
    向に凸となるようにシーラーを盛り付け形成したことを
    特徴とする請求項1に記載の窓用曲面ガラスの組み付け
    方法。
  3. 【請求項3】 前記曲面ガラスは、その左右端部の曲り
    角が90〜130度の範囲であることを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載の窓用曲面ガラスの組み付け
    方法。
  4. 【請求項4】 車体のガラス取り付け枠に外方から圧着
    されて組み付けられる曲面ガラスにおいて、前記曲面ガ
    ラスは、その左右端が車体側面に大きく廻り込む形状の
    曲面ガラスであって、前記取り付け枠にガラスが押圧さ
    れる際に取り付け枠側に係合して取り付け枠の所定位置
    に案内する係合部を備えたホルダ部材が、ガラス内面の
    左右端部に取り付けてなることを特徴とする窓用曲面ガ
    ラス。
  5. 【請求項5】 曲面ガラスの左右端部の内面に、同内面
    に対して傾斜した座面を有するシーラー補助材を付着
    し、このシーラー補助材の座面に、曲面ガラスの圧着方
    向に凸となるようにシーラーを盛り付け形成したことを
    特徴とする請求項4に記載の窓用曲面ガラス。
  6. 【請求項6】 前記曲面ガラスは、その左右端部の曲り
    角が90〜130度の範囲であることを特徴とする請求
    項4または請求項5に記載の窓用曲面ガラス。
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