JP2794275B2 - 部材間のシール装置 - Google Patents

部材間のシール装置

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JP2794275B2
JP2794275B2 JP7174188A JP17418895A JP2794275B2 JP 2794275 B2 JP2794275 B2 JP 2794275B2 JP 7174188 A JP7174188 A JP 7174188A JP 17418895 A JP17418895 A JP 17418895A JP 2794275 B2 JP2794275 B2 JP 2794275B2
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豊 畑中
寛司 松田
裕司 畑中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物の壁面パネル間や
開口枠と壁面パネルとの間等に形成される凹部内をシー
ルする部材間のシール装置に係り、特に施工が容易で充
分な止水効果が得られる部材間のシール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ALC版等のコンクリート版を
用いて建物の壁面を構成する場合、隣位する壁面パネル
間には凹部が形成されることになるが、この凹部には、
その底面や側面下端部等の底部近傍位置に開口部が形成
されるので、この開口部を密閉して凹部内を完全にシー
ルする必要がある。
【0003】そこで従来は、前記凹部内にコーキング材
を充填し、このシーリング材によって凹部内をシールす
る方法が採られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のシール方法
の場合、シーリング材が損傷しない限り充分な止水効果
が得られるが、万一シーリング材が損傷した場合には、
防水性が完全に損なわれるという問題がある。また、凹
部に形成された開口部が大きい場合には、シーリング材
のみでは充分な止水効果が得られないおそれもある。そ
こで最近では、シーリング材の充填に先立ち、凹部内の
開口部をシール材でシールし、万一シーリング材が損傷
しても、充分な止水効果が得られるようにする方法が採
られるようになってきている。
【0005】ところが、凹部の幅員が10mm以下と狭
い場合、従来のシール材では施工が容易でなく、施工が
完全でない場合には、シール材を配した効果が全く期待
できず、また施工が完全であっても、必ずしも充分な止
水効果が得られるとは云えず、必ずシーリング材と併用
する必要がある。
【0006】本発明は、かかる現況に鑑みなされたもの
で、凹部の幅員が狭い場合であっても、容易にシール材
を挿入配置することができ、しかもシール材の上面側に
一次シール材を配さない場合であっても、充分な止水効
果が得られる部材間のシール装置を提供することを目的
とする。
【0007】本発明の他の目的は、開口部が凹部の底面
と一側面との角部や一側面下端部に形成されている場合
でも、これを完全に密閉することができる部材間のシー
ル装置を提供するにある。
【0008】本発明の他の目的は、基体の一側面が露出
している場合であっても、基体の劣化や一次シール材と
の接着を防止することができる部材間のシール装置を提
供するにある。
【0009】本発明の他の目的は、取扱いが容易でしか
も基体と一次シール材との接着を防止することができる
部材間のシール装置を提供するにある。
【0010】本発明の他の目的は、基体の両側面が露出
している場合であっても、基体の劣化や一次シール材と
の接着を防止することができる部材間でのシール装置を
提供するにある。
【0011】本発明の他の目的は、開口部が凹部のいず
れの側面側に形成されていても、シール材を同一方向か
ら凹部内に挿入配置することができる部材間のシール装
置を提供するにある。
【0012】本発明の他の目的は、凹部の幅員と基体の
幅寸法とがほぼ同一であっても、何等支障なくシール材
を凹部内に挿入配置することができ、また基体の劣化や
基体と一次シール材との接着を完全に防止することがで
きる部材間のシール装置を提供するにある。
【0013】本発明の他の目的は、基体の劣化や一次シ
ール材との接着をより有効に防止することができる部材
間のシール装置を提供するにある。
【0014】本発明の他の目的は、コストダウンを図る
ことができる部材間のシール装置を提供するにある。
【0015】本発明の他の目的は、基体の凹部内面との
密着固定状態を、より安定させることができる部材間の
シール装置を提供するにある。
【0016】本発明の他の目的は、包装を簡素化してゴ
ミの発生を防止することができ、しかも施工性をより向
上させることができる部材間のシール装置を提供するに
ある。
【0017】本発明のさらに他の目的は、基体の上下寸
法が大きく横幅寸法が小さい縦長断面のシール材であっ
ても、巻き径を小さくすることができ、しかも施工性を
向上させることができる部材間のシール装置を提供する
にある。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、隣位する部材間に形成された凹部内にシール
材を挿入配置し、このシール材により前記凹部の底部近
傍位置に形成された開口部を密閉して部材間をシールす
る部材間のシール装置において、前記シール材に、粘着
性を有する帯板状の基体と、この基体の少なくとも上面
を覆い柔軟性を有するカバー材をそれぞれ設けるように
したことを特徴とする。
【0019】そしてまた本発明は、基体の上面および一
側面をカバー材で覆うようにしたことを特徴とする。
【0020】本発明はまた、カバー材の基体他側面側の
端部を、基体の他側面よりも外方に突出させるようにし
たことを特徴とする。
【0021】本発明はまた、カバー材の基体他側面より
も外方に突出している部分を基体の他側面にそって折曲
げて他側面の一部を覆うようにしたことを特徴とする。
【0022】本発明はまた、基体の上面をカバー材で覆
うとともに、その少なくとも一側端部を、基体の側面よ
りも外方に突出させるようにしたことを特徴とする。
【0023】本発明はまた、カバー材の両側端部を、基
体の側面よりも外方に突出させるようにしたことを特徴
とする。
【0024】本発明はまた、カバー材の基体側面よりも
外方に突出している部分を基体側面にそって折曲げ、側
面の一部を覆うようにしたことを特徴とする。
【0025】本発明はまた、基体の上面および両側面を
カバー材で覆うようにしたことを特徴とする。
【0026】本発明はまた、カバー材に、シール材の上
面側に配設される一次シール材とシール材との接着を防
止する機能を持たせるようにしたことを特徴とする。
【0027】本発明はまた、カバー材に、基体の劣化を
防ぐ耐候性を持たせるようにしたことを特徴とする。
【0028】本発明はまた、カバー材を、表面にシリコ
ンが塗布された紙で形成するようにしたことを特徴とす
る。
【0029】本発明はまた、基体を非加硫ブチルゴムで
形成するようにしたことを特徴とする。
【0030】本発明はまた、シール材を、カバー材を外
側にして粘着テープ状に巻回し、外端側から順次解放し
所定長さに切断して使用するようにしたことを特徴とす
る。
【0031】本発明はさらに、シール材を、基体の一側
面を被覆する剥離紙を外側にして粘着テープ状に巻回
し、外端側から順次開放し所定長さに切断して使用する
ようにしたことを特徴とする。
【0032】
【作用】本発明においては、シール材が、粘着性を有す
る基体の少なくとも上面をカバー材で覆って構成されて
いる。このため、基体の下面が凹部の底面に向くように
して、シール材を凹部内に挿入し、上面側から指等で押
圧することにより、シール材が凹部の底面あるいは側面
に粘着固定され、底部近傍位置の開口部が密閉されて充
分な止水効果が得られる。
【0033】そしてまた本発明においては、基体の上面
および一側面がカバー材で覆われている。このため、開
口部が凹部の底面と一側面との角部や一側面下端部に形
成されている場合であっても、これを完全に密閉するこ
とが可能となる。
【0034】本発明においてはまた、カバー材の基体他
側面側の端部が、基体の他側面よりも外方に突出してい
る。このため、基体の一側面が露出しており、しかもこ
の露出面の全域が完全に凹部の側面に密着しているとは
云えない場合であっても、基体の劣化や一次シール材と
の接着を防止することが可能となる。
【0035】本発明においてはまた、カバー材の基体他
側面よりも外方に突出している部分が、基端の他側面に
そって折曲げられ、他側面の一部を覆っている。このた
め、取扱いが容易で、しかも基体と一次シール材との接
着を防止することが可能となる。
【0036】本発明においてはまた、基体の上面がカバ
ー材で覆われているとともに、その少なくとも一側端部
が、基体の側面よりも外方に突出している。このため、
基体の両側面が露出している場合であっても、基体の劣
化や一次シール材との接着を防止することが可能とな
る。
【0037】本発明においてはまた、カバー材の両側端
部が、基体の側面よりも外方に突出している。このた
め、基体の両側面が露出している場合であっても、基体
の劣化や一次シール材との接着を、より防止することが
可能となる。
【0038】本発明においてはまた、カバー材の基体側
面よりも外方に突出している部分が、基体側面にそって
折曲げられて、側面の一部を覆っている。このため、基
体の一側面がカバー材で覆われている場合と異なり、開
口部が凹部のいずれの側面側に形成されていても、シー
ル材を同一方向から凹部内に挿入配置することが可能と
なる。
【0039】本発明においてはまた、カバー材が、基体
の上面および両側面を覆っている。このため、凹部の幅
員と基体の幅寸法とがほぼ同一であっても、何等支障な
くシール材を凹部内に挿入配置することが可能となり、
また基体の劣化や基体と一次シール材との接着を完全に
防止することが可能となる。
【0040】本発明においてはまた、カバー材が、シー
ル材とその上面側に配設される一次シール材との接着を
防止する機能を有している。このため、凹部が地震等に
より変形した際に、一次シール材とシール材とが独立し
て動き、より安定した止水効果が得られ、また一次シー
ル材の補修の際に支障となることもない。
【0041】本発明においてはまた、カバー材が、基体
の劣化を防ぐ耐候性を有している。このため、シール材
のみによって止水する場合であっても、あるいは一次シ
ール材が損傷した場合であっても、長期に亘って安定し
た止水効果が得られる。
【0042】本発明においてはまた、カバー材が、表面
にシリコンが塗布された紙で形成されている。このた
め、一次シール材との接着防止効果および止水効果を充
分に得ることが可能となり、また基体の柔軟性をカバー
材が阻害するおそれがなく、また安価に製造することが
可能となる。
【0043】本発明においはまた、基体が非加硫ブチル
ゴムで形成されている。この非加硫ブチルゴムは充分な
柔軟性を有しているので、凹部の内面が平坦でなくても
充分な密着性が得られ、またカバー材は、基体に重ね合
わせるだけで固定できる。また非加硫ブチルゴムは、そ
のカルボキシル基がセメント中のCaO成分と反応して
イオン結合するので、凹部の基体との接着部分がコンク
リート製の場合には、基体が凹部内面に化学的に強固に
接着一体化され、単なる接着よりも大きな止水効果が得
られる。
【0044】本発明においてはまた、シール材が、カバ
ー材を外側にし粘着テープ状に巻回して構成されてい
る。このため、カバー材が基体の粘着面の剥離紙を兼ね
ることになり、現場でのゴミの発生を防止することが可
能となる。またこのシール材は、外端側から順次開放し
所定長さに切断して使用される。このため、施工性を向
上させることが可能となり、凹部の長さが変更になって
も、充分に対応することが可能となる。
【0045】本発明においてはさらに、シール材が、基
体の一側面を被覆する剥離紙を外側にして粘着テープ状
に巻回して構成されている。このため、縦長断面のシー
ル材であっても、巻き径を小さくすることが可能とな
る。また、剥離紙は、現場での作業に合わせて除去する
ことができるので、施工性を向上させることが可能とな
るとともに、粘着面に異物が付着して部材との接着性が
損なわれることもない。
【0046】
【実施例】以下、本発明を図面を参照して説明する。図
1は、本発明の第1実施例に係る部材間のシール装置を
示すもので、このシール装置は、基体2とこの基体2の
外面を覆うカバー材3とからなるシール材1を備えてお
り、このシール材1は、ALC版製等の一対の壁パネル
4,5間に形成される凹部6内に挿入配置され、凹部6
の底面に形成された開口部7を密閉して凹部6内をシー
ルするようになっている。そして、このシール材1上に
は、コーキング材等の一次シール材8が配設されるよう
になっている。
【0047】前記シール材1の基体2は、図2に示すよ
うに、例えば粘着性を有し柔軟性に富んだ非加硫ブチル
ゴムを用い、前記凹部6の幅員とほぼ同一の横幅寸法を
有する帯板状に形成されており、その上面および両側面
は、カバー材3によって覆われている。
【0048】このカバー材3は、例えば上面にシリコン
を塗布した紙で形成されており、その下面を基体2の上
面および両側面に重ね合わせることにより、基体2が有
する粘着力により基体2に固定されるようになってい
る。そしてこのカバー材3により、シール材1と一次シ
ール材8との接着が完全に防止できるようになっている
とともに、充分な防水性および耐候性が得られるように
なっている。
【0049】このシール材1は、図3に示すように、カ
バー材3を外側にした状態で、芯材9の外面に粘着テー
プ状に巻回して構成されており、この状態においてカバ
ー材3は、基体2の粘着面の剥離紙を兼ねるようになっ
ている。そして、このシール材1は、外端側から順次開
放し所定長さに切断して使用されるようになっている。
【0050】次に、本実施例の作用について説明する。
凹部6のシールに際しては、まず図3に示すように、芯
材9の外面に巻回されているシール材1をその外端側か
ら順次開放し、その先端を図1(a)に示すように凹部
6上に位置させる。そして、指等で押圧してシール材1
を凹部6内に挿入し、その下面を凹部6の底面に貼着し
て開口部7を密閉する。
【0051】これにより、シール材1の長手方向先端が
凹部6内に固定されるので、シール材1を押圧している
指を、そのまま凹部6にそって移動させ、図1(b)に
示すように、シール材1による開口部7の密閉を凹部6
の長手方向に順次行なう。そして、この作業を凹部6の
終端まで行なった後、あるいはその直前に、シール材1
を切断する。
【0052】このようにして、凹部6内にシール材1を
挿入配置して開口部7を密閉したならば、図1(c)に
示すように、シール材1の上面側に一次シール材8を配
設し、シール作業を完了させる。
【0053】しかして、基体2が有している粘着性を利
用して、シール材1を凹部6の底面に貼着するようにし
ているので、例えばゴム等の弾性を有するシール材を凹
部6内に圧入する等の場合と異なり、地震等により凹部
6が変形しても開口部7の密閉状態が維持され、シール
材1の凹部6内での安定性を大幅に向上させることがで
きる。しかも、基体2の素材である非加硫ブチルゴム
は、そのカルボキシル基がセメント中のCaO成分と反
応してイオン結合するので、壁パネル4,5がコンクリ
ート製である場合には、シール材1が凹部6内に化学的
に強固に接着一体化され、単なる接着よりも大きな止水
効果が得られる。
【0054】また、基体2は、その上面のみならず両側
面もカバー材3によって覆われているので、凹部6の幅
員が10mm以下と狭い場合であっても、基体2が凹部
6の側面に貼着されて、底部まで挿入することができな
いといった不具合が全くなく、特別な機具等を用いるこ
となく、作業性を向上させることができる。
【0055】図4(a),(b)は、本発明の第2実施
例を示すもので、前記第1実施例におけるシール材1に
代え、シール材11を用いるようにしたものである。
【0056】すなわち、このシール材11は、図4
(a),(b)に示すように、前記第1実施例における
カバー材3の幅寸法を狭くし、基体2の上面および一側
面のみをカバー材3で覆って構成されており、基体2の
他側面は、基体2の下面と同様、粘着面がそのまま露出
している。そして、このシール材11を、一対の壁パネ
ル4,5間に形成された凹部6内に挿入するとともに、
粘着面が露出している側の基体2側面を、凹部6の一側
面に押付けるようにすることにより、凹部6の一側面下
端部に形成されている開口部7が、完全に密閉されるよ
うになっている。
【0057】このシール材11は、前記第1実施例にお
けるシール材1と同様、図5に示すように、カバー材3
を外側にした状態で、芯材9の外面に粘着テープ状に巻
回して構成されているが、基体2の一側面側が完全に露
出することになるので、この露出面は、例えばドーナツ
円板状をなす剥離紙10により被覆されるようになって
いる。なお、その他の点については、前記第1実施例と
同一構成となっており、作用も同一である。
【0058】しかして、このシール材11を用いること
により、開口部7が凹部6の底面と一側面との角部に形
成されている場合であっても、これを完全に密閉して充
分な止水効果を得ることができる。しかも、基体2の一
側面はカバー材3によって覆われているので、この面を
凹部6の一側面に接触させた状態で、シール材1を凹部
6内に挿入するようにすれば、比較的スムースにシール
材1を凹部6内に挿入することができる。
【0059】なお、図4(a),(b)において、開口
部7が凹部6の右端側に形成されている場合には、シー
ル材1の左右の向きを逆にして凹部6内に挿入するよう
にすれば、前記同様、開口部7を完全に密閉することが
できる。
【0060】図6は、本発明の第3実施例を示すもの
で、前記第2実施例におけるシール材11を、建物の開
口枠14と壁パネル15との間に形成される凹部16に
適用し、開口部17を密閉するようにしたものである。
なお、その他の点については、前記第2実施例と同一構
成となっており、作用も同一である。
【0061】しかして、開口枠14と壁パネル15とで
構成される凹部16に適用しても、凹部6の場合と同様
の効果が期待できる。ただし、開口枠14は通常金属製
であるので、基体2と開口枠14とがイオン結合により
化学的に接着一体化されることはない。
【0062】図7(a),(b)は、本発明の第4実施
例を示すもので、前記第1実施例におけるシール材1に
代え、シール材21を用いるようにしたものである。
【0063】すなわち、このシール材21は、図7
(a),(b)に示すように、前記第2実施例における
カバー材3の幅寸法を稍広くし、基体2の上面および一
側面をカバー材3で覆うとともに、基体2の他側面側の
カバー材3端部を突片3aとして基体2の他側面よりも
外方に突出させて構成されている。そして、このシール
材21を凹部6内に挿入するとともに、粘着面が露出し
ている側の基体2側面を、凹部6の一側面に押付けるよ
うにすることにより、開口部7が完全に密閉され、突片
3aは凹部6の側面にそって立上げられるようになって
いる。
【0064】このシール材21は、前記第1実施例にお
けるシール材1と同様、図8に示すように、カバー材3
を外側にした状態で、芯材9の外面に粘着テープ状に巻
回して構成されているが、基体2の一側面側が露出する
ことになるので、この露出面は、突片3aを外径側に立
上げた状態で、例えばドーナツ円板状をなす剥離紙10
により被覆されるようになっている。なお、その他の点
については、前記第1実施例と同一構成となっており、
作用も同一である。
【0065】しかして、このシール材21を用いること
により、前記第2実施例の場合と同様の効果が得られる
とともに、突片3aが凹部6の一側面にそって立上げら
れているので、万一、基体2の露出している側面が凹部
6の側面に密着していない部分があった場合でも、一次
シール材8と基体2とが接着するおそれがない。
【0066】なお、本実施例のシール材21の場合に
も、図6に示す凹部16に適用でき、同様の効果が期待
できる。
【0067】図9(a),(b)は、本発明の第5実施
例を示すもので、前記第1実施例におけるシール材1に
代え、シール材31を用いるようにしたものである。
【0068】すなわち、このシール材31は、図9
(a),(b)に示すように、前記第4実施例における
カバー材3の突片3aを、基体2の露出している側面に
そって折曲げ、この側面の上面側の端縁を突片3aで覆
って構成されている。そして、このシール材31を凹部
6内に挿入するとともに、粘着面が露出している側の基
体2側面を、凹部6の一側面に押付けることにより、開
口部7が完全に密閉されるようになっている。
【0069】このシール材31は、前記第1実施例にお
けるシール材1と同様、図10に示すように、カバー材
3を外側にした状態で、芯材9の外面に粘着テープ状に
巻回して構成されているが、基体2の一側面側の一部が
露出することになるので、この露出面は、例えばドーナ
ツ円板状をなす剥離紙10により被覆されるようになっ
ている。なお、その他の点については、前記第1実施例
と同一構成となっており、作用も同一である。
【0070】しかして、このシール材31を用いても、
前記第3実施例の場合と同様の効果が期待できるととも
に、突片3aが基体2に固定されているので、取扱いが
容易で施工性を向上させることができる。また、図6に
示す凹部16にも適用でき、同様の効果が期待できる。
【0071】図11(a),(b)は、本発明の第6実
施例を示すもので、前記第1実施例におけるシール材1
に代え、シール材41を用いるようにしたものである。
【0072】すなわち、このシール材41は、図11
(a),(b)に示すように、カバー材3の幅寸法を基
体2の幅寸法よりも多少大きくし、基体2の上面のみを
カバー材3で覆うとともに、カバー材3の両側端縁を突
片3a,3bとして基体2の側面よりも外方に突出させ
て構成されている。そして、このシール材41を凹部6
内に挿入することにより、凹部6の底面に形成されてい
る開口部7が完全に密閉され、この際両突片3a,3b
は、凹部6の側面に上面側に稍湾曲した状態でそれぞれ
密接するようになっている。
【0073】このシール材41は、前記第1実施例にお
けるシール材1と同様,図12に示すように、カバー材
3を外側にした状態で、芯材9の外面に粘着テープ状に
巻回して構成されているが、基体2の両側面が露出する
ことになるので、これら各露出面は、突片3a,3bを
外径側に立上げた状態で、例えばドーナツ円板状をなす
剥離紙10,20によりそれぞれ被覆されるようになっ
ている。なお、その他の点については、前記第1実施例
と同一構成となっており、作用も同一である。
【0074】しかして、このシール材41を用いること
により、前記第1実施例の場合と同様の効果が得られる
とともに、基体2の両側面が露出しているので、開口部
7が凹部6の一側面下端部にある場合(図4参照)にも
適用できる。そしてその際、開口部7がいずれの側面に
ある場合でも、シール材41の左右の向きを逆にする必
要がない。また、図6に示す凹部16にも適用でき、同
様の効果が期待できる。
【0075】なお、前記第6実施例においては、カバー
材3の両側端縁に突片3a,3bを有する場合について
説明したが、開口部7が凹部6の一側面下端部に形成さ
れているような場合には、これに対応する側の突片3
a,3bは、必要に応じ省略してもよい。
【0076】図13(a),(b)は、本発明の第7実
施例を示すもので、前記第1実施例におけるシール材1
に代え、シール材51を用いるようにしたものである。
【0077】すなわち、このシール材51は、図13
(a),(b)に示すように、前記第6実施例における
カバー材3の各突片3a,3bを、基体2の側面にそっ
てそれぞれ折曲げ、各側面の上面側の端縁を各突片3
a,3bで覆って構成されている。そして、このシール
材51を凹部6内に挿入することにより、凹部6の底面
に形成されている開口部7が完全に密閉されるようにな
っている。
【0078】このシール材51は、前記第1実施例にお
けるシール材1と同様、図14に示すように、カバー材
3を外側にした状態で、芯材9の外面に粘着テープ状に
巻回して構成されているが、基体2の両側面の一部がそ
れぞれ露出することになるので、これら各露出面は、例
えばドーナツ円板状をなす剥離紙10,20によりそれ
ぞれ被覆されるようになっている。なお、その他の点に
ついては、前記第1実施例と同一構成となっており、作
用も同一である。
【0079】しかして、このシール材51を用いても、
前記第6実施例の場合と同様の効果が得られるととも
に、各突片3a,3bが基体2に固定されているので、
取扱いが容易で施工性を向上させることができる。ま
た、図6に示す凹部16にも適用でき、同様の効果が期
待できる。
【0080】なお、前記第7実施例においては、カバー
材3の両突片3a,3bを基体2の両側面に固定する場
合について説明したが、いずれかの突片3a,3bを図
11(a),(b)に示すように、基体2の側面よりも
外方に突出させたままの状態にしておいてもよく、また
いずれかの突片3a,3bを、必要に応じ省略してもよ
い。
【0081】図15(a),(b)は、本発明の第8実
施例を示すもので、前記第1実施例におけるシール材1
に代え、シール材61を用いるようにしたものである。
【0082】すなわち、このシール材61は、図15
(a),(b)に示すように、基体2を縦長断面の帯板
状に形成するとともに、前記第7実施例におけるカバー
材3の一方の突片3b(図13参照)を省略し、かつこ
の突片3bを省略した側の基体2側面を剥離紙30で被
覆して構成されている。そして、このシール材61は、
コンクリート製のベランダ部材64と建物部材65との
間に形成される凹部66内に挿入配置され、幅寸法がほ
ぼ零の開口部67を密閉するようになっている。また、
シール材61の背面側の凹部66内には、剥離紙30を
除去した後、生コンクリート68が打設されるようにな
っており、この生コンクリート68およびカバー材3の
上面には、必要に応じ塗料等が塗布されるようになって
いる。この際、塗料等の付着性をよくするため、カバー
材3の上面には、プライマ処理等が施されるようになっ
ている。
【0083】このシール材61は、前記第1実施例にお
けるシール材1とは異なり、図16に示すように、剥離
紙30を外側にした状態で、芯材9の外面に粘着テープ
状に巻回して構成されており、かつ粘着面が露出してい
る基体2の底面は、例えばドーナツ円板状をなす剥離紙
40により被覆されている。なお、その他の点について
は、前記第1実施例と同一構成となっており、作用も同
一である。
【0084】しかして、このシール材61を用いること
により、基体2の一側面が、施工時にも剥離紙30によ
り被覆されているので、基体2を凹部66内面に押圧し
て密着させる際の作業性がよく、施工性を向上させるこ
とができる。また、シール材61の施工と生コンクリー
ト68の打設との間に時間差があっても、打設直前まで
剥離紙30を除去しないでおけば、基体2の一側面に異
物が付着して生コンクリート68との接着性が低下する
といった不具合もない。また、このシール材61は、剥
離紙30を外側にした状態で巻回されているので、巻き
径を小さくすることができる。
【0085】なお、前記第8実施例においては、シール
材61のみでも充分な止水効果が得られるので、一次シ
ール材8(図1参照)は省略する場合について説明した
が、シール材61の上面側に一次シール材8を配設する
ようにしてもよい。また逆に、前記第1〜第7実施例に
おいて、一次シール材8を省略するようにしてもよい。
そしてその場合、カバー材3がそのまま外部に露出する
ことも考えられるので、カバー材3の素材として、紙以
外の例えばプラスチックフィルム等を用いるようにして
もよい。
【0086】また、前記各実施例においては、基体2
を、粘着性を有する柔軟性に富んだ非加硫ブチルゴムで
形成する場合について説明したが、例えば柔軟性に富ん
だ通常の軟質ゴムの表面に粘着層を設けて形成するよう
にしてもよい。
【0087】また、前記各実施例においては、壁パネル
4,5間に形成される凹部6、あるいは開口枠14と壁
パネル15との間に形成される凹部16、さらにはベラ
ンダ部材64と建物部材65との間に形成される凹部6
6等、建築物に適用する場合について説明したが、土木
工事等にも同様に適用でき、同様の効果が基体できる。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、シール材
を、粘着性を有する基体の少なくとも上面をカバー材で
覆って構成するようにしているので、基体の下面が凹部
の底面に向くようにしてシール材を凹部内に挿入し、上
面側から指等で押圧するだけで、シール材が凹部の底面
あるいは側面に粘着固定され、底部近傍位置の開口部を
密閉して充分な止水効果を得ることができる。そして、
基体は粘着により凹部内に固定されるので、シール材の
上面側に一次シール材を配さない場合であっても、充分
に止水効果が得られる。
【0089】そしてまた本発明は、基体の上面および一
側面をカバー材で覆うようにしているので、開口部が凹
部の底面と一側面との角部や一側面下端部に形成されて
いる場合であっても、これを完全に密閉することができ
る。
【0090】本発明はまた、カバー材の基体他側面側の
端部を、基体の他側面よりも外方に突出させるようにし
ているので、基体の露出している一側面の全域が、凹部
の側面に完全に密着しているとは云えない場合であって
も、基体の劣化や一次シール材との接着を有効に防止す
ることができる。
【0091】本発明はまた、カバー材の基体他側面より
も外方に突出している部分を、基体の他側面にそって折
曲げ、この折曲げた部分で基体の他側面の一部を覆うよ
うにしているので、取扱いが容易で、しかも基体と一次
シール材との接着を防止することができる。
【0092】本発明はまた、基体の上面をカバー材で覆
うとともに、その少なくとも一側端部を、基体の側面よ
りも外方に突出させるようにしているので、基体の両側
面が露出している場合であっても、基体の劣化や一次シ
ール材との接着を防止することができる。
【0093】本発明はまた、カバー材の両側端部を基体
の側面よりも外方に突出させるようにしているので、基
体の両側面が露出している場合であっても、基体の劣化
や一次シール材との接着を、より有効に防止することが
できる。
【0094】本発明はまた、カバー材の基体側面よりも
外方に突出している部分を、基体側面にそって折曲げて
側面の一部を覆うようにしているので、取扱いが容易で
作業性を向上させることができるとともに、基体の一側
面がカバー材で覆われている場合と異なり、開口部が凹
部のいずれの側面側に形成されていても、シール材の左
右を逆向きにして凹部内に挿入配置する必要がなく、こ
の点からも作業性を向上させることができる。
【0095】本発明はまた、カバー材により基体の上面
および両側面を覆うようにしているので、凹部の幅員と
基体の幅寸法とがほぼ同一であっても、何等支障なくシ
ール材を凹部内に挿入配置することができ、また基体の
劣化や基体と一次シール材との接着を完全に防止するこ
とができる。
【0096】本発明はまた、カバー材に、シール材との
その上面側に配設される一次シール材との接着を防止す
る機能を持たせるようにしているので、凹部が地震等に
より変形した際に、一次シール材とシール材とが完全に
独立して動くことになって、より安定した止水効果が得
られ、また一次シール材の補修の際に支障となることも
ない。
【0097】本発明はまた、カバー材に、基体の劣化を
防ぐ耐候性を持たせるようにしているので、シール材の
みによって止水する場合であっても、あるいは一次シー
ル材が損傷した場合であっても、長期に亘って安定した
止水効果を得ることができる。
【0098】本発明はまた、カバー材を、表面にシリコ
ンが塗布された紙で形成するようにしているので、一次
シール材との接着防止効果および防水効果を充分に得る
ことができ、また基体の柔軟性をカバー材が阻害するこ
とがなく、また安価に製造することができる。
【0099】本発明はまた、基体を非加硫ブチルゴムで
形成するようにしているので、非加硫ブチルゴムが有し
ている充分な柔軟性により、凹部の内面が平坦でなくて
も確実に密着させることができ、またカバー材は、基体
に重ね合わせるだけで固定できる。また非加硫ブチルゴ
ムは、そのカルボキシル基がセメント中のCaO成分と
反応してイオン結合するので、凹部の基体との接着部分
がコンクリート製である場合には、基体が凹部内面に化
学的に強固に接着一体化され、単なる接着よりも大きな
止水効果が得られる。
【0100】本発明はまた、シール材を、カバー材を外
側にし粘着テープ状に巻回して構成するようにしている
ので、カバー材が基体の粘着面の剥離紙を兼ねることに
なり、現場でのゴミの発生を防止することができる。ま
た、このシール材は、外端側から順次開放し所定長さに
切断して使用されるようになっているので、施行性を向
上させることができるとともに、凹部の長さが変更にな
っても、充分に対応することができる。
【0101】本発明はさらに、シール材を、基体の一側
面を被覆する剥離紙を外側にし粘着テープ状に巻回して
構成するようにしているので、縦長断面のシール材であ
っても、巻き径を小さくすることができる。また、剥離
紙は、現場での作業に合わせて除去することができるの
で、施工性を向上させることができるとともに、粘着面
に異物が付着して部材との接着性が損なわれることもな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)は本発明の第1実施例に係るシ
ール材を用いた部材間のシール方法を手順に従って順次
示す説明図である。
【図2】図1のシール材の詳細図である。
【図3】シール材が粘着テープ状に巻回されている状態
を示す斜視図である。
【図4】(a)および(b)は本発明の第2実施例を示
す図1相当図である。
【図5】図4のシール材を粘着テープ状に巻回した際の
状態を示す要部断面構成図である。
【図6】本発明の第3実施例を示す図1相当図である。
【図7】(a)および(b)は本発明の第4実施例を示
す図1相当図である。
【図8】図7のシール材を粘着テープ状に巻回した際の
状態を示す要部断面構成図である。
【図9】(a)および(b)は本発明の第5実施例を示
す図1相当図である。
【図10】図9のシール材を粘着テープ状に巻回した際
の状態を示す要部断面構成図である。
【図11】(a)および(b)は本発明の第6実施例を
示す図1相当図である。
【図12】図11のシール材を粘着テープ状に巻回した
際の状態を示す要部断面構成図である。
【図13】(a)および(b)は本発明の第7実施例を
示す図1相当図である。
【図14】図13のシール材を粘着テープ状に巻回した
際の状態を示す要部断面構成図である。
【図15】(a)および(b)は本発明の第8実施例を
示す図1相当図である。
【図16】図15のシール材を粘着テープ状に巻回した
際の状態を示す要部断面構成図である。
【符号の説明】
1,11,21,31,41,51,61 シール材 2 基体 3 カバー材 3a,3b 突片 4,5,15 壁パネル 6,16,66 凹部 7,17,67 開口部 8 一次シール材 9 芯材 10,20,30,40 剥離紙 64 ベランダ部材 65 建物部材 68 生コンクリート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 寛司 埼玉県大宮市大字指扇領別所382−30 (72)発明者 畑中 裕司 東京都練馬区旭丘1−61−3 (56)参考文献 実開 昭53−21808(JP,U) 実開 昭56−126459(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 1/66 - 1/682

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣位する部材間に形成された凹部内にシ
    ール材を挿入配置し、このシール材により前記凹部の底
    部近傍位置に形成された開口部を密閉して部材間をシー
    ルする部材間のシール装置において、前記シール材は、
    粘着性を有する帯板状の基体と、この基体の少なくとも
    上面を覆い柔軟性を有するカバー材とを備え、前記カバ
    ー材は、基体の上面および一側面を覆っていることを特
    徴とする部材間のシール装置。
  2. 【請求項2】 カバー材は、基体の他側面側の端部が、
    基体の他側面よりも外方に突出していることを特徴とす
    る請求項記載の部材間のシール装置。
  3. 【請求項3】 カバー材の基体他側面よりも外方に突出
    している部分は、基体の他側面にそって折曲げられて他
    側面の一部を覆っていることを特徴とする請求項記載
    の部材間のシール装置。
  4. 【請求項4】 隣位する部材間に形成された凹部内にシ
    ール材を挿入配置し、このシール材により前記凹部の底
    部近傍位置に形成された開口部を密閉して部材間をシー
    ルする部材間のシール装置において、前記シール材は、
    粘着性を有する帯板状の基体と、この基体の少なくとも
    上面を覆い柔軟性を有するカバー材とを備え、前記カバ
    ー材は、基体の上面を覆っており、かつ少なくともその
    一側端部は、基体の側面よりも外方に突出していること
    を特徴とする部材間のシール装置。
  5. 【請求項5】 カバー材は、その両側端部が基体の側面
    よりも外方に突出していることを特徴とする請求項
    載の部材間のシール装置。
  6. 【請求項6】 カバー材の基体側面よりも外方に突出し
    ている部分は、基体側面にそって折曲げられて側面の一
    部を覆っていることを特徴とする請求項または記載
    の部材間のシール装置。
  7. 【請求項7】 隣位する部材間に形成された凹部内にシ
    ール材を挿入配置し、このシール材により前記凹部の底
    部近傍位置に形成された開口部を密閉して部材間をシー
    ルする部材間のシール装置において、前記シール材は、
    粘着性を有する帯板状の基体と、この基体の少なくとも
    上面を覆い柔軟性を有するカバー材とを備え、前記カバ
    ー材は、基体の上面および両側面を覆っていることを特
    徴とする部材間のシール装置。
  8. 【請求項8】 カバー材は、シール材の上面側に配設さ
    れる一次シール材とシール材との接着を防止する機能を
    有していることを特徴とする請求項1,2,3,4,
    5,6または記載の部材間のシール装置。
  9. 【請求項9】 カバー材は、基体の劣化を防ぐ耐候性を
    有していることを特徴とする請求項1,2,3,4,
    5,6または記載の部材間のシール装置。
  10. 【請求項10】 カバー材は、表面にシリコンが塗布さ
    れた紙で形成されていることを特徴とする請求項1,
    2,3,4,5,6,7,8または記載の部材間のシ
    ール装置。
  11. 【請求項11】 基体は、非加硫ブチルゴムで形成され
    ていることを特徴とする請求項1,2,3,4,5,
    6,7,8,9または10記載の部材間のシール装置。
  12. 【請求項12】 シール材は、カバー材を外側にして粘
    着テープ状に巻回され、外端側から順次解放され所定長
    さに切断されて使用されることを特徴とする請求項1,
    2,3,4,5,6,7,8,9,10または11記載
    の部材間のシール装置。
  13. 【請求項13】 シール材は、基体の一側面を被覆する
    剥離紙を外側にして粘着テープ状に巻回され、外端側か
    ら順次開放され所定長さに切断されて使用されることを
    特徴とする請求項4,5,6,,9,10または11
    記載の部材間のシール装置。
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JP5355488B2 (ja) * 2010-04-30 2013-11-27 早川ゴム株式会社 目地補修構造及び目地補修工法
JP6145365B2 (ja) * 2013-03-04 2017-06-07 大和ハウス工業株式会社 乾式防水シール材

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