JPH084131A - 押出成形版用耐火防水目地材 - Google Patents
押出成形版用耐火防水目地材Info
- Publication number
- JPH084131A JPH084131A JP13416994A JP13416994A JPH084131A JP H084131 A JPH084131 A JP H084131A JP 13416994 A JP13416994 A JP 13416994A JP 13416994 A JP13416994 A JP 13416994A JP H084131 A JPH084131 A JP H084131A
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- Japan
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- joint
- joint material
- waterproof
- fireproof
- extrusion molding
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Abstract
(57)【要約】
【目的】複数の押出成形版を横置き配置して構成した壁
面の目地を防火目地として構成し得る耐火防水目地材を
目的としている。 【構成】一次シール部3と二次シール部4とを接続部5
を介して連続させた壁面の目地内に挿入して使用される
目地用ガスケット2よりなり、前記接続部5の両外側部
に収容部7が設けられ、かつ該収容部7に耐火目地材6
が嵌入固定され、更に該耐火目地材6の外表面に防水フ
ィルム10が被覆されて構成された防水目地材1の構造
である。
面の目地を防火目地として構成し得る耐火防水目地材を
目的としている。 【構成】一次シール部3と二次シール部4とを接続部5
を介して連続させた壁面の目地内に挿入して使用される
目地用ガスケット2よりなり、前記接続部5の両外側部
に収容部7が設けられ、かつ該収容部7に耐火目地材6
が嵌入固定され、更に該耐火目地材6の外表面に防水フ
ィルム10が被覆されて構成された防水目地材1の構造
である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の押出成形版を横
置き配置して構成した建築物の壁面に構成される目地、
特に縦目地に用いられる耐火用の防水目地材に関するも
のである。
置き配置して構成した建築物の壁面に構成される目地、
特に縦目地に用いられる耐火用の防水目地材に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】複数の押出成形版を横置き配置すると共
に長手方向及び幅方向に配列して建築物の外壁を構成す
ることがある。このような壁面では、押出成形版の接続
部に水平方向の横目地及び垂直方向の縦目地が形成され
る。そして前記各目地にシール材を取り付けることによ
って雨水など屋内へ浸入することを防いでいる。
に長手方向及び幅方向に配列して建築物の外壁を構成す
ることがある。このような壁面では、押出成形版の接続
部に水平方向の横目地及び垂直方向の縦目地が形成され
る。そして前記各目地にシール材を取り付けることによ
って雨水など屋内へ浸入することを防いでいる。
【0003】縦目地に於けるシール構造について図3に
より説明する。縦目地51は横置き配置された押出成形
版52の長手方向の接続部に形成される。同図(a)に
示すシール構造(第1技術)は、縦目地51に必要に応
じて(耐火建築の場合)耐火目地材53を配置し、この
耐火目地材53の屋外側にバックアップ材54を充填し
た後、バックアップ材54の更に屋外側にコーキング剤
等の不定形シール材を充填して一次シール55を形成し
て構成されたものである。
より説明する。縦目地51は横置き配置された押出成形
版52の長手方向の接続部に形成される。同図(a)に
示すシール構造(第1技術)は、縦目地51に必要に応
じて(耐火建築の場合)耐火目地材53を配置し、この
耐火目地材53の屋外側にバックアップ材54を充填し
た後、バックアップ材54の更に屋外側にコーキング剤
等の不定形シール材を充填して一次シール55を形成し
て構成されたものである。
【0004】また同図(b)に示すシール構造(第2技
術)は、縦目地51の屋外側から順に一次シール55、
バックアップ材54、必要に応じた耐火目地材53を設
けると共に屋内にゴム等の弾性体からなる定形の二次シ
ール56を挟み込むようにして配置して構成されたもの
である。
術)は、縦目地51の屋外側から順に一次シール55、
バックアップ材54、必要に応じた耐火目地材53を設
けると共に屋内にゴム等の弾性体からなる定形の二次シ
ール56を挟み込むようにして配置して構成されたもの
である。
【0005】また同図(c)に示すシール構造(第3技
術)は、予め建築躯体を構成する下地アングル57に防
水マット等の二次シール58を張り付けておき、押出成
形版52を図示しないZ金具を介して下地アングル57
に固定した後、縦目地51の奥側(屋内側)から順に耐
火目地材53、バックアップ材54、一次シール55を
設けて構成されたものである。
術)は、予め建築躯体を構成する下地アングル57に防
水マット等の二次シール58を張り付けておき、押出成
形版52を図示しないZ金具を介して下地アングル57
に固定した後、縦目地51の奥側(屋内側)から順に耐
火目地材53、バックアップ材54、一次シール55を
設けて構成されたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記各技術は夫々縦目
地の防水処理を行う構造であり、これ等の技術を選択的
に採用することによって壁面のシールを行うことが可能
である。然し、これ等の技術は完全なものではなく夫々
固有の問題点を有している。
地の防水処理を行う構造であり、これ等の技術を選択的
に採用することによって壁面のシールを行うことが可能
である。然し、これ等の技術は完全なものではなく夫々
固有の問題点を有している。
【0007】即ち、第1技術では、屋外側に設けた一次
シールが長期間直接風雨に曝されることによって劣化
し、部分的にヒビ割れが生じることがあり、この場合、
直接漏水することがあるという問題がある。
シールが長期間直接風雨に曝されることによって劣化
し、部分的にヒビ割れが生じることがあり、この場合、
直接漏水することがあるという問題がある。
【0008】また第2技術では、二次シールを設ける作
業と押出成形版の建て込み作業を平行して行うこととな
り手間が掛かる。また押出成形版を下方から上方へと建
て込みつつ、該成形版の端部に二次シールを下方から上
方へ貼り付けるため作業性が悪い。押出成形版を上方に
数枚建て込んでおき、その後、二次シールを上方から下
方へ貼り付けることも考慮し得るが、この場合、1工程
毎に二次シールの継目ができることとなり、該継目部分
の防水処理を行うことは実際上困難であるという問題が
ある。
業と押出成形版の建て込み作業を平行して行うこととな
り手間が掛かる。また押出成形版を下方から上方へと建
て込みつつ、該成形版の端部に二次シールを下方から上
方へ貼り付けるため作業性が悪い。押出成形版を上方に
数枚建て込んでおき、その後、二次シールを上方から下
方へ貼り付けることも考慮し得るが、この場合、1工程
毎に二次シールの継目ができることとなり、該継目部分
の防水処理を行うことは実際上困難であるという問題が
ある。
【0009】更に、二次シールを押出成形版の屋内側の
面に沿って正確に貼り付けることが必要である。然し、
施工誤差等により貼り付けられた二次シールが蛇行した
場合、該二次シールが防水機能を発揮し得なくなるとい
う問題がある。
面に沿って正確に貼り付けることが必要である。然し、
施工誤差等により貼り付けられた二次シールが蛇行した
場合、該二次シールが防水機能を発揮し得なくなるとい
う問題がある。
【0010】また第3技術では、防水マットを下地アン
グルに貼りつけるために接着剤が必要であり、且つ防水
マットの接着作業工程が必要となるという問題がある。
また、押出成形版を下地アングルに固定する際にファス
ナーや自重受け金物を溶接するような場合があるが、こ
の溶接時に防水マットが溶融して防水機能を損なう虞が
あるという問題がある。
グルに貼りつけるために接着剤が必要であり、且つ防水
マットの接着作業工程が必要となるという問題がある。
また、押出成形版を下地アングルに固定する際にファス
ナーや自重受け金物を溶接するような場合があるが、こ
の溶接時に防水マットが溶融して防水機能を損なう虞が
あるという問題がある。
【0011】更に、下地アングルはすべて同一状態で配
置されるものではなく、図4(a)に示すように2枚の
下地アングル57が互いに接近した状態で配置される場
合や、同図(b)に示すように、下地アングル57が互
いに離隔した状態で配置される場合がある。このため、
下地アングル57の配置状態に応じた複数種の寸法を持
った防水マット58を用意することが必要となり、在庫
管理や施工管理が煩雑になるという問題がある。
置されるものではなく、図4(a)に示すように2枚の
下地アングル57が互いに接近した状態で配置される場
合や、同図(b)に示すように、下地アングル57が互
いに離隔した状態で配置される場合がある。このため、
下地アングル57の配置状態に応じた複数種の寸法を持
った防水マット58を用意することが必要となり、在庫
管理や施工管理が煩雑になるという問題がある。
【0012】本発明に係る押出成形版用耐火防水目地材
は、前述の従来の問題点に鑑み開発された全く新しい技
術であって、一次シール部と二次シール部とを有する目
地用ガスケットのほぼ中央にある接続部の両外側部に耐
火目地材を取り付けて、該目地用ガスケットの中央の心
材部分を火災から保護し、耐火構造を要求される建物に
も充分使用することが出来る。押出成形版用耐火防水目
地材の技術を提供するものである。また、目地用ガスケ
ットの両外側部に取り付けられた耐火目地材を防水フィ
ルムで被覆することによって、この耐火目地材が漏水や
結露水等で濡れてその機能を損なうことを防止可能とし
た全く新しい機能を持った押出成形版用耐火防水目地材
の技術を提供するものである。
は、前述の従来の問題点に鑑み開発された全く新しい技
術であって、一次シール部と二次シール部とを有する目
地用ガスケットのほぼ中央にある接続部の両外側部に耐
火目地材を取り付けて、該目地用ガスケットの中央の心
材部分を火災から保護し、耐火構造を要求される建物に
も充分使用することが出来る。押出成形版用耐火防水目
地材の技術を提供するものである。また、目地用ガスケ
ットの両外側部に取り付けられた耐火目地材を防水フィ
ルムで被覆することによって、この耐火目地材が漏水や
結露水等で濡れてその機能を損なうことを防止可能とし
た全く新しい機能を持った押出成形版用耐火防水目地材
の技術を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る押出成形版
用耐火防水目地材は、前述の従来の問題点を根本的に改
善した技術であって、その第1発明の要旨は、複数の押
出成形版を横置き配置すると共に長手方向及び幅方向に
配列した壁面に構成された目地に用いられる防水目地材
であって、屋内側に配置される二次シール部と、耐火目
地材を収容するための収容部を両外側部に設けた前記二
次シール部に連続する接続部と、該接続部と連続して形
成され屋外側に配置される一次シール部とを有する目地
用ガスケットの前記収容部に夫々耐火目地材を収容して
構成したことを特徴とした押出成形版用耐火防水目地材
である。
用耐火防水目地材は、前述の従来の問題点を根本的に改
善した技術であって、その第1発明の要旨は、複数の押
出成形版を横置き配置すると共に長手方向及び幅方向に
配列した壁面に構成された目地に用いられる防水目地材
であって、屋内側に配置される二次シール部と、耐火目
地材を収容するための収容部を両外側部に設けた前記二
次シール部に連続する接続部と、該接続部と連続して形
成され屋外側に配置される一次シール部とを有する目地
用ガスケットの前記収容部に夫々耐火目地材を収容して
構成したことを特徴とした押出成形版用耐火防水目地材
である。
【0014】また、本願に係る第2発明の要旨は、目地
用ガスケットの接続部の両外側部に取り付けられた耐火
目地材の外表面を防水フィルムで被覆して構成したこと
を特徴とした第1発明の押出成形版用耐火防水目地材で
ある。
用ガスケットの接続部の両外側部に取り付けられた耐火
目地材の外表面を防水フィルムで被覆して構成したこと
を特徴とした第1発明の押出成形版用耐火防水目地材で
ある。
【0015】
【作用】本願の第1発明に係る押出成形版用耐火防水目
地材は、前述の如く、目地用ガスケットに一次シール部
と二次シール部とが夫々設けられているので、この目地
材を目地に挿入することによって、一次シールと二次シ
ールとを同時にかつ確実に行うことが出来る。また、目
地用ガスケットの前記一次シール部と二次シール部との
間の接続部の両外側部に収容部を形成したので、この収
容部に耐火目地材を取り付けて収納することが出来る。
従って、目地用ガスケット中央の心材部を耐火目地材で
覆うことが出来、耐火建築構造物に使用することが出来
る。
地材は、前述の如く、目地用ガスケットに一次シール部
と二次シール部とが夫々設けられているので、この目地
材を目地に挿入することによって、一次シールと二次シ
ールとを同時にかつ確実に行うことが出来る。また、目
地用ガスケットの前記一次シール部と二次シール部との
間の接続部の両外側部に収容部を形成したので、この収
容部に耐火目地材を取り付けて収納することが出来る。
従って、目地用ガスケット中央の心材部を耐火目地材で
覆うことが出来、耐火建築構造物に使用することが出来
る。
【0016】本願の第2発明に係る押出成形版用耐火防
水目地材は、前述の如く、目地用ガスケットの両外側部
に取り付けられた耐火目地材の外表面が防水フィルムに
よって被覆されているので、漏水や結露水等でこの目地
用ガスケットの外周面が濡れた場合でも、目地用ガスケ
ットの外側部に取り付けられた耐火目地が濡れて機能が
徐々に退化することがない。
水目地材は、前述の如く、目地用ガスケットの両外側部
に取り付けられた耐火目地材の外表面が防水フィルムに
よって被覆されているので、漏水や結露水等でこの目地
用ガスケットの外周面が濡れた場合でも、目地用ガスケ
ットの外側部に取り付けられた耐火目地が濡れて機能が
徐々に退化することがない。
【0017】
【実施例】図により本発明に係る押出成形版用耐火防水
目地材の一実施例を具体的に説明すると、図1は本発明
に係る防水目地材の要部を示す一部断面斜視説明図、図
2は図1の防水目地材を目地に用いた目地構造を示す要
部の説明図である。
目地材の一実施例を具体的に説明すると、図1は本発明
に係る防水目地材の要部を示す一部断面斜視説明図、図
2は図1の防水目地材を目地に用いた目地構造を示す要
部の説明図である。
【0018】先ず図1により本発明の防水目地材1につ
いて説明する。2は目地用ガスケットであって、エンド
レス状に連続して形成されている。この目地用ガスケッ
ト2は、屋内側に配置される二次シール部3と、屋外側
に配置される一次シール部4とを有している。また、こ
れ等の二次シール部3と一次シール部4との間の中央部
にはこれ等のシール部3,4を連結する接続部5が形成
され、かつこの接続部5の両外側部には、耐火目地材6
を収容することが出来る収容部7が設けられている。
いて説明する。2は目地用ガスケットであって、エンド
レス状に連続して形成されている。この目地用ガスケッ
ト2は、屋内側に配置される二次シール部3と、屋外側
に配置される一次シール部4とを有している。また、こ
れ等の二次シール部3と一次シール部4との間の中央部
にはこれ等のシール部3,4を連結する接続部5が形成
され、かつこの接続部5の両外側部には、耐火目地材6
を収容することが出来る収容部7が設けられている。
【0019】前記目地用ガスケット2は、例えば天然ゴ
ム或いはシリコンゴムを含む合成ゴム等を用いて一体成
形されている。二次シール部3と一次シール部4とは夫
々周縁部が閉塞された筒状に形成され、目地の巾寸法に
応じて変形し得るように構成されている。収容部7は目
地用ガスケット2のほぼ中央に設けられた接続部5の両
外側部に形成され、かつその収容部7の上部は二次シー
ル部3の内方に深く入り込んで形成され、この収容部7
に強制的に押し込んで嵌入した耐火目地材6が脱落しな
いように構成されている。
ム或いはシリコンゴムを含む合成ゴム等を用いて一体成
形されている。二次シール部3と一次シール部4とは夫
々周縁部が閉塞された筒状に形成され、目地の巾寸法に
応じて変形し得るように構成されている。収容部7は目
地用ガスケット2のほぼ中央に設けられた接続部5の両
外側部に形成され、かつその収容部7の上部は二次シー
ル部3の内方に深く入り込んで形成され、この収容部7
に強制的に押し込んで嵌入した耐火目地材6が脱落しな
いように構成されている。
【0020】防水目地材1の幅寸法wは、図2に示す長
手方向に配列された、パネル11の間に形成された縦目
地12の奥行き方向の寸法、即ち、パネル11の厚さと
略等しいか或いは僅かに小さい値を有している。また防
水目地材1の厚さ寸法tは、縦目地12の幅方向の寸法
wと略等しいか或いは僅かに大きい値を有している。更
に、防水目地材1は少なくとも建築物の1階層分の長さ
を有しており、ロール状に巻き付けた状態で供給され
る。特に、防水目地材1は建築物の複数階層分の長さを
有することが好ましい。
手方向に配列された、パネル11の間に形成された縦目
地12の奥行き方向の寸法、即ち、パネル11の厚さと
略等しいか或いは僅かに小さい値を有している。また防
水目地材1の厚さ寸法tは、縦目地12の幅方向の寸法
wと略等しいか或いは僅かに大きい値を有している。更
に、防水目地材1は少なくとも建築物の1階層分の長さ
を有しており、ロール状に巻き付けた状態で供給され
る。特に、防水目地材1は建築物の複数階層分の長さを
有することが好ましい。
【0021】前記目地用ガスケット2の一次シール部3
の自由端側には、防水目地材1の全長にわたって、挿入
ストッパー片8がミシン目状の切断部9を介して連設さ
れている。この挿入ストッパー片8は、防水目地材1の
縦目地12に押し込んで挿入した時に、パネル11の屋
外側の表面と当接して防水目地材1の挿入を規制する機
能を有するものである。
の自由端側には、防水目地材1の全長にわたって、挿入
ストッパー片8がミシン目状の切断部9を介して連設さ
れている。この挿入ストッパー片8は、防水目地材1の
縦目地12に押し込んで挿入した時に、パネル11の屋
外側の表面と当接して防水目地材1の挿入を規制する機
能を有するものである。
【0022】目地用ガスケット2の中央両外側に設けた
収容部7に嵌入固定された耐火目地材6の外表面は、防
水フィルム10で完全に被覆されている。従って、前記
目地用ガスケット2が漏水や結露水等で濡れた場合に
も、防水フィルム10の作用で耐火用目地材6が濡れる
ことを防止し、これによって耐火目地材6の機能が退化
することを防止することが出来る。
収容部7に嵌入固定された耐火目地材6の外表面は、防
水フィルム10で完全に被覆されている。従って、前記
目地用ガスケット2が漏水や結露水等で濡れた場合に
も、防水フィルム10の作用で耐火用目地材6が濡れる
ことを防止し、これによって耐火目地材6の機能が退化
することを防止することが出来る。
【0023】上述の如く構成された本発明の防水目地材
1は、施工現場にロール状に巻き付けられた状態で供給
され、パネル11を建て込んで所定の外壁面を構成した
後、該外壁面に形成された縦目地12に挿入される。即
ちパネル11を建築物の躯体に固定して外壁面を構成し
た後、防水目地材1を巻き戻して直線状とし、縦目地1
2の上方であって且つ屋外側から二次シール部3を押し
込んで挿入する。
1は、施工現場にロール状に巻き付けられた状態で供給
され、パネル11を建て込んで所定の外壁面を構成した
後、該外壁面に形成された縦目地12に挿入される。即
ちパネル11を建築物の躯体に固定して外壁面を構成し
た後、防水目地材1を巻き戻して直線状とし、縦目地1
2の上方であって且つ屋外側から二次シール部3を押し
込んで挿入する。
【0024】防水目地材1の押し込みは挿入ストッパー
片8のパネル11に対する接触によって規定される。防
水目地材1を縦目地12に押し込んで挿入するに際し、
巻き戻された防水目地材1はそれ自体の剛性によって直
線状態を保持するため、縦目地12に対する挿入作業が
容易となる。
片8のパネル11に対する接触によって規定される。防
水目地材1を縦目地12に押し込んで挿入するに際し、
巻き戻された防水目地材1はそれ自体の剛性によって直
線状態を保持するため、縦目地12に対する挿入作業が
容易となる。
【0025】また防水目地材1の縦目地12に対する押
し込み挿入に伴って、二次シール部3及び、一次シール
部4が弾力性を有するために夫々パネル11の端面に沿
って変形する。このため、二次シール部3、一次シール
部4の表面が直接パネル11の端面に接触する目地材に
比較して摩擦抵抗が少なくなり、挿入時の作業が容易と
なる。
し込み挿入に伴って、二次シール部3及び、一次シール
部4が弾力性を有するために夫々パネル11の端面に沿
って変形する。このため、二次シール部3、一次シール
部4の表面が直接パネル11の端面に接触する目地材に
比較して摩擦抵抗が少なくなり、挿入時の作業が容易と
なる。
【0026】
【発明の効果】本発明に係る押出成形版用耐火防水目地
材は、上述の構造と作用とを有するので、次のような多
大な効果を有している。
材は、上述の構造と作用とを有するので、次のような多
大な効果を有している。
【0027】(1)本発明の押出成形版用耐火防水目地
材を使用することによって、壁面に形成する目地の一次
シール、二次シール及び耐火手段を夫々一工程で全部達
成することが出来る。(2)従って作業が容易である。
(3)外壁パネル取付工事が終了した後で実施出来るの
で、工事が混同することなく、作業性が良い。
材を使用することによって、壁面に形成する目地の一次
シール、二次シール及び耐火手段を夫々一工程で全部達
成することが出来る。(2)従って作業が容易である。
(3)外壁パネル取付工事が終了した後で実施出来るの
で、工事が混同することなく、作業性が良い。
【0028】(4)防水ガスケットの中央部両外側部が
耐火目地材で被覆されているので、目地材の心材部分を
耐火構造にすることが出来る。(5)従って、耐火建築
にそのまま使用することが出来る。(6)耐火目地材の
外壁面を防水フィルムで被覆した場合には、耐火目地材
が漏水や結露水等で濡れてその機能が退化することを防
止することが出来る。
耐火目地材で被覆されているので、目地材の心材部分を
耐火構造にすることが出来る。(5)従って、耐火建築
にそのまま使用することが出来る。(6)耐火目地材の
外壁面を防水フィルムで被覆した場合には、耐火目地材
が漏水や結露水等で濡れてその機能が退化することを防
止することが出来る。
【図1】本発明に係る防水目地材の要部を示す一部断面
斜視説明図である。
斜視説明図である。
【図2】図1の防水目地材を目地に用いた目地構造を示
す要部の説明図である。
す要部の説明図である。
【図3】従来の目地に於けるシール構造を説明する図で
ある。
ある。
【図4】従来の一課題を説明する図である。
1 防水目地材 2 目地
用ガスケット 3 二次シール部 4 一次
シール部 5 接続部 6 耐火
目地材 7 収容部 8 挿入
ストッパー片 9 切断部 10 防水
フィルム 11 パネル 12 縦目
地
用ガスケット 3 二次シール部 4 一次
シール部 5 接続部 6 耐火
目地材 7 収容部 8 挿入
ストッパー片 9 切断部 10 防水
フィルム 11 パネル 12 縦目
地
Claims (2)
- 【請求項1】複数の押出成形版を横置き配置すると共に
長手方向及び幅方向に配列した壁面に構成された目地に
用いられる防水目地材であって、屋内側に配置される二
次シール部と、耐火目地材を収容するための収容部を両
外側部に設けた前記二次シール部に連続する接続部と、
該接続部と連続して形成され屋外側に配置される一次シ
ール部とを有する目地用ガスケットの前記収容部に夫々
耐火目地材を収容して構成したことを特徴とした押出成
形版用耐火防水目地材。 - 【請求項2】目地用ガスケットの接続部の両外側部に取
り付けられた耐火目地材の外表面を防水フィルムで被覆
して構成したことを特徴とした請求項1の押出成形版用
耐火防水目地材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13416994A JPH084131A (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | 押出成形版用耐火防水目地材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13416994A JPH084131A (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | 押出成形版用耐火防水目地材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH084131A true JPH084131A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15122067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13416994A Withdrawn JPH084131A (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | 押出成形版用耐火防水目地材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH084131A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7250970B2 (en) | 2002-08-21 | 2007-07-31 | Canon Kabushiki Kaisha | Image pickup apparatus |
US8525175B2 (en) | 2010-07-08 | 2013-09-03 | Canon Kabushiki Kaisha | Electronic device having an isolating element and display apparatus including the electronic device |
-
1994
- 1994-06-16 JP JP13416994A patent/JPH084131A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7250970B2 (en) | 2002-08-21 | 2007-07-31 | Canon Kabushiki Kaisha | Image pickup apparatus |
US8525175B2 (en) | 2010-07-08 | 2013-09-03 | Canon Kabushiki Kaisha | Electronic device having an isolating element and display apparatus including the electronic device |
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