JP2793819B2 - レンズ鏡筒 - Google Patents

レンズ鏡筒

Info

Publication number
JP2793819B2
JP2793819B2 JP63279016A JP27901688A JP2793819B2 JP 2793819 B2 JP2793819 B2 JP 2793819B2 JP 63279016 A JP63279016 A JP 63279016A JP 27901688 A JP27901688 A JP 27901688A JP 2793819 B2 JP2793819 B2 JP 2793819B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fpc
circuit board
printed circuit
lens barrel
mounting member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63279016A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02125215A (ja
Inventor
和宏 佐藤
俊哉 袖山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP63279016A priority Critical patent/JP2793819B2/ja
Publication of JPH02125215A publication Critical patent/JPH02125215A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2793819B2 publication Critical patent/JP2793819B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はレンズ鏡筒、詳しくは電気回路を有するプリ
ント基板を、レンズ鏡筒内に容易に実装し得るようにし
たレンズ鏡筒に関する。
[従来の技術] 電気回路の形成されたプリント基板をカメラなどのレ
ンズ鏡筒内に配設する手段は、従来、例えば実開昭63−
113107号公報および実開昭63−109931号公報によって知
られている。前者は、レンズ鏡筒内のマウント近くに形
成されたドーナッツ状の空間を利用し、そこに円弧帯状
のフレキシブルまたは硬性のプリント基板を配置するよ
うにしたものであり、また上記後者のものは、レンズ鏡
筒内に配設された円盤状のフレキシブルプリント基板
(以下、FPCという)の外周部に、他の電気部品と接続
するための接続端子を設けたものである。
[発明が解決しようとする課題] ところが、上記実開昭63−113107号公報に記載されて
いるレンズ鏡筒においては、FPCまたは硬性のプリント
基板の配設に関して次のような不具合がある。即ち、FP
Cの場合、同FPCをレンズ鏡筒内に配設した後、これに実
装されている電気部品などを外部からチェックしようと
しても、FPCを固定している部分以外にはFPCを支持した
部分が必ずしも有るとは限らないためFPCが不安定であ
り、チェックができないという問題点があった。また、
上記FPC若しくは硬性のプリント基板を鏡筒内に安定し
て固定する手段も明確に示されていない。更にドーナッ
ツ状のプリント基板の幅に対し、実装すべき電気部品が
大型である場合(例えばLSIやIC等)には、この手段で
は実装できないし、その対処手段も明示されていない。
また、上記後者のの実開昭63−109931号公報の技術手
段は、円盤状のFPCの外周部に、他の電気部品や別体のF
PCと半田付けするための接続端子を設けたものである
が、一般的にレンズ鏡筒内のFPCを配置するのは、組立
の最終段階であり、このときにはレンズ鏡筒内には各種
の部品が所狭しと配設されている。
従って、このような状況のもとで半田付作業を行なっ
た場合、半田付け時の半田やフラックス等がレンズ鏡筒
内に飛散して、レンズ面に付着したり、可動部に嵌まり
込んだり、更には電気的短絡などを発生させるという問
題点を有している。
本発明は、上記従来の問題点を解決すべくなされたも
ので、レンズ鏡筒内のデッドスペースを利用してプリン
ト基板を固着した取付部材を、レンズ鏡筒内の取付部に
レンズマウント面がわから取り付けるようにしたレンズ
鏡筒を提供するにある。
[課題を解決するための手段および作用] 本発明による第1のレンズ鏡筒は、レンズ光軸に対し
略垂直な平面上に展開される、円弧帯状もしくは少なく
とも一部が円弧帯状に形成されたプリント基板と、この
プリント基板の円弧帯状部分を、上記光軸に対し略垂直
な面上に配設するためのプリント基板取付部材と、上記
プリント基板の円弧帯状部分に設けられ、他のプリント
基板の少なくとも一部と接続される接続部とを具備する
レンズ鏡筒であって、上記プリント基板が固着された上
記取付部材が、該レンズ鏡筒内に設けられた取付部に、
該レンズ鏡筒のマウント側から取り付けられることを特
徴とし、上記プリント基板は、具体的にはフレキシブル
プリント基板である。
また、本発明による第2のレンズ鏡筒は、レンズ光軸
に対し略垂直な平面上に展開される、円弧帯状もしくは
少なくとも一部が円弧帯状に形成されたフレキシブルプ
リント基板と、このフレキシブルプリント基板の円弧帯
状部分を、上記光軸に対し略垂直な面上に配設するため
のプリント基板取付部材と、上記フレキシブルプリント
基板の外縁部に、上記光軸に対し略平行な方向に突出す
るよう設けられ、電気部品が実装される腕部とを具備す
るレンズ鏡筒であって、上記フレキシブルプリント基板
が固着された上記取付部材が、該レンズ鏡筒内に設けら
れた取付部に、該レンズ鏡筒のマウント側から取り付け
られることを特徴とし、上記電気部品が、少なくとも上
記腕部の光軸側平面に実装された際には、該電気部品に
反射防止部材を設けたものである。
[実 施 例] 以下、図示の各実施例により本発明を説明する。
第1〜4図は、本発明の第1実施例を示したものであ
って、第1図は、レンズ鏡筒のマウント近傍の断面図で
ある。レンズマウント1は、FC調整用のスペーサ2を介
して固定枠50にビス56により固定されている。上記マウ
ント1の内方に突出した部分には、カバー枠55が固定さ
れていて、同カバー枠55の内方側には、レンズ枠57に保
持されたレンズ58が配設されている。そして、上記固定
枠50には、ドーナッツ盤状のFPC取付部材51が固定され
ている。このFPC取付部材51にはFPC52が両面粘着性テー
プ等により固着されている。
第2図は、上記FPC取付部材51とFPC52の関係を示すも
ので、被写体側からカメラ本体側へ引き延ばした分解斜
視図であって、FPC52は展開した状態で示されている。
このFPC52はドーナッツ状盤部分52aに対し、連結部53に
より結合された部分円弧状部分52bおよび連結部54によ
って結合された円弧帯状部分52cを一体に作られてい
る。そして、上記FPC52はそのドーナッツ盤状部分52aが
ドーナッツ盤状に形成されたFPC取付部材51の被写体側
の面に両面粘着性テープにより固着されている。又、上
記取付部材51の連結部53,54に対する部分は直線状に切
り取られて切欠部63,64となっており、連結部53は切欠
部63上で180゜折り曲げられ、他の連結部54は切欠部64
上で180゜折り曲げられて取付部材51のフィルム面側に
おいて部分円弧状部分52bと円弧帯状部分52cとでドーナ
ッツ盤を形成して、それぞれ両面粘着性テープ等により
固着される。
ここで、上記FPC52の上記部分52a上には、IC72が電気
的に半田付け等により固定されており、帯状部分52c上
にはIC59が同じ様に電気的に固定されている。この時、
上記部分52aの幅をR1,上記部分52cの幅をR1′,IC72の半
田付け部を含んだ長さをl1,IC59の半田付け部を含んだ
長さl1′とすると、 R1>l1,R1′>l1′ となっている。
また、第3図(A)は上記FPC取付部材51にFPC52を途
中まで固着した状態を示したもので、フィルム面側から
被写体側を見た斜視図である。この図から解るように取
付部材51のフィルム面側には、中空のボス軸67、これの
周りに形成されたドーナッツ状凸部68および位置決めピ
ン69が一体に設けられている。このボス軸67および凸部
68は、その断面形状が第3図(B)に示されるように、
凸部68の外径はφDに形成されている。このボス軸67に
は部分円弧状部分52bに設けられている開孔65が嵌入
し、位置決め孔66が上記ピン69に嵌入するようになって
いる。次に、図示しないレンズ鏡筒内の電気素子(例え
ば、モータやスイッチなど)から伸び出しているサブFP
C70の端部に設けられている開孔71が上記ボス軸67に嵌
入し、位置決め孔72が上記ピン69に嵌入する。この状態
で更にボス軸67には、シリコンゴム等で形成された弾性
リング73が嵌入し、その上に押え板74が、その開孔75を
ボス軸67に嵌入し、位置決め孔76が上記ピン69に嵌入す
るように取り付けられ、最後にビス77がボス軸67にネジ
止めされる。
次に、上記開孔65付近と上記開孔71付近の導電パター
ンを第4図に示す。開孔65の周囲には導電パターン79〜
85からなるランドが形成されている。このランドの少な
くともφdで示す円形の部分もカバーレイが無く、パタ
ーンが露出している。一方、上記開孔71の周囲の図示の
裏側には導電パターン87〜93からなるランドが形成され
ている。そして、このランドの少なくともφdで示す円
形の部分もカバーレイが無く、パターンが露出してい
る。従って、開孔65と71をボス軸67に嵌合し、ピン69に
嵌合する開孔66,72により両者の位置を決めれば、各導
電パターン79〜85と各導電パターン87〜93とはそれぞれ
電気的に接触される。そして、この状態でビス77を締め
付けると弾性リング73の弾力により、各パターンが確実
に電気的に接続されることになる。ここで、FPC52の部
分52bとサブFPC70と弾性リング73と押え板74を重ね合わ
せた厚みをdとし、ボス軸67の凸部68からの高さをHと
すれば d>H であり、又、ドーナッツ状凸部68の外径をφDとすれば φd≧φD である。なお、上記凸部68は両導電パターン79〜85,87
〜93の接続をより確実ならしめるために有る。
次にこのように構成されたFPC52の組立について説明
する。まず、FPC52とFPC取付部材51は、第3図(A)に
示すまで、即ち、開孔65,67をボス軸67,ピン69に嵌入し
てあり、サブFPC70はまだ取り付けられていない状態ま
で、部組して組み立てておく。このとき、レンズ鏡筒
は、FC調整用スペーサ2とマウント1が取り付けられて
いなくてほぼ最終組立の状態にある。この状態のレンズ
鏡筒に対し、FPC52を取付部材51に乗せ、その外径部に
突出した3ケ所の取付部60〜62を通じ、ビスにより固定
枠50に取付部材51を固定する。次にサブFPC70をボス軸6
7、ピン69に嵌入し、弾性リング73、押え板74を乗せビ
ス77を締めつける。そして、帯状部分52cを両面粘着性
テープ等により取付部材51上等に貼り付ける。次に、ス
ペーサ2を固定枠50に乗せ、マウント1をビス56により
固定枠50に固定する。この状態で帯状部分52cや円弧状
部分52bに取り付けられている図示しない電気部品の調
整や図示しないチェックランドを通しての電気的なチェ
ックをマウント1の内側を通して行なえる。ここでFPC
取付部材51はポリカーボネイト樹脂等により成形すれば
充分な強度があるため、この調整やチェックの作業にお
いて、上記両部分52b,52cに力を加えても支障を来す虞
れはない。この作業の後、カバー枠55をマウント1に固
定し、組立ては完了する。
なお、第3図(A)に符号94で示す斜線部はたるみ部
であり、このたるみ部94は収納時、ボス軸67,凸部68の
上部に位置する。ここで、帯状部分52cの形状はたるみ
部94を形成した後に、ほぼ円弧状になるようにすれば、
それだけ上記部分52c上の有効面積は広くなる。
本実施例によれば、組み付けの最終段階でFPCを取り
付けことができ、かつ、取付部材51からなるFPCの支持
台があるので、FPC上の電気素子の調整等も行ない易
い。更に、支持台があるため、FPCが不安定な状態にな
らず良好に支持できる。又、他のFPCとの接続も半田付
けなどを行なわずに済み、ネジ止めするだけで良いの
で、レンズを汚したりする問題も起きない。
更に、FPC取付部材の両面にFPCを配置できるので、同
じスペースに対して、より多くの電気部品を実装でき、
同じ電気部品数であれば狭いスペースに配置できるとい
うメリットもある。
尚、本実施例では、取付部材51上にピン69を設けてい
るが、ピン69の代りに穴をあけ、押え板74の開孔76の代
りにピンを設けても良い。又、取付部材51上にドーナッ
ツ状凸部68を設けているが、これを廃止し、代りに押え
板74にこのドーナッツ状凸部に相当するものを設けても
よい。
次に、第2実施例を第5〜6図に示す。この第2実施
例は、前記第1実施例に比して、更に狭いスペースにFP
Cを配置する技術手段に関するものである。
第5図は、レンズ鏡筒のマウント近傍のみを示した断
面図である。マウント1はスペーサ2を介し、ビス56に
より、固定枠3に固定されている。固定枠3は固定上枠
3Aと固定下枠3Bとの二重筒で形成されていて、固定上枠
3Aの外部には、指標リング11が固定され、更に、ゴムか
らなる操作環6が嵌装されたズーム環5が回動自在に装
着されている。また固定下枠3Bの外側にはカム筒7が回
動自在に嵌装されている。そして、固定下枠3Bの内側に
は、レンズ群9を保持したレンズ枠8が嵌装されてお
り、このレンズ枠8には、駆動ピン11が植設されてい
る。この駆動ピン11は、カム筒7のカム溝孔7aと、固定
下枠3Bの直進長孔3aに嵌入している。
上記固定枠3には、FPC取付部材51Aの取付部60Aを通
して取付部材51Aがビスで固定されている。取付部材51A
にはFPC13が両面粘着テープ等により固着されている。
マウント1にはカバー枠15が固定されている。
この実施例においては、FPC13のドーナッツ状部分の
幅をR2とし、FPC13に実装に必要なIC14の半田付け部ま
でを含む長さのうちで短いものをlとした場合、 l>R2 となっている。従って、第1実施例のように、FPCの円
弧状部分にIC等を実装できない。本実施例に於いては、
この実装部分を、ドーナッツ状のFPCに連続して腕部13a
をFPCの外径方向に設け、この腕部13aにICを実装すると
共に、このFPC13を固着するFPC取付部材51Aにも、このF
PC13の腕部13aを支持する腕部51Aaを設けて構成してい
る。即ち、第6図(A)に示すようにドーナッツ状のFP
C13の外周部の一部に連続して、腕部13aが設けられてい
る。ここで腕部13aの幅をL1,長さをL2とする。また、IC
14の半田付け部を含めた長さをl2,l3とすれば L1>l2 L2>l3 となっている。従って、l>R2であっても、腕部13aを
設けることによりIC14をFPC13上に実装できることにな
る。そして、ドーナッツ状のFPC取付部材51Aにも、その
外周部から光軸O方向に沿って、腕部51Aaが一体的に設
けられている。従って、FPC13を取付部材51Aに固着し、
その腕部13aを腕部51Aaに固着すれば、取付部材51Aに対
し、FPC13を取り付けることができる。なお、腕部13aに
対応するレンズ枠8上の部分は切欠く必要があるが、一
般的にはレンズ枠8と腕部13aの折曲部13bが嵌合する部
分は、円周上に3ケ所(又は2ケ所)であり、腕部51Aa
は折曲部13bと干渉しない範囲でなるべく外側に設置す
れば、態々レンズ枠8を切欠かなくてもスペースがあ
る。
また、第6図(B)に示すように、IC14Aが腕部51Aa
の外側に配置されるようにしても良い。この場合、FPC1
00および腕部100aは、形状的には上記FPC13と同一であ
るが、その導電パターンが表裏逆となっている。従っ
て、IC14Aは腕部100aの外側に来るようになっている。
また腕部100aより延長腕部100bを延設することで他のFP
Cとの接続も可能である。このようにすることにより、I
C等がレンズ9等を通して見えたりすることが無い。
なお、本実施例の組立手段については前記第1実施例
と同じであるので省略する。
そして、この第2実施例によれば、前記第1実施例の
効果のほかに、FPCの幅がICの長さよりも狭く形成して
も、ICを実装することができるし、また第6図(B)の
ような構成にすれば、IC等がレンズを通して見えるよう
なことも無い。
なお、上記第2実施例においては腕部13aはFPC13の折
曲部13bの弾性力により、初期態位13a′へ復帰しようと
するが、第6図(A)に示す構成であれば腕部13aの復
動力を腕部51Aaが阻止するので、長期的に使用しても腕
部13aが取付部材51Aの腕部51Aaから浮き上がるといった
問題が起こらない。
次に本発明の第3実施例を第7〜9図によって説明す
る。第7図はレンズ鏡筒における要部のみを示したもの
であって、他の構成は省略してある。固定枠に固定され
たFPC取付部材51B上にFPC21が固着されている。そし
て、マウントにはカバー枠23が固定されている。
FPC21は、第8図の斜視図に示すような形状となって
いる。即ち、一部が切り欠かれたドーナッツ状のFPC21
と一体に、腕部21a,21bが形成されると共に、連結部21c
を通じ、上記FPC21と対称的に形成されたFPC21Aが一体
に設けられている。そして腕部21aには、IC22Aが固定さ
れていて、同IC22A上に両面粘着性テープにより、反射
防止部材24Aが貼り付けられている。
また、腕部21bにも、IC22Bが固定されていて、同IC22
B上にも両面粘着性テープにより、反射防止部材24Bが貼
り付けられている。上記反射防止部材24A,24Bは植毛布
等で形成されていて、光を極力反射しないようになって
いる。また両部材24A,24Bは共にICの大きさに相当する
だけ切込25A,25Bが設けられていて、例えばIC22B上に第
9図に示すように、反射防止部材24Bを貼り付けるよう
にする。ここで、符号24Baは、切込25Bによって構成さ
れる舌片部分でこの部分24BaがIC22Bの上面に貼着され
るようになる。反射防止部材24Aについても同様であ
る。
なお、FPC21には、切欠部21Dが設けられており、これ
は鏡筒内に配置された図示しないモータの逃げ部となっ
ている。
一方、FPC取付部材51Bは、その外周部に光軸方向に延
びた腕部51Ba,51Bbが一体に設けられている。また、外
周部には径方向に3ケ所取付部60B,61B,62Bが設けられ
ており、これによって取付部材51Bを固定枠に固定す
る。更に取付部材51Bの内側には、筒部51Bcが設けられ
ており、また図示しないモータの逃げ部である切欠部51
Bbが穿設されている。
次に、このように構成されたFPC取付部材51Bに対する
FPC21の取り付けについて説明する。取付部材51Bに対し
てFPC21は、その腕部21a,21bおよび切欠部21Dがそれぞ
れ腕部51Ba,51Bb,切欠部51Bdに対応するようにして両面
粘着性テープにより固着される。また、一方のFPC21Aも
連結部21cを180゜折り曲げることにより、取付部材51B
の図示の裏面側に貼着される。なお、FPC21は筒部51Bc
に、その中心孔21Eがガイドされるため、FPC21は取付部
材51Bに対し同芯に取り付けられる。また、筒部51Bcの
取付部材51Bの後端側に延び出した筒部は、第7図に示
すようにカバー枠23の筒部と重なり合うようになってい
る。
このように構成することにより、第1実施例,第2実
施例の効果に加え、更に以下の効果を生ずる。
(a)より狭いスペースに、より大きい電気部品の配置
ができる。
(b)反射防止部材を用いることにより、ICやFPCの反
射によるレンズ性能への悪影響を除去できる。
(c)FPC21に中心孔21Eが設けられているため、FPC取
り付け時の同芯が出し易く、組立性能が向上する。また
筒部51Bcがあるため、FPC21上の電気部品が見えたりFPC
が見えたりするのを防ぐことができる。
なお、上記各実施例とも、FPC取付部材を取り付ける
ときにはマウントを外す構造となっているが、FPC取付
部材の形状が、マウントの内側の形状よりも小型であれ
ばマウントをはずさなくてもFPC取付部材を取り付け可
能ならしめるのは言うまでもない。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、 (1)FPC取付部材を用いることにより、FPCをレンズ内
に取り付けた後も、調整作業等が可能で、より広い面積
のFPCを実装できる(FPC取付部材の両面使用により)。
(2)FPC取付部材上に、FPCとFPCのコネクタ用ボス軸
等を設けたことにより、組立の最終段階での他のFPCと
のコネクタが半田付けをせずにビスのみで可能となり、
作業性が向上するし、万が一分解する場合も簡単にで
き、更に半田付けをしないために他の部品への悪影響を
無くせる。
(3)FPC取付部材上に腕部を設けることにより、より
幅の狭いFPC上でも大きいICやLSIなどが取り付けられ
る。
(4)FPC取付部材に筒部を設けたことにより、FPCの固
定位置が決まり易く、これによってFPCや電気部品の目
かくしができる。
(5)反射防止部材を設けたことにより、腕部上のICや
FPCのレンズ性能への悪悪影響を除去できる。
等の数々の効果を有するレンズ鏡筒を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は、本発明の第1実施例を示した図であ
って、第1図はレンズ鏡筒の要部拡大断面図、第2図お
よび第3図(A)は要部の分解斜視図、第3図(B)は
要部の拡大断面図、第4図は、FPCの導電パターンを示
した図、 第5図,第6図(A)は、本発明の第2実施例を示す図
であって、第5図はレンズ鏡筒の要部拡大断面図、第6
図(A)は要部の分解斜視図、 第6図(B)は、上記第2実施例の変形例を示す分解斜
視図、 第7図〜第9図は、本発明の第3実施例を示した図であ
って、第7図はレンズ鏡筒の要部のみを示す拡大断面
図、第8図は要部の分解斜視図、第9図は反射防止部材
の斜視図である。 1……マウント 51……プリント基板取付部材 52……プリント基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 7/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レンズ光軸に対し略垂直な平面上に展開さ
    れる、円弧帯状もしくは少なくとも一部が円弧帯状に形
    成されたプリント基板と、 このプリント基板の円弧帯状部分を、上記光軸に対し略
    垂直な面上に配設するためのプリント基板取付部材と、 上記プリント基板の円弧帯状部分に設けられ、他のプリ
    ント基板の少なくとも一部と接続される接続部と、 を具備するレンズ鏡筒であって、上記プリント基板が固
    着された上記取付部材が、該レンズ鏡筒内に設けられた
    取付部に、該レンズ鏡筒のマウント側から取り付けられ
    ることを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】上記プリント基板はフレキシブルプリント
    基板であることを特徴とする、請求項1に記載のレンズ
    鏡筒。
  3. 【請求項3】レンズ光軸に対し略垂直な平面上に展開さ
    れる、円弧帯状もしくは少なくとも一部が円弧帯状に形
    成されたフレキシブルプリント基板と、 このフレキシブルプリント基板の円弧帯状部分を、上記
    光軸に対し略垂直な面上に配設するためのプリント基板
    取付部材と、 上記フレキシブルプリント基板の外縁部に、上記光軸に
    対し略平行な方向に突出するよう設けられ、電気部品が
    実装される腕部と、 を具備するレンズ鏡筒であって、上記フレキシブルプリ
    ント基板が固着された上記取付部材が、該レンズ鏡筒内
    に設けられた取付部に、該レンズ鏡筒のマウント側から
    取り付けられることを特徴とするレンズ鏡筒
  4. 【請求項4】上記電気部品が、少なくとも上記腕部の光
    軸側平面に実装された際には、該電気部品に反射防止部
    材を設けることを特徴とする請求項3に記載のレンズ鏡
    筒。
JP63279016A 1988-11-02 1988-11-02 レンズ鏡筒 Expired - Lifetime JP2793819B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63279016A JP2793819B2 (ja) 1988-11-02 1988-11-02 レンズ鏡筒

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63279016A JP2793819B2 (ja) 1988-11-02 1988-11-02 レンズ鏡筒

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02125215A JPH02125215A (ja) 1990-05-14
JP2793819B2 true JP2793819B2 (ja) 1998-09-03

Family

ID=17605217

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63279016A Expired - Lifetime JP2793819B2 (ja) 1988-11-02 1988-11-02 レンズ鏡筒

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2793819B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5671888B2 (ja) * 2010-08-31 2015-02-18 コニカミノルタ株式会社 レンズ鏡筒
JP5741236B2 (ja) * 2011-06-13 2015-07-01 株式会社ニコン レンズ鏡筒
JP6286967B2 (ja) * 2013-09-18 2018-03-07 リコーイメージング株式会社 レンズ鏡筒

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6049513U (ja) * 1983-09-10 1985-04-08 キヤノン株式会社 ズ−ムレンズ鏡筒
JPH0637370Y2 (ja) * 1987-01-12 1994-09-28 キヤノン株式会社 プリント基板を内蔵したレンズ鏡筒
JPH0428087Y2 (ja) * 1987-01-12 1992-07-07

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02125215A (ja) 1990-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08271866A (ja) シールド材および液晶表示装置
JP2793819B2 (ja) レンズ鏡筒
JP2000056372A (ja) カメラ
JPH08179406A (ja) フラッシュを選択可能なカメラとその組立方法
JP4460790B2 (ja) 電子機器
JP3151938B2 (ja) カメラ用電気的コネクター
JP3344754B2 (ja) フレキシブルプリント基板
JPH06265768A (ja) フレキシブルプリント基板
JPH11183953A (ja) 振れ補正装置及びそれに適する駆動装置
JP2686251B2 (ja) 一眼レフカメラ
JPH11327022A (ja) 交換レンズ用電気コネクター及び接点ピンの組み付け方法
JPH07151948A (ja) レンズ鏡筒
JP3031988B2 (ja) 光学ユニット
JPH06273653A (ja) フレキシブルプリント基板
JPH0637370Y2 (ja) プリント基板を内蔵したレンズ鏡筒
JP3341376B2 (ja) コネクタ
CN113560843B (zh) 线路板安装结构、潜望式摄像模组及其组装方法
JP2686250B2 (ja) 一眼レフカメラの電気基板実装構造
JP3212202B2 (ja) 交換レンズ鏡筒
JP2714552B2 (ja) 一眼レフカメラ
JPH07218802A (ja) レンズ鏡筒
JPH05236306A (ja) ビデオカメラ
JPH10162398A (ja) 光ヘッド用ldの取付構造およびそれを備えた光ピックアップ装置
JPH0653675A (ja) フレキシブルプリント基板の保持装置、プリント基板及びフレキシブルプリント基板
JPH06273654A (ja) フレキシブルプリント基板

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080619

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090619

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090619

Year of fee payment: 11