JP4460790B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示装置を有する電子機器の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、表示装置を有する電子機器、例えば、電子カメラにおけるLCDモニタなどの表示装置においては、通常、表示パネル表面に印加される静電気を回路のアース部に逃がすための静電気保護対策が施されている。例えば、特開平11−185991号公報に開示の電子機器の表示装置は、その表面に透明導電シートが配置された表示パネルを有しており、その透明導電シートには導電手段が当接して配置されている。上記導電手段は、上記透明導電シートと回路基板のアース部との間を電気的に接続する部材であり、導電粘着剤付き導電シートや圧縮バネや導電ゴム等が適用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した特開平11−185991号公報に開示の電子機器の表示装置においては、上記導電手段が静電気保護のための部材として配置する必要があり、部品点数が増加する。また、表示装置周りの構造も複雑化することになり、コンパクト化が難しかった。
【0004】
本発明は、上述の不具合を解決するためになされたものであり、表示装置を内蔵する電子機器であって、部品点数を減らすことが可能であり、また、構造も簡単である電子機器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の電子機器は、表示ユニットの表示面を露呈させる表示用開口部と操作部材を露呈させる操作用開口部とを有する外装体と、上記表示用開口部にて上記表示面を露呈するように配置された上記表示ユニットと、上記外装体内において、上記操作用開口部にて露呈される上記操作部材により作動可能に設けられた操作スイッチと、上記操作スイッチが実装され、該操作スイッチが上記操作用開口部にて露呈される上記操作部材に対応して配置されるように配設された回路基板と、上記表示ユニットの表示面とは反対側の面を支持する第一の部位と、上記回路基板における上記操作スイッチが実装された面とは反対側の面を支持する第二の部位とからなり、該第二の部位は、少なくとも上記回路基板のアース部と接触するように形成された導電部材とを備えており、上記導電部材により上記表示ユニットの外部は、上記回路基板のアース部に対して電気的導通状態となる。
【0006】
本発明の請求項2記載の電子機器は、請求項1記載の電子機器において、上記導電部材の第二の部位は、上記回路基板における操作スイッチが実装された部位の反対側の部位を支持するように形成されている。
【0007】
本発明の請求項3記載の電子機器は、請求項1、または、2記載の電子機器において、上記導電部材は、さらに、電気的接続を行うためのリード線の移動を規制する第三の部位を形成してなる。
【0008】
本発明の請求項4記載の電子機器は、請求項1乃至3記載の電子機器において、上記導電部材の第一の部位は、上記表示ユニットの表示面とは反対側の面を全体的に覆うように形成されてなる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1,2は、本発明の一実施形態の電子機器である電子カメラの外観を示す斜視図であって、図1は、前面側から見た斜視図であり、図2は、背面側から見た斜視図である。図3は、上記電子カメラを構成する操作スイッチ/表示装置ユニットと、撮像記録処理ユニットと前,後カバーの分解斜視図である。図4は、上記操作スイッチ/表示装置ユニットの分解斜視図である。図5は、撮像記録処理ユニットの一部の分解斜視図、図6は、撮像記録処理ユニットの他の一部の分解斜視図である。図7は、図3のC−C断面図であって、操作スイッチ部の組み付け状態を示す。図8は、図3のD−D断面図であって、LCD表示部の組み付け状態を示す。図9は、図1のA−A断面図であって、ストロボコンデンサの収容状態を示す。図10は、上記撮像記録処理ユニットを構成する各部材の配置を示す図である。図11は、図10のE矢視図である。図12は、図10のF矢視図である。図13は、図1のB−B断面図であって、レリーズスイッチ部の断面を示す。図14は、図13のG−G断面図である。図15は、図14のH矢視図である。図16は、図15のI−I断面図である。
【0010】
なお、以下の説明において、電子カメラの撮影レンズ光軸O1 (後述)と平行な前後方向(Z方向とする)は、被写体側(前面側)を前方、背面側を後方とし、光軸O1 と垂直な左右方向(X方向とする)は、被写体側からみたときの方向で示し、光軸O1 と垂直な上下方向(Y方向とする)は、レリーズ釦(後述)側を上方向として示す。
【0011】
また、後述する前,後カバーやフレームに設けられるネジ穴,ビス挿通穴,位置決めピンの方向がZ方向に沿っているものについては、その方向は、明記しない。
【0012】
また、図3において、符号a1 〜a5 は、ビス挿通位置と方向を示しており、同一の符号は、同一のビスの挿通方向と位置を示している。
【0013】
本実施形態の電子カメラ1は、主に前カバー2と、後カバー3と、モード設定操作やモニタ表示を行う操作スイッチ/表示装置ユニット31と、撮像,記録を行う撮像記録処理ユニット32とで構成される(図3参照)。
【0014】
上記電子カメラ1の外観上の配置から説明すると、図1,2に示すようにカメラ前面側の外装体である前カバー2上に開閉移動可能なレンズバリア4と、撮影レンズ63のためのレンズ開口部2aと、ファインダ開口部2bと、ストロボ発光部12と、セルフタイマ表示部13とが配置されている。前カバー2の左側面には、支持部2cにより回動開閉可能に支持されるメディアスロット蓋6が配置されている。
【0015】
上記電子カメラ1の背面側の外装体である後カバー3上には、グリップ部3yとファインダ接眼窓15と、操作用開口に配設されるスイッチ操作部材41と、LCD表示部46のための表示用開口3dとが配置されている。上記スイッチ操作部材41は、メニュー選択釦21,LCD表示オンオフ操作釦22,テレおよびワイド操作兼用の十字キーである上下操作釦17,18およびストロボ撮影モード選択およびマクロ撮影モード選択操作兼用の十字キーである左右操作釦19,20からなる。後カバー3の右側面の端子開口部にDC−INプラグ24,ビデオ出力端子部25,USB端子部26が配置されている。それらの端子部は、端子部蓋27により開閉可能になっている。
【0016】
さらに、前カバー2,後カバー3のカメラ上面側には、測距,測光処理と撮影実行を指示する2段動作のレリーズ釦(以下、R釦と記載する)11のみが配置されている。
【0017】
図3に示すように上記電子カメラ1においては、操作スイッチ/表示装置ユニット31と撮像記録処理ユニット32が前カバー2と後カバー3により覆われた状態で収容される。
【0018】
上記前カバー2には、上述したようにその前面部にレンズ開口部2a,ファインダ開口部2bが設けられ、また、ストロボ開口部2c,セルフタイマ開口部2d,開閉可能なレンズバリア4などが設けられ、左側には記録メディアを挿脱するための開閉可能なメディアスロット蓋6が配置されている。
【0019】
さらに、前カバー2の上面部であって、後カバー3との接合部に半月凹形状のR釦用開口部2mが設けられている。上記開口部2mの内側には、段部2m1が設けられている(図14参照)。
【0020】
前カバー2の左方部にビス挿通穴2f,2gと、Y方向に沿ったビス挿通穴2i,2jとが設けられている。前カバー2の下端部にX方向に延びる係合用溝部であってフレーム55の凸部55z5(図5参照)との係合溝部2kが設けられている。
【0021】
上記後カバー3には、背面部にファインダ接眼部開口3aと、スイッチ操作部材41の各操作釦が挿入される2つの釦用開口(操作用開口)である3b、および、互いに対向して配置される4つの釦用開口(操作用開口)3cと、表示用開口3dが設けられている。左方部にはグリップ部3yと、メディアスロット開口切り欠き部3z3が設けられている。右方端部には、上述したDCINプラグ24,ビデオ出力端子部25,USB端子部26のための3つの開口部3xが配されている。また、上記表示用開口3dの内面側の四隅にはLCD表示部46の位置決めガイド部3eが設けられている。
【0022】
上記後カバー3の底面部には、その左方部に開閉可能な電池蓋5が配置されており、中央寄りに三脚ネジブロック28が配置されている。さらに、後カバー3の上面部のグリップ部3y近傍の前カバー2との接合部には、半月凹形状のR釦用開口部3gが設けられている。上記開口部3gの内側には、段部3g1が設けられている(図13参照)。なお、後カバー3の上記電池蓋5の上方部は、電池収納室3fとなっている。
【0023】
また、上記後カバー3の背面部の釦開口3b,3c,表示用開口3d周りの内部には、位置決めピン3h,3iおよび各ボス上にビス用ネジ穴3k,3m,3n,3pが配されている。また、後カバー3の右上方部にビス挿通穴3uが配され、左方部にボス上のビス用ネジ穴3q,3rが配されている。さらに、上記後カバー3の底面部には、Y方向に沿ったビス挿通穴3v,3wが設けられている。
【0024】
上記操作スイッチ/表示装置ユニット31は、図4にも示すようにスイッチ操作部材(操作部材)41と、回路基板である操作スイッチ回路基板(以下、SW回路基板と記載する)42と、LCD表示部46と、金属板製の導電部材である導電支持板50とからなる。
【0025】
上記スイッチ操作部材41は、2つの円板形状の操作釦21,22と、4つの台形形状の操作釦17,18,19,20とが平面状に配置された樹脂成形部材であって、それぞれの操作釦は、3/4円環状の基部41cに対して弾性変形可能な細い腕部で連結されている。上記各操作釦の内部中央には、後述するスイッチ部を押圧可能なピン17a,18a等が設けられている。また、上記基部41cには、その外周部に2つの位置決め穴41a,41bが設けられている。上記各操作釦は、上記後カバー3の釦開口3b,3cにそれぞれ挿入可能である。
【0026】
上記SW回路基板42には、位置決め用ピン穴42b,42dと、固定用ビス挿通穴42aと、後カバー3のネジ穴用ボスの逃げ用切り欠き42c,42eとが設けられている。さらに、上記SW回路基板42の実装面側(組み付け状態でカメラ背面側となる)には、図7の断面図に示すように弾性変形可能な被押圧部121a,122aをもつスイッチ部121,122、および、図示しない他のスイッチ部等からなるスイッチ群とが実装されている。
【0027】
上記SW回路基板42に実装される上記スイッチ部121,122等は、図7に示すように組み付け状態で上記操作釦17,18等に対向した位置に実装される。なお、上記スイッチ部121,122および図示しない他のスイッチ部は、それぞれテレ操作スイッチ、ワイド操作スイッチ、および、ストロボ撮影モード選択スイッチ,マクロ撮影モード選択スイッチ,メニュー選択スイッチ,LCD表示オンオフスイッチ等である。
【0028】
上記SW回路基板42の実装面の裏面側には、ビス挿通穴42aの周囲にアース導電パターン部42fが配される。上記アース導電パターン部42fは、SW回路基板42のアース部に導通している。このアース部は、組み立て状態でFPCコネクタ111等を介して後述するメイン回路基板81(以下、M回路基板と記載する)のアース部に接続される。
【0029】
さらに、上記SW回路基板42の右端部には、DC−INプラグ24,ビデオ出力端子部25,USB端子部26が実装されている。
【0030】
上記SW回路基板42からは、コネクタ111が付されたフレキシブルプリント基板(以下、FPCと記載する)が導出している。さらに、上記SW回路基板42からDC−INコネクタ部24のリード線が導出され、その先端にコネクタ107が設けられている。
【0031】
上記LCD表示部46は、図8の断面図にも示すようにLCD(液晶表示ユニット)47と、LCD47の裏側に配される拡散板48a付きバックライト48と、表示面以外を覆う金属製シールド板49とからなる。
【0032】
LCD表示部46のLCD47の表示面は、装着時、後カバー3の表示用開口3dより外面に露呈される。また、上記LCD47よりFPCコネクタ113付きFPCが導出している。同様に上記バックライト48の基板部よりコネクタ109付きのリード線が導出している。
【0033】
上記導電支持板50は、図4に示すようにLCD表示部46の背部を押さえて支持する第一の部位のLCD支持部50aと、SW回路基板42およびスイッチ操作部材41を支持する第二の部位であるスイッチ支持部50bとが一体の金属板で形成されてなる。
【0034】
上記LCD支持部50aは、LCD表示部46の表示面以外、あるいは、表示面の裏面を覆った状態で形成される。そして、中央部にLCD表示部46側へ折り曲げられた弾性変形可能な上下2つの舌部50nを有し、左端部に上下2つのビス挿通穴50iが設けられている。また、下方には、上記LCD47より導出する上記FPCをガイドする押さえ部50pが設けられている。
【0035】
なお、上記舌部50nは、組み付け状態でLCD表示部46の表示面の反対側のシールド板49の背面に当接してLCD表示部46を支持する。したがって、上記LCD支持部50aは、上記LCD47を囲む上記シールド板49に対して電気的に導通する。
【0036】
上記スイッチ支持部50bには、SW回路基板42側へ突出する中央の凸部50d上にビス挿通穴50cと、他の凸部上にビス挿通穴50f,ピン穴50eとが設けられている。上記凸部50dは、組み付け状態でSW回路基板42上のアース導電パターン部42fに接触する(図7参照)。
【0037】
さらに、上記スイッチ支持部50bの右方端部側には、2つのビス挿通穴50mと、左方側に2つのビス挿通長穴50jとピン穴50kが設けられている。
【0038】
またさらに、上記スイッチ支持部50bには、SW回路基板42のスイッチ実装面の裏面に当接可能なように突き出した10箇所の凸部50hが設けられている。この凸部50hの10箇所うちの6箇所は、上記SW回路基板42上のスイッチ部121,122および他のスイッチ部の実装部位の裏面位置に当接する(図7参照)。したがって、操作釦17,18等が押圧操作され、対応するスイッチ121,122等が押圧されたとき、その押圧力によるSW回路基板42の変形は、上記凸部50hにより阻止される。なお、上記当接位置は非導電部とする。
【0039】
さらに、上記スイッチ支持部50bには、下方に突出する第三の部位であるリード線押さえ部50qが設けられている。そのリード線押さえ部50qは、プラスチック製チューブ51で被覆されているので、近傍を通過するリード線、すなわち、SW回路基板42や上記バックライト47の基板部より導出されるリード線を上記リード線押さえ部50qにより保持することができる。
【0040】
上記操作スイッチ/表示装置ユニット31を後カバー3の内部に取り付ける場合は、スイッチ操作部材41の各操作釦21,22,17,18,19,20をそれぞれ対応する後カバー3の釦開口3b,3c等にカバー内側から挿入する。そのとき、スイッチ操作部材41の位置決め穴41a,41bに後カバー3の位置決めピン3i,3hを挿入させる。
【0041】
続いて、上記操作釦の挿入状態でSW回路基板42の位置決め穴42b,42dに後カバー3の位置決めピン3i,3hを挿入させる。さらに、切り欠き42c,42e等を後カバー3のネジ部3k,3n等のボス部を挿通させながらスイッチ操作部材41の上方に嵌め込む。
【0042】
一方、LCD表示部46を後カバー3の位置決めガイド部3e内の表示用開口3d上に嵌め込む。そこで、導電支持板50のLCD支持部50aをLCD表示部側に、スイッチ支持部50bをスイッチ回路基板側に当て付けて取り付ける。
【0043】
上記導電支持板50の当て付け状態にて、2本のビス130をビス挿通穴50fおよび50cを挿通させ、後カバー3のネジ穴3k,3jに螺着する。同時に6本のビス131をビス挿通穴50iや50m等を挿通させ、後カバー3のネジ穴3p,3m等に螺着する。
【0044】
上記ビスによる螺着取り付け状態では、上記導電支持板50を介してSW回路基板42が後カバー3に固着され、同時に上記各操作釦21,17等が釦開口3b,3c内で押圧可能な状態で支持される(図7参照)。同時に上記導電支持板50を介してLCD表示部46は、その表示面を表示用開口3dから露呈した状態で後カバー3に固着される(図8参照)。
【0045】
上述したように操作スイッチ/表示装置ユニット31を後カバー3の内部の取り付けた状態では、LCD表示部46のシールド板49は、導電支持板50に電気的に導通し、さらに、導電支持板50は、凸部50dを介してSW回路基板42のアース導電パターン部42fに導通状態となる。前述したように上記アース導電パターン部42fは、SW回路基板42のアースパターンに導通しており、コネクタを介して後述するM回路基板81のアース部に接続される。
【0046】
したがって、LCD表示部46やSW回路基板42に帯電した静電気は、M回路基板81側に逃がされ、電気部材を静電気による誤動作や破壊から保護できる。なお、上記LCD表示部46には、すでにシールド板49が適用されており、LCDやバックライトからの高周波雑音に対してシールドされているが、そのシールド効果を上記導電支持板50によりさらに増すことができる。さらには、上記シールド板49を省くことも可能である。
【0047】
上記撮像記録処理ユニット32は、フレーム55と、撮像光学系ブロック91と、電源/ストロボ回路ブロック92と、メイン回路ブロック93と、レリーズスイッチブロック77とからなる。
【0048】
上記フレーム55は、撮像光学系ブロック91,電源/ストロボ回路ブロック92,メイン回路ブロック93,レリーズスイッチブロック77が組み付け可能な部材であって、底面側と背面側とが開口する電池室55zが配設されている。
【0049】
そして、上記フレーム55の中央上部には、前方に突出する形状のストロボ発光部係止部55qが設けられる。また、上記係止部55qの後方部には、XY平面に沿った壁面と軸方向がX方向に沿う円弧状の下方内周壁面とからなる壁部で形成されるコンデンサ室55mが設けられている。上記コンデンサ室55mは、上方向と背面方向および右方側は開放状態となっている。また、コンデンサ室55mのXY平面に沿った上記壁面の外側の外方壁部55m0は、M回路基板81の取り付け当接面となる。
【0050】
コンデンサ室55mの外周下方位置には、後述するP/S回路基板56のZ方向位置規制用の爪55nと当接面55pが配置されている。コンデンサ室55mの下方の電池室55zの外周面に沿って電池室から導出されるリード線の係止部55rが配置されている。
【0051】
上記フレーム55の左方上面部には、レリーズスイッチブロック77装着用の円筒状壁部からなるスイッチ装着部55wが設けられている。このスイッチ装着部55wは、上方に開口し、その外周部は、フレーム55前面よりわずかに前方に突出している。その突出外周部に開口部55xが設けられ、開口部55xに係止手段であるR釦係止用切り欠き部55w3,55w3が対向して配置されている。
【0052】
さらに、上記フレーム55には、撮像光学系本体(後述する)62を位置決め、または、固定するための位置決めピン55d、および、ネジ穴55eが右方の撮像光学系本体装着部の上下に設けられている。中央部には位置決めピン55a,55b、および、ネジ穴55cが設けられている。上記位置決めピン55a,55b、および、ネジ穴55cは、電源/ストロボ回路ブロック92の電源/ストロボ回路基板(以下、P/S回路基板と記載する)56を保持する電気基板保持部となる。但し、上記位置決めピン55a,55bは、P/S回路基板56の位置決め穴56a,56bにガタのある状態で嵌合するピンであり、P/S回路基板56をビスで固定しない状態では、基板面方向であるX,Y平面上で所定量遊びのある状態で仮保持する仮保持部となる。なお、P/S回路基板56は、後述するようにM回路基板81を固定して、直付けコネクタを接続した後、ビスで固定される。
【0053】
またさらに、フレーム55の左右下方位置,左上方位置にメイン回路ブロック93のM回路基板81を位置決め、または、固定する位置決めピン55j,55f、および、ネジ穴55gが設けられる。左端上下部、または、右方上部には、前,後カバー固着用のビスが挿通する切り欠き55s、ビス挿通穴55t,55uが設けられている。底面部には、前,後カバー2,3との固定用のY方向のネジ穴55vが設けられている。
【0054】
上記フレーム55の左方下端部には、前カバー2の溝2kに嵌入する突起55z5が設けられている。
【0055】
上記フレーム55の電池室55zの上部の電極端子部78からコネクタ103を有するリード線が導出している。上記リード線は、リード線係止部55rに係止されて下方に導かれる。
【0056】
上記撮像光学系ブロック91は、図5に示すように撮像光学系本体62と、光軸O1 を有する前群レンズ部63と、上記被写体光を後群レンズ部側に向けて反射するミラー部(図示せず)と、光軸O1 と直交する光軸O2 を有する後群レンズ部(図示せず)と、撮像回路基板64と、FPCを介して取り付けられるコネクタ115と、後述するファインダ光学系ユニット部とを有してなる。
【0057】
なお、上記撮像回路基板64には、撮像素子のCCD65や撮像信号前処理用IC66が実装されており、該回路基板64は、光軸O2 に直交して配置される。
【0058】
また、上記ファインダ光学系ユニット部は、撮像光学系本体62の上部に配置され、対物ファインダレンズ67と接眼レンズ部68とファインダ内表示用ライトガイド部69とを有してなる。
【0059】
上記撮像光学系ブロック91においては、前群レンズ部63により取り込まれる被写体光は、上記ミラー部で反射され、後群レンズ部を介してCCD65の結像面に被写体像として結像する。CCD65にて被写体像は、電気的撮像信号に変換され、撮像前処理IC66で撮像前処理が施される。上記前群レンズ部63は、撮像光学系本体62に対して光軸O2 方向に微少距離だけ進退自在に支持されており、図示しないフォーカシング駆動部によりフォーカシング駆動がなされる。
【0060】
上記撮像光学系ブロック91をフレーム55に装着する場合、撮像光学系本体62の上下の位置決め穴62aを位置決めピン55dに挿入し、ビス133を上下のビス挿通穴62bに挿通させ、ネジ穴55eに螺着して固定する。
【0061】
上記電源/ストロボ回路ブロック92は、回路構成部材が実装される第一の電気基板のP/S回路基板(電源/ストロボ回路基板)56とリード線を介して接続されるストロボ発光部60およびコネクタ105を有してなる。上記回路基板56には、電源回路部材およびストロボ発光制御回路が実装され、さらに、ストロボ発光チャージ用のストロボコンデンサ57と、コネクタ102,104,108,110とが実装されている。
【0062】
上記P/S回路基板56は、フレーム55の前方から挿入してX,Y面に沿って配置される回路基板であり、上方位置に突出する部分を有している。そして、上記P/S回路基板56の左端は、フレーム55の電池室右端外面位置まで延びており、右端は、撮像光学系本62の左端まで延びている。
【0063】
上記ストロボコンデンサ57は、上記P/S回路基板56上方突出部の左側にコンデンサ本体部がX方向に沿った状態で実装される(図10参照)。そして、上記コンデンサ57の回路基板56への実装は、接続脚部(リード線部材)57aにより片持ち状態で接続固定される。
【0064】
上記P/S回路基板56に実装される上記コネクタ102は、後述するM回路基板81と対向する実装面側に実装され、上記M回路基板81に実装されるコネクタ101に対してリード線等を介することなく、回路基板同士を嵌合させて直接接続される(すなわち、BOARD TO BOARD 結合)。
【0065】
上記ストロボ発光部60は、反射傘を内蔵する発光部本体58とストロボ発光管59よりなる。発光部本体58には、フレーム55のストロボ発光部係止部55qに係合可能な被係止部が設けられている。
【0066】
上記メイン回路ブロック93は、回路構成部材が実装される第二の電気基板のM回路基板(メイン回路基板)81からなる。
【0067】
M回路基板81は、撮像光学系ブロック91の配置領域の前方部分を切り欠いた形状を有し、P/S回路基板56を覆うようにして配置される(図10〜12参照)。
【0068】
さらに、M回路基板81の後面側、すなわち、P/S回路基板56側には、カメラ制御用CPU82,圧縮,記録等の画像処理用IC83,ファインダ内表示用のLED89,上記P/S回路基板56との接続用コネクタ101などが実装されている。
【0069】
またさらに、上記M回路基板81の前面側には、ブザー部84,バックアップ電池85,バリアスイッチ部86,メディアスロット87,メディアスロット蓋開閉検出スイッチ88,コネクタ112,114,116,118,120などが実装されており、位置決め穴81a,位置決め長穴81c,ビス挿通穴81b,81dが設けられている。
【0070】
なお、上記LED89は、取り付け状態にて撮像光学系ブロック91のファインダ内表示用ライトガイド部69と対向する位置に配置される。コネクタ101は、すでに説明したように上記P/S回路基板56上のコネクタ102と対向し、直接嵌合して接続可能とする。
【0071】
上記P/S回路基板56とM回路基板81をフレーム55に取り付けるには、まず、撮像光学系ブロック91、および、M回路基板81の未装着状態であり、その前面が開放された状態のもとでP/S回路基板56をフレーム55に挿入するが、ネジ止めを行わず、位置決めピンによる基板面方向に遊びのある仮保持状態とする。
【0072】
上記P/S回路基板56をフレーム55に装着して上述のように仮保持するとき、ストロボコンデンサ57を同時にコンデンサ室55mに挿入する。そのコンデンサ挿入動作は、図9に示すようにP/S回路基板56をZ方向(光軸O1 方向)に対して角度θaだけ傾斜させた状態にして、ストロボコンデンサ57を図5に示すフレーム55の右側のb1 方向からb2 方向に沿ってコンデンサ室55mに挿入する。
【0073】
上記ストロボコンデンサ57挿入後、P/S回路基板56をフレーム55に対してR1 方向に上記コンデンサ57を中心に回動させて垂直状態とする。そして、P/S回路基板56をフレーム55の当接面55pに当接させ、爪55nに係合させてZ方向の位置を決め、位置決め穴56a,56bをフレーム55の位置決めピン55a,55bに挿入する。
【0074】
上記P/S回路基板56の挿入状態では、上記フレーム55の位置決めピン55a,55bと位置決め穴56a,56bとは、前述したようにX,Y平面(基板面)の全方向にがたあるので、P/S回路基板56は、X,Y平面上で所定量移動可能な仮保持状態となる。
【0075】
なお、上記P/S回路基板56の仮保持状態で電池室からのリード線のコネクタ103をP/S回路基板56のコネクタ104に接続させておく。
【0076】
上記P/S回路基板56の仮保持挿入後、上記撮像光学系ブロック91をフレーム55に取り付ける。
【0077】
続いて、M回路基板81を上記P/S回路基板56に被せた状態で装着する。その場合、位置決め穴81a,長穴81cにフレーム55の位置決めピン55f,55jを挿入し、同時にコネクタ101をP/S回路基板56のコネクタ102に嵌合させる。その状態でビス134,135をビス挿通穴81b,81dを挿通させ、フレーム55のネジ穴55g,55iに螺着してM回路基板81を固定し、固着状態とする。そのとき、フレーム55,メディアスロット87,ストロボ発光部60等の相対位置関係を確認しながらM回路基板81を固定する。
【0078】
上記M回路基板81の固定時にコネクタ101に対してコネクタ102を嵌合させ、結果的にP/S回路基板56が最終的に位置決めされる。この位置決め状態でビス132をM回路基板81の切り欠き81eからビス挿通穴56cを挿通させ、フレーム55のネジ穴55cに螺着してP/S回路基板56をフレーム55に固定する。
【0079】
上記M回路基板81、および、P/S回路基板56をフレーム55に固定後、ストロボ発光部本体58をフレーム55のストロボ発光部係止部55qに係止させてストロボ発光部60を取り付ける。
【0080】
上記レリーズスイッチブロック77は、図5に示すようにレリーズスイッチFPC(以下、RSW用FPCと記載する)75と、レリーズ釦ユニット(以下、R釦ユニットと記載する)71とを有してなる。このレリーズスイッチブロック77は、上記フレーム55上面部の円筒凹形状のスイッチ装着部55wに装着される。
【0081】
上記RSW用FPC75は、円板形状を有し、その円板部中央に2段動作のレリーズスイッチ部(以下、RSW部と記載する)76が実装される。また、外方に延出した先端部にコネクタ部119を有している。
【0082】
上記R釦ユニット71は、R釦11と、釦支持体72と、釦付勢バネ73とからなり、上記釦支持体72は、R釦規制部材であって、R釦11をY方向に移動可能に支持し、かつ、その移動量を規制する部材である。上記釦付勢バネ73は、R釦11を上方に付勢する円錐圧縮バネからなる弾性部材である。
【0083】
上記R釦11は、図13,14に示すように中央部にスイッチ押圧用突起11aと、突起11aと同方向に延びる2本の脚部に設けられる係止爪部11dと、外周部に段差部11cとを有している。
【0084】
上記釦支持体72は、図13〜16に示すように円筒形状部材であり、貫通穴72aと、挿通穴72cと、円筒部外方突出部72eと、対向する係止突起72dとを有している。なお、上記貫通穴72aは、R釦11の突起11aが嵌合して貫通する。上記挿通穴72cは、R釦11の係止爪部11dを持つ脚部を挿通可能であって、その挿通状態では、上記係止爪部11dによりR釦11の上方への移動量が規制される。係止突起72dは、円筒部外方突出部72eの両側面に設けられる係止手段であって、フレーム55の2つのR釦係止用切り欠き部55w3が係合可能である。
【0085】
上記レリーズスイッチブロック77のフレーム55のスイッチ装着部55wへの装着状態は、図13〜16に示す。但し、図13〜15には、前,後カバーを組み付けた状態も併せて示されている。
【0086】
上記レリーズスイッチブロック77は、フレーム55に装着するに際してR釦11と釦支持体72とをR釦ユニット71としてユニット化する。すなわち、釦付勢バネ73をR釦11と釦支持体72の間に介在させた状態で、R釦11の係止爪11dを釦支持体72の挿通穴72cに通し、上記係止爪部11dが釦支持体72に係止させるとR釦ユニット71が完成する。R釦ユニット71のR釦11は、釦支持体72に対して釦付勢バネ73の付勢力で上方に付勢されており、下方に所定ストローク押圧操作可能である。
【0087】
一方、RSW用FPC75は、図5,14に示すようにフレーム55のスイッチ装着部55wの底面部に位置決めピン55w1,55w2によって回転止めされた状態で配置する。そのとき、コネクタ部119は、開口部55xを介して外部に露呈される。
【0088】
そこで、R釦ユニット71をフレーム55のスイッチ装着部55wに挿入して、釦支持体72の底面72bを上記RSW用FPC75の上面に当接させる。そのとき、釦支持体72の係止突起72dが弾性変形によりフレーム55の2つのR釦係止用切り欠き部55w3に係合状態となる。この係合状態ではR釦ユニット71がRSW用FPC75と共にフレーム55のスイッチ装着部55wに着脱自在に保持された状態である。
【0089】
この状態ではR釦11を押圧操作すればRSW76をオンオフすることができる。しかし、意識的に取り外そうとすれば取り外すことができる仮り組み状態のハンドリング可能な状態である。
【0090】
上述のように撮像光学系ブロック91,電源/ストロボ回路ブロック92,メイン回路ブロック93と、レリーズスイッチブロック71をフレーム55に組み付け、さらに、対応する各コネクタを接続すると、撮像記録処理ユニット32が部分組み立てユニットとして完成する。
【0091】
なお、上記撮像記録処理ユニット32の部分組み立て状態で各対応するコネクタ同士を接続させる。すなわち、コネクタ103とコネクタ104、コネクタ105とコネクタ106、コネクタ107とコネクタ108、コネクタ109とコネクタ110、コネクタ111とコネクタ112、コネクタ113とコネクタ114、コネクタ115とコネクタ116、コネクタ117とコネクタ118、コネクタ119とコネクタ120をそれぞれ接続させる。
【0092】
次に、上述した構成部材の最終組み立てについて説明する。
上記部分組み立てが完了した撮像記録処理ユニット32を挟んだ状態で上記前カバー2と、スイッチ/表示装置ユニット31が組み付けられた上記後カバー3とを前後方向から接合させる。その接合状態では、前カバーの溝部2kにフレーム55の突起部55z5を嵌合させ、同時に後カバー3の外周の凹部3z4に前カバー2の凸部2zを嵌入させる(図9参照)。そして、フレーム55に装着されているR釦ユニット71のR釦11およびスイッチ装着部(壁部)55wを前カバー2のR釦用開口部2mと後カバー3のR釦用開口部3gとで挟んだ状態で上記前,後カバー2,3は接合される(図14参照)。
【0093】
上記接合状態のもとで2本のビス136を前方から挿通穴2f,2gを挿通させ、さらに、フレーム55の切り欠き55s,挿通穴55tを挿通させて後カバー3のネジ穴3qと3rに螺着する。一方、背面側からビス137を後カバー3の挿通穴3u、さらに、フレーム55の挿通穴55uを挿通させて前カバー2のネジ穴2hに螺着させる。また、底面側からビス138を後カバー3の挿通穴3vと前カバー2の挿通穴2iとを挿通させ、フレーム55のネジ穴55vに螺着させる。同時に底面側からビス139を後カバー3の挿通穴3wと前カバー2の挿通穴2jとを挿通させ、三脚ネジブロック28のネジ穴28aに螺着させる。
【0094】
上記ビス136,138等の螺着により前カバー2と後カバー3とは、フレーム55を覆った状態で接合固定され、電子カメラ1として組み立てが終了する。
【0095】
上述した前カバー2,後カバー3が装着された組み立て状態では、ストロボコンデンサ57は、図9に示すようにZ方向に関しては、フレーム55のストロボコンデンサ室55mの壁部(規制部)と後カバー3のZ方向内壁部(規制部)3z1とで挟まれ、わずかな隙間、あるいは、隙間のない状態で保持される。一方、Y方向に関してもフレーム55のストロボコンデンサ室55mの壁部(規制部)と後カバー3のY方向内壁部(規制部)3z2とで挟まれ、わずかな隙間、あるいは、隙間のない状態で保持される。したがって、ストロボコンデンサ57の全方向の変位は規制され、あばれ(振動)も抑えられる。
【0096】
また、前カバー2,後カバー3が装着された状態では、図13,14に示すようにR釦11は、前カバー2,後カバー3の凹部2m,3gに位置しており、R釦11は、下方向に押圧操作が可能である。そして、釦支持体72の外周上面部が前カバー2,後カバー3の段部2m1,3g1によって上方への移動を規制された状態に保持されることから、R釦11を含むR釦ユニット71の上方への外れが防止される。
【0097】
上述のように組み立てられた電子カメラ1において、操作スイッチ釦17,18等を操作して、LCD表示部46の表示画面を観察しながら撮影モード等の設定を行うことができ、また、R釦11の押圧操作に基づき、撮像光学系ブロック91にて測光,フォーカシング,撮像が実行され、M回路基板81上のメモリ部、または、装填されている画像記録メディアへの撮像データの記録を行うことができる。
【0098】
上述した電子カメラ1によれば、LCD表示部46とSW回路基板42を単一部材の導電支持板50で覆い、当接した状態で支持する。したがって、後カバー3の表示用開口部に露呈するLCD表示部46に発生した静電気は、SW回路基板42のアースラインを通してM回路基板81のアース部に流れるので上記静電気による回路部材の破壊等が防止される。
【0099】
また、LCD表示部46に発生する高周波雑音も上記導電支持板50により効果的にシールドすることができる。上記LCD表示部46には、すでにシールド板49が適用されているがそのシールド効果を上記導電支持板50によりさらに増すことができる。
【0100】
また、導電支持部材50には、リード線を保持するリード線押さえ部50qが設けられているので部品点数を減らすことができる。
【0101】
また、LCD表示部46とSW回路基板42とが単一の導電支持板50で支持して後カバー3に固定することができので、取り付けが容易になり、構造も簡単になる。
【0102】
さらに、導電支持部材50に設けた複数の凸部50hをSW回路基板42に実装されるスイッチ部121,122等の裏面部位に当接させている。したがって、操作釦により上記スイッチ部121,122等が押圧されたとしても、その押圧力を上記凸部50hで受けるのでSW回路基板42の変形、または、変位が防止される。
【0103】
次に、上記電子カメラのストロボコンデンサ組み込み構造の変形例について説明する。
図17は、上記ストロボコンデンサ組み込み構造の変形例における撮像記録処理ユニット部を示す図であって、P/S回路基板56組み込み直前の状態を示す正面配置図である。図18は、図17のJ−J断面図である。
【0104】
上記変形例においては、図17に示すようにフレーム55′にストロボ発光部係止部55qが設けられていない。したがって、ストロボコンデンサ実装済みのP/S回路基板56をフレーム55′に組み込む場合、図17,18に示すようにP/S回路基板56を水平に保つ。ストロボコンデンサ57をフレーム55′のストロボ室55mに上方からS2 方向に挿入する。挿入後、P/S回路基板56をR2 方向に90°回転させると、P/S回路基板56は、フレーム55′上にがたのある仮保持位置にセットすることができる。
【0105】
本変形例によれば、ストロボコンデンサ実装済みのP/S回路基板56をフレーム55′の所定位置に極めて簡単に挿入することができる。
【0106】
なお、前記実施形態の電子カメラ1に示した操作スイッチ/表示装置ユニット31のスイッチ操作部材41とLCD表示部46の配置関係は、前記実施形態の配置に限らず、スイッチ操作部材41がLCD表示部46の右側位置、あるいは、上下位置に配置されている場合でも同等の構成を適用して同等の効果を得ることができる。
【0107】
また、上記実施形態、または、変形例は、撮像素子を用いる電子カメラに適用したものであるが、銀塩カメラ、あるいは、他の電子機器に対しても同様の構造を適用することが可能である。
【0108】
【発明の効果】
上述のように本発明の請求項1記載の電子機器は、表示ユニットに帯電する静電気を操作スイッチが実装される回路基板のアース部に逃がすために表示ユニットおよび回路基板を同一導電部材で支持するように構成することにより部品点数を減らすことができ、コスト面で有利となる。
【0109】
本発明の請求項2記載の電子機器は、請求項1記載の電子機器の効果に加えて、さらに、強い力が掛かる操作部分を変形することなく支持できるので、強度的に有利である。
【0110】
本発明の請求項3記載の電子機器は、請求項1、または、2記載の電子機器の効果に加えて、さらに、導電部材をリード線の移動を規制する部材としても兼用することができ、さらに、部品点数を減らせるのでコスト面で有利となる。
【0111】
本発明の請求項4記載の電子機器は、請求項1乃至3記載の電子機器の効果に加えて、さらに、表示ユニットのノイズをシールドする部材として兼用できる。また、シールド部材を有する表示ユニットに適用すると、さらなるシールド効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の電子機器である電子カメラの前面側から見た外観を示す斜視図。
【図2】上記図1の一実施形態の電子カメラの背面側から見た外観を示す斜視図。
【図3】上記図1の一実施形態の電子カメラを構成ずる操作スイッチ/表示部と、撮像記録処理ユニットと前,後カバーの分解斜視図。
【図4】上記図1の一実施形態の電子カメラにおける操作スイッチ/表示部の分解斜視図。
【図5】上記図1の一実施形態の電子カメラにおける撮像記録処理ユニットの一部の分解斜視図。
【図6】上記図1の一実施形態の電子カメラにおける撮像記録処理ユニットの他の一部の分解斜視図。
【図7】図3のC−C断面図。
【図8】図3のD−D断面図。
【図9】図1のA−A断面図。
【図10】図1の一実施形態の電子カメラの撮像記録処理ユニットを構成する各部材の配置を示す図。
【図11】図10のE矢視図。
【図12】図10のF矢視図。
【図13】図1のB−B断面図。
【図14】図13のG−G断面図。
【図15】図14のH矢視図。
【図16】図15のI−I断面図。
【図17】上記図1の電子カメラのストロボコンデンサ組み込み構造に対する変形例を採用した撮像記録処理ユニット部を示す図であって、P/S基板組み込み準備状態を示す正面配置図。
【図18】図17のJ−J断面図。
【符号の説明】
2 ……前カバー(外装体)
3 ……後カバー(外装体)
3b,3c
……操作用開口部
3d……表示用開口
17,18,19,20,21,22
……操作釦(操作部材)
42 ……操作スイッチ基板(回路基板)
42f……アース部
47 ……LCD(表示ユニット)
50 ……導電支持板(導電部材)
50a……LCD表示部支持部
(導電部材の第一の部位)
50b……操作スイッチ基板支持部
(導電部材の第二の部位)
50q……リード線押さえ部
(導電部材の第三の部位)
121,122
……スイッチ部(操作スイッチ)

Claims (4)

  1. 表示ユニットの表示面を露呈させる表示用開口部と操作部材を露呈させる操作用開口部とを有する外装体と、
    上記表示用開口部にて上記表示面を露呈するように配置された上記表示ユニットと、
    上記外装体内において、上記操作用開口部にて露呈される上記操作部材により作動可能に設けられた操作スイッチと、
    上記操作スイッチが実装され、該操作スイッチが上記操作用開口部にて露呈される上記操作部材に対応して配置されるように配設された回路基板と、
    上記表示ユニットの表示面とは反対側の面を支持する第一の部位と、上記回路基板における上記操作スイッチが実装された面とは反対側の面を支持する第二の部位とからなり、該第二の部位は、少なくとも上記回路基板のアース部と接触するように形成された導電部材と、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  2. 上記導電部材の第二の部位は、上記回路基板における操作スイッチが実装された部位の反対側の部位を支持するように形成されていることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 上記導電部材は、電気的接続を行うためのリード線の移動を規制する第三の部位を形成してなることを特徴とする請求項1、または、2記載の電子機器。
  4. 上記導電部材の第一の部位は、上記表示ユニットの表示面との反対側の面を全体的に覆うように形成されてなることを特徴とする請求項1乃至3記載の電子機器。
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