JP2002258376A - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ

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JP2002258376A
JP2002258376A JP2001058915A JP2001058915A JP2002258376A JP 2002258376 A JP2002258376 A JP 2002258376A JP 2001058915 A JP2001058915 A JP 2001058915A JP 2001058915 A JP2001058915 A JP 2001058915A JP 2002258376 A JP2002258376 A JP 2002258376A
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JP
Japan
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strobe
circuit board
electric board
frame
electronic camera
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Withdrawn
Application number
JP2001058915A
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English (en)
Inventor
Kaoru Kaneko
薫 金子
Toshikatsu Shiozaki
聡克 塩崎
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】組み立て性がよく、部品の保持も確実であるス
トロボ装置を備えた電子カメラを提供すること。 【解決手段】この電子カメラは、ストロボ装置を内蔵し
ており、ストロボ発光チャージ用コンデンサ57が電源
/ストロボ回路基板56に実装された状態でフレーム5
5に組み込まれるものであって、フレーム55には、上
記コンデンサ57が収納されるストロボ室55mが設け
られている。上記ストロボ室55mは、カメラ上面部に
左右方向に沿って配置され、コンデンサ57の前方向と
下方向の移動を規制する壁部を有しており、カメラ外装
用の後カバー3を装着することによりコンデンサ57の
上面方向と背面方向の移動が規制され、コンデンサ57
の振動を防ぎ、接続部の断線が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストロボ装置を内
蔵する電子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から撮影画像をデジタルデータとし
て記録するカメラである電子カメラには常に小型化が要
求されている。そのカメラ内部は、電気的処理を行うた
めの電気基板(回路基板)および電気部材が配置され、
その占有体積も大きい。したがって、電気基板の面積自
体をできるだけ小さくすることは当然であり、また、複
数枚の電気基板を効率よく配置する必要がある。特にス
トロボ装置内蔵の電子カメラにおいては、ストロボ発光
チャージ用コンデンサであるストロボコンデンサの配置
は、カメラの形状に大きく影響する。
【0003】従来、電子カメラ内部の構成部材の配置に
関して提案されたものとして特開平11−355626
号公報に開示された電子カメラでは、ストロボコンデン
サをカメラ本体の底部に横向きに配置した構造が採用さ
れている。また、特開2000−250104号公報に
開示されたものでは、ストロボコンデンサとストロボ回
路基板とが共にカメラ本体の左側(前面側から見て)の
グリップ部内に配置されている。さらに、特開2001
−8075号公報に開示の電子カメラでは、ストロボコ
ンデンサは、メイン基板に沿った状態で撮影レンズの下
方位置に配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開平11−355626号公報や特開2000−2
50104号公報、また、特開2001−8075号公
報等に開示の電子カメラにおいては、内蔵される電気基
板とストロボコンデンサの組み立て性やストロボコンデ
ンサの支持状態に関して必ずしも十分な考慮がなされて
いるとはいえない。
【0005】電子カメラ、特にストロボ装置を内蔵する
ものにおいては、電気基板やストロボコンデンサの配置
や組み立て性について以下の要件を満足させることが要
求される。すなわち、 (1)電気基板やストロボコンデンサの組み立てが容易
であること。 (2)カメラ外部の振動や衝撃による影響を受けないよ
うに各部品が内部で確実に保持されていること。特にス
トロボコンデンサのような重い部品に振動が加わると共
振等が生じ、リード線が断線するおそれがあるので確実
な保持構造が必要である。 (3)電気基板は、ストレスが加わらないように保持さ
れていること。電子カメラにおいては、小型化のために
高密度の実装がなされている。したがって、配線パター
ンも極めて細くなっており、外部よりでき基板にストレ
スが作用するとパターンの断線や実装部品の剥離等が生
じるおそれがある。したがって、電気基板を強固に保持
する必要がある。
【0006】本発明は、上述の問題点を解決するために
なされたものであり、ストロボ装置を備えた電子カメラ
において、組み立て性がよく、部品の保持も確実である
電子カメラを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
電子カメラは、ストロボ装置を備えた電子カメラにおい
て、本体部と上記本体部の端部に設けられる実装用のリ
ード線とを備えたストロボコンデンサと、上記ストロボ
コンデンサが上記本体部を突出させ、かつ、片持ちの状
態にて実装された電気基板と、上記電気基板が取り付け
られるものであって、上記電気基板を保持する保持部、
および、上記ストロボコンデンサの本体部側面の特定方
向への移動を規制する壁部を有するフレームと、上記電
子カメラ内部を保護するための外装カバーと、上記外装
カバー内部に設けられたものであって、上記ストロボコ
ンデンサが上記壁部により規制されている方向以外の方
向の側面を覆うように近接する規制部とを備え、上記ス
トロボコンデンサが上記壁部および上記規制部によって
カメラ内部での位置が拘束される。
【0008】本発明の請求項2記載の電子カメラは、請
求項1記載の電子カメラにおいて、上記ストロボコンデ
ンサは、本体部側面が上記電気基板の面に平行になるよ
うに実装され、上記電気基板は、その片面が開放される
ように上記フレームに取り付けられ、上記壁部は、上記
ストロボコンデンサの電気基板の開放されている方向お
よび上記開放方向に垂直な方向で上記ストロボコンデン
サ本体部側面を規制するように上記フレームに設けられ
ており、上記電気基板は、上記ストロボコンデンサを上
記壁部による規制のない方向から上記壁部に当接させ、
当接させられた状態でストロボコンデンサを略中心とし
て回動するようにして、上記電気基板を保持する電気基
板保持部まで移動させられて上記フレームに対して取り
付けられる。
【0009】本発明の請求項3記載の電子カメラは、請
求項2記載の電子カメラにおいて、上記電気基板を第一
の電気基板とし、さらに、別の電気基板であって、上記
第一の電気基板を覆うように上記フレームに取り付けら
れ、上記第一の電気基板に実装されたコネクタに対して
直接接続可能なコネクタが実装された第二の電気基板を
備えており、上記電気基板保持部は、上記コネクタ接続
後に上記第一の電気基板をネジで締結するための保持部
と、上記コネクタ接続時に上記第一の電気基板の面内の
移動を所定以下に制限するための仮保持部とを有する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1,2は、本発明の一実施形態の
電子カメラの外観を示す斜視図であって、図1は、前面
側から見た斜視図であり、図2は、背面側から見た斜視
図である。図3は、上記電子カメラを構成する操作スイ
ッチ/表示装置ユニットと、撮像記録処理ユニットと
前,後カバーの分解斜視図である。図4は、上記操作ス
イッチ/表示装置ユニットの分解斜視図である。図5
は、撮像記録処理ユニットの一部の分解斜視図、図6
は、撮像記録処理ユニットの他の一部の分解斜視図であ
る。図7は、図3のC−C断面図であって、操作スイッ
チ部の組み付け状態を示す。図8は、図3のD−D断面
図であって、LCD表示部の組み付け状態を示す。図9
は、図1のA−A断面図であって、ストロボコンデンサ
の収容状態を示す。図10は、上記撮像記録処理ユニッ
トを構成する各部材の配置を示す図である。図11は、
図10のE矢視図である。図12は、図10のF矢視図
である。図13は、図1のB−B断面図であって、レリ
ーズスイッチ部の断面を示す。図14は、図13のG−
G断面図である。図15は、図14のH矢視図である。
図16は、図15のI−I断面図である。
【0011】なお、以下の説明において、電子カメラの
撮影レンズ光軸O1 (後述)と平行な前後方向(Z方向
とする)は、被写体側(前面側)を前方、背面側を後方
とし、光軸O1 と垂直な左右方向(X方向とする)は、
被写体側からみたときの方向で示し、光軸O1 と垂直な
上下方向(Y方向とする)は、レリーズ釦(後述)側を
上方向として示す。
【0012】また、後述する前,後カバーやフレームに
設けられるネジ穴,ビス挿通穴,位置決めピンの方向が
Z方向に沿っているものについては、その方向は、明記
しない。
【0013】また、図3において、符号a1 〜a5 は、
ビス挿通位置と方向を示しており、同一の符号は、同一
のビスの挿通方向と位置を示している。
【0014】本実施形態の電子カメラ1は、主に前カバ
ー2と、後カバー3と、モード設定操作やモニタ表示を
行う操作スイッチ/表示装置ユニット31と、撮像,記
録を行う撮像記録処理ユニット32とで構成される(図
3参照)。
【0015】上記電子カメラ1の外観上の配置から説明
すると、図1,2に示すようにカメラ前面側の外装体で
ある前カバー2上に開閉移動可能なレンズバリア4と、
撮影レンズ63のためのレンズ開口部2aと、ファイン
ダ開口部2bと、ストロボ発光部12と、セルフタイマ
表示部13とが配置されている。前カバー2の左側面に
は、支持部2cにより回動開閉可能に支持されるメディ
アスロット蓋6が配置されている。
【0016】上記電子カメラ1の背面側の外装体である
後カバー3上には、グリップ部3yとファインダ接眼窓
15と、操作用開口に配設されるスイッチ操作部材41
と、LCD表示部46のための表示用開口3dとが配置
されている。上記スイッチ操作部材41は、メニュー選
択釦21,LCD表示オンオフ操作釦22,テレおよび
ワイド操作兼用の十字キーである上下操作釦17,18
およびストロボ撮影モード選択およびマクロ撮影モード
選択操作兼用の十字キーである左右操作釦19,20か
らなる。後カバー3の右側面の端子開口部にDC−IN
プラグ24,ビデオ出力端子部25,USB端子部26
が配置されている。それらの端子部は、端子部蓋27に
より開閉可能になっている。
【0017】さらに、前カバー2,後カバー3のカメラ
上面側には、測距,測光処理と撮影実行を指示する2段
動作のレリーズ釦(以下、R釦と記載する)11のみが
配置されている。
【0018】図3に示すように上記電子カメラ1におい
ては、操作スイッチ/表示装置ユニット31と撮像記録
処理ユニット32が前カバー2と後カバー3により覆わ
れた状態で収容される。
【0019】上記前カバー2には、上述したようにその
前面部にレンズ開口部2a,ファインダ開口部2bが設
けられ、また、ストロボ開口部2c,セルフタイマ開口
部2d,開閉可能なレンズバリア4などが設けられ、左
側には記録メディアを挿脱するための開閉可能なメディ
アスロット蓋6が配置されている。
【0020】さらに、前カバー2の上面部であって、後
カバー3との接合部に半月凹形状のR釦用開口部2mが
設けられている。上記開口部2mの内側には、段部2m1
が設けられている(図14参照)。
【0021】前カバー2の左方部にビス挿通穴2f,2
gと、Y方向に沿ったビス挿通穴2i,2jとが設けら
れている。前カバー2の下端部にX方向に延びる係合用
溝部であってフレーム55の凸部55z5(図5参照)と
の係合溝部2kが設けられている。
【0022】上記後カバー3には、背面部にファインダ
接眼部開口3aと、スイッチ操作部材41の各操作釦が
挿入される2つの釦用開口(操作用開口)である3b、
および、互いに対向して配置される4つの釦用開口(操
作用開口)3cと、表示用開口3dが設けられている。
左方部にはグリップ部3yと、メディアスロット開口切
り欠き部3z3が設けられている。右方端部には、上述し
たDCINプラグ24,ビデオ出力端子部25,USB
端子部26のための3つの開口部3xが配されている。
また、上記表示用開口3dの内面側の四隅にはLCD表
示部46の位置決めガイド部3eが設けられている。
【0023】上記後カバー3の底面部には、その左方部
に開閉可能な電池蓋5が配置されており、中央寄りに三
脚ネジブロック28が配置されている。さらに、後カバ
ー3の上面部のグリップ部3y近傍の前カバー2との接
合部には、半月凹形状のR釦用開口部3gが設けられて
いる。上記開口部3gの内側には、段部3g1が設けられ
ている(図13参照)。なお、後カバー3の上記電池蓋
5の上方部は、電池収納室3fとなっている。
【0024】また、上記後カバー3の背面部の釦開口3
b,3c,表示用開口3d周りの内部には、位置決めピ
ン3h,3iおよび各ボス上にビス用ネジ穴3k,3
m,3n,3pが配されている。また、後カバー3の右
上方部にビス挿通穴3uが配され、左方部にボス上のビ
ス用ネジ穴3q,3rが配されている。さらに、上記後
カバー3の底面部には、Y方向に沿ったビス挿通穴3
v,3wが設けられている。
【0025】上記操作スイッチ/表示装置ユニット31
は、図4にも示すようにスイッチ操作部材(操作部材)
41と、回路基板である操作スイッチ回路基板(以下、
SW回路基板と記載する)42と、LCD表示部46
と、金属板製の導電部材である導電支持板50とからな
る。
【0026】上記スイッチ操作部材41は、2つの円板
形状の操作釦21,22と、4つの台形形状の操作釦1
7,18,19,20とが平面状に配置された樹脂成形
部材であって、それぞれの操作釦は、3/4円環状の基
部41cに対して弾性変形可能な細い腕部で連結されて
いる。上記各操作釦の内部中央には、後述するスイッチ
部を押圧可能なピン17a,18a等が設けられてい
る。また、上記基部41cには、その外周部に2つの位
置決め穴41a,41bが設けられている。上記各操作
釦は、上記後カバー3の釦開口3b,3cにそれぞれ挿
入可能である。
【0027】上記SW回路基板42には、位置決め用ピ
ン穴42b,42dと、固定用ビス挿通穴42aと、後
カバー3のネジ穴用ボスの逃げ用切り欠き42c,42
eとが設けられている。さらに、上記SW回路基板42
の実装面側(組み付け状態でカメラ背面側となる)に
は、図7の断面図に示すように弾性変形可能な被押圧部
121a,122aをもつスイッチ部121,122、
および、図示しない他のスイッチ部等からなるスイッチ
群とが実装されている。
【0028】上記SW回路基板42に実装される上記ス
イッチ部121,122等は、図7に示すように組み付
け状態で上記操作釦17,18等に対向した位置に実装
される。なお、上記スイッチ部121,122および図
示しない他のスイッチ部は、それぞれテレ操作スイッ
チ、ワイド操作スイッチ、および、ストロボ撮影モード
選択スイッチ,マクロ撮影モード選択スイッチ,メニュ
ー選択スイッチ,LCD表示オンオフスイッチ等であ
る。
【0029】上記SW回路基板42の実装面の裏面側に
は、ビス挿通穴42aの周囲にアース導電パターン部4
2fが配される。上記アース導電パターン部42fは、
SW回路基板42のアース部に導通している。このアー
ス部は、組み立て状態でFPCコネクタ111等を介し
て後述するメイン回路基板81(以下、M回路基板と記
載する)のアース部に接続される。
【0030】さらに、上記SW回路基板42の右端部に
は、DC−INプラグ24,ビデオ出力端子部25,U
SB端子部26が実装されている。
【0031】上記SW回路基板42からは、コネクタ1
11が付されたフレキシブルプリント基板(以下、FP
Cと記載する)が導出している。さらに、上記SW回路
基板42からDC−INコネクタ部24のリード線が導
出され、その先端にコネクタ107が設けられている。
【0032】上記LCD表示部46は、図8の断面図に
も示すようにLCD(液晶表示ユニット)47と、LC
D47の裏側に配される拡散板48a付きバックライト
48と、表示面以外を覆う金属製シールド板49とから
なる。
【0033】LCD表示部46のLCD47の表示面
は、装着時、後カバー3の表示用開口3dより外面に露
呈される。また、上記LCD47よりFPCコネクタ1
13付きFPCが導出している。同様に上記バックライ
ト48の基板部よりコネクタ109付きのリード線が導
出している。
【0034】上記導電支持板50は、図4に示すように
LCD表示部46の背部を押さえて支持する第一の部位
のLCD支持部50aと、SW回路基板42およびスイ
ッチ操作部材41を支持する第二の部位であるスイッチ
支持部50bとが一体の金属板で形成されてなる。
【0035】上記LCD支持部50aは、LCD表示部
46の表示面以外、あるいは、表示面の裏面を覆った状
態で形成される。そして、中央部にLCD表示部46側
へ折り曲げられた弾性変形可能な上下2つの舌部50n
を有し、左端部に上下2つのビス挿通穴50iが設けら
れている。また、下方には、上記LCD47より導出す
る上記FPCをガイドする押さえ部50pが設けられて
いる。
【0036】なお、上記舌部50nは、組み付け状態で
LCD表示部46の表示面の反対側のシールド板49の
背面に当接してLCD表示部46を支持する。したがっ
て、上記LCD支持部50aは、上記LCD47を囲む
上記シールド板49に対して電気的に導通する。
【0037】上記スイッチ支持部50bには、SW回路
基板42側へ突出する中央の凸部50d上にビス挿通穴
50cと、他の凸部上にビス挿通穴50f,ピン穴50
eとが設けられている。上記凸部50dは、組み付け状
態でSW回路基板42上のアース導電パターン部42f
に接触する(図7参照)。
【0038】さらに、上記スイッチ支持部50bの右方
端部側には、2つのビス挿通穴50mと、左方側に2つ
のビス挿通長穴50jとピン穴50kが設けられてい
る。
【0039】またさらに、上記スイッチ支持部50bに
は、SW回路基板42のスイッチ実装面の裏面に当接可
能なように突き出した10箇所の凸部50hが設けられ
ている。この凸部50hの10箇所うちの6箇所は、上
記SW回路基板42上のスイッチ部121,122およ
び他のスイッチ部の実装部位の裏面位置に当接する(図
7参照)。したがって、操作釦17,18等が押圧操作
され、対応するスイッチ121,122等が押圧された
とき、その押圧力によるSW回路基板42の変形は、上
記凸部50hにより阻止される。なお、上記当接位置は
非導電部とする。
【0040】さらに、上記スイッチ支持部50bには、
下方に突出する第三の部位であるリード線押さえ部50
qが設けられている。そのリード線押さえ部50qは、
プラスチック製チューブ51で被覆されているので、近
傍を通過するリード線、すなわち、SW回路基板42や
上記バックライト47の基板部より導出されるリード線
を上記リード線押さえ部50qにより保持することがで
きる。
【0041】上記操作スイッチ/表示装置ユニット31
を後カバー3の内部に取り付ける場合は、スイッチ操作
部材41の各操作釦21,22,17,18,19,2
0をそれぞれ対応する後カバー3の釦開口3b,3c等
にカバー内側から挿入する。そのとき、スイッチ操作部
材41の位置決め穴41a,41bに後カバー3の位置
決めピン3i,3hを挿入させる。
【0042】続いて、上記操作釦の挿入状態でSW回路
基板42の位置決め穴42b,42dに後カバー3の位
置決めピン3i,3hを挿入させる。さらに、切り欠き
42c,42e等を後カバー3のネジ部3k,3n等の
ボス部を挿通させながらスイッチ操作部材41の上方に
嵌め込む。
【0043】一方、LCD表示部46を後カバー3の位
置決めガイド部3e内の表示用開口3d上に嵌め込む。
そこで、導電支持板50のLCD支持部50aをLCD
表示部側に、スイッチ支持部50bをスイッチ回路基板
側に当て付けて取り付ける。
【0044】上記導電支持板50の当て付け状態にて、
2本のビス130をビス挿通穴50fおよび50cを挿
通させ、後カバー3のネジ穴3k,3jに螺着する。同
時に6本のビス131をビス挿通穴50iや50m等を
挿通させ、後カバー3のネジ穴3p,3m等に螺着す
る。
【0045】上記ビスによる螺着取り付け状態では、上
記導電支持板50を介してSW回路基板42が後カバー
3に固着され、同時に上記各操作釦21,17等が釦開
口3b,3c内で押圧可能な状態で支持される(図7参
照)。同時に上記導電支持板50を介してLCD表示部
46は、その表示面を表示用開口3dから露呈した状態
で後カバー3に固着される(図8参照)。
【0046】上述したように操作スイッチ/表示装置ユ
ニット31を後カバー3の内部の取り付けた状態では、
LCD表示部46のシールド板49は、導電支持板50
に電気的に導通し、さらに、導電支持板50は、凸部5
0dを介してSW回路基板42のアース導電パターン部
42fに導通状態となる。前述したように上記アース導
電パターン部42fは、SW回路基板42のアースパタ
ーンに導通しており、コネクタを介して後述するM回路
基板81のアース部に接続される。
【0047】したがって、LCD表示部46やSW回路
基板42に帯電した静電気は、M回路基板81側に逃が
され、電気部材を静電気による誤動作や破壊から保護で
きる。なお、上記LCD表示部46には、すでにシール
ド板49が適用されており、LCDやバックライトから
の高周波雑音に対してシールドされているが、そのシー
ルド効果を上記導電支持板50によりさらに増すことが
できる。さらには、上記シールド板49を省くことも可
能である。
【0048】上記撮像記録処理ユニット32は、フレー
ム55と、撮像光学系ブロック91と、電源/ストロボ
回路ブロック92と、メイン回路ブロック93と、レリ
ーズスイッチブロック77とからなる。
【0049】上記フレーム55は、撮像光学系ブロック
91,電源/ストロボ回路ブロック92,メイン回路ブ
ロック93,レリーズスイッチブロック77が組み付け
可能な部材であって、底面側と背面側とが開口する電池
室55zが配設されている。
【0050】そして、上記フレーム55の中央上部に
は、前方に突出する形状のストロボ発光部係止部55q
が設けられる。また、上記係止部55qの後方部には、
XY平面に沿った壁面と軸方向がX方向に沿う円弧状の
下方内周壁面とからなる壁部で形成されるコンデンサ室
55mが設けられている。上記コンデンサ室55mは、
上方向と背面方向および右方側は開放状態となってい
る。また、コンデンサ室55mのXY平面に沿った上記
壁面の外側の外方壁部55m0は、M回路基板81の取り
付け当接面となる。
【0051】コンデンサ室55mの外周下方位置には、
後述するP/S回路基板56のZ方向位置規制用の爪5
5nと当接面55pが配置されている。コンデンサ室5
5mの下方の電池室55zの外周面に沿って電池室から
導出されるリード線の係止部55rが配置されている。
【0052】上記フレーム55の左方上面部には、レリ
ーズスイッチブロック77装着用の円筒状壁部からなる
スイッチ装着部55wが設けられている。このスイッチ
装着部55wは、上方に開口し、その外周部は、フレー
ム55前面よりわずかに前方に突出している。その突出
外周部に開口部55xが設けられ、開口部55xに係止
手段であるR釦係止用切り欠き部55w3,55w3が対向
して配置されている。
【0053】さらに、上記フレーム55には、撮像光学
系本体(後述する)62を位置決め、または、固定する
ための位置決めピン55d、および、ネジ穴55eが右
方の撮像光学系本体装着部の上下に設けられている。中
央部には位置決めピン55a,55b、および、ネジ穴
55cが設けられている。上記位置決めピン55a,5
5b、および、ネジ穴55cは、電源/ストロボ回路ブ
ロック92の電源/ストロボ回路基板(以下、P/S回
路基板と記載する)56を保持する電気基板保持部とな
る。但し、上記位置決めピン55a,55bは、P/S
回路基板56の位置決め穴56a,56bにガタのある
状態で嵌合するピンであり、P/S回路基板56をビス
で固定しない状態では、基板面方向であるX,Y平面上
で所定量遊びのある状態で仮保持する仮保持部となる。
なお、P/S回路基板56は、後述するようにM回路基
板81を固定して、直付けコネクタを接続した後、ビス
で固定される。
【0054】またさらに、フレーム55の左右下方位
置,左上方位置にメイン回路ブロック93のM回路基板
81を位置決め、または、固定する位置決めピン55
j,55f、および、ネジ穴55gが設けられる。左端
上下部、または、右方上部には、前,後カバー固着用の
ビスが挿通する切り欠き55s、ビス挿通穴55t,5
5uが設けられている。底面部には、前,後カバー2,
3との固定用のY方向のネジ穴55vが設けられてい
る。
【0055】上記フレーム55の左方下端部には、前カ
バー2の溝2kに嵌入する突起55z5が設けられてい
る。
【0056】上記フレーム55の電池室55zの上部の
電極端子部78からコネクタ103を有するリード線が
導出している。上記リード線は、リード線係止部55r
に係止されて下方に導かれる。
【0057】上記撮像光学系ブロック91は、図5に示
すように撮像光学系本体62と、光軸O1 を有する前群
レンズ部63と、上記被写体光を後群レンズ部側に向け
て反射するミラー部(図示せず)と、光軸O1 と直交す
る光軸O2 を有する後群レンズ部(図示せず)と、撮像
回路基板64と、FPCを介して取り付けられるコネク
タ115と、後述するファインダ光学系ユニット部とを
有してなる。
【0058】なお、上記撮像回路基板64には、撮像素
子のCCD65や撮像信号前処理用IC66が実装され
ており、該回路基板64は、光軸O2 に直交して配置さ
れる。
【0059】また、上記ファインダ光学系ユニット部
は、撮像光学系本体62の上部に配置され、対物ファイ
ンダレンズ67と接眼レンズ部68とファインダ内表示
用ライトガイド部69とを有してなる。
【0060】上記撮像光学系ブロック91においては、
前群レンズ部63により取り込まれる被写体光は、上記
ミラー部で反射され、後群レンズ部を介してCCD65
の結像面に被写体像として結像する。CCD65にて被
写体像は、電気的撮像信号に変換され、撮像前処理IC
66で撮像前処理が施される。上記前群レンズ部63
は、撮像光学系本体62に対して光軸O2 方向に微少距
離だけ進退自在に支持されており、図示しないフォーカ
シング駆動部によりフォーカシング駆動がなされる。
【0061】上記撮像光学系ブロック91をフレーム5
5に装着する場合、撮像光学系本体62の上下の位置決
め穴62aを位置決めピン55dに挿入し、ビス133
を上下のビス挿通穴62bに挿通させ、ネジ穴55eに
螺着して固定する。
【0062】上記電源/ストロボ回路ブロック92は、
回路構成部材が実装される第一の電気基板のP/S回路
基板(電源/ストロボ回路基板)56とリード線を介し
て接続されるストロボ発光部60およびコネクタ105
を有してなる。上記回路基板56には、電源回路部材お
よびストロボ発光制御回路が実装され、さらに、ストロ
ボ発光チャージ用のストロボコンデンサ57と、コネク
タ102,104,108,110とが実装されてい
る。
【0063】上記P/S回路基板56は、フレーム55
の前方から挿入してX,Y面に沿って配置される回路基
板であり、上方位置に突出する部分を有している。そし
て、上記P/S回路基板56の左端は、フレーム55の
電池室右端外面位置まで延びており、右端は、撮像光学
系本62の左端まで延びている。
【0064】上記ストロボコンデンサ57は、上記P/
S回路基板56上方突出部の左側にコンデンサ本体部が
X方向に沿った状態で実装される(図10参照)。そし
て、上記コンデンサ57の回路基板56への実装は、接
続脚部(リード線部材)57aにより片持ち状態で接続
固定される。
【0065】上記P/S回路基板56に実装される上記
コネクタ102は、後述するM回路基板81と対向する
実装面側に実装され、上記M回路基板81に実装される
コネクタ101に対してリード線等を介することなく、
回路基板同士を嵌合させて直接接続される(すなわち、
BOARD TO BOARD 結合)。
【0066】上記ストロボ発光部60は、反射傘を内蔵
する発光部本体58とストロボ発光管59よりなる。発
光部本体58には、フレーム55のストロボ発光部係止
部55qに係合可能な被係止部が設けられている。
【0067】上記メイン回路ブロック93は、回路構成
部材が実装される第二の電気基板のM回路基板(メイン
回路基板)81からなる。
【0068】M回路基板81は、撮像光学系ブロック9
1の配置領域の前方部分を切り欠いた形状を有し、P/
S回路基板56を覆うようにして配置される(図10〜
12参照)。
【0069】さらに、M回路基板81の後面側、すなわ
ち、P/S回路基板56側には、カメラ制御用CPU8
2,圧縮,記録等の画像処理用IC83,ファインダ内
表示用のLED89,上記P/S回路基板56との接続
用コネクタ101などが実装されている。
【0070】またさらに、上記M回路基板81の前面側
には、ブザー部84,バックアップ電池85,バリアス
イッチ部86,メディアスロット87,メディアスロッ
ト蓋開閉検出スイッチ88,コネクタ112,114,
116,118,120などが実装されており、位置決
め穴81a,位置決め長穴81c,ビス挿通穴81b,
81dが設けられている。
【0071】なお、上記LED89は、取り付け状態に
て撮像光学系ブロック91のファインダ内表示用ライト
ガイド部69と対向する位置に配置される。コネクタ1
01は、すでに説明したように上記P/S回路基板56
上のコネクタ102と対向し、直接嵌合して接続可能と
する。
【0072】上記P/S回路基板56とM回路基板81
をフレーム55に取り付けるには、まず、撮像光学系ブ
ロック91、および、M回路基板81の未装着状態であ
り、その前面が開放された状態のもとでP/S回路基板
56をフレーム55に挿入するが、ネジ止めを行わず、
位置決めピンによる基板面方向に遊びのある仮保持状態
とする。
【0073】上記P/S回路基板56をフレーム55に
装着して上述のように仮保持するとき、ストロボコンデ
ンサ57を同時にコンデンサ室55mに挿入する。その
コンデンサ挿入動作は、図9に示すようにP/S回路基
板56をZ方向(光軸O1 方向)に対して角度θaだけ
傾斜させた状態にして、ストロボコンデンサ57を図5
に示すフレーム55の右側のb1 方向からb2 方向に沿
ってコンデンサ室55mに挿入する。
【0074】上記ストロボコンデンサ57挿入後、P/
S回路基板56をフレーム55に対してR1 方向に上記
コンデンサ57を中心に回動させて垂直状態とする。そ
して、P/S回路基板56をフレーム55の当接面55
pに当接させ、爪55nに係合させてZ方向の位置を決
め、位置決め穴56a,56bをフレーム55の位置決
めピン55a,55bに挿入する。
【0075】上記P/S回路基板56の挿入状態では、
上記フレーム55の位置決めピン55a,55bと位置
決め穴56a,56bとは、前述したようにX,Y平面
(基板面)の全方向にがたあるので、P/S回路基板5
6は、X,Y平面上で所定量移動可能な仮保持状態とな
る。
【0076】なお、上記P/S回路基板56の仮保持状
態で電池室からのリード線のコネクタ103をP/S回
路基板56のコネクタ104に接続させておく。
【0077】上記P/S回路基板56の仮保持挿入後、
上記撮像光学系ブロック91をフレーム55に取り付け
る。
【0078】続いて、M回路基板81を上記P/S回路
基板56に被せた状態で装着する。その場合、位置決め
穴81a,長穴81cにフレーム55の位置決めピン5
5f,55jを挿入し、同時にコネクタ101をP/S
回路基板56のコネクタ102に嵌合させる。その状態
でビス134,135をビス挿通穴81b,81dを挿
通させ、フレーム55のネジ穴55g,55iに螺着し
てM回路基板81を固定し、固着状態とする。そのと
き、フレーム55,メディアスロット87,ストロボ発
光部60等の相対位置関係を確認しながらM回路基板8
1を固定する。
【0079】上記M回路基板81の固定時にコネクタ1
01に対してコネクタ102を嵌合させ、結果的にP/
S回路基板56が最終的に位置決めされる。この位置決
め状態でビス132をM回路基板81の切り欠き81e
からビス挿通穴56cを挿通させ、フレーム55のネジ
穴55cに螺着してP/S回路基板56をフレーム55
に固定する。
【0080】上記M回路基板81、および、P/S回路
基板56をフレーム55に固定後、ストロボ発光部本体
58をフレーム55のストロボ発光部係止部55qに係
止させてストロボ発光部60を取り付ける。
【0081】上記レリーズスイッチブロック77は、図
5に示すようにレリーズスイッチFPC(以下、RSW
用FPCと記載する)75と、レリーズ釦ユニット(以
下、R釦ユニットと記載する)71とを有してなる。こ
のレリーズスイッチブロック77は、上記フレーム55
上面部の円筒凹形状のスイッチ装着部55wに装着され
る。
【0082】上記RSW用FPC75は、円板形状を有
し、その円板部中央に2段動作のレリーズスイッチ部
(以下、RSW部と記載する)76が実装される。ま
た、外方に延出した先端部にコネクタ部119を有して
いる。
【0083】上記R釦ユニット71は、R釦11と、釦
支持体72と、釦付勢バネ73とからなり、上記釦支持
体72は、R釦規制部材であって、R釦11をY方向に
移動可能に支持し、かつ、その移動量を規制する部材で
ある。上記釦付勢バネ73は、R釦11を上方に付勢す
る円錐圧縮バネからなる弾性部材である。
【0084】上記R釦11は、図13,14に示すよう
に中央部にスイッチ押圧用突起11aと、突起11aと
同方向に延びる2本の脚部に設けられる係止爪部11d
と、外周部に段差部11cとを有している。
【0085】上記釦支持体72は、図13〜16に示す
ように円筒形状部材であり、貫通穴72aと、挿通穴7
2cと、円筒部外方突出部72eと、対向する係止突起
72dとを有している。なお、上記貫通穴72aは、R
釦11の突起11aが嵌合して貫通する。上記挿通穴7
2cは、R釦11の係止爪部11dを持つ脚部を挿通可
能であって、その挿通状態では、上記係止爪部11dに
よりR釦11の上方への移動量が規制される。係止突起
72dは、円筒部外方突出部72eの両側面に設けられ
る係止手段であって、フレーム55の2つのR釦係止用
切り欠き部55w3が係合可能である。
【0086】上記レリーズスイッチブロック77のフレ
ーム55のスイッチ装着部55wへの装着状態は、図1
3〜16に示す。但し、図13〜15には、前,後カバ
ーを組み付けた状態も併せて示されている。
【0087】上記レリーズスイッチブロック77は、フ
レーム55に装着するに際してR釦11と釦支持体72
とをR釦ユニット71としてユニット化する。すなわ
ち、釦付勢バネ73をR釦11と釦支持体72の間に介
在させた状態で、R釦11の係止爪11dを釦支持体7
2の挿通穴72cに通し、上記係止爪部11dが釦支持
体72に係止させるとR釦ユニット71が完成する。R
釦ユニット71のR釦11は、釦支持体72に対して釦
付勢バネ73の付勢力で上方に付勢されており、下方に
所定ストローク押圧操作可能である。
【0088】一方、RSW用FPC75は、図5,14
に示すようにフレーム55のスイッチ装着部55wの底
面部に位置決めピン55w1,55w2によって回転止めさ
れた状態で配置する。そのとき、コネクタ部119は、
開口部55xを介して外部に露呈される。
【0089】そこで、R釦ユニット71をフレーム55
のスイッチ装着部55wに挿入して、釦支持体72の底
面72bを上記RSW用FPC75の上面に当接させ
る。そのとき、釦支持体72の係止突起72dが弾性変
形によりフレーム55の2つのR釦係止用切り欠き部5
5w3に係合状態となる。この係合状態ではR釦ユニット
71がRSW用FPC75と共にフレーム55のスイッ
チ装着部55wに着脱自在に保持された状態である。
【0090】この状態ではR釦11を押圧操作すればR
SW76をオンオフすることができる。しかし、意識的
に取り外そうとすれば取り外すことができる仮り組み状
態のハンドリング可能な状態である。
【0091】上述のように撮像光学系ブロック91,電
源/ストロボ回路ブロック92,メイン回路ブロック9
3と、レリーズスイッチブロック71をフレーム55に
組み付け、さらに、対応する各コネクタを接続すると、
撮像記録処理ユニット32が部分組み立てユニットとし
て完成する。
【0092】なお、上記撮像記録処理ユニット32の部
分組み立て状態で各対応するコネクタ同士を接続させ
る。すなわち、コネクタ103とコネクタ104、コネ
クタ105とコネクタ106、コネクタ107とコネク
タ108、コネクタ109とコネクタ110、コネクタ
111とコネクタ112、コネクタ113とコネクタ1
14、コネクタ115とコネクタ116、コネクタ11
7とコネクタ118、コネクタ119とコネクタ120
をそれぞれ接続させる。
【0093】次に、上述した構成部材の最終組み立てに
ついて説明する。上記部分組み立てが完了した撮像記録
処理ユニット32を挟んだ状態で上記前カバー2と、ス
イッチ/表示装置ユニット31が組み付けられた上記後
カバー3とを前後方向から接合させる。その接合状態で
は、前カバーの溝部2kにフレーム55の突起部55z5
を嵌合させ、同時に後カバー3の外周の凹部3z4に前カ
バー2の凸部2zを嵌入させる(図9参照)。そして、
フレーム55に装着されているR釦ユニット71のR釦
11およびスイッチ装着部(壁部)55wを前カバー2
のR釦用開口部2mと後カバー3のR釦用開口部3gと
で挟んだ状態で上記前,後カバー2,3は接合される
(図14参照)。
【0094】上記接合状態のもとで2本のビス136を
前方から挿通穴2f,2gを挿通させ、さらに、フレー
ム55の切り欠き55s,挿通穴55tを挿通させて後
カバー3のネジ穴3qと3rに螺着する。一方、背面側
からビス137を後カバー3の挿通穴3u、さらに、フ
レーム55の挿通穴55uを挿通させて前カバー2のネ
ジ穴2hに螺着させる。また、底面側からビス138を
後カバー3の挿通穴3vと前カバー2の挿通穴2iとを
挿通させ、フレーム55のネジ穴55vに螺着させる。
同時に底面側からビス139を後カバー3の挿通穴3w
と前カバー2の挿通穴2jとを挿通させ、三脚ネジブロ
ック28のネジ穴28aに螺着させる。
【0095】上記ビス136,138等の螺着により前
カバー2と後カバー3とは、フレーム55を覆った状態
で接合固定され、電子カメラ1として組み立てが終了す
る。
【0096】上述した前カバー2,後カバー3が装着さ
れた組み立て状態では、ストロボコンデンサ57は、図
9に示すようにZ方向に関しては、フレーム55のスト
ロボコンデンサ室55mの壁部(規制部)と後カバー3
のZ方向内壁部(規制部)3z1とで挟まれ、わずかな隙
間、あるいは、隙間のない状態で保持される。一方、Y
方向に関してもフレーム55のストロボコンデンサ室5
5mの壁部(規制部)と後カバー3のY方向内壁部(規
制部)3z2とで挟まれ、わずかな隙間、あるいは、隙間
のない状態で保持される。したがって、ストロボコンデ
ンサ57の全方向の変位は規制され、あばれ(振動)も
抑えられる。
【0097】また、前カバー2,後カバー3が装着され
た状態では、図13,14に示すようにR釦11は、前
カバー2,後カバー3の凹部2m,3gに位置してお
り、R釦11は、下方向に押圧操作が可能である。そし
て、釦支持体72の外周上面部が前カバー2,後カバー
3の段部2m1,3g1によって上方への移動を規制された
状態に保持されることから、R釦11を含むR釦ユニッ
ト71の上方への外れが防止される。
【0098】上述のように組み立てられた電子カメラ1
において、操作スイッチ釦17,18等を操作して、L
CD表示部46の表示画面を観察しながら撮影モード等
の設定を行うことができ、また、R釦11の押圧操作に
基づき、撮像光学系ブロック91にて測光,フォーカシ
ング,撮像が実行され、M回路基板81上のメモリ部、
または、装填されている画像記録メディアへの撮像デー
タの記録を行うことができる。
【0099】上述した電子カメラ1によれば、前カバー
2,後カバー3の装着状態では、P/S回路基板56に
実装されているストロボコンデンサ57は、X,Y方向
への変位がコンデンサ室55mの壁部と後カバー3の内
壁部3z1,3z2とにより規制されている。したがって、
上記ストロボコンデンサ57を接着したり、別途保持部
材で押さえるなどの処理を必要とせずに固定保持するこ
とができる。そして、電子カメラ1に振動や衝撃が作用
したとしてもストロボコンデンサ57の接続脚部に大き
なストレスが作用せず、断線を防止できる。
【0100】また、形状の大きいストロボコンデンサ5
7が実装されたP/S回路基板56をフレーム55に組
み込む場合、P/S回路基板56を傾けた状態で、一
旦、上記ストロボコンデンサ57をコンデンサ室55m
に挿入してから上記P/S回路基板56を所定の位置ま
で回転させて組み込む。この組み込み動作によって上記
大型ストロボコンデンサ実装済みのP/S回路基板56
を容易にフレーム55に組み込むことができる。なお、
上記ストロボコンデンサ57は、円筒形状に限らず角型
のものであっても同様の上述した挿入,保持構造を適用
できる。
【0101】また、フレーム55に固定して保持される
P/S回路基板56とM回路基板(メイン回路基板)8
1とは、回路基板実装タイプのコネクタ102とコネク
タ101とを直接結合させて接続されるが、M回路基板
81には、メディアスロット87等が実装されており、
その組み込み位置は、外装体である前カバー2,後カバ
ー3に関連してフレーム55に対して位置決めされる。
したがって、その内側のフレーム55に組み込まれる上
記P/S回路基板56の位置は、むしろM回路基板81
側からコネクタ101,102を介して位置決めされる
ことになる。
【0102】そこで、この電子カメラ1においては、M
回路基板81を固定する前の状態では、P/S回路基板
56を基板平面であるX,Y平面上において所定の距離
左右上下に移動できるあそびのある仮保持状態に支持し
ておく。そこで、上記コネクタ101,102を結合さ
せ、M回路基板81をメディアスロット87等を基準に
して位置合わせを行い、フレーム55にビス134,1
35により固定する。その後、P/S回路基板56をフ
レーム55にビス132により固定する。このような回
路基板81,56の固定順序を採用することにより、コ
ネクタ101,102の良好な接続状態のもとでM回路
基板81およびP/S回路基板56をそれぞれ適切な位
置に固定し、M回路基板81およびP/S回路基板56
に不要なストレスを与えることが無いのでパターン断線
等が防止される。
【0103】次に、上記電子カメラのストロボコンデン
サ組み込み構造の変形例について説明する。図17は、
上記ストロボコンデンサ組み込み構造の変形例における
撮像記録処理ユニット部を示す図であって、P/S回路
基板56組み込み直前の状態を示す正面配置図である。
図18は、図17のJ−J断面図である。
【0104】上記変形例においては、図17に示すよう
にフレーム55′にストロボ発光部係止部55qが設け
られていない。したがって、ストロボコンデンサ実装済
みのP/S回路基板56をフレーム55′に組み込む場
合、図17,18に示すようにP/S回路基板56を水
平に保つ。ストロボコンデンサ57をフレーム55′の
ストロボ室55mに上方からS2 方向に挿入する。挿入
後、P/S回路基板56をR2 方向に90°回転させる
と、P/S回路基板56は、フレーム55′上にがたの
ある仮保持位置にセットすることができる。
【0105】本変形例によれば、ストロボコンデンサ実
装済みのP/S回路基板56をフレーム55′の所定位
置に極めて簡単に挿入することができる。
【0106】なお、前記実施形態の電子カメラ1に示し
た操作スイッチ/表示装置ユニット31のスイッチ操作
部材41とLCD表示部46の配置関係は、前記実施形
態の配置に限らず、スイッチ操作部材41がLCD表示
部46の右側位置、あるいは、上下位置に配置されてい
る場合でも同等の構成を適用して同等の効果を得ること
ができる。
【0107】また、上記実施形態、または、変形例は、
撮像素子を用いる電子カメラに適用したものであるが、
銀塩カメラに対しても同様の構造を適用することが可能
である。
【0108】
【発明の効果】上述したように本発明の請求項1記載の
電子カメラによれば、ストロボコンデンサが内部で安定
して保持され、また、ストロボコンデンサの内部で暴れ
ることがないためにストロボコンデンサ接続部断線が防
止される。
【0109】本発明の請求項2記載の電子カメラによれ
ば、請求項1記載の電子カメラの効果に加えて、さら
に、ストロボコンデンサ付き電気基板のフレームへの挿
入、取り付けが容易に行える。
【0110】本発明の請求項3記載の電子カメラによれ
ば、請求項2記載の電子カメラの効果に加えて、さら
に、電気基板取り付け時に第二の電気基板に不要なスト
レスを生じさせることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の電子カメラの前面側から
見た外観を示す斜視図。
【図2】上記図1の一実施形態の電子カメラの背面側か
ら見た外観を示す斜視図。
【図3】上記図1の一実施形態の電子カメラを構成ずる
操作スイッチ/表示装置ユニットと、撮像記録処理ユニ
ットと、前,後カバーの分解斜視図。
【図4】上記図1の一実施形態の電子カメラにおける操
作スイッチ/表示装置ユニットの分解斜視図。
【図5】上記図1の一実施形態の電子カメラにおける撮
像記録処理ユニットを構成するフレーム,撮像光学系ブ
ロック,電源/ストロボ回路ブロックの分解斜視図。
【図6】上記図1の一実施形態の電子カメラにおける撮
像記録処理ユニットを構成するメイン回路ブロックの分
解斜視図。
【図7】図3のC−C断面図。
【図8】図3のD−D断面図。
【図9】図1のA−A断面図。
【図10】図1の一実施形態の電子カメラの撮像記録処
理ユニットを構成する各部材の配置を示す図。
【図11】図10のE矢視図。
【図12】図10のF矢視図。
【図13】図1のB−B断面図。
【図14】図13のG−G断面図。
【図15】図14のH矢視図。
【図16】図15のI−I断面図。
【図17】上記図1の電子カメラのストロボコンデンサ
組み込み構造に対する変形例を採用した撮像記録処理ユ
ニット部を示す図であって、P/S基板組み込み直前の
状態を示す正面配置図。
【図18】図17のJ−J断面図。
【符号の説明】
3 ……後カバー(外装カバー) 3z1……後カバー内壁部(規制部) 3z2……後カバー内壁部(規制部) 55……フレーム 55a,55b……位置決めピン(電気基板保持部,仮
保持部) 55c……ネジ穴(電気基板保持部) 55m……コンデンサ室(壁部が形成される部位) 56 ……P/S回路基板(第一の電気基板) 56a,56b……位置決め穴(仮保持部) 57 ……ストロボコンデンサ 57a……接続脚部(ストロボコンデンサ実装用のリー
ド線) 81 ……M回路基板(第二の電気基板)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/225 H04N 5/225 E F 5/238 5/238 Z // H04N 101:00 101:00 Fターム(参考) 2H053 CA18 CA41 2H054 AA01 2H100 BB07 BB11 5C022 AA13 AB15 AC63 AC70 AC77 AC78

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストロボ装置を備えた電子カメラにおい
    て、 本体部と上記本体部の端部に設けられる実装用のリード
    線とを備えた発光チャージ用のストロボコンデンサと、 上記ストロボコンデンサが上記本体部を突出させ、か
    つ、片持ちの状態にて実装された電気基板と、 上記電気基板が取り付けられるものであって、上記電気
    基板を保持する電気基板保持部、および、上記ストロボ
    コンデンサの本体部側面の特定方向への移動を規制する
    壁部を有するフレームと、 上記電子カメラ内部を保護するための外装カバーと、 上記外装カバー内部に設けられたものであって、上記ス
    トロボコンデンサが上記壁部により規制されている方向
    以外の方向の側面を覆うように近接する規制部と、 を備え、上記ストロボコンデンサが上記壁部および上記
    規制部によってカメラ内部での位置が拘束されているこ
    とを特徴とする電子カメラ。
  2. 【請求項2】 上記ストロボコンデンサは、本体部側面
    が上記電気基板の面に平行になるように実装され、上記
    電気基板は、その片面が開放されるように上記フレーム
    に取り付けられ、上記壁部は、上記ストロボコンデンサ
    の電気基板の開放されている方向および上記開放方向に
    垂直な方向で上記ストロボコンデンサ本体部側面を規制
    するように上記フレームに設けられており、上記電気基
    板は、上記ストロボコンデンサを上記壁部による規制の
    ない方向から上記壁部に当接させ、当接させられた状態
    でストロボコンデンサを略中心として回動するようにし
    て、上記電気基板を保持する電気基板保持部まで移動さ
    せられて上記フレームに対して取り付けられることを特
    徴とする請求項1記載の電子カメラ。
  3. 【請求項3】 上記電気基板を第一の電気基板とし、さ
    らに、別の電気基板であって、上記第一の電気基板を覆
    うように上記フレームに取り付けられ、上記第一の電気
    基板に対してそれぞれの基板に実装されたコネクタ同士
    で直接的に接続される第二の電気基板を備えており、上
    記電気基板保持部は、上記コネクタ接続後に上記第一の
    電気基板をネジで締結するための保持部と、上記コネク
    タ接続時に上記第一の電気基板の面内の移動を所定以下
    に制限するための仮保持部とを有することを特徴とする
    請求項2記載の電子カメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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