JP3197021B2 - ファインダ装置 - Google Patents
ファインダ装置Info
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- JP3197021B2 JP3197021B2 JP11843491A JP11843491A JP3197021B2 JP 3197021 B2 JP3197021 B2 JP 3197021B2 JP 11843491 A JP11843491 A JP 11843491A JP 11843491 A JP11843491 A JP 11843491A JP 3197021 B2 JP3197021 B2 JP 3197021B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一眼レフカメラのファ
インダ装置に係り、特に、光学部品の取付構造および調
整構造に関する。
インダ装置に係り、特に、光学部品の取付構造および調
整構造に関する。
【0002】
【従来の技術・発明の解決課題】従来、一眼レフカメラ
のファインダ内の被写体像に重ねて、例えば撮影される
範囲を確認させる意味で視野枠を表示したり、オートフ
ォーカス機構の測距エリアを表示したり、或いは視野枠
の外にシャッター速度や露出値等の種々の撮影情報を表
示したり、種々の表示をさせるための表示体を持ったフ
ァインダ装置が知られている。
のファインダ内の被写体像に重ねて、例えば撮影される
範囲を確認させる意味で視野枠を表示したり、オートフ
ォーカス機構の測距エリアを表示したり、或いは視野枠
の外にシャッター速度や露出値等の種々の撮影情報を表
示したり、種々の表示をさせるための表示体を持ったフ
ァインダ装置が知られている。
【0003】このような種々の表示において、撮影範囲
内になされる表示を画面内表示とし、その外になされる
表示を画面外表示とすると、一般には画面外表示には液
晶が用いられても、画面内表示には他の手段が用いられ
ていた。しかしながら極最近では、ペンタプリズムとそ
の下方に配置される焦点板との間に、すなわちファイン
ダ光路中にゲストホスト型液晶の表示板を配置し、画面
内表示に液晶を用いる技術が提案されている。現状で
は、周辺の構造を含めてそのような技術を有効に具体化
するファインダ装置の構造が未開発であり、早期開発が
望まれている。
内になされる表示を画面内表示とし、その外になされる
表示を画面外表示とすると、一般には画面外表示には液
晶が用いられても、画面内表示には他の手段が用いられ
ていた。しかしながら極最近では、ペンタプリズムとそ
の下方に配置される焦点板との間に、すなわちファイン
ダ光路中にゲストホスト型液晶の表示板を配置し、画面
内表示に液晶を用いる技術が提案されている。現状で
は、周辺の構造を含めてそのような技術を有効に具体化
するファインダ装置の構造が未開発であり、早期開発が
望まれている。
【0004】本発明は上述のごとき従来の技術的課題に
鑑み、これを有効に解決すべく創案されたものである。
したがって本発明の目的は、ペンタプリズムと焦点板と
の間にゲストホスト型液晶表示板を配置するための構造
を持ったファインダ装置を提供することにある。
鑑み、これを有効に解決すべく創案されたものである。
したがって本発明の目的は、ペンタプリズムと焦点板と
の間にゲストホスト型液晶表示板を配置するための構造
を持ったファインダ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るファインダ
装置は、上述のごとき従来技術の課題を解決し、その目
的を達成するために以下のような構成を備えている。即
ち、ファインダ画像に重ねて表示を行う表示体を、ファ
インダ光学系の光路中に設けるカメラのファインダ装置
において、上記表示体を保持する第1支持体と、上記第
1支持体と結合し第1支持体を介してカメラボディに固
定されると共にペンタプリズムを保持する第2支持体と
を備え、上記第1支持体および第2支持体は、結合状態
にて互いの間のスペースに上記表示体を配置する。
装置は、上述のごとき従来技術の課題を解決し、その目
的を達成するために以下のような構成を備えている。即
ち、ファインダ画像に重ねて表示を行う表示体を、ファ
インダ光学系の光路中に設けるカメラのファインダ装置
において、上記表示体を保持する第1支持体と、上記第
1支持体と結合し第1支持体を介してカメラボディに固
定されると共にペンタプリズムを保持する第2支持体と
を備え、上記第1支持体および第2支持体は、結合状態
にて互いの間のスペースに上記表示体を配置する。
【0006】好ましくは、上記表示体は液晶表示板であ
る。またこの表示体は、焦点板とペンタプリズムとの間
に配置されるのがよい。さらにこの表示体が液晶表示板
である場合には、その電極がカメラの撮影光軸に大略平
行に配置されているのが好ましい。
る。またこの表示体は、焦点板とペンタプリズムとの間
に配置されるのがよい。さらにこの表示体が液晶表示板
である場合には、その電極がカメラの撮影光軸に大略平
行に配置されているのが好ましい。
【0007】
【作用および発明の効果】本発明に係るファインダ装置
では、第1支持体と第2支持体との間に形成されるスペ
ースに表示体を収納配置するので、従来のファインダ装
置の構成を大きく変更させることなく、かなり大きな表
示体を構成部品として組み込むことが可能になる。
では、第1支持体と第2支持体との間に形成されるスペ
ースに表示体を収納配置するので、従来のファインダ装
置の構成を大きく変更させることなく、かなり大きな表
示体を構成部品として組み込むことが可能になる。
【0008】
【実施例】以下に本発明の一実施例に係るファインダ装
置について、図1から図13を参照して説明する。まず
最初に画面内液晶表示板の取付構造について、図1から
図4を参照して説明する。各図において1は第1支持
体、2は第2支持体、3は画面内液晶表示板、5は弾性
体である。6は、絶縁部と導電部とが積層体に構成され
て液晶表示板と基板との接続に用いられる接続部品であ
り、ゼブラコネクタと称す。7は回路基板、8はペンタ
プリズム、9は三角プリズムである。
置について、図1から図13を参照して説明する。まず
最初に画面内液晶表示板の取付構造について、図1から
図4を参照して説明する。各図において1は第1支持
体、2は第2支持体、3は画面内液晶表示板、5は弾性
体である。6は、絶縁部と導電部とが積層体に構成され
て液晶表示板と基板との接続に用いられる接続部品であ
り、ゼブラコネクタと称す。7は回路基板、8はペンタ
プリズム、9は三角プリズムである。
【0009】第1支持体1は、矩形の画面内液晶表示板
3が嵌入される枠部を有しており、表示板3の平面内の
位置決めはこの嵌入によりなされる。上下方向の位置決
めは、表示板3を第1支持体1の内側底面に押し付ける
ことによってなされる。その押し付け力は弾性体5によ
り得られる。弾性体5はゴムやモルトプレンなどの部材
で構成され、第2支持体2の底面に貼着されている。第
1支持体1および第2支持体2はそれぞれ大略箱型形状
に形成されており、その大きさに関しては第1支持体1
内に第2支持体2がスッポリ嵌まり込む寸法関係にされ
ている。そして、第1支持体1内に第2支持体2が嵌ま
り込んだ結合状態で形成される両者間のスペースに画面
内液晶表示板3が収納される。両支持体1,2の結合
は、それぞれの取付部1e,2eに形成された爪部1aと
穴部2aとによってなされる。なお、爪部材1aと穴部2
aの形成箇所は両支持体1,2に関して逆であってもよ
い。これら取付部1e,2eは、カメラボディに対して螺
子37で固定される。
3が嵌入される枠部を有しており、表示板3の平面内の
位置決めはこの嵌入によりなされる。上下方向の位置決
めは、表示板3を第1支持体1の内側底面に押し付ける
ことによってなされる。その押し付け力は弾性体5によ
り得られる。弾性体5はゴムやモルトプレンなどの部材
で構成され、第2支持体2の底面に貼着されている。第
1支持体1および第2支持体2はそれぞれ大略箱型形状
に形成されており、その大きさに関しては第1支持体1
内に第2支持体2がスッポリ嵌まり込む寸法関係にされ
ている。そして、第1支持体1内に第2支持体2が嵌ま
り込んだ結合状態で形成される両者間のスペースに画面
内液晶表示板3が収納される。両支持体1,2の結合
は、それぞれの取付部1e,2eに形成された爪部1aと
穴部2aとによってなされる。なお、爪部材1aと穴部2
aの形成箇所は両支持体1,2に関して逆であってもよ
い。これら取付部1e,2eは、カメラボディに対して螺
子37で固定される。
【0010】画面内液晶表示板3の電極3aは、ファイ
ンダ視野枠の短辺方向、すなわちカメラの撮影光軸に大
略平行な方向に配列されている。これは、長辺方向に配
列した方が多数の電極を取り出せるが、そうすると前部
の座板や後部の接眼レンズがスペース的に障害となり、
このことを考慮すれば短辺方向に配列する方が有利であ
り、電装構成に関しても基板との接続が簡単になる。
ンダ視野枠の短辺方向、すなわちカメラの撮影光軸に大
略平行な方向に配列されている。これは、長辺方向に配
列した方が多数の電極を取り出せるが、そうすると前部
の座板や後部の接眼レンズがスペース的に障害となり、
このことを考慮すれば短辺方向に配列する方が有利であ
り、電装構成に関しても基板との接続が簡単になる。
【0011】図4に示すように、ゼブラコネクタ6は第
1支持体1の側壁部1bと第2支持体2の側壁部2bとの
間に形成される溝空間内に収納される。この構成のた
め、従来では一般に圧縮して使用していたゼブラコネク
タの圧縮時の座屈の恐れがなくなる。
1支持体1の側壁部1bと第2支持体2の側壁部2bとの
間に形成される溝空間内に収納される。この構成のた
め、従来では一般に圧縮して使用していたゼブラコネク
タの圧縮時の座屈の恐れがなくなる。
【0012】回路基板7は、両支持体1,2の取付部1
e,2eの間に挟まれるかたちで配置され、カメラの主基
板(図示せず)へと接続される。
e,2eの間に挟まれるかたちで配置され、カメラの主基
板(図示せず)へと接続される。
【0013】両支持体1,2を結合させておくことによ
り、ペンタプリズム8の下方に配置される焦点板4を含
めた画面内液晶表示板3の周辺構造のユニット化が達成
され、組み立て性の向上が図れる。また、ペンタプリズ
ム8は、その底部が第2支持体2内に嵌め込まれ、ペン
タ押さえ10により第2支持体2の内側底面2dに押し
付けられて支持されるので、ペンタプリズム8の位置決
めもこの構成によりなされる。また、第2支持体2の開
口された枠部2cは、ファインダ内像の撮影される範囲
に一致していて視野枠となる。なお、ペンタ押さえ10
は、螺子37により第1および第2支持体1,2と共に
カメラホディに固定される。
り、ペンタプリズム8の下方に配置される焦点板4を含
めた画面内液晶表示板3の周辺構造のユニット化が達成
され、組み立て性の向上が図れる。また、ペンタプリズ
ム8は、その底部が第2支持体2内に嵌め込まれ、ペン
タ押さえ10により第2支持体2の内側底面2dに押し
付けられて支持されるので、ペンタプリズム8の位置決
めもこの構成によりなされる。また、第2支持体2の開
口された枠部2cは、ファインダ内像の撮影される範囲
に一致していて視野枠となる。なお、ペンタ押さえ10
は、螺子37により第1および第2支持体1,2と共に
カメラホディに固定される。
【0014】ペンタプリズム8の後下部には斜めカット
部8bが形成されており、この部分に三角プリズム9が
貼着されている。この三角プリズム9は、後述の画面外
液晶表示板18による画面外表示のための光学系の一要
素である。
部8bが形成されており、この部分に三角プリズム9が
貼着されている。この三角プリズム9は、後述の画面外
液晶表示板18による画面外表示のための光学系の一要
素である。
【0015】次に焦点板の取付構造について、図1,
2,5,6および7を参照して説明する。各図において
4は焦点板、32は第1押さえばね、33は第2押さえ
ばねである。
2,5,6および7を参照して説明する。各図において
4は焦点板、32は第1押さえばね、33は第2押さえ
ばねである。
【0016】焦点板4は、第1支持体1の外側底面の両
短辺部1gに第1押さえばね32で押し付けられ、さら
に焦点板4の一方の長辺部に設けられた爪部4bを第2
押さえばね33が第1支持体1の外側底面に押し付ける
ことによって組付けられる。第1押さえばね32は板ば
ねであり、その穴部32aが第1支持体1のボス部1fに
嵌入された後、ボス部の熱かしめにより固定される。第
1押さえばね32は、その当接部32bが焦点板4に当
接する。第2押さえばね33は、線材で構成されるばね
であり、その両端部33aが第1支持体1の横穴1h内へ
挿入されることにより固定され、その中央部が焦点板4
の爪部4bに当接する。
短辺部1gに第1押さえばね32で押し付けられ、さら
に焦点板4の一方の長辺部に設けられた爪部4bを第2
押さえばね33が第1支持体1の外側底面に押し付ける
ことによって組付けられる。第1押さえばね32は板ば
ねであり、その穴部32aが第1支持体1のボス部1fに
嵌入された後、ボス部の熱かしめにより固定される。第
1押さえばね32は、その当接部32bが焦点板4に当
接する。第2押さえばね33は、線材で構成されるばね
であり、その両端部33aが第1支持体1の横穴1h内へ
挿入されることにより固定され、その中央部が焦点板4
の爪部4bに当接する。
【0017】第1支持体1には、第2押さえばね32
を、図7に示すようにその押圧解除状態で係止する突起
部1jが形成されており、第2押さえばね32を弾性変
形させて突起部1jに係止しておくことで、焦点板4に
対する押圧状態を解除できる。この状態で、ピンセット
等の治具によりカメラの正面から焦点板4の爪部4bを
つかむことによりこれを取り出し、また交換に際しては
挿入することができる。このとき、第1押さえばね32
の先端に傾斜して設けられた案内部32cが、焦点板4
の出し入れを案内する。
を、図7に示すようにその押圧解除状態で係止する突起
部1jが形成されており、第2押さえばね32を弾性変
形させて突起部1jに係止しておくことで、焦点板4に
対する押圧状態を解除できる。この状態で、ピンセット
等の治具によりカメラの正面から焦点板4の爪部4bを
つかむことによりこれを取り出し、また交換に際しては
挿入することができる。このとき、第1押さえばね32
の先端に傾斜して設けられた案内部32cが、焦点板4
の出し入れを案内する。
【0018】次に接眼レンズの取付構造について、図
1,8,9および10を参照して説明する。各図におい
て11は接眼ホルダ、12は凹レンズ、13は凸レン
ズ、14は接眼レンズ押さえ、16は第1遮光板、17
は第2遮光板である。
1,8,9および10を参照して説明する。各図におい
て11は接眼ホルダ、12は凹レンズ、13は凸レン
ズ、14は接眼レンズ押さえ、16は第1遮光板、17
は第2遮光板である。
【0019】接眼ホルダ11には、凹レンズ12および
凸レンズ13の2枚の接眼レンズが装着される。これら
レンズ12,13等の部品が組み込まれた接眼レンズユ
ニットには、各ユニットの詳細については後述するが、
測光ユニットおよび画面外液晶表示板ユニットが結合さ
れ、それら全部の結合体が接眼ホルダ11を介して上述
の第1支持体1に結合される。なお、図8には画面外液
晶表示板ユニットは示されていないが、図11に図8と
関連して示されている。
凸レンズ13の2枚の接眼レンズが装着される。これら
レンズ12,13等の部品が組み込まれた接眼レンズユ
ニットには、各ユニットの詳細については後述するが、
測光ユニットおよび画面外液晶表示板ユニットが結合さ
れ、それら全部の結合体が接眼ホルダ11を介して上述
の第1支持体1に結合される。なお、図8には画面外液
晶表示板ユニットは示されていないが、図11に図8と
関連して示されている。
【0020】接眼ホルダ11の前面には、ファインダ光
学系においてペンタプリズム8を経て接眼レンズユニッ
トおよび測光ユニットへ入る光を制限し、有害光が入り
込むのを防止するために第1遮光板16が取り付けられ
る。第1遮光板16は、上下に配置された二つの開口1
6bおよび16cを有しており、開口16bは接眼レンズ
ユニットへ入る光を導き、開口16cは測光ユニットへ
入る光を導く。第1遮光板16は、その両肩の穴部16
aが接眼ホルダ11のボス部11dに嵌合して位置決めさ
れ、熱かしめにより固定される。
学系においてペンタプリズム8を経て接眼レンズユニッ
トおよび測光ユニットへ入る光を制限し、有害光が入り
込むのを防止するために第1遮光板16が取り付けられ
る。第1遮光板16は、上下に配置された二つの開口1
6bおよび16cを有しており、開口16bは接眼レンズ
ユニットへ入る光を導き、開口16cは測光ユニットへ
入る光を導く。第1遮光板16は、その両肩の穴部16
aが接眼ホルダ11のボス部11dに嵌合して位置決めさ
れ、熱かしめにより固定される。
【0021】凹レンズ12は接眼ホルダ11の下方から
スライドさせて挿入され、レンズ12の両側端部に形成
されている突出部12aがホルダ11のガイド溝部11a
に案内されて装着される。凹レンズ12の落下防止は、
図9に示す画面外液晶表示板のユニットが凹レンズ12
の下から接眼ホルダ11に結合されることによって達成
される。
スライドさせて挿入され、レンズ12の両側端部に形成
されている突出部12aがホルダ11のガイド溝部11a
に案内されて装着される。凹レンズ12の落下防止は、
図9に示す画面外液晶表示板のユニットが凹レンズ12
の下から接眼ホルダ11に結合されることによって達成
される。
【0022】凹レンズ12の下部には、第2遮光板17
が配置されており、接眼レンズ内への迷光の侵入を防止
している。第2遮光板17の組み付けは、画面外液晶表
示板ユニットを接眼ホルダ11に螺子結合する際に表示
板ユニットの遮光枠22と凹レンズ12との間に、図1
によく示されるように、挟み込むことによってなされ
る。
が配置されており、接眼レンズ内への迷光の侵入を防止
している。第2遮光板17の組み付けは、画面外液晶表
示板ユニットを接眼ホルダ11に螺子結合する際に表示
板ユニットの遮光枠22と凹レンズ12との間に、図1
によく示されるように、挟み込むことによってなされ
る。
【0023】凸レンズ13は接眼ホルダ11の背面側か
らその光軸方向に移動して嵌合装着される。光軸方向の
位置決めは、凸レンズ13の両側端部に形成されている
突出部13aが、接眼レンズ押さえ14によってホルダ
11の位置決め部11bに押し付けられることで達成さ
れる。レンズ押さえ14は、両側端の2カ所の穴部14
aがホルダ11の側面の係止部11cに嵌め込まれること
によって固定される。このとき、押さえ部14bが、そ
の弾性で凸レンズ13の突出部13aを押し付ける。
らその光軸方向に移動して嵌合装着される。光軸方向の
位置決めは、凸レンズ13の両側端部に形成されている
突出部13aが、接眼レンズ押さえ14によってホルダ
11の位置決め部11bに押し付けられることで達成さ
れる。レンズ押さえ14は、両側端の2カ所の穴部14
aがホルダ11の側面の係止部11cに嵌め込まれること
によって固定される。このとき、押さえ部14bが、そ
の弾性で凸レンズ13の突出部13aを押し付ける。
【0024】上述した接眼ホルダ11と第1支持体1と
の結合は、接眼ホルダ11の両側面に形成された取付部
11eに挿通される螺子35が、第1支持体1の背面部
に形成されている螺子部1iに螺合することでなされ
る。ここで、接眼ホルダ11の取付部11eの一方の螺
子挿通穴の内径が螺子35の外径よりも大きくされてい
る。したがって、図10において接眼ホルダ11は、一
方の螺子35を中心Pとして矢印Rの方向へ、そのギャ
ップ分だけ揺動可能であり、両方の螺子35を締め付け
る際にその傾きを調整できる。その結果、ファインダ内
の像に現れる視野枠と画面外表示との間に傾きが目立た
なくなるように調整が行われる。
の結合は、接眼ホルダ11の両側面に形成された取付部
11eに挿通される螺子35が、第1支持体1の背面部
に形成されている螺子部1iに螺合することでなされ
る。ここで、接眼ホルダ11の取付部11eの一方の螺
子挿通穴の内径が螺子35の外径よりも大きくされてい
る。したがって、図10において接眼ホルダ11は、一
方の螺子35を中心Pとして矢印Rの方向へ、そのギャ
ップ分だけ揺動可能であり、両方の螺子35を締め付け
る際にその傾きを調整できる。その結果、ファインダ内
の像に現れる視野枠と画面外表示との間に傾きが目立た
なくなるように調整が行われる。
【0025】次に画面外液晶表示板の取付構造につい
て、図1,9,10,11および12を参照して説明す
る。各図において18は画面外液晶表示板、19は基
板、20は取付用の台板、21は照明プリズム、22は
遮光枠、23はLED(発光ダイオード)基板、34は
位置決めピン、24は表示板取付ばね24、38は固定
ビス38である。
て、図1,9,10,11および12を参照して説明す
る。各図において18は画面外液晶表示板、19は基
板、20は取付用の台板、21は照明プリズム、22は
遮光枠、23はLED(発光ダイオード)基板、34は
位置決めピン、24は表示板取付ばね24、38は固定
ビス38である。
【0026】画面外液晶表示板18の電極部18aと基
板19の電極部19aは、異方性導電テープ(図示せ
ず)により接続される。台板20は液晶表示板18の位
置決めのためのピン34がかしめられており、基板19
の位置決め穴19bにより基板19と共に液晶表示板1
8の位置決めがなされる。表示板取付ばね24は、その
爪部24aと穴部24bとが台板20の穴部20aと爪部
20bとにそれぞれ係合し、台板20との間に液晶表示
板18の電極部18aと基板19とを挟みつけてこれら
を結合させる。
板19の電極部19aは、異方性導電テープ(図示せ
ず)により接続される。台板20は液晶表示板18の位
置決めのためのピン34がかしめられており、基板19
の位置決め穴19bにより基板19と共に液晶表示板1
8の位置決めがなされる。表示板取付ばね24は、その
爪部24aと穴部24bとが台板20の穴部20aと爪部
20bとにそれぞれ係合し、台板20との間に液晶表示
板18の電極部18aと基板19とを挟みつけてこれら
を結合させる。
【0027】LED基板23上には、多数のLEDチッ
プが搭載されており、これを点灯させることにより液晶
表示板18の表示をファインダ光学系内へ導く。また照
明プリズム21は、LEDチップからの光を拡散させ、
液晶表示板18に対する照明が均等に行われるようにす
る。さらにLEDチップからの光が他の部分へ漏れたり
して、例えば接眼レンズの方へ漏れてゴースト発生の原
因となったり、或いはフィルムの方へ漏れて感光させた
り等の有害光とならないように、遮光枠22が光路を規
制する。
プが搭載されており、これを点灯させることにより液晶
表示板18の表示をファインダ光学系内へ導く。また照
明プリズム21は、LEDチップからの光を拡散させ、
液晶表示板18に対する照明が均等に行われるようにす
る。さらにLEDチップからの光が他の部分へ漏れたり
して、例えば接眼レンズの方へ漏れてゴースト発生の原
因となったり、或いはフィルムの方へ漏れて感光させた
り等の有害光とならないように、遮光枠22が光路を規
制する。
【0028】照明プリズム21には、図9に示すよう
に、遮光枠22の穴部22aに挿通されるボス部21aが
形成されており、遮光枠22を貫通してさらにその向こ
うのLED基板23の穴部23aに挿通されて熱かしめ
される。したがって照明プリズム21、遮光枠22およ
びLED基板23が一体化される。この一体化された構
成を、ここではLEDユニットと称す。
に、遮光枠22の穴部22aに挿通されるボス部21aが
形成されており、遮光枠22を貫通してさらにその向こ
うのLED基板23の穴部23aに挿通されて熱かしめ
される。したがって照明プリズム21、遮光枠22およ
びLED基板23が一体化される。この一体化された構
成を、ここではLEDユニットと称す。
【0029】照明プリズム21には、図11に示すよう
に位置決めボス21bが形成されており、台板20の位
置決め穴20cに嵌合することで上記LEDユニットと
台板20との位置決めがなされる。以上の各部の組み付
けにより画面外液晶表示板ユニットが形成され、台板2
0と照明プリズム21に形成された穴を通して螺子38
による接眼ホルダ11への結合がなされる。
に位置決めボス21bが形成されており、台板20の位
置決め穴20cに嵌合することで上記LEDユニットと
台板20との位置決めがなされる。以上の各部の組み付
けにより画面外液晶表示板ユニットが形成され、台板2
0と照明プリズム21に形成された穴を通して螺子38
による接眼ホルダ11への結合がなされる。
【0030】次に測光装置の取付構造について、図1,
8,9,10および13を参照して説明する。図13
は、測光ユニットが組み付けられた状態をカメラの上側
から見て示す図である。図中25はSPC(シリコンフ
ォトセル)ホルダ、26は測光レンズ、27はフィル
タ、28はSPC、29は第1偏心ピン、30は第2偏
心ピン、31はSPC押さえ、15は測光遮光板であ
る。
8,9,10および13を参照して説明する。図13
は、測光ユニットが組み付けられた状態をカメラの上側
から見て示す図である。図中25はSPC(シリコンフ
ォトセル)ホルダ、26は測光レンズ、27はフィル
タ、28はSPC、29は第1偏心ピン、30は第2偏
心ピン、31はSPC押さえ、15は測光遮光板であ
る。
【0031】測光レンズ26は、接眼ホルダ11の溝部
11fに嵌合される。フィルタ27は矩形の平板形状で
あり、その片面が接眼ホルダ11の取付面11gに押し
付けられる。その押し付け力は測光遮光板15の足部1
5aの弾性により与えられる。SPC28は、SPCホ
ルダ25の取付枠部25a内に接着等の手法で固定され
る。偏心ピン29,30は、接眼ホルダ11の穴11h
に圧入されて固定され、両ピン29,30を調整するこ
とで図13のSPC28の中心QおよびSPC28の傾
きを最適な位置に調整する。なお、調整を行うのは、図
1に示すような状態でカメラボディ(図示せず)への組
み付けが完了してから後に行われる。
11fに嵌合される。フィルタ27は矩形の平板形状で
あり、その片面が接眼ホルダ11の取付面11gに押し
付けられる。その押し付け力は測光遮光板15の足部1
5aの弾性により与えられる。SPC28は、SPCホ
ルダ25の取付枠部25a内に接着等の手法で固定され
る。偏心ピン29,30は、接眼ホルダ11の穴11h
に圧入されて固定され、両ピン29,30を調整するこ
とで図13のSPC28の中心QおよびSPC28の傾
きを最適な位置に調整する。なお、調整を行うのは、図
1に示すような状態でカメラボディ(図示せず)への組
み付けが完了してから後に行われる。
【0032】測光レンズ26の上部に設けられた測光遮
光板15は、上方から測光レンズ26に入ってくる有害
光を遮蔽し、且つ測光レンズ26が接眼ホルダ11から
抜けるのを防止している。
光板15は、上方から測光レンズ26に入ってくる有害
光を遮蔽し、且つ測光レンズ26が接眼ホルダ11から
抜けるのを防止している。
【0033】SPC押さえ31は、その足部31aの弾
性によりSPCホルダ25およびSPC28を接眼ホル
ダ11に押し付けている。このSPC押さえ31は、ペ
ンタプリズム8を押さえているペンタ押さえ10および
測光遮光板15と共に2本の螺子36で接眼ホルダ11
に螺子止めされている。この螺子結合によってペンタプ
リズム8が本実施例のファインダ装置内に固定される。
また、このようにして組み立てられたファインダ装置全
体は、図3に示す3本の螺子37によってカメラボディ
にしっかり固定される。また、ペンタ押さえ10はファ
インダ装置全体の補強もしており、SPC28の調整時
に加わる負荷によって第1および第2支持体1,2が変
形するのを防止する。なお、図1において39は接眼
枠、40はカメラボディの一部、41はシャッターユニ
ットの一部である。
性によりSPCホルダ25およびSPC28を接眼ホル
ダ11に押し付けている。このSPC押さえ31は、ペ
ンタプリズム8を押さえているペンタ押さえ10および
測光遮光板15と共に2本の螺子36で接眼ホルダ11
に螺子止めされている。この螺子結合によってペンタプ
リズム8が本実施例のファインダ装置内に固定される。
また、このようにして組み立てられたファインダ装置全
体は、図3に示す3本の螺子37によってカメラボディ
にしっかり固定される。また、ペンタ押さえ10はファ
インダ装置全体の補強もしており、SPC28の調整時
に加わる負荷によって第1および第2支持体1,2が変
形するのを防止する。なお、図1において39は接眼
枠、40はカメラボディの一部、41はシャッターユニ
ットの一部である。
【0034】以上のような構成によれば、従来の一般的
な構成に加えて新たな画面内液晶表示板3という大きな
構成要素が増えても、支持体が一つ増えた程度の簡単な
構成で、新規な表示機能を持つファインダ装置が得られ
る。
な構成に加えて新たな画面内液晶表示板3という大きな
構成要素が増えても、支持体が一つ増えた程度の簡単な
構成で、新規な表示機能を持つファインダ装置が得られ
る。
【図1】 本発明の一実施例に係るファインダ装置を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図2】 図1の要部分解斜視図である。
【図3】 図1の要部分解斜視図である。
【図4】 図1のIV−IV線矢視断面図である。
【図5】 図2の要部を下から見て示す斜視図である。
【図6】 図1の実施例において、焦点板が第1支持体
1に組付けられた状態を示す底面図である。
1に組付けられた状態を示す底面図である。
【図7】 図6の要部において焦点板を第1支持体から
取り外すときの第2押さえばねの状態を示す図である。
取り外すときの第2押さえばねの状態を示す図である。
【図8】 図1の要部分解斜視図である。
【図9】 図1の要部分解斜視図である。
【図10】 図1の実施例において、接眼レンズユニッ
ト、画面外液晶表示板ユニットおよび測光ユニットが組
み付けられた状態をカメラの背面側から見て示す図であ
る。
ト、画面外液晶表示板ユニットおよび測光ユニットが組
み付けられた状態をカメラの背面側から見て示す図であ
る。
【図11】 図1の要部分解斜視図である。
【図12】 図1の実施例において、画面外液晶表示板
ユニットが組み付けられた状態を示す横断面図である。
ユニットが組み付けられた状態を示す横断面図である。
【図13】 図1の実施例において、測光ユニットが組
み付けられた状態をカメラの上側から見て示す図であ
る。
み付けられた状態をカメラの上側から見て示す図であ
る。
1 第1支持体 2 第2支持体 3 表示体としての画面外液晶表示板 3a 画面外液晶表示板の電極 4 焦点板 8 ペンタプリズム
Claims (4)
- 【請求項1】 ファインダ画像に重ねて表示を行う表示
体(3)を、ファインダ光学系の光路中に設けるカメラの
ファインダ装置にして、 上記表示体(3)を保持する第1支持体(1)と、 上記第1支持体(1)と結合し第1支持体(1)を介してカメ
ラボディに固定されると共にペンタプリズム(8)を保持
する第2支持体(2)とを備え、 上記第1支持体(1)および第2支持体(2)は、結合状態に
て互いの間のスペースに上記表示体(3)を配置すること
を特徴とするファインダ装置。 - 【請求項2】 上記表示体(3)は液晶表示板である請求
項1記載のファインダ装置。 - 【請求項3】 上記表示体(3)は、焦点板(4)と上記ペン
タプリズム(8)との間に配置される請求項1に記載のフ
ァインダ装置。 - 【請求項4】 上記液晶表示板(3)は、その電極(3a)が
カメラの撮影光軸に大略平行に配置されている請求項2
記載のファインダ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11843491A JP3197021B2 (ja) | 1991-05-23 | 1991-05-23 | ファインダ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11843491A JP3197021B2 (ja) | 1991-05-23 | 1991-05-23 | ファインダ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04345150A JPH04345150A (ja) | 1992-12-01 |
JP3197021B2 true JP3197021B2 (ja) | 2001-08-13 |
Family
ID=14736546
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11843491A Expired - Lifetime JP3197021B2 (ja) | 1991-05-23 | 1991-05-23 | ファインダ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3197021B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6344257B1 (en) | 1998-04-13 | 2002-02-05 | Teijin Limited | Aromatic polyamide film for high-density magnetic recording media |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006337782A (ja) * | 2005-06-03 | 2006-12-14 | Pentax Corp | 一眼レフカメラのファインダ装置 |
JP4923575B2 (ja) * | 2006-01-11 | 2012-04-25 | 株式会社ニコン | カメラ |
JP4945723B2 (ja) * | 2006-05-19 | 2012-06-06 | Hoya株式会社 | カメラのスーパーインポーズ用投光ユニット |
JP5725787B2 (ja) * | 2010-10-12 | 2015-05-27 | キヤノン株式会社 | 光学ファインダ表示装置およびカメラ |
-
1991
- 1991-05-23 JP JP11843491A patent/JP3197021B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6344257B1 (en) | 1998-04-13 | 2002-02-05 | Teijin Limited | Aromatic polyamide film for high-density magnetic recording media |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04345150A (ja) | 1992-12-01 |
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Legal Events
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