JPH11183953A - 振れ補正装置及びそれに適する駆動装置 - Google Patents

振れ補正装置及びそれに適する駆動装置

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JPH11183953A
JPH11183953A JP35699397A JP35699397A JPH11183953A JP H11183953 A JPH11183953 A JP H11183953A JP 35699397 A JP35699397 A JP 35699397A JP 35699397 A JP35699397 A JP 35699397A JP H11183953 A JPH11183953 A JP H11183953A
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JP
Japan
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flexible substrate
optical axis
lens
shake correction
frame
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JP35699397A
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Akira Kosaka
明 小坂
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振れ補正装置の補正レンズを所定方向に移動
させる駆動装置の構成を簡単にし、コストダウンをはか
る。 【解決手段】 レンズ枠体30に設けられた発光素子3
3xに電力等を供給するためのフレキシブル基板40
を、主レンズの光軸Lに直交するX方向及び光軸Lに平
行なZ方向で規定される平面に平行な断面において、光
軸Lに対して略対称に折り曲げ、フレキシブル基板40
の弾性により、レンズ枠体30の突起34aを可動枠体
20の従動軸21に当接させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラや双眼鏡等
の手振れを補正する振れ補正装置及びそれに適する駆動
装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来の振れ補正装置の構成を図3に示す。
図3において、(a)は平面図、(b)は部分破断側面
図である。一般に、振れ補正装置では、補正レンズ(図
示せず)はレンズ枠体30に保持され、駆動機構(図示
せず)により主レンズの光軸Lに略直交するX方向に移
動される。可動枠体20は固定枠体10に保持され、駆
動機構(図示せず)により紙面に垂直なY方向に移動さ
れる。
【0003】可動枠体20とレンズ枠体30との間の光
軸L方向における寸法公差等によるガタを吸収するため
に、レンズ枠体30の突起34aは、可動枠体20の従
動軸21に当接するように、可動枠体20とレンズ枠体
30から突出したデッキ31との間に設けられたばね5
0によりZ方向に付勢されている。同様に、可動枠体2
0と固定枠体10との間の光軸L方向における寸法公差
等によるガタを吸収するために、同様の機構が設けられ
ている。
【0004】一方、レンズ枠体30のデッキ31には、
補正レンズの移動量を検出するための位置検出機構を構
成する電気部品、例えば発光素子33が搭載されてい
る。また、固定枠体10の発光素子33に対向する位置
には、位置検出機構を構成する受光素子16が設けられ
ている。レンズ枠体30側に設けられ発光素子33にレ
ンズ枠体30以外に設けられた制御回路(図示せず)か
ら電力を供給するために、フレキシブル基板45が用い
られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の振れ補正装置では、可動枠体20とレンズ枠体30
との間の光軸方向のガタを吸収するためにばね50を用
いていたので、部品点数が多く、構造が複雑であるとい
う問題点を有していた。また、レンズ枠体30のデッキ
31にばね50と発光素子33が設けられているいた
め、非常に狭いスペースで発光素子33とフレキシブル
基板45とをはんだ付けを行わなければならず、組立作
業性が非常に悪いという問題点を有していた。あるい
は、あらかじめフレキシブル基板45上にはんだ付けさ
れた発光素子33をレンズ枠体30のデッキ31上の所
定の位置に装着する場合、ばね50が障害となって、正
確に発光素子を取り付けることが困難であるという問題
点を有していた。
【0006】本発明は、上記従来例の問題点を解決する
ためになされたものであり、構成が簡単で、組立が容易
であり、コストダウンが可能な振れ補正装置及びそれに
適する駆動装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の駆動装置は、第1部材と、第1の方向に移
動可能に第1部材に支持された第2部材と、第2部材の
所定箇所と接触状態に配置されたフレキシブル基板とを
具備し、フレキシブル基板は、第2部材を第1部材に対
して第1の方向に略直交する第2の方向に付勢するよう
に設けられている。
【0008】すなわち、フレキシブル基板の弾性(元の
形状に戻ろうとする復元力)を用いて、第2部材を第1
部材に対して第2の方向に付勢するので、従来用いられ
ていたばね等が不要となる。その結果、構成が簡単にな
り、組立が容易になると共にコストダウンをはかること
が可能となる。
【0009】上記構成において、フレキシブル基板は、
第1の方向と第2の方向とで規定される平面に平行な断
面において、少なくとも1回折り曲げられているように
構成しても良い。このような構成により、フレキシブル
基板にはねじり力が作用せず、フレキシブル基板を構成
する樹脂フィルムから金属薄膜がはがれる可能性が小さ
くなり、耐久性を向上させることが可能となる。
【0010】一方、本発明の振れ補正装置は、第1部材
と、主レンズ系の光軸に対して略直交する方向に移動可
能に第1部材に支持された第2部材と、第2部材に設け
られた振れ補正レンズと、第2部材の所定箇所と接触状
態に配置されたフレキシブル基板とを具備し、フレキシ
ブル基板は第2部材を第1部材に対して光軸方向に付勢
するように設けられている。
【0011】一般に、振れ補正装置はカメラや双眼鏡等
の主レンズ系の一部に追加されるものであり、特に構造
が簡単で、小型軽量、かつ低コストであることが要求さ
れる。しかしながら、本発明の振れ補正装置は上記駆動
装置を用いて、第2部材に補正レンズ及び検出器を設け
たので、これらの要求を容易に満足することが可能とな
る。
【0012】また、上記構成において、フレキシブル基
板は、光軸に略直交する方向と光軸に平行な方向とで規
定される平面に平行な断面において、少なくとも1回折
り曲げられているように構成しても良い。このような構
成により、フレキシブル基板の耐久性を向上させること
が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の振れ補正装置及びそれに
適する駆動装置の一実施形態について、図1及び図2を
参照しつつ説明する。図1は、組立前の固定枠体10、
可動枠体20及びレンズ枠体30の構成を示す斜視図で
ある。図2において、(a)は本実施形態の構成を示す
平面図であり、(b)はその部分破断側面図である。
【0014】図1に示すように、固定枠体10のテーブ
ル面10aには、可動枠体20を固定枠体10に対して
ほぼ平行で、かつ第1所定方向(例えばX方向)に保持
するための従動軸11及び駆動軸12が設けられてい
る。また、駆動軸12には、X方向アクチュエータとし
て機能する圧電素子13が設けられている。
【0015】同様に、可動枠体20のテーブル面20a
には、レンズ枠体30を可動枠体20に対してほぼ平行
で、かつ第2所定方向(例えばY方向)に保持するため
の従動軸21及び駆動軸22が設けられている。また、
駆動軸22には、Y方向アクチュエータとして機能する
圧電素子23が設けられている。さらに、従動軸21及
び駆動軸22に直交する方向には、固定枠体10の従動
軸11に係合するための2組の係合部24及び駆動軸1
2に弾性的に嵌合する嵌合部25が設けられている(図
2(a)参照)。
【0016】補正レンズ1を保持するレンズ枠体30の
筒状の側面30aには、可動枠体20の従動軸21に係
合するための2組の係合部34及び駆動軸22に弾性的
に嵌合する嵌合部35が設けられている。また、組み立
てた状態において固定枠体10の従動軸11及び可動枠
体20の従動軸21に対向する部分には、側面30aか
ら突出したデッキ31及び32が形成されている。各デ
ッキ31及び32にはそれぞれ発光ダイオード等の発光
素子33x及び33yが固着されている。
【0017】また、組み立てた状態、特に初期位置にお
いて、固定枠体10のテーブル10a上のレンズ枠体3
0のデッキ31及び32上の発光素子33x及び33y
にそれぞれ対向する位置には、受光素子14x及び14
yが設けられている。
【0018】可動枠体20の従動軸21は、レンズ枠体
30の係合部34の突起34aと34bとの間に嵌装さ
れる。また、固定枠体10の従動軸11は、可動枠体2
0の係合部24の突起24aと24bとの間に嵌装され
る。従って、可動枠体20は、固定枠体10上の圧電素
子13により従動軸11及び駆動軸12に沿って、X方
向に平行移動される。また、レンズ枠体30は、可動枠
体20上の圧電素子23により従動軸21及び駆動軸2
2に沿って、Y方向に平行移動される。その結果、レン
ズ枠体30の保持された補正レンズ1をX−Y方向の所
望する位置に移動させることが可能となる。
【0019】図2(a)及び(b)に示す組み立て状態
では、発光素子33xは、フレキシブル基板40の配線
パターン(図示せず)に、はんだ付けにより接続されて
いる。これにより、制御回路等(図示せず)から発光素
子33xに電力を供給することが可能となる。
【0020】図2(a)において、フレキシブル基板4
0は、可動枠体20とレンズ枠体30との間の部分41
では、紙面に垂直な方向に配線パターンが形成されてお
り、可動枠体20上の部分42では、紙面に平行な方向
に配線パターンが形成されている。また、発光素子33
xはレンズ枠体30の移動方向(X方向)のほぼ中央部
に設けられているので、2つの突起34aに均一に付勢
力が働くように、初期状態(不動作状態)では、フレキ
シブル基板40は主レンズ系(図示せず)の光軸Lに対
してほぼ対称となるように、複数回折り曲げられてい
る。
【0021】フレキシブル基板40は樹脂フィルムと金
属薄膜の複合体であり、可撓性を有すると同時に元の形
状に復元しようとする弾性を有している。従って、本実
施形態の構成によれば、フレキシブル基板40が弾性体
として機能し、発光素子33xを介して、レンズ枠体3
0の突起34aが可動枠体20の従動軸21に当接する
ように、光軸Lに平行なZ方向に付勢する。その結果、
主レンズの光軸方向における可動枠体20とレンズ枠体
30の寸法公差等によるガタが吸収される。
【0022】なお、図示していないが、発光素子33y
に接続されるフレキシブル基板は、特に弾性体としての
機能は必要とされないため、その形状や折り曲げ方向に
関しては特に制限されない。従って、図2に示す発光素
子33xに接続されたフレキシブル基板40と同様の構
成であっても良いし、あるいは図3に示すような従来例
のものと同様の構成であっても良い。
【0023】以上のように、本実施形態によれば、ばね
を用いることなく、少なくとも可動枠体20とレンズ枠
体30との間の光軸L方向の側を吸収することができ、
振れ補正装置の構成が簡単になり、組立が容易になると
共にコストダウンをはかることが可能となる。
【0024】なお、上記実施形態では、レンズ枠体30
に設けられた電気部品として、発光素子33x及び33
yを例示したが、これに限定されるものではなく、受光
素子あるいはそれ以外の電気部品であってもよい。ま
た、発光素子33x及び33y等の電気部品は、あらか
じめフレキシブル基板40等に固定しておき、組立段階
でレンズ枠体30のデッキ31及び32に設けた凹部等
に嵌装させるように構成しても良い。また、フレキシブ
ル基板40を発光素子33xにはんだ付けし、発光素子
33xを介してレンズ枠体30を付勢するように構成し
たが、これに限定されるものではなく、フレキシブル基
板40が可動枠体30の所定箇所(例えば、デッキ3
1)を付勢できればよい。
【0025】また、フレキシブル基板40は、レンズ枠
体30の突起34aが可動枠体20の従動軸21に当接
するように、レンズ枠体30に弾性力を付勢できればよ
く、図示した形状には限定されない。また、フレキシブ
ル基板40は、光軸Lに略直交するX方向と光軸Lに平
行なZ方向とで規定される平面に平行な断面において、
少なくとも1回折り曲げられていればよい。折り曲げ回
数を少なくすることにより、フレキシブル基板40の耐
久性を向上させることが可能となる。
【0026】また、上記実施形態では、Y方向の移動量
を検出するための発光素子33yをレンズ枠体30に設
けたが、これに限定されるものではなく、可動枠体20
に設けても良い。この場合、フレキシブル基板の弾性を
用いて固定枠体10と可動枠体20との間のガタを吸収
することも可能である。また、これに限定されず、フレ
キシブル基板の一部分を固定枠体10と可動枠体20と
の間に介在させることによってもガタを吸収することが
可能である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の振れ補正
装置によれば、第1部材と、第1の方向に移動可能に第
1部材に支持された第2部材と、第2部材の所定箇所と
接触状態に配置されたフレキシブル基板とを具備し、フ
レキシブル基板は、第2部材を第1部材に対して第1の
方向に略直交する第2の方向に付勢するように設けられ
ているので、フレキシブル基板の弾性を第2部材を第1
部材に対して第2の方向に当接させるための付勢力して
利用することができ、従来用いられていたばね等が不要
となる。その結果、構成が簡単になり、組立が容易にな
ると共にコストダウンをはかることが可能となる。
【0028】また、フレキシブル基板を、第1の方向と
第2の方向とで規定される平面に平行な断面において、
少なくとも1回折り曲げることにより、フレキシブル基
板にはねじり力が作用せず、フレキシブル基板を構成す
る樹脂フィルムから金属薄膜がはがれる可能性が小さく
なる。その結果、耐久性を向上させることが可能とな
る。
【0029】一方、本発明の振れ補正装置によれば、第
1部材と、主レンズ系の光軸に対して略直交する方向に
移動可能に第1部材に支持された第2部材と、第2部材
に設けられた振れ補正レンズと、第2部材の所定箇所と
接触状態に配置されたフレキシブル基板とを具備し、フ
レキシブル基板は第2部材を第1部材に対して光軸方向
に付勢するように設けられているので、上記駆動装置の
第2部材に補正レンズ及び検出器を設けることが可能と
なり、構成が簡単かつ軽量であり、耐久性にすぐれ、コ
ストダウンが可能な振れ補正装置を得ることが可能とな
る。
【0030】また、フレキシブル基板を、光軸に略直交
する方向と光軸に平行な方向とで規定される平面に平行
な断面において、少なくとも1回折り曲げるように構成
することにより、フレキシブル基板の耐久性を向上させ
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の振れ補正装置に用いる固定枠体、可
動枠体及びレンズ枠体の構成を示す斜視図である。
【図2】 (a)は本発明の振れ補正装置の一実施形態
の構成を示す平面図であり、(b)はその部分破断側面
図である。
【図3】 (a)は従来の振れ補正装置の構成を示す平
面図であり、(b)はその部分破断側面図である。
【符号の説明】
1 :補正レンズ 10 :固定枠体 11 :従動軸 12 :駆動軸 13 :圧電素子 14x:受光素子 14y:受光素子 20 :可動枠体(第1部材) 21 :従動軸 22 :駆動軸 23 :圧電素子 24 :係合部 24a:突起 24b:突起 25 :嵌合部 30 :レンズ枠体(第2部材) 31 :デッキ 32 :デッキ 33x:発光素子 33y:発光素子 34 :係合部 34a:突起 34b:突起 35 :嵌合部 40 :フレキシブル基板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1部材と、第1の方向に移動可能に前
    記第1部材に支持された第2部材と、前記第2部材の所
    定箇所と接触状態に配置されたフレキシブル基板とを具
    備し、 前記フレキシブル基板は、前記第2部材を前記第1部材
    に対して前記第1の方向に略直交する第2の方向に付勢
    するように設けられていることを特徴とする駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記フレキシブル基板は、前記第1の方
    向と第2の方向とで規定される平面に平行な断面におい
    て、少なくとも1回折り曲げられていることを特徴とす
    る請求項1記載の駆動装置。
  3. 【請求項3】 第1部材と、主レンズ系の光軸に対して
    略直交する方向に移動可能に前記第1部材に支持された
    第2部材と、前記第2部材に設けられた振れ補正レンズ
    と、前記第2部材の所定箇所と接触状態に配置されたフ
    レキシブル基板とを具備し、 前記フレキシブル基板は前記第2部材を前記第1部材に
    対して前記光軸方向に付勢するように設けられているこ
    とを特徴とする振れ補正装置。
  4. 【請求項4】 前記フレキシブル基板は、前記光軸に略
    直交する方向と前記光軸に平行な方向とで規定される平
    面に平行な断面において、少なくとも1回折り曲げられ
    ていることを特徴とする請求項3記載の振れ補正装置。
JP35699397A 1997-12-25 1997-12-25 振れ補正装置及びそれに適する駆動装置 Withdrawn JPH11183953A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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