JP2793778B2 - 角速度センサ - Google Patents

角速度センサ

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JP2793778B2 JP6270376A JP27037694A JP2793778B2 JP 2793778 B2 JP2793778 B2 JP 2793778B2 JP 6270376 A JP6270376 A JP 6270376A JP 27037694 A JP27037694 A JP 27037694A JP 2793778 B2 JP2793778 B2 JP 2793778B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はジャイロスコープを用い
た角速度センサに関し、特にそのオフセットの除去に特
徴を有する角速度センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来角速度センサとして、振動ジャイロ
や光ファイバジャイロ等種々の形式のジャイロスコープ
が用いられている。振動ジャイロは安価で長寿命という
長所を持つが、温度や経時変化等によりゼロ点のドリフ
トが大きいという問題点がある。特に振動ジャイロを車
両の進行方向を検知するためのセンサとして用いる場合
には、この問題点を解消するため種々の提案が成されて
いる。第1の方法は車載用の振動ジャイロのゼロ点のド
リフトを抑圧するために、車両が停止していることを車
輪等から別のセンサで検出し、そのときのジャイロ出力
をオフセットとして記憶し、以降の振動ジャイロの出力
からこのオフセット分を減算して、オフセットのない出
力を得るようにしたものである。又第2の方法として、
地磁気センサによって方位を検出し、振動ジャイロの出
力である角速度を積分した方位と照合し、積分方位が磁
気方位から一定速度で離れていく速度をジャイロのドリ
フトとする方法も考えられている。更に第3の方法とし
て、走行中の道路が直線であることを検出し、そのとき
のジャイロの出力をオフセットとして記憶する方法も提
案されている。この方法では車両が地図中の所定道路を
進行していることを検知するため、GPS装置等を用い
ることが考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前述した
第1の方法では、車両の停止を検出するセンサが別途必
要となり、又長期間車両が停止しない場合にはそのオフ
セット分を検出することができなくなるという欠点があ
った。又第2の方法の場合も磁気を検出するセンサが必
要となり、車両が鉄橋等を通過する際には地磁気の乱れ
から異常な状態に陥ってしまうことがあるという欠点が
あった。更に第3の方法では、車両が直線の道路を走行
中であることを検出するためにはGPS装置等の装置が
不可欠であり、構成が複雑になるという欠点があった。
【0004】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、ジャイロスコープを車載用の角
速度センサとして用いた場合に、他のセンサや装置を用
いることなく、そのオフセットを効果的に除去できるよ
うにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、移動体に搭載されるジャイロスコープと、ジャイロ
スコープからの信号が入力され、所定時間の間の該入力
信号の最頻値をオフセットとして算出する最頻値算出手
段と、ジャイロスコープから得られる信号から最頻値算
出手段より算出された最頻値を減算する減算手段と、を
具備することを特徴とするものである。
【0006】本願の請求項2の発明は、移動体に搭載さ
れるジャイロスコープと、ジャイロスコープからの信号
が入力され、所定時間の間の該入力信号の最頻値を順次
算出する最頻値算出手段と、最頻値算出手段によって算
出される所定時間の間にジャイロスコープから入力され
る入力信号のばらつきを算出するばらつき算出手段と、
ばらつき算出手段により算出されるばらつきが所定値以
下のときに最頻値算出手段によって算出された最頻値を
オフセットとし、算出されたばらつきが所定値を越える
ときにその直前にオフセットとして判別された最頻値を
オフセットとして出力する最頻値判別手段と、ジャイロ
スコープから得られる信号から最頻値判別手段より出力
された最頻値を減算する減算手段と、を具備することを
特徴とするものである。
【0007】
【作用】このような特徴を有する本願の請求項1の発明
によれば、ジャイロスコープからの出力のうち所定時間
前までの信号の最頻値を算出する。通常の使用状態では
最頻値はオフセット成分と考えることができるので、最
頻値をジャイロスコープの出力から減算手段によって減
算する。そしてオフセットのない角速度信号を得るよう
にしている。
【0008】又本願の請求項2の発明では、入力信号の
最頻値を最頻値算出手段によって算出し、算出した時間
の間にジャイロから得られる入力信号のばらつきを算出
する。そしてこのばらつきが所定値以下であれば算出さ
れた最頻値をオフセットとし、ばらつきが所定値を越え
るときにはその直前に判別された最頻値をオフセットと
して判別している。そしてこうして得られたオフセット
値をその時点でのオフセット値として出力し、減算によ
ってオフセットのない角速度信号を出力するようにして
いる。
【0009】
【実施例】図1は本発明の第1実施例による角速度セン
サの全体構成を示すブロック図である。本図においてジ
ャイロ1は例えば振動ジャイロ等のジャイロスコープで
あって、車両に取付けられているものとし、車両が旋回
する際に回転方向の角速度の信号を出力するものであ
る。この振動ジャイロからの信号は最頻値算出部2及び
減算器3に与えられる。最頻値算出部2は振動ジャイロ
1から得られる信号のうち所定時間前までの出力のサン
プリング値に基づいてその最も高い頻度の値をオフセッ
ト値として算出するものである。最頻値算出部2はマイ
クロコンピュータを用いた処理によって算出するように
構成されている。即ち最頻値算出部2は振動ジャイロ1
からの信号を所定時間、例えば1秒毎にデジタル信号に
変換するA/D変換器4を有している。A/D変換器4
の出力は入出力インターフェース(I/F)5を介して
CPUのバスラインに入力される。このバスラインには
マイクロコンピュータ(CPU)6及びプログラムとデ
ータを保持するメモリとしてリードオンリメモリ(RO
M)7、ランダムアクセスメモリ(RAM)8が接続さ
れる。そしてこのバスラインには入出力インターフェー
ス(I/F)9が接続され、更にデジタル信号をアナロ
グ信号に変換するD/A変換器10が接続されている。
D/A変換器10の出力は減算器3に入力される。減算
器3は振動ジャイロ1の出力からD/A変換器10の出
力を減算することによって、オフセット分を除いてオフ
セットのない角速度信号を出力するものである。
【0010】図2(a)はRAM8内の入力バッファ領
域8aを示している。入力バッファ領域8aはアドレス
m〜アドレスm+600までの領域を有するものとす
る。又図2(b)はこの入力バッファから得られるデー
タに基づいて作成される度数表領域8bを示している。
この度数表領域8bはアドレスn〜n+pに設けられる
ものとする。又RAM8にはポインタI,C,J,K,
L及びMの領域が設けられる。Iは入力バッファに全て
データが保持されていない初期状態で入力が保持されて
いるまでのアドレス数を示すポインタであり、Cは度数
表領域8bをクリアするためのポインタである。又Jは
入力バッファ領域のアドレスm〜m+Iまでの値をとる
ポインタ、Kは最頻値を示す可能性のあるアドレスのデ
ータを示すポインタ、Lは度数表の相対アドレス0〜p
までの範囲の値をとるポインタである。
【0011】図3はこの角速度センサを車両に搭載した
ときに振動ジャイロ1から得られる角速度信号の一例を
示すグラフである。本図に示されるように、車両は時間
の経過と共に右方向又は左方向に回転して進行すること
となるため、回転毎にそれに応じた出力が得られている
が、直線走行時には出力0又は一定のレベルとなってい
る。この一定のレベルがオフセット成分であり、温度変
化や経年変化によって生じる。本発明ではこのオフセッ
トを除去するために最頻値を算出するようにしたもので
ある。
【0012】次に本実施例の動作についてフローチャー
トを参照しつつ説明する。図4〜図6は本実施例の最頻
値算出部2の動作を示すフローチャートである。本図に
おいて動作を開始すると、まずステップ21においてポ
インタIを0とし、ステップ22に進んでIが600を
越えているかどうかをチェックする。最初は600以下
であるため、ステップ23,ルーチン24の処理を行う
ことなくステップ25に進んでA/D変換値をアドレス
m+Iの領域にストアする。こうすれば図2(a)に示
すように、アドレスmからA/D変換値が順次書込まれ
る。そしてルーチン26に進んで度数表の作成処理を行
う。
【0013】度数表の作成処理は図5に示すように、ま
ずステップ31においてRAM8の度数表領域8bを用
いるため、アドレスnの値をポインタCにセットし、ア
ドレスCのデータ(C)をクリアする(ステップ3
2)。そしてステップ33においてポインタCが度数表
の最終アドレスn+pに達したかどうかをチェックし、
この値に達していなければステップ34においてCをイ
ンクリメントして同様の処理を行う。こうしてステップ
31〜34の処理では、度数表領域8bに割当てられた
アドレスn〜n+pまでの領域を全てクリアすることが
できる。さてステップ31〜34の処理を終えると、ス
テップ35に進んで入力バッファ領域8aのアドレスm
をポインタJにセットする。そしてステップ36に進ん
でメモリのアドレスJの値(J)に度数表のオフセット
アドレスnを加算した値をアキュームレータAに設定す
る。そしてこのアキュームレータAの示すアドレスのデ
ータをインクリメントしてそのアドレスにセットする
(ステップ36)。これは入力バッファ領域8aのデー
タをそのままアドレスとし、アドレスnに加算した相対
アドレスのデータをインクリメントするものである。そ
してステップ37に進んでポインタJがm+Iの値、即
ち入力バッファ領域にデータが入っている最終の値に達
したかどうかをチェックする。この値に達していなけれ
ばステップ38に進んでJの値をインクリメントしてス
テップ36に戻る。こうすれば入力バッファの値を度数
表のオフセットアドレスnに加算した値のアドレスのデ
ータがインクリメントされ、度数表を作成することがで
きる。
【0014】そしてルーチン26において度数表の作成
処理を終えるとルーチン27に進んで最頻値算出処理を
行う。最頻値算出処理は図6(a)に示すようにステッ
プ41においてポインタKをリセットし、ステップ42
に進んでポインタLをnとする。そしてステップ43に
進んでKがLで示す領域の値(L)より小さいかどうか
をチェックする。KよりLで示すアドレスのデータ
(L)の方が大きければ値Lを最頻値である可能性のあ
るアドレスとして、ステップ44においてその値(L)
をKにセットし、更にLからnを減じた値を現時点での
最頻値Mとする。そしてステップ45に進んでLが度数
表の最後のアドレスn+pに達したかどうかをチェック
する。この値に達していなければステップ46において
Lをインクリメントし、ステップ43に戻って同様の処
理を繰り返す。こうすれば度数表の最大値をとるアドレ
スが検出され、このアドレスの値が最頻値Mとなる。従
ってステップ28に戻ってこのアドレスの値MをD/A
変換器10によってD/A変換する。そしてステップ2
9においてポインタIをインクリメントしてステップ2
2に戻る。この処理を例えば1秒毎に繰り返すものとす
る。
【0015】さてステップ22においてIが600に達
している場合には、ステップ23に進んで600をIに
設定しルーチン24に進んでデータ・シフト処理を行
う。これは所定の時間、例えば10分間のデータ入力処
理を終え、I=600となった以後の処理であり、この
場合には現時点から10分前までの600個のデータの
みを処理対象とするためにシフトを行っている。このデ
ータ・シフト処理は図6(b)に示すようにステップ5
1においてアドレスm+1をポインタJにセットする。
そしてステップ52においてポインタJで示すアドレス
の値(J)をアドレスJ−1の値(J−1)として設定
する。そしてこのJがm+600に達したかどうかをチ
ェックし(ステップ53)、達していなければJをイン
クリメントして(ステップ54)、同様の処理を繰り返
す。このような処理を繰り返すことにより、アドレスm
からアドレスm+600までの入力バッファ領域8aの
データを更新することができ、最も古いアドレスmのデ
ータを消去することができる。
【0016】このように本発明ではジャイロから得られ
る信号の所定間隔前までのデータの最頻値をオフセット
としている。これは車両が連続して一定の角速度で回転
して走行することがないと考えられるからである。図2
に示すように、実際の走行データからもこのようなデー
タが得られている。
【0017】次に本発明の第2実施例について図7を用
いて説明する。本実施例ではジャイロスコープ1からの
角速度信号のばらつきが大きい場合に得られる最頻値を
オフセットとすることなく、その直前にオフセットとさ
れた値を最頻値とするようにしている。この実施例の構
成は図1に示す第1実施例と基本的には同様であるの
で、同一部分は同一符号を付して詳細な説明を省略す
る。本実施例ではRAM8は第1実施例に示したポイン
タに加えて、ポインタH,E,Fを有しており、更に分
散V及び分散の閾値V0 と出力される最頻値M0 を記憶
する領域を有している。又CPU6は第1実施例と同様
に最頻値を算出する最頻値算出手段6a,入力信号のば
らつきを算出するばらつき算出手段6b及び最頻値のば
らつきにより出力する最頻値を判別する最頻値判別手段
6cの機能を有している。
【0018】次に本実施例の動作について図8及び図9
を参照しつつ説明する。図8において動作を開始する
と、まずステップ21においてポインタIを0とし、I
が600となるまでデータシフトを行わない。そしてス
テップ21〜ルーチン27の処理については第1実施例
と同様である。本実施例ではルーチン27において最頻
値Mの算出処理を終えると、ルーチン61に進んで分散
Vの算出処理を行う。図9はこの分散の算出処理を示す
フローチャートである。図9においてまず分散算出処理
を開始すると、ステップ71においてポインタH,E,
Fを0とする。そしてステップ72に進んでアドレスm
+Hのデータの二乗を算出してEの現在値に加算して新
たなEとし、アドレスm+HのデータをFの現在値に加
算して新たなFとする。そしてステップ73に進んでポ
インタHをインクリメントし、ステップ74に進んでポ
インタHがポインタIに達したかどうかをチェックす
る。I以下であればステップ72〜74のループを繰り
返し、ポインタHがIより大きくなればステップ75に
進む。この時点でEは入力バッファ領域8aの全てのア
ドレスのデータの二乗の総和、Fは入力バッファ8aの
全てのアドレスのデータの総和となっている。従ってス
テップ75でこれらの値を夫々ポインタIで割算するこ
とによってFには平均値が得られる。そしてステップ7
6に進んで値EからFの二乗を減算することにより、分
散Vが得られることとなる。
【0019】そしてこの分散の算出処理を終えると図8
に示すステップ62に戻り、得られた分散Vが分散の所
定値V0 以下かどうかをチェックする。V0 以下であれ
ばステップ63に進んでルーチン27において得られた
最頻値Mを最頻値M0 とし、分散VがV0 を越えていれ
ばこの処理を行うことなくステップ64に進んで最頻値
0 の値をD/A変換器10に出力する。そしてアナロ
グ信号に変換してオフセット値として出力する。次いで
ステップ65に進んでポインタIをインクリメントし、
ステップ22に戻る。
【0020】本実施例は例えば林道等を通過する際にカ
ーブが連続することにより、角速度のばらつきが大きく
なれば、この時点で得られる最頻値がオフセット分に相
当する可能性が少し低くなる。そこでその直前にオフセ
ットとして判別された最頻値M0 をオフセット値として
出力し、減算器3により減算することによって、オフセ
ットのない信号を出力するようにしている。オフセット
分は温度変化等によって変動するが、急激には変化しな
いものと考えられるため、信頼性の低い最頻値よりその
直前の最頻値をオフセット分とすることにより正確にオ
フセット分を算出して出力することができる。尚本実施
例においてステップ21〜27はジャイロスコープから
の入力信号の所定時間前までの最頻値を算出する最頻値
算出手段6aを構成しており、ルーチン61は入力信号
のばらつきを算出するばらつき算出手段6b、ステップ
62〜64は算出されたばらつきが所定値以下のときに
最頻値算出手段で得られた最頻値をオフセットとし、ば
らつきが所定値を越えるときはその直前にオフセットと
して判別された最頻値M0 をその時点までのオフセット
値として出力する最頻値判別手段6cの機能を達成して
いる。
【0021】尚本実施例は分散を用いてジャイロスコー
プからの信号のばらつきを検出するようにしているが、
分散に代えて標準偏差等の他の指標を用いてばらつきを
算出するようにしてもよいことはいうまでもない。
【0022】又前述した第1,第2実施例では、ジャイ
ロスコープ1からの信号を直接A/D変換器4に入力す
るようにしているが、ローパスフィルタ等を設けて高い
周波数成分のノイズを除去するようにしてもよい。この
場合にはジャイロスコープ1からの信号の変化が問題と
ならないように必要最小限の時定数のローパスフィルタ
を選択する必要がある。又ハードウェアによるローパス
フィルタに代えて、マイクロコンピュータを用いて移動
平均処理によってノイズ成分を除去することもできる。
この場合もジャイロからの出力信号が変化しないような
時定数に設定することが必要である。又本実施例はA/
D変換器4のダイナミックレンジをジャイロスコープ1
からの出力可能な範囲としているが、オフセットを生じ
ると考えられるジャイロスコープ1の出力範囲にA/D
変換器のダイナミックレンジを合わせるようにしてもよ
い。こうすればA/D変換器のダイナミックレンジを大
きくすることなく正確にオフセットを算出することがで
きる。
【0023】又第1,第2実施例はジャイロスコープと
して振動ジャイロを例示して説明しているが、本発明に
用いるジャイロスコープは振動ジャイロに限定されず、
光ファイバジャイロ,リングレーザジャイロ,メカニカ
ルジャイロ等、種々の形式のジャイロスコープを用いて
構成することができる。又本実施例の角速度センサは車
両に搭載する角速度センサに限らず、種々の移動体に搭
載される角速度センサに適用することが可能である。
【0024】又第1,第2実施例では、1秒毎にA/D
変換を行ってジャイロスコープ1からの信号を取込み、
600個のデータを用いて最頻値を判別しているが、A
/D変換の時間やデータ数はこれに限らず任意に定める
ことができることはいうまでもない。
【0025】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本願の請求項
1〜3の発明によれば、ジャイロスコープの角速度信号
に含まれるオフセットを効果的に除去することができ
る。このため他のセンサや他の装置を用いることなく、
極めて簡単な構成で車両の位置検出装置に応用すること
ができるという効果が得られる。
【0026】又本願の請求項2の発明によれば、林道等
のカーブの多い道路を通行する場合にも、より正確にジ
ャイロスコープのオフセットを除去することができると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による角速度センサの主要
部を示すブロック図である。
【図2】本実施例のメモリを示すメモリマップである。
【図3】本実施例のジャイロから得られる信号の一例を
示すグラフである。
【図4】第1実施例の動作を示すフローチャート(その
1)である。
【図5】第1実施例の動作を示すフローチャート(その
2)である。
【図6】第1実施例の動作を示すフローチャート(その
3)である。
【図7】本発明の第2実施例による角速度センサの主要
部を示すブロック図である。
【図8】第2実施例の動作を示すフローチャート(その
1)である。
【図9】第2実施例の動作を示すフローチャート(その
2)である。
【符号の説明】
1 ジャイロスコープ 2 最頻値算出部 3 減算器 4 A/D変換器 6 CPU 6a 最頻値算出手段 6b ばらつき算出手段 6c 最頻値判別手段 7 ROM 8 RAM 8a 入力バッファ領域 8b 度数表領域 10 D/A変換器

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体に搭載されるジャイロスコープ
    と、 前記ジャイロスコープからの信号が入力され、所定時間
    の間の該入力信号の最頻値をオフセットとして算出する
    最頻値算出手段と、 前記ジャイロスコープから得られる信号から前記最頻値
    算出手段より算出された最頻値を減算する減算手段と、
    を具備することを特徴とする角速度センサ。
  2. 【請求項2】 移動体に搭載されるジャイロスコープ
    と、 前記ジャイロスコープからの信号が入力され、所定時間
    の間の該入力信号の最頻値を順次算出する最頻値算出手
    段と、 前記最頻値算出手段によって算出される所定時間の間に
    前記ジャイロスコープから入力される入力信号のばらつ
    きを算出するばらつき算出手段と、 前記ばらつき算出手段により算出されるばらつきが所定
    値以下のときに前記最頻値算出手段によって算出された
    最頻値をオフセットとし、算出されたばらつきが所定値
    を越えるときにその直前にオフセットとして判別された
    最頻値をオフセットとして出力する最頻値判別手段と、 前記ジャイロスコープから得られる信号から前記最頻値
    判別手段より出力された最頻値を減算する減算手段と、
    を具備することを特徴とする角速度センサ。
  3. 【請求項3】 前記ジャイロスコープは、振動ジャイロ
    スコープであることを特徴とする請求項1又は2記載の
    角速度センサ。
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KR100734284B1 (ko) * 2005-11-09 2007-07-02 삼성전자주식회사 가속도 검출기의 오프셋 보상 방법, 이를 수행하기 위한프로그램이 저장된 기록매체 그리고 이에 적합한 장치
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