JP2798815B2 - 角度算出装置 - Google Patents

角度算出装置

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JP2798815B2
JP2798815B2 JP3110750A JP11075091A JP2798815B2 JP 2798815 B2 JP2798815 B2 JP 2798815B2 JP 3110750 A JP3110750 A JP 3110750A JP 11075091 A JP11075091 A JP 11075091A JP 2798815 B2 JP2798815 B2 JP 2798815B2
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光二 瀬脇
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Alpine Electronics Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は振動ジャイロ等の角度検
出センサを用いて回転角度を演算する角度算出装置に係
り、特に自動車などに搭載したナビゲーションシステム
に用いられる角度算出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両に取付けた振動ジャイロ
から出力される角速度に応じた信号を用いて車両の回転
角度を算出する角度算出装置がある。
【0003】図4は従来の角度算出装置の例である。車
両等に取付けられた振動ジャイロ11は車両等の角速度
に応じた信号を出力し、A/D変換器12は振動ジャイ
ロ11から出力された信号をアナログからデジタルに変
換し、角速度データ変換部13はA/D変換器12から
出力されるデータを角速度データに変換し、角度演算部
14は角速度データ変換部13より出力される角速度デ
ータを用いて角度を演算する。
【0004】振動ジャイロ11は、横断面がN角形(但
しNは3もしくは5以上の整数)の柱状の振動体と、振
動体の少なくとも1つの側面に形成される検出用圧電素
子と、振動体の検出用圧電素子が形成されていない側面
に形成され、振動体を振動させるための駆動用圧電素子
を含み、振動体長手方向の軸を中心として回転すると、
振動方向に直交する方向にコリオリ力が働き、このコリ
オリ力によって振動体の振動方向が変わり、検出用圧電
素子に出力電圧が発生し、この出力電圧を角速度信号と
して出力するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の角度算出
装置では、図5の(a)に示すように、車両が停止してい
る時(エンジンをかけていない状態)、すなわち、車両
が回転運動していない時でも振動ジャイロから出力され
る信号は0とならず、オフセット電圧(Ωoff)を含んで
いる。このため、停止していてもあたかも回転している
ようになり、回転角度は零とならず、図5の(b)に示す
ように増大する問題があった。又、図6の(a)に示すよ
うに、車両が停止してエンジンをかけた状態において
は、車両の振動等により不要な角速度を発生してしま
い、該不要な角速度による角度変動が発生して、図6の
(b)に示すように回転角度が変動する問題があった。
尚、図6の(b)には、オフセットの影響も含まれてい
る。そして、このオフセット電圧及び振動分により走行
中においても正しい角度算出ができない問題があった。
以上から、本発明の目的はオフセット電圧や車両の振動
等による角度変動を除去することができる角度算出装置
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明におい
て、車両が走行中であるか停止中であるかを判別する監
視部と、停止中における角速度信号を平均化してオフセ
ット値を算出するオフセット算出部と、走行中における
角速度信号からオフセット値をキャンセルして角速度を
算出する角度算出部と、オフセットキャンセルして得ら
れた角速度が予め設定されたスレッショルドレベル以上
のときのみ、該角速度に基づいて回転角度を演算する角
度演算部により達成される。
【0007】
【作用】本発明によれば、車速センサから出力されたパ
ルスにより車両が走行中であるか停止中であるかを判別
し、オフセット算出部で停止中における角速度信号を平
均化してオフセット値を算出し、走行中における角速度
データからオフセット値をキャンセルして角速度信号を
算出し、前記得られた角速度信号により回転角度を演算
し、オフセット電圧による角度変動を少なくする。
【0008】又、角速度のスレッショルドレベルを設定
しておき、オフセットキャンセルして得られた角速度信
号がスレッショルドレベル以下の時は車両の振動による
ものとして無視し、スレッショルドレベル以上の時、該
角速度信号を用いて回転角度を演算し、車両の振動によ
る角度変動をなくす。
【0009】
【実施例】全体の構成 図1は本発明の実施例構成図である。
【0010】図1において、車両に取付けられた振動ジ
ャイロ1は車両等の角速度に応じた信号を出力し、A/
D変換器2は振動ジャイロ1から出力された信号をアナ
ログからデジタルに変換し、角速度データ変換部3はA
/D変換器2から出力される角速度データを数回サンプ
リングすることにより平均化し、その平均化した角速度
データをオフセット算出部6及び角速度算出部7に出力
する。
【0011】車速センサ4は、走行中の車速に応じたパ
ルスを出力し、車速監視部5は車速センサ4から出力さ
れたパルスにより走行中か停車中かを判別し、停車して
いる時には、オフセット算出部6に停車中であることを
示す信号STPを出力する。尚、車両のサイドブレ−キ
4′の状態をも考慮して、走行中であるか停止中である
かを判別すればより正確に停止中を検出できる。
【0012】オフセット算出部6は、車速監視部5から
停車中信号STPが出力されると、角速度データ変換部
3より出力された角速度データを数秒平均化し、該平均
化した値をオフセット値(Ωoff)として角速度算出部7
に出力する。角速度算出部7は、角速度データ変換部3
より出力された角速度データ(Ω)よりオフセット値
(Ωoff)をキャンセルし、該オフセットキャンセルされ
た角速度が予め振動分を除去するために設定されている
スレッショルドレベル(Ωthr)より大きいか判別し、角
速度を角度演算部8に出力する。角度演算部8は、角速
度算出部7から出力された角速度を積分することにより
回転角度を演算する。
【0013】角度算出制御 図2は角度算出処理の流れ図である。車両に取付けた振
動ジャイロ1から角速度に応じた信号が出力されると、
A/D変換器2により角速度信号をアナログからデジタ
ルに変換し、角速度データ変換部3でA/D変換器2に
より出力される信号を数回サンプリングして平均化し、
角速度データΩを発生する(ステップ101)。オフセ
ット算出部6は、走行中であるか停止中であるかを、車
速監視部5からの信号により判断する。尚、停止中の場
合には、車速監視部5はオフセット算出部6に停車中で
あることを示す停止中信号STPを出力する(ステップ
102)。
【0014】停車中であれば、オフセット算出部6は角
速度データ変換部3で変換した角速度信号をサンプリン
グして平均化し(ステップ103)、再度停車中である
かを確認し(ステップ104)、停車中であれば、角速
度信号を平均化した回数が予定数に達しているかを確認
し(ステップ105)、予定数に達している時は、平均
化した値をオフセット値(Ωoff)として角速度算出部
7に出力する(ステップ106)。又、予定数に達して
いない時には、再度角速度データのサンプリングをして
予定数に達するまで平均化を繰り返す(ステップ10
3、104、105)。
【0015】一方、前記ステップ103において、走行
中であれば、角速度算出部7は角速度データ変換部3よ
り出力された角速度信号(Ω)から、オフセット値(Ω
off)を減算することにより得られた角速度信号(Ωa)を
算出する(Ω−Ωoff→Ωa,ステップ107)。
【0016】ついで、角速度算出部7は角速度信号Ωa
が、予め設定されている角速度のスレッショルドレベル
(θthr)以上かを判別し、スレッショルドレベル以上の
時は角速度Ωaを角度演算部8に入力し、スレッショル
ドレベル以下の時は振動によるものとして角速度Ωa
角度演算部8には入力しない(ステップ108)。角度
算出部8は角速度Ωaが入力されると次式 θ = θOLD+Δθ ・・・(1) Δθ = Ωa・t ・・・(2) = Ωa・Av/fs により求める。但し、前回迄の累計角度をθOLD、微小
変化角度をΔθ、角速度アベレ−ジング時のサンプリン
グ周波数をfs、サンプリング回数をAvとしている。
【0017】図3は、本発明の角速度電圧と演算角度の
特性図である。車両が停車している時、角速度データを
平均化して、オフセット値(Ωoff)を求め、該オフセッ
ト値をキャンセルするから、角速度算出部7からは、図
3の(a)に示すように、オフセット電圧を含まない角速
度信号が出力される。又、オフセットキャンセルされた
角速度信号が予め振動分を除去するために設定されてい
るスレッショルドレベル(Ωthr,図3の(a)参照)より
小さい場合には、振動によるものとして無視し、大きい
場合のみ角度演算部に出力して角度演算するようにして
いるから、角速度電圧は等価的に、図3の(b)に示すよ
うになり、角度は図3の(c)に示すようになる。
【0018】
【本発明の効果】以上、本発明によれば、車両が走行中
であるか停止中であるかを判別する監視部と、停止中に
おける角速度信号を平均化してオフセット値を算出する
オフセット算出部と、走行中における角速度信号からオ
フセット値をキャンセルして角速度を算出する角度算出
部と、オフセットキャンセルして得られた角速度が予め
設定されたスレッショルドレベル以上のときのみ、該
速度に基づいて回転角度を演算する角度演算部を設けて
回転角度を演算するように構成したから、オフセット電
圧による角度変動車両の振動による角度変動を除去し
て正しい角度算出をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例構成図である。
【図2】本発明の角度算出処理の流れ図である。
【図3】本発明の角速度電圧と演算角度の特性図であ
る。
【図4】従来の全体構成図である。
【図5】オフセット電圧を含む角速度電圧と演算角度の
特性図である。
【図6】車両の振動等を含む角速度電圧と演算角度の特
性図である。
【符号の説明】
4 車速センサ 5 車速監視部 6 オフセット算出部 7 角速度算出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01C 19/00 - 19/72

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に取付けた角度検出センサから出力
    される角速度信号を用いて車両の回転角度を算出する角
    度算出装置において、 車両が走行中であるか停止中であるかを判別する監視部
    と、 停止中における角速度信号を平均化してオフセット値を
    算出するオフセット算出部と、 走行中における角速度信号からオフセット値をキャンセ
    ルして角速度を算出する角度算出部と、 オフセットキャンセルして得られた角速度が予め設定さ
    れたスレッショルドレベル以上のときのみ、該角速度に
    基づいて回転角度を演算する角度演算部を有することを
    特徴とする角度算出装置。
JP3110750A 1991-04-17 1991-04-17 角度算出装置 Expired - Lifetime JP2798815B2 (ja)

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JPH05306936A JPH05306936A (ja) 1993-11-19
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2016223793A (ja) * 2015-05-27 2016-12-28 多摩川精機株式会社 路面凹凸計測装置

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