JPH08327378A - 車両位置算出装置 - Google Patents

車両位置算出装置

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JPH08327378A
JPH08327378A JP13765895A JP13765895A JPH08327378A JP H08327378 A JPH08327378 A JP H08327378A JP 13765895 A JP13765895 A JP 13765895A JP 13765895 A JP13765895 A JP 13765895A JP H08327378 A JPH08327378 A JP H08327378A
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JP
Japan
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vehicle
acceleration
traveling
acceleration sensor
speed
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Application number
JP13765895A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Maeda
裕幸 前田
Hiroaki Tsuji
弘彰 辻
Yoshihiko Honjiyouya
義彦 本庄谷
Yoichiro Suga
陽一郎 須賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複雑な配線工事を行うことなく、簡単に車両
に取り付けることができ、高精度に車両位置を算出する
ことができる車両位置算出装置を提供する。 【構成】 CPU6によつて、停車時または定速度走行
時に、車両の前後方向の加速度を検出する加速度センサ
1及び車両の上下方向の加速度を検出する加速度センサ
2の検出信号に基づいて、路面の前後方向の傾斜角度が
演算され、車両走行時に、加速度センサ2の検出信号に
基づいて、路面の傾斜角度の変化が演算され、得られた
演算値に基づいて、加速度センサ1及び加速度センサ2
の検出信号への重力加速度成分の影響が除去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の位置、方位及び
周囲の地図情報を表示する車載用ナビゲーションシステ
ムに使用される車両位置算出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の車両位置算出装置の構成を
示すブロツク図であり、車両の速度が車速センサ71で
検出され、検出された車速信号は、車速センサ71に接
続された車速信号変換回路72で、信号レベルが変換さ
れて、車速信号変換回路72に接続され、全体の動作を
制御するCPU76に入力される。同様に、角速度セン
サ73で検出された車両の角速度信号は、角速度センサ
73に接続されたAD変換回路74でAD変換されて、
AD変換回路74に接続されたCPU76に入力され、
衛星からの電波により車両に関する測定を行うGPS受
信機75からの信号が、GPS受信機75に接続された
CPU76に入力される。
【0003】CPU76では、車速センサ71からの車
速信号を積分して、走行距離を算出すると共に、角速度
センサ73からの角速度信号を積分して車両の走行方位
を算出し、走行軌跡を求めて車両の位置を算出する。G
PS受信機75からも、車両の位置情報が出力される
が、通常数10mの誤差があるために、走行軌跡から算
出した車両位置とGPS受信機75から得られた位置が
大きくずれた時だけ、車両位置をGPS受信機75から
得られる位置に修正している。
【0004】このように、従来の車両位置検出装置で
は、車速センサ71と角速度センサ73を用いて車両の
走行距離と走行方位を求めることにより車両の位置を算
出し、GPS受信機75が衛星の電波を受信できない条
件でも、常に車両の位置を求めることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の車両位置算出装置では、通常車速センサ71は、車両
の製造時に付けられたものを流用するために、取り付け
時に車速センサの出力信号を取出して車速信号変換回路
72に接続する必要がある。車速センサ71の出力信号
の位置は、車種ごとに異なりまた取出しに手間がかかる
ため、従来この取り付け作業は専門店でしか行えなかっ
た。
【0006】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、複雑な配線工事を行うことなく、簡単に
車両に取り付けることができ、高精度に車両位置を算出
することができる車両位置算出装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、車両の前後方向の加速度を
検出する第1の加速度センサと、車両の上下方向の加速
度を検出する第2の加速度センサと、前記第1の加速度
センサの検出信号を積分して、車両の走行速度を求め、
該走行速度を積分して車両の走行距離を求める演算手段
とを備えた車両位置算出装置において、停車時または定
速度走行時に、前記第1の加速度センサ及び前記第2の
加速度センサの検出信号に基づいて、路面の前後方向の
傾斜角度を演算し、車両走行時に、前記第2の加速度セ
ンサの検出信号に基づいて、路面の傾斜角度の変化を演
算し、前記第1の加速度センサ及び前記第2の加速度セ
ンサの検出信号への重力加速度成分の影響を除去する補
正演算手段を有することを特徴とするものである。
【0008】同様に前記目的を達成するために、請求項
2記載の発明は、車両の前後方向の加速度を検出する第
1の加速度センサと、車両のヨー方向の角速度を検出す
る第1の角速度センサと、車両のピッチ方向の角速度を
検出する第2の角速度センサと、車両の前後方向の加速
度を積分して車両の走行速度を求め、該走行速度を積分
して車両の走行距離を求める演算手段とを備えた車両位
置算出装置において、停車時に車両の前後方向に加わる
重力成分から路面の前後方向の傾斜角を算出し、車両走
行時に前記第2の角速度センサの検出信号を積分するこ
とにより、路面の傾斜角度の変化を算出し、前記第1の
加速度センサの検出信号への重力加速度成分の影響を除
去する補正演算手段を有することを特徴とするものであ
る。
【0009】同様に前記目的を達成するために、請求項
3記載の発明は、車両の前後方向の加速度を検出する第
1の加速度センサと、車両のヨー方向の角速度を検出す
る第1の角速度センサと、衛星からの電波により車両に
関する測定を行うGPS受信機と、車両の前後方向の加
速度を積分して車両の走行速度を求め、該走行速度を積
分して車両の走行距離を求める演算手段とを備えた車両
位置算出装置において、停車時に車両の前後方向に加わ
る重力成分から路面の前後方向の傾斜角を算出し、車両
走行時に前記GPS受信機からのデータにより、車両の
前後方向の傾斜角度を算出し、前記第1の加速度センサ
の検出信号への重力加速度成分の影響を除去する補正演
算手段を有することを特徴とするものである。
【0010】同様に前記目的を達成するために、請求項
4記載の発明は、車両の前後方向の加速度を検出する第
1の加速度センサと、車両のヨー方向の角速度を検出す
る第1の角速度センサと、地図データが格納された地図
データベースと、車両の前後方向の加速度を積分して車
両の走行速度を求め、該走行速度を積分して車両の走行
距離を求める演算手段とを備えた車両位置算出装置にお
いて、現在走行中の道路リンクの勾配角度、または該リ
ンク両端のノード標高値を、前記地図データベースより
読出し、読出しデータに基づいて、路面の前後方向の傾
斜角度を検出し、前記第1の加速度センサの検出信号へ
の重力加速度成分の影響を除去する補正演算手段を有す
ることを特徴とするものである。
【0011】同様に前記目的を達成するために、請求項
5記載の発明は、車両の前後方向の加速度を検出する第
1の加速度センサと、車両のヨー方向の角速度を検出す
る第1の角速度センサと、外部データにより自車の走行
状態を検出する外部データ取込手段と、車両の前後方向
の加速度を積分して車両の走行速度を求め、該走行速度
を積分して車両の走行距離を求める演算手段とを備えた
車両位置算出装置において、前記外部データ取込手段か
らのデータに基づいて得られる車両速度により、前記第
1の加速度センサのオフセット出力を除去する補正演算
手段を有することを特徴とするものである。
【0012】同様に前記目的を達成するために、請求項
6記載の発明は、車両の前後方向の加速度を検出する第
1の加速度センサと、車両のヨー方向の角速度を検出す
る第1の角速度センサと、衛星からの電波により車両に
関する測定を行うGPS受信機と、車両の前後方向の加
速度を積分して車両の走行速度を求め、該走行速度を積
分して車両の走行距離を求める演算手段とを備えた車両
位置算出装置において、前記GPS受信機からのドップ
ラー移動速度により、車両速度を修正する補正演算手段
を有することを特徴とするものである。
【0013】同様に前記目的を達成するために、請求項
7記載の発明は、車両の前後方向の加速度を検出する第
1の加速度センサと、車両のヨー方向の角速度を検出す
る第1の角速度センサと、車両の前後方向の加速度を積
分して車両の走行速度を求め、該走行速度を積分して車
両の走行距離を求める演算手段とを備えた車両位置算出
装置において、前記第1の角速度センサの出力信号によ
り、車体左右方向の加速度を予測し、該加速度の車両の
進行方向加速度への影響を除去する補正演算手段を有す
ることを特徴とするものである。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明では、補正演算手段によつ
て、停車時または定速度走行時に、車両の前後方向の加
速度を検出する第1の加速度センサ及び車両の上下方向
の加速度を検出する第2の加速度センサの検出信号に基
づいて、路面の前後方向の傾斜角度が演算され、車両走
行時に、第2の加速度センサの検出信号に基づいて、路
面の傾斜角度の変化が演算され、第1の加速度センサ及
び第2の加速度センサの検出信号への重力加速度成分の
影響が除去される。
【0015】このように、第1の加速度センサ及び第2
の加速度センサの検出信号への重力加速度成分の影響が
除去された状態で、演算手段によって、第1の加速度セ
ンサの検出信号が積分されて車両の走行速度が求めら
れ、該走行速度が積分されて車両の走行距離が求められ
る。
【0016】請求項2記載の発明では、補正演算手段に
よつて、停車時に車両の前後方向に加わる重力成分から
路面の前後方向の傾斜角が算出され、車両走行時に車両
のピッチ方向の角速度を検出する第2の角速度センサの
検出信号が積分されて、路面の傾斜角度の変化が算出さ
れ、車両の前後方向の加速度を検出する第1の加速度セ
ンサの検出信号への重力加速度成分の影響が除去され
る。
【0017】このように、第1の加速度センサの検出信
号への重力加速度成分の影響が除去された状態で、演算
手段によって、第1の加速度センサの検出信号が積分さ
れて車両の走行速度が求められ、該走行速度が積分され
て車両の走行距離が求められる。
【0018】請求項3記載の発明では、補正演算手段に
よって、停車時に車両の前後方向に加わる重力成分から
路面の前後方向の傾斜角が算出され、車両走行時に衛星
からの電波により車両に関する測定を行うGPS受信機
により、車両の前後方向の傾斜角度が算出され、車両の
前後方向の加速度を検出する第1の加速度センサの検出
信号への重力加速度成分の影響が除去される。
【0019】このように、第1の加速度センサの検出信
号への重力加速度成分の影響が除去された状態で、演算
手段によって、車両の前後方向の加速度が積分されて車
両の走行速度が求められ、該走行速度が積分されて車両
の走行距離が求められる。
【0020】請求項4記載の発明では、補正演算手段に
よって、現在走行中の道路リンクの勾配角度、または該
リンク両端のノード標高値が、地図データが格納された
地図データベースより読出され、読出しデータに基づい
て、路面の前後方向の傾斜角度が検出され、車両の前後
方向の加速度を検出する第1の加速度センサの検出信号
への重力加速度成分の影響を除去される。
【0021】このように、第1の加速度センサの検出信
号への重力加速度成分の影響が除去された状態で、演算
手段によって、第1の加速度センサの検出信号が積分さ
れて車両の走行速度が求められ、該走行速度が積分され
て車両の走行距離が求められる。
【0022】請求項5記載の発明では、補正演算手段に
よつて、外部データにより自車の走行状態を検出する外
部データ取込手段からのデータに基づき得られる車両速
度により、車両の前後方向の加速度を検出する第1の加
速度センサのオフセット出力が除去される。
【0023】このように、第1の加速度センサのオフセ
ット出力が除去された状態で、演算手段によって、第1
の加速度センサの検出信号が積分されて車両の走行速度
が求められ、該走行速度が積分されて車両の走行距離が
求められる。
【0024】請求項6記載の発明では、演算手段によっ
て、車両の前後方向の加速度を検出する第1の加速度セ
ンサの検出信号が積分されて車両の走行速度が求められ
るが、この場合、衛星からの電波により車両に関する測
定を行うGPS受信機からのドップラー移動速度によ
り、車両の走行速度が修正される。このように、走行速
度が修正された状態で、修正された走行速度が積分され
て車両の走行距離が求められる。
【0025】請求項7記載の発明では、補正演算手段に
よつて、車両のヨー方向の角速度を検出する第1の角速
度センサの出力信号により、車体左右方向の加速度が予
測され、該加速度の車両の進行方向加速度への影響が除
去される。
【0026】このように、車体左右方向の加速度が予測
され、該加速度の車両の進行方向加速度への影響が除去
された状態で、演算手段によって、第1の加速度センサ
の検出信号が積分されて車両の走行速度が求められ、該
走行速度が積分されて車両の走行距離が求められる。
【0027】
【実施例】
[第1の実施例]本発明の第1の実施例を、図1ないし
図3を参照して説明する。
【0028】図1は本実施例の構成を示すブロック図、
図2は実施例での走行距離の演算処理を示す説明図、図
3は本実施例での路面の傾斜角度の演算処理の説明図で
ある。
【0029】本実施例は、図1に示すように、車両の前
後方向の加速度を検出する加速度センサ1、車両の上下
方向の加速度を検出する加速度センサ2、及び車両のヨ
ー方向の角速度を検出する角速度センサ3がAD変換を
行うAD変換回路4に接続され、このAD変換回路4
と、衛星からの電波を受信して、車両の位置、速度、方
位を測定するGPS受信機とが、全体の動作を制御する
CPU6に接続されている。また、CPU6には、地図
データが格納された地図データ格納装置7と、車両位置
と周辺の地図画像を表示する表示装置8が接続されてい
る。
【0030】本実施例では、CPU6は、加速度センサ
2の検出信号から、路面の傾斜が変化する時に、車両の
上下方向に発生する遠心力を検出し、路面の傾斜を演算
し、加速度センサ1に加わる重力の影響を除去する機
能、加速度センサ1の検出信号を積分して走行速度を演
算し、走行速度を積分して走行距離を演算する機能、角
速度センサ3の検出信号を積分して走行方位を演算し、
走行軌跡を得て車両位置を検出する機能、GPS受信機
5で測定された車両位置と、走行軌跡から検出した車両
位置が大きくずれた場合は、車両位置をGPS受信機5
から得られた位置に修正する機能を有している。
【0031】このような構成の本実施例の動作を説明す
る。図3において、車両がA点からD点まで走行する場
合、路面が水平な状態から傾斜角θの登り坂に変化し、
その途中にB点からC点までの路面の曲率半径がrの領
域が存在する。説明を簡単にするために、重力の影響を
省略すると、車両が一定速度Vで走行していると、路面
の傾斜が一定のA点からB点までと、C点からD点まで
は、車両の前後方向、上下方向ともに加速度は発生しな
い。B点からC点までは前後方向には加速度は発生しな
いが上下方向には、遠心力により加速度αが発生する。
上下方向に発生する加速度αの大きさは、(1)式で表
される。
【0032】 α=V2 /r ・・・ (1) 一方、車両がB点からC点まで移動するのに要する時間
Tは、(2)式で表される。
【0033】 T=rθ/V ・・・ (2) 上下方向に発生する加速度αを時間積分すると、(3)
式が得られる。
【0034】 ∫αdt=Vθ ・・・ (3) 従って、路面の傾斜角θは、初期値をθ0 として、
(4)式で表される。
【0035】 θ=∫(α/V)dt+θ0 ・・・ (4) 図2に基づいて、本実施例の動作を説明すると、AD変
換された加速度センサ1の検出信号201は、重力の補
正を行う加算器204を介して、積分処理器205に入
力され、積分処理されて速度信号が得られ、この速度信
号は、積分処理器206に入力されて、積分処理されて
走行距離信号が得られると共に、除算処理器209に入
力される。また、傾斜角算出手段212では、停車時ま
たは一定速度での走行時に、AD変換された加速度セン
サ1及び加速度センサ2の検出信号201、202に基
づいて、重力ベクトルの方向を検出して、車両の傾斜角
の初期値θ0 を算出し、積分処理器210に入力する。
【0036】一方、AD変換された加速度センサ2の検
出信号202は、重力の補正を行う加算器208を介し
て、除算処理器209に入力され、積分処理器205か
らの速度信号により除算処理されてα/V信号が得ら
れ、車両の傾斜角の初期値θ0が取り込まれる積分処理
器210において、積分処理されて(4)式で示した路
面の傾斜角θが演算される。この場合、除算処理器20
9では、演算のオーバフローを防止するために、速度が
所定値以下では零を出力する。
【0037】そして、演算された傾斜角θに基づいて、
車両の前後方向の重力成分207が演算され、加算器2
04において、加速度センサ1の検出信号から、重力成
分207が除去されて、車両の前後方向の加速度が補正
される。同様にして、演算された傾斜角θに基づいて、
車両の上下方向の重力成分211が演算され、加算器2
08において、加速度センサ2の検出信号から、重力成
分211が除去されて、車両の上下方向の加速度が補正
される。
【0038】このようにして、積分処理器205によつ
て、車両の前後方向の加速度に対する路面の傾斜による
重力の影響が除去補正された状態で、車両の走行速度が
高精度に演算され、積分処理器206によって、車両の
前後方向の加速度に対する路面の傾斜による重力の影響
が除去補正された状態で、車両の走行距離が高精度に演
算される。
【0039】以上に説明したように、本実施例による
と、加速度センサ1、2の検出信号から、停車時または
定速度走行時に路面傾斜角が演算され、走行時には加速
度センサ2の検出信号から、車両の上下方向の遠心力を
演算し、これに基づく積分処理によつて、常時路面傾斜
角を演算することが可能になり、加速度センサ1、2の
検出信号に対して、路面傾斜に基づく重力成分を演算し
て、重力成分の影響を除去補正することにより、常に路
面傾斜角の変化に影響されずに、車両の走行距離を高精
度に演算することが可能になる。
【0040】[第2の実施例]本発明の第2の実施例
を、図4及び図5を参照して説明する。
【0041】図4は本実施例の構成を示すブロック図、
図5は本実施例での走行距離の演算処理を示す説明図で
あり、すでに説明した図1、図2と同一部分には同一符
号が付されている。
【0042】本実施例は、図4に示すように、すでに図
1を参照して説明した第1の実施例に対して、加速度セ
ンサ2に代えて、ピッチ方向の角速度を検出する角速度
センサ20が設けられている。
【0043】本実施例では、CPU6は、角速度センサ
20の検出信号を積分して、路面の傾斜の傾斜を算出
し、加速度センサ1に加わる重力の影響を除去する機
能、加速度センサ1の検出信号を積分して走行速度を演
算し、走行速度を積分して走行距離を演算する機能、角
速度センサ3の検出信号を積分して走行方位を演算し、
走行軌跡を得て車両位置を検出する機能、GPS受信機
5で測定された車両位置と、走行軌跡から検出した車両
位置が大きくずれた場合は、車両位置をGPS受信機5
から得られた位置に修正する機能を有している。
【0044】本実施例のその他の部分の構成は、すでに
説明した第1の実施例と同一なので重複する説明は行わ
ない。
【0045】このような構成の本実施例の動作を、図5
を参照して説明する。停車時または定速度走行時に、A
D変換された加速度センサ1の検出信号が、傾斜角算出
手段212に入力され、該検出信号から重力ベクトルの
方向が検出されて、車両の傾斜角の初期値θ0が求めら
れ、この初期値θ0が入力される積分処理器210によ
つて、AD変換された角速度センサ20の検出信号が積
分されて路面傾斜θが求められる。この路面傾斜θから
加速度センサ1が検出する車両前後方向の加速度に対す
る重力成分207が演算され、加算器204で加速度セ
ンサ1の検出信号から重力の影響が除去補正される。次
いで、重力成分が補正除去された車両の前後方向の加速
度信号が積分処理器205で積分されて、車両の走行速
度が演算され、走行速度信号が積分処理器206で積分
されて、車両の走行距離が演算される。
【0046】このように、本実施例によると、加速度セ
ンサ1の検出信号から、停車時または定速走行時に路面
傾斜角を求めると共に、走行時には角速度センサ20か
ら車両のピッチ方向の角速度を求め、これを積分するこ
とにより、路面傾斜角を常時求めることができ、加速度
センサ1に働く重力成分を演算し、加速度センサ1の検
出信号の重力成分の影響を除去し、路面傾斜角の変化に
影響されずに、車両の高精度の走行距離が演算可能にな
る。
【0047】[第3の実施例]本発明の第3の実施例を
図6を参照して説明する。
【0048】図6は本実施例での走行距離の演算処理を
示す説明図であり、すでに説明した図2と同一部分には
同一符号が付されている。
【0049】本実施例は、すでに図1を参照して説明し
た第1の実施例から、加速度センサ2と角速度センサ3
とを取り除いた構成となっている。
【0050】本実施例では、CPU6は、GPS受信器
5からのGPS仰角出力信号30に基づいて、加速度セ
ンサ1に加わる重力の影響を除去する機能、加速度セン
サ1の検出信号を積分して走行速度を演算し、走行速度
を積分して走行距離を演算する機能、GPS受信機5で
測定された車両位置と、走行軌跡から検出した車両位置
が大きくずれた場合は、車両位置をGPS受信機5から
得られた位置に修正する機能を有している。
【0051】本実施例のその他の部分の構成は、すでに
説明した第1の実施例と同一なので重複する説明は行わ
ない。
【0052】本実施例の動作を、図6を参照して説明す
る。本実施例では、GPS受信機5からのGPS仰角出
力信号30から、加速度センサ1に対する重力成分20
7が演算されて加算器204に入力され、加算器204
で、AD変換された加速度センサ1の検出信号201に
対して、重力成分の除去補正が行われる。次いで、補正
された加速度センサ1の検出信号によつて、積分処理器
205で積分処理により車両の走行速度が演算され、得
られた走行速度信号が積分処理器206で積分処理され
て車両の走行距離が演算される。
【0053】このように、本実施例によると、勾配算出
用のセンサを使用することなく、GPS受信器5からの
仰角出力信号に基づいて、加速度センサ1に働く重力成
分を演算し、加速度センサ1の検出信号の重力成分の影
響を除去し、路面傾斜角の変化に影響されずに、車両の
高精度の走行距離が演算可能になる。
【0054】[第4の実施例]本発明の第4の実施例を
図7を参照して説明する。
【0055】図7は本実施例での走行距離の演算処理を
示す説明図である。本実施例は、すでに図1を参照して
説明した第1の実施例から、加速度センサ2、角速度セ
ンサ3及びGPS受信器5を取り除いた構成になつてい
る。
【0056】本実施例では、CPU6は、地図データ格
納装置7からの地図データに基づいて、加速度センサ1
に加わる重力の影響を除去する機能、加速度センサ1の
検出信号を積分して走行速度を演算し、走行速度を積分
して走行距離を演算する機能を有している。
【0057】本実施例のその他の部分の構成は、すでに
説明した第1の実施例と同一なので重複する説明は行わ
ない。
【0058】本実施例の動作を、図7を参照して説明す
る。本実施例では、地図データ格納装置7から取込まれ
た「現在走行中のリンクの持つ勾配角度値」または「そ
のリンク両端のノードの持つ標高値から算出した路面勾
配角度値」データ40に基づいて、加速度センサ1に対
する路面傾斜に基づく重力成分207が演算され、加算
器204によつて、AD変換された加速度センサ1の検
出値の重力成分207の影響が除去補正される。そし
て、重力成分の影響が除去補正された加速度センサ1の
検出信号に基づいて、積分処理器205で走行速度が積
分演算され、得られる走行速度信号に基づいて、積分処
理器206での積分演算により、車両の走行距離が演算
される。
【0059】このように、本実施例によると、地図デー
タ格納装置7から取込まれた「現在走行中のリンクの持
つ勾配角度値」または「そのリンク両端のノードの持つ
標高値から算出した路面勾配角度値」データ40に基づ
いて、加速度センサ1に対する路面傾斜に基づく重力成
分207が演算され、加算器204で、加速度センサ1
で検出された車両の前後方向の加速度に対して、重力成
分207の影響が除去されるので、勾配算出用のセンサ
を使用することなく、路面傾斜角の変化に影響されず
に、車両の高精度の走行距離が演算可能になる。
【0060】[第5の実施例]本発明の第5の実施例を
図8を参照して説明する。
【0061】図8は本実施例の構成を示すブロツク図で
ある。本実施例は、図8に示すように、加速度センサ5
1の出力端子が、車両の停車を判定する停車判定手段6
2、進行加速度算出手段53及び勾配角度算出手段52
に接続され、勾配角度算出手段52が進行加速度算出手
段53に接続されている。進行加速度算出手段53に
は、オフセット補正を行うオフセット補正手段59と速
度を演算する積分速度算出手段54が接続され、積分速
度算出手段54には差分速度を演算する差分速度算出手
段56が接続されている。
【0062】また、差分速度算出手段56には差分速度
記憶手段57が接続され、差分速度記憶手段57にはオ
フセット算出手段58が接続され、オフセット算出手段
58にはオフセット補正手段59が接続されている。さ
らに、オフセット補正手段59には、他軸出力除去手段
64が接続され、他軸出力除去手段64には移動速度算
出手段60が接続され、移動速度算出手段60には移動
距離算出手段61が接続されている。
【0063】そして、停車判定手段62が移動速度算出
手段60に接続され、GPS受信機55が、差分速度算
出手段56と移動速度算出手段60とに接続され、角速
度センサ63が他軸出力除去手段64に接続されてい
る。
【0064】このような構成の本実施例の動作を説明す
る。加速度センサ51からの出力αg 及び勾配角度算出
手段52から出力されるGPSドップラー仰角を勾配角
度θとして(上りを正)として、進行加速度算出手段5
3が、進行加速度αを(5)式により算出する。
【0065】 α=αg −Gsinθ(G;重力の加速度) ・・・ (5) 積分速度算出手段54は、αを単純に積分して積分速度
Viを算出する。差分速度算出手段56は、GPS受信
機55から得られたドップラー速度Vgを積分速度Vi
から減じて差分速度Vdを算出する。差分速度記憶手段
57は、時系列に差分速度を記憶していく。オフセット
算出手段58は、差分速度記憶手段57に一定個数以上
差分速度が集まった時点(以後はある一定周期)で、時
間を横軸、差分速度を縦軸に取って回帰計算を行い、回
帰直線の傾きを加速度センサオフセットαoff とする。
【0066】また、差分速度記憶手段57は、加速度セ
ンサオフセットαoff の算出と同時に、記憶した差分速
度を消去し、もしくは1データ分をシフトする。オフセ
ット補正手段59は、αから加速度センサオフセットα
off (オフセット算出手段が オフセットを算出しない
内はαoff =0)を減じ、新たなαとする。他軸出力除
去手段64は、角速度センサ63から旋回角速度wを
得ると、車両の最小回転半径値Rmin とwから、発生が
予測される最小の車軸方向加速度Gx を(6)式で算出
する。
【0067】 Gx =Rmin ×w2 ・・・ (6) 次に、他軸出力除去手段64は、(7)式に示すよう
に、Gxに他軸感度係数(例えば0.05)を乗じて、
他軸感度出力を算出しαより減じ新たな〈α〉とする。
【0068】 〈α〉=α−0.05×Gx ・・・ (7) 移動速度算出手段60は、現状の速度Vm にαを加算し
移動速度を更新する。
【0069】なお、GPS受信機55からドップラー速
度Vg が得られている場合はVm をVg とする。また、
停車判定手段62によって、停車中と判定されている間
は、移動速度Vm は0とする。移動距離算出手段61
は、移動速度Vm をさらに積分して走行距離Lを算出す
る。
【0070】このように、本実施例によると、走行中に
もオフセット算出手段58が、回帰計算を行ってオフセ
ットを算出し、その値を用いてオフセット補正手段59
が補正を行うために、常時高精度に移動加速度を取込む
ことが可能になる。また、移動加速度を積分する速度算
出時にも、移動速度算出手段60が、外部から有効な速
度が得られた場合に、速度修正を行うので、常時高精度
に速度を保持することが可能になる。さらに、勾配角度
算出手段52がGPS受信機55からのドップラー仰角
を用いて勾配角度算出を行うために、勾配角度検出専用
にセンサを設置する必要がなく、コストの上昇を抑える
ことができ、加えて旋回時の他軸感度誤差も他軸出力除
去手段64によって除去することが可能になる。
【0071】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、補正演算
手段により、停車時または定速度走行時に、車両の前後
方向の加速度を検出する第1の加速度センサ及び車両の
上下方向の加速度を検出する第2の加速度センサの検出
信号に基づいて、路面の前後方向の傾斜角度が演算さ
れ、車両走行時に、第2の加速度センサの検出信号に基
づいて、路面の傾斜角度の変化が演算され、第1の加速
度センサ及び第2の加速度センサの検出信号への重力加
速度成分の影響が除去され、演算手段によって、第1の
加速度センサの検出信号が積分されて車両の走行速度が
求められ、該走行速度が積分されて車両の走行距離が求
められるので、路面の傾斜が変化する走行条件下で、斜
面に影響されずに車両の走行距離を高精度で算出するこ
とが可能で、車両への取り付けが簡単な車両位置算出装
置が提供される。
【0072】請求項2記載の発明によると、補正演算手
段により、停車時に車両の前後方向に加わる重力成分か
ら路面の前後方向の傾斜角が算出され、車両走行時に車
両のピッチ方向の角速度を検出する第2の角速度センサ
の検出信号が積分されて、路面の傾斜角度の変化が算出
され、車両の前後方向の加速度を検出する第1の加速度
センサの検出信号への重力加速度成分の影響が除去さ
れ、演算手段によって、第1の加速度センサの検出信号
が積分されて車両の走行速度が求められ、該走行速度が
積分されて車両の走行距離が求められるので、路面の傾
斜が変化する走行条件下で、斜面に影響されずに車両の
走行距離を高精度で算出することが可能で、車両への取
り付けが簡単な車両位置算出装置が提供される。
【0073】請求項3記載の発明によると、補正演算手
段により、停車時に車両の前後方向に加わる重力成分か
ら路面の前後方向の傾斜角が算出され、車両走行時に衛
星からの電波により車両に関する測定を行うGPS受信
機からのデータにより、車両の前後方向の傾斜角度が算
出され、車両の前後方向の加速度を検出する第1の加速
度センサの検出信号への重力加速度成分の影響が除去さ
れ、演算手段によって、車両の前後方向の加速度が積分
されて車両の走行速度が求められ、該走行速度が積分さ
れて車両の走行距離が求められるので、勾配検出用のセ
ンサを具備せずに、路面の傾斜が変化する走行条件下
で、斜面に影響されずに車両の走行距離を高精度で算出
することが可能で、車両への取り付けが簡単な車両位置
算出装置が提供される。
【0074】請求項4記載の発明によると、補正演算手
段により、現在走行中の道路リンクの勾配角度、または
該リンク両端のノード標高値が、地図データが格納され
た地図データベースより読出され、読出しデータに基づ
いて、路面の前後方向の傾斜角度が検出され、車両の前
後方向の加速度を検出する第1の加速度センサの検出信
号への重力加速度成分の影響を除去され、演算手段によ
って、第1の加速度センサの検出信号が積分されて車両
の走行速度が求められ、該走行速度が積分されて車両の
走行距離が求められるので、勾配検出用のセンサを具備
せずに、路面の傾斜が変化する走行条件下で、斜面に影
響されずに車両の走行距離を高精度で算出することが可
能で、車両への取り付けが簡単な車両位置算出装置が提
供される。
【0075】請求項5記載の発明によると、補正演算手
段により、外部データから自車の走行状態を検出する外
部データ取込手段のデータに基づき得られる車両速度に
より、車両の前後方向の加速度を検出する第1の加速度
センサのオフセット出力が除去され、演算手段によっ
て、第1の加速度センサの検出信号が積分されて車両の
走行速度が求められ、該走行速度が積分されて車両の走
行距離が求められるので、第1の加速度センサのオフセ
ットドリフトで、オフセット出力が変動しても、車両の
走行距離を高精度で算出することが可能で、車両への取
り付けが簡単な車両位置算出装置が提供される。
【0076】請求項6記載の発明によると、演算手段に
より、車両の前後方向の加速度を検出する第1の加速度
センサの検出信号が積分されて車両の走行速度が求めら
れる際に、衛星からの電波により車両に関する測定を行
うGPS受信機からのドップラー移動速度により、車両
の走行速度が修正され、走行速度が修正された状態で、
修正された走行速度が積分されて車両の走行距離が求め
られるので、速度値の発散を抑えて、常時、車両の走行
速度と走行距離を高精度で算出することが可能で、車両
への取り付けが簡単な車両位置算出装置が提供される。
【0077】請求項7記載の発明によると、補正演算手
段により、車両のヨー方向の角速度を検出する第1の角
速度センサの出力信号に基づいて、車体左右方向の加速
度が予測され、該加速度の車両の進行方向加速度への影
響が除去され、該加速度の車両の進行方向加速度への影
響が除去された状態で、演算手段によって、第1の加速
度センサの検出信号が積分されて車両の走行速度が求め
られ、該走行速度が積分されて車両の走行距離が求めら
れるので、旋回時に発生するクロストークを低減して、
車両の走行距離を高精度で算出することが可能で、車両
への取り付けが簡単な車両位置算出装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図
【図2】同実施例での走行距離の演算処理を示す説明図
【図3】同実施例での路面の傾斜角度の演算処理の説明
【図4】本発明の第2の実施例の構成を示すブロック図
【図5】同実施例での走行距離の演算処理を示す説明図
【図6】本発明の第3の実施例での走行距離の演算処理
を示す説明図
【図7】本発明の第4の実施例での走行距離の演算処理
を示す説明図
【図8】本発明の第5の実施例の構成を示すブロック図
【図9】従来の車両位置算出装置の構成を示すブロック
【符号の説明】
1、2 加速度センサ 3 角速度センサ 4 AD変換回路 5 GPS受信機 6 CPU 7 地図データ格納装置 8 表示装置 20 角速度センサ 51 加速度センサ 52 勾配角度算出手段 53 進行加速度算出手段 54 積分速度算出手段 55 GPS受信機 56 差分速度算出手段 57 差分速度記憶手段 58 オフセット算出手段 59 オフセット補正手段 60 移動速度算出手段 61 移動距離算出手段 62 停車判定手段 63 角速度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須賀 陽一郎 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の前後方向の加速度を検出する第1
    の加速度センサと、車両の上下方向の加速度を検出する
    第2の加速度センサと、前記第1の加速度センサの検出
    信号を積分して、車両の走行速度を求め、該走行速度を
    積分して車両の走行距離を求める演算手段とを備えた車
    両位置算出装置において、停車時または定速度走行時
    に、前記第1の加速度センサ及び前記第2の加速度セン
    サの検出信号に基づいて、路面の前後方向の傾斜角度を
    演算し、車両走行時に、前記第2の加速度センサの検出
    信号に基づいて、路面の傾斜角度の変化を演算し、前記
    第1の加速度センサ及び前記第2の加速度センサの検出
    信号への重力加速度成分の影響を除去する補正演算手段
    を有することを特徴とする車両位置算出装置。
  2. 【請求項2】 車両の前後方向の加速度を検出する第1
    の加速度センサと、車両のヨー方向の角速度を検出する
    第1の角速度センサと、車両のピッチ方向の角速度を検
    出する第2の角速度センサと、車両の前後方向の加速度
    を積分して車両の走行速度を求め、該走行速度を積分し
    て車両の走行距離を求める演算手段とを備えた車両位置
    算出装置において、停車時に車両の前後方向に加わる重
    力成分から路面の前後方向の傾斜角を算出し、車両走行
    時に前記第2の角速度センサの検出信号を積分すること
    により、路面の傾斜角度の変化を算出し、前記第1の加
    速度センサの検出信号への重力加速度成分の影響を除去
    する補正演算手段を有することを特徴とする車両位置算
    出装置。
  3. 【請求項3】 車両の前後方向の加速度を検出する第1
    の加速度センサと、車両のヨー方向の角速度を検出する
    第1の角速度センサと、衛星からの電波により車両に関
    する測定を行うGPS受信機と、車両の前後方向の加速
    度を積分して車両の走行速度を求め、該走行速度を積分
    して車両の走行距離を求める演算手段とを備えた車両位
    置算出装置において、停車時に車両の前後方向に加わる
    重力成分から路面の前後方向の傾斜角を算出し、車両走
    行時に前記GPS受信機からのデータにより、車両の前
    後方向の傾斜角度を算出し、前記第1の加速度センサの
    検出信号への重力加速度成分の影響を除去する補正演算
    手段を有することを特徴とする車両位置算出装置。
  4. 【請求項4】 車両の前後方向の加速度を検出する第1
    の加速度センサと、車両のヨー方向の角速度を検出する
    第1の角速度センサと、地図データが格納された地図デ
    ータベースと、車両の前後方向の加速度を積分して車両
    の走行速度を求め、該走行速度を積分して車両の走行距
    離を求める演算手段とを備えた車両位置算出装置におい
    て、現在走行中の道路リンクの勾配角度、または該リン
    ク両端のノード標高値を、前記地図データベースより読
    出し、読出しデータに基づいて、路面の前後方向の傾斜
    角度を検出し、前記第1の加速度センサの検出信号への
    重力加速度成分の影響を除去する補正演算手段を有する
    ことを特徴とする車両位置算出装置。
  5. 【請求項5】 車両の前後方向の加速度を検出する第1
    の加速度センサと、車両のヨー方向の角速度を検出する
    第1の角速度センサと、外部データにより自車の走行状
    態を検出する外部データ取込手段と、車両の前後方向の
    加速度を積分して車両の走行速度を求め、該走行速度を
    積分して車両の走行距離を求める演算手段とを備えた車
    両位置算出装置において、前記外部データ取込手段から
    のデータに基づいて得られる車両速度により、前記第1
    の加速度センサのオフセット出力を除去する補正演算手
    段を有することを特徴とする車両位置算出装置。
  6. 【請求項6】 車両の前後方向の加速度を検出する第1
    の加速度センサと、車両のヨー方向の角速度を検出する
    第1の角速度センサと、衛星からの電波により車両に関
    する測定を行うGPS受信機と、車両の前後方向の加速
    度を積分して車両の走行速度を求め、該走行速度を積分
    して車両の走行距離を求める演算手段とを備えた車両位
    置算出装置において、前記GPS受信機からのドップラ
    ー移動速度により、車両速度を修正する補正演算手段を
    有することを特徴とする車両位置算出装置。
  7. 【請求項7】 車両の前後方向の加速度を検出する第1
    の加速度センサと、車両のヨー方向の角速度を検出する
    第1の角速度センサと、車両の前後方向の加速度を積分
    して車両の走行速度を求め、該走行速度を積分して車両
    の走行距離を求める演算手段とを備えた車両位置算出装
    置において、前記第1の角速度センサの出力信号によ
    り、車体左右方向の加速度を予測し、該加速度の車両の
    進行方向加速度への影響を除去する補正演算手段を有す
    ることを特徴とする車両位置算出装置。
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