JP2793689B2 - 表皮付製品の製造方法及びその製造装置 - Google Patents
表皮付製品の製造方法及びその製造装置Info
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- JP2793689B2 JP2793689B2 JP2093587A JP9358790A JP2793689B2 JP 2793689 B2 JP2793689 B2 JP 2793689B2 JP 2093587 A JP2093587 A JP 2093587A JP 9358790 A JP9358790 A JP 9358790A JP 2793689 B2 JP2793689 B2 JP 2793689B2
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
- B29C45/1418—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles the inserts being deformed or preformed, e.g. by the injection pressure
- B29C45/14196—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles the inserts being deformed or preformed, e.g. by the injection pressure the inserts being positioned around an edge of the injected part
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、表皮体と芯材から成る表皮付製品の製造方
法及びその製造装置に関するものである。
法及びその製造装置に関するものである。
(従来の技術) たとえば、自動車等の内装部品として、表皮体と芯材
から成る表皮付製品を製造する場合、特開昭59−158236
号公報に示されているように、下型の上面に形成した凹
部(キャビティ)の内面に表皮体(フィルム)を配置
し、この下型に対して上型を下降した後、下型側の表皮
体と上型の間に樹脂を注入することによって、表皮体と
一体の芯材を成形する方法がある。
から成る表皮付製品を製造する場合、特開昭59−158236
号公報に示されているように、下型の上面に形成した凹
部(キャビティ)の内面に表皮体(フィルム)を配置
し、この下型に対して上型を下降した後、下型側の表皮
体と上型の間に樹脂を注入することによって、表皮体と
一体の芯材を成形する方法がある。
この方法では、表皮体を製品のアンダーカット部に設
けるために、下型にサイドコアを設けているので、下型
の構造が複雑となり、しかも、製品の全周にアンダーカ
ット部がある場合には、サイドコアの使用が困難とな
り、そして、製品のコーナー部分のアンダーカット部に
表皮体を設けるのが難しい。
けるために、下型にサイドコアを設けているので、下型
の構造が複雑となり、しかも、製品の全周にアンダーカ
ット部がある場合には、サイドコアの使用が困難とな
り、そして、製品のコーナー部分のアンダーカット部に
表皮体を設けるのが難しい。
また、これとは別に、特開昭59−212229号公報に示さ
れているように、クッション体の上に表皮体を配置し、
この表皮体の上に芯材を押付けることによって、表皮体
を芯材に貼着する方法がある。
れているように、クッション体の上に表皮体を配置し、
この表皮体の上に芯材を押付けることによって、表皮体
を芯材に貼着する方法がある。
この方法では、クッション体の弾性により表皮体を芯
材のアンダーカット部に貼着することも一応は可能で、
構造も簡単であるが、極端なアンダーカット部やコーナ
ー部分にあるアンダーカット部には表皮体をうまく貼着
することができない。
材のアンダーカット部に貼着することも一応は可能で、
構造も簡単であるが、極端なアンダーカット部やコーナ
ー部分にあるアンダーカット部には表皮体をうまく貼着
することができない。
(発明が解決しようとする課題) 上述したように、従来の場合、表皮体と芯材から成る
表皮付製品を製造する際に、型内で表皮体と一体の芯材
を成形する方法では、表皮体を製品のアンダーカット部
に設けるためには、サイドコアを必要とするので、型の
構造が複雑となり、しかも、製品の全周にアンダーカッ
ト部がある場合には、サイドコアの使用が困難となり、
そして、製品のコーナー部分のアンダーカット部に表皮
体を設けるのが難しい。
表皮付製品を製造する際に、型内で表皮体と一体の芯材
を成形する方法では、表皮体を製品のアンダーカット部
に設けるためには、サイドコアを必要とするので、型の
構造が複雑となり、しかも、製品の全周にアンダーカッ
ト部がある場合には、サイドコアの使用が困難となり、
そして、製品のコーナー部分のアンダーカット部に表皮
体を設けるのが難しい。
また、クッション体上の表皮体に芯材を押付けること
によって、表皮体を芯材に貼着する方法では、極端なア
ンダーカット部やコーナー部分にあるアンダーカット部
には表皮体をうまく貼着することができない。
によって、表皮体を芯材に貼着する方法では、極端なア
ンダーカット部やコーナー部分にあるアンダーカット部
には表皮体をうまく貼着することができない。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、表皮
体と芯材から成る表皮付製品の製造において、簡易な方
法により、製品のアンダーカット部に表皮体を確実に設
けることを目的とするものである。
体と芯材から成る表皮付製品の製造において、簡易な方
法により、製品のアンダーカット部に表皮体を確実に設
けることを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明の請求項1の表皮付製品の製造方法は、下型1
の上面に形成した凹部2の内面に表皮体41を配置し、こ
の下型1に対して上型31を相対的に接近させて型締めし
た後、下型1側の表皮体41と上型31の間に樹脂42を注入
することによって、表皮体41と一体の芯材43を成形する
際に、一端部に設けた挿通部8aに他端部8bを挿通した線
条8を上記下型1の上面の凹部2外周位置に配置してお
き、この線条8の他端部8bを引くことにより、この線条
8を介して上記表皮体41の端末部41aを上記上型31に絞
込むものである。
の上面に形成した凹部2の内面に表皮体41を配置し、こ
の下型1に対して上型31を相対的に接近させて型締めし
た後、下型1側の表皮体41と上型31の間に樹脂42を注入
することによって、表皮体41と一体の芯材43を成形する
際に、一端部に設けた挿通部8aに他端部8bを挿通した線
条8を上記下型1の上面の凹部2外周位置に配置してお
き、この線条8の他端部8bを引くことにより、この線条
8を介して上記表皮体41の端末部41aを上記上型31に絞
込むものである。
本発明の請求項2の表皮付製品の製造方法は、型1の
上面に形成した凹部2の内面に表皮体41を配置し、この
表皮体41の内側にあらかじめ成形しておいた芯材43を嵌
合することによって、表皮体41を芯材43に貼着する際
に、一端部に設けた挿通部8aに他端部8bを挿通した線条
8を上記型1の上面の凹部2外周位置に配置しておき、
この線条8の他端部8bを引くことにより、この線条8を
介して上記表皮体41の端末部41aを上記芯材43側に絞込
むものである。
上面に形成した凹部2の内面に表皮体41を配置し、この
表皮体41の内側にあらかじめ成形しておいた芯材43を嵌
合することによって、表皮体41を芯材43に貼着する際
に、一端部に設けた挿通部8aに他端部8bを挿通した線条
8を上記型1の上面の凹部2外周位置に配置しておき、
この線条8の他端部8bを引くことにより、この線条8を
介して上記表皮体41の端末部41aを上記芯材43側に絞込
むものである。
本発明の請求項3の表皮付製品の製造装置は、上型31
に対する下型1の上面に表皮体41を配置する凹部2を形
成するとともに、この凹部2の外周に位置して下型1の
上面に収納部3を形成し、一端部に設けた挿通部8aに他
端部8bを挿通した線条8を上記収納部3に配置し、この
線条8の他端部8bを引くことによりこの線条8を介して
上記表皮体41の端末部41aを絞込む絞込み手段11を上記
下型1に設けるとともに、この線条8の複数箇所を上記
収納部3に引戻す引戻し手段21を上記下型1に設けたも
のである。
に対する下型1の上面に表皮体41を配置する凹部2を形
成するとともに、この凹部2の外周に位置して下型1の
上面に収納部3を形成し、一端部に設けた挿通部8aに他
端部8bを挿通した線条8を上記収納部3に配置し、この
線条8の他端部8bを引くことによりこの線条8を介して
上記表皮体41の端末部41aを絞込む絞込み手段11を上記
下型1に設けるとともに、この線条8の複数箇所を上記
収納部3に引戻す引戻し手段21を上記下型1に設けたも
のである。
(作用) 本発明の請求項1の表皮付製品の製造方法は、型締め
の後、下型1側の表皮体41と上型31の間に樹脂42を注入
することによって、表皮体41と一体の芯材43を成形する
際に、樹脂の注入開始前から芯材43の成形完了までの適
当な時期に、線条8の他端部8bを引くことにより、この
線条8を介して上記表皮体41の端末部41aを上記上型31
に絞込み、この絞込まれた表皮体41の端末部41aによっ
て芯材43の端末部43aを成形するものである。
の後、下型1側の表皮体41と上型31の間に樹脂42を注入
することによって、表皮体41と一体の芯材43を成形する
際に、樹脂の注入開始前から芯材43の成形完了までの適
当な時期に、線条8の他端部8bを引くことにより、この
線条8を介して上記表皮体41の端末部41aを上記上型31
に絞込み、この絞込まれた表皮体41の端末部41aによっ
て芯材43の端末部43aを成形するものである。
本発明の請求項2の表皮付製品の製造方法は、型1の
凹部2の内面に配置した表皮体41の内側にあらかじめ成
形しておいた芯材43を嵌合することによって、表皮体41
を芯材43に貼着する際に、線条8の他端部8bを引くこと
により、この線条8を介して上記表皮体41の端末部41a
を上記芯材43側に絞込み、この絞込まれた表皮体41の端
末部41aを芯材43に貼着するものである。
凹部2の内面に配置した表皮体41の内側にあらかじめ成
形しておいた芯材43を嵌合することによって、表皮体41
を芯材43に貼着する際に、線条8の他端部8bを引くこと
により、この線条8を介して上記表皮体41の端末部41a
を上記芯材43側に絞込み、この絞込まれた表皮体41の端
末部41aを芯材43に貼着するものである。
本発明の請求項3の表皮付製品の製造装置は、上記請
求項1及び2の方法の実施に用いることができる装置
で、線条8の他端部8bを絞込み手段11で引くことによ
り、線条8が収納部3から表皮体41の端末部41aに向か
って絞込まれ、請求項1の方法に用いる場合には、芯材
43の端末部43aの成形が終わった後に、請求項2の方法
に用いる場合には、表皮体41の端末部41aを芯材43に貼
着した後に、線条8の複数箇所を引戻し手段21で収納部
3に引戻すものである。
求項1及び2の方法の実施に用いることができる装置
で、線条8の他端部8bを絞込み手段11で引くことによ
り、線条8が収納部3から表皮体41の端末部41aに向か
って絞込まれ、請求項1の方法に用いる場合には、芯材
43の端末部43aの成形が終わった後に、請求項2の方法
に用いる場合には、表皮体41の端末部41aを芯材43に貼
着した後に、線条8の複数箇所を引戻し手段21で収納部
3に引戻すものである。
(実施例) 本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図ないし第12図は請求項3の装置により請求項1
の方法を行なう実施例である。
の方法を行なう実施例である。
始めに、表皮付製品を製造する装置を説明する。
第1図において、1は下型で、この下型1の上面には
矩形の凹部2が形成され、この凹部2の外周に位置して
下型1の上面に収納部としての収納溝3が矩形の無端状
に形成され、この収納溝3の一辺を延長することによ
り、収納溝3から下型1の側面に操作溝4が形成されて
おり、第2図に示すように、上記収納溝3の凹部2側の
内側面は、後述する線条としての締付け糸8の絞込みを
妨げないように、傾斜面5となっている。
矩形の凹部2が形成され、この凹部2の外周に位置して
下型1の上面に収納部としての収納溝3が矩形の無端状
に形成され、この収納溝3の一辺を延長することによ
り、収納溝3から下型1の側面に操作溝4が形成されて
おり、第2図に示すように、上記収納溝3の凹部2側の
内側面は、後述する線条としての締付け糸8の絞込みを
妨げないように、傾斜面5となっている。
8は線条としての締付け糸で、第3図にも示すよう
に、この締付け糸8の一端部には挿通部としてのリング
部8aが形成され、このリング部8aに締付け糸8の他端部
8bが挿通されており、この締付け糸8のリング部8aから
このリング部8aに挿通した部分にかけてが上記収納溝3
に収納され、この締付け糸8のリング部8aを通過した他
端部8bが上記操作溝4から下型1の側面に導出されてい
る。
に、この締付け糸8の一端部には挿通部としてのリング
部8aが形成され、このリング部8aに締付け糸8の他端部
8bが挿通されており、この締付け糸8のリング部8aから
このリング部8aに挿通した部分にかけてが上記収納溝3
に収納され、この締付け糸8のリング部8aを通過した他
端部8bが上記操作溝4から下型1の側面に導出されてい
る。
なお、締付け糸8には、塑性変型せず、伸縮性が少な
く、摩擦係数が低いもの、たとえば、ワイヤやナイロン
糸等を用いる。
く、摩擦係数が低いもの、たとえば、ワイヤやナイロン
糸等を用いる。
11は絞込み手段としてのエアモータで、このエアモー
タ11は上記操作溝4に対応して上記下型1の側面に取付
けられ、このエアモータ11によって回転する巻取軸12に
上記締付け糸8の他端部8bが取付けられており、このエ
アモータ11によって巻取軸12に締付け糸8の他端部8bを
巻き取ることができ、これによって、収納溝3内の締付
け糸8を凹部2方向に絞込むことができるようになって
いる。
タ11は上記操作溝4に対応して上記下型1の側面に取付
けられ、このエアモータ11によって回転する巻取軸12に
上記締付け糸8の他端部8bが取付けられており、このエ
アモータ11によって巻取軸12に締付け糸8の他端部8bを
巻き取ることができ、これによって、収納溝3内の締付
け糸8を凹部2方向に絞込むことができるようになって
いる。
なお、上記エアモータ11のポート11a,11bには消音器1
3と方向切換弁14が接続され、この方向切換弁14には圧
力空気源15と消音器16が接続され、この消音器16と方向
切換弁14の間には絞り弁17が介在しており、方向切換弁
14を図示の状態から切換えると、エアモータ11が駆動
し、方向切換弁14を図示の状態に切換えると、エアモー
タ11がフリーとなる。
3と方向切換弁14が接続され、この方向切換弁14には圧
力空気源15と消音器16が接続され、この消音器16と方向
切換弁14の間には絞り弁17が介在しており、方向切換弁
14を図示の状態から切換えると、エアモータ11が駆動
し、方向切換弁14を図示の状態に切換えると、エアモー
タ11がフリーとなる。
21は引戻し手段で、この引戻し手段21は、上記下型1
の収納溝3のコーナー部分の4か所に設けられ、それぞ
れの引戻し手段21は、コイルばね22と糸23で構成されて
いる。
の収納溝3のコーナー部分の4か所に設けられ、それぞ
れの引戻し手段21は、コイルばね22と糸23で構成されて
いる。
そして、このそれぞれの引戻し手段21は、第2図に示
すように、下型1の底部からコーナー部分の収納溝3の
底部に形成された通孔24に設けられており、コイルばね
22の一端部を通孔24の下端部に固定するとともに、この
コイルばね22の他端部に糸23の一端部を連結し、この糸
23の他端部にリング部23aを形成した構造で、このリン
グ部23aに上記締付け糸8が挿通されている。
すように、下型1の底部からコーナー部分の収納溝3の
底部に形成された通孔24に設けられており、コイルばね
22の一端部を通孔24の下端部に固定するとともに、この
コイルばね22の他端部に糸23の一端部を連結し、この糸
23の他端部にリング部23aを形成した構造で、このリン
グ部23aに上記締付け糸8が挿通されている。
そうして、この4つの引戻し手段21は、上記エアモー
タ11が駆動して収納溝3内の締付け糸8が凹部2方向に
絞込まれた後、エアモータ11がフリーとなった状態で、
そのコイルばね22の張力により、エアモータ11を逆転さ
せながら、締付け糸8を収納溝3に引戻すようになって
いる。
タ11が駆動して収納溝3内の締付け糸8が凹部2方向に
絞込まれた後、エアモータ11がフリーとなった状態で、
そのコイルばね22の張力により、エアモータ11を逆転さ
せながら、締付け糸8を収納溝3に引戻すようになって
いる。
なお、第4図ないし第9図に示すように、上記下型1
の上方には上型31が上下動自在に設けられ、この上型31
の下面には下型1の凹部2に対する凸部32が突設され、
この凸部32の外周には凹溝33が形成され、さらに、この
上型31の上面から凸部32の下面にゲート34が設けられて
いる。
の上方には上型31が上下動自在に設けられ、この上型31
の下面には下型1の凹部2に対する凸部32が突設され、
この凸部32の外周には凹溝33が形成され、さらに、この
上型31の上面から凸部32の下面にゲート34が設けられて
いる。
つぎに、この装置を用いて、表皮付製品を製造する方
法の工程を説明する。
法の工程を説明する。
まず、第4図に示すように、下型1の凹部2の内面に
表皮体41を密着状に沿わせるとともに、この表皮体41の
端末部41aを締付け糸8を収納した収納溝3の上に配置
しておく。
表皮体41を密着状に沿わせるとともに、この表皮体41の
端末部41aを締付け糸8を収納した収納溝3の上に配置
しておく。
なお、ここで、表皮体41を下型1の凹部2の内面に密
着状に沿わせる方法としては、表皮体41を下型1に装着
する前に別の型を用いて成形する方法と、この下型1を
用いて成形する方法がある。
着状に沿わせる方法としては、表皮体41を下型1に装着
する前に別の型を用いて成形する方法と、この下型1を
用いて成形する方法がある。
そして、第5図に示すように、上型31を下型1に下降
して型締めした後、上型31のゲート34から下型1側の表
皮体41と上型31の凸部32の間に発泡剤を混合した樹脂42
を注入する。
して型締めした後、上型31のゲート34から下型1側の表
皮体41と上型31の凸部32の間に発泡剤を混合した樹脂42
を注入する。
そして、第6図に示すように、樹脂42が発泡して表皮
体41と上型31の凸部32の間にほぼ完全に充満し、発泡し
た樹脂42により芯材43がその端末部としてのアンダーカ
ット部43aまで成形される状態となったら、第1図に示
した方向切換弁14を図示の状態から切換えてエアモータ
11を駆動する。
体41と上型31の凸部32の間にほぼ完全に充満し、発泡し
た樹脂42により芯材43がその端末部としてのアンダーカ
ット部43aまで成形される状態となったら、第1図に示
した方向切換弁14を図示の状態から切換えてエアモータ
11を駆動する。
すると、第7図に示すように、巻取軸12に締付け糸8
の他端部8bが巻き取られて、下型1の収納溝3内の締付
け糸8が上型31の凹溝33方向に絞込まれ、この締付け糸
8を介して表皮体41の端末部41aが上型31の凹溝33に絞
込まれ、これによって、表皮体41の端末部41aが芯材43
のアンダーカット部43aを押さえる。
の他端部8bが巻き取られて、下型1の収納溝3内の締付
け糸8が上型31の凹溝33方向に絞込まれ、この締付け糸
8を介して表皮体41の端末部41aが上型31の凹溝33に絞
込まれ、これによって、表皮体41の端末部41aが芯材43
のアンダーカット部43aを押さえる。
なお、この締付け糸8による絞込みの強さは、第1図
に示したエアモータ11に供給するエアーの圧力で任意に
調整することができるが、表皮体41の端末部41aで芯材4
3のアンダーカット部43aを所定の形状に押さえることが
できる強さに設定する。
に示したエアモータ11に供給するエアーの圧力で任意に
調整することができるが、表皮体41の端末部41aで芯材4
3のアンダーカット部43aを所定の形状に押さえることが
できる強さに設定する。
そして、樹脂42が硬化して芯材43の成形が完了した
ら、第1図に示した方向切換弁14を図示の状態に切換え
てエアモータ11をフリーとする。
ら、第1図に示した方向切換弁14を図示の状態に切換え
てエアモータ11をフリーとする。
すると、第8図に示すように、下型1の4つの引戻し
手段21が、そのコイルばね22の張力により、巻取軸12を
逆転させながら、締付け糸8を下型1の収納溝3に引戻
す。
手段21が、そのコイルばね22の張力により、巻取軸12を
逆転させながら、締付け糸8を下型1の収納溝3に引戻
す。
そして、この後、第9図に示すように、上型31を下型
1から上昇して型開きすると、表皮体41と一体の芯材43
を取出すことができ、最後に、表皮体41の不要な端末部
41aの削除等の端末処理を行なうと、表皮付製品として
完成する。
1から上昇して型開きすると、表皮体41と一体の芯材43
を取出すことができ、最後に、表皮体41の不要な端末部
41aの削除等の端末処理を行なうと、表皮付製品として
完成する。
なお、この装置を用いて、表皮付製品を製造する工程
の変形例として、第10図に示すように、下型1に表皮体
41を装着し、上型31を下降して型締めしたら、直ちに、
締付け糸8を介して表皮体41の端末部41aを上型31の凹
溝33に絞込み、この状態で、第11図に示すように、樹脂
42の注入を行なって、第12図に示すように、表皮体41と
一体の芯材43を成形することもできる。
の変形例として、第10図に示すように、下型1に表皮体
41を装着し、上型31を下降して型締めしたら、直ちに、
締付け糸8を介して表皮体41の端末部41aを上型31の凹
溝33に絞込み、この状態で、第11図に示すように、樹脂
42の注入を行なって、第12図に示すように、表皮体41と
一体の芯材43を成形することもできる。
そして、この場合には、第10図及び第11図の状態で
は、締付け糸8による絞込みをあまり強くせずに、樹脂
42の発泡時のガス抜きをコントロールし、第12図のよう
に、発泡した樹脂42が表皮体41と上型31の凸部32との間
にほぼ完全に充満し、発泡した樹脂42により芯材43がそ
の端末部としてのアンダーカット部43aまで成形される
状態となったら、締付け糸8による絞込みを強くして、
表皮体41の端末部41aで芯材43のアンダーカット部43aを
所定の形状に押さえる。
は、締付け糸8による絞込みをあまり強くせずに、樹脂
42の発泡時のガス抜きをコントロールし、第12図のよう
に、発泡した樹脂42が表皮体41と上型31の凸部32との間
にほぼ完全に充満し、発泡した樹脂42により芯材43がそ
の端末部としてのアンダーカット部43aまで成形される
状態となったら、締付け糸8による絞込みを強くして、
表皮体41の端末部41aで芯材43のアンダーカット部43aを
所定の形状に押さえる。
そして、このように、締付け糸8による絞込みの強さ
を樹脂42の発泡の進行にともなって調整すると、樹脂42
の発泡時のガス抜きをコントロールして芯材43を良好に
成形することができるとともに、表皮体41にしわが発生
することも防止することができる。
を樹脂42の発泡の進行にともなって調整すると、樹脂42
の発泡時のガス抜きをコントロールして芯材43を良好に
成形することができるとともに、表皮体41にしわが発生
することも防止することができる。
第13図ないし第15図は請求項3の装置により請求項2
の方法を行なう実施例である。
の方法を行なう実施例である。
なお、この実施例で使用する装置は、先の実施例で説
明した装置の上型31のゲート34を省略した構造であるの
で、説明を省略する。
明した装置の上型31のゲート34を省略した構造であるの
で、説明を省略する。
表皮付製品を製造する方法の工程を説明する。
まず、先の実施例の第4図と同様に、下型1の凹部2
の内面に表皮体41を密着状に沿わせるとともに、この表
皮体41の端末部41aを締付け糸8を収納した収納溝3の
上に配置しておく。
の内面に表皮体41を密着状に沿わせるとともに、この表
皮体41の端末部41aを締付け糸8を収納した収納溝3の
上に配置しておく。
なお、表皮体8には接着剤を塗布しておく。
そして、第13図に示すように、あらかじめ成形してお
いた芯材43を表皮体41の内側に嵌合した後、上型31を下
型1に下降して型締めすることによって、上型31の凸部
32で芯材43を表皮体41の内側に完全に押込んで、表皮体
41を芯材43の表面及び側面に貼着する。
いた芯材43を表皮体41の内側に嵌合した後、上型31を下
型1に下降して型締めすることによって、上型31の凸部
32で芯材43を表皮体41の内側に完全に押込んで、表皮体
41を芯材43の表面及び側面に貼着する。
そして、第1図に示した方向切換弁14を図示の状態か
ら切換えてエアモータ11を駆動すると、第14図に示すよ
うに、巻取軸12に締付け糸8の他端部8bが巻き取られ
て、下型1の収納溝3内の締付け糸8が上型31の凹溝33
方向に絞込まれ、この締付け糸8を介して表皮体41の端
末部41aが上型31の凹溝33に絞込まれ、これによって、
表皮体41の端末部41aが芯材43のアンダーカット部43aに
貼着される。
ら切換えてエアモータ11を駆動すると、第14図に示すよ
うに、巻取軸12に締付け糸8の他端部8bが巻き取られ
て、下型1の収納溝3内の締付け糸8が上型31の凹溝33
方向に絞込まれ、この締付け糸8を介して表皮体41の端
末部41aが上型31の凹溝33に絞込まれ、これによって、
表皮体41の端末部41aが芯材43のアンダーカット部43aに
貼着される。
そして、接着剤による貼着が完了したら、第1図に示
した方向切換弁14を図示の状態に切換えてエアモータ11
をフリーにすると、第15図に示すように、下型1の4つ
の引戻し手段21が、そのコイルばね22の張力により、巻
取軸12を逆転させながら、締付け糸8を下型1の収納溝
3に引戻す。
した方向切換弁14を図示の状態に切換えてエアモータ11
をフリーにすると、第15図に示すように、下型1の4つ
の引戻し手段21が、そのコイルばね22の張力により、巻
取軸12を逆転させながら、締付け糸8を下型1の収納溝
3に引戻す。
そして、この後、先の実施例の第9図と同様に、上型
31を下型1から上昇して型開きすると、表皮体41を貼着
した芯材43を取出すことができ、最後に、表皮体41の不
要な端末部41aの削除等の端末処理を行なうと、表皮付
製品として完成する。
31を下型1から上昇して型開きすると、表皮体41を貼着
した芯材43を取出すことができ、最後に、表皮体41の不
要な端末部41aの削除等の端末処理を行なうと、表皮付
製品として完成する。
なお、上述した実施例では、絞込み手段としてエアモ
ータ11を用いたが、エアシリンダを用いても同様な効果
を奏する。
ータ11を用いたが、エアシリンダを用いても同様な効果
を奏する。
また、下型1の上面に形成する締付け糸8の収納部と
しては、収納溝3の他に、収納段差部でもよい。
しては、収納溝3の他に、収納段差部でもよい。
上述したように、本発明の請求項1の方法によると、
型内で表皮体と一体の芯材を成形する際に、線条で表皮
体を絞込むことにより、表皮体を製品のアンダーカット
部に設けるためのサイドコアが不要となるので、型の構
造が複雑にならず、そして、製品のコーナー部分のアン
ダーカット部に表皮体を設けることも容易にでき、しか
も、製品の全周にアンダーカット部がある場合にも、こ
のアンダーカット部全体に表皮体を設けることができ
る。
型内で表皮体と一体の芯材を成形する際に、線条で表皮
体を絞込むことにより、表皮体を製品のアンダーカット
部に設けるためのサイドコアが不要となるので、型の構
造が複雑にならず、そして、製品のコーナー部分のアン
ダーカット部に表皮体を設けることも容易にでき、しか
も、製品の全周にアンダーカット部がある場合にも、こ
のアンダーカット部全体に表皮体を設けることができ
る。
また、本発明の請求項2の方法によると、表皮体を芯
材に貼着する際に、線条で表皮体を絞込むことにより、
極端なアンダーカット部やコーナー部分にあるアンダー
カット部にも表皮体をうまく貼着することができる。
材に貼着する際に、線条で表皮体を絞込むことにより、
極端なアンダーカット部やコーナー部分にあるアンダー
カット部にも表皮体をうまく貼着することができる。
そして、本発明の請求項3の装置によると、請求項1
及び2の方法を簡単に実施でき、しかも、線条を不使用
時に収納部に収納することができるので、線条が型締め
や型開きあるいは表皮体や芯材の装着の邪魔にならず、
故障も少ない。
及び2の方法を簡単に実施でき、しかも、線条を不使用
時に収納部に収納することができるので、線条が型締め
や型開きあるいは表皮体や芯材の装着の邪魔にならず、
故障も少ない。
第1図は本発明の請求項3の装置の実施例の斜視図、第
2図はその一部の断面図、第3図はその説明図、第4図
ないし第9図は第1図ないし第3図の装置を用いて本発
明の請求項1の方法を実施する際の工程順の説明図、第
10図ないし第12図はその変形例の工程順の説明図、第13
図ないし第15図は本発明の請求項3の装置を用いて本発
明の請求項2の方法を実施する際の工程順の説明図であ
る。 1…下型、2…凹部、3…収納部としての収納溝、8…
線条としての締付け糸、8a…挿通部としてのリング部、
8b…他端部、11…絞込み手段としてのエアモータ、21…
引戻し手段、31…上型、41…表皮体、41a…端末部、42
…樹脂、43…芯材、43a…端末部としてのアンダーカッ
ト部。
2図はその一部の断面図、第3図はその説明図、第4図
ないし第9図は第1図ないし第3図の装置を用いて本発
明の請求項1の方法を実施する際の工程順の説明図、第
10図ないし第12図はその変形例の工程順の説明図、第13
図ないし第15図は本発明の請求項3の装置を用いて本発
明の請求項2の方法を実施する際の工程順の説明図であ
る。 1…下型、2…凹部、3…収納部としての収納溝、8…
線条としての締付け糸、8a…挿通部としてのリング部、
8b…他端部、11…絞込み手段としてのエアモータ、21…
引戻し手段、31…上型、41…表皮体、41a…端末部、42
…樹脂、43…芯材、43a…端末部としてのアンダーカッ
ト部。
Claims (3)
- 【請求項1】下型の上面に形成した凹部の内面に表皮体
を配置し、この下型に対して上型を相対的に接近させて
型締めした後、下型側の表皮体と上型の間に樹脂を注入
することによって、表皮体と一体の芯材を成形する際
に、 一端部に設けた挿通部に他端部を挿通した線条を上記下
型の上面の凹部外周位置に配置しておき、この線条の他
端部を引くことにより、この線条を介して上記表皮体の
端末部を上記上型に絞込むことを特徴とする表皮付製品
の製造方法。 - 【請求項2】型の上面に形成した凹部の内面に表皮体を
配置し、この表皮体の内側に芯材を嵌合することによっ
て、表皮体を芯材に貼着する際に、 一端部に設けた挿通部に他端部を挿通した線条を上記型
の上面の凹部外周位置に配置しておき、この線条の他端
部を引くことにより、この線条を介して上記表皮体の端
末部を上記芯材側に絞込むことを特徴とする表皮付製品
の製造方法。 - 【請求項3】上型に対する下型の上面に表皮体を配置す
る凹部を形成するとともに、この凹部の外周に位置して
下型の上面に収納部を形成し、一端部に設けた挿通部に
他端部を挿通した線条を上記収納部に配置し、この線条
の他端部を引くことによりこの線条を介して上記表皮体
の端末部を絞込む絞込み手段を上記下型に設けるととも
に、この線条の複数箇所を上記収納部に引戻す引戻し手
段を上記下型に設けたことを特徴とする表皮付製品の製
造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2093587A JP2793689B2 (ja) | 1990-04-09 | 1990-04-09 | 表皮付製品の製造方法及びその製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2093587A JP2793689B2 (ja) | 1990-04-09 | 1990-04-09 | 表皮付製品の製造方法及びその製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03292118A JPH03292118A (ja) | 1991-12-24 |
JP2793689B2 true JP2793689B2 (ja) | 1998-09-03 |
Family
ID=14086422
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2093587A Expired - Lifetime JP2793689B2 (ja) | 1990-04-09 | 1990-04-09 | 表皮付製品の製造方法及びその製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2793689B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102021105844A1 (de) * | 2021-03-10 | 2022-09-15 | Fit Ag | Verfahren zur Herstellung eines elastisch verformbaren Formteils |
-
1990
- 1990-04-09 JP JP2093587A patent/JP2793689B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03292118A (ja) | 1991-12-24 |
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