JP2791465B2 - 湾曲排水溝用すの子部材 - Google Patents

湾曲排水溝用すの子部材

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JP2791465B2 JP7312777A JP31277795A JP2791465B2 JP 2791465 B2 JP2791465 B2 JP 2791465B2 JP 7312777 A JP7312777 A JP 7312777A JP 31277795 A JP31277795 A JP 31277795A JP 2791465 B2 JP2791465 B2 JP 2791465B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに多数連結す
ることにより、排水溝上を覆うのに適したすの子を形成
するためのすの子部材に関し、特に排水溝が平面視にお
いて全体的に湾曲したものである場合に適した湾曲排水
溝用すの子部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のすの子部材として、出願人は実
公平1−18712号公報において、単独交換が可能で
製造コストも安く、しかも組み立て作業も楽なものを既
に提案してきている。上記公報にて提案しているすの子
部材は、これによって形成される「すの子」が、直線
状、あるいは大きくカーブするような排水溝上を覆うも
のである場合には、何等問題がなく前述したような優れ
た効果を発揮するものであった。
【0003】しかしながら、例えば幼児用プールにおい
ては、その外形形状を図7に示すような平面的にみた場
合に異形のものとすることが一般的であり、従って、そ
の周囲に形成してある排水溝も異形、すなわち湾曲した
ものとされる。このような湾曲排水溝上を直線状の「す
の子」によって覆蓋することは困難であり、無理に配置
してもどこかでひずみ、つまり突出部分が出来上がって
しまうことになる。このことは、ホテルの大浴場に設け
てある排水溝や、公園の中に設置してある池の周辺にめ
ぐらされた排水溝等についても同様に言えることであ
る。
【0004】かといって、湾曲排水溝の形状に合わせた
「すの子」を予め形成しておくことは、湾曲状況が千変
万化であるため不可能であるし、また部分によっては直
線状のものもあり得るから、汎用性に劣ることにもな
る。
【0005】そこで、本発明者は、排水溝の湾曲状態に
簡単に合わせることができ、しかもすの子を十分なもの
とすることのできるすの子部材とするにはどうしたらよ
いかについて種々検討を重ねてきた結果、本発明を完成
したのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な経緯に基づいてなされたもので、その解決しようとす
る課題は、排水溝が平面視において全体的に湾曲してい
た場合にも十分合わせられるすの子部材とすることにあ
る。
【0007】換言すれば、本発明の目的とするところ
は、単独交換が可能で製造コストが安く、しかも組立作
業を簡単に行えることは当然として、排水溝が湾曲して
いてもこれに十分かつ確実に対応することのできるすの
子部材を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明の採った手段は、以下の実施形態中におい
て使用する符号を付して説明すると、「互いに多数連結
されてプール・浴室等の平面視において湾曲した排水溝
20に配置するのに適した合成樹脂製の湾曲排水溝用す
の子部材10であって、このすの子部材10を、内部に
中空部15を形成した部材本体11と、この部材本体1
1の一側面に突出形成した一つの嵌合鈎12と、この嵌
合鈎12と同一位置であって部材本体11の反対側面部
分に形成した一つの支持杆13と、部材本体11の一側
面に突出形成した一つの連結突出部16と、この連結突
出部16と同一位置であって部材本体11の反対側面
分に形成されて、部材本体11の中空部15内に連通す
る係合孔17とを備えたものとし、連結突出部16を、
部材本体11の一側面に突出形成された頸部16aと、
この頸部16aの先端に一体化されて、これより大径の
係止頭部16bとにより構成するとともに、係合孔17
を、他のすの子部材10の連結突出部16の係止頭部1
6bが外から挿入される挿入孔17aと、この挿入孔1
7aと横方向に連続し、連結突出部16の頸部16aが
横方向に移動可能に案内されて係止される挿着孔17b
とにより構成し、この挿着孔17bに対する頸部16a
の係止時に、支持杆13に対する他のすの子部材10の
嵌合鈎12の上方からの嵌合を可能にするようにしたこ
とを特徴とする湾曲排水溝用すの子部材10」である。
【0009】すなわち、本発明に係る湾曲排水溝用すの
子部材10(以下単にすの子部材10という)は、両端
が湾曲排水溝20の載置段部21上に載置されてこの湾
曲排水溝20上に橋渡しされるものであり、例えばプー
ル用水中の塩素分に侵されることの少ないポリプロピレ
ン等の合成樹脂材料、あるいは抗菌剤等を混練した合成
樹脂材料によって一体的に成形したものである。
【0010】また、このすの子部材10は、これが多数
連結されてすの子となるのであるが、この連結を行うた
めに部材本体11の側面に一体的に形成してあるのが、
嵌合鈎12、支持杆13、連結突出部16及び係合孔1
7なのである。そのために、一つのすの子部材10の嵌
合鈎12は、他のすの子部材10に形成してある支持杆
13上に強制嵌合されるようにしてある。
【0011】そして、一つのすの子部材10の連結突出
部16は、他のすの子部材10の係合孔17に係合され
るのであるが、係合孔17は、挿入孔17aと、これに
横方向に連続する挿着孔17bからなる単なる孔である
ため、これに連結突出部16を横方向に移動させて係
させるために、当該連結突出部16は、挿着孔17b内
を横方向に移動し得る頸部16aと、この頸部16aの
先端に一体化されて挿着孔17bにて係止すべく頸部1
6aより大径の係止頭部16bとにより構成してある。
これにより、連結突出部16は、その係止頭部16b
が、他のすの子部材10の挿入孔17aから挿入されて
挿着孔17b内を横方向に移動されたときに、頸部16
aの内側に位置して、他のすの子部材10と係合するも
のであり、この連結突出部16と他のすの子部材10の
係合孔17との係合がなされるものなのである。
【0012】
【発明の実施の形態】以上のように構成した本発明を、
図面に示した実施形態に係るすの子部材10について説
明すると、図1には本発明に係るすの子部材10が2本
同時的に示してあり、このようなすの子部材10を互い
に多数連結することにより、図2の(ロ)に示したよう
な直線排水溝20aは勿論、図1の(イ)に示したよう
な湾曲排水溝20に対して湾曲することのできるすの子
を構成することができるものである。
【0013】このようなすの子を構成するために、本発
明に係るすの子部材10は、図1及び図3〜図5に示す
ように、上面に滑り止め14を形成した部材本体11
と、この部材本体11に一体成形した嵌合鈎12、支持
杆13及び連結突出部16と、部材本体11の一側に形
成した係合孔17とを有しているものである。このよう
なすの子部材10は、前述したようなポリプロピレン等
の合成樹脂を材料として一体成形したものであるが、図
4に示したように、一体成形が可能となるような形状の
ものとしてあることは後述の通りである。
【0014】このすの子部材10を合成樹脂によって型
成形するにあたっては、プール用水中の塩素分に侵され
にくいものとするには、ポリプロピレン等の耐塩素性の
合成樹脂材料を使用すればよいことは上述した通りであ
るが、ホテル等における大浴場の排水溝用のもののよう
に、できるだけ「ぬめり」が生じないようにしたい場合
には、この「ぬめり」の発生を防止する抗菌剤等を混練
した合成樹脂材料によって一体的に成形すればよいもの
である。また、このすの子部材10を合成樹脂によって
型成形すれば、これを温泉用のものとした場合に、この
温泉湯の中に含まれる鉱分に腐食されないものとするこ
とができることは、言うまでもない。
【0015】部材本体11は、図2に示したように、湾
曲排水溝20または直線排水溝20aの載置段部21上
にその両端を載置することになるものであり、これに合
わせた長さを有したものであることは当然である。そし
て、この部材本体11は、少ない材料で所定の剛性を有
したものとするために、図4、及び図5の(ハ)に示し
たように、内部に中空部15を有したものとしてあり、
この中空部15内には、特に図5の(ハ)に示したよう
に、両長側壁と一体的に形成されて互いに連結する変形
防止リブ18が所定数形成してある。
【0016】なお、本実施形態の部材本体11では、図
3に示した平面における長さが、180、200、24
0、250あるいは300mmとされるものであり、図
6の(イ)に示した高さが約25mm、幅が約18mm
とされるものである。また、各部分の肉厚は、3〜4m
m程度のものとされるものである。すなわち、この部材
本体11は、はし箱のような長尺な箱形状のものであ
り、中空部15内の変形防止リブ18や、後述する嵌合
鈎12、支持杆13、及び連結突出部16等とともに、
所謂型抜き自在な形状のものとしてある。
【0017】各嵌合鈎12は、第3図〜第5図に示した
ように下方のみ開口し断面略円状の係合凹所12aを有
しており、この係合凹所12aを嵌合鈎12の幅全体に
互って形成したものである。このように、各嵌合鈎12
の係合凹所12aが下方のみ開口させてあることによっ
て、この嵌合鈎12を後述の支持杆13に嵌合させたと
き、すの子部材10はこれに隣接するすの子部材10に
対して上方にあげないと外れないようになっている。な
お、各嵌合鈎12の外端部下方は、支持杆13に容易に
嵌合し得るように面取りが施されている。
【0018】各支持杆13は部材本体11の長手方向に
沿った円柱状のもので、部材本体11の他側面の上記各
嵌合鈎12と同じ位置に形成してある。また、これら各
支持杆13は、図3、図4の(イ)、及び図5の(ハ)
に示したように、部材本体11に一体的に形成した一対
の支持部13aによって、部材本体11から所定寸法離
れた位置に部材本体11と平行になるように支持されて
いる。勿論、この各支持杆13の径は上述した各係合凹
所12a内に嵌合し得る大きさとなっている。
【0019】以上のような本実施形態における嵌合鈎1
2及び支持杆13は、例えば図3に示したように、部材
本体11の中心から外側、つまり図示右側に寄せて形成
したものであるが、これらの嵌合鈎12及び支持杆13
の形成位置は、後述する連結突出部16及び係合孔17
との位置関係によって、図2の(イ)に示したような扇
の開き具合いを決定することになるものである。すなわ
ち、各嵌合鈎12及び支持杆13の形成位置を、連結突
出部16及び係合孔17のそれにより近づければ、図2
の(イ)に示した各すの子部材10の上端間の開き具合
いを大きくすることができて、より半径の小さい湾曲排
水溝20に対応させることができるのである。これとは
反対に、嵌合鈎12及び支持杆13の形成位置と、連結
突出部16及び係合孔17のそれとを大きく離すことに
より、各すの子部材10間の連結を安定的に行うことが
できるのである。各すの子部材10の開き具合いを大き
くするか、各すの子部材10間の連結を安定的に行うか
のいずれかを優先するかは、この種のすの子部材10が
配置されるべき湾曲排水溝20の状況によるが、実施形
態のようにするのが、上記の両面を満足させることがで
きて有利ではある。
【0020】さて、その連結突出部16であるが、この
連結突出部16は、図3、及び図4の(ハ)に示したよ
うに、部材本体11の一側面であって嵌合鈎12の反対
側に位置する部分に、部材本体11と一体的に形成して
ある。この部材本体11は、図示したように、後述の係
合孔17を構成している挿着孔17b内に挿入できる程
度の直径を有した柱状の頸部16aを有したものであ
り、この頸部16aの先端にこれより大径の係止頭部1
6bを一体的に形成して構成したものである。勿論、こ
の連結突出部16は、部材本体11の他側面であって支
持杆13の反対側に位置する部分に形成して実施しても
よいものである。
【0021】また、この連結突出部16は、これを係合
孔17内に係合させて、図2の(イ)に示したように、
多数のすの子部材10による扇状のすの子、あるいは、
図2の(ロ)に示したように、多数のすの子部材10が
互いに等間隔でかつ平行になるようなものをも構成でき
るようにしなければならないものであるから、この連結
突出部16を構成している頸部16aの長さは、図6の
(ロ)に示した各すの子部材10間の間の寸法L1と、
すの子部材10の肉厚寸法L2とを合計した寸法以上の
ものとしてある。そのために、本実施形態における連結
突出部16の頸部16aの具体的な長さは、部材本体1
1が前述したような大きさのものである場合に、約1
1.5mmとしてある。
【0022】そして、この頸部16aの先端に一体化し
てある係止頭部16bは、図5の(ロ)及び(ハ)に示
したように、本実施形態においては、直径が約10m
m、厚さが約3mmの円板状のものとしてある。すなわ
ち、この係止頭部16bは、部材本体11を構成してい
る長側壁と平行で、頸部16aとは直交する板状のもの
としてあり、次の係合孔17を構成している挿入孔17
aからのみ係合孔17内に挿入できるようにしたもので
ある。
【0023】係合孔17は、以上の連結突出部16が形
成してある部材本体11の反対側の側面であって、連結
突出部16と同一位置に形成したもので、図4の
(ハ)、及び図5の(イ)に示したように、連結突出部
16を構成している係止頭部16bが挿入できる大きさ
の挿入孔17aと、この挿入孔17aに連続して、支持
杆13とは反対側に延在するとともに、連結突出部16
側の頸部16aの直径程度の幅を有する挿着孔17bと
により構成したものである。すなわち、この係合孔17
は、図5の(イ)の図示右方部分において示したよう
に、他のすの子部材10側の連結突出部16の係止頭部
16bを、その挿入孔17aから当該すの子部材10の
中空部15内に挿入するとともに、その挿着孔17b内
にて連結突出部16側の頸部16aを図示右方へ移動さ
せることにより、当該すの子部材10の係合孔17に、
他の連結突出部16を係合させるものである。なお、こ
の係合孔17は、アンダーカット部分としてすの子部材
10の成形と同時に形成してもよいが、ドリル穿孔の手
段によって形成してもよいものである。
【0024】以上のように構成したすの子部材10は、
次のようにすることにより、図2の(イ)に示した湾曲
排水溝20用のすの子としても、また、図2の(ロ)に
示した直線排水溝20a用のすの子としても構成される
ものである。すなわち、基本となるすの子部材10に対
して、これに隣接することになるすの子部材10を、そ
の各連結突出部16及び係合孔17によって一方(図2
では図示下方部分)の連結を行う。次いで、図2の図示
上方部分、つまり部材本体11と支持杆13との連結を
行うことにより、2本のすの子部材10が互いに2箇所
で連絡されることになり、これを3番目以降のすの子部
材10についても繰り返せば、所定長さのすの子が完成
することになる。なお、各すの子部材10を連結した状
態は図6にも示してある。
【0025】ここで、各すの子部材10間の連結突出部
16及び係合孔17による連結について考察してみる
と、連結突出部16はその係止頭部16bが他のすの子
部材10の側壁内に係合しているから、連結突出部16
の他のすの子部材10に対する抜け止めがされており、
一方頸部16aは他のすの子部材10の中空部15内へ
の挿入は自由に行えるようになっている。従って、これ
ら頸部16a及び係止頭部16bの許容範囲内で、これ
らからなる連結突出部16を形成した各すの子部材10
の部分は、図2の(イ)に示したように当接させること
もできるし、また図2の(ロ)に示したようにある程度
まで引き離すこともできるのである。勿論、図2の
(イ)に示したような状態にした場合には、嵌合鈎12
と支持杆13との連結部分にはある程度の無理な力が働
くことにはなるが、各部材本体11や支持杆13の長さ
が短いこと、及びすの子部材10全体は成形後において
もある程度の可撓性を有する合成樹脂を材料として形成
してあることから、各すの子部材10が傾斜することに
よる問題は殆ど生じないのである。
【0026】また、このように多数連結されたすの子部
材10内、破損等して交換が必要になったものについて
は、その左右に位置するすの子部材10を上述したのと
は逆の方法によって取はずせばよい。そして、この不良
なすの子部材10を別のすの子部材10に換えて上述し
たように連結すればよいのである。
【0027】しかも、当該すの子部材10は各部材本体
11に嵌合鈎12、支持杆13等をプラスチック等によ
って一体的に形成したので、別部材を全く使用すること
なく互いに連結され得るのである。また、各嵌合鈎12
は各支持杆13に単に嵌め込んであるだけであるから、
図6の(ロ)中の仮想線にて示したように、互いに隣接
するすの子部材10は各支持杆13を中心としてある程
度相対的に回動し得る。すなわち、多数のすの子部材1
0を連結してすの子として構成すれば、このすの子は板
状にすることができるだけでなく、ある程度の可撓性を
備えて折り曲げ可能ともなっているのである。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るすの
子部材10によれば、別部材を全く必要とすることなく
次々と互いに連結することができるだけでなく、その連
結状態を直線排水溝20aは勿論、近年増加してきてい
る異形形状のプール等の湾曲排水溝20にも適用できる
すの子とすることができるのである。また、このすの子
部材10によれば、これに他のすの子部材10を連結す
るには、その連結突出部16を、他のそれの係合孔17
に、横方向(部材本体11の側面に沿った方向)から係
合させておいてから、その嵌合鈎12を、他の支持杆1
3に、上から嵌合してなされるため、相互の連結は強固
になっていて、その上で人が飛んだり跳ねたりしても、
簡単には外れないものとすることができるのである。
【0029】勿論、不良となったすの子部材10につい
ては、その左右各すの子部材10を取はずすのみで、そ
の不良なすの子部材10のみを単独で容易に交換するこ
とができる。
【0030】また、本発明に係るすの子部材10はどの
連結に際して別部材を必要としないものであるから、そ
の製造効率を高めることができかつ製造コストを低減す
ることができるのである。
【0031】さらに、本発明に係るすの子部材10によ
ってすの子を組み立てるためは、すの子部材10の各連
結突出部16及び係合孔17によって一方の連結を行っ
てから、各嵌合鈎12と支持杆13を単に嵌合して、こ
のことを各すの子部材10について繰り返えすのみでよ
いから、その組み立て作業は極めて容易に行えるもので
もある。
【0032】そして、このすの子部材10を合成樹脂に
よって形成したから、これを温泉用のものとした場合
に、この温泉湯の中に含まれる鉱分に腐食されないもの
とすることができるのであり、このすの子部材10をポ
リプロピレン等の耐塩素性の合成樹脂材料によって形成
すれば、プール用水中の塩素分に侵されにくいものとす
ることができる。また、このすの子部材10を、「ぬめ
り」の発生を防止する抗菌剤等を混練した合成樹脂材料
によって一体的に成形すれば、「ぬめり」を生じないよ
うにすることができて、大勢の人が使用するホテル等の
大浴場の排水溝用として、非常に優れたものとすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るすの子部材を2本示した斜視図で
ある。
【図2】同すの子部材を多数連結してすの子とした状態
を示すもので、(イ)はこのすの子を湾曲排水溝に適用
した場合、(ロ)はこのすの子を直線排水溝に適用した
場合をそれぞれ示す部分平面図である。
【図3】同すの子部材の拡大平面図である。
【図4】同すの子部材の断面を示すもので、(イ)は図
3の1−1線に、(ロ)は図3の2−2線、(ハ)は図
3の3−3線に沿ってみた縦断面図である。
【図5】同すの子部材を示すもので、(イ)は左側面
図、(ロ)は右側面図、(ハ)は底面図である。
【図6】同すの子部材を連結してすの子としたときの状
態を示すもので、(イ)はその部分正面図、(ロ)は一
方のすの子部材を回動させたときの支持杆13を中心に
してみた断面図である。
【図7】本発明のすの子部材によって形成されるすの子
を使用するのみ適した湾曲排水溝を有したプールを示す
斜視図である。
【符号の説明】
10 すの子部材 11 部材本体 12 嵌合鈎 13 支持杆 14 滑り止め 15 中空部 16 連結突出部 16a 頸部 16b 係止頭部 17 係合孔 17a 挿入孔 17b 挿着孔 20 湾曲排水溝 20a 直線排水溝 21 載置段部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに多数連結されてプール・浴室等の平
    面視において湾曲した排水溝に配置するのに適した合成
    樹脂製の湾曲排水溝用すの子部材であって、 このすの子部材を、内部に中空部を形成した部材本体
    と、この部材本体の一側面に突出形成した一つの嵌合鈎
    と、この嵌合鈎と同一位置であって部材本体の反対側
    部分に形成した一つの支持杆と、前記部材本体の一側面
    に突出形成した一つの連結突出部と、この連結突出部と
    同一位置であって前記部材本体の反対側面部分に形成さ
    れて、前記部材本体の中空部内に連通する係合孔とを備
    えたものとし、 前記連結突出部を、前記部材本体の一側面に突出形成さ
    れた頸部と、この頸部の先端に一体化されて、これより
    大径の係止頭部とにより構成するとともに、 前記係合孔を、他のすの子部材の前記連結突出部の係止
    頭部が外から挿入される挿入孔と、この挿入孔と横方向
    に連続し、前記連結突出部の頸部が横方向に移動可能に
    案内されて係止される挿着孔とにより構成し、この挿着
    孔に対する前記頸部の係止時に、前記支持杆に対する他
    のすの子部材の嵌合鈎の上方からの嵌合を可能にするよ
    うにしたことを特徴とする湾曲排水溝用すの子部材。
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