JP2791396B2 - フレキシブルディスク及び当該ディスク用ホットメルト接着剤 - Google Patents

フレキシブルディスク及び当該ディスク用ホットメルト接着剤

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナルコンピュー
ターやワードプロセッサー等に使用される属製センタ
ーコアを有するフレキシブルディスク、さらにはフレキ
シブルディスクの製造においてディスクと同コアの接着
に用いられるホットメルト接着剤に関するものである。
【0002】
【従来技術】最近、フレキシブルディスクの主流になっ
ているディスクの径が3.5インチのフレキシブルディス
クは、通常ポリエチレンテレフタレート等のプラスチッ
クフィルムからなるデイスクとデイスク中央の金属製コ
アとが接合された構造となっている。此れまで、フレキ
シブルディスクの製造において、デイスクと金属製コア
の接合は、両面粘接着テ−プを使用する接着方法が一般
的に広く行われてきている。しかしながら、両面テ−プ
を用いる方法では、両面テ−プを同心円状に打ち抜いて
使用しなければならず、自動ラインでの工程が複雑であ
るという問題が存在している。他方、溶剤タイプの接着
剤も一部使用されているが、その場合には、溶剤が揮散
し、安全面、環境面から問題を発生させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、耐熱性およ
び可撓性に優れるとともに信頼性の高い金属製センター
コアとの接合性能を有する、金属製センターコアを有す
るフレキシブルディスクを提供しようとするものであ
り、さらにはその製造に適し且つ製造の自動化を容易に
する、フレキシブルディスクと金属製センターコア接合
用のホットメルト接着剤を提供しようとするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討した結果、本発明を完成する
に至った。すなわち、本発明は、ディスクと金属製セン
ターコアがディスクと金属製センターコアが合成ゴム系
樹脂100重量部当たり、粘着付与剤30〜500重量
部及びワックス0〜300重量部が配合されてなるホッ
トメルト接着剤を用いて接合されていることを特徴とす
るフレキシブルディスクに関する発明、合成ゴム系樹脂
100重量部当たり、粘着付与剤30〜500重量部及
びワックス0〜300重量部が配合されてなる、フレキ
シブルディスクと金属製センターコアの接着用ホットメ
ルト接着剤に関する発明、及びそれらの発明における合
成ゴム系樹脂がスチレンージエン系ブロック共重合体又
はその水添物20〜70重量%、エチ レンープロピレン
系ラバー又はブチル系ラバー80〜30重量%からなる
ものであることを特徴とするフレキシブルディスク及び
フレキシブルディスクと金属製センターコアの接着用ホ
ットメルト接着剤に関する発明からなるものである。以
下、本発明についてさらに詳しく説明する。
【0005】本発明においてフレキシブルディスクと金
属製センターコア接合用に用いられるホットメルト接着
は、合成ゴム系樹脂を主剤とする、いわゆる合成ゴム
系ホットメルト接着剤であり、合成ゴム系樹脂100重
量部当たり、粘着付与剤30〜500重量部及びワック
ス0〜300重量部が配合されてなる合成ゴム系ホット
メルト接着剤である。 ホットメルト接着剤に適用される
合成ゴム系樹脂としては、スチレン−イソプレン系ブロ
ック共重合体及びスチレン−ブタジエン系ブロック共重
合体などのスチレン−ジエン系ブロック共重合体又はそ
れらの水添物であるSEBS(スチレン−エチレン−ブ
チレン−スチレン)系ブロック共重合体及びSEPS(ス
チレン−エチレン−プロピレン−スチレン)系ブロック
共重合体(以下上記スチレン−ジエン系ブロック共重合
体及びその水添物をゴム系樹脂Aと総称する)、エチレ
ンプロピレン系ラバー及びブチル系ラバー(以下これら
をゴム系樹脂Bと総称する)が好ましく、それらは単独
で又は二種以上併用して使用することができる。より好
ましい合成ゴム系樹脂は、耐熱性に優れる点で、SEB
S系ブロック共重合体及びSEPSブロック共重合体で
あり、更に上記ゴム系樹脂A及びゴム系樹脂Bからなる
混合物からなるものが特に好ましく、その場合の配合割
合としてはゴム系樹脂A20〜70重量%及びゴム系樹
脂B80〜30重量%が適当である。ゴム系樹脂Aの量
が20重量%未満であると耐熱性が不足し易く、一方ゴ
ム系樹脂Bが30重量%未満であると金属コアが接着さ
れたフレキシブルディスクに対して急激な温度変化が加
えられた場合、接着剤層に発生する歪みを緩和すべき可
撓性にやや劣るようになる。
【0006】スチレン−イソプレン系ブロック共重合体
の具体例としては、シェル化学(株)製のカリフレックス
TR−1107、カリフレックスTR−1111、カリ
フレックスTR−1112及びカリフレックスTR−1
117等が挙げられ、又スチレン−ブタジエン系ブロッ
ク共重合体の例としては、同社製のカリフレックスTR
−1101及びカリフレックスTR−1102等が挙げ
られる。SEBS系ブロック共重合体の具体例として
は、上記シェル化学(株)製のクレイトンG−1650、
クレイトンG−1652、クレイトンG−1657及び
クレイトンG−1726等が挙げられ、さらにSEPS
ブロック共重合体の具体例としては、クラレ(株)製のセ
プトン2002、セプトン2003及びセプトン204
3等が挙げられる。
【0007】エチレンプロピレン系ラバーとしては、エ
チレンとプロピレンの共重合体、又はエチレン及びプロ
ピレンと共に1,4-ヘキサジエン、ジシクロペンタジエン
もしくはエチリデンノルボーネン等の第三成分を少量共
重合させて得られるエチレンプロピレンターポリマー等
が挙げられ、日本合成ゴム(株)製のエチレンプロピレン
ラバーEP−11[ムーニー粘度(ML1+4,100℃)4
0]、エチレンプロピレンラバーEP−43[ムーニー粘
度(ML1+4,100℃)47]及びエチレンプロピレンラバー
EP−82[ムーニー粘度(ML1+4,100℃)38]等の市
販品を使用できる。ブチル系ラバーとしては、例えばイ
ソブチレンに数%のイソプレンを共重合した共重合体及
び該共重合体のハロゲン化物等が挙げられ、具体的には
日本合成ゴム(株)製のブチルラバー065[ムーニー粘
度(ML1+8,100℃)45]及びブチルラバー268[ムー
ニー粘度(ML1+3,127℃)55]等がある。
【0008】粘着付与剤としては、天然ロジン、重合ロ
ジン、水添ロジン、ロジンエステル及び水添ロジンエス
テル等のロジン系粘着付与剤;ポリテルペン系樹脂、テ
ルペンフェノール系樹脂及び水添テルペン樹脂等のテル
ペン系粘着付与剤;芳香族系石油樹脂、脂肪族系石油樹
脂、シクロペンタジエン系石油樹脂及び水添石油樹脂等
の石油樹脂系粘着付与剤が挙げられ、本発明にとり好ま
しいものは石油樹脂系粘着付与剤であり、より好ましい
ものは水添石油樹脂系粘着付与剤である。その配合量は
前述のとおり、合成ゴム系樹脂100重量部当たり粘着
付与剤30〜500重量部であり、より好ましくは50
〜300重量部である。粘着付与剤の量が30重量部未
満であると、フレキシブルディスクとセンターコアの接
着性に劣り、一方500重量部を超えると接着剤の凝集
力が低下し、その結果接着強度及び耐熱性に劣るように
なる。
【0009】ロジン系粘着付与剤の具体例としては、例
えば荒川化学工業(株)製のガムロジン、ウッドロジン、
エステルガムA、エステルガムH、ペンセルA及びペン
セル並びにハーキュレス(株)製のフォーラル85、フォ
ーラル105及びヘンタリンC等が、又テルペン系粘着
付与剤の具体例としては、ヤスハラケミカル(株)製のY
SレジンA−115、YSレジンTo−105、YSポ
リスターT−115、YSポリスター2130、クリア
ロンP−115及びクリアロンM−125がそれぞれ挙
げられる。石油樹脂系粘着付与剤としては、エスコレッ
ツ2101[トーネックス(株)製]、クイントンC−10
0[日本ゼオン(株)製]、アルコンP−90、アルコンP
−115、アルコンM−100[以上、荒川化学工業
(株)製]、ピコペール110SF(ピコ社製)、ウィング
タック95、ウィングタック115(以上、グッドイヤ
ー社)、ペトロジン#100、ペトロジン#120[以
上、三井石油化学工業(株)製]、マルカレッツH−80
0、マルカレッツH−790[以上、丸善石油化学
(株)]、エスクロンNー100及びエスクリスタルA−
120[以上、新日鐵化学(株)]等が挙げられる。所望に
より、目的とする接着剤の相溶性、熱安定性、色調、凝
集力などのバランスを保つ目的で、上記の粘着付与剤を
二種以上を組み合わせても良い。
【0010】つぎにワックスについて説明する。ホット
メルト接着剤においてワックスは、接着剤の加熱溶融時
の流動性・非粘着性を増大させ、かつ室温における凝集
力を向上させる目的で使用され、使用し得るワックスと
しては、パラフィンワックス、マイクロワックス、低分
子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン及び非晶性
ポリアルファオレフィン等が挙げられる。本発明のホッ
トメルト接着剤における上記ワックスの配合量は、前記
合成ゴム系樹脂100重量部当たり0〜300重量部で
あり、より好ましくは30〜200重量部である。ワッ
クスの量が300重量部を超えると、得られるホットメ
ルト接着剤の可撓性が低下し、又耐寒性や耐衝撃性が失
われる。
【0011】パラフィンワックス及びマイクロワックス
としては、例えば日本石油(株)製及び日本精蝋(株)製の
市販品等が使用でき、低分子量ポリエチレンとしては、
軟化点が80℃〜150℃以下の低分子量ポリエチレン
が適当であり、例えばネオワックスL[ヤスハラケミカ
ル(株)]、サンワックス151−P、サンワックスE−
300[以上、三洋化成工業(株)]、ACPE−617、
ACPE−629(以上、アライドケミカル社)及びヘキ
ストワックスPE520(ヘキスト社)等が挙げられる。
又、低分子量ポリプロピレンとしては、ビスコール55
0P、ビスコール660P[三洋化成工業(株)]、ヘキス
トワックスPP(ヘキスト社)、ビスタックL[千葉ファ
インケミカル(株)]及びサンアタック[旭合成化学(株)]
が挙げられる。非晶性ポリアルファオレフィンは、プロ
ピレンとエチレンやブテン−1等を共重合した低分子量
の非晶性ポリマーであり、レクスタック2215及びレ
クスタック2115[宇部レキセン(株)]等の市販品があ
る。更に、エチレン又はプロピレンに、マレイン酸、酢
酸ビニル、アクリル酸、アクリル酸エステル、メタクリ
ル酸又はメタクリル酸エステル等を適量共重合して得ら
れるワックスを使用しても良い。
【0012】本発明においてホットメルト接着剤として
は、合成ゴム系樹脂、粘着付与剤を必須成分とするもの
が適用されるが、前記ワックス以外の成分以としては、
接着剤の溶融粘度を低下させ、溶融塗工性を向上させる
目的で、液状の炭化水素系可塑剤を合成ゴム系樹脂10
0重量部当たり200重量部以下併用することも好まし
い。液状の炭化水素系可塑剤は、一般に合成ゴムの技術
分野において増量油あるいはプロセスオイルと称される
オイルであり、代表的には流動パラフィンが挙げられ、
他に例えばシェルフレックス[シェル化学(株)]、ダイア
ナプロセスオイルPW-380[出光興産(株)]、ダイマロン、
YSオイル[ヤスハラケミカル(株)]、クラプレンLIR
[クラレイソプレンケミカル(株)]、出光ポリブテン2000
H[出光石油化学(株)]及び日石ポリブテン[日本石油化学
(株)]等の市販品が挙げられる。さらに、本発明におけ
るホットメルト接着剤として、溶融塗工時の液垂れ防止
や糸切れの改善、加熱溶融中の接着剤組成物の熱安定性
の向上、揺変性の付与及び着色などのために、タルク、
シリカ、炭酸カルシウム、カーボンブラック、亜鉛華、
酸化チタン、無機顔料等の充填剤が添加されているもの
でも良く、その他に老化防止剤又は紫外線防止剤等を添
加したものも使用できる。
【0013】上記成分によって構成されるホットメルト
接着剤のうち、本発明にとり好ましいものは、接着基材
への塗工性の点で、190℃における溶融粘度が10
0,000cps以下の接着剤であるものが好ましく、さら
に好ましくは500〜50,000cpsのものである。接
着剤の溶融粘度が100,000cpsを越えると接着剤の
糸ひきや塗布むらが生じ易く、500cps未満である
と、塗工時及び接合接着時に接着剤が所定箇所の外に流
れ出し易くなる。又、接着剤の好ましい軟化点(R&B
式)は80〜150℃である。軟化点が80℃未満であ
ると、フロッピーディスクが高温の環境に保管されたと
き、極めて弱い応力で接着部に不良が生じ、一方150
℃を越えると溶融塗布後の接着可能な時間が短くなる。
接着力は、常温における剥離強度が5kgf/inch以上であ
ることが好ましく、さらに好ましくは−10℃〜70℃
の温度範囲で0.5kgf/inch以上であることが望ましい。
【0014】ホットメルト接着剤は、上記各成分を好ま
しくは窒素雰囲気下140〜250℃の温度で、加熱型
溶融撹拌槽において撹拌羽根の回転により同時又は順次
に溶解混合する方法、ニーダーを使用して各成分を混練
りする方法又は単軸あるいは2軸のスクリュウを有する
押出機で混練りする方法等で、混合することにより得ら
れる。上記の方法で得られるホットメルト接着剤による
フレキシブルディスクとセンターコアの接合は、例えば
ホットメルトアプリケーターを使用して、必要に応じて
余熱したステンレス製のセンターコアの貼合わせ部に、
通常140〜220℃に加温された上記接着剤を塗布
し、その上に自動ライン又は手動によりフレキシブルデ
ィスクを重ね合わせる、という方法等によって行うこと
ができる。この際使用するホットメルトアプリケーター
は、接着剤を転写して塗布するロールコーターやホイー
ルコーター又はノズルタイプのアプリケーター等を使用
できる。自動ライン化を行うためには、ロボットで制御
し易いノズルタイプのアプリケーターが好ましい。又、
ノズルタイプのアプリケーターを固定しておき、センタ
ーコアを回転させる方式による自動ライン化も可能であ
り、この場合接着剤の塗布は線状あるいは点線状の塗布
が好ましい。
【0015】
【実施例】以下実施例を挙げて、本発明をさらに具体的
に説明する。なお、各例で得られた接着剤に関する評価
は以下の方法によって行った。 イ.相溶性 190℃溶融時に目視によって分離の有無を見た。 ロ.溶融粘度 JAIー7ー1980に準じ、190℃に加熱してB型回
転粘度計にて測定した。 ハ.R&B軟化点 JIS K 2207(石油アスファルト軟化点試験方法
(環球法))に準じて測定した。 ニ.剥離強度 25mm幅に裁断したSUS板に190℃に加熱溶融した
接着剤を5g/mで紐状に塗布し、25mm幅に切り出した
PETフィルムを直ちに圧着して得た試験片について、
−10℃、23℃及び70℃の温度下に測定した。接合
部分は10mmオーバーラップさせ、引張速度は50mm/m
inとした。 ホ.昇温クリープ JIS K 6844(接着剤軟化温度測定方法)に準じて
測定した。剥離強度と同様にして調製された試験片を用
いて、100gの荷重を掛けオーブン中で保持し5分間
に2℃の割合で昇温し接合部が破壊した温度を測定し
た。 ヘ.接着性 ステンレス製のセンターコア(30mmφ)の中心から半径14
mmの同心円上に、190℃に加熱溶融した接着剤を0.1
g/mの塗布量で塗布、1秒後に磁気記録媒体が塗布され
たポリエチレンテレフタレート製のフレキシブルディス
ク(5inchφ)を圧着し、50℃×98%RHの雰囲気に
24時間置いた後のコア端部の変形距離をゲージで測定
した。
【0016】実施例1〜7 表1〜表2に記載の各成分を用い、以下に示す操作で接
着剤を製造した。すなわち、例えば実施例1は、窒素雰
囲気下200℃に加熱された容積10リットルのニーダ
ーに、クレイトンG−1652(合成ゴム系樹脂A)0.
5kg及びエチレンプロピレンラバーEP−11(合成ゴ
ム系樹脂B)0.5kg、アルコンP−115(粘着付与剤)
1kg、ならびにイルガノックス1010(酸化防止剤:
チバガイギー社製)50gを投入して30分間溶融混合
した。ついで、サンアタック(ワックス)0.5kg及びビ
スコール660P(ワックス)0.5kgを投入し、さらに
30分間溶融混合した。その後さらに、YSポリスター
2130(粘着付与剤)1kg及び出光ポリブテン2000
H(液状炭化水素系可塑剤)0.8kgを投入し、1時間溶
融混合した。 混合物を200℃の温度に維持したま
ま、約30分間減圧状態に保ち脱泡して接着剤とした。
得られた接着剤について、前記物性を測定した結果を表
1に示した。実施例2〜7についても、上記実施例1と
同様に操作して接着剤を得、得られた接着剤の物性を評
価し、その結果を表1〜表2に示した。
【0017】
【表1】
【0018】
【表2】
【0019】比較例1 上記実施例において使用された合成ゴム系樹脂に代え
て、エチレン−酢酸ビニル共重合体を使用して接着剤を
調製した。すなわち、エバフレックス220(エチレン
−酢酸ビニル共重合体;三井・デュポンポリケミカル
(株)製)100重量部、YSポリスター2130(粘着付
与剤)100重量部、ビスコール660P(ワックス)5
0重量部、出光ポリブテン2000H(液状炭化水素系
可塑剤)50重量部及びイルガノックス1010(酸化防
止剤)5重量部を溶融混合して、接着剤を得た。上記接
着剤の物性及び接着性能は以下のとおりであった。 相溶性:良好,溶融粘度:3,500cps, 軟化点:85
℃, 剥離強度(Kgf/inch):0.1(−10℃),1.2(23
℃),殆ど0(70℃) 昇温クリープ:40℃ ,接着性:1.0mm 上記のとおり、エチレン−酢酸ビニル共重合体を使用し
た場合は接着性能に不満足な点があることが認められ
た。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、エチレン−酢酸ビニル
共重合体系ホットメルト接着剤等を採用する場合と異な
り、接着強度の面等において信頼性のある金属製のセン
ターコアとフレキシブルディスク接合部を有するフレキ
シブルディスクを提供でき、又当該フレキシブルディス
クを、無溶剤かつ短時間のうちに製造することを可能に
し、さらにセンターコア付きフレキシブルディスク製造
工程を容易に自動ライン化することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−1382(JP,A) 特開 昭59−217777(JP,A) 特開 平2−75680(JP,A) 特開 昭62−48779(JP,A) 実開 昭62−85968(JP,U) 実開 平3−49673(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C09J 121/00 C09J 201/00 G11B 23/033 602

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクと金属製センターコアが合成ゴム
    系樹脂100重量部当たり、粘着付与剤30〜500重
    量部及びワックス0〜300重量部が配合されてなる
    ットメルト接着剤を用いて接合されていることを特徴と
    するフレキシブルディスク。
  2. 【請求項2】合成ゴム系樹脂がスチレンージエン系ブロ
    ック共重合体又はその水添物20〜70重量%、エチレ
    ンープロピレン系ラバー又はブチル系ラバー80〜30
    重量%からなるものであることを特徴とする請求項1記
    載のフレキシブルディスク。
  3. 【請求項3】合成ゴム系樹脂100重量部当たり、粘着
    付与剤30〜500重量部及びワックス0〜300重量
    部が配合されてなる、フレキシブルディスクと金属製セ
    ンターコアの接着用ホットメルト接着剤。
  4. 【請求項4】合成ゴム系樹脂がスチレンージエン系ブロ
    ック共重合体又はその水添物20〜70重量%、エチレ
    ンープロピレン系ラバー又はブチル系ラバー80〜30
    重量%からなるものであることを特徴とする請求項3記
    載のフレキシブルディスクと金属製センターコアの接着
    用ホットメルト接着剤。
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