JPH11279521A - 接着剤組成物 - Google Patents

接着剤組成物

Info

Publication number
JPH11279521A
JPH11279521A JP12498398A JP12498398A JPH11279521A JP H11279521 A JPH11279521 A JP H11279521A JP 12498398 A JP12498398 A JP 12498398A JP 12498398 A JP12498398 A JP 12498398A JP H11279521 A JPH11279521 A JP H11279521A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
adhesive composition
block copolymer
parts
thermoplastic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12498398A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikazu Yoneda
義和 米田
Junichi Honda
淳一 本多
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP12498398A priority Critical patent/JPH11279521A/ja
Publication of JPH11279521A publication Critical patent/JPH11279521A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリオレフィン系樹脂シート、不織布等と、
パルプ、紙等のセルロース繊維とを接着する際に、湿潤
時、又は、低温下であっても接着性が良好な接着剤組成
物を提供する。 【解決手段】 50℃から、JIS K2207に準拠
して測定された軟化温度より10℃高い全温度域におい
て、動的粘弾性の10Hzにおける損失正接(tan
δ)の値が0.7以上である。又は、熱可塑性ブロック
共重合体と粘着性付与樹脂又は可塑剤とからなる接着剤
組成物であって、上記熱可塑性ブロック共重合体が、ビ
ニル芳香族炭化水素系重合体ブロック(A)と共役ジエ
ン系重合体ブロック(B)とを主鎖に有するブロック共
重合体、又は、それらの少なくとも一部が水添されたブ
ロック共重合体であり、1分子中に少なくとも1つのカ
ルボキシル基を有するか、又は酸価が1以上、若しく
は、共役ジエン系重合体ブロックがエポキシ化されたブ
タジエンである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接着剤組成物に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、衛生用品として、ポリオレフィン
系樹脂シート及びポリオレフィン系樹脂製不織布等と、
パルプ、紙等のセルロース繊維とをホットメルト接着剤
で接着し、積層したものが知られている。この場合、使
用されるホットメルト接着剤は、熱可塑性ブロックコポ
リマーを主成分としたゴム系と、合成ポリオレフィン
(例えばエチレン−プロピレン−ブテン共重合体、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体等)を主成分としたポリオレ
フィン系とが大部分である。特に粘着性を有するもので
高凝集力と耐クリープ性とが必要とされる部位について
はゴム系が非常に多く用いられている(特開平4−35
1689号公報等)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、通常ゴム系と
呼ばれるものはセルロースなどの極性基を有する被着体
に対しては親和性がよくない上、その弾力性のため柔ら
かい(例えばパルプのように)ものの接着の際には圧着
時の圧力が逃げやすく十分な圧着が難しいこともあっ
て、比較的多孔質の基材に対してはアンカー効果やフッ
ク効果のような物理的な接着さえも難しいことが多かっ
た。このような場合、被着材料の破壊強度が低いと、乾
燥時では実用に耐えうる接着強度を得ることができるも
のの、湿潤時では、接着強度が著しく低下してしまう欠
点があった。
【0004】さらに、上記ゴム系の接着剤は、乾燥時に
おいても、例えば0℃以下の低温下においては、接着強
度が著しく低下してしまう欠点があった。
【0005】本発明は上記の課題の少なくとも一つを解
決し、ポリオレフィン系樹脂シート、不織布等と、パル
プ、紙等のセルロース繊維とを接着する際に、湿潤時、
又は、低温下であっても接着性が良好な接着剤組成物を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の接着剤組
成物(以下、「本発明1」という)は、50℃から、J
IS K2207に準拠して測定された軟化温度より1
0℃高い全温度域において、動的粘弾性の10Hzにお
ける損失正接(tanδ)の値が0.7以上であること
を特徴とする。
【0007】上記損失正接とは、JIS K7198に
略準拠し、剪断振動方法にて測定された動的粘弾性の1
0Hzにおける複素弾性率E* の動的貯蔵弾性率E’と
動的損失弾性率E”との比E”/E’である。
【0008】上記温度範囲において、該損失正接の値が
0.7より小さい領域が存在する接着剤組成物では、そ
の温度領域(損失正接の値が、0.7より小さい領域)
において動的貯蔵弾性率E’の比率が大きいため貼り合
わせの圧力に対して反発、復元力が大きく働き、その結
果、接着面積の低下や、被着体への食い込み不足が生
じ、ひいては湿潤時の接着力の低下につながる。
【0009】従って、上記損失正接の値は、上記全温度
範囲において、0.7以上に限定され、好ましくは0.
75以上、さらに好ましくは、0.8以上である。
【0010】本発明1の接着剤組成物は、上記条件を満
たすものであれば特に限定されず、例えばゴム系、ポリ
オレフィン系等従来公知の接着剤組成物に使用されるベ
ースポリマーを、必要に応じて変成したのち、接着剤組
成物同士を混合し、又は必要に応じて粘着性付与樹脂、
可塑剤等を添加して得られる接着剤組成物のうち、上記
全温度範囲において損失正接を測定した結果が、上記条
件を満たすものを適宜選定すればよい。
【0011】上記粘着性付与樹脂としては、上記ベース
ポリマーに相溶し、粘着性を付与するものであれば特に
限定されず、例えば(安定化)ロジン、石油樹脂、テル
ペン樹脂、テルペン−石油樹脂の共重合物;及び水添石
油樹脂、水添テルペン樹脂(水添率80%以上)、脂肪
族飽和炭化水素樹脂等の部分並びに完全水添物などが挙
げられる。これらは単独で用いられてもよいし、2種類
以上併用されてもよい。
【0012】上記可塑剤としては、上記ベースポリマー
を可塑化するものであれば特に限定されず、例えば、通
常のパラフィン系オイルの他、ベースポリマーの種類に
応じてナフテン系、芳香族系等のオイルが使用される。
これらは単独で用いられてもよいし、2種類以上併用さ
れてもよい。
【0013】請求項2記載の接着剤組成物(以下、「本
発明2」という)は、50℃から、JIS K2207
に準拠して測定された軟化温度より10℃高い全温度域
における、JIS K7198に準拠して測定された動
的粘弾性の10Hzにおける損失正接(tanδ)の平
均値が0.8以上であることを特徴とする。
【0014】上記損失正接の上記温度範囲における平均
値は、小さすぎると接着剤全体としての変形が不十分と
なるので、接着面積が低下したり、被着体への食い込み
不足が生じる。その結果、湿潤時の接着力が低下するの
で、0.8以上に限定され、好ましくは0.85以上、
さらに好ましくは0.9以上である。
【0015】本発明2の接着剤組成物は、上記条件を満
たすものであれば特に限定されず、本発明1と同様にし
て得られた接着剤組成物のうち、上記温度範囲において
損失正接を測定した結果が、上記条件を満たすものを適
宜選定すればよい。
【0016】請求項3記載の接着剤組成物(以下、「本
発明3」という)は、本発明1又は2の接着剤組成物に
おいて、熱可塑性ブロック共重合体100重量部、粘着
性付与樹脂50〜500重量部からなる接着剤組成物で
あって、上記熱可塑性ブロック共重合体が、ビニル芳香
族炭化水素系重合体ブロック(A)と共役ジエン系重合
体ブロック(B)とを主鎖に有するブロック共重合体、
又は、それらの少なくとも一部が水添されたブロック共
重合体であることを特徴とする。
【0017】上記ビニル芳香族炭化水素系重合体ブロッ
ク(A)を形成するビニル芳香族炭化水素としては、例
えば、スチレン、t−ブチルスチレン、α−メチルスチ
レン、p−メチルスチレン、クロルスチレン、ブロムス
チレン、フルオロスチレン、エチルスチレン、ジビニル
ベンゼン、N,N−ジエチルアミノスチレンなどが挙げ
られる。これらは単独で用いられてもよいし、2種類以
上併用されてもよい。
【0018】上記ビニル芳香族炭化水素系重合体ブロッ
ク(A)の分子量は、小さすぎると得られる接着剤組成
物の凝集力が小さくなり、大きすぎると疑似架橋強度が
向上し、動的貯蔵弾性率E’が増大し、損失正接の値が
小さくなる傾向にあるので、2000〜50000が好
ましく、4000〜30000がさらに好ましい。
【0019】上記共役ジエン系重合体ブロック(B)に
使用される共役ジエンとしては、例えば、ブタジエン、
イソプレンなどが挙げられる。これらは単独で用いられ
てもよいし、2種類以上併用されてもよい。
【0020】上記共役ジエン系重合体ブロック(B)の
分子量は、使用される共役ジエンにより異なるが、小さ
すぎると得られる接着剤組成物の粘着力及び接着力が発
現し難くなり、大きすぎると得られる接着剤組成物の溶
融粘度が高くなり過ぎて作業性が低下するので、150
00〜300000が好ましく、さらに好ましくは20
000〜200000である。
【0021】本発明3において使用される熱可塑性ブロ
ック共重合体は、上記ビニル芳香族炭化水素系重合体ブ
ロック(A)と、上記共役ジエン系重合体ブロック
(B)とを主鎖に有するブロック共重合体、又は、それ
らの少なくとも一部が水添されたブロック共重合体であ
る。
【0022】上記熱可塑性ブロック共重合体には多官能
性化合物が結合されていてもよい。上記多官能性化合物
としては、例えば、通常カップリング剤として使用され
るもの等が挙げられる。
【0023】上記熱可塑性ブロック共重合体は、一部が
水添された部分水添物であってもよいし、完全水添物で
あってもよい。
【0024】上記熱可塑性ブロック共重合体としては、
例えば、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重
合体(日本合成ゴム社製、商品名「TR 2600」;
シェル化学社製、商品名「クレイトンKX405
P」)、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロ
ック共重合体(シェル化学社製、商品名「クレイトンG
−1726」)、スチレン−イソプレン−スチレンブロ
ック共重合体(日本ゼオン社製、商品名「クインタック
3520」)、スチレン−エチレン−プロピレン−スチ
レンブロック共重合体(クラレ社製、商品名「セプトン
2002」)などがあげられる。
【0025】本発明3において使用される粘着性付与樹
脂としては、本発明1又は2で使用されるものと同様の
ものが使用される。上記粘着性付与樹脂の量は、少なす
ぎると得られる接着剤組成物の粘着性及び接着性が低下
したり溶融粘度が高くなることがあり、多すぎると、脆
くなるため耐寒性が低下することがあるので、熱可塑性
ブロック共重合体100重量部に対して、50〜500
重量部が好ましく、より好ましくは100〜400重量
部、さらに好ましくは150〜300重量部である。
【0026】本発明3において、必要に応じて可塑剤が
添加されてもよい。上記可塑剤としては、本発明1又は
2で使用されるものと同様のものが使用される。
【0027】上記可塑剤の量は少なすぎると、得られる
接着剤組成物の溶融粘度が高くなり、接着性が低下する
ことがあるほか塗布適性も低下することがあり、多すぎ
ると得られる接着剤組成物の凝集力が低下して十分な接
着力が得られないことがあったり、ハンドリング性が低
下することもあるので、熱可塑性ブロック共重合体10
0重量部に対して200重量部以下が好ましく、より好
ましくは25〜130重量部、さらに好ましくは40〜
120重量部である。
【0028】請求項4記載の接着剤組成物(以下、「本
発明4」という)は、本発明3において使用される熱可
塑性ブロック共重合体中の重合体ブロックのうち、その
少なくとも一つの重合体ブロックが、不飽和カルボン酸
又は不飽和カルボン酸無水物によりグラフト変成されて
いること以外は、本発明3と同様である。
【0029】上記不飽和カルボン酸としては、例えば、
マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、(メタ)アクリル
酸、クロトン酸、ソルビン酸、ケイ皮酸、ビニル酢酸な
どがあげられる。また、上記不飽和カルボン酸無水物と
しては、例えば、無水マレイン酸、無水イタコン酸など
があげられる。なお、熱可塑性ブロック共重合体をグラ
フト変成する方法は、例えば、特開昭55−13727
号公報に記載された方法などが使用される。
【0030】上記熱可塑性ブロック共重合体がグラフト
変成されたときの酸価は特に限定されないが、低すぎる
と湿潤時の接着性改良の効果が少なく、高すぎると臭気
の増大、熱安定性の低下、遊離酸の増加による皮膚刺激
性の発現等が生じることがあるため、100以下である
ことが好ましく、より好ましくは0.5〜50であり、
更に好ましくは0.5〜25である。
【0031】上記熱可塑性ブロック共重合体は、酸変成
されたB成分が水添されていないかもしくは実質的に完
全には水添されていないとき、より低いガラス転移点を
有し、低温下における接着強度をより向上させることが
できる。この場合、熱安定性向上及び取り扱い性の面か
ら、適宜、部分的に水添されていてもよい。
【0032】この場合においてはより可塑剤が添加され
るのが好ましい。上記可塑剤としては、本発明1又は2
で使用されるものと同様のものが使用される。上記可塑
剤の量は少なすぎると、得られる接着剤組成物の溶融粘
度が高くなり、接着性が低下することがあるほか塗布適
性も低下することがあり、多すぎると得られる接着剤組
成物の凝集力が低下して十分な接着力が得られないこと
があったり、ハンドリング性が低下することもあるの
で、熱可塑性ブロック共重合体100重量部に対して3
0〜200重量部が好ましく、より好ましくは50〜1
50重量部、さらに好ましくは70〜120重量部であ
る。
【0033】本発明4において熱可塑性ブロック共重合
体が実質的に完全には水添されていないとき、使用され
る粘着性付与樹脂としては、本発明1又は2で使用され
るものと同様のものが使用されるが、熱可塑性ブロック
共重合体との相溶性の向上、及び必要な粘弾性特性を与
えるためには、実質的に完全に水添されたものよりは、
不飽和部分が残存しているものが好ましい。
【0034】上記粘着性付与樹脂の量は、少なすぎると
得られる接着剤組成物の粘着性及び接着性が低下したり
溶融粘度が高くなることがあり、多すぎると、脆くなる
ため耐寒性が低下することがあるので、熱可塑性ブロッ
ク共重合体100重量部に対して、50〜500重量部
が好ましく、より好ましくは100〜400重量部、さ
らに好ましくは150〜300重量部である。
【0035】上記不飽和カルボン酸又は不飽和カルボン
酸無水物によりグラフト変成されている熱可塑性ブロッ
ク共重合体としては、例えば、マレイン酸変成スチレン
−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体(旭
化成社製、商品名「タフテックM1913」;旭化成社
製、商品名「タフテックM1962」;シェル化学社
製、商品名「クレイトンFG1901X」)、マレイン
酸変成スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合
体(旭化成社製、商品名「タフプレン912」;水添な
し)などがあげられる。
【0036】請求項5記載の接着剤組成物(以下、「本
発明5」という)は、本発明1又は2の接着剤組成物に
おいて、ポリオレフィン系樹脂にスチレン系化合物をグ
ラフト反応させた熱可塑性樹脂(C)と、主鎖にスチレ
ン系化合物を共重合体の構成成分として含有するゴム質
共重合体にスチレン系化合物をグラフト反応させた熱可
塑性樹脂(D)とからなり、熱可塑性樹脂(C)と熱可
塑性樹脂(D)との重量比で100:(10〜1,00
0)で、かつ熱可塑性樹脂(C)及び熱可塑性樹脂
(D)の合計重量に対し、構成単位としてスチレン系化
合物を20〜80重量%含有する樹脂組成物(E)10
0重量部及び粘着性付与樹脂20〜500重量部からな
ることを特徴とする。
【0037】本発明5において使用される熱可塑性樹脂
(C)は、ポリオレフィン系樹脂にスチレン系化合物を
グラフト反応させたものであって、上記ポリオレフィン
系樹脂としては、例えば、ポリエチレン系樹脂、ポリプ
ロピレン系樹脂、ポリブチレン系樹脂;及びエチレン、
プロピレン、ブチレン等複数のα−オレフィンの共重合
体などが挙げられ、また、上記スチレン系化合物として
は、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、t−ブチ
ルスチレンなどが挙げられる。
【0038】上記熱可塑性樹脂(C)は、必要に応じて
ビニル基含有カルボン酸類及び/又は(メタ)アクリロ
ニトリルがグラフト反応させられていてもよい。
【0039】本発明5において使用される熱可塑性樹脂
(D)は、主鎖にスチレン系化合物を共重合体の構成成
分として含有するゴム質共重合体にスチレン系化合物を
グラフト反応させたものであって、例えば、スチレン系
化合物と共役ジエン及び/又はこれらの部分水添物にさ
らにスチレン系化合物をグラフト反応させたものなどが
挙げられる。
【0040】上記共役ジエンとしては、例えば、ブタジ
エン、イソプレンなどが挙げられる。また、上記スチレ
ン系化合物としては、熱可塑性樹脂(C)で説明したも
のと同様のものが挙げられる。なお、熱可塑性樹脂
(C)に使用されるスチレン系化合物、及び熱可塑性樹
脂(D)の主鎖を構成するスチレン系化合物、並びに熱
可塑性樹脂(D)においてグラフト反応されるスチレン
系化合物は、夫々同一であってもよいし、異なっていて
もよい。
【0041】上記熱可塑性樹脂(D)は、必要に応じて
ビニル基含有カルボン酸類及び/又は(メタ)アクリロ
ニトリルがグラフト反応させられていてもよい。
【0042】本発明5において使用される樹脂組成物
(E)は、上記熱可塑性樹脂(C)と熱可塑性樹脂
(D)とからなる。樹脂組成物(E)中の熱可塑性樹脂
(C)及び熱可塑性樹脂(D)の重量比は、低すぎて
も、高すぎても得られる接着剤組成物が十分な接着性を
得られないことがあるので、100:(10〜1,00
0)が好ましい。
【0043】上記樹脂組成物(E)の構成単位としての
スチレン系化合物の含有量は、少なすぎると、得られる
接着剤組成物の熱安定性が低下することがあり、多すぎ
ると得られる接着剤組成物が十分な接着性を得られない
ことがあるので、20〜80重量%が好ましい。
【0044】上記樹脂組成物(E)としては、例えば、
特開平6−184509号記載の組成物などが挙げら
れ、市販品としては、三洋化成社製、商品名「ナノスタ
ックHA−S15」、「ナノスタックHA−S20」な
どが挙げられる。
【0045】本発明5において使用される粘着性付与樹
脂としては、本発明1乃至4で使用されるものと同様の
ものが使用される。上記粘着性付与樹脂の量は、少なす
ぎると得られる接着剤組成物の粘着性及び接着性が低下
したり溶融粘度が高くなることがあり、多すぎると、脆
くなるため耐寒性が低下することがあるので、樹脂組成
物(E)100重量部に対して、20〜500重量部が
好ましく、より好ましくは50〜350重量部である。
【0046】本発明5において、必要に応じて可塑剤が
添加されてもよい。上記可塑剤としては、本発明1乃至
4で使用されるものと同様のものが使用される。
【0047】上記可塑剤の量は、多すぎると得られる接
着剤組成物の凝集力が低下して十分な接着力が得られな
いことがあったり、ハンドリング性が低下することもあ
るので、樹脂組成物(E)100重量部に対して100
重量部以下が好ましい。
【0048】請求項6記載の接着剤組成物(以下、「本
発明6」という)は、熱可塑性ブロック共重合体と粘着
性付与樹脂及び/又は可塑剤とからなる接着剤組成物で
あって、上記熱可塑性ブロック共重合体が、ビニル芳香
族炭化水素系重合体ブロック(A)と共役ジエン系重合
体ブロック(B)とを主鎖に有するブロック共重合体、
又は、それらの少なくとも一部が水添されたブロック共
重合体であり、1分子中に少なくとも1つのカルボキシ
ル基を有するか、又は酸価が0.5以上であることを特
徴とする。
【0049】本発明6において使用される熱可塑性ブロ
ック共重合体は、本発明4で使用される熱可塑性ブロッ
ク共重合体と同様である。1分子中に少なくとも1つの
カルボキシル基を有するか、又は酸価が0.5以上にす
る方法は、本発明4と同様である。
【0050】本発明6において使用される粘着性付与樹
脂としては、本発明1乃至5で使用されるものと同様の
ものが使用される。上記粘着性付与樹脂の量は、少なす
ぎると得られる接着剤組成物の粘着性及び接着性が低下
したり溶融粘度が高くなることがあり、多すぎると、脆
くなるため耐寒性が低下することがあるので、熱可塑性
ブロック共重合体100重量部に対して、5〜400重
量部が好ましく、より好ましくは10〜350重量部、
さらに好ましくは50〜300重量部である。
【0051】本発明6において使用される可塑剤として
は、本発明1乃至5で使用されるものと同様のものが使
用される。上記可塑剤の量は少なすぎると、得られる接
着剤組成物の溶融粘度が高くなり、接着性が低下するこ
とがあるほか塗布適性も低下することがあり、多すぎる
と得られる接着剤組成物の凝集力が低下して十分な接着
力が得られないことがあったり、ハンドリング性が低下
することもあるので、熱可塑性ブロック共重合体100
重量部に対して5〜250重量部が好ましく、より好ま
しくは10〜220重量部、さらに好ましくは30〜2
00重量部である。
【0052】本発明6において、特に粘着性を必要とし
ない場合、例えば直接肌に触れても刺激性が少ないよう
に粘着性が小さい方が好ましい場合には、粘着性付与樹
脂は添加されなくてもよい。この場合において、可塑剤
の量が少なすぎると、得られる接着剤組成物の溶融粘度
が高くなり、接着性が低下することがあるほか塗布適性
も低下することがあり、多すぎると得られる接着剤組成
物の凝集力が低下して十分な接着力が得られないことが
あったり、ハンドリング性が低下することもあるので、
熱可塑性ブロック共重合体100重量部に対して30〜
500重量部が好ましく、より好ましくは40〜400
重量部、さらに好ましくは50〜300重量部である。
【0053】本発明6において、特に凝集力を必要とす
る場合、例えば不織布などのポーラスな基材への滲み出
しや粘着剤の糊残りが少ない方が好ましい場合には、可
塑剤は添加されなくてもよい。この場合において、粘着
性付与樹脂の量は、少なすぎると得られる接着剤組成物
の粘着性及び接着性が低下したり溶融粘度が高くなるこ
とがあり、多すぎると、脆くなるため耐寒性が低下する
ことがあるので、熱可塑性ブロック共重合体100重量
部に対して、80〜600重量部が好ましく、より好ま
しくは90〜500重量部、さらに好ましくは100〜
400重量部である。
【0054】本発明6において、tanδの価は特に限
定されない。
【0055】請求項7記載の接着剤組成物(以下、「本
発明7」という)は、請求項1又は2記載の接着剤組成
物において、熱可塑性ブロック共重合体100重量部、
粘着性付与樹脂50〜500重量部からなる接着剤組成
物であって、上記熱可塑性ブロック共重合体が、ビニル
芳香族炭化水素系重合体ブロック(A)とエポキシ化さ
れてなるブタジエンの重合体ブロック(F)とを主鎖に
有することを特徴とする。
【0056】本発明7において使用される熱可塑性ブロ
ック共重合体中の重合体ブロックのうち、ビニル芳香族
炭化水素系重合体ブロック(A)については、本発明1
乃至6と同様である。
【0057】本発明7において使用される、ビニル芳香
族炭化水素系重合体ブロック(A)とエポキシ化されて
なるブタジエンの重合体ブロック(F)とを主鎖に有す
るブロック共重合体熱可塑性ブロック共重合体として
は、例えば、エポキシ化スチレン−ブタジエン−スチレ
ンブロック共重合体(ダイセル化学工業社製、商品名
「エポフレンド A1020」)などが挙げられる。
【0058】本発明7において使用される粘着性付与樹
脂としては、本発明1又乃至6で使用されるものと同様
のものが使用される。上記粘着性付与樹脂の量は、少な
すぎると得られる接着剤組成物の硬度が低下し、多すぎ
ると、脆くなるため熱可塑性ブロック共重合体100重
量部に対して、5〜500重量部が好ましく、より好ま
しくは10〜400重量部、さらに好ましくは50〜3
50重量部である。
【0059】本発明7において可塑剤が添加されてもよ
い。上記可塑剤としては本発明1乃至6で使用されるも
のと同様のものが使用され、特にプロセスオイルが好ま
しい。上記プロセスオイルの量は多すぎると得られる接
着剤組成物の凝集力が低下して十分な接着力が得られな
いことがあったり、ハンドリング性が低下することもあ
るので、熱可塑性ブロック共重合体100重量部に対し
て350重量部以下が好ましく、少なすぎると被着材に
対する濡れ性や食い込みが不足し十分な接着性を得られ
ないことがあるので、より好ましくは5〜300重量
部、さらに好ましくは10〜250重量部である。
【0060】請求項8記載の接着剤組成物(以下、「本
発明8」という)は、熱可塑性ブロック共重合体100
重量部、粘着性付与樹脂5〜400重量部、及び、プロ
セスオイル5〜250重量部からなる接着剤組成物であ
って、上記熱可塑性ブロック共重合体が、ビニル芳香族
炭化水素系重合体ブロック(A)とエポキシ化されてな
るブタジエンの重合体ブロック(F)とを主鎖に有する
ことを特徴とする。
【0061】本発明8において使用される熱可塑性ブロ
ック共重合体は、本発明7で使用される熱可塑性ブロッ
ク共重合体と同様である。
【0062】本発明8において使用される粘着性付与樹
脂としては、本発明1乃至7で使用されるものと同様の
ものが使用される。上記粘着性付与樹脂の量は、少なす
ぎると得られる接着剤組成物の硬度が低下し、多すぎる
と、脆くなるため熱可塑性ブロック共重合体100重量
部に対して、5〜400重量部に限定され、好ましくは
10〜350重量部、より好ましくは50〜300重量
部である。
【0063】本発明8において使用されるプロセスオイ
ルとしては脂肪族系炭化水素成分、芳香族系炭化水素成
分、及び、ナフテン系炭化水素成分の任意な組み合わせ
のものを使用することができる。上記プロセスオイルの
量は、少なすぎると被着材に対する濡れ性や食い込みが
不足し十分な接着性を得られないことがあり、多すぎる
と得られる接着剤組成物の凝集力が低下して十分な接着
力が得られないことがあったり、ハンドリング性が低下
することもあるので、熱可塑性ブロック共重合体100
重量部に対して5〜250重量部が好ましく、より好ま
しくは10〜220重量部、さらに好ましくは30〜2
00重量部である。
【0064】本発明8において、tanδの価は特に限
定されない。
【0065】請求項9記載の接着剤組成物(以下、「本
発明9」という)は、本発明8において、プロセスオイ
ル中の芳香族系炭化水素成分が7重量%以下で、ナフテ
ン系炭化水素成分が30重量%以上であることを特徴と
する。
【0066】本発明9において、プロセスオイル中の芳
香族系炭化水素成分が7重量%以下で、ナフテン系炭化
水素成分が30重量%以上、残部が脂肪族系炭化水素及
び不可避的不純物とからなる。
【0067】本発明9において、プロセスオイル中の芳
香族系炭化水素成分の量は、多すぎると臭気の問題や、
凝集力低下による接着性の低下の問題が発生するため7
重量%以下が好ましく、精製精度によりコストアップを
考慮すると、より好ましくは0.5〜6重量%であり、
さらに好ましくは0.5〜3.5重量%である。
【0068】本発明9において、プロセスオイル中のナ
フテン系炭化水素成分は、少なすぎると相溶性低下によ
る接着性の低下の問題が発生するため30重量%以上が
好ましく、精製精度によるコストアップを考慮すると、
より好ましくは30〜70重量%であり、さらに好まし
くは35〜55重量%である。
【0069】請求項10記載の接着剤組成物(以下、
「本発明10」という)は、熱可塑性ブロック共重合体
100重量部、粘着性付与樹脂8〜600重量部からな
る接着剤組成物であって、上記熱可塑性ブロック共重合
体が、ビニル芳香族炭化水素系重合体ブロック(A)と
エポキシ化されてなるブタジエンの重合体ブロック
(F)とを主鎖に有するブロック共重合体であることを
特徴とする。
【0070】本発明10において使用される熱可塑性ブ
ロック共重合体は、本発明7乃至9で使用される熱可塑
性ブロック共重合体と同様である。
【0071】本発明10において、特に凝集力を必要と
する場合、例えば不織布などのポーラスな基材への滲み
出しや粘着剤の糊残りが少ない方が好ましい場合には、
可塑剤(プロセスオイル)は添加されなくてもよい。こ
の場合において、粘着性付与樹脂の量は、少なすぎると
得られる接着剤組成物の粘着性及び接着性が低下したり
溶融粘度が高くなることがあり、多すぎると、脆くなる
ため耐寒性が低下することがあるので、熱可塑性ブロッ
ク共重合体100重量部に対して、80〜600重量部
が好ましく、より好ましくは90〜500重量部、さら
に好ましくは100〜400重量部である。
【0072】本発明10において、tanδの価は特に
限定されない。
【0073】本発明1〜10の接着剤組成物を得るに
は、例えば、上記熱可塑性ブロック共重合体、粘着性付
与樹脂、可塑剤及び必要に応じて各種熱安定剤、老化防
止剤、紫外線吸収剤を容器内で加熱混合撹拌するだけで
もよいし、ポリマーの混合に通常用いられる、ロール、
バンバリーミキサー、ニーダー、押出機などを使用して
もよい。
【0074】(作用)本発明1の接着剤組成物は、50
℃から、JIS K2207に準拠して測定された軟化
温度より10℃高い全温度域において、動的粘弾性の1
0Hzにおける損失正接(tanδ)の値が0.7以上
であるので、被着体に接着剤組成物を軟化温度より高い
温度で塗布し接着する際、組成物は時間と共に冷却され
つつ接着が行われることになる。そのため、上記温度範
囲で接着剤組成物が特定の粘弾性を持つことにより、発
生する熱及び貼り合わせ時に加えられる圧力による変形
歪みから生じる内部応力が吸収され、接着剤組成物は被
着体へより浸透するように流動若しくは塑性変形するこ
とができる。これにより、アンカー効果やフック効果が
大きく、有効接着面積も飛躍的に増大するので、湿潤時
であっても接着性が良好な接着剤組成物となる。
【0075】さらに、フィルムやシートのように薄い被
着体に塗布する場合のような被着体との界面から急速に
冷却する場合であっても、その際に発生する接着剤内部
の温度分布に拘わらず良好な接着性を有する。
【0076】本発明2の接着剤組成物は、50℃から、
JIS K2207に準拠して測定された軟化温度より
10℃高い全温度域における動的粘弾性の10Hzにお
ける損失正接(tanδ)の平均値が0.8以上である
ので、被着体に接着剤組成物を軟化温度より高い温度で
塗布し接着する際、組成物は時間と共に冷却されつつ接
着が行われることになる。そのため、上記温度範囲で接
着剤組成物が特定の粘弾性を持つことにより、発生する
熱及び貼り合わせ時に加えられる圧力による変形歪みか
ら生じる内部応力が吸収され、接着剤組成物は被着体へ
より浸透するように流動若しくは塑性変形することがで
きる。これにより、アンカー効果やフック効果が大き
く、有効接着面積も飛躍的に増大するので、湿潤時であ
っても接着性が良好な接着剤組成物となる。
【0077】本発明3の接着剤組成物は、本発明1又は
2の接着剤組成物において、熱可塑性ブロック共重合体
100重量部、粘着性付与樹脂50〜500重量部から
なる接着剤組成物であって、上記熱可塑性ブロック共重
合体が、ビニル芳香族炭化水素系重合体ブロック(A)
と共役ジエン系重合体ブロック(B)とを主鎖に有する
ブロック共重合体、又は、それらの少なくとも一部が水
添されたブロック共重合体であるから、本発明1もしく
は2の粘弾性を保持しつつ、凝集力、接着強度、耐寒、
耐熱性などの諸特性と湿潤時における接着性のバランス
がさらに良好な接着剤組成物となる。
【0078】本発明4の接着剤組成物は、本発明3にお
いて使用される熱可塑性ブロック共重合体中の重合体ブ
ロックのうち、その少なくとも一つの重合体ブロック
が、不飽和カルボン酸又は不飽和カルボン酸無水物によ
りグラフト変成されているものであるから、特にセルロ
ース等のように極性を有する素材に対する親和性を向上
でき、湿潤時における接着性がさらに良好な接着剤組成
物となる。また、上記熱可塑性ブロック共重合体が実質
的に完全には水添されていないとき(残存二重結合が多
いとき)には低温下における接着性が良好な接着剤組成
物となる。
【0079】本発明5の接着剤組成物は、本発明1又は
2の接着剤組成物において、ポリオレフィン系樹脂にス
チレン系化合物をグラフト反応させた熱可塑性樹脂
(C)と、主鎖にスチレン系化合物を共重合体の構成成
分として含有するゴム質共重合体にスチレン系化合物を
グラフト反応させた熱可塑性樹脂(D)とからなり、熱
可塑性樹脂(C)と熱可塑性樹脂(D)との重量比が1
00:(10〜1,000)で、かつ熱可塑性樹脂
(C)及び熱可塑性樹脂(D)の合計重量に対し、構成
単位としてスチレン系化合物を20〜80重量%含有す
る樹脂組成物(E)100重量部及び粘着性付与樹脂5
0〜150重量部からなるものであるから、湿潤時にお
ける接着性がさらに良好な接着剤組成物となる。
【0080】本発明6の接着剤組成物は、熱可塑性ブロ
ック共重合体と粘着性付与樹脂及び/又は可塑剤とから
なる接着剤組成物であって、上記熱可塑性ブロック共重
合体が、ビニル芳香族炭化水素系重合体ブロック(A)
と共役ジエン系重合体ブロック(B)とを主鎖に有する
ブロック共重合体、又は、それらの少なくとも一部が水
添されたブロック共重合体であり、1分子中に少なくと
も1つのカルボキシル基を有するか、又は酸価が0.5
以上であるから、湿潤時における接着性が良好で、か
つ、低温下における接着性が良好な接着剤組成物とな
る。
【0081】本発明7の接着剤組成物は、本発明1又は
2の接着剤組成物において、熱可塑性ブロック共重合体
100重量部、粘着性付与樹脂5〜500重量部からな
る接着剤組成物であって、上記熱可塑性ブロック共重合
体が、ビニル芳香族炭化水素系重合体ブロック(A)と
エポキシ化されてなるブタジエンの重合体ブロック
(F)とを主鎖に有するものであるから、エポキシ化さ
れたゴム成分を共重合成分として導入することにより、
湿潤時における接着性が良好となり、さらにTgが小さ
いブタジエンの重合体ブロックを共重合成分として導入
することにより、低温下における接着性が良好な接着剤
組成物となる。
【0082】本発明8の接着剤組成物は、熱可塑性ブロ
ック共重合体100重量部、粘着性付与樹脂5〜400
重量部、及び、プロセスオイル5〜250重量部からな
る接着剤組成物であって、上記熱可塑性ブロック共重合
体が、ビニル芳香族炭化水素系重合体ブロック(A)と
エポキシ化されてなるブタジエンの重合体ブロック
(F)とを主鎖に有するものであるから、エポキシ化さ
れたゴム成分を共重合成分として導入することにより、
湿潤時における接着性が良好となり、さらにTgが小さ
いブタジエンの重合体ブロックを共重合成分として導入
することにより、低温下における接着性が良好な接着剤
組成物となる。
【0083】本発明9の接着剤組成物は、本発明8にお
いて、プロセスオイル中の芳香族系炭化水素成分が7重
量%以下で、ナフテン系炭化水素成分が30重量%以上
であるから、湿潤時における接着性が良好となり、低温
下における接着性が良好となるだけでなく、プロセスオ
イル中の芳香族系炭化水素成分に起因する接着性の低下
や臭気の問題を発生させない。
【0084】本発明10の接着剤組成物は、熱可塑性ブ
ロック共重合体100重量部、粘着性付与樹脂8〜60
0重量部からなる接着剤組成物であって、上記熱可塑性
ブロック共重合体が、ビニル芳香族炭化水素系重合体ブ
ロック(A)とエポキシ化されてなるブタジエンの重合
体ブロック(F)とを主鎖に有するブロック共重合体で
あるから、エポキシ化されたゴム成分を共重合成分とし
て導入することにより、湿潤時における接着性が良好と
なり、さらにTgが小さいブタジエンの重合体ブロック
を共重合成分として導入することにより、低温下におけ
る接着性が良好な接着剤組成物となる。
【0085】
【実施例】本発明を実施例をもってさらに詳しく説明す
る。
【0086】実施例1〜8、比較例1〜4 接着剤組成物構成成分として以下のものを使用した。
【0087】1)熱可塑性ブロック共重合体 スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(日
本合成ゴム社製、商品名「TR 2600」、表中SB
S1と記す;シェル化学社製、商品名「クレイトンKX
405P」、表中SBS2と記す;旭化成社製、商品名
「アサプレンT−420」、表中SBS3と記す;旭化
成社製、商品名「タフプレンA」、表中SBS4と記
す。)。スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロ
ック共重合体(シェル化学社製、商品名「クレイトンG
−1726」、表中SEBS1と記す)。スチレン−イ
ソプレン−スチレンブロック共重合体(日本ゼオン社
製、商品名「クインタック3520」、表中SIS1と
記す;日本ゼオン社製、商品名「クインタック342
1」、表中SIS2と記す)。マレイン酸変成スチレン
−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体(旭
化成社製、商品名「タフテックM1913」、酸価1
0、表中酸変成SEBS1と記す;旭化成社製、商品名
「タフテックM1962」、酸価5、表中酸変成SEB
S2と記す)。
【0088】2)樹脂組成物(E) 三洋化成社製、商品名「ナノスタックHA−S15」
〔表中、樹脂組成物(E1)と記す〕;三洋化成社製、
商品名「ナノスタックHA−S20」〔表中、樹脂組成
物(E2)と記す〕
【0089】3)粘着性付与樹脂 実質的に完全水添されたC9系石油樹脂として(荒川化
学工業社製、商品名「アルコンP−100」;表中完全
水添石油樹脂1と記す;荒川化学工業社製、商品名「ア
ルコンP−70」;表中完全水添石油樹脂2と記す)。
C9系部分水添石油樹脂として(荒川化学工業社製、商
品名「アルコンM−100」;表中部分水添石油樹脂と
記す)。水添テルペン樹脂として(ヤスハラケミカル社
製、商品名「クリアロンK−110」、表中水添テルペ
ン樹脂1と記す;ヤスハラケミカル社製、商品名「クリ
アロンK−100」、表中水添テルペン樹脂2と記
す)。
【0090】4)可塑剤 パラフィン系オイル(出光興産社製、商品名「ダイアナ
プロセスオイルPW−90」;芳香族炭化水素成分0重
量%、ナフテン系炭化水素成分29重量%)、ナフテン
系オイル(シェル化学社製、商品名「シェルフレックス
371N」;芳香族炭化水素成分1重量%以下で、ナフ
テン系炭化水素成分44重量%)。
【0091】5)熱安定剤 ヒンダードフェノール類(チバガイギー社製、商品名
「イルガノックス1010」)。
【0092】表1、2に示した所定量の1)熱可塑性ブロ
ック共重合体、2)樹脂組成物(E)、3)粘着性付与樹
脂、4)可塑剤、5)熱安定剤を撹拌器に供給し、165℃
で3時間混練し、接着剤組成物を得、以下の評価に供し
た。
【0093】評価方法 1)軟化温度 JIS K2207に準拠して測定した。
【0094】2)動的粘弾性 JIS K7198に略準拠し、動的粘弾性測定装置
(岩本製作所社製、型式VES−F−III 型)により、
剪断振動方法により、6×6×1.5mmの試料を昇温
速度2℃/分で50℃から、上記軟化温度+10℃まで
10Hzにて約2℃毎に測定し、この温度範囲における
損失正接(tanδ)の最小値及び平均値を求めた。
【0095】3)接着性 得られた接着剤組成物をティッシュペーパーに塗布量1
5g/m2 で塗布し、ポリプロピレン繊維を主成分とす
る不織布と貼り合わせて接着し、25mm幅に切断し、
試験片を得た。得られた試験片を、(1)乾燥時、(2)湿
潤時(5分間水に浸した後)、夫々万能材料試験機(島
津製作所社製、商品名「オートグラフ」)で300mm
/minの速度で剥離し、そのときの破壊状態を肉眼で
観察した。その結果、接着面積の80%以上がティッシ
ュペーパー又は不織布で破壊したものには◎、50〜8
0%がティッシュペーパー又は不織布で破壊したものに
は○、50%未満がティッシュペーパー又は不織布で破
壊したものには△、全面が界面剥離したものには×を記
した。
【0096】以上の結果を表1、2に纏めて記した。
【0097】
【表1】
【0098】
【表2】
【0099】実施例9〜17、比較例5〜9 上記した熱可塑性ブロック共重合体以外に、スチレン−
エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体(旭化
成社製、商品名「タフテックH1041、表中SEBS
2と記す)、マレイン酸変成スチレン−ブタジエン−ス
チレンブロック共重合体(旭化成社製、商品名「タフプ
レン912」、酸価0.8〜2.2、表中酸変成SBS
と記す)、エポキシ化スチレン−ブタジエン−スチレン
ブロック共重合体(ダイセル化学工業社製、商品名「エ
ポフレンド A1020」、表中エポキシ化SBSと記
す)、及び、熱可塑性ランダム共重合体として、エチレ
ン−酢酸ビニルランダム共重合体(三井デュポン社製、
商品名「エバフレックス210」、表中EVAcと記
す)を使用したもの、粘着性付与樹脂として、スチレン
系樹脂(三井石油化学工業社製、商品名「FTR−61
00」;表中スチレン系樹脂1と記す、三井石油化学工
業社製、商品名「FTR−8100」;表中スチレン系
樹脂2と記す)、石油樹脂(トーネックス社製、商品名
「ECR231C」;表中石油樹脂と記す)を使用した
ものを含むこと以外は実施例1と同様にして表3、4に
示した所定の組成の接着剤組成物を得、以下の評価に供
した。
【0100】評価方法 1)軟化温度、2)動的粘弾性 実施例1と同様にして測定した(実施例9、10、13
〜15、比較例5、6のみ)。
【0101】3)接着性 (1)乾燥時、(2)湿潤時、夫々23℃で実施例1と同様
にして測定した。 (3)低温下(試料を0℃に30分間放置した後)、0℃
で、実施例1と同様にして測定した。
【0102】以上の結果を表3、4に纏めて記した。
【0103】
【表3】
【0104】
【表4】
【0105】
【発明の効果】本発明1の接着剤組成物は、上述の如き
ものであるから、ポリオレフィン系樹脂シートと、パル
プ、紙等のセルロース繊維とを接着する際に、湿潤時で
あっても接着性が良好なものとなり、さらに被着体が薄
くても接着性が良好なものとなる。
【0106】本発明2〜5の接着剤組成物は、上述の如
きものであるから、ポリオレフィン系樹脂シートと、パ
ルプ、紙等のセルロース繊維とを接着する際に、湿潤時
であっても接着性が良好なものとなる。
【0107】本発明6〜10の接着剤組成物は、上述の
如きものであるから、ポリオレフィン系樹脂シートと、
パルプ、紙等のセルロース繊維とを接着する際に、湿潤
時であっても接着性が良好なものになるばかりでなく、
低温下における接着性にも優れたものとなる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09J 153/02 C09J 153/02 163/08 163/08

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 50℃から、JIS K2207に準拠
    して測定された軟化温度より10℃高い全温度域におい
    て、動的粘弾性の10Hzにおける損失正接(tan
    δ)の値が0.7以上であることを特徴とする接着剤組
    成物。
  2. 【請求項2】 50℃から、JIS K2207に準拠
    して測定された軟化温度より10℃高い全温度域におけ
    る、動的粘弾性の10Hzにおける損失正接(tan
    δ)の平均値が0.8以上であることを特徴とする接着
    剤組成物。
  3. 【請求項3】 熱可塑性ブロック共重合体100重量
    部、粘着性付与樹脂50〜500重量部からなる接着剤
    組成物であって、上記熱可塑性ブロック共重合体が、ビ
    ニル芳香族炭化水素系重合体ブロック(A)と共役ジエ
    ン系重合体ブロック(B)とを主鎖に有するブロック共
    重合体、又は、それらの少なくとも一部が水添されたブ
    ロック共重合体であることを特徴とする請求項1又は2
    記載の接着剤組成物。
  4. 【請求項4】 上記熱可塑性ブロック共重合体中の重合
    体ブロックのうち、その少なくとも一つの重合体ブロッ
    クが、不飽和カルボン酸又は不飽和カルボン酸無水物に
    よりグラフト変成されているものであることを特徴とす
    る請求項3記載の接着剤組成物。
  5. 【請求項5】 ポリオレフィン系樹脂にスチレン系化合
    物をグラフト反応させた熱可塑性樹脂(C)と、主鎖に
    スチレン系化合物を共重合体の構成成分として含有する
    ゴム質共重合体にスチレン系化合物をグラフト反応させ
    た熱可塑性樹脂(D)とからなり、熱可塑性樹脂(C)
    と熱可塑性樹脂(D)との重量比が100:(10〜
    1,000)で、かつ熱可塑性樹脂(C)及び熱可塑性
    樹脂(D)の合計重量に対し、構成単位としてスチレン
    系化合物を20〜80重量%含有する樹脂組成物(E)
    100重量部及び粘着性付与樹脂20〜500重量部か
    らなることを特徴とする請求項1又は2記載の接着剤組
    成物。
  6. 【請求項6】 熱可塑性ブロック共重合体と粘着性付与
    樹脂及び/又は可塑剤とからなる接着剤組成物であっ
    て、上記熱可塑性ブロック共重合体が、ビニル芳香族炭
    化水素系重合体ブロック(A)と共役ジエン系重合体ブ
    ロック(B)とを主鎖に有するブロック共重合体、又
    は、それらの少なくとも一部が水添されたブロック共重
    合体であり、1分子中に少なくとも1つのカルボキシル
    基を有するか、又は酸価が0.5以上であることを特徴
    とする接着剤組成物。
  7. 【請求項7】 熱可塑性ブロック共重合体100重量
    部、粘着性付与樹脂5〜500重量部からなる接着剤組
    成物であって、上記熱可塑性ブロック共重合体が、ビニ
    ル芳香族炭化水素系重合体ブロック(A)とエポキシ化
    されてなるブタジエンの重合体ブロック(F)とを主鎖
    に有することを特徴とする請求項1又は2記載の接着剤
    組成物。
  8. 【請求項8】 熱可塑性ブロック共重合体100重量
    部、粘着性付与樹脂5〜400重量部、及び、プロセス
    オイル5〜250重量部からなる接着剤組成物であっ
    て、上記熱可塑性ブロック共重合体が、ビニル芳香族炭
    化水素系重合体ブロック(A)とエポキシ化されてなる
    ブタジエンの重合体ブロック(F)とを主鎖に有するこ
    とを特徴とする接着剤組成物。
  9. 【請求項9】 プロセスオイル中の芳香族系炭化水素成
    分が7重量%以下で、ナフテン系炭化水素成分が30重
    量%以上であることを特徴とする請求項8記載の接着剤
    組成物。
  10. 【請求項10】 熱可塑性ブロック共重合体100重量
    部、粘着性付与樹脂8〜600重量部からなる接着剤組
    成物であって、上記熱可塑性ブロック共重合体が、ビニ
    ル芳香族炭化水素系重合体ブロック(A)とエポキシ化
    されてなるブタジエンの重合体ブロック(F)とを主鎖
    に有するブロック共重合体であることを特徴とする接着
    剤組成物。
JP12498398A 1997-05-08 1998-05-07 接着剤組成物 Pending JPH11279521A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12498398A JPH11279521A (ja) 1997-05-08 1998-05-07 接着剤組成物

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11804997 1997-05-08
JP27302897 1997-10-06
JP10-14115 1998-01-27
JP1411598 1998-01-27
JP9-273028 1998-01-27
JP9-118049 1998-01-27
JP12498398A JPH11279521A (ja) 1997-05-08 1998-05-07 接着剤組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11279521A true JPH11279521A (ja) 1999-10-12

Family

ID=27456138

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12498398A Pending JPH11279521A (ja) 1997-05-08 1998-05-07 接着剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11279521A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001068785A1 (fr) * 2000-03-13 2001-09-20 Sumitomo Chemical Company, Limited Adhesif, procede de production de stratifie avec l'adhesif, et stratifie
JP2001323136A (ja) * 2000-05-16 2001-11-20 Tokai Rubber Ind Ltd 高減衰エラストマー組成物
WO2006090715A1 (ja) * 2005-02-24 2006-08-31 Yasuhara Chemical Co., Ltd. ゴム系硬化型ホットメルト接着剤組成物
WO2008004376A1 (fr) * 2006-07-04 2008-01-10 Yasuhara Chemical Co., Ltd. Adhésif thermofusible durcissable de type caoutchouc
US7717893B2 (en) 2004-06-04 2010-05-18 The Procter & Gamble Company Absorbent articles comprising a slow recovery elastomer
US7905872B2 (en) * 2004-06-04 2011-03-15 The Procter & Gamble Company Absorbent articles comprising a slow recovery stretch laminate
US8419701B2 (en) 2005-01-10 2013-04-16 The Procter & Gamble Company Absorbent articles with stretch zones comprising slow recovery elastic materials
US9017305B2 (en) 2010-11-12 2015-04-28 The Procter Gamble Company Elastomeric compositions that resist force loss and disintegration
JP2016017180A (ja) * 2014-07-08 2016-02-01 ボスティク エス.アー. 感覚刺激性が改良された再密封包装用の押出可能なホットメルト感圧接着剤
CN106167683A (zh) * 2015-05-18 2016-11-30 日东电工株式会社 胶粘薄膜、切割胶带一体型胶粘薄膜、多层薄膜、半导体装置的制造方法及半导体装置
JP2019179088A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 三井化学株式会社 マスク接着剤、およびこれを備えたペリクル
JP2020147704A (ja) * 2019-03-15 2020-09-17 アイカ工業株式会社 熱接着シート用樹脂組成物、それを用いた熱接着シート及びその製造方法
CN111919170A (zh) * 2018-03-30 2020-11-10 三井化学株式会社 掩模粘接剂及具备其的防护膜组件

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001068785A1 (fr) * 2000-03-13 2001-09-20 Sumitomo Chemical Company, Limited Adhesif, procede de production de stratifie avec l'adhesif, et stratifie
JP2001323136A (ja) * 2000-05-16 2001-11-20 Tokai Rubber Ind Ltd 高減衰エラストマー組成物
US7717893B2 (en) 2004-06-04 2010-05-18 The Procter & Gamble Company Absorbent articles comprising a slow recovery elastomer
US7905872B2 (en) * 2004-06-04 2011-03-15 The Procter & Gamble Company Absorbent articles comprising a slow recovery stretch laminate
US8419701B2 (en) 2005-01-10 2013-04-16 The Procter & Gamble Company Absorbent articles with stretch zones comprising slow recovery elastic materials
WO2006090715A1 (ja) * 2005-02-24 2006-08-31 Yasuhara Chemical Co., Ltd. ゴム系硬化型ホットメルト接着剤組成物
WO2008004376A1 (fr) * 2006-07-04 2008-01-10 Yasuhara Chemical Co., Ltd. Adhésif thermofusible durcissable de type caoutchouc
US9017305B2 (en) 2010-11-12 2015-04-28 The Procter Gamble Company Elastomeric compositions that resist force loss and disintegration
JP2016017180A (ja) * 2014-07-08 2016-02-01 ボスティク エス.アー. 感覚刺激性が改良された再密封包装用の押出可能なホットメルト感圧接着剤
CN106167683A (zh) * 2015-05-18 2016-11-30 日东电工株式会社 胶粘薄膜、切割胶带一体型胶粘薄膜、多层薄膜、半导体装置的制造方法及半导体装置
JP2016216562A (ja) * 2015-05-18 2016-12-22 日東電工株式会社 接着フィルム、ダイシングテープ一体型接着フィルム、複層フィルム、半導体装置の製造方法および半導体装置
JP2019179088A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 三井化学株式会社 マスク接着剤、およびこれを備えたペリクル
CN111919170A (zh) * 2018-03-30 2020-11-10 三井化学株式会社 掩模粘接剂及具备其的防护膜组件
CN111919170B (zh) * 2018-03-30 2023-12-26 三井化学株式会社 掩模粘接剂及具备其的防护膜组件
JP2020147704A (ja) * 2019-03-15 2020-09-17 アイカ工業株式会社 熱接着シート用樹脂組成物、それを用いた熱接着シート及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6736095B2 (ja) ホットメルト接着剤及びこれを用いてなる使い捨て製品
JP4848184B2 (ja) ホットメルト接着剤及び使い捨て製品
JP5947153B2 (ja) ホットメルト接着剤
JP6001493B2 (ja) ホットメルト接着剤
JP6001483B2 (ja) ホットメルト接着剤
CA2874227C (en) Hot melt adhesive
JP4436599B2 (ja) ホットメルト接着剤及びそれを用いた使い捨て製品
JPH11279521A (ja) 接着剤組成物
CN105579545B (zh) 热熔粘接剂及使用其制成的一次性产品
JP2013064056A (ja) ホットメルト接着剤
JP2001279212A (ja) ホットメルト接着剤組成物
JP2000282006A (ja) ホットメルト接着剤組成物
JP2006241444A (ja) ホットメルト粘接着剤
JP4622011B2 (ja) カーペットへのポリオレフィン系樹脂製パッドの接着方法
JP2005104996A (ja) ホットメルト接着剤
JP2009102538A (ja) ポリフェニレンエーテル系樹脂用接着剤組成物
JP3038549B2 (ja) 接着剤用添加剤およびホットメルト接着剤組成物
JP5057679B2 (ja) ホットメルト組成物
JP6887719B2 (ja) ホットメルト組成物
JP2006342329A (ja) 難接着基材用ホットメルト接着剤
JP2003064337A (ja) 粘着剤用組成物
JPH09208919A (ja) 光学式ディスク用ホットメルト接着剤組成物
JP2791396B2 (ja) フレキシブルディスク及び当該ディスク用ホットメルト接着剤
JPS6248779A (ja) ホツトメルト接着剤組成物
JP3041687B2 (ja) 接着剤用改質剤およびホットメルト接着剤組成物