JP2790236B2 - 感熱記録装置 - Google Patents

感熱記録装置

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JP2790236B2
JP2790236B2 JP12514893A JP12514893A JP2790236B2 JP 2790236 B2 JP2790236 B2 JP 2790236B2 JP 12514893 A JP12514893 A JP 12514893A JP 12514893 A JP12514893 A JP 12514893A JP 2790236 B2 JP2790236 B2 JP 2790236B2
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裕 遠藤
忠雄 新屋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーマルヘッド等の感
熱ヘッドを用いて印画を行う感熱記録装置に関し、特
に、濃度の補正に関する。
【0002】
【従来の技術】サーマルヘッド等の感熱ヘッドを用いて
印画を行う場合、同じ階調データであっても、ラインの
初めの方ではサーマルヘッドの熱の蓄積(蓄熱という)
の量が少ないため、印画濃度が極端に低いが、ライン数
が増えるにつれて、サーマルヘッドの蓄熱量が増すこと
で濃度が高くなり、濃度に不均一が生じてしまう。これ
を解決する方法として、サーマルヘッドの温度をサーミ
スタ等で計測し、この温度情報により駆動エネルギーを
調整する方法が知られている。また、印画データの履歴
から蓄熱量を推測し、印画濃度を調整する方法も提案さ
れている。更に、印画開始時の濃度補正をラインが進む
につれ通電エネルギーを減らすことで印画濃度を一定
にする方法も提案されている(特開昭61−29560
号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述したサ
ーマルヘッドの温度をサーミスタ等で計測して駆動エネ
ルギーを調整する方法は、サーミスタの応答性が悪く、
しかも、発熱体自体の温度を討測することができず、正
確な補正が行えないという問題点があった。また、印画
データの履歴から蓄熱量を推測し、印画濃度を調整する
方法は、少なくとも数ライン分のメモリを必要とした
り、蓄熱量演算回路等が必要となり、回路が複雑化し、
コストが高くなってしまう。更に、印画開始時の濃度補
正をラインが進むにつれ通電エネルギーを減らすことで
印画濃度を一定にする方法についても、全ライン分の濃
度補正データを持つ必要があり、補正データを記憶する
メモリが大きくなってしまうという問題点があった。そ
こで、本発明は、濃度補正を行うにあたり、その補正デ
ータを小容量化して回路規模を小さくし、なおかつ、正
確な補正が行える感熱記録装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決するために以下の1)及び2)に記載の感熱装置を
提供しようというものである。即ち、 1)記録媒体と相対的に移動する感熱ヘッドに印画信号
に対応した駆動信号を供給して1ライン毎に印画を行な
う感熱記録装置において、印画開始からの時間又はライ
ン数を計測してアドレス信号を発生するアドレス発生手
段と、前記アドレス信号に基づいて前記駆動信号の通電
時間の補正を行なう補正量を発生する補正量発生手段
と、前記補正量に応じた前記感熱ヘッドへの計測された
時間又はライン数の増加に伴って前記アドレス信号のア
ドレス値の変化頻度を少なくするようにしたことを特徴
とする感熱記録装置。
【0005】2)計測された時間又はライン数が予め定
められた値になった時、アドレス値の変化を停止させる
ようにすることを特徴とする請求項1記載の感熱記録装
置。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき図面を用いて
説明する。図1はその一実施例に係る感熱装置の概略ブ
ロック図である。図2は、図1の各出力波形のタイミン
グチャートである。図1に於て、本実施例の感熱装置
は、印画データPDATAを蓄えるためのメモリ10,
11と、ライン同期信号HSYNC、データの有効期間
を示す信号STB及びシステムクロックSCLKの入来
を得て前記メモリ10,11に印画データPDATAの
書き込み及び読み出しの制御を行うメモリコントローラ
18と、メモリ10,11内のデータをサーマルヘッド
の駆動信号に変換するヘッドドライバ12と、このヘッ
ドドライバ12からの駆動信号により印画を行うサーマ
ルヘッド13と、ライン同期信号HSYNCにしたがっ
てモータを駆動するモータドライバ14と、サーマルヘ
ッド13と記録媒体とを相対的に移動させるモータ15
と、印画開始信号PSTARTによって初期化され、ラ
イン同期信号HSYNCによって所定のアドレスを発生
するアドレス発生器16と、このアドレス発生器16に
よって印画補正量をヘッドドライバ12に供給する補正
データテーブル17とから概略構成されている。
【0007】次に、これらの構成による動作を、図2を
併せ参照して説明をする。今、印画が開始されると、印
画開始信号PSTARTによってアドレス発生器16が
初期化(例えば0)され、ヘッドドライバ12が通電開
始される。メモリーコントローラ18はライン同期信号
HSYNCと共に、印画データPDATAに同期したシ
ステムクロックSCLK及びデータの有効期間を示す信
号STBの入来を受けて、まず、メモリ10に印画デー
タPDATAが1ライン分書き込まれる。次のライン同
期信号HSYNCが入来すると、今度はメモリ11に次
のラインの印画データPDATAを書き込み、同時にメ
モリ10からは先に書き込まれた内容がヘッドドライバ
12に転送される。このように、ライン同期信号HSY
NCが入来する度にメモリ10,11では交互に1ライ
ン分の印画データPDATAの書き込み及び読み出しが
行われる。
【0008】一方、印画開始信号PSTARTによって
初期化されたアドレス発生器16は、ライン同期信号H
SYNCをカウントし、カウント値から、補正データテ
ーブル17のアドレス値TADRSを発生し、補正デー
タテーブル17ではこのアドレス値を受け、印画補正量
TDATAをヘッドドライバ12へ供給する。ヘッドド
ライバ12は、メモリ10または11から供給される印
画データPDATと補正データテーブル17から送られ
た補正量から、サーマルヘッド13を駆動するに必要な
印画ドットアドレス情報HADRS及び通電時間幅を持
つパルスHENBを生成し、サーマルヘッド13を駆動
する。モータドライバ14はライン同期信号HSYN
Cに同期してモータ15を所定量動かして、サーマルヘ
ッド13と図示しない記録媒体とを相対的に移動させ
る。
【0009】次に、前記アドレス発生器16及び補正デ
ータテーブル17で行われている本発明の要部である印
画補正の基本的考え方ついて説明する。例えば、全ての
印画ラインに同じ駆動エネルギーによるサーマルヘッド
で印画を行うと、図3に示すように、ラインの初めの方
ではサーマルヘッドの熱の蓄熱(蓄熱という)の量が少
ないため、印画濃度が低い。ところが、ラインが進むに
つれ、サーマルヘッドの蓄熱量が増すため、濃度がり、
サーマルヘッドに与えるエネルギーと放熱量が釣り合い
がとれたところで濃度が安定する。
【0010】そのため、ラインの初めからサーマルヘッ
ドの蓄熱量が安定するまでの間に生じる濃度不足を補う
必要がある。この濃度補正を行うためには、補正の分だ
け通常の通電時間より長い時間をかけてサーマルヘッド
を加熱する必要がある。例えば、図4の曲線で示すよう
な補正量を加える必要がある。これからも明らかなよう
に、補正量はサーマルヘッドの蓄熱量を早く安定させる
ために、ラインの初めでは補正量を大きくすると共に、
ほぼ1ライン毎に補正量を変える必要がある。しかし、
ラインが進むにつれてサーマルヘッドも蓄熱されてくる
ので補正量を減少させて、補正量の変更頻度も少なくし
ている。このことより、1ライン毎にわざわざ補正する
必要はなく、ライン数に応じた頻度で補正を行えば良い
ことになる。即ち、アドレス発生器16から発生するア
ドレス信号TADRSを、補正量の変化頻度に応じて更
新するようにすれば良いことになる。
【0011】前述のアドレス発生器16は、このような
考え方に則って構成されたもので、図5にそのブロック
図を示す。同図において、アドレス発生器16は、ライ
ン同期信号HSYNCを分周する分周器16aと、分周
された信号をカウントするラインカウンタ16bと、カ
ウンタ値をデコードして分周器16aに分周比を与える
デコーダ16cとから概略構成される。この動作につ
き、図6及び図7と共に説明する。図6は印画開始信号
PSTARTと同期信号HSYNCとアドレス信号TA
DRSとのタイミングチャート図で、図7はライン数と
アドレス値との関係を示した図である。
【0012】まず、印画開始信号PSTARTの入来に
より、その立ち下がりでラインカウンタ16bが“9”
にリセットされ、ラインカウンタ16bからはアドレス
“9”が出力される。この出力はデコーダ16cに供給
されて、ここで、“1”が分周比として出力される。
このタイミング時には、分周器16aには1ライン目を
示すライン同期信号HSYNCが入来し、Carryを
そのまま出力する。ラインカウンタ16bでは、このC
arryの入来によりカウントダウンを行い、今度はア
ドレス“8”を出力する。同様にして、このアドレス8
がデコーダ16cにおいて、分周比“1”とされ、この
信号が再び分周器16aにフィードバックされ、Car
ryをラインカウンタ16bに出力して、ここで、再び
カウントダウンされて、今度はアドレス“7”を出力す
る。このように以後同様にして、デコーダ16cではア
ドレス5までを分周比“1”として出力する。
【0013】カウントダウンが進んで、アドレスが
“4”までカウントダウンされると、今度はデコーダ1
6cにおいて分周比を“2”として出力し、分周器16
aではライン同期信号HSYNCの2ラインに1度の割
合でCarryを出力する。そして、ラインカウンタ1
6bにおいて、アドレスが“3”にカウントダウンされ
ると、今度はデコーダ16cにおいて分周比を“3”と
し、分周器16aではライン同期信号HSYNCの3ラ
インに1度の割合でCarryを出力するようになる。
このようにして、ライン数が増すにつれて、Carry
が出力される頻度が少なくなり、ラインカウンタ16b
では、“0”になるまでカウントダウンし、“0”にな
ったところで、カウンタの停止を行うようにしている。
【0014】一方、このようにして生成されたアドレス
信号TADRSは補正データテーブル17に出力され、
ここで、予め対応して記憶されている補正量を読み出し
てヘッドドライバ12に出力され、サーマルヘッド13
により濃度補正された印画が行われることになる。
【0015】このように、ラインが進む毎にアドレス信
号の変わるタイミングを長くすれば、アドレス信号のビ
ット数はライン同期信号をそのままカウントした時のビ
ット数に比べ、大幅に小さくでき、しかも、このアドレ
ス信号を基に補正量を決定する補正データテーブル17
に必要なデータ量も格段に小さくできるため、メモリの
容量も小さくできる。また、図3のようにあるライン以
降の濃度がほとんど変化しない場合、アドレス発生器1
6内のラインカウンタ16bのカウント動作を止めるこ
とにより、更に補正データテーブル17に予め記憶する
データ量を減らすことができるため、データを保持する
メモリの容量を減らすことができる。
【0016】尚、本実施例では印画ラインのカウント値
により補正データテーブル17のアドレスを発生させた
が、印画ラインのカウント値の代わりに、一定の周期を
持ったクロックをカウントした値(実時間)を用いても
良い。
【0017】
【発明の効果】本発明の感熱記録装置によれば、濃度補
正を行う際に正確な補正ができるのは勿論、補正を行う
ためのデータの容量を少なくし得、回路規模を小さくし
て装置を安価に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る感熱装置の概略ブロッ
ク図である。
【図2】感熱装置における各回路の出力信号のタイミン
グチャートである。
【図3】ライン数と印画濃度との関係を示した図であ
る。
【図4】ライン数と補正量との関係を示した図である。
【図5】アドレス発生器の概略ブロック図である。
【図6】印画開始信号PSTARTとライン同期信号H
SYNCとアドレス信号TADRSとのタイミングチャ
−ト図である。
【図7】ライン数とアドレス値との関係を示した図であ
る。
【符号の説明】
10,11 メモリ 12 ヘッドドライバ 13 サーマルヘッド 15 モータ 16 アドレス発生器 16a 分周回路 16b ラインカウンタ 16c デコ−ダ 17 補正データテーブル 18 メモリコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/35 - 2/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体と相対的に移動する感熱ヘッド
    に印画信号に対応した駆動信号を供給して1ライン毎に
    印画を行なう感熱記録装置において、 印画開始からの時間又はライン数を計測してアドレス信
    号を発生するアドレス発生手段と、前記アドレス信号に
    基づいて前記駆動信号の通電時間の補正を行なう補正量
    を発生する補正量発生手段と、前記補正量に応じた前記
    感熱ヘッドへの駆動信号を発生する感熱ヘッド駆動手段
    とを具備し、 計測された時間又はライン数の増加に伴って前記アドレ
    ス信号のアドレス値の変化頻度を少なくするようにした
    ことを特徴とする感熱記録装置。
  2. 【請求項2】 計測された時間又はライン数が予め定め
    られた値になった時、アドレス値の変化を停止させるよ
    うにすることを特徴とする請求項1記載の感熱記録装
    置。
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JPH06312527A JPH06312527A (ja) 1994-11-08
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